カー論議(ネタバレあり)

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48書斎魔神 ◆qGkOQLdVas
>私の評価は「怪奇テイストを利かせた上質の本格ミステリー」であり、
と書きながら、続いて
>「怪奇小説通ならではの楽しみ方もあるかもしれないが、それは必要条件ではない」
>と判断したわけです。
と書いているが、自己矛盾しているのがおわかりだろうか?
ミステリと怪奇小説は正に水と油の関係にあり、本来相容れるものではない。
読解により判断する必要があるのである。
>「火刑法廷」はリドルストーリーの傑作というのが世評ですが、
世評は言い過ぎ、リドルストーリーという説もあるというだけの話である。
>合理的解釈と超自然的解釈の狭間を行き来する重要な小道具が例の「ひも」だと考えて
>います。
と書きながら、
>ただ、超自然的解釈での位置づけがよくわからない。
よくわからないことを、なぜ解釈=読解の肝と考えたのですか?
不可思議千万です。ジョンの小技に惑わされ過ぎているように思います。
>これもずいぶんと不親切な回答じゃないですか。もっと具体的にお願いします。
具体的も何もマリー・スティーヴンズの独白は読んだとおり。
これは怪奇小説です。しかもゴシックホラーの系統に属すものです。
>ちなみに私は合理的解釈説。ゴーダン・クロス説が解決。
>エピローグはあまりのショックにいっちゃったマリーの妄想。
元ネタ(=本)がわかった気がしますが、うがった見方に過ぎないと思われです。
ジョンはさほど器用な作家ではないので、細かい叙述トリック的なものは考える
必要は無いのです。