2ch的TRPG▲▲コテハンで参加!!魔王城▲▲

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309影法師 ◆8LUyZvJKeI :04/06/14 22:28
>>306
ぐおっ…何て風だ…
ぐ…負けない!
ウォォォォォォォ!

(刀を交差させ、赤子目掛けて超高速で走り出す。
電磁筋肉が軋みをあげる)
喰らえ!超音速!
列空斬・表!

(向かい風の暴風を利用し、ソニックブームを発生させ、剣撃とともに叩き込む)
赤子の反撃にいち早く対処できたのは、影法師だった。
集中する暴風を二つの刀と自らの体で無理やり切り開き、赤子に向かって光のごとき速さで走り出す。
体中の電磁筋肉が軋みをあげても、赤子に攻撃できるチャンスはないかもしれない。その思いが風とともに重くのしかかる。
「喰らえ!超音速!
列空斬・表!」
先ほどと同じ一撃なら、引き締まった赤子の体が刃を受け止め、ただの軽傷ですんでいた。
だが、ひとつの要素を加えた刃には赤子は対応しきれなかった。
音速の刃。
横一線に腹を切り裂かれ、体内のあらゆる物をぶちまけられる。
凄まじい炎を体に浴びた直後の斬撃に、生まれたばかりの生命が耐え切れる訳がなかった。
痙攣しながらうずくまり、赤子はそれきり動かなくなった。
中にまだTHDが。
急いで赤子に近づこうとする一行だが、影法師の一撃でぶちまけられた物の中に、
薄暗く光るクリスタルを発見する。
THDだ。一行が安心するとともに、クリスタルが消える。効力が切れたようだ。
THDを介抱し、辺りを見渡すと、赤子がいる方の奥に、頑丈そうな橋が見えた。おそらく魔王の部屋に通ずる道だろう。
すぐに端のほうへ行こうとすると、一行の脳裏にゲル状の数字が現れる。声のするさまざまな雑念と着々とひとつずつ減らして行く数字に一向は首を傾げるが、
『みんなしんでしまえばいいのに…』
という声と、だんだんと元の形に修復していく赤子を見た一行は、この際無視して先へ進むことを決意する。
これ以上この化け物にかまっていたら時間を無くしてしまう。一向は橋の奥へ向かった。
311影法師 ◆8LUyZvJKeI :04/06/18 00:46
−ふぅ…
−なんとかTHD様を助け出せた…
−この体が持ってくれてよかった…

−あの扉の向こうに西の魔王が…
−これで私の使命は半分終わり…
−あとはNEMO様を全力でサポートするのみ…
−この体に代えても…

(キン)ん…?(!)ネジが取れたぁ!
どこのネジだこれ!

−相変わらずいい加減な造りしてるなぁ…
−改良してくれるって言ってたのに…
−でもまぁ体に支障はなさそうだ…
−まぁいいや…
−城の皆は元気にしてるだろうか…
  _⌒>、
└|∵|┐ A)<オオオオオ
  TT_ノ
キッチンブラザーズAは赤子の間に置き去りにされた
助け出したTHDには足音が無かった
そのまま扉に近づくとTHDの袖から金属反応が・・・
不信に思った一行はTHDの顔をつまむ。
ビリリッ!



なんと!!助け出されたTHDは偽者だった
袖の中にドライバーを隠し持ち、チャンスを待っていたようだ
激しいバトルの末、偽者から聞き出した情報によると本物は「スラム街跡地」の牢獄の中に捕らわれているようだ。
助けに行く道中キッチンブラザーズAとすれ違うが誰も気に留めるものはいなかった。




314THD ◆XaNMDqL2EU :04/06/18 11:38
……なんだ…ここは?
………牢獄だと?…こんなもんマッドスケルトンで掘って出てやる。
……魔力も戻ったから、同士のみの召還は可能だな…。
………クリスタルの中とは違い、やはり魔力は回復するようだ…。
315?厨:04/06/18 16:14
>>313
足音がなかった?何故?
金属反応って?探知器を誰か持ってたの?
顔をつまむ?偽物は抵抗しなかったの?
つまむって…?w
袖の中にドライバーって…?w
ナイフとか短剣じゃだめだったの?
激しいバトル?いい加減過ぎじゃ無い?
なんでスラム街にこだわたるの?

魔王の部屋の眼前で、スラム街に行くっておかしくない?
何考えてんの?馬鹿?
316スラム街の市長:04/06/18 18:12
ぷるぷる
ぼく わるいスラムじゃないよ
助け出したTHDには足音が無く。
それを疑問にも持たないまま建物らしき扉に警戒もせず近づき、
どこからとも無く無機質な音が鳴り、
自分(達)はそれを確かめもせずに金属反応と思い込む。
不審に思ってはいたが、皆で一斉にTHDの……顔をおもむろにつまみ、引っ張る。
何故か抵抗をしないTHD.。
何故か破ける顔。一緒に橋を渡っていたTHDは偽者だった。
袖の中に剣や毒の針などではなく、何故かドライバーを隠し持っていた。
激しいバトルのはずなのに、何故かその詳細を思い出せない。
今からスラム街に行けば魔王を倒す前に時間切れになるのは必至。
それなのに進んできた道を戻り、どんどん治癒していく赤子を無視し、
まだ動けないキッチンブラザーズAを置き去りにし、マッドスケルトンで脱出してきた、
既に効力が切れているはずなのにまだ効力が残っているクリスタルの中に居るTHDと合流し、
不可思議な形をした市長を名乗るスラムと言う者に出会い、
赤子が復活し、辺りが混沌となり無数の怨念が悲鳴を上げ自分の体が空間と共に歪み走馬灯が駆け巡りこの世にあるはずのないありえないものを見て我を忘れて泣き叫び
『しっかりしないか!!目を覚ませ!!!』
何処からとも無く聞こえてきた一喝に我に返る一行。辺りを見渡すと、
自分たちが進んできた橋とすぐそばにある、も威圧感のある建物。そして見慣れた顔ぶれと、
一行の周りを浮遊する神秘的な霊。
『巨大な餓鬼の幻覚に惑わされたか。これでは先が思いやられるな。何にせよ、
 この世界の大部分を道連れにしようとしている、とち狂ったあ奴を討伐してもらわねばならんがな。』
THDにとって聞き覚えのある声。自分が亜空間に飛ばされた時に、
タライ(の様な物)を直撃され、脱出の手助けをしてもらった、自ら精霊になったという、
かつての西の魔王の配下だ。(222)
程なくしてブラザーズAの悲鳴が聞こえてくる。元配下は舌打ちすると、
『呪詛は私が引き止めよう。その扉を開ければこの城の主である糞ったれがいるだろうよ。
 ここから脱出したければさっさとあいつを倒すんだな!早く行け!』
元配下が腕を振りかざすと、手のひらから青い波動がとめどなく溢れ、バリアの如く一行の全身を青い波動が包む。
これがラストバトル。意を決した一行は、力強く扉を蹴破り、中へ潜入する!
今まで幾人もの“勇者”が挑み
遂に誰も手をかける事すら叶わなかった最後の扉が開いた。
ゴォオオオ……
窓から射す、赤い太陽は遙かな地平の向こうに姿を消しかけていた。
それは恐らく、この城が迎える最後の夕闇となるであろう。
床には薄い埃が積もっていた。
…王座の間だと言うのに、ここはまるで長い期間誰にも使われず放置されたかのように、暗く濁った空気をしている。
薄れてはいるが、確かに腐臭である。
間も無くして、玉座へと歩みを進めたTHD達はそこに予想だにしなかった光景を見る事となった。
黄金の玉座に腰を落としていたのは、角の悪魔でも鷲鼻の魔道士でもない。
一人の穏やかな物腰の老人。
だが…
目は落ち窪み、乾いた皮膚は赤土色に変色している。
既に絶命して長い。
では、この城は何者によって統治されていたと言うのだ?
THDの脳裏をある考えが掠めて行った。
“だが、私は王の豹変振りに付いて行けなくなった”
どこかで見た壁面の文字。
ド・ドン………………
既に場の全員が新たな気配に気づいていた。
邪悪の気配。それも強大な…!
“察しの通りだよ”
凛とした声が響いた。暗がりから規則的な足音がゆっくりと近づく。
“西の魔王は半年前、天に召された”
いつの間にか暗闇の中で恭しく頭を下げた男が顔を上げる。
“いや、我々の場合“地獄”のルシフェルに召されたと言うべきかな?”
薄暗い闇の中で一際目立つ首飾り。
男の持つそれこそが、魔王の証である。
“THD、あなたは強い。流石、西の魔王が自らの後継者とした唯一の血縁だ…”
ゴゥ!
突然の凄まじい衝撃に城の根が揺らぎ悲鳴をあげる。
“魔王の子としての記憶を持たず、人として育てられし子よ…
先代もまた、あなたのようであった。
しかしそれ故だ”
ドオオ!
崩れ始めた天井から憤怒の相を呈した巨大なドラゴンが顔を覗かせた。
“この城に貴公は相応しくない。これは大魔王の決定である!”
男はドラゴンの頭に跳躍する。
“我こそがこの西の魔王よ!若き魔王NEMO、その配下は我らに従うならよし!さもなくばここで消えて貰おう!”
こうして世界に平和が訪れた
>>315 いえ、いえ、そちらこそ。
>>321と言い張る魔王の下部が現れた!!
NEMOは虎視眈々とTHDのまんこを狙っていた。
「絶対に入れる。俺のチンポをな…」
NEMOは倒置法で呟いた……。
324名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/21 18:37
(保守)が現れた!!
325THD ◆XaNMDqL2EU :04/06/22 13:12
>324
…保守どうも。…続きを考えてて…ちょっとまってくれな。

>323

コァーン

川川川川川川川川川    
_______
|_____:::;;;|
( 。∀゚)/) ←>323
>322
”下部”じゃなくて”部下”だろう、と突っ込んでみるテスト
下部はしもべと読める。部下はぶかと読めるけれどあまり変わらないのでは?と言ってみるテスト
「魔王NEMO」
呪紋の入れ墨を施された、古代種のドラゴン。
頭頂は雲にかかる程のその巨躯の上で、男は慇懃に礼をした。
「才ある将とは言え、部下一人の為に時間を取りすぎましたな」
言葉の穏やかさの裏には、明らかに彼の行動を見下した色が浮かんでいる。
「既に天空は我ら夜闇の領域に落ちた…」
天に両の手を掲げ、流暢な竜言語で古代魔法を発音すると共に男の体は炎に包まれていた。
地獄の業火をその表に張り付けたかの如き、不死鳥の羽に綴られた魔王の証たるマントである。
しかし、詠唱は止まらなかった。
続けざまに放った“闇の塊”がNEMOに喰いかかる。
場の一同は見た。
NEMOの瞳が、闇に吸い込まれるように幻術に見入られるのを。
NEMOの体は糸の切れた人形のように支えを失い、爺の上に倒れる。
「THD……」
男は突きつけるように人差し指をたててみせる。
「次はあなたが彼を助ける番ですよ」
彼には明らかな余裕があった。
「大人しく魔の軍門に下るか…?
それとも、私とこのドラゴンに剣を向けるか…あなたのお好みの方法をお選び頂いてよろしいのですよ…」
329名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/29 02:02
落ちかけ 保全!
330影法師 ◆8LUyZvJKeI :04/06/30 22:26
THD様。
何をお迷いか。
今まで何の為に戦ってきたというのです。

最後まで戦いましょう。
最後まで援護致します。

THD様…
331影法師 ◆8LUyZvJKeI :04/07/03 21:48
−ここはまず、魔王の出方を見る意味も兼ねて私が行くか…
−この技は最後までとっておこうと思ってたけど
−体にもうガタがきてるし、そういう訳にもいかないか…

−リミッター解除

NEMO様…
THD様…

私からいかせていただきます。思い出しますね…
城からこの魔王城に向かう時のNEMO様のお顔、眼…
忘れませんよ…

あ、あとTHD様を悲しませないよう…(^^)

(膨大なエネルギーが体を巡り始め、
関節や装甲が薄い部分がキラキラ輝き始める。
渾身の力を込めて、踏み込んだ。
石畳を踏み抜き、空気を切り裂きながら猛烈に加速する。)

喰らえ!最終奥義!
(左手の刀を振り抜き真空の刃をつくりだす。)

列空斬・神風!

(目の前にあるであろう真空の刃に右手の刀を神速で
振りおろす。ドンッ!と手に重い衝撃が走る。)

ウォォォォ!!

(真空の層を叩き斬る。十字型の強大な列空の刃が
空間をねじまげながらドラゴンへと向かう。)
「その状態で我等に一太刀浴びせるつもりか。舐められたものだ。」

リミッターを解除した影法師を見ると、
ドラゴンは大きく息を吸い体を反る。
影法師が真空の刃を作ると同時に、ドラゴンは口から勢いよく炎を吹き出す。
技を出す途中だった影法師に対して、先に自分の攻撃を出せた事に勝利を確信した。
一瞬だけ。

『列空斬・神風!』
一行を襲いかかる炎を、いとも簡単に切り裂いていく十字。
風を切るような異様な音が、ドラゴンの元へ向かっていく。
本能で危険を察知したドラゴンだったが、自分の炎で視界を塞いでしまい、高速の刃に反応しきれず…
ズガッ!!
辺りに撒き散る鮮血。四分割する身体。
偉大な種族の一人である自分があっさりとやられた事に対してなのか、ドラゴンは目を見開いたまま絶命していた。
333名無し戦隊ナノレンジャー!:04/07/13 14:14
底に来た唐揚。
334名無し戦隊ナノレンジャー!:04/07/20 12:13
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     |  |     さあ‥ 逝こうか‥‥     |  |
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335あの日の戦士:04/07/25 01:50
待とう。THDを。
336名無し戦隊ナノレンジャー!:04/07/25 04:09
そうだな。でもさがり杉だからageておく
337名無し戦隊ナノレンジャー!:04/07/30 10:55
保守
338名無し戦隊ナノレンジャー!:04/07/30 21:29
せっかく神が降臨しているというのに、みんなはどこへ?
339名無し戦隊ナノレンジャー!:04/07/30 21:31
>>338
さあ、俺も保守で精一杯だった。これでもかなりがんがってるんだよ。
>>339
保守、乙。
じっくり待つかね。

T・H・D!T・H・D!
そうだね。待ちましょう。
342リプトン:04/08/04 05:04
やっと城に着いた…って、おーい!
だれかいないかあ??おーい
nemoとTHDの行方はわからなくなった。

影法師がドラゴンをしとめた頃には、二人の姿は跡形もなく消えていた。

一時は、影法師率いるnemoの部下たちが世界中を探し回ったが、数十年の歳月の中、ついにその手掛かりさえも掴めなかった。

そして、それから半世紀は経ったであろう現代。

城は未だに昔の姿を保っていた。

そして、何の因果か、そこに訪れる者がいた・・・。
344影法師 ◆8LUyZvJKeI :04/08/06 17:35
ネ、NEMO様…?
あぁ…違う…

魔王も、NEMO様も消えてしまって…
私はいつまで待てば…

貴方はこの城に何を…?
345名無し戦隊ナノレンジャー!:04/08/06 18:27
いなくなってしまったやつの影に何故追いすがる?
別に忘れろ、とは言ってない。

・・・少しでも、その心にアイツが刻み込まれてるなら前に進んだらどうだ?
ただ、過去にこだわり続けているだけなのなら、絶対にアイツはそれを望まない。

アイツが残してくれたモノのために、ちょっとは前に歩いてみよう。

じゃなきゃ、アイツが戻ってきた時に笑ってやれないだろ?

少なくとも俺が後ろ向きでいることは、アイツがいい顔しないのは知ってる。

・・・やり直そう、最初から。

いつまでもグダグダしていても暗くなるだけだろ?
346THD ◆XaNMDqL2EU :04/08/09 11:39
……久しぶりだ…長い間空けてすまない…。
………最近は極端に忙しくなった…レスする時間は…あまり与えられない。
……ここではなく…別の場所で言いたかったのだが…コテハン避難所はbat落ちし…スレッドは立てられなかった。
………はっきり言って…会える時間が余りない…というよりも…全然無い。

……久々会ったというのに話題も出せなくてすまない…。
………虫がいいようだが…誰かコテハン避難所を作り直してくれないか?
……ここで話すのは…スレ違いだ…。
(´・ω・`)ショボーン
348避難1:04/08/10 23:50
みんな来てくれよ…orz
THDさんが来る前にdat落ちしてるし…
350名無し戦隊ナノレンジャー!:04/08/17 22:54
これは、いつかの物語り。
あるところに、魔王がいました。
魔王は城に住み、魔王らしく日々を過ごしていました。

ある日のこと。
城に勇者達がやってきて、魔王を滅ぼしにやってきたのです。
さぁ大変。勇者達は魔王に襲い掛かります。でも魔王は慌てません。
城に代々伝わる大剣を取り出すと、一なぎで勇者達を追い払ったのです。

これで一安心。
かと思いきや、勇者達の言葉が頭をよぎります。

『討伐令』

きっと、勇者を追い払った事は国に知れ渡り、
国家をあげて城に攻め込んで来る事でしょう。
一般人から徴兵をして、訓練をして、結束力を高めて、兵士として使う。となると
きっと多大な時間がかかります。
魔王は悩みました。
魔王は争い事を好みません。むしろ嫌いなほうです。
魔王は、いままで、自分は魔王として存在しなければならない、
という使命感の基に生きていました。その夜、魔王は夢を見ました。
ある女性が出て来てこう言うのです。

「世界を救いなさい。あなたにしかできない。」

魔王は聴きました。

−貴女は誰だ?

その女性はニッコリ微笑むと、スーっと消えてしまいました。

魔王は目覚めると、ゆっくりと体を起こします。
心は、今まで感じたことの無い暖かいものにつつまれていました。
いつの間にか、涙が流れていました。

−あれ?おかしいな…なぜだ…

そう、その女性は魔王の母親だったのです。
人間と魔族の間の子。それが魔王なのでした。

魔王は決断しました。
この手で世界を創ってやると。
自分の住みよい世界に変えてやると。

魔王は数人の部下を引き連れて、その日の夜。世界を変える為、旅立ったのでした。
この世界を裏で統括している魔族を滅ぼす為、近くの魔族の城を目指します。
城に着き、魔王は躊躇う事なく城に踏み込みました。

激戦の末、その城の主のところまでたどり着いたのですが、
そこで何かが起こりました。魔王も、魔王の部下も、主も、
その城内にいた兵士達でさえも一人残らず消えてしまったのです。

そのなかでただ一人。命を持たない者が取り残されました。

時は経ち、時代が移ろぐ中でも、その者は魔王を待ち続けました。
そこに誰かがやってきました。

「誰かいるのー?」

しかし、魔王ではありません。人間です。

更に時は経ち、世界はまた変わっていったのでした。

(誰か繋いで↓)
354353:04/08/18 23:53
それから、時代は現代。
魔族はとうの昔にいなくなり、人間が世界を支配してました。
城も、長過ぎる年月に風化してしまい、
消え去り、宅地化が進み、跡形も無くなっていました。

が、城の跡の土地には、まだ強い魔力が残っているのでした。
その土地周辺では、魔力のせいで、動物が妖怪のように変化したり、
怪奇現象がよく起こったりするなど、お化けの
出没スポットとして有名になってしまっていました。

そして、そこに住む住人の中には、
不思議な力が急に使えるようになった者もでてきました。
魔法のようなものを使える者がでてきたのです。
しかし、使える者は皆、人前で使わないように、
絶対にバレないようにしているのでした。

人を一瞬で殺す力を持っていると知れたら、もう大変だからです。

場所は移り、ある骨董品屋での事。
そこには、ある機械仕掛けの人形が眠っていました。
何十、何百年と時が経っても、その身体は風化していません。
そう、昔に城に取り残された、命を持たない者でした。
それは、もう動作しておらず、動く気配は全くありません。

その骨董品屋に一人の少年が訪れました。
引っ越して来たばかりの少年は、この店を見つけ、
興味本位で入ってみたのでした。

店内を歩いている内に、ある場所で足が止まります。
機械人形の前で。

何故か見覚えのある人形に、手を伸ばします。

−キュィィィン

何かの駆動音がします。
機械人形の中から音がしているようです。

−あぁ…貴方は…貴方様は…

機械人形が喋りました。
少年はビックリしてお店の人を呼びに行こうとしました。

が、人形にガッと腕を掴まれました。
少年は声にならない悲鳴をあげました。

−待ってください。私です。覚えていないのですか?

少年はフルフルと首を横に振りました。
眠い…
しかも携帯から書き込んでるから、文体が狂う…

続きを書いてもいいですか?
それとも、もういいですか?
358名無し戦隊ナノレンジャー!
(゚Д゚≡゚д゚)