2 :
(O^〜^)y-~~ ◆YOSSIEfUzw :04/10/10 01:13:05
で?
簡単なあらすじ
成瀬家に下宿人としてやってきた杉本明日香は、清楚な美貌と素直な性格で
みんなに愛されていた。
一人娘の宏美もまるで妹のように可愛がり、おなじサークルに誘ったりと面倒を見ていた。
しかし自分の憧れの人・康介と明日香が付き合っていることを知り、
明日香に憎しみを抱く。
美雪と結託し、父の啓太郎が長期出張の隙に明日香を奴隷もどきの境遇に貶めると、
明日香が康介に嫌われるように宏美はさまざまな陰謀をめぐらし、おかげで明日香は
性格の悪い不潔な娘として、サークル女子から疎まれるようになっていた。
そして夏の合宿、明日香は徹底的に恥を掻かせられ、ついにはサークルを
退会するように康介から宣告されてしまう。
明日香が愛想を尽かされたことを知り、宏美は思い切って康介に告白するのだが、
振られてしまう。
あらすじ2
秋になり、失意から立ち直り強気を取り戻した宏美の前に、良彦と名乗る
好青年が現れる。
大学の先輩であったらしい彼に興味を覚える宏美は、良彦と付き合い出した。
そして初めて家に良彦を招き、地下室で抱き合うのだが、そこに美雪と
明日香が現れて、実は美雪は良彦と出会い系サイトで知り会っていた
仲であることを告げる。
背後から貫かれる恥ずかしい姿を見られながら、カラクリを打ち明けられて
驚き狼狽する宏美だが、美雪と良彦から手錠や首輪を掛けられ、
この家の一人娘にも関わらず地下室に監禁されてしまった。
あらすじ、その3
地下室に監禁された宏美は、当初は持ち前の気の強さで
自分を支えていたが、美雪の肉体的・精神的な責めに次第に参っていく。
食事の前に自分が役立たずの無駄飯ぐらいと暗唱させられ、
美雪の退屈しのぎの見世物にされたり、性的に嬲られる日が続き
宏美は不本意ながらも美雪に従属してしまう。
美雪は宏美を虐げるうちに、宏美をだるま人間にして監禁するなどと
言い出すが、一人暮らしを始めていた明日香がこっそりと宏美を救出する。
助け出された宏美だが、転がり込んだ明日香の部屋で、今度は明日香から
意地の悪い仕打ちを受ける破目になるものの、後に二人は和解して出会ったときのように
親しくなっていた。
明日香は密かに宏美と美雪の間を取り持とうと考えるのだが、美雪によって
今度は明日香が拘束されてしまった。
主な登場人物
成瀬宏美:名門・三田大学の3年生で美貌と抜群のスタイルと高いプライドの持ち主。
成瀬啓太郎:宏美の父。わがままな宏美を案じている。
成瀬美雪:宏美の義母。宏美と折り合いが悪い。普段はおしとやかだが…実はH好き。
杉本明日香:成瀬家に下宿する、三田大生。成瀬家の人たちから可愛がられていたが、
宏美の憧れの人と付き合ったのを知られて宏美の怒りを買い、奴隷もどきに。
康介:宏美や明日香が所属するサークルの代表。
宏美が片思いするが、実は明日香と付き合っていた。だが宏美の陰謀で
明日香と別れることに(その直後に告った宏美は振ってしまう)
良彦:童顔の優男で宏美の彼氏だったが、実は美雪と通じていた。
加奈:サークルの一年。宏美が手なずけて、宏美の手足として活動している。
江都子:3年。明日香に陰で悪口を言われて(宏美の強要による)
明日香に反感を持つ。
知代:2年。上におなじ。
和葉:1年。上におなじ。
過去スレの解説。
第1章:女子大生桂子と、その妹の亜由美の物語。
第2章:デパートのインフォメーション嬢、玲子の物語。
第3章:玲子のエンディング辺り。
第4章ー第5章:このスレへと続く物語です。
では再開します。
「おば様、おば様に残酷なことをして欲しくなくて…」
「勝手なことを言わないでよ」
美雪は明日香の頬にナイフの腹を当てて笑い、明日香は顔を引きつらせて
怯えながらも必死に言う。
「聞いてください。宏美さんはもう意地悪な人じゃないんです。
前とは全然違うんです」
衣服が切り刻まれる恐怖の中、下着姿にされた明日香は懸命に訴えるが、
美雪はカッターナイフの刃の背中を、明日香のパンティの上に垂直に当て、
明日香の秘裂にそってなぞる。
「嫌ァー」
冷たい感触を乙女の秘部に感じ、明日香が悲鳴を上げるが
「宏美さんに垂らしこまれたの? あの娘は立ち直ったら絶対に復讐するつもりよ」
「いいえ、おば様が宏美さんを憎む理由を話しました。そうしたら宏美さん、
ハッとした顔してたから、わかってもらえるかと…女同士だし」
「宏美さんに話したの? どうせわかりっこないわ」
美雪は言うと、カッターナイフの刃を明日香の撫で肩に這わせる。明日香の
肌とブラジャーの紐の隙間に刃を当てると、そっと動かす。
ブラジャーの細い肩紐が切断され、あえなく垂れ下がる。もう片方の肩紐も
同様に切断した美雪は、今度はブラのカップの狭間に刃を入れる。
「おば様…やめてください。宏美さんとは分かり合えるはずです」
明日香が弱々しい声で訴えるが、美雪は意に介さずに刃を滑らせる。カップの
中央の布が切断されブラカップが左右に開かれ、明日香の清純な乳房が顔をのぞかせる。
美雪は顔色を変えずに、刃先を明日香の桜色の乳首に当てて乳首を
弄ぶかのように突くと、明日香の顔は蒼白になる。
「おば様、やめてください」
「ほーら、ツンツン。切れちゃうかしら?」
と、刃先で乳首を弄り回すと、明日香の恐怖心とは別に、刺激された乳首が
充血してムクリと起き上がる。
「いやらしいわね、ドスケベ」
美雪が笑うと、空いている手で勃った乳首を摘み、きゅっと捻るように
力を入れると明日香はたまらずに
「痛い、痛いです」
と苦痛に顔が歪む。美雪は今度は、摘んだ乳首を思い切り引っ張る。
明日香の乳首が引っ張られ、乳房が紡錘形に変形すると、
「やめて下さい。おば様、許して」
と明日香の双眸に涙がたまる。
美雪は哀願する明日香を小気味良さそうに見ると乳首を解放してやり、
代わりにナイフの刃先を明日香の乳房の谷間につけると、そのままツツッと
下に滑らせていく。
明日香の生白いなだらかな腹を通過し、唯一身にまとう純白のパンティの
縁に来ると、ナイフを差し込む。
プツッと言う音がして、あえなくサイドが切断されてハラリと布が垂れ下がる。
「嫌、嫌です、おば様」
爪先立ちで逃げることもままならず、半裸で身もだえする明日香が泣き喚く
ものの、美雪は意に介さずに反対のサイドも切断した。パンティはもはや
用をなさずに明日香の股間にまとわりつくのみだ。
さっと手を伸ばしてその布を払うと、あえなく床に落下して明日香は
一糸まとわぬ丸裸にされる。
13 :
さとみ:04/10/10 01:26:35
>>1さん
うんこスレ知ってる?
ツー立ってたらおしえて下さい
「いつから宏美さんの味方になったの?」
美雪は覗き込みながら、手を明日香の股間にやる。
「ギャァー」
と明日香の絶叫が響いた。美雪が明日香の股間から引き上げた手には、
縮れて黒光りする毛が何本か絡まっていた。
「聞いてください、おば様」
明日香の哀願に、美雪はフンと面白くもなさそうに頷く。
「宏美さんは凄く無気力になってました。それをいいことに私も意地悪をしました」
「明日香ちゃんが意地悪を?」
興味深そうな美雪に
「はい、掃除をするように仕向けたり、わざとみすぼらしい衣類を着るように
仕向けて…それでも宏美さんは萎縮していて、私の顔色を窺ってました」
「へえ、宏美さんがねえ」
「はい、買い物やトイレ掃除も進んでするようになって…そんな宏美さんを
見て、こっそり笑っていたんですが…」
「あら、性格が悪いわね」
「でも、この前宏美さんに全部ぶちまけて…そうしたら宏美さんもわかって
くれました。今では、前よりももっと仲良くなってます。
本当のお姉さんみたいに優しくて…だからおば様とも上手くいくと思います」
必死に訴える明日香を美雪は冷ややかに見つめ
「明日香ちゃんと宏美さんが仲良くなって上手くいこうと、私とは相容れないの。
あの娘のせいで私の人生の大切なものが…」
「それもわかってもらえます。宏美さんはきっとわかってくれてますから」
「どうだか」
そして美雪は明日香の乳房をぐいと掴む。
両手が引き上げられているために明日香の乳房は丸みを失い、
平べったくなっているが、構わずに揉みこむ。
「痛い…」
唇をかんで顔をゆがめる美少女を憎憎しげに見やりながら
「良彦さんに襲われたときもバージンの危機を救ってあげたわね。
色々と面倒も見てきた、その見返りがこれ?」
と言い、片手を明日香の秘裂にもぐりこませる。
「ウァァ…」
明日香が声にならない悲鳴を上げる。美雪が乾いた指の先で、
明日香のクリトリスをそっと擦ったのだ。
「痛いでしょう? これはお仕置きよ」
と言うと良彦を指し示し、あれを持ってきてと声を掛ける。
少しして良彦が手にしてきたものを目にして、明日香は身震いした。
良彦が持ってきた竹刀を受け取り美雪が2、3度空中で切ると、ヒュッと
空気を切る音が明日香の耳に届き、ますます明日香は恐怖を感じる。
「明日香ちゃん、私を出し抜いて、気持ちよかった?」
「そんな…」
明日香が答えるまもなく、美雪は竹刀の先を明日香の顎の下に差し込むと、
明日香の顔を上げさせる。
怯える明日香に
「私が渡したおかずやご飯のタッパーも、宏美さんの口に入っていたのね。
敵に塩を送っていた私って本当に間抜けね。そう思うでしょ?」
美雪は意地悪く言うと、平らになっている明日香の乳房めがけて
竹刀で突きを入れた。
「ウウッ」
明日香が苦痛に耐える。美雪は明日香の熟しきらない青い乳房に突きを
入れたままで、グイグイと竹刀の先で乳房をこね回している。
「私が間抜けだといいなさいよ」
美雪は竹刀を放すと、今度はそれを横に持ち、思い切り明日香の体に叩きつける。
「グゥッ」
と明日香の悲鳴が漏れる。横殴りに明日香の生白い下腹部めがけて竹刀を
叩きつけられていた。
「笑えば? 笑いなさいよ」
美雪はなおも薄ら笑いを浮かべながら、全裸で吊るされた明日香の裸体の
あちこちを突きまわし、明日香に嫌味の攻撃を仕掛ける。
竹刀の先で頬を叩いたり、小さく形のいい臍や、恥毛がささやかに生い茂る
丘に軽く突きを入れたりといたぶって、仕舞いには明日香の背後に回り
「お猿さんのお尻にしてあげる」
というと、手に唾をして竹刀を固く持ち、明日香の小さく引き締まった
尻めがけて、繰り返し竹刀を撃ち下ろし始めた。
to be continued
これくらい入れておけば、いきなりのdat落ちは防げるか。
>13
それは知りませんが、まぁ良かったらこの物語を読んでやってください。
ああ、復活したか。
この板はどうしたら落ちるのかよく知らんからなぁ…。
>20
150日ルールと言うのがあって、スレ立てから150日立つと自動的に
落ちてしまうそうです。
1、4、5章は確かに150日で落ちてました。
2,3は鯖移転のドサクサか。
>>21 なるほど、そういうことなのか。
いつも500くらいで落ちるので心配していたんだけど。
「痛いです、おば様。止めてください。アッ…」
明日香の哀訴など聞き流し、美雪は竹刀を撃ち下ろす。
ビシッ、ビシッと生の肉が苛まれる音がし、明日香の尻は見る見るうちに赤く染まっていく。
ようやく叩き疲れたか、美雪は竹刀で叩く手を止めると大きく肩で息をした。
そのまま明日香の正面に回ると、明日香の漆黒の毛で隠された股間を竹刀で
こじ開けるように差し込み、
「バージンを散らしてあげようかしら。それとも…」
と言い、恐怖に震える明日香を見やり
「まずは久しぶりにカイて上げるわ」
美雪は指をクイと曲げて、いやらしく笑う。
竹刀を置くと人差し指に唾をまぶし、明日香の恥ずかしい裂け目に指を侵入させて、
クリトリスを捉えて静かに指の腹で押す。
「あ、アアッ」
明日香の切ない声を心地良さそうに聞きながら、美雪はクリトリスを重点的に
弄り回す。明日香の体が否応無く反応し、どんどん蜜が分泌される。
「久しぶりに弄くられても、身体は覚えているのね。本当にいやらしい娘。
田舎にいたときから、自分で慰めていたんでしょう?」
ウウッ、と呻きながら目がトロンとし、快感におぼれようとしている
明日香をどんどん責め上げる。クリトリスを弄りながら、中指を膣の中に
そっと挿れ、静かにかき回すように突き刺していくと明日香はもうたまらない。
「おば様…いやです」
「仰い、自分でもオナニーしていたんでしょう?」
「してません」
「嘘つき」
美雪はズボズボと明日香を指で苛む。明日香の身体の中を熱いものが
こみ上げて、脳天まで痺れるような快楽が襲う。
「ああ、はい。言います。自分で…やってました」
ヒィヒィと呻きながら、爪先立ちに吊るされた裸体を震わせて告白する明日香に
「そうでしょう? 高校のときから? それとも中学の頃からオナニーしていたの?」
美雪が聞くと、明日香は息も絶え絶えになりながらも答える。
「いえ…一人暮らしをしてから…宏美さんの惨めな姿を見ると、それが快感で…」
その言葉を聞き、美雪はさも嬉しそうな顔をしながらも、ますます追い上げる。
「それそれっ」
美雪のしなやかな指がクリトリスを連打し、膣への挿入のピッチを早める。
もはや明日香は意識を失う寸前だ。
「ああ…」
だらしなく涎を垂らしながら、明日香は白目をむいて体の力を失うと、
明日香を責め抜いた美雪が、明日香の裸体を支えながら、流れ出るおびただしい
愛液を指で掬い、明日香の鼻先に突きつける。
「明日香ちゃんもずいぶんスケベになったわね。そろそろ男のペニスを
くわえ込んでもいい頃かしら」
と言うと、美雪は何かを思いついた顔になり、パチンと指を鳴らす。
明日香と良彦の顔を交互に見ながら
「どうせなら宏美さんの前で処女を失うのはどうかしら。お仲間の宏美さんが
色々とアドバイスしてくれるんじゃない? もっと腰を振らなきゃ駄目、とか」
「そりゃいい趣向だ」
良彦が明日香の裸体を舐めるように見て舌なめずりし、明日香は不安におののく。
「おば様、許して…」
潤んだ目で切なそうに哀願する明日香に、美雪もようやく溜飲が下がってくる。
「とりあえず宏美さんに来てもらいましょうか。明日香ちゃんとの感動の
ご対面、と行きましょう」
羞恥と不安に悶える明日香を全裸で吊るしたまま、美雪は良彦を伴い地下室を出る。
to be continued
>22
今後また、2−3日毎に連載していければと思ってます。
この板の状況は一体?
保守のためageておきます。
荒らしが来てるだけでは。
ほしゅ?
変なのは消えたでそ。
宏美は一人、明日香の部屋で物思いにふけっていた。今日の昼間、
康介を呼び出して近くの公園で話をした。
自分が明日香を苛めていてそのせいで明日香がサークル女子から疎まれていたこと。
自分がしたことを包み隠さずに話す宏美に、康介は最初は驚いていたが、真摯に話す
宏美の顔つきから本当のことだと悟ったのだろう、驚きながらも最後には納得した。
罵倒されるか、軽蔑されるのを覚悟していた宏美だったがそういうこともなく、
康介は淡々と宏美の言葉を受け入れていた。
「どうもおかしいとは思っていたんだ。明日香ちゃんは他人に酷いことをする娘じゃないのにって」
康介が言うと、宏美は胸が痛くなり手にしているお茶の缶をぎゅっと握り締める。
「俺が明日香ちゃんにサークルを辞めてもらったのは、明日香ちゃんを守るためなんだ」
意外な言葉に宏美は康介の横顔を見るが
「明日香ちゃんが不潔で性格が悪いと言うみんなの言い分を信じたわけじゃない。
あのままサークルに置いていてはいけない気がした。だから…」
「私が全部、仕組んだことだから」
「…よく打ち明けてくれたね」
「怒らないの?」
「宏美さんが明日香ちゃんと仲良くやってるなら、それでいいさ」
そう言うと、康介は宏美を見て微笑んで
「でも宏美さん、なんだか優しくなったみたいだ」
その言葉と視線に、宏美ははにかんで下を向いてしまっていた。
(これで償いは一つ済んだ)
ぼんやりと宏美は思う。心の重荷が一つ取れた感じだ。
あとは美雪だ。どう対決するべきか。思いもよらぬしたたかさと頭の回転を
見せる美雪を侮るわけには行かない。自分の手で決着をつけるのが最上だが、
もしものためにと司法関係に進んだ先輩や、親が弁護士だと言う大学の友人の
顔を思い浮かべて漠然と思案していた。
一人ぼんやりと考える宏美だが、ドアの鍵が開けられる音が聞こえる。
(あれ、意外と早いな)
明日香は美雪のところに行ったはずだ。妙に帰宅が早いなと思いながらも、
退屈していた宏美は、仲良しの明日香の帰宅に心が浮き立つ。
「お帰りー」
和室から声を掛ける宏美だが、返事がない。
どうしたこととむっくり起き上がる宏美の目には、いるはずのない人物が映っていた。
「あっ」
叫ぶまもなく下腹にパンチを入れられて悶絶する宏美を、侵入者の良彦が
抱きかかえて部屋の外に連れ出す。
「頑張れ、すぐ病院に連れて行くからな」
宏美を抱えた良彦が、怪しまれないためだろう、適当なことを叫んでいるが、
宏美は声を出せずに悶絶したまま良彦に担ぎ上げられている。
「具合が悪いから、急いで病院に運ばないとな」
良彦が言い宏美を担ぎながら階段を降りると、そこには見覚えのあるクラウンが
エンジンを点けたまま待ち構えていて、ドアが開かれる。
「久しぶりね、宏美さん」
運転席からは、美雪がニタッとイヤらしい笑みを浮かべてバックミラー越しに宏美を見ていた。
「さ、おうちに帰りましょうね」
美雪がアクセルを踏む。宏美は苦しさの中、後部シートで良彦に抱きとめられていた。
「甘い香り、宏美の匂いだね。久しぶりに嗅げて嬉しいよ」
宏美のロングヘアに顔を埋める良彦に、宏美は怖気を振るい逃げ出したいのだが
意外と強い良彦の力に、なすすべもなく抱きとめられたままだ。
「良彦さん、慌てないで。これから趣向があるんだから」
自分の若き愛人を制する美雪は、またしてもバックミラー越しに宏美を眺め
「宏美さん、明日香ちゃんがバージンを失うかどうか、あなたの態度にかかっているのよ」
と言う。
(自分は男を知っているし、いまさらどうって言うことない。自分が盾に
なって明日香ちゃんだけは守らなきゃ)
そんな宏美の内心を窺うように、美雪は
「いい? 明日香ちゃんのバージンを守りたかったらこう言うのね。
嘘は言わないわ。そう振舞ってくれたら、明日香ちゃんは守ってあげる」
と言い、「いいこと、こう言うのよ」と思いもかけない言葉を宏美に告げるのだ。
成瀬家のガレージから、良彦に後ろ手を取られて引き立てられ、宏美は久しぶりに
陰惨な思い出の詰まった地下室へと連行される。入った瞬間、苦しそうに全裸で
吊るされたつま先立ちの明日香と目が合い、思わず駆け寄ろうとするが
良彦に抱きとめられてしまう。
明日香も宏美に気がついて
「宏美お姉さん、ごめんなさい、私が間抜けだから気が付かれて…」
「明日香ちゃんは悪くないの、私が…」
泣きながら悔恨の言葉を交し合う宏美と明日香だが、美雪が割って入り
「さあ、宏美さんの目の前で、明日香ちゃんの開通式を行いましょうか。
宏美さん、それともあなたが身代わりになって、良彦さんの精を搾り取る?
どっちを選ぶか決めて」
と宏美に向かい言う。
to be continued
>29-30
ああいう嵐スレの乱立は初めて見ました。
今回はエロがなくてすいません。
37 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/10/14 08:46:29
age
hage
やっと俺好みの話に戻ってきたな。長かったw
これから面白くなるなら今までの展開は無駄じゃないが・・・
40 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/10/15 21:26:01
守れ守れ
傍らでは良彦が、スタンバイオーケーと言わんばかりに下半身を剥き出しにして、
そのたくましいペニスをモロに出している。
宏美はその長いまつ毛を伏せ、しばらく目を閉じていたが、思い余ったように美雪を見る。
さあ、と小さく頷く美雪に押されたように、宏美は口を開き思いがけないことを言う。
「私はもう嫌だから、明日香ちゃんの処女を奪ってください」
思いもかけぬ言葉に明日香は目を見開き
「宏美お姉さん…」
と、ようやっと口に出すと、宏美を見つめる涼しげな双眸に涙を湛えている。
宏美の身を挺して自分を救って欲しいと願うのは我侭だけど、宏美がまさかさっさと
自分を売るとは思わなかった。
悲しげで絶望的な明日香に美雪がそっと近づき、
「酷いわね、でもこれで宏美さんの本性がわかったでしょう? 人間性なんてそうは
変わらないの。あなたの処女なんて、どうでもいいのよ」
と言い明日香のしなやかな髪をなでながら、慰めるように言う。
「恩知らずで卑怯者の宏美さんよりも、私のほうがよほど明日香ちゃんの
ためになるわよ。さて、宏美さんの申し出だけど…」
美雪はさも可笑しそうに宏美を見つめ、宏美はキッと見返す。
(約束を破らないでよ)
車の中で言われた言葉、
「明日香の処女を守りたかったら、明日香の処女を奪ってくれと頼め」
と美雪に言われたときは、聞き違いかと思い
「え?」
と聞きなおした宏美だが、美雪はククッと笑い
「いいのよ、それで。明日香ちゃんのバージンは保証するわ」
と自信ありげに言う。仕方がなくその言葉通りにしたのだが、本当に美雪は
約束を守るのだろうか。
宏美の強い視線を受け止める美雪は、余裕たっぷりに続ける。
「明日香ちゃんを犠牲にして自分が助かろうだなんて、みっともないわね。誰が
あなたの思う通りにするものですか。お仕置きに、宏美さんのほうを責めてあげる」
と言うと、良彦に向かい顎をしゃくる。
「さあ、久しぶりに仲良くしようか」
良彦が近づき、宏美の顎を捕まえて口を吸う。
(こういうことか…)
自分を卑怯者に仕立てた上で、美雪が明日香を救って宏美を犯させる筋書き。
明日香は自分に失望するかもしれない、それを狙った美雪のくどいやり方。
(でも、明日香ちゃんが助かるなら…)
明日香には康介と結ばれて欲しかった。宏美は良彦の舌を受け入れながら、
自分から進んでジャージとパンティを脱いでいく。すると良彦が口を放して、
宏美のTシャツを捲り上げてブラジャーをずらして乳房を揉む。
「明日香ちゃん、見た? 宏美さんは結局はハメて欲しいのよ。ずいぶん積極的でしょう?」
そう言い、全裸の明日香に寄り添って、そっと乳房を揉んでいる。
良彦は宏美を全裸にすると、四つん這いにさせて垂れ下がった乳房を揉み、
その耳元にささやきかける。
「せいぜい腰を振って俺の精を奪うんだな。あんたが先にギブアップすると、
余った精が明日香ちゃんにぶち込まれるかも知れないぜ」
と言い、唾をまぶした指で弄っていたかと思うと、スルッと挿入していく。
挿れられた宏美はちょっと顔をしかめたものの、良彦を睨むように振り返り、
強い視線で一瞥をくれてから向き直ると、しなだれた髪をかき揚げて
良彦との一戦に挑もうと、腰を淫らにくねらせる
(明日香ちゃんだけは救わなきゃ…)
淫らに思われ、明日香に卑怯者と思われても、誤解はいつか解ける。
今は明日香を救おうと、淫らな試練に挑む宏美だった。
to be continued
>39
実際持ち込んだら、削られる展開だったかもしれません。
でも俺には当初から構想にあった、書きたかったシーンだった。
>37-38
>40
せっかくだからなんか書いたらどうでしょう。
過去スレ見るとわかりますが、ここはみんな好き勝手に感想を言っているんですよ。
ご意見やどんな些細な感想でも、俺の栄養になります。
45 :
モ ◆MO/UU/B47A :04/10/16 08:59:11
めっちゃ進んでてビックリした。
おもろい。おもろいぞ>1!!がんばれ1!まけるな1!!
長い黒髪を振り乱し、額に汗を浮かべて宏美は苦悶の表情で喘いでいる。
予想以上に良彦は持ちこたえていた。
「ホラホラ、限界がある男より何度でも繰り返しイケる女の方が圧倒的に強いんだから、
この勝負はあなたが最初から有利なのよ。いわばハンデを貰ってる立場なのに、どうしたの」
明日香に寄り添い、その可憐な乳房を揉みながら美雪が揶揄する。
明日香は無表情で、犯される宏美をぼんやりと眺めている。自分の処女を差し出してまでも
己の保身を図った宏美に、不信感でも抱いているのだろうか。
(明日香ちゃんだけは守るからね)
宏美は弁解も許されないままに、淫らに前後に腰を振って良彦に射精を迫る。
男の生理として、射精には限度がある。それを狙って明日香に手を出す余裕を失わせよう
との思いだが、それも宏美が単に性欲をあらわにしているとしか見えない。
「嫌ねぇ、あんなに腰を振って、好き者なんだから」
美雪に揶揄されながらも宏美は懸命に良彦を追い上げるのだが、逆に良彦の
たくましいペニスが宏美の淫らな襞を擦り、突き上げると、もうたまらずに
「アアッ」
と切ない声を上げて、突っ伏してしまう。
「はーい、宏美さん。もうギブアップ?」
ヒクヒクと余韻を感じながら肩で息をする宏美だが、余韻から覚めるまもなく
良彦が躍動を開始し、否応なく淫らな果し合いに再度引きずり込まれる。
「ホラホラ、追い詰めてみせなきゃ駄目だろ」
そういい、良彦はパンパンと宏美の豊満な尻を叩く。宏美はフゥと息を吐くと、
手に力を入れて四つん這いになる。
「やる気満々ね。いえ、やられる気満々といった方がいいかしら」
美雪が近づくと、額に汗を浮かべて苦悶の宏美の顎に手を掛けて、耳元にそっと囁く。
「搾り取らないと、明日香ちゃんの処女喪失が待ってるわよ」
その言葉に、宏美はキッと睨むと、懸命に腰を振って良彦のペニスを摩擦しだす。
「おお、凄い凄い」
良彦は笑うが、それでも焦っているようだ。宏美の股間に手を伸ばし、
勃起して皮から覗いているクリトリスの先端を撫でる。
宏美の脳天に快感が走る。良彦のペニスと指によるクリトリスの刺激に、
負けてなるものかと懸命に耐えながら腰を振るが、
「そらそら」
と良彦の指の攻撃に、美雪も一緒になって宏美の豊満に垂れ下がった乳房を
揉みだしてはもうたまらなかった。
良彦の指にダラダラと愛液を垂らしながら、宏美はまたしても敢え無く
崩れ落ちそうになる。
「どうなの、気持ちいい? はっきり言いなさい」
美雪に迫られてぐいぐい乳房を揉まれると、宏美はたまらずに
「気持ち…いいです」
とやっと口に出し、ガクンと裸体をくねらせて力尽きる。
「一人でイクなよ、宏美」
良彦が宏美のロングヘアを掴んで、上体を引き起こしにかかる。
「ああ、やめて…」
今度は余韻に浸ることすら許されずに、また淫らな責めを強いられる
宏美の耳に、美雪がそっと囁く。
「ギブアップする? そうしたら明日香ちゃんのバージンをいただくことになるけど」
宏美は火照った顔でイヤイヤと首を振ると、また良彦との対決に向かう。
(明日香ちゃんのバージンは守らなきゃ)
その使命感が宏美を支えていた。
to be continued
>45
久しぶりですね、どうもありがとう。
(*´д`*)朝から萌ぇーっ
あとは明日香!!おまえさんの気持ちしだいだぁぁぁっ
でオハヨウゴザリマス
51 :
モ ◆MO/UU/B47A :04/10/19 07:07:02
今まで応援しかしてなかったけど、今回は感想を。
エロ小説を4冊くらい読んだことあるんだけど、どれも「エロ」に集中してて
エロに目覚めるとか、ハーレム状態とか、隠された淫乱性とかがメインになって
同じように見えた。
しかし、
>>1の小説はエロいけども、人間の心情と話の展開をメインにしてて
読んでて飽きない。が、この小説にエロは要る!
恍惚や羞恥心の中で変化していく心理、さらにそれを超えようとする葛藤だとか。おもしろい。
エロではなくて、色気があると思った。
>>1よ!これからも輝きつづけれ!!
床に足を投げ出して尻をつく良彦の上に、宏美がまたがされている。責められる宏美は
下から突き上げられて体を揺さぶられるたびに、その豊満な乳房がユサユサと揺れていた。
美雪が背後から、その揺れる乳房を両手で鷲づかみにしてゆっくりと揉みしだくと、
宏美は喘ぎながらも
「ひ、卑怯だわ。2人がかりなんて」
と抗議の声を上げるが、美雪があざ笑い
「あら、お金と立場に物を言わせて明日香ちゃんを晒し者にしたのはどこのどなたでしたっけ。
ああいうのは卑怯じゃないの? パンツ泥棒の汚名を着せたり…」
と、かつて宏美が明日香を苛んだことを持ち出して宏美の口を封じ、またゆっくりと
乳房を揉んでは乳首をコリコリと摘む。
早く、良彦の精を搾り取らなければと宏美は焦るが、何度もイカされて疲労困憊の
宏美は腰の動きも鈍っており、されるがままに美雪に乳房を弄くられ、良彦には
突き上げられ、裸体を揺さぶられて完全に受身になっていた。
「ああ…また…」
切ない悲鳴を残し、宏美の裸体がガクッと痙攣してしなだれる。
「一人でイクんじゃねえよ、何度も言わせるなよ」
良彦にポンと頭を叩かれるが、宏美はもうなすすべもない体のまま、
余韻に浸りながらもまた突き上げられている。
「これじゃあもうギブアップね」
背後から美雪が言うと、宏美は最後の気力を振り絞るかのようにウウンと
首を振り、またしても良彦との闘いに挑む。
「あらあら、好きねぇ」
美雪が揶揄し、宏美のタプタプと揺れる豊満な乳房を揉みこんでいく。
官能の炎に包まれる宏美は、リズミカルに腰を揺すっている。
(明日香ちゃんを守るんだ…)
明日香から呆れたような軽蔑したような目で見られようが、構わなかった。
明日香の処女を守るために、宏美は必死だった。
良彦の童顔に、焦りの色が出てくる。
これまでは射精感が迫ると浅く引いて、その隙に美雪が宏美のクリトリスを
弄ったりとの連携で、余裕しゃくしゃくという風で射精をやり過ごしていたのだが、
今回は宏美の度重なる攻勢で、急速に追い詰められていた。
淫らといわんばかりに腰を動かし、乳房を揉まれるがままにして上気した
美貌の宏美に、ついに良彦も我慢の堰が切れる。これまで何度もやり過ごして
きたために、もういい加減ぶちまけたいという本能が、耐え抜こうという
理性を上回っていた。
宏美の中に良彦の精が噴射され、思わず良彦は
「おお」と声をあげるが、また同時に宏美も、熱い性のほとばしりを受け止めて
昇り詰めていた。
良彦が射精を終えてフウフウと吐息を吐くのを聞きながら、宏美は安堵していた。
疲労困憊の身ながら、男に射精をさせたことで、まずは一山越えたと思っていたが、
思わぬ攻撃が仕掛けられる。
「さあ、今度は私とシングルマッチよ」
美雪が腰に両手を当てて仁王立ちになって構えていた。不自然なことに、
美雪の股間から黒光りするものがニョキッとそそり立っていた。
宏美の豊満な尻を抱え込むと、美雪は無理やり宏美に四つん這いの体勢を強いて、
背後から宏美の豊満な尻を抱え込むように、覆い被さる。
おぞましい予感に宏美が逃げようとするが、美雪はそれを許さずにグイと
擬似ペニスを宏美の秘所に押し当てる。
to be continued
3日ぶりに更新できました。
>50
今回はいかがでしょう?
>51
エロ小説においてエロは欠かせない要素ですけど、エロシーンばかりだと
辟易して、俺は逆にエロさを感じなかったりします。
日常の描写とのブレンドがあってこそ、エロシーンも更に効果を増すって
のが俺の考えです。
思うところは似ているかも。
>エロではなくて、色気があると思った。
詩的な褒め言葉、ありがとうです。
(*´д`*)ここからアスカがどうくるかが楽しみ!
「ああ、イヤァ」
宏美が腰をくねらせるが、美雪は構わずにズイズイと差し込んでいく。何度も良彦に
イカされた宏美のそこは、精液と自身の愛液で十分に潤んでおり、宏美の意思とは
関係なく美雪の擬似ペニスをなんなく受け入れてしまう。
「ホラホラ、三田大学の女王様、憎い私とのスペシャルマッチよ。
当然、私が疲れてダウンするまで持ちこたえるんでしょうね」
と笑いながら、美雪は腰を動かしては宏美の粘膜を撹拌し、宏美の垂れ下がる乳房に
手を伸ばしてはユサユサと揉んだり、股間に手をやってクリトリスを擦ったりと
思うがままに責め立てる。
「アッ、アッ…」
宏美は良彦との結合ですっかり肉体が敏感になっていたのに加え、
美雪の怒涛の責めに遭い、敢え無く陥落してしまう。
ガクッと崩れ落ちる宏美だが、余韻など味合わせてもらえずに、
美雪に挿れられている擬似ペニスをまた前後に動かされてしまう。
背後から美雪にロングヘアを掴まれて顔を上げさせられると、良彦がその前に
立ち、回復してそそり立つペニスを突き出す。
「美味しいから加えなさい。嫌なら、判ってるわね?」
小刻みに背後から蠢動する美雪に囁かれ、宏美はふと明日香を見上げると、
明日香は無表情のまま黙って宏美の痴態を見下ろしていた。
(明日香ちゃんは無垢のままでいて欲しい。康介さんと結ばれて欲しい)
宏美は喘ぎながらも、良彦のペニスを口に頬張る。先ほどの名残か、苦い味が舌に広がった。
「おいおい、本当に好きだな」
良彦が笑うと
「宏美さん、あなたは本当に淫乱ね。あなたの実のお母さんも草葉の陰で
嘆いてるんじゃないの? それっ」
と美雪が深々と宏美の体内に打ち込む。
「ウェッ」
衝撃に宏美の脳天に衝撃が走り、思わず良彦のペニスに歯を立てると、
良彦がポンと宏美の頭を叩き
「気をつけろよ。噛み切ったらお前の乳首を切り取るぞ」
と脅す。
背後からは美雪に擬似ペニスで苛まれ、口には良彦の巨大なペニスを
加えさせられた宏美は、2人掛かりの責めに正気を失うような狂態を示す。
この隠微な3人の絡み合いを、明日香は一人覚めた目で、地下室の隅で
うつろな目で眺めていた。
良彦に続いて美雪から何度もイカされた宏美は、もう気力も失った体で
地下室にへたりこんでいた。
良彦が無理やり宏美を起こし、先ほどまで明日香が括られていたように、
宏美の両手首に縄を巻いて滑車に吊るす。
宏美の豊満な乳房は、体が引き上げられていてもそれなりの量感を見せている。
かつてはふさふさと恥毛が生い茂っていた恥丘だが、以前剃られた後にまたもや
恥毛が生え出していてなんとも滑稽で無様な感じだ。
疲労困憊の裸体の宏美は、必死に爪先立ちで己の裸体を支えている。
そんな苦しい体勢の宏美に対し、美雪が容赦なく嘲りの言葉を浴びせる。
「明日香ちゃんを犠牲にして助かろうとして、挙句の果てには自分から腰を
振っておねだりするなんて呆れたわ。ねぇ、淫乱な宏美さん?」
と揶揄すると、宏美の頬に唾を飛ばす。
それを拭うこともできない宏美に、美雪は嵩に掛かり乳首を摘むと思い切り
捻り挙げて宏美の苦悶を楽しんでいたが、宏美が口を開く。
「気が済んだ?」
to be continued
>56
次回、美雪さんが宏美さんを憎んでいた理由が明らかに。
(みんなも推理します? 当てたらなんか特典考えようかな。次作の
ヒロインの名前を採用するとか)
工エエェェ(゜Д゜;)ェェエエ工
明らかになる!!えっと・・・うーんと
宏美は愛娘だから成人するまでHしない(子供つくらない)って旦那に言われた
もしくは子供できたのに堕ろさせられた!
どうだろぅ(´・ω・`)
62 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/10/26 02:08:00
hoshu
63 :
◆MO/UU/B47A :04/10/26 05:11:29
子供ができてたんだけど、宏美になんかされておろすことになった!
虚無を感じさせる表情の宏美に対し、美雪は体の中から何かが突き上げてくるような
怒りを覚え、思わず片手を振り上げる。
パチンと地下室に音が響き、宏美の頬にくっきりと赤い手形がついていた。
「あなたさえいなければ…」
その美雪の言葉を宏美が引き取った。
「子供を生むことが出来た、でしょう?」
二人の視線が交錯して火花を散らし、地下室に張り詰めた空気が流れる中、
美雪は部屋の隅で膝を抱えている明日香を一瞥して、また宏美に視線を戻す。
「明日香ちゃんから聞いたってわけね?」
美雪の問いにこくりと宏美は頷く。明日香と和解した夜、一緒に布団に入りながら
明日香が教えてくれたこと。
「おば様は、啓太郎おじ様との間に子供が欲しかったそうです。でも、
結婚するときの約束で、宏美さんが嫌がるから子供は作らないっておじ様に
言われていて…でもおば様はやっぱり子供が欲しくて…」
「それ、本当なの?」
宏美は思わず明日香の言葉を遮って聞いたが、明日香はコクリと頷いて
「はい。でもおじ様にやっぱり子供を作るわけには行かないと言われて、アレも…」
というと、明日香は微かに頬を赤らめながら続けた。
「あの時もいつも、避妊具を着けたままだったそうです…その中身を捨てるときに、
おば様はいつも切なくて、涙を流していたそうです。それを聞いて、
私もたまらない気持ちになって…」
宏美は呆然として明日香の言葉を反芻していた。
確かに父の啓太郎が美雪との再婚を決めたとき、亡き母への想いと美雪が忌々しいのとで、
再婚は反対と息巻いた。だがいつもは自分に甘い啓太郎の決心が変わらなかったのと、
親戚からの
「いつまでも啓太郎さんが一人者じゃ可哀想。宏美さんもいつまでもパパと
一緒には居られないのよ」
という説得に、ついに折れた。
だが「美雪さんとの間に子供は絶対に作らないでね、いいわね」と父に迫り
約束させた宏美だった。
激情のままに口に出した言葉で、啓太郎は一応は頷いていたが、宏美はそんな
約束が履行されると信じていたわけではなかった。もし父と美雪との間に
子供が生まれたら自分の居場所がなくなるだろうし、そのときは成瀬家を出て、
一人暮らししようと密かに考えていた。
無論、そんな内心はおくびにも出さずに強気の態度で美雪に接していたのだが、
明日香の告白により父が約束を守り、美雪との間に子供ができないようにして
いたと知らされて、なんとも複雑な気持ちだった。
美雪とは相容れない仲だったが、それでも同じ女同士、愛する人との間に
子供を作れないという美雪の切ない気持ちは痛いほど宏美の心に染みていた。
だからといって不倫までした上に、自分を監禁しておもちゃにした美雪を
許すことも出来ない自分も居る。
美雪はそんな宏美の心情を咄嗟のうちに読み取ったらしい。
「私の苦悩が判ったかしら? 正式に結婚した愛する人との間に子供も
作れなくて、せっかくの精をトイレに流さなくちゃいけないなんて…
それも生意気でお邪魔な一人娘のせいなんて」
そういうと、思いを吐き出して感極まった風の美雪は竹刀を拾い上げる。
そして涙目になりながら、容赦なく全裸の宏美の顔や乳房、生白い下腹や
尻などを無茶苦茶に打ち据えた。
to be continued
>61
前者でほぼ正解ですね。
>63
そうすると、洒落にならない気が。
ん〜正直ダルマ人間にするほど憎む動機としては弱すぎだと思うなぁ。
もっとショッキングな内容かと思った。
美雪が子供好きっていうのもイメージと合わないし
(*´д`*)いや、女だったら充分な理由だよ
殺しても飽き足らないね
コンドームに穴あければよかったのに。
俺だったら、旦那にも金目当てで近づいたって設定にしたろうな。
もっと美雪をサディストっぽく描く。ちょっと美雪も人間味というか弱さみたいなのが見えてきたな。
最後は明日香がそんな美雪の心まで汲み取り、起爆剤となって三人仲良くなって終わりってパターンでしょ?ど〜せ(w
72 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/10/30 00:22:23
最後は明日香がそんな美雪の心まで汲み取り、起爆剤となって三人仲良く爆死ってパターンでしょ?ど〜せ(w
73 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/10/30 00:46:41
74 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/10/30 21:28:46
最後は明日香がそんな美雪の心まで汲み取り、起爆剤となって三人仲良く爆死ってパターンでしょ?ど〜せ(w
75 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/10/30 21:29:06
最後は明日香がそんな美雪の心まで汲み取り、起爆剤となって三人仲良く爆死ってパターンでしょ?ど〜せ(w
76 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/10/30 21:29:56
最後は明日香がそんな美雪の心まで汲み取り、起爆剤となって三人仲良く爆死ってパターンでしょ?ど〜せ(w
顔を背けながらも逃げることを許されず、竹刀で打たれては裸体を朱に染めさせられ
ていく宏美に対し、美雪はこれまでの静かな冷酷さをかなぐり捨てて、初めて本能の
赴くがままの敵意むき出しという激情さをみせていた。
おしとやかな令夫人然とした佇まいはもはやなく、目は釣りあがり、一心不乱に宏美を攻撃する。
ようやく良彦が「まぁまぁ」と言う風にやんわりと止めに入ると、ようやく美雪は
手を止めた。口元からフーっと息が漏れ、両肩で息をする。
宏美の乳房や下腹、尻を中心にして全身には竹刀で打たれた赤い筋がいくつもついており、
攻撃を避けようと身をよじっていたせいで、長いしなやかな黒髪は乱れに乱れて
宏美の端正な顔に被さり、妖艶な被虐美を演出しているようだ。
全身を痛打されて敗残の裸体を晒す宏美だが、乱れ髪の中から浮かぶ目には、
まだ奥底に光が宿っている。
美雪は竹刀を宏美の顎の下に差し入れて自分の方を向かせると
「まぁいいわ…私は子供の面倒を見るのが結構好きなのよ。たとえ血が
繋がっていなくとも」
と言い、なんとも謎めいた笑みを浮かべると、竹刀をずらし、それで宏美の
頬をぺたぺたと叩く。
「私をだるま人間にするつもりなの?」
宏美が散々打たれた痛みを堪えながら、思い切って聞くと、美雪は一瞬びっくり
した顔になり、明日香と宏美を交互に見る。
「明日香ちゃんから聞いたのね…安心して、あのプランには欠陥があることが
わかったの。だるま人間にしちゃったら、ろくに旅行にも行けなくなるでしょう?
置き去りにされた宏美さんが餓死するのも目覚めが悪いし、かといって
樽漬けの宏美さんを連れて歩くわけにも行かないし」
そうして、竹刀を放り出すと宏美の健康的な太股に手を掛けて、グイと開き
「だからあなたには無垢になってもらうわ。汚れを知らないいつまでも純な
娘になってもらいましょう。それなら私も喜んでお世話をするし、旅行に行く
ときなんかは誰かに面倒見てもらえるでしょうし」
と、宏美を見上げながら不気味に笑う。
(無垢になってもらう…って、どういうこと?)
なにやら不安を覚える宏美だが、拘束された裸体に電気が走ったかのような衝撃を感じてのけぞった。
「あ、ウウッ」
美雪が宏美の股間に手を伸ばして、指先でその敏感な部分を擦っていた。
「フフッ…久々にイカせてあげる」
美雪はその細くしなやかな指に、宏美自身の粘液をまぶしてはクリトリスを指の腹で
擦り、膣への挿入も同時に行っていく。
「ホラホラ、どう。気持ち良い?」
「アッ…美雪さん、もう…」
宏美は拘束された体で逃れようとのた打ち回るが、美雪はしっかりと
太股を抱え込んでは宏美を責め上げる。
宏美自身の意思ではどうにもならないくらいに体が火照り、淫らな液が染み出してくると
美雪はさも愉快そうに指をズポズポと出し入れしては、宏美の恥毛が生え始めた恥丘に
擦り付けていくと、様子を見ている良彦を振り返り
「剃刀を持ってきて。これから無垢に生まれ変わる宏美さんには、こんな毛は
ふさわしくないから」
と、またしても剃毛の宣言をするのだ。
愛撫の手を止められた宏美は、心ならずも体の火照りを持て余して切なげに
身悶えするのだが、それも美雪の格好のからかいのネタとなる。
「イカされたかった? ウフフ、ホントにスケベなんだから。でもお預けよ。
まずはこのみっともない毛を…」
というと、ちょぼちょぼと生え始めた恥毛をサラッと手の平で撫でて
「剃らなくちゃね」
と、たっぷりと愛液をまぶしてから、剃刀の刃を当ててジョリジョリと剃っていく。
またもや剃毛の屈辱を受けてうなだれる宏美を、美雪は小気味良さそうに見上げながら
「ほら、邪魔な毛がなくなって可愛らしいわ。まるで幼女のように初々しいわね。
あなたもマン毛が生える前は、まだ愛しいお母様も生きていたことだし、
さぞ素直だったんでしょうね」
と皮肉を浴びせるが、宏美は無念そうにただ目を瞑っているだけだった。
to be continued
>>69 女性の視点から納得してもらえれば、俺はしてやったりです!
>>68>>71 大人しいタイプの優等生が、寝る前に本棚の後ろに隠していた「拷問大全」
なんて本をこっそり読んで密かに悦に入る、それが美雪の原型イメージ。
そんな普通の人が結婚して義理娘に抑圧された末に、ある切っ掛けを得てから
加速度を増して壊れていったというのが俺の想像する美雪像。
この辺は異議もあるかもしれないが、俺の感性を表現したいための発表ですから。
サディストなら「桂子」「亜由美」における純子が一番かな。
いつか亜由美編のラストだけじゃなく、純子社会人編とか書いてみたいです。
女性にもよると思うな。今の出生率は1.25だよ。そこまで子供に対しての執着心を持っている人って少なくなってきてるよ。
虐め役は徹底していた方が面白くなると思うけどなぁ。脆さが見えると萎えてしまう。
韓国のドラマで天国の階段っていうのが土曜日のお昼に放映されているけど、そこの継母はホント
腹が立つほど意地悪だよ〜。その継母の娘も。主人公は明日香タイプなんだけどね。いい子ちゃん過ぎて主人公にも腹立ってくる(w
地下室に宏美をようやく爪先立ち出来るくらいに吊るし上げたままで放置して、
美雪と明日香は食卓を共にしていた。その間、良彦は風呂に入っている。
明日香はフォークを手で弄びながらぼんやり考えている。確かに自分の処女を奪ってくれと
宏美が申し出たときには、まさかと耳を疑った。だがその後のやり取り、宏美が
必死になって良彦や美雪相手に何度も昇り詰めていた様を見ると、単に宏美が
好き者だからではなく、なんらかの理由での必死さを感じていた。まるでここで
良彦の精を搾り取らないといけない義務があるとでも言うように。
犯されながらも時おり明日香に向ける視線からも、それを感じていた。上気して目がトロンと
して快感におぼれているようでも、宏美の目には自分に訴えかけてくるものがあったのだ。
「それにしても、宏美さんが明日香ちゃんを犠牲にしようとしたのはびっくりしたわ。
明日香ちゃんはまだ処女なのにね。宏美さんが性格が変わって、心から打ち解けた
だなんて、明日香ちゃん一人の思い違いだったみたいね」
フォークを口に運びながら美雪が言う。その唇は油でてかてかに光っている。
美雪の宏美を貶める言葉に、明日香はわざとらしさを感じてしまうが、
それとは別に気になっていたことを聞く。
「宏美さんが無垢になる、ってどういうことですか?」
明日香が尋ねる。
「あなたは少し信用を失ったから、全て打ち明けるわけには行かないわ」
美雪は悪戯っぽく笑うと、居心地悪そうな顔の明日香を見ながら、
優雅な手つきでワイングラスを傾ける。
「さ、お食べなさい。若いうちはステーキが美味しいでしょう? 私くらいの
年齢になると、段々ともたれて来るんだけど」
と言いながら、美雪は自分でもニンニクをたっぷりと利かせたヒレステーキを口に運ぶ。
明日香もステーキを口に運ぶが、さまざまなことを想像するとどうも食欲がわかない。
思い切って切り出してみる。
「宏美さんは家事もこなすようになって、前からすると別人のように優しく…」
「それは宏美さんがあなたの世話になっているから、調子を合わせただけよ。
さっきもあなたの処女を犠牲にしようとしたのよ。忘れたの?」
そうして明日香の口を塞ぐと、美雪は美味そうにスープを飲み干して
「それよりも、無垢な宏美さんがどうなるか、ヒントを上げましょうか。
ちゃんと手足はあるわよ、安心して。でも読み書きも出来なくて、風邪を
引いても自分で鼻をかむ事も出来ないで鼻水垂れ流しで、私がお世話をして
あげるの。もちろん、啓太郎さんと共にね」
またしても不気味な妄想を吐露する美雪に、明日香の食欲は失せてしまう。
ナイフとフォークを置く明日香に、美雪は笑いかけ
「どうしたの? 食欲がないのなら、スープやサラダはどうかしら」
と勧めながら、また独り言のように
「これまでの宏美さんは味にうるさいグルメだった。でもこれからは、
そぼろ掛けご飯のような甘いものが好みになるでしょうね。頭の中身も味覚も
全部、幼い子供のようになって。大人の女の成熟した体だけが不釣合い。
でもそんな人は探せば居るわ、ある種の施設とかでね」
と口にしては、美味しそうにステーキを咀嚼する。
「まるで、洗脳するみたいですね」
明日香がボソッと言うと、美雪は静かに首を振り
「ちょっと違うかしら。退化…いえ、無垢になるのよ。明日香ちゃんも大学卒業までは、
赤ちゃんみたいな鼻垂らしの宏美さんのお世話をしてあげてね」
と言う。
その言葉聞いた明日香は無言のまま立ち上がると、食べ残したままの食器を
流し台に運んで自分の分だけ後片付けを始めた。その背中に、美雪を拒絶する
雰囲気が漂っている。
美雪が一人で食事を続けながら、一体どういうこととでも言いたげに、
訝しそうに見ている。食事中にもかかわらず明日香がさっさと一人で後片けを
するなどとは、これまでになかったことだからだ。
食べ残しを処理して自分の食器を洗い終えた明日香に、美雪が
「お茶をくれるかしら」
と頼み、明日香は無言で日本茶を淹れて差し出す。
美雪は熱いお茶を少しずつ味わいながら、満足げに息を吐くと
「無垢にする方法なんていくらでもあるのよ。拷問について調べればいくらでも
あるわ。こめかみに定期的に打撃を与える…顔を横向けに固定して水滴を
落とせば、ものの30分ほどで正気を失うそうよ…今回は見逃すけど、
あなたも今後は生意気な態度を取らない方がいいわね」
と美雪は明日香に言い放ち、美味しそうに食後のお茶をすするが、明日香が
詰め寄り、テーブルにパンと片手を置く。
to be continued
>82
家庭板見れば、不妊に悩む女性の話は結構聞きますよ。
美雪さんはそういう設定ですから。
これを読んでいる皆さんも、どんどん好き勝手に感想や意見など
自由に書き込んでくれい。
「お願いです、宏美さんとちゃんと話をして…」
と言いかけた明日香の言葉が止まり、顔が歪む。美雪がテーブルに着いた明日香の
手の指を一本掴むと、逆さに捻り上げていた。
「宏美さんと私とは、殺るか殺られるかの関係になってるのよ。あなたがお目出度い
考えで取り持とうとしても無理なの」
さして力のない美雪だが、それでも明日香のか細い指を一本捻り上げるのに労は要らない。
苦悶の明日香に顔を近づけると
「もう私の邪魔をしないこと、いいわね? いくら可愛い明日香ちゃんでも、
下手な真似をしたら、ただでは置かないから」
その妖艶な笑みと脅しに明日香が身震いしていると、風呂上りの良彦が裸体に
バスタオルを巻きつけたままの格好で入ってくる。
鼻をうごめかせ
「ステーキか。ニンニクを充分にこすり付けるとこれが美味いんだな」
そうして、美雪に指を取られて苦悶する明日香に向かい
「ニンニクは精も付くしね」
と童顔で笑うと、当の明日香はゾッとする。
この優男に処女を奪われそうになった件は、トラウマになっていた。
明日香が急いで自室に向かおうとするが、その細い腕が捉えられた。
「ヒイッ、おば様」
美雪が明日香の腕を掴んでいた。妖艶な笑みを浮かべて、なにか思いついたような顔つきだ。
「明日香ちゃん、まだ宏美さんを救いたい?」
その言葉に明日香はカクンと頷いた。
「じゃああなたにも協力してもらう。言うことを聞いてあげたら、宏美さんを
無垢にするのは勘弁してあげるし、ちゃんと宏美さんと胸襟を開いて話をするわ。どう?」
いきなりの提案に明日香は戸惑うが、他に手段はなかった。とりあえず悪辣な
計画から宏美を救えるのならと、良彦の好色な目を気にしながらも美雪の
申し出にウンと頷いた。
どれくらいの時間がたったのかわからないまま、宏美は懸命につま先で己の身体を
支えている。真上に引き上げられた両手首はますます痺れを増していた。
時計のない地下室、時間の経過がわからないという不安感が、否応なく宏美を襲う。
喉の渇きも空腹もあったが、それよりもまた地下室に捕らえられたと言う
衝撃と、これからどうなるんだろうという不安に苛まれていた。
そして無理やりとは言え、自ら明日香の処女を犠牲にして欲しいと頼んだことを、
明日香はどう思っているのか。確かに最初は明日香は唖然としていた。
(でも、明日香ちゃんはわかってくれている)
明日香と分かり合えてから過ごした日々は決して無駄ではないはずだと、
宏美は信じている。
物音一つしない地下室に微かに階段を降りてくる足音が響き、ギイと音がして
扉が開かれて美雪、明日香、良彦が揃って顔をのぞかせた。
「宏美さん、住み慣れた地下室で良く眠れた?」
嫌味たらしく話しかけるのは美雪だ。ブランデーでも入れているのか、
琥珀色のグラスを片手に掲げている。
全裸で股間を隠すこともままならぬ無毛の股間を晒す宏美を楽しそうに見やると、
背後に付き従う明日香を促し、宏美の前に立たせる。
「さぁ、言いたいことがあるんでしょう? 思う存分仰いなさい」
そういうと美雪はグイとグラスを傾け、琥珀色をした液体で喉を湿らせる。
明日香は宏美の前に立つと、うなだれる宏美を覗き込むように口を開く。
「明日香ちゃんの処女を犠牲にしようとした宏美さんに、言われた通りに
罵詈雑言を投げかけなさい。そうしたら宏美さんを狂わせる計画は辞めるし、
ちゃんと話し合ってあげる」
と、美雪から事前に言い含められていた明日香は、ためらいながらも宏美に向かい
「いい格好ですねえ、マン毛剃られておっぱい丸出しで、
あの宏美お嬢様の成れの果てですかぁ?」
と冷やかし口調で言い出す。
良彦と美雪がベッドに寄り添って腰掛け見守る中、明日香は心ならずも宏美を罵倒するのだ。
「宏美さんは役立たずで、本当に何を頼んでも手際が悪かったですよね。洗い物をさせれば
お皿を割るし、ネギを切っているはずが、なぜか自分の指を切るし。マゾっ気でもあるんですか?」
そうして、可憐な口をすぼめたかと思うと、プッと唾を飛ばし、宏美の豊満な乳房の谷間に命中させる。
「スタイルと服装に気を使うだけで性格が悪いから、康介さんにも振られるんですよ。
あれ、これでまた逆恨みされちゃうかな?」
自分を罵倒する明日香に対し、うつむく宏美は無表情で聞いており、その瞳は深淵でも
覗いているかのように、感情が窺えない。美雪の気に入るようにと、宏美の悪口を
言う明日香は、宏美の目を見ていると吸い込まれそうな魅惑を感じてしまうが、
(宏美さんを悪く言わないと、おば様の機嫌が取れないんだ…)
と、自分の使命を思い起こす。
to be continued
д`*)あああああタノシミダヨー!
そろそろ男性陣にも動いてほすぃなぁ
自分と宏美とを仲たがいさせようとの美雪の計略には気がついている。だが美雪は、
これまで嘘をつくことはなかった。約束を守る美雪のこと、明日香が言われたとおりに
宏美を罵倒すれば、必ず宏美と胸襟を開いて話をしてくれるものと信じている。
必死に宏美を罵倒し、時にはその胸元を軽く手で突いたりと責める明日香を見ながら、
美雪はブランデーを美味しそうに舐める。
(明日香ちゃん必死ね。心根の優しい娘が、心ならずも相手に面と向かって
罵倒する苦衷、これも倒錯の美学ね)
今回ばかりは明日香に約束を守るつもりはなかった。
まずは明日香のために必死になって淫らな振りをして良彦の精を搾り取った宏美を、
助けた相手の明日香に罵らせる。自分の知らないところで理解しあったこの二人の
仲を徹底的に引き裂き、最後に絶望的にさせた上で宏美を赤ちゃんのように
退化させるつもりだ。
明日香には嘘をつくことになるが、それも
「話し合ったけど決裂して、またしても自分に偉そうな態度をとった」
とでも言いつくろえばすむと考えていた。
そんな美雪の企みなど知らないままに、明日香は宏美を罵倒していく。
「人にパンツ泥棒の汚名を着せたり、お風呂やシャワーを禁止するなんて、
本当に人でなしですね。呆れて物も言えないわ」
ついに無表情だった宏美の、頬の筋肉が動いた。
罵倒しながらも、明日香は内心宏美が怒るか、悲しむかと想像していた。
だが宏美は全く予想もしなかったリアクションに出た。
やんわりと、柔らかい笑みを浮かべて明日香を見返したのだ。宏美の黒く大きな
瞳が暖かい色を湛えて、じっと明日香に向けられている。
明日香は一瞬身を固くしたが、でも美雪に言われたことを貫徹しようと
「微笑んで媚を売ろうだなんて、宏美さんらしくもないですよ」
と冷たい言葉をわざと選ぶが、それでも宏美は柔和な、モナリザのような
謎めいた笑みを浮かべたままだ。
「なに人の顔見てるのよ…」
宏美を罵倒し続ける明日香の目に、暖かいものが溢れ、胸に何かがこみ上げてきた。
「ろくに家事も出来ないくせに…掃除させても部屋の隅に埃がたまったままで…」
段々、明日香は泣き声になってくる。宏美は無言のまま、柔和な笑みを湛えている。
「たまたまお金持ちの家に生まれたからって、着飾って美食し放題でそれを
ひけらかして…」
そこまで言うと、明日香は涙を湛えた目で、宏美の顔を真正面から見つめる。
「最低よ、宏美さんは…でも、格好良かった。スタイルも服のセンスも抜群で、
宏美さんが美味しいと勧めるものは本当に美味しくて…」
明日香が一体何を言い出すのかと、美雪は唖然とするが、明日香は宏美と
向き合いながら、思いの丈を吐き出している。
「宏美さんはお洒落で知的で、でも掃除や炊事は下手くそだけど、一生懸命で…
そんな宏美さんが私は好き。わがままなところもあるけど、親切に面倒を見てくれたり…」
もはや明日香は泣きながら、途切れ途切れに言葉を紡ぐ。
「私も欠点だらけですけど…。宏美さんは欠点もあるけど素敵な人で…
私はそんな宏美お姉さんが大好きです」
ついには泣きながら、明日香は吊るされている裸体の宏美に抱きついてワンワン泣き出した。
宏美はそんな明日香を、慈愛のこもった目で優しく見下ろしている。
再び心が通じ合った二人だが、美雪はそれを苦々しく見つめていた。
手にしたグラスを床に叩きつけて粉々に割ると、立ち上がり良彦をけしかける。
「明日香ちゃんを犯っちゃいなさいよ、この田舎娘を甘やかしすぎたみたいね」
その言葉に、良彦がホイ来たとばかりに立ち上がり、宏美にすがりつく明日香を
引き剥がし、床に押さえつける。
「おば様、もうバカな真似は」
明日香は必死に訴えるが
「バカはあなたよ、人の忠告を無視するなんて」
美雪は冷ややかに明日香を見下ろすと、ナイフを手にして裸体で吊るされている宏美に向かう。
「あなたの目の前で、可愛い明日香ちゃんの処女喪失を演じさせてあげる。
中々見られない見ものよ」
と言い、ナイフで宏美の見事に盛り上がった乳房をツツッとなぞると、
薄く切られた皮膚から血が滲み出る。
>93
こちらも玉太郎さん日記、楽しませてもらってます。
いよいよ「結」です。
どういう感想を持たれるか、どきどき。
何かなぁ、丁寧にまとめてヌルイ展開で終わりそうだなぁ。
予想だけど、宏美が真実を話した明日香の彼氏が救出するってパターンじゃない?
そのための前フリだったのではないかと予測する。前の救出シーンでも明日香が登場しそうな前フリがあったし・・・
どっちにしてもハッピーエンドっぽいね・・・
100 :
^(モ):04/11/09 01:06:48
おもしろい。
展開なんてもんはどうあがいたってパターンで分けられんだし、んなもんどーだっていい。
内容だよ!一文一句に込められた微かな心理の展開がおもしれぇんだ!!
陳腐になりやすい部分はさらっと流してるし、良く練られてるとおもうぞ。
この小説に何を求めているかにもよるんじゃない。いくら心理が練られていても抜けないエロ小説は意味を成さないと思うが。
(*´д`*)エロ風味の小説って話なかったけ?
今回の流れも最高!
もしかしたらまた監禁の流れかな・・・と思ったら違うし。
絵なんかみてないのに宏美さんちのイメージとか浮かんじゃうもん!
作者さんの文章力だよーっ
エロ風味って・・・。オナニー以外の目的で読む奇特な奴なんているのか。
おそらく3人が和解して終わるか美雪が逮捕されて終わるのかどっちかだと思うが、話に少し無理があるな。
前回でも前の支店に戻ってきて終わりってあったけど、ありえないと思った。
あそこまで裸を同僚に見られて、平気で同じ職場で働ける女性なんていると思う?無理に平和にまとめすぎ。現実ではありえない。
((((;゜Д゜)))オナニーする為だけにエロはあるのかいぃぃーっ
エロ風味っていうのは1さんが言ってたんだよ
好みは人それぞれだけどアタイゎこんな流れが好きだな
あまりにも現実的すぎるのも嫌だし、ファンタジックすぎるのも嫌だからちょうどイイ!
「私はどうなっても良いから、明日香ちゃんは許してあげて」
自分の乳房を傷つけられる恐怖に怯えながらも宏美が懸命に頼むが、美雪はせせら笑って
「駄目よ、あなたの目の前で明日香ちゃんは処女を失うの。思う存分に目に
焼き付けなさい。これがあなたの最後のまともな記憶になるんだから」
と言い、ナイフの刃先で宏美の乳首を突付き始める。
向かい合う二人の美女のそばでは、明日香が良彦に組み敷かれている。
ブラウスに手を掛けられて引き裂かれ、露出したブラジャーを力任せに毟られて、
可憐な乳房が露出する。
「嫌、おば様、助けてください」
懸命に哀願する明日香と
「美雪さん、お願いだから助けてあげて」
と宏美が頼むが、パンという乾いた音が響き、明日香の抵抗が一瞬止まる。
良彦が明日香の頬を叩いて明日香の動きを封じ、パンティに手を掛ける。
「美雪さん」
宏美が呼びかけるが、美雪はフフンと笑うのみで
「どうしようもないわねぇ。せいぜい明日香ちゃんが散る様を、悔しがって眺めているのね」
と、またしてもナイフの刃先で宏美の裸体のあちらこちらを突いては悦に入る。
「おば様ァー」
明日香の悲痛な叫び声が響いた。純白のパンティが良彦に引き降ろされて、
所在無く足首にまとわりついて、漆黒の茂みをあらわにしている。
良彦が明日香の上から体重を掛け、太股に手を掛けてグイとこじ開け、明日香の
秘裂を曝け出して抱え込み、舌で舐めだす。
「嫌、やめてください」
明日香が叫ぶが、良彦は構わずにペロペロと舌を這わせ、半裸に剥かれた
明日香が、次第に体をビクビクと電流が走ったかのようにうごめかせる。
口では「やめて」と言ってはいるが、良彦の手管に官能が刺激されている。
「ほら、やめてといいながらも随分濡れてきたね。本当は気持ちいいんだろう?」
良彦が美味そうに明日香のクリトリスを舐めると、明日香はたまらずに
「ああ…」
と叫んで体から力が抜けてしまったかのように、されるがままになっている。
「さ、優しくしてあげるからね」
すっかり蕩けさせてから、良彦は明日香を抱え込む。いよいよ挿入されようか
という刹那、美雪が指示を出した。
「フフ、その辺にしておいて。良彦さん」
だが、良彦は動きを止めずにそそりたった先端を明日香に押し当てる。
明日香の顔に苦痛が走り、美雪の顔に動揺が浮かぶ。
「ちょっと、もういいのよ」
慌てて良彦を止めようと肩を掴むが、
「うるせえな」
と振りほどかれる。
「うるせえな、とは何よ」
美雪が色をなすと、良彦は美雪に向き直り、美雪の顎を掴んで下から持ち上げる
ように力を込める。苦痛と思わぬ反逆に、美雪は動揺の色を隠せない。
「一度突っ込んでおけば、言いなりになるんだよ。変に甘やかすから、この小娘が…」
と明日香の太股をちょこんと蹴り、言う。
「付け上がるんだ」
「あなたこそ付け上がるんじゃないわよ」
顎を掴まれながらも美雪が言うが、良彦は童顔に不敵な笑みを浮かべたままだ。
「もうすぐ旦那が帰ってくれば、俺はお払い箱なんだろ? そうは都合よくいくかよ」
そして美雪の顎から手を放す。
美雪は手で顎を擦り、やや怯えた風だが、それでも良彦に立ち向かう。
「あなたには、存分にお小遣いを…」
「ああ、貰ったさ。でも、こんな宝の山を目の前にして…」
裸体で吊るされている宏美と、あらわな胸元と股間をそれぞれ手で隠す
明日香を顎でしゃくり
「みすみす見逃すほど俺はお人よしじゃない。こいつらには稼いでもらうぜ。
そのために今まであんたの飼い犬みたいに大人しくしていたんだ、美雪」
ついに良彦が本性を現した。その獰猛な目つきに美雪が思わず後ずさりすると、
フフンとせせら笑って、再び明日香に向き直る。
「さあ、バージンよ、さようならだ」
良彦が言った瞬間、何かの気配を感じたかハッとして振り返ると、裏拳を放った。
ナイフを持って近づいた美雪が頬に裏拳を喰らい、床に崩れ落ちる。
「お見通しだよ、美雪さん。無駄な真似は止すんだね」
そして床に転がったナイフを拾い上げて、それを手の平でピタピタと弄んでは、
悔しそうに頬を押さえる美雪を見下ろしてにやりと笑い近づこうとすると、美雪は怯えて、
尻餅を着きながらも後ずさりして、吊るされている全裸の宏美の背後に逃げ込んだ。
「真っ裸の宏美さんに助けを求めるのかい? まあいいや、そこで二人で明日香の
貫通式を見ているんだな」
とナイフを片手に笑うと、逃げ腰になっている明日香に振り返り襲い掛かろうとするが、
ウウッと呻き声を上げて、床にしゃがみこみ、ナイフが床に転げる。
良彦は剥きだしの股間を押さえて、苦悶している。振り返った瞬間、吊るされている
宏美が長い脚を伸ばして、良彦の背後から股間を突き上げるように蹴り上げたのだ。
to be continued
>99
彼氏登場で救出は、一番最初に考えた原案ですね。
>100
これはまた大層な評価を。
>101
あんまりエロエロしてても、どうかと俺は思ったり。
>102>104
ほう、宏美さんちのイメージが浮かびますか。
文章力褒められるのはあんまりないことなんで、どうもです。
「エロ風味の一般小説」と主張するのは、「エロはピンク鯖に移動してね・・・」
というローカルルールを防ごうとの、俺の姑息な言い訳です。
>103
前の話は、本店に戻らないで終わりですが、まぁ甘い話ですよね。
ただ、どう展開させても、エロ小説は「現実ではほとんどありえない話」の文章化ですから。
自分もかつてはハッピーエンドが嫌いでバッドエンドが好きでしたけど、
今はハッピーはそんなに好きじゃなく、徹底的なバッドというのも辛いって感じ。
今回に関しては、何度も言ってるけど「最後まで読んでから判断してくれ」です。
112 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/11/11 20:10:56
明日香が三角絞めで良彦を絞め落とす展開きぼん
玉春って女の人だったけ?男は食事と同じで定期的に射精せねばならんのだ!
いいおかずを手に入れるのは死活問題なのですよ。女とは体の構造が違うとです!
114 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/11/12 12:04:51
悪いんだけど、簡単なあらすじ書いてくれないかな。読みたいんだけど
116 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/11/12 19:57:18
/;;;:::::: ::::::::::::)
,i;;;;;;;;;;:::: ..::::::::|
/;;;;;;;;;;;:::: .::::::::|
/;;;;;;;;;;;;;:::. ::::::|
/;;;;;;;;;;;;;:::::::. ..::::.|
/;;;;;;;;;;;;:::::::. ::::::..|
,i;;;;;;;;;;;;:: .....,,,,,.... ::::|
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::''.... ::.|
,i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:|
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;__ヽ
〔___________〕
/ ヽ
l:::::::::
|:::::::::: (●) (●) |
|::::::::::::::::: \___/ | 明日香と宏美の
ヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ レズプレイでも構わぬ
蹴った宏美はバランスを崩して、裸体を舞わせている。
急所を蹴られて苦悶する良彦は顔色を変えて、宏美に向き直り
「やりやがったな」
と一言言うと、弓を引き絞るように拳を溜める。
「まさか、抵抗できない女に手を上げるわけ?」
ようやく体勢を立て直した宏美は咎めるように言うが、良彦は構わずに拳を
宏美の下腹部にめり込ませる。
「グフウっ」
声にならない呻き声を上げる宏美に対し、良彦は怒り形相で
「てめーもあとで可愛がってやるから、大人しくしてな」
と凄み、2、3度とパンチをめり込ませて、そのたびに宏美の裸体が揺れて、
宏美の口から唾となんとも言えない呻きが漏れる。
何発かパンチを打ち込む良彦の動きが止まった。衣服が申し訳ない程度にまとわり
ついた、半裸の明日香が良彦にしがみついていた。
「てめーもウゼーんだよ」
というと、振り返って明日香を足蹴にする。その良彦の背中に、今度は美雪が
飛び出してきてしがみつき、良彦の首に手を回して締め付ける。だが、
良彦に振りほどかれて思い切り頬を殴られ、前歯が折られ白い破片が宙を飛ぶ。
「うっせーんだよ、ババア。殺すぞ?」
もはや童顔の好青年の雰囲気など微塵もなく、良彦は血走った眼に物欲・色欲を
あらわに浮かべた獰猛な一匹のオスと化していた。
良彦は、殴られて倒れこんだ美雪の下腹部を思い切り蹴る。美雪が苦しそうに
体を折り曲げている。
「もうあんたは用済みさ。熟れた体が惜しい気もするが、あとは宏美と
明日香に稼いでもらうから」
そう言い、美雪にのしかかると首に手を掛けた。
「さようなら、美雪さん」
首に掛けた手に、力が込められる。
「バカな真似はやめなさい」
宏美が必死に長い脚を伸ばして妨害しようとするが届かずに、良彦の体を掠める
のみで効果がない。徐々に美雪の顔から血の気が引き、青白くなっていく。
「さあ、お別れだ」
良彦は一層力を込める。
美雪は気が遠くなりそうな感覚の中、己の敗北を悟っていた。
(不倫相手に殺されるなんて…田舎に生まれ育って、都会に出て好きな人に
巡り合えて…結婚できたのに。私の人生ってなんだろう…バカな私)
だが、喉を締め付けている良彦の力が緩み、呼吸が楽になった。そしてのしかかって
いた良彦が、完全に美雪に体を預けてきて、男の重みを感じていた。
何事、と美雪は気を失いそうになりながらも頭を振り、体を預けてくる
良彦を払いのけて驚いた。良彦の体から流れる、生暖かいものが美雪の太股に滴っていた。
そして美雪の目には、しどけない姿で震える明日香が両手でナイフを
持ったまま、立ちすくんでいるのが見えた。
「きゃあーッ」
全裸で吊るされたままの宏美が全てを察知して悲鳴をあげる。
血を流す良彦とナイフを持ったまま立ち尽くす明日香を前に、美雪は唖然としていた。
「明日香…ちゃん」
美雪の呼びかけに、明日香は手から血が滴るナイフを床に落とし、美雪を見る。
コトンと言う音が虚ろに響いた。
「おば様…」
一言言うと、明日香は気を失い床に崩れる。美雪は咄嗟に両手を広げて、
明日香を受け止めていた。
自分の腕の中で気を失っている明日香と、目の前には血を流して
「痛い、痛てえよ」
と呻く良彦がいる。
背後には、全裸で吊るされたままの宏美がいる。
どうするべきかと判断がつかない美雪に、後ろから声が掛けられた。
「美雪さん、私を解いて」
宏美の声だ。
「この状況では一人じゃ無理よ、私を自由にして」
宏美の呼びかけに、美雪は戸惑う。宏美を果たして自由にしていいものだろうか。
動かない美雪に、業を煮やした宏美が
「ねえ、美雪さん。今、誰が一番大事なの? 誰を守らなくちゃいけないと
思うの? まさか、その床に転がっている男じゃないわよね」
「…ええ、明日香ちゃん、ね」
「そうよ、この娘を犯罪者にしちゃいけないわ。一時休戦で協力しましょう」
少しの間考える美雪だが、覚悟を決めた。
宏美を吊り上げているロープを緩めると、爪先立ちを強いられていた宏美の足が
ようやく床に着いた。ついで宏美の手首を拘束しているロープの結びを解いてやる。
宏美はしばし手首を擦ると、
「とりあえず、明日香ちゃんを部屋に運びましょう。何もなかったことにするの、ね?」
と指示を出し、美雪もそれに従い二人で明日香の手足を持つ。
「何もなかったことにするのか? たっぷり治療費と慰謝料を貰うからな。それに口止め料も」
背中から血を滲ませながら良彦が言う。悪鬼のような形相だ。口では勇ましいが、
立ち上がる体力がなさそうだと見るや、宏美はそれを無視して明日香を運ぶように促す。
「ちょ、ちょっと待ってよ。このまま見殺しにする気か?」
手当ても医者も呼ぶ気がないのかと慌てる良彦を美雪は心配そうに見るが
「動脈を突いたわけでもないし、まだ大丈夫でしょ」
冷静な宏美にリードされ、二人係で明日香を運び階段を上がる。
「待ってくれよ。おい、美雪さん。さっきのは冗談だから、おい」
良彦の声がうつろに響いていた。
to be continued
あす月曜から金曜まで、地方出張で久々に留守にします。
みなさま、保守をお願いします。
>>112 明日香さんは腕力ないから、刃物になりました。
>>113 物語の冒頭とエンディングは、エロが手薄になっちゃいますね。
今回はどんなエンドになるでしょうか(もう決めてますけど)
>>116 一番最初はそれを考えてました。
宏美と美雪は、気を失っている明日香を彼女の部屋に運び、ベッドに寝かせた。
明日香が眼を覚ましかけると、美雪が宏美に使おうと用意していたクロロホルムを
嗅がせてまた明日香を眠りにつかせ、二人で明日香の乱れた着衣を脱がし、
清潔なパジャマに着替えさせた。
それから地下室に降りていくと、良彦が床にうごめいている。
「助けてくれよ、俺が悪かったから」
訴える良彦に、心得のある美雪が止血をしてやり、二人掛かりで地下室の
パイプベッドに運んで、痛み止めを飲ませて包帯を巻いてやった。
見殺しにされることはないと、ようやく良彦の顔に生気が蘇る。
「ありがとう…このまま放っておかれるのかと冷や汗かいたよ」
しおらしくお礼の言葉を言う良彦は、普段の大人しい好青年の顔に戻っている。
ほどなくして、鎮痛剤の作用で良彦も眠りについたが、その横で美雪と宏美は相談をした。
「どうしようかしら? やはり病院に…」
心配する美雪に
「助けてどうするの? 今後食い物にされるだけよ」
久々に自身のブランド物の衣服を着けた宏美が冷たく言う。
「まさか、このままここで監禁し続けるわけにも…」
「あれ、私をそうしようと思っていたんじゃないの?」
宏美が切り返し、美雪はバツの悪そうな表情になる。良彦に反逆されて首を
絞められたショックのせいもあり、冷酷な態度はすっかり失せて、
以前の気弱な義母の顔に戻っていた。
「それは…」
「まぁいいわ、とりあえずこいつを…」
宏美は健やかに眠る良彦を顎でしゃくると
「どうするか決めましょう。今後のことは、こいつの始末をつけてから、ね」
「…ええ」
こうして義理の母娘は、共通の厄介者の良彦と、大切な明日香をかすがいに
してとりあえず手を結ぶことになった。
to be continued
金曜夜まで留守にします。
保守をよろしくお願いします。
(屮゜Д゜)屮最高だよ保守!
126 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/11/17 01:48:27
保守
(!o!)オオ!こんな展開想像してなかった。
すげえよ1よ。
このままラストへ進むのか、もう一波乱あるのか・・・
極一部で感動って言っている馬鹿がいるが、普段ろくな活字も読んでないんだろうねぇ。
芥川賞を最年少で受賞した小娘の作品でも読んでろ。それの方がまだ幾分ましだ。冒頭はともかくエンディングでエロが手薄になるポルノ小説に価値などないわ。
いかに興奮と余韻を残す結末に持っていくかで、これこそが凡人と文豪との差。
129 :
モ ◆MO/UU/B47A :04/11/17 05:11:42
すげーな、芥川賞の受賞者とか文豪とかと比べられてるよ1。
>>128も恥ずかしがらずに素直にほめりゃええのに。。。
(´Д`)ね・・・。見逃さず読んでるのにね
>>128 ダメな作家を挙げるのに
芥川賞を最年少で受賞した小娘、を挙げる安直さ
ミーハーやんただの
132 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/11/18 20:23:23
>>128 普段はアニメの小説、携帯して暇があれば読んでるんですよね?
キモっ
133 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/20 15:30:04
翌日、明日香が目を覚まし、不思議そうに見回す。
「あれ、ここは…」
成瀬家で与えられていた自分の部屋のベッドに寝ていた。いつの間にか着替えたのか、
パジャマ姿である。
なぜこんな姿で寝ているのか、全く記憶にない明日香の目に、宏美の笑顔が飛び込む。
「お早う、明日香ちゃん」
宏美は自分のスウェットを身に着けていた。
寝ぼけて濁ったような頭で、明日香はぼんやりと思う。
(なんだろう…宏美さんが普通の格好をしている。確か前の日…)
そうだ、思い出した。自分が美雪と良彦に捕らえられ、地下室で折檻された後に
宏美が連れてこられ、自分に代わって地下室に閉じ込められ、全裸で吊るされていたはずだ。
その後、確か良彦が自分に襲い掛かり、それを止めようとした宏美が殴られ、
美雪が首を絞められて…それからどうしたんだろう…
134 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/20 15:30:33
ベッドの上でぼんやりと考える明日香に、宏美が
「さぁ、ご飯を食べようよ」
と片手を出して誘う。
言われるままに宏美の片手を取り、ベッドから降りる明日香は
「おば様は…」
と、口に出す。なんで宏美が普通の格好でいられるのか、宏美の不倶戴天の
敵の美雪はどうしたのか、全く考えがまとまらない。
「キッチンにいるわ」
宏美が微笑んで、明日香の手を引いて階段を降りる。
どうしたことかと思いながらも手を引かれてダイニングキッチンに入ると、
エプロン姿の美雪が小皿に口をつけて、味噌汁の味見をしていた。
宏美と明日香が入ってくるのを見ると
「お早う、明日香ちゃん」
とニコッと微笑む。
135 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/20 15:31:13
(どうなっているんだろ)
夢でも見ているのかと、明日香は半信半疑のまま席に着く。
普段なら食器を並べる手伝いをするのだが、唖然として席に座ったままの
明日香を尻目に、手伝いなどしないはずの宏美がご飯をよそおって食卓に
置いたりと、マメに働いていた。
「さあ、出来た。今日はジャガイモと玉ねぎのお味噌汁よ」
と、美雪が味噌汁の鍋を食卓に置く。手伝いをしないでボーっとしている
明日香を二人ともとがめもせずに、ニコニコとして支度をしていた。
「いただきます」
宏美が言い、手を合わせてから味噌汁の椀を取ると、明日香も首を捻りながら
味噌汁の椀を取り、一口すする。
(確かにおば様の味噌汁だ。夢じゃないんだ。でもこれは…)
美雪と宏美が仲良さげに食卓を囲んでいる。どうしたんだろうと窺う明日香に、美雪が笑う。
136 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/20 15:31:49
「何を不思議そうに見ているの?」
「おば様と宏美さんが、なんだか仲良さそうだから…」
言われた二人は顔を見合わせて笑う。
「とっくに和解したのよ。女同士、ちゃんと話せば理解しあえるの」
宏美が言うと
「明日香ちゃんにも板ばさみにさせてごめんなさいね。さ、どんどん食べて」
と美雪が勧める。
明日香は箸を進めながらも、もう一つ気になっていることがある。あの男は
どうしたんだろう。
「あの…あいつはどうしたんですか?」
美雪が目を伏せながら答える。
「明日香ちゃんはどこまで覚えてる?」
その言葉に明日香はハッとして茶碗を置く。昨夜、襲い掛かられて犯されそう
になった記憶が蘇っていた。だが、犯された身体の感覚もない。その後誰が
助けてくれたのか、覚えがない。
137 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/20 15:32:25
「確か、地下室であいつに襲われたとき、それを宏美さんやおば様が
妨害しようとしてあいつに暴力を振るわれて…また襲い掛かられて」
そこまで言うと明日香は頭を振り
「覚えてないです。結局、どうなったんですか。いつの間に私は自分の部屋に
戻っていたのか…」
不確かな記憶を取り戻せないのがもどかしいように言う。
宏美が美雪と顔を見合わせ密かに目配せをしてから、
「あの男にはカタをつけたわ、お金でね。もう二度とこの家に近寄らないって条件で」
「本当ですか? じゃあもうここには来ないんですね?」
「ええ、そうよ。こっちもあの男の弱みは握ってるから。今までも女の人を
垂らしこんでお金を巻き上げていたんだって。それを警察に言われると
あいつも困るし。向こうに弱みがあるから、お金で解決できたのよ」
「それから女二人で、一晩中語り合ったの。それで理解しあえたの」
美雪と宏美がそれぞれ説明する。
138 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/20 15:34:47
半信半疑の明日香だったが、自信たっぷりの美雪と宏美に納得の表情になる。
「私、最初からあの男が好きじゃなかったんです。胡散臭いっていうか…」
安心したか、卵焼きに箸を伸ばす明日香に
「ええ、とんでもない男だったわ。でも大丈夫、もうここには来ないから」
「決して、ね」
と美雪と宏美は笑いあうが、お互いに相手を警戒して、密かに防犯用催涙ガスや
ナイフを隠し持っている。二人の目は笑ってはいなかった。
to be continued
みんな保守ありがとう。
また再来週に出張があるんで、出来ればその前に締めたいです。
それと読者さん同士での罵りは止そう。
文句は俺に言ってくれ。
1さん素晴らしい。文才がありますね。私も大学時代に文芸部に入部して小説
(芥川龍之介を最高に真似た奴)を書いた事ありますが、小説は正直難しいですね。
140 :
:(^x^)-Chu!! ◆POO/EmK2Pg :04/11/22 05:47:23
保守とage
いや、文才なんてある意味必要ないんだよ。それよりも大事なのが発想力。
どういう話を組み立てられるか、構成力があれば誰だって書ける。文章力は後からついてくる。
逆に才能の全くない奴は何を書いても全くだめだろうが。
だからそれが文才だろて
>141
結局のところ文才は必要なのか必要ないのかはてさて
最初に文才イラネと言いつつ最後に無いとダメとか
まぁ俺に読解力が無いだけなんだろうけど
(屮゜Д゜)屮ほっしゅ
145 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/24 16:17:02
表面上はもう何の問題もなくなったので、明日香はアパートを引き払い成瀬家に戻ることになった。
アパートの片付けに出かけた明日香を送りだすと、宏美と美雪は地下室に向かう。
二人で地下室に入ると、良彦は苦しそうにうなされながら油汗をかいている。
「起きなさい」
宏美が冷ややかに言い、体を揺すると良彦が目を覚ます。
「ああ…」
目の前に並ぶ美雪と宏美を見て良彦は顔をしかめる。明日香に刺された痛みのせい
だけではなく、不吉な予感が彼の脳裏を掠めていた。
「ねえ、病院に連れて行ってくれよ。美雪さんの看護には感謝してるけど、ほら、
感染とか危ないだろ? もちろん今までのことは黙っているからさ。本当だよ」
途切れ途切れに苦しそうに話す良彦だが、美雪と宏美は黙ったままだ。
146 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/24 16:18:33
「何とか言ってくれよ。美雪さん、あなたが俺を引き込んだんだ。俺も昨日は悪さを
しちゃったけど、でももう罰は受けただろ。あーずきずき痛いよ」
そして痛みを堪えながら無理な笑顔を作り、美雪の顔をじっと見る。しかし黙った
ままの美雪に、良彦はいつしか多弁になっている。今度は美雪と宏美を交互に見ながら
「宏美さんが美雪さんと並んでいるなんて不思議だね。確執が解けたのかい?
義理とはいえ親娘なんだから、それがいいよ。じゃあ俺はもう用なしだね、美雪さん」
そして無邪気な童顔で、無理にニコッと笑う。なんとか黙ったままの二人が口を利いて
くれないかとの不安が窺える。普段なら女二人、どうということはないが今は体に
傷を負ってろくに起き上がれない身だ。
良彦は生殺与奪権を握られているに等しいため、無意識の内に勢いご機嫌を伺うように
なっている。だが、優位に立っている女二人、美雪と宏美ははっきりと良彦の窮状ゆえの
媚を感じ取っていた。
147 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/24 16:19:14
ようやく美雪が動きを見せる。口を開いてニコッと笑うと、良彦に殴られた
ために飛んだ前歯の隙間がぽっかりと空いて見えた。
「ああ…昨日はごめんね。でも俺も刺されたんだからさ。本当に痛いよ」
そうして苦痛を堪えながらも良彦は純な笑みを見せる。美雪は思わず胸が疼き、
病床の良彦を抱きしめてやりたい感覚を覚えさえした。
良彦に近寄ろうと歩みを進める美雪だが、宏美から背中を突つかれてハッとする。
(そうだ、気を許しちゃいけない…)
美雪は気を取り直す。宏美が監視する中、スプーンでおかゆを食べさてあげる。
最後の晩餐のつもりだ。
おかゆを食べさせてもらいながらも良彦は、痛みを堪えながら美雪にあれや
これやと話しかけ、腕組みをして立っている宏美にも機嫌を取るように時おり
話を振るが、宏美はつまらなそうに適当な相槌をうってあしらっていた。
148 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/24 16:20:10
(この場限りのご機嫌取り。昨日見せた獰猛な顔が本性。童顔で相手に取り入り、
懐に入り込んではいつの間にか相手を意のままにする…危険な男)
かつて一度だまされている宏美である。二度も同じ轍を踏む気はなかった。
あとは美雪が変に憐憫の情でも出さないように監視するのみだ。
美雪はおかゆを食べさせてやったあと、鎮痛剤を飲ませる。不自然なほど
饒舌だった良彦が、やがて鎮痛剤の作用でスースーと寝息を立てはじめた。
「ねえ、本当に…」
美雪はおどおどと、宏美を窺うように見上げる。かつての愛人の命乞いをする
かのような目つきだ。
「こいつをこのまま回復させたら、骨までしゃぶられるわよ。美雪さんだけなら
自業自得かもしれないけど、明日香ちゃんも食い物にされるわ。そう思わない?」
宏美がきつく言うと、美雪は目を伏せる。
149 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/24 16:27:59
「やるのよ、美雪さん。あなたが思い切ってくれないと…」
宏美に両肩を掴まれて、美雪はガクッと力を落とす。それは宏美の説得に折れたことを意味していた。
美雪と宏美は、身動きもままならぬ良彦をロープでベッドに固定する。両手足を
括られてからようやく良彦が目を覚まして何事と驚く。
「何をしてるんだい?」
だがその問いに二人は答えない。宏美が良彦の体の上に乗って微塵の動きも許さぬように
すると、美雪が用意していた長方形の砂袋を手にして良彦のこめかみを規則的に叩き出した。
驚く良彦が口を大きく開けて何か言おうとした隙に、宏美が口にタオルを詰め込む。
to be continued
>139
俺、文才ありますか?
煽てられると樹に登っちゃいますよ。
>141-143
>いや、文才なんてある意味必要ないんだよ
これは文章そのものの上手さって事じゃないかな?
漫画に例えれば、絵が上手いよりも話の発想や構成が大事だろってことを
言いたいんじゃないかな。
俺が言うのもなんだけど、時に「絵が上手い」「文章が上手い」と評するのを
見るけど、俺はピンと来ない。
それよりも「面白い」かどうかが第一だと思うんで。
森山塔は絵が汚いとか言われがちだけど、その意味で彼の漫画は好きだ。
150 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/11/24 18:50:36
こういう展開もイイYO(・∀・)
(´Д`)来るとこまで来た!って感じになってきましたね!
どんなラストになるのか楽しみでおまーっ
メルマガみたいにしたら相当アクセス数あると思うぐらい面白いでっす
152 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/27 15:49:54
詰め物をされてさらにガムテープを張られた良彦がしきりにモグモグと何か言おうと
しているが、美雪はそれを無視して、一心不乱にこめかみを叩き続ける。時おり宏美が
「美雪さん、頑張って」
と励ましの声を掛けていた。
「ところで本当にこの方法で上手くいくの?」
宏美が聞くと
「知らないわよ、本で読んだだけなんだから」
美雪が返し、作業を続けた。
それでも30分ほど経った辺りだろうか、良彦の状態に変化が見られた。
括り付けられながらももがいていた良彦の体の弛緩して股間から温かいものが流れ出した。
さっきまで恐怖にカッと見開かれていた目は、白目を剥いてトロンとしている。
「やった、かな?」
宏美が言うと、美雪はようやく手を止めて
「上手くいったみたいね」
と良彦の顔を確認する。
153 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/27 15:50:40
かつての童顔の優男の面影もなく、ガムテープと詰め物を取られた口からは
だらだらと涎が流れ、頬を伝い流れ落ちてシーツに染みを作っている。
「アウアウ…」
と、言葉にならない呻きを発して、のけぞっている様はまともな人間には
見えない。かつては知的で優しさもあった目は、もはや焦点が合っていない。
「本当に…狂ったかしら」
美雪が言うと、宏美もウンウンと頷きながら
「私をこうしようと思ったんでしょ」
と美雪を軽く睨むと、美雪はサッと視線を逸らし
「言わないで、私がバカだったんだから」
と俯く。
気まずい沈黙が続く中、痴呆と化した良彦のおかしな呻きだけが響く。
154 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/27 15:51:12
「宏美さん」
不意に美雪が呼びかけた。
「私はこの家を出るわ」
その言葉に、宏美は美雪を見返す。
「不倫をして、あなたを監禁して酷い目に遭わせた。明日香ちゃんも弄んだ。挙句に…」
と涎を流す良彦に目をやる。
「一人の人間を廃人にした。私はこの家にいる資格はないと思うの」
宏美が口を開く。
「出てどうするの?」
「さあ、しばらくは田舎に帰って、ゆっくりしたいと思う。啓太郎さんの
面倒は見てあげてね」
しかし帰ると言っても、美雪の実家は兄の代になっていて、嫁も子供もいる。
いくら田舎で家が広くても、美雪の居場所があるのだろうか。
155 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/27 15:52:11
そんな疑問を抱く宏美に
「大丈夫よ、何とか食べていけるから…今回は自分が本当に嫌になったわ」
視線を部屋の隅に投げやりに這わせ、厭世的に笑う美雪に、宏美はハッとした。
まさか命を絶つつもりだろうか。
「良彦さんはどこか福祉施設の前に置いておきましょうね…何とかしてくれる
でしょう。じゃあ荷物をまとめるから、さようなら」
美雪は地下室を立ち去ろうとする。その後姿には生気が感じられない。
そんな美雪の背中に、宏美のつぶやきが響く。
「許さない…」
その言葉がコンクリートむき出しの部屋に冷たく響き、美雪は足を止めて
振り向いた。宏美が腕組みをして自分を見ている。
156 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/27 15:52:51
(ああ、やっぱり宏美さんは自分を許すつもりがないんだわ。当たり前ね…)
そう肩を落とす美雪に、意外にも宏美はニコッと笑いかける。
「この家を出るなんて許さないわ。成瀬家の跡継ぎはどうするのよ」
宏美の言葉に、エッと美雪が意味を掴みかねていると
「私は一人っ子だったから、弟か妹が欲しかった。今からでも遅くないでしょ?」
と宏美が笑いながら言う。ようやくその意味を悟った美雪の双眸が潤み、涙が頬を伝う。
「宏美さん…でも、私にそんな資格は…」
不倫をし、宏美を虐待した。そして足元には廃人と化した愛人がいる。
どの面下げてこの家に居続けて、子供を生むことが出来るだろうか。
だが宏美は優しく微笑みながら
「私も悪かったから…私がいなければ、美雪さんも不倫をしなかったし、
子供を生んで幸せに暮らしていたと思う。だから…」
そうして一息つくと
「私が家を出るね。パパのお世話は美雪さんがちゃんとしてあげて」
と、しっかりと美雪を見ながら言う。
157 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/27 15:53:37
宏美の言葉に半信半疑になる美雪を見ながら、宏美は考えていた。
(これでいい、美雪さんのしたことは水に流してあげる)
最初は美雪に復讐を考えていた。良彦の始末をつけて、可愛い明日香を以前の
日常に戻したら、美雪に迫り家から出すつもりだった。だが、徐々に考えが
変わっていた。そして美雪が自分から家を出ると言い出したとき、咄嗟に
考えていたことを口に出したのだ。
(私も明日香ちゃんに酷い仕打ちをしたのに、明日香ちゃんは許してくれた。
美雪さんのしたことは酷いけど、それは私にも責任があることだから)
凛と美雪を見ながらも、穏やかな笑みを湛える宏美に、美雪は嗚咽を漏らしながら跪き
「…宏美さん」
と一言言うと、あとは言葉にならない。
宏美は隠し持っていた防犯用の催涙ガススプレーを放り投げ、自分も跪いて
美雪を抱きかかえる。
158 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/27 15:54:17
「今まで辛かったでしょう? コンドームの中身を泣きながら始末していた話を
明日香ちゃんから聞かされたときは、胸が詰まる思いがしたわ。子供を作らない
でっていう私のたわごとのせいで…」
そして美雪の背中を擦る。
美雪は嗚咽を漏らしながら、宏美に抱きかかえられている。双眸から滴が、
冷たいコンクリートの床に滴り落ちる。
「許してくれるの?」
美雪が泣き顔で宏美を見上げ、宏美はそれに答えてニコッと笑う。
美雪も懐から、隠し持っていた折りたたみ式のナイフを取り出し、放り投げた。
「でも…子育てすると家事がお留守になっちゃう。だから、宏美さんの手伝い
が必要なんだけど…」
「明日香ちゃんがいるわ」
「明日香ちゃんはいい娘で気がつくけど…」
そうして美雪は泣きながら、宏美の顔をしっかりと見る。
159 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/27 15:56:39
「宏美さんにもいて欲しいわ」
「美雪さん…」
気の合わなかったはずの義理の母娘が見つめあう。互いの目からは熱いものが溢れて
頬を伝っていた。
「これからも美雪さんって呼ぶね。お義母さん、って呼ぶのは…」
そういうと、宏美は少しはにかんだ様子で続ける。
「こんな年齢の娘がいたら、美雪さんもいきなり老け込むみたいで悪いし。
だからこれからも美雪さんって呼ぶね」
宏美が言う。かつて居丈高に振舞っていたときも、同じ「美雪さん」と呼んでいた。
だが、その呼びかけのトーンは明らかに違っていた。
「宏美さん…」
美雪がまたも泣き崩れる。その横では、良彦が相変わらずアウアウと言葉にならない
呻きを上げて、涎を垂れ流していた。
to be continued
>>150-151 この展開は当初から考えていたものでした。
今、エンディング書いてます。
(屮゜Д゜)屮ヒョーッ!最高!早く続きがみたいー
161 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/29 15:30:34
精神に異常をきたしてからの良彦は、地下室でまるで捨てられた子犬のように怯えて、
ダラダラと涎や糞尿を垂れ流し、かつての優男の面影など微塵も感じさせなかった。
宏美には懐いていたので、食事は宏美が運んでいた。
良彦を捨てる日、宏美は地下室に出向くと汚れた良彦の体をタオルで拭い、ベッドに
仰向けにさせてからそのペニスを口に含み、根元を指でしごくと、狂った良彦は
思わぬ快感を感じてか
「アウアウ…」
と漏らしながら、歓喜の表情を見せていた。
すぐにペニスがそそり立つと、宏美は全裸になってその上にまたがり、ゆっくりと
腰を動かす。最後の罪滅ぼしのつもりだった。
以前の良彦なら持ちこたえていたはずが、宏美の躍動にあっさりと射精してしまう。
だがまたすぐに、そのペニスが回復を見せる。
騎乗位の宏美の乳房がユサユサとゆれ、豊満な尻がくねる。
結局、何度か射精をさせ、後始末をしてやると、美雪が新しい衣服を持って地下室にやってきた。
二人で痴呆と化した良彦の体を綺麗に拭いて、量販店で購入した新しい衣類を着させる。
良彦はわけもわからず、されるがままに着替えさせられている。
162 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/29 15:31:21
「さあ、行くわよ」
美雪が促すと、良彦はなんとも悲しそうな顔になる。これからどこに連れて
行かれるのか不安げだ。
宏美が良彦の手を握り、自分の豊満な胸を触らせると、
ようやく少し安堵したような表情になる。
「良彦ちゃんはオッパイが好きなんだよね。さ、いらっしゃい」
美雪に先導され、宏美に介添えされて良彦は覚束ない足取りで地下室を出た。
人目につかないように、スモークドガラスにしたクラウンの後部シートに
良彦を押し込んで、宏美が横に座る。
美雪が運転席に座り、車を走らせる。
月のない夜、人気のない住宅街を抜け、幹線道路に出る。大型トラックの
轟音が響く深夜の道路を、カーナビを頼りに近県のある福祉施設まで車を走らせる。
助手席にはバッグが置いてある。新しく買い揃えた下着などの着替えと、
ある程度のまとまった現金、それに世話を託すとの手紙だ。
163 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/29 15:32:01
車を走らせている間、良彦は宏美の豊満な乳房の谷間に顔を埋めて頬擦りして
おり、宏美は良彦の背中を擦ってやっていた。
痴呆と化した美青年と、彼に乳房を預けて欲しいままに弄らせている女子大生の
令嬢、ハンドルを握る妖艶な熟女という奇妙なドライブが続く。
やがて夜が白々と明ける頃、近県のある福祉施設の前に着いた。
宏美は良彦を連れて車から降りる。明け方特有のひんやりした空気が頬に
冷たく、良彦も思わずくしゃみをして身震いしている。
美雪が助手席のバッグを取り、中からマフラーを取り出して良彦の首に回すと、
良彦の顔がだらしなく弛緩して、嬉しそうな顔を見せる。
「ここにいるのよ、これからはここでお世話になるんだからね」
宏美が言い聞かせるが、良彦は言葉の意味がわかっているのか、相変わらず
涎を垂れ流したままだ。
164 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/29 15:32:33
「じゃあね、誰か来るまでここで座っていなさい」
美雪が言い、宏美とともに車に戻ろうとすると、良彦は
「ああ…アウ…」
となんとも悲しそうな声をあげて、二人にすがろうとする。
「大丈夫だから、ね。ずっと地下室にいるよりもいいでしょう? お友達も出来るし」
宏美が良彦の手を握り、胸を触らせると、良彦は微かに安心したようだ。
「ね、いい子だからそこにいるのよ。さようなら…」
宏美は自分の胸を愛しそうに触る良彦の手を握り締め、言い含めるようにして
施設の門の前に座らせた。
「じゃあ行くね」
そうして、未練がましそうな良彦を置いて、クラウンの助手席に乗り込む。
美雪がエンジンを掛けてアクセルを踏むと、見る見るうちに施設と置き去りに
した良彦が遠くなる。良彦は最初は追いかけようとしたが、すぐに立ち止まり
唖然として見送っているのがサイドミラーに映る。
165 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/29 15:33:04
「なんだか気が咎める気がするわ」
宏美が言うと、美雪が答える。
「…ええ。でも…あのままにしておくわけにもいかなかったし」
「そうね、それにこれまでも散々女を泣かせてきたみたいだし、そのツケが
来たって言うことかしら」
「ええ、そう思いましょう。私なんて絞め殺されるところだったし、
明日香ちゃんが助けてくれなかったら…」
「殺されていたでしょうね…このことは明日香ちゃんには内緒よ」
「当たり前よ」
二人は会話しながら、朝もやの中を都内に向けて車を走らせる。
「ねぇ、カスパー・ハウザーって知ってる?」
不意に宏美が口に出した。
「ええ、19世紀のドイツで、いきなり現れた謎の男でしょう?」
美雪が答えてハッとした顔になる。
「まるで…」
「そう。カスパー・ハウザーって、案外こんな感じで世の中に出たのかも」
宏美が言う。
166 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/11/29 15:36:07
置き去りにした良彦には、着替えの衣類とお世話をお願いした手紙と、
現金をつけてある。何者かが持たせた、お世話をお願いする手紙一つで中世ドイツに
出現したハウザーとどことなく被る。彼は後に不審な死を遂げたが、
良彦はこれからどうなるんだろうか。
(考えても仕方ない…)
後は良彦の部屋に行って、念のためにパソコンなどを処分するつもりだ。
これで自分達との接点は見つからないだろう。施設の前に置き去りにした
良彦にも、身元が判明するものは持たせていない。
宏美はぼんやりと車窓から外を眺める。
行きに比べて明らかに通行する車の量が増えている。道路標識は、もうすぐ
都内に入ることを示していた。
街が活気付く時間になっている。もうすぐ良彦も出勤して来る福祉施設の
職員に見つかるだろう。
宏美は両手を頭の後ろで組んで、深々と息を吐き出していた。
to be continued
あと2回で終了の予定。
すでにラストは書き上げて、細部の手直しをするのみです。
最後の日はいつになるか分かりませんが、今週後半の夜中を考えています。
夜中1時までにUPできなかったら、その日はないと思ってください。
良彦にまで情が移ってきた。
おいおい。
あと2回
もうエロはないのかな
169 :
ハウル ◆HOWL/F1WqA :04/11/30 10:34:03
保守兼続編キボンあげ
>167
ちょっと可哀想ですよね。
まぁ最初は死んでいただく予定でしたが、死は重くなるんでやめました。
明日の夜は出張で留守にするんで、一応の保全です。
ラストはお楽しみってことで。
楽しみにしてるぜ!
(屮゜Д゜)屮保守
(屮゜Д゜)屮保守
宏美は良彦の部屋に侵入して自分達とのつながりの痕跡を残す恐れのあるもの、
パソコンなどを処分した。
その後、新聞やネットのニュースをチェックしたが、良彦の失踪や押し付けた
福祉施設のニュースは何もない。
それでもしばらくは警察がいつ来るかと心配していた。あるとき、呼び鈴を激しく
連打されたので「まさか」と思い玄関を開けると、新聞拡張員が薄ら笑いをして立っていた。
その男にとって不幸だったのは、宏美が在宅していたことだろう。警察が来たのか、
と要らない心配をさせられたことで宏美は激昂した。
「ふざけんじゃないわよ、さっさと帰りなさい」
怒った拡張員が凄むが
「はぁ、そんな脅しが通じると思っているわけ。なんなら脅迫罪で裁判沙汰にしましょうか?
賠償なんか当てにしてないわよ。いい、公判が開かれるたびにあんたは拘束されて、
仕事に出られないって判る? 私はしつっこいから、ずっと訴え続けるから。
ほら、汚い手でドアを掴むんじゃないの」
などと罵倒し、百戦錬磨の新聞拡張員を追い返してしまった。
それでも、良彦のことは気になった。宏美が一人で車を駆り、密かに彼を捨てた
福祉施設まで行ってみた。天気のいい昼だったので、そこに入所している
人達が、庭で思い思いに遊んでいるが、その中に彼はいない。
どうしたんだろうと思いながら、宏美は観察する。
建物の周囲の花壇は整備されて、等間隔で植えられた草花が和ませてくれる。
庭で遊んでいる「無垢な」入居者たちも、無邪気で楽しそうだ。
宏美はその様子をしばらく見守っていた。
誰かが誰かを叩いて泣き声が起こると、男の職員が飛んできて、すぐさま引き離す。
だが暴力で制圧するのではなく、叩いた方を諭して言い含めるような方法を取っているようだ。
やがてオーバーオールを着たパッと見には美青年が、職員らしい女性に手を引かれて
庭にやってきて、宏美の目が釘付けになる。その美青年こと良彦の着ている
オーバーオールは自分達が持たせたものではない。恐らく施設が与えたのだろう。
良彦は職員の手を離れると花壇の縁に座り、ぼんやりと花を眺めだした。
全ての煩悩を捨て去ったかのように、無心で花壇を眺めている。
(あの人、センスは本当に良かったわ…)
宏美は良彦とデートしていたときを思い起こす。連れて行ってもらった
六本木のフレンチレストランは、うるさい宏美も気に入るくらいの穴場だったと
感傷に浸り、ふと甘酸っぱい気持ちがこみ上げてきた。
ぼんやりとした陽射しの中、良彦は花を愛でている。一応、良彦は安全に
暮らせているのを見届けた宏美は、後ろを見ながらアクセルを踏み、ハンドルを握る。
(これで少し気が楽になった。私も、美雪さんも)
宏美はフッと息を吐き、田舎道をアクセルを吹かして飛ばす。
「家具を随分入れ替えたんだな」
久々に帰国した啓太郎が食卓に着くなり言う。美雪が控えめに家具の買い替えを
提案しても、宏美が亡き母の使っていた家具を入れ替えるなどと許さないと
息巻いていたはずだ。だが宏美が屈託なく笑って
「美雪さんが使い勝手が良い家具の方が合理的でしょ」
と言うのも驚いたが、エプロンをつけてキッチンでせっせと食事の支度をして
いるのも驚く光景だ。以前は休みの日の朝に、気まぐれで卵料理やスープを
作るくらいだったのに。
ガスコンロの前で味見をしている美雪、食器を用意する明日香は、以前の成瀬家の
光景で、この二人を見るとやっと我が家に帰ってきたと懐かしい思いの啓太郎だが、
宏美が美雪と並んでキッチンに立ち、野菜の皮を剥いたりと手伝いをするさま
を見て、啓太郎の目が点になる。
(どうしたことだ?)
手が荒れるからと水仕事を嫌がっていたはずの宏美が食事の手伝いをしている
光景に啓太郎は目を疑ったが、宏美は可愛らしいエプロンを着けて、
はにかみながらサラダ作りを担当していた。なんとか盛り付けを終えると、
今度は美雪の手伝いをしようと包丁を持つが、
「痛いッ」と言う声がして、宏美が指を口にくわえていた。どうやら指を切ったらしい。
美雪がやれやれと言うように肩をすくめ
「宏美さんはパパの相手をしてあげて。久しぶりに帰ってきたんだから、
話したいこともあるでしょうに」
と勧めると、明日香も
「そうそう、宏美さんはおじ様のお相手でもしていてください」
と宏美の背中を押して、啓太郎の横に座らせる。
「何よ、まるで私が邪魔みたいじゃない」
宏美が小さく口を尖らせると
「邪魔ってわけじゃないけれど…ねぇ」
「ええ、ただ座っているだけなら、お皿も割られなくて済みますから」
口々に美雪と明日香が笑いながら言い、またも宏美が口を尖らせて
「ちょっと、二人とも酷くない? まるで私が家事が下手みたいじゃない」
と啓太郎に甘えるように言う。
「ほう、それでは家事が上手くなったのか?」
日本茶で喉を湿らせながら啓太郎が言うと
「…前よりは、ね」
宏美が恥ずかしそうな小さな声で言うと、宏美以外の3人の口から笑い声が起きた。
(いいなぁ、こういう雰囲気。前とは大違いだ)
旅立つ前の居丈高に振舞う宏美に、萎縮して気を使う美雪、妙にケバくなっていた
明日香とは大違いだ。明日香は以前の清楚で健気な明るい娘に戻っているようだし、
美雪も何か鬱屈が取れたようで楽しそうに家事をしている。
だが、一番驚いたのは宏美だ。積極的に手伝いをこなし、またいつの間に和解した
のだろうか、美雪とも打ち解けたようで、冗談を言い合っては笑っている。
思わずほころぶ啓太郎の前に、宏美が小鉢を差し出して
「これ、お浸しなの。なんだかわかる?」
と勧める。
どれどれと箸を取り一口食べると、なんだかほろ苦い風味が広がった。
「なんだろう、懐かしい感じがするな」
啓太郎が言うと、宏美がニヤリと笑いながら
「明日香ちゃん得意の大根の葉っぱのお浸しなんだよ。漬物にしても美味しいし
、栄養も豊富なんだよ」
と誇らしげに言う。明日香と暮らした日以来、大根葉のおかずは宏美の
お気に入りになっていた。
「ほう、中々乙な味だ」
啓太郎が大根葉のお浸しを摘んでいると、美雪が
「さあ、出来たわ」
と、大鍋を食卓の上に運ぶ。
「お、シチューだね。これが食べたかったんだなぁ」
啓太郎がシチューの香りに鼻をうごめかせると
「シチューもいいけどまずはこれを食べて。私が作ったサラダなんだから」
と、宏美が瑞々しい野菜をツナで和えたサラダの皿を差し出すが、どうも
あまり見た目は良くない。それでも宏美がニコニコと見守っているので、
仕方がなく箸を伸ばす。
(お、美味いな)
見た目と違い意外に美味しい。
「ね、美味しいでしょ?」
宏美が覗き込むように言い、啓太郎は微笑んで頷く。
「ああ、見た目はともかく本当に美味いよ」
そう言いダイニングキッチンを見回すと、美雪と目があった。悪戯っぽく笑う
美雪の顔つきから、彼女がこっそり味を調えたのだと啓太郎は悟った。
(いいなぁ、こういう連携)
思わず顔がほころぶ啓太郎だ。
「私も食べようっと、いただきます」
宏美が両手を合わせて言うと、箸を取ってサラダや大根葉のお浸しを摘む。
(おや、宏美が、いただきますを言うとは?)
礼儀正しい宏美に、またしても啓太郎は軽く驚く。いや、テーブルマナーならば
宏美は十分に心得ていたが、日常での気遣いは欠けていたのに。
明日香が小さな口をすぼめて熱々のシチューを吹いては美味しそうに口に運ぶ。
一通りの用意を終えた美雪がエプロンで手を拭いて
「私も戴こうかしら」
と席に着く。
犬猿の仲のはずの宏美と美雪がにこやかに会話しながら箸を進め、明日香が
控えめに合いの手を入れながら微笑んでいる、にぎやかでいい雰囲気の食卓だ。
啓太郎も箸を進めながら、密かに宏美と美雪の様子を窺う。
(これも明日香ちゃんのおかげかな)
仲の悪かった二人が和解したなどと、それ以外に考えられない啓太郎だ。
明日香が必死に仲を取り持ってくれたのだろうかとぼんやり考える啓太郎だが、宏美から
「何考えてるの?」
と覗き込むように聞かれ
「いや、宏美が随分変わったみたいだから、さ」
と慌てて答え、ビールを飲み込むがむせてしまう。
宏美が笑いながら啓太郎の背中を叩く。
「慌てて飲まなくてもビールは逃げないって…私ってそんなに変わった?」
「ああ…」
「明日香ちゃんのおかげかしら」
宏美が微笑む。そこで美雪も口を出し
「そうねえ、明日香ちゃんのおかげね、本当に」
としんみりという。
当の明日香は
「なに言ってるんですか、もう」
と照れくさそうに笑う。
(明日香ちゃんを受け入れて良かった)
宏美と美雪の言葉の真意がわからないまま、満腹した啓太郎は幸福感に包まれていた。
to be continued
保守どうもです。
読み直す度に色々書き加えたり、修正していて中々完成とは行かないです。
ラストは不動ですけど。
なぜかめぞん一刻を思い出した。
成瀬家の地下室は整理され、パイプベッドなどを撤去して誰かがそこに監禁されていた
痕跡など跡形もなくなっていた。あの忌まわしいウンチオブジェについては、庭の草花の
肥やしにした。来年は亡き母が植えた紫陽花が、より一層鮮やかに咲いてくれるだろう。
美雪は以前のおしとやかな義理母の姿に戻っていたが、宏美ともわだかまりがなくなった
せいか、以前のおどおどした態度は影を潜めて、快活になっていた。
「なんで起こしてくれないのよー」
寝坊した宏美が食って掛かると
「子供じゃないんですから、自分で起きなきゃ駄目よ。起こして欲しかったら、
そうメモにでも書いておいてね」
などとあしらい、啓太郎がモーニングコーヒーを飲みながらププッと笑ったりと、
いい雰囲気だ。
啓太郎との子作りにも遠慮なく励んでいるせいか、毎朝晴れやかな顔をしてキッチンで
「お早う、宏美さん」
と、宏美を迎える。もはや明日香をおもちゃにすることもなくなり、一緒に楽しそうに
家事をこなしている。
久々に学校に行った昼休み、宏美はキャンパスの木漏れ日の中を歩く。
秋が深まっていたが、いい陽気で野外で食事するにはふさわしい日だ。
「ねぇ、美味しいパスタの店が出来たんだけど、行かない?」
「そうそう、宏美の快気祝いも兼ねてさ。ペペロンチーノが美味しかったよ」
同じゼミの友人達が、宏美の後を追いかけてきて誘う。みんなブランド物の衣服を
身に着けている。
友人達の誘いに、宏美はフフッと笑いながら謎掛けのように言う。
「今日は外で食べるんだ。良かったらご相伴する?」
そう言う宏美は飾り気のない、スーパーで普通に売っているようなパンツルックだ。
ブランド物などではない廉価な衣服だが、宏美が着るとなんだかお洒落に見える。
フンフンと鼻歌を歌いながら歩く宏美の後を着いていくゼミの仲間達は、
「外で食べるって、なんだろう」
「知らない。でも宏美のことだからゴージャスな考えがあるんじゃないかな?」
とこっそりと密談していた。
味にうるさく、気前の良い宏美がどういう趣向を用意しているのか、みんな興味深々だ。
宏美はやがてキャンパスの片隅の木陰の芝生で足を止める。そこには宏美の家の
下宿人で1年の明日香がビニールシートを広げていた。
「みんなも座りなよ」
真っ先に座った宏美が勧める。その横で明日香が、タッパーの類を出して広げる。
お稲荷、のり巻きが整然と並び、別のタッパーには爪楊枝を刺したウィンナー、
唐揚げ、キュウリの浅漬けなどが鎮座している。他にゆで卵もいくつかある。
とても二人では食べきれない量だ。
宏美の友人達は顔を見合わせて一様に首を振り
「…いえ、いいわ」
「遠慮しておくから」
と言うが、宏美は意に介さずに
「あら、そう?」
と一言口にしただけで、早速ウィンナーを摘んでは
「美味しい」
と微笑んでいる。
宏美の友人達は、踵を返して自分達だけで食事に行こうと歩みを進めた。
「宏美ってあんな貧乏趣味あったっけ?」
「さあ、まだ熱があるんじゃない?」
などと口々に言う。プライドの高いお嬢様の宏美とは全くかけ離れた昼食だ。
去り行く彼女たちの背中に
「ここ、座っていいですか?」
「私もお母さんに頼んで、太巻きを作ってもらったんです。食べて下さーい」
などと言う声が聞こえる。
振り返ってみると、明日香の友人達だろうか、自分達から見るとまだ少女というような
初々しい娘達が宏美の回りに集まっており、宏美もにこやかに彼女達を歓迎していた。
これまで自分達が知っている宏美とは、何か違って見える。一年の娘が持ってきた
太巻きを、宏美は大口開けて美味しそうに頬張っていた。
宏美を中心にして楽しそうな食事会が行われている。
「行こう、早く行かないと席が埋まっちゃうよ」
振り返ってみていた一人が言うが、自分達の中心的な存在の宏美がいないとなんとなく
盛り上がりに欠けるものの、それでもパスタの店目指して歩みを進める。
「でも…なんだか宏美、別人みたいになった気がする」
別の一人が言う。それは決して悪い意味ではなかった。誰もそれには答えないが、
みんながそうと感じていたことだった。
その日の午後、久々に宏美はテニスコートに顔を出し、テニスでは同格の江都子と
練習試合をした。開始当初は攻め込まれたものの、勘を取り戻すと宏美の逆襲は目覚しかった。
スコートからチラチラ見える太股を惜しげもなく晒し、縦横無尽にコートを躍動していた。
久々の宏美の登場に男子達も手を休めて集まる。宏美のテニスウェアの揺れる乳房や
時おり覗くアンダースコートや太股に視線を這わせ、見学だか視姦だかスレスレの
目つきで見入っていたが、宏美は意に介さず動いていた。
ライン際ぎりぎりにスマッシュを打ち込み、微かに砂埃が立ってゲームが終わった。
「さすが宏美、長い間休んでいても勘が鈍ってないね」
惜敗した江都子が、なんだか忌々しさを隠した表情で握手を求める。以前の宏美なら
そういう機敏を察しても無視していたが
「こっちも返すのが精一杯だったわ。江都子さんはやっぱりいいライバルね」
と気を使う発言をして江都子の手を握り返し、どうしたことと江都子がキョトンとした顔になる。
「お疲れです」
宏美に心酔している一年の和葉がタオルを差し出すと、宏美はそれで汗を拭いながら
シャワー室に行く。
(やっぱり久々のテニスはいいなぁ)
充実感につつまれながら、汗でぐっしょり濡れたテニスウェア、ブラジャーとパンティを
脱いで全裸になりシャワーを浴びる。温いシャワーを勢いよく出して、
汗を洗い流すのは本当に気持ちいい。
今日は、明日香がついに康介とお泊りデートに行くという。宏美が学校に戻ったのを
期に、明日香もついに思い切って康介に捧げる決心をしたのだ。
無論、美雪と宏美も明日香を安心させようと、啓太郎のいないときに女同士で色々と
話をして後押しをしていた。
アドバイス通り、新品の清潔な下着を用意してはにかみながら康介の車に乗って
いった明日香を思い出すと、微笑ましくなる。
(頑張れ、明日香ちゃん)
今日お泊りして、明日はどういう風に成瀬家に帰ってくるんだろう。やはりはにかみながらも、
大人の女になった自信と微かな色気を漂わせながら帰宅するんだろうか。
フフッと笑う宏美だが、ただならぬ気配を感じて振り返る。女子が10人ほど
集まっていた。みんな険しい表情だ。
(何事?)
戸惑いながらシャワーを浴びていた裸身の宏美が胸を隠すと、2年の知代が
「見事なオッパイなんだから、隠すことないじゃないですか、宏美先輩。
私のバランスの悪いオッパイと違うんだから」
と嫌みったらしく言う。
「え…どうしたの?」
ますます戸惑う宏美に、今度は腕組みをしている江都子が
「よくものこのこ顔を出せたわね。あなたには羞恥心ってものが欠けているわけ?」
と迫り、宏美はますますわけがわからない。
どうしてみんないきり立っているんだろうか。自分の悪事を康介に告白したときに、
康介はみんなには黙っているからと約束してくれたというのに。
その答えはすぐに明らかになった。女子の集団の背後から、押し出されるようにして
一人の女子が宏美の前に出された。かつて宏美の手足として活動して明日香いびりに
協力していた、垢抜けない癖っ毛の加奈だった。すまなさそうなしょんぼりとした
風情に、宏美は即座に事態を悟る。
(このバカ…口を滑らせたんだ)
かつて手なずけて協力者に仕立て上げていた加奈は、思えば口が軽かった。
恐らく自分が影でしていたことを
「ここだけの話」
などと誰かに打ち明けて、それが広まったのだろう。
動揺する宏美に、江都子と知代が迫り、口々に言う。
「自分の家に下宿している明日香ちゃんを、嫉妬からいびりぬくなんて人間として
最低じゃない? 宏美さん」
「それだけなら二人の問題で済むかもしれないけど、明日香ちゃんを追い詰める
ために、関係ない人まで傷つけることはないでしょう?
私のオッパイのバランスが悪いだなんて、よくも広めてくれましたよね」
その二人に従う女子からも、敵意のある視線がぶつけられている。
宏美は目を閉じて観念した。確かに自分の勝手でこの人達を傷つけたのは事実なのだ。
シャワーを止め、胸と股間を手で隠してみんなに向き直ると
「ごめんなさい」
と頭を下げる。宏美の本心からの詫びだった。
案外あっさりと宏美が謝罪したのに江都子達は軽く驚いたようだが、ますます嵩にかかる。
「和葉ちゃんの体臭も明日香ちゃんに指摘させて、それを自分が相談に乗って
アフターケアして人気取りするなんて、マッチポンプもいいところじゃないの」
と言うと、言われた和葉が前に出る。涙目になっていた。
「嘘ですよね、先輩。私のことを匂うと言わせただなんて、嘘ですよね」
小さく胸を膨らませたテニスウェア姿の和葉が真剣な目で迫り、それが返って宏美の
胸にズキズキと迫る。自分を慕い、まるで子犬のようにまとわりついていた和葉に
真実を告げなくてはならない。
「本当よ、私はあなたが思っているような人格者じゃない。私は最低なの」
振り絞るように口に出すと、ワッと和葉は泣き崩れる。
「謝るんならちゃんと頭を下げなさいよ」
泣き崩れた和葉を抱きすくめる江都子が言う。この件だけではなく、スタイルも
美貌も抜群の女王様に普段から抱いていた鬱憤を晴らしてやろうとの意趣も窺える。
宏美はあくまでも低姿勢で
「その前に、服を着たいんだけど」
控えめに言うが、江都子は無言で腕組みをしたままだ。その横から知代が
「私のおっぱいがバランスが悪いと明日香ちゃんに言わせたんでしょう?
じゃあどれほど先輩のオッパイがバランスがいいのか見せてくださいよ」
と言い宏美に近寄ると、胸を覆っている宏美の手を掴む。
「やめて」
必死に抗う宏美だが、数人の女子が知代に加勢して宏美に襲いかかる。これまでは
みんな宏美の顔色を窺っていたメンバーのはずなのに。
襲い掛かられてたちまちの内に宏美の乳房はおろか、股間を覆っていた手まで
捻り上げられた。見事な均整の取れた裸体があらわにされる。
「へぇ、いいおっぱいじゃない。Fカップくらいあるんですか? これじゃあ
他人のオッパイをバカにしたくもなりますよねぇ」
知代が遠慮なく宏美の丸い理想的な膨らみに手を掛けてギュッと握ると、思わず宏美の口から
「アッ」
と官能的な甘い吐息が漏れ
「感じてんじゃないわよ」
と江都子に冷やかされる。
全裸を衆人環視に晒される屈辱の宏美に、さらに声が浴びせられる。
傍観していた一人の女子からだ。
「あれ、宏美先輩の股間、どうなってるんですか」
その素っ頓狂な叫びに江都子や知代が宏美の股間を見て
「プッ」
「なに、これ」
と笑う。
美雪に捕まったときにまた剃られたせいで、宏美の剥き出しの股間は滑稽な状態に
なっていた。かつてはふさふさに生い茂っていたはずの恥毛が明らかに剃られて、
またポツポツと黒いものが頼りなく生え出していた。
これが生まれながらのパイパンならまだマシだった。だが剃られた後と言うのは、
どう見ても異常事態である。
「あ、そこは駄目、イヤ」
慌てて足を閉じようとしても、剃られた恥丘は隠せない。
「駄目じゃねーよ」
宏美の醜態を前に、すっかり後輩の知代の言葉遣いがぞんざいになっている。
股間を隠すこともままならない宏美に、あちこちから笑い声や呆れたような吐息が漏れる。
「変態と付き合ってるんじゃないかしら」
「いや、ずっと休んでいたのは毛じらみと見た。宏美先輩、そうでしょ?」
「盲腸でも剃るんじゃない?」
「でも手術後がないから、やっぱ変態プレイで剃られたんでしょう」
などとみんなが口々に言う。
「お願い、見ないで」
宏美の哀願も空しく
「さ、性格の悪いマン毛剃られた変態宏美さん、皆さんに謝りましょうね」
江都子の掛け声で、全裸の宏美は押さえつけられて無理やり頭を下げさせられ、
シャワー室の床に頭を押しつけられる。
「す、すみませんでした」
気が狂いそうになる屈辱の中、振り絞るような声で宏美は和葉に詫びを入れさせられる。
落花無残とでも言うような光景だった。全裸で押さえつけられて無理やり土下座させられる
キャンパスの女王様。その黒髪は乱れ、毛先がバサッと床に張り付いている。
知代が宏美の背後から、豊満な尻に蹴りを入れる。宏美は思わず屈辱に
「ウッ」
とむせび、周囲から笑い声が起きる。
「そういえば、私の下着を加奈に盗ませて、明日香ちゃんに泥棒の濡れ衣を着せたん
だったよね。本当にやることが汚い人ね」
江都子が言うと、誰かが脱衣籠から宏美の下着を取り出した。高級そうなメッシュの
白いパンティを押し広げる。
「人間としても汚いけど、パンツも汚いですよ」
とことさらに股間の染みを広げて強調し、笑い声が起きる。
「ラ・ペルラじゃない。あなたみたいな人に履かれてこのパンツも可哀想ね」
江都子が言い、パンティを受け取ってはにおいをかいでわざと顔をしかめて
「あー、和葉ちゃんより宏美のま○この方がよっぽど臭いわ」
と鼻を摘み、笑い声が起こる。
(なんで、ここまでされなくちゃいけないの)
集団心理の暴走で全裸のまま辱めを受ける宏美は思うが、まだ解放されるどころか、
宏美の不満そうな顔を見た江都子が
「文句あるわけ?」
と迫り、軽く頬を叩く。今度は知代が
「ま○こが臭いって言われたのが腹が立っているんじゃない? パンツは臭いけど
ま○こは臭くないんだって言いたかったりして。じゃあ実際に先輩のま○こが臭いか
どうか嗅いで見ようか」
というと、再び宏美の太股に手を掛けてグイと開こうとする。
「や、やめなさい」
さすがに宏美は憤った。いくらなんでもこれは酷いではないかと美貌に怒りを滲ませる
宏美だが、かつては宏美の顔色を窺っていたはずの周囲の娘達は、みんなケラケラと
笑うのみだ。
「まだ女王様のつもりだよ、こいつ」
ポンと江都子が宏美の頭を叩くと、周囲の娘達も、我も我もと群がり、
「パイパンの変態の分際で威張らないで下さいね」
などと宏美の乳房をギュッと握って宏美を苦悶させたり、乳首をこね回して弄ぶ。
「やめて、お願いだから」
あまりの屈辱に宏美はついつい哀願するようになるが、それが帰って嗜虐心に油を注ぐことになる。
「あの宏美さんが、お願いと来たわ」
ゲラゲラと江都子が笑うと
「それっ」
と知代と江都子が、宏美の健康的な太股に手を掛けてぐいと開く。
秘部が晒され宏美は思わず顔を背ける。陰りを失った秘密の場所が暴かれ、
我も我もと覗き込む。
「どれどれ、匂いチェックでーす」
知代が顔を突っ込んで鼻をかがせると
「うわっ、臭せー」
とワザとらしく騒ぎ、周りの娘達も
「マジで臭うんですか?」
と嬌声をあげる。
宏美は無念のあまり、唇をかみ締めて目を閉じている。何を言っても笑い者になる
ことは判りきっていた。
「あんたも臭いんだって。和葉ちゃんの体臭を言えた義理じゃないわね」
江都子が笑うと、知代が無遠慮に指を伸ばして宏美のデリケートな襞の周囲を弄り回す。
「へえ、いい形してるじゃない」
冷やかすように知代が言うと
「健康的なピンク色ね。もっとヤリマンかと思っていたのに」
と江都子が囃す。
もはやサークルの看板、キャンパスの女王様への遠慮もない。旧悪を暴露され、おまけに
恥毛を剃られた姿を見られた宏美はすっかりこの場での最下等の存在と堕ちていた。
「カイてあげれば?」
指を曲げて合図する知代の残酷な提案に、江都子も
「いいじゃない、それ」
と同意する。もはや名門大学の女子大生というよりも、下劣な女子高生のリンチの
場のようだ。かつての美雪のように、眠っていたみんなの嗜虐の煩悩が宏美の醜態で
一気に噴出した感じだ。
「私はもちろんおっぱい担当ですね。宏美さんのような形のいいおっぱい、
うらやましいです。どうせ私のはバランスが悪いおっぱいですから」
知代が嫌味を言いながら、宏美の乳房に手を掛けてやんわりと揉みしだくと、
江都子が唾をつけた指を伸ばて、宏美のクリトリスをそっと擦る。
「ウッ、わあっ」
宏美が逃れようとするものの、手足を後輩達に押さえつけられて身動き一つ取れない。
かつての自分の崇拝者たちは、みんな江都子サイドの人間になってしまっていた。
「ほれほれ」
江都子が指を激しく動かす。1年のときは先輩に媚を売って雑用をスルーしたり、
わがままで勝手だった宏美に対する鬱憤、そして自分では及ばないセンスの良さや
恵まれた外見、頭の回転の良さなどに対する鬱屈など、宏美に対する負の感情が
一気に噴出していた。
(こうなると惨めね、宏美)
これまでのお返しとばかり、江都子は嵩にかかり責める。
宏美の意思とは関係なく、江都子の指でジュクジュクと愛液が溢れ出てくる。
「わぁー凄い」
1年の女子が毒気に当てられたかのように唖然としている。
「お願い、ヒイッ! なんでも言うことを聞くから…」
たまらず宏美が根を上げる。このままではイカされるのは時間の問題だった。
だが江都子は容赦しない。
「またお金で解決する気なの、宏美さん?」
そういうと、今度は人差し指を膣の中にグイと突き入れ、四肢を押さえられている
宏美の裸体がビクンと跳ね返る。
「これからあなたにはサークルのマネージャーになってもらうわ。1年のときに
雑用をスルーしていたんだから、その分をやってもらうから。一人じゃないから
安心して、加奈っていうお仲間もいるから」
言われた加奈は、シャワー室の片隅でしょんぼり立ちながら、事の成り行きを
黙ってみている。宏美に与えられた衣服などを自慢し、
「それ、どうしたの?」
と聞かれて、口の軽さから宏美の手足として活動したことを「ここだけの話」と
しゃべってしまったが「ここだけの話」が「ここだけ」で済むことなどありえない。
サークルと関係ない友人にしゃべったことだが、周りまわってサークルのメンバーの耳に入った。
江都子や知代に呼び出され、締め上げられて全てを白状させられて、サークルの
雑用係として今後一年奉仕するようにと約束させられていた。
「あ、アッ」
宏美の陥落間近を予感させる喘ぎが漏れる。
「さあ、マネージャーとしてやってもらうわよ、いいわね?」
江都子がズポズポと指を挿入し、中でくねらせて隔壁を探ると、黙って見ている
和葉に顔を向ける。
「そうだ、和葉ちゃんもテニスウェアのお洗濯もしてもらっちゃえばいいのに。
和葉ちゃんが臭いなんて言わせるくらいだから、和葉ちゃんの汗まみれの匂うウェアを
綺麗に洗濯してくれるんじゃない?」
だが、言われた和葉は無表情だ。
江都子は宏美に向き直り、さらに激しくクリトリスに置いた指を蠢動させ、
挿入した人差し指を激しく動かす。
知代も相変わらずゆっくりと乳房を揉みながら
「いい手触りですねぇ、羨ましいわ」
と息も絶え絶えな宏美の耳元で囁いていた。
「それ」
江都子が止めとばかりに深く指を突き入れると、宏美はついに
「ああ、駄目…」
と漏らし、トロンとした目で裸体を硬直させる。
「イッたわね」
江都子が快心の笑みを浮かべて手を止めると、宏美の頬を叩く。
「これからはマネージャーとして雑用するんだよ、マン毛剃ってる変態宏美さん」
「私のソックスも手洗いしてもらおうかなー」
などと江都子と知代が勝ち誇ったように笑うが、放心状態の宏美は返事も出来ずに
ボーっと上を向いているのみだ。イカされた火照りと、サークルの仲間や後輩に
屈辱の瞬間を見られた衝撃とが宏美を襲っていた。
「せっかくだから記念撮影しよっと」
一人が携帯を持ち出し、写メールで宏美の屈辱の姿を映そうとする。カシャッと音が
したそのとき、一人の影が宏美に覆い被さった。
「もういいじゃないですか、酷すぎです」
和葉だった。テニスウェア姿で小ぶりに盛り上がった胸を押し付けるように、
宏美の上に覆い被さる。
「ちょっと、和葉ちゃん。あなたは宏美さんに体臭を笑い者にされたのよ」
「そう、私達は同じ被害者じゃないの」
江都子と知代が慌てて言い、引き離そうとするが
「…それでも宏美さんは、親身になって相談に乗ってくれました。
一緒に薬局に行ってデオドラント製品を買ってくれて…」
と涙声で訴える。
「それも全部宏美の汚い手口じゃない。明日香ちゃんを追い詰めるためのさ」
江都子の言葉にも
「それでも、宏美さんをそこまで憎めません。もういいじゃないですか、酷すぎです」
と宏美を庇うように、和葉は宏美の裸体を覆う。
「邪魔なんですけど、和葉さん」
携帯を取り出して撮影しようとしている女子学生が言うが、和葉は頑として引かない。
業を煮やした江都子が
「和葉さん、あなたも同じ目に遭いたいの?」
と脅して無理やり和葉を引き離そうとするが、和葉は必死の形相で必死に宏美にしがみつく。
「みんな酷すぎるよ、宏美先輩はそんな悪い人じゃないよ」
と和葉が泣き叫ぶ声がシャワー室の中に響き、一人で宏美にしがみついている。
和葉の行動に江都子たちも異常な興奮から覚めたか、やっと我に帰ったように和葉から
手を離す。宏美を押さえつけていた者達も、それぞれ手を放して立ち上がった。
宏美は気だるそうに裸体のままシャワー室の床に横たわっている。泣きじゃくる
和葉をしがみつかせたまま、もう手足を拘束する者もいないのに身動き一つしない。
しばらく外に出ない生活で青白くなった肌に、均整の取れたボディを晒したまま
身動きしない姿は、まるで死んでいるかのようにも見える。
ただ生きている証として、一筋の涙が頬を伝い流れ落ちていた。
the end
214 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/12/05 04:41:26
こ、こんなオチが…(汗)
215 :
玉春 ◆TAMA2d6Vzo :04/12/05 10:41:19
(*´д`*)お疲れさまでした!!すごい面白かったです!
人間関係のしっぺ返しが最後にあってよかった
これから宏美がどうなるのか読者の想像にまかせたあたりもイイ!
アタイ的にゎ宏美に1から頑張ってほしいなぁ
作者たん乙!
ちょっとちょっと。。いくらなんでもこんなオチはないだろー
これならまだ三人仲良く大団円の方が幾分ましだったぞ。そういうオチだろうと予測して
思い切り叩く予定だったけど。昼ドラじゃないんだからとか。作者の独りよがりでキモイとか。
少女漫画じゃないんだからこんなに人間関係が綺麗にまとまるかとかね。
でもこれじゃ・・・それ以前の問題だ。何て中途半端なんだ・・・
続きを書くつもり?それなら分かるけど。まとまりとしては最悪だぞ。
最後まで読んでからって言われたからずっと待っていたが、何をしたいのかさっぱり分からん!
官能小説ってことなら、エロのない伏線が長すぎる。これじゃ中だるみしてしまう。
俺はエロ以外の伏線も認める派だが、それもより興奮させるための布石として使う場合のみだ。
もしちょっとエロ小説風ってことなら、エロシーンが多すぎる。
それに内容が全く無いので、エロ抜きで読んだら全く面白くない。
何か違うテーマ盛り込むとか。サスペンス風にするとか。江戸川乱歩みたいに
妖艶な女性シーンを絡めるとかしないと。大体あんなに簡単に人間を痴呆にできるなら、
苦労はしない。証拠の残らない毒薬を犯人自ら作成しましたってレベルにナンセンスだ。
おそらく、ちょっと不幸な哀惜が残るようなものを醸し出したかったのだろうな。
でもこれじゃ全然余韻が残らないよ。いい官能小説は終わり方が上手なんだよ。
エンドでも被虐的な惨めさが続くというか・・・この辺りは説明が難しいな。
ttp://www-ku.magma.ne.jp/~snif/p2-3.htm 例えばこの小説。短いけど端的にまとめているよ。
読んでみ。あんたの小説はダラダラ長すぎる。長編小説は好きだけど、
中間中間が間延びしていてエロシーンもぬるいから退屈してしまう。
責め方もオーソドックスすぎるよね。官能小説化はマンネリにならないような
責めを考えるために四苦八苦している。せっかく掲示板に書いているんだから、
他の人のネタとか採用すればいいじゃん。ネタがあっても上手書けるかは才能がいるんだから。
220 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/12/06 02:22:30
これ、最初から甘い話を書くつもりだったんですよね。
最初の考えでは多摩川の川原で一家団欒して、去り際に宏美が良彦を埋めた桜の木の
根元にそっとワインを注ぐシーンで締めるつもりでしたが、死は陰惨すぎるので
やめて、廃人になってもらいました。
エンドですが、一人を廃人に追い込んだ以上、宏美も性格が変わったとはいえ
ハッピーのまま終わってはいけないと思い、あのラストにしました。
「因果応報」ってのもあります。
>官能小説ってことなら、エロのない伏線が長すぎる。これじゃ中だるみしてしまう。
それは自分でも判っています。
良くない癖だとも思います。
でも明日香と二人暮しするシーンは、最初から書きたかったシーン。
(持ち込めば削られるのも承知の上で)
>それに内容が全く無いので、エロ抜きで読んだら全く面白くない。
感性が合わないんでしょうね。
221 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/12/06 02:31:20
>大体あんなに簡単に人間を痴呆にできるなら、 苦労はしない。
確かに簡単ですよね。
こめかみを叩き続けると精神に異常をきたすってのは、実際の拷問であるそうです。
本当はドリップ式コーヒーみたいに、水滴を垂らし続けるシーンを描こうと
思いましたが、やめて手軽にしちゃいました。
>おそらくちょっと不幸な哀惜が残るようなものを醸し出したかったのだろうな。
それは220で書いた理由で、正解。
>中間中間が間延びしていてエロシーンもぬるいから退屈してしまう。
>責め方もオーソドックスすぎるよね。官能小説化はマンネリにならないような
>責めを考えるために四苦八苦している。せっかく掲示板に書いているんだから、
>他の人のネタとか採用すればいいじゃん。
エロ期待の人だと、間延びは感じるでしょうね。
責め方ですが、羞恥を中止に相手の精神を蝕むのが好きなんで、あんまり
奇抜なのはこれからもないかと。
俺としては単なる羞恥責めでも、自分なりの工夫を入れて行きたいです。
他の人の提案は、自分と合えば採用します。
俺が書きたいか、萌えるか、が基準ですから。
222 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/12/06 02:37:36
>>215 長い間お付き合いいただきどうもでした。
>>214 書き込んで、どきどきしながら感想を待っていた昨晩w
何時間か待ってようやくレスが着いたけど、あんまり気に入ってないですか?
読んでくれていたみんなも、素直な意見を書いて欲しい。
出来れば出身板(エロ漫画小説、なんでもあり、えっちねたets)とか
書いてくれると、より参考になります。
ラストですが、宏美を男含むサークル全体のおもちゃとして扱って終わらせる
つもりでしたが、書き込む直前に思い直して、和葉が庇うラストにしちゃいました。
直さない方が良かったかな。
223 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/12/06 02:39:41
>221
>羞恥を中止に相手の精神を蝕むのが好きなんで、
羞恥を中心に、の間違い。
さぁ!新作だ!
感想書きます。適当に。酔っ払った勢いで。
そうでないと、いろいろ考えすぎて、うまくかけなくて、後回しにしてそのままになっちゃうんで。
明日香が、宏美を救出してから再び捕まるまでのところが大好きです。
あんな感じのをずーっと読みたい。
小柄な年下の女の子が、大柄な年上の女を責めるのが基本的に大好きで。
しかも、その個人的な嗜好を満たしてくれてなお、1 ◆E.WSPCVZAE さんならではの、テクとお呼びしましょうか。
うまく言い表せないですけど、そう、すぐ上にありました、羞恥を中心に相手の精神を蝕む描写が最高です。
あんな感じで操られるというか、だんだん洗脳されてくと言うか、しかも犯罪、違法性は全くない、いや、
常識的に見ても、道徳的観点からでも、非の打ち所のない対応ながら、確実に宏美を蝕んでいく。
いったい俺は何を言いたいのか?
まず、シチュが最高、そして1 ◆E.WSPCVZAE さん最高。
226 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/12/08 00:06:51
>225
感想ありがとう。
この辺りのセンス、合いますね。
>しかも犯罪、違法性は全くない、いや、常識的に見ても、道徳的観点からでも、
>非の打ち所のない対応ながら、確実に宏美を蝕んでいく。
あのシーンはタルくなる危険もあったけど、どうしても書きたかったです。
俺的には召使の女性が主人(の娘とか)に慇懃無礼に接して、表面上はともかく
心理的に威圧して支配していくってのも好き。
>224
書きたいんですか?
ここは専用スレなんで、出来れば他のそれ用のスレでお願いします。
ラスト、書き上げたときは充実感があったけど、思いついた時には
「これでいいのかな」と、自信がなかった。
あんまりレスがないってのは、拍子抜けとか不満とかの現われだろうか。
俺はへこんだりしないから、自由に言ってくれてもいいのに。
書きたいじゃなくて
新作待ってるよってことさ
228 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/12/08 00:50:24
d
掲示板はね、シビアだからつまらないとどんどん読者の足は途絶えていくよ。
はっきりいって、この小説は明日香が救出した段階でもう終わっていた。
あれ以降、一回も興奮しなかったから。最初が良かっただけに勿体無いな。
あそこまで前振ったら、何度も言うが、実行しないとテンションが下がる一方。
実際の行動よりも過激な前フリはしちゃだめなんだよ。
俺だったらこんな続きを書くだろう。構想を書いてみようか。
>しかも犯罪、違法性は全くない、いや、常識的に見ても、道徳的観点からでも、
>非の打ち所のない対応ながら、確実に宏美を蝕んでいく。
そもそもそんな道徳なんて気にしていたら、いい小説なんて一生書けないよ(w
背徳的で合った方が、面白い。現実にない妄想を小説に求めているのだから。
まず話に現実味を帯びせるために、良彦を医学生か研修生って設定にするか、美雪を元看護婦って設定にする。
で、美雪の計画通り、家出したってことで行方不明ってことにする。父親にも時々ビデオレター書かせたりさせる。
両手両足ないんだけど、顔だけしか撮らないから気が付かないわけ(w
無理やり笑わせてね。父親の映像も宏美に見せたりして、
「心配してるみたいねぇ。フフ。そろそろ戻ってあげたら?」みたいな感じで徹底的に煽る。
最後は父親も事故に見せかけて殺害してしまう。
有頂天の美雪。でもここで明日香が登場。宏美のことを嗅ぎ付ける。そして宏美に詰め寄る。
明日香を丸め込むことが不可能だと思った美雪は、宏美に会わせることを約束する。
良彦に明日香にバレたことを話し、高飛びすることを持ちかける。
そして、腹いせに今までの宏美の全てを記録したページをネットに公開させる。
このことは予め計画済みで、日本だけでなく世界各国にミラーページを同時公開。
でね、次の日指定場所に明日香が訪れるんだけど、何と良彦が死んでいるの!
そこへタイミングよく警察が到着。「私は何もしりませんー、待ってください!」
っと喚く明日香を連行。そう、明日香と良彦が共犯者ってことにさせられてしまうの。
物的証拠も次々発見。この辺りは抜かりない美雪さんです(w
学校でも宏美によって明日香の評判は最悪だったから、これも拍車をかけたわけね。
いやぁ、日ごろの行いが悪いと怖いものです。ホントは行いが悪かったのは宏美のせいなんだけど(w
え?宏美がどうなったかって?実は生きてるよ。殺してない。ここで殺さないのが味噌なんですよ。
ただね、既に精神的におかしくなってる。だるまにされて一ヶ月間、美雪に散々イビラレてきたからね。
作成済みの公開してないHPを見せては、「フフフ、あなたの友達も見てるかしら?」
みたいなことは毎日。挙句には父親を殺害する手助けまで宏美にさせていた・・・
このことで宏美はおかしくなって幼児逆行してしまっている。
バブバブって赤ちゃんみたいに・・・。ああ、、哀れな宏美ちゃん(w
現場から救出される宏美。宏美にとって美雪は義母だから、当然美雪の元に返される。
「ああ、、宏美ちゃん、、こんなことになってしまって。。お母さんよ。分かる?」
美雪の顔を見て怯えた表情をする宏美。
「うっうう、、うぇぇぇ〜ん、、こあいよぉ。。」
「よ〜しよしし。可哀想に。ひどいことされたのね。もう安心よ。お母さんが付いてるからねぇ」
マスコミ陣は感動の涙にフラッシュの嵐。静かに微笑む美雪。
で、二人きり親子水入らずで暮らすことになるの。でも意地悪な美雪さんのこと
当然家では宏美を虐待。通っていた大学にも乳母車に乗せて連れて行く執拗さ。
変わり果ては宏美の姿を晒し者にし、知り合いの前で宏美のオシメを変えたりする。
「宏美さん、みんなにワレメ見られちゃったわねぇ。フフ。そんなことを言ってももう何も感じないか。
昔のあなただったらどう思ったかしら?ウッフフフ。アッハハハ。ぁ〜、おかしいわね。」
小声で宏美の耳元に囁く。
「ブタを養う餌代も大変なのよ。お前を見世物にしたら少しは稼げるのかしら?」
いたずらな微笑を浮かべ、乳母車を静かに押していく。
カラカラと不安げな車輪の音は、キャンパスの喧騒へと紛れていった・・・
ってな感じでエンドでしょうか。
でね。HPとかで小説を公開するなら、この全世界に公開したってHPをお話に合う形で作ったら面白いかなぁ
って思うんだけど。宏美のスリーサイズ、様々な角度からの写真もCGで作成。
調教された記録が、日記形式で写真付きで満載されているの。
ストーリーの横でこんな小道具的な企画やったら大成功だろうね。有料にしても見たいって人いそう(w
234 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/12/08 02:21:58
>>230 217氏でしょ?
>そもそもそんな道徳なんて気にしていたら、いい小説なんて一生書けないよ(w
>背徳的で合った方が、面白い。現実にない妄想を小説に求めているのだから。
道徳なんか気にしてないですよ。
この辺はやはり感性の違いなんでしょうね。
235 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/12/08 02:25:40
>>232-233 すいません、俺にはとてもそんなのは書けません。
仮にバッドで終わらせるとしても、そんな過激なのは書けないです。
趣味がかなりSM色が強そうですが、俺はそこまでのSM嗜好はないです。
ヘタレですいません。
236 :
まま 202-32-52-195.cat-v.ne.jp:04/12/08 06:52:35
つうか1が、ふと疑問になった。
内容のアレコレがどーこーは別として、
作品を継続する忍耐力がこれほどあるのに、
2ちゃんでずっと足踏みしてんだろか?
それとも、もうライターかなんかやってんだべか。
1さん何時も楽しみに読ませてもらっています。頑張ってくださいね。
>236
かつて持ち込んだときがあるんですが、全くの無反応でした。
今思うと「桂子」の読みにくい難のある文章のさらに稚拙なやつで、
しょうがないと思います。
内容ですが、転校生が最初は親切にしてくれていた級友から妬まれ、
脅されて奴隷にされて晒し者になる。
それに気がついた担任の若き女教師だが、阻止しようとするものの逆に自室で
裸にされて辱められるって作品。
その後ナース物とかチャレンジするんですが、筆が進まずに終わってました。
それから数年、2ちゃんで連載を始めて、読者さんからの反応があるおかげか、
いくつか作品を作ることが出来ました。
(一人でコツコツやっていたら、多分進まなかったと思う)
そろそろ雑誌に投稿してみようかなと思ったり。
今回のを持ち込んだら、明日香の些細な復讐シーンとか削られるだろうけど、
雑誌によってはかえってウケるかな。
>237
どうもです。
>>1 ラストまで読ませていただいたがマジ、おもしろかったですよ。
宏美の明日香いびりや悪女ぶりの描写は見事なもの。
美雪の攻めとかたまんねーって感じでした。
「ウンコオブジェ」 こりゃ伝説だね スカもよくやったと。
難点あるとしたら、ストーリー終盤の強引さ。
明日香と宏美の和解はまだわかるけど、
美雪とは、あらいざらいぶちまけたからってココまで円満にいくかな? と。
ラストはワイ的には、いいと思いますねぇ。
宏美自身改心して、美雪明日香とも円満にいって、
これから 充実した毎日が始まるってトキにこの結末。
今まで悪行を尽くしてきた罪は消えないってワケですな と。
なんにしても おもしろい小説よまして頂いた。
またおもろい、小説書いてくれ 乙
>>1
>>230 のストーリーはかなり過激やの
そこまで残酷ストーリーは読むに耐え難いモノがある・・・
>いたずらな微笑を浮かべ、乳母車を静かに押していく。
>カラカラと不安げな車輪の音は、キャンパスの喧騒へと紛れていった・・・
このラストはいい感じがする。 けど、ストーリー全体がブラックすぎて、
読み終わった後が哀しい感じするだろねぇ(^^;
啓太郎を殺すのなら、なんで、おまえら結婚したんだ? ってコトにもなるし。
>239
長い間読んでいてくれてどうもです。
確かにあれだけのことをされて、許すかってのはありますね。
「子供が生めない苦悩」を女同士ゆえに分かり合うってのと、宏美も明日香に
酷いことをした自責の念から、自分も許す心を持とうと決意した、
生まれ変わった宏美さんを演出してみました。
甘いといえばかなり甘いですよね。
それにしても、「ウンコオブジェ」評価高いですねw
それともう一つ
>236
>2ちゃんでずっと足踏みしてんだろか?
足踏み、ってのとは違う。
走りこんだり、庭で木刀振ったりと、鍛錬している段階だと自分で思う。
「桂子」あのまま雑誌に持ち込んだら、文章自体で落とされてたでしょうね。
>240
美雪は腹黒いサディストで、金目当てで結婚したという筋にしたいんでしょう。
多分彼は「終わらない夏休み」とか好きなんじゃないでしょうか。
それ覗いたことがあるけど、キツくて逃げ出したくなった。
それと新作っすけど、最初から書くのは、単に物語の続きを書くようには行かないです。
やるとしても、それなりの時間をもらわないと出来ないでしょうね。
連載と違って、ある程度の枚数を書いて物語の骨子が定まってから出ないと
ウプできないし。
私は結構好きだったな、今回の話。
女だからかもだけどちょっとぬるめがいいです。
ただ、どこが印象に残ったかときかれるとちょっと答えづらい感じです。
そんなには強く心に残ってないというか。
いつも読ませてもらってます。またお書きになるならがんばってください。
244 :
モ ◆POO/EmK2Pg :04/12/10 11:56:37
おもしろかったなぁ、、、オモシロかったよ本当に!
毎回楽しみにして読んでました。
でも、この板でこんなに読める小説を描けるヤツが要るってのが嬉しくて読んでたのかもしれん。
1が雑誌社に投稿目的で書いてるみたいだし、
自分が1の小説を買って読んだとしたらっていう視点での感想を書こうと思う。
最後の宏美と美幸の完全和解と、宏美の改心は意外だった。けど、その描写が不十分で
いまいち作品にのめり込めず「まだなにかあるんか?」って読み続けたので
エンディングは物足りない感じを受けた。
ウンコオブジェ。
意外性とユーモラスさと狂気が入り交じってて強く印象に残ってる。ただ、
>あの忌まわしいウンチオブジェについては、庭の草花の
>肥やしにした。来年は亡き母が植えた紫陽花が、より一層鮮やかに咲いてくれるだろう。
これはいらねぇんじゃネェかな?
コミカルで狂ったウンコが、亡き母の植えた紫陽花を鮮やかに彩るって。。。
笑いが成立してしまう。
245 :
モ ◆POO/EmK2Pg :04/12/10 12:07:53
それと、1がどうしても書きたかったって言ってた、宏美と明日香の共同生活シーンだけど、
あそこだけ特に光景が目にありありと浮かんだし、描写の雰囲気も違ったし妙に気になってた。
当然1個人の意見として聞いてほしいんだけど、こういったSM風エロ小説じゃなくて
もっと生活臭の漂ったもんメインに書いた方が実力発揮できるんじゃねぇかな?
渡る世間は鬼まみれとか、一つ屋根の下でとかああいうの。
上の方で誰かが「なぜか、めぞん一刻を思い出した」って書いてたけどわかる気がする。
他の部分は普通に面白く楽しみにして読んでたな。金出してまで読みたいか?っていうと。
もともと小説とか滅多に読まんし、買いませんし読みません!
でもでも、本当にいつも楽しみにして読んでたよ。応援してたし、これからも応援するぜ!
>>1
おつかれ!
この小説を編集者に見せたら、おそらく後半以降書き直せって言われるよ。
官能小説って言えば聞こえがいいけど、要はエロ小説なんだよ。
エロ小説で一番大事なことって何か分かる?実用性だよ。
自分の小説で抜くことはないかもしれないが、1は後半の内容で抜くことできるか?
感性の違い以前の問題だ。読者は官能小説に変な感動なんて求めてないからな。買う人事態もかなり絞られると思うし。
>明日香と二人暮しするシーンは、最初から書きたかったシーン。
こういうシーンあっていいとは思う。しかしだな、これが後半に全く生きてきてこないんだよねぇ。
生きてとはエロに直結しないってことだよ。もちろん。
1としては、このシーンで、宏美と明日香が和解し、最終的に美雪とも和解できるシーンとして重要と思っているのかもしれないが
ちょっと意地悪に言えば、アマチュア作家のマスターベーションを見せ付けられているような感じがするんだよね。
少女漫画家に多そうな。自分だけの理屈を全面的に押し出しているとでもいうのかな。
それを読者まで押し付け、無理やりまとめようとしている。「おいおい、それは違うだろ〜」って思ってしまう。
今回は特に強引だった。プロになるならもうちょっと客観的な第三者的な目が欲しいな。
一般小説だったら、もっと採点の目は辛くなるよ。
良かったところは、ウンコオブジェは新しかったと思う。この下りが一番興奮した。
ウンコ茶もえぐいと思ったが、実行しなくてガッカリ。
布仮面辺りも良かったかな。
>多分彼は「終わらない夏休み」とか好きなんじゃないでしょうか。
読んだことあるけど、あれは俺でもだめだわ。あそこまでされて生きていること自体不自然すぎだしな(w
ってか根本的に分かってないな。自分と異質なものは一箇所で括ってしまう所あるとみた。
俺は1と同じベクトルだよ。復讐パターンが好き。しかも女が虐めないと興奮しない。
拷問したいわけではないんだよ。精神的な屈辱を与えたいの。分かる?
そもそも、人を鬼畜扱いしているけど、だるまさんにするって案を考えたのはあんただぞ。
その後で続けるならああなる他ないってだけの話さ。
別にそこまでしなくてもいいけど、そうするなら、あんな前振りを俺は書かないから。
でも絶対に昔の生活には戻れない枷を一箇所体に与えるのは好きだなぁ。
性器の上に刺青か、焼印を押すとかね。こういうのって色っぽいよね。支配されているって気持ちになる。
最後に開放してあげるパターンでもこれならいいね。俺流のハッピーエンドなんだけど(w
拘束はされていないけど、一生トラウマから開放されないってパターンね。
今回もちょっとだけ温くするなら、美雪と良彦逮捕ってパターンでもいい。
ただ写真とかHPを公開しているから、宏美は世間一般の晒し者。
明日香にお世話をされながら、彼女に感謝して、細々と生きていくってパターンもありではある。
というのも、発狂させてしまったら面白くないからさ。
死と同じで、それはもう開放だから。
屈辱を一生噛み締めて生きていくしかないって部分が萌える。
美雪は腹黒いサディストで、金目当てで結婚したという筋にしたいんでしょう。
確かに簡単に書くなら、財産目当てにするな。でもありきたりすぎる気もする。
俺だったらねぇ、啓太郎と結婚する前に、美雪と宏美は出会っているってパターンで書く。
登下校のバスか電車の中で、宏美はグループのリーダー格で、ちょっと高飛車なお嬢様な感じなのね。
世界の中心に自分がいると信じて疑わない。生意気だけど、そんなこと気にならないほど、彼女は若く
光り輝いてる。端から見ていても眩しいほどに・・・
で、そんな様子を美雪さんは見ているわけさ。美雪は不幸な生い立ちで、結構苦労して生きてきた。
美雪は元々はすごく純粋な女性だった。だけど不幸な過程で恐ろしく歪んでしまった。
人生の意味も知らず、何の苦労もせずヌクヌクと育ってきた宏美。
何人かの同級生を引き連れ、女王様気取りで得意げな宏美の振る舞いを、美雪は刺すような憎悪の目で見つめていた。
そうなんです。美雪さんは、こういう苦労しらずの小娘、大嫌いなんです(w
で、ちょっとした小競り合いが起こるわけ。宏美の肩か何かが美雪に当たる。
「あ、、ごめんなさい」軽く謝る宏美なんだけど、一言美雪が注意するんだね。
周りの人の迷惑になるから、もうちょっと静かにした方がいいんじゃないかって。
宏美は素直に応じようとするんだけど、周りの連れの子が
「おばさんって小言多いから嫌になっちゃう。あ〜あ、年は取りたくないね〜」っとボソッと。
「ホントねぇーー」っと他の子達も大爆笑。
「ぷっ、、こら、そんな失礼なこと言っちゃだめでしょー、あははは、すみませんねぇ〜」
口では謝っているけど、宏美も笑いを抑えきれない。
その時駅に到着したアナウンスが流れる。
宏美たちは電車をそのままドッと降りてしまう。で、美雪さんは思うわけさ。
この恵まれた子から全てを奪ってやったらどうなるんだろう?暗い最果てに落ちても、今の様に笑っていられる?
いいわ。気取り屋のお嬢様にはきつ〜いお仕置きをしてあげる。生まれてきたことを後悔するくらいの。
そんな笑顔ももうさせないわよ。あなたが笑うことを許されるのは、私のご機嫌を伺うときだけになるわね。
せいぜい卑屈な笑顔を浮かべなさい。誰からも嘲笑される惨めな存在に落としてあげるわ。
と、こういうイントロで入るのも面白いかな。きっかけがすごい些細な事なんだよね(w
最初から宏美をターゲットにしているってことにするわけさ。
前半部では宏美の笑顔が、思い切り印象的に写るように描写する。
生意気で世間知らずで全てを持っているお嬢様。ここを長く印象的に書くことで、後半へ繋がるんだ。
父親に取り入り、宏美から父親すら奪ってしまう。宏美は美雪との諍いなんて当然覚えてもいない。
追い詰められていく宏美。こういうのってすごいゾクゾクするなぁ。
やっぱ、不幸なパターンの小説では、親は邪魔だね〜
スターウォーズとかでも、おじさんや親が殺されて旅に出るってパターンで始まるからね。
親がいては物語が始まらないんです(w こういうコメント確か、宮崎駿もどっかで言っていたな。
俺はM性もあるから、Sには絶対的な存在でいて欲しいんだよね。
よくSM小説で、「本当は好きなんだろ?体は正直だぜ。」
「そんなぁ、、感じてません。。こんなの・・・好きなわけ・・ない・・」
みたいな感じで、主人公がM性に目覚めていくってパターンあるけど、大大大嫌いなパターン!!!
望んで虐めたら興奮なんてしない。変態な女を虐めても面白くないんだよ。
嫌なのに無理やりってパターンだから萌えるのにーー
Mの人がよく言っている。Sにどうされたい?って聞かれるのが一番萎えるって。
されたいことをされたらそれはもう虐めじゃないんだぁーーーー
「嫌ぁ、、いやよ。そんなぁ、、やめて、、お願いぃーー」ってのがMの人は好きなのさ(w
上のようなパターンで書いている人って、もしかしてS性しかない人って?思うよ。
それもそんなにサディスティックでないSが。
あまり虐めすぎるのも可哀想って思うのかねぇ。むしろもっとされたいと思うのがMだと言うのに。
Mの人が書く小説の方が残酷だよね。結構いい小説書くのはMだと思う。被虐性がよく分かっている。
実際プレイする時もそう思う。ちょっとM入っているSの方が、虐めるのが上手(w
Mだったら、一度は一生監禁されて、惨めに暮らしたいって夢想するんじゃないかなぁ。
もちろん妄想の中だけの話しだけど。現実で監禁されて生きたいとは思っていない。
性に貪欲で我侭なのがMちゃんです(w お分かり?
>243
どうもでした。
>244-245
エンディングは自信ないですw
>こういったSM風エロ小説じゃなくて
>もっと生活臭の漂ったもんメインに書いた方が実力発揮できるんじゃねぇかな?
羞恥責めのエロと、後半の人間関係の機敏と両方書きたくて、でもそれを一つの
作品に詰め込んだことが、良くなかったかなと。
エロと別に、そういうテイストの作品を書けば良かったかなとちと反省。
>他の部分は普通に面白く楽しみにして読んでたな。金出してまで読みたいか?っていうと。
>もともと小説とか滅多に読まんし、買いませんし読みません!
正直なご意見どうもでした。
>246
>この小説を編集者に見せたら、おそらく後半以降書き直せって言われるよ。
承知の上で書いたんですが、251で書いたのが今の気持ち。
>ちょっと意地悪に言えば、アマチュア作家のマスターベーションを見せ付けられて
>いるような感じがするんだよね。
全くその通りです。
>良かったところは、ウンコオブジェは新しかったと思う。この下りが一番興奮した。
>ウンコ茶もえぐいと思ったが、実行しなくてガッカリ。
>布仮面辺りも良かったかな。
布仮面は好きだけど、ウンコオブジェとかがそんなに受けるとは思わなかった。
普通の人が逝っちゃった美雪の狂気を演出したいだけの小道具に過ぎなかったのに。
>俺は1と同じベクトルだよ。復讐パターンが好き。しかも女が虐めないと興奮しない。
>拷問したいわけではないんだよ。精神的な屈辱を与えたいの。分かる?
元々、女同士の性的なイジメがテーマなんですが、復讐劇は関心ないなぁ。
精神的に苛むのは同意ですが。
エロ小説らしいエンドももう一つ用意しておこうと思うけど、230の感覚とは違う。
>248-249
些細な切っ掛けから憎しみを持つが、憎しみをもたれた方はそれと気がつかない
ってのは考えにあります。
「あなたのリクエストでエロ小説書きます」スレじゃないんで、意見は聞くけど
注文どおりにはしないですが。
>>246 >1としては、このシーンで、宏美と明日香が和解し、最終的に美雪とも和解できるシーンとして重要と思っているのかもしれないが
このあたり、僕とは受け取り方がまるで違う。
もっとも、1さんが書くときに考えてたこととも僕の感じ方は全く違うかもしれないけど。
それまでのすべてがこのシーンのための布石というか、設定構築でしかなかったと思ってた。
物語の中でのワンシーンではなく、このシーンのための物語。
>254
どうもです。
>それまでのすべてがこのシーンのための布石というか、設定構築でしかなかったと思ってた。
>物語の中でのワンシーンではなく、このシーンのための物語
そういうつもりで書いた物語ではないんですが、どうしても書きたかった気持ちで
熱が入り、そんな風に出てしまったんでしょうか。
下のコピペのように、あのシーンにインパクトを感じている意見もあるし。
>245
>1がどうしても書きたかったって言ってた、宏美と明日香の共同生活シーンだけど、
>あそこだけ特に光景が目にありありと浮かんだし、描写の雰囲気も違ったし妙に気になってた
保全しておこう。
257 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/12/15 23:12:30
小判鮫保全
保守。
「アタック・ザ・ガスステーション」
ビデオ借りたけど結構面白かった。