472 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :
マル公よぉ、
>「慣性」「重力」「張力」「力の合成」の項を参照のこと。
わからんなぁ、こういう話。
そして、作者ジョンもわからなかったかと思う。
従って、偽ジョンの傷跡の件が、作者ジョンの伏線だという見解は否定しておく。
ジョンのハヴァフォードにおける物理学の履修状況は不明だが、
代数は100点満点中2点、経済学は16点。
ジョンの数学の試験勉強に関して、友人の面白い証言もある。
「彼は教科書を暗記して、どんな定理でもその載っている頁を言えましたが、
問題そのものは解けませんでした」(国書刊行会「奇蹟を解く男」76頁より)
これがいわゆる理数系科目に関するジョンの能力と考えられる。
仮に、物理学を履修し、慣性の法則等を丸暗記していたとしても、
この知識を自作に応用して、伏線として取り入れる能力などは無かった人なのである。
創作面を鑑みるに、ジョンは、モーリ犯行説も可能だが、真性ジョン犯行説が
真実という意図しか無かったと考えられるが、物理の知識にうといという
怪我の功名により、モーリ犯行説が否定されることにより、裏読みの可能性も
否定され、意図どおり真性ジョン犯行説が真相となるいう結果になったとしたら、
面白いものがある。
なお、傷跡が作者ジョンの意図だと強弁される場合は、ジョンの他作等で
本作と同様に伏線が説明されないままに終わっている例をいくつか挙げられたい。
創作の姿勢に関するもののため、これが無い限り、ジョンの意図であったという
論証は不可能かと思う。