1 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:
2ch的TRPG▲▲コテハンで参加!!魔王城▲▲
貴方達は魔王を倒すべくやって来た冒険者達です。現在周りはすごい吹雪で視界が全く効きません。
このままでは死んでしまう状況で、どうすればよいか途方にくれていましたが
魔王城に奇跡的に辿り着き、貴方達は急いでその中に入りました。
するとそこには別の冒険者達も迷い込んでいたみたいです。
果たして冒険者達は魔王を倒せるのでしょうか。
たとえ、この先にどんなが結末が待っていようとも・・・
■ルール■
コテハン(キャラなりきりOK)で参加してください。この城で何をするかは自由です。
なるべく協力して(殺し合いも可)魔王城を攻略してください。
■ルール その2■
事件・描写・選択などの問題提起は名無しがする(いなければ冒険者も自由行動可)。
コテハンは冒険者(またはモンスターなど)になりきり行動をとる。
■ルール その3■
最初の20レスで初期の参加者を登録。
参加者は魔王城のホールからスタートする。
城の構造は自由(自由に部屋を作って下さい)
20レス以降の新規参加者は必ず入り口から入ること。
(但しモンスター等で出演する場合は何処から出現してもよい。)
物語の円滑な進行のため誰かは状況整理者になるのが望ましい。
なお魔王は700レス頃より出現する。
以下に最初の問題を設定する。
■問題■
冒険者一行(初期登録者)はホールにいます。
ホール奥には地下に続く扉がありますが結界が張ってあっては入れません。
また二階に続くであろう扉にも鍵が掛かってあって奥に進めません。
まずは二階への扉の鍵を探してきてください。
前スレ 2ch的TRPG▲▲コテハンで参加!!魔王城▲▲
http://etc.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1083675975/
2 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/05/14 13:14
乙です
2ゲット!
ぱんつぅ♪ぱんつぅ♪
だから立てるのは慎重にしろって・・・、おおばかものー
5 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/05/14 13:20
それでは削除依頼出してきます
まあ、荒らしもここまではこないといってるし
ここで頑張れ。
いい加減・・・名無しに戻るかね・・・
THDー生きてるかー?
削除依頼ってアホじゃねーの?
せっかく面白そうなスレが来たのに。
おらおらおらー、キャラはどこだ?
恥ずかしがらずに出てきなさい、おねがいだから、男といったことはほんと誤りますから
>THD
ここが俺たちの「居場所」だぜ、うぉんちゅー☆
わりといい場所じゃん。
よし、THDがいなきゃなにも始まらん、なのでエサでおびき寄せる。
さぁ、これを見ろー、俺のプロマイド写真だー、欲しいだろー、ほーら。
なんかTHDが違うスレ立ててますが。
THDー!!頼む、来てくれ!
ここならみんながおまえを受け入れてくれるから!!
向こうに顔だししてきたぜ、どうだ参ったか、がはは。
…あ”…しまった…。…こっちも立ててしまってたか…。
……ルール前と同じか…。…まあ、何はともあれ、…よろしく。
うんうん、これからもよろしく、俺が伝説だ、称えろきさまらー!
はぁー・・・一時はどーなるかと思った・・・で、どっからだっけ?
最初からやるか?
それじゃ俺は普通の名無しに戻るか・・。
とにかくよかったな、これからも応援してるぜ!>お前さん達
【それでは…、物語を…、白いページに今歴史が刻まれる… by伝説】
……いい…。…こんなスレを望んでいたんだ…。
…ありがとう…みんな…。
……そうだなあ…とりあえずルールどうり、最初からだな…。
_ _
└|∵|┐└|∵|┐ <ハハハハハ、では俺達が魔王だ!
TT TT
最後に伝説の戯言だっ。
みんなにとって、いい居場所になるといいな、がんばれよ。
たまーに、【…そのとき天井から無数の槍が!】とかで援護するんでよろー。
さいならっ。
…ん…。…キッチンブラザーズが魔王か?
……イカした死に方…。…期待してるぞ…。
はー・・・ようやく息つけるなぁ。
とりあえず、雑談はTHDの立てたスレなんだよな?
あー・・・じゃぁ、真面目にやりますか!!
名無しさん、よろしく!!
【現在地:一階ホール】
……私のスレも役に立つのだな…。…あ、そうそう…名無しさんにつぐが…。
…いきなり「魔王はとっくに倒したよ!」…とゆう風なコメントは面白くなくなるから…控えてくれよ…。
城の中は とても魔の領域とは 思えない
美しい内装をしている。
28 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/05/14 14:00
す、すげぇゴージャスだ・・・ほ、本当に魔王城か!?エリザベス女王の間違いじゃないよな!?
(ガクブルガクブル)
【現在地:一階ホール】
…わぁ…。…なんか…まるで、パーティ会場だな…。
カーカー。
鴉が飛んでいる。
>31
そういえば・・・前スレもいたな・・・
これは何、場内で飛んでるのか?
…また鴉がdj…。…ん?…ケーキのクリームがついたイチゴ運んでるな…。
【ホールを中心に描かれる12の絵…、白きページに記憶が刻まれる…】
>33
カタカタカタカタカタ・・・
(魔王城と違う・・・絶対魔王城と違う・・・魔物はどーした、ラスボスでてこーい・・・オチが読めるぞ、なんとなく・・・)
………なんだ?…オチって…。…魔王の誕生日…とかか?
・・・
(展開は名無しさんに任せる。もう、弄りまくってくれ・・・)
さて・・・二階を目指すか・・・
【現在地:二階への階段】
いきなり上からタライが!
………あうッ!(ガィン)
…うう…痛て…。
タライ?
THD、大じょ・・・
ガィンガィンガィンガィン!!!
ぐはぁぁぁぁぁ!!
(さらにタライ)
続いて、何故か海栗が降ってきた!
「うにー!」
何処からか、少女の声も聞こえたような気がする。
…たあッ…はッ…ふッ…てい!(海栗切り払い)
……少女の声…?…海栗が落ちてる道をたどりながら探すか…。
う、ウニ?
チクチクチクチクチクチク!!
イテテテテテ!!死ぬ、イテェよ!!
>「うにー!」
・・・だ、誰だ!?新手か!?
…たまにはDQじゃないほうで回復しよう…。…ケアルラ…。
……NEMO…大丈夫か?…少女を追うぞ…。
あ、あぁ・・・・・・勿体無いな、ウニ拾っておこ。
(「うにー!」・・・どんな展開がくるんだ?)
屋内だと言うのに日傘を差した少女が、廊下を横切るのが見えた。
・・・追いかけた方がいいんだろうな。
おーい!!
(追いかける)
む、場所が移ったようだな…
49 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/05/14 17:49
……ん?…庵も来たのか…。…よろしくな…。
…速いな…あの少女、何者だ?
来たな庵!!
いや、俺は敵じゃないぞ・・・
うにーの女の子はどこ行った?
…ちなみに私も敵ではないからな…そういえばこのスレNEMOが立てたんだろ…?
……魔王は…?…どうするんだ?…キッチンブラザーズに任すわけにもいかんだろ…。
いや、名無しさんが立ててくれた。
・・・感謝の極みだよ、本当に。
…そ、そうなのか…。…誤解してスマン…。
……ここの名無しは優しいな…。
つーわけで、名無しさんが指示出すまで待機っと
(伝説バイト終了ー、まだいるなら物語進行援護するけど?いるか?)
(なんとか生きてる・・・なんとか・・・)
【赤色の傘をさした少女、にっこりと微笑み、こちらを向いている
まるで誘ってるようだ、その場に佇みぴくりとも動かない。
ただ、じっとこちらを見つめている】
君は・・・誰だ?
………。(…罠かもしれん…。…確実に安全だとわかったところを近づくか…。)
……………。(警戒態勢)
…わたしは、わたし。
あなたもアタシの傘の色になってくれますか?
人間の血は…、綺麗ですよね。
【赤い傘、人の血で塗られた赤い傘】
わたしはわたし、ふふ、あなたも赤く染まりますか?アタシの傘に・・・。
………!!(…この少女…ただ者じゃない!!)
……赤が足りないのか…なら、もっと染めてやるまでだ!!(ナイフを投げるが…)
…………!?
…す…透けた…?……幽霊…なのか…!?
はぁ・・・確かに吸い込まれるぐらい綺麗だが・・・血なんてすぐ黒くなるぜ?
まぁ・・・確かに黒は好きだけどな。
そんな傘のために死ぬなんて願い下げだ。
ふふ、ふふふふ、うふふふふふふふふ。
だから人間ってばか、からかってると面白い、面白いw
【ふわりと空中に浮かび】
…血は流れる、そして人は死ぬ、もろいよね人間なんて、魔族の玩具ね、うふふw
いつか、二人のうちどちらかの血が黒くそまるよ、ふふ、大切な人の血は見たくないよねww
さようなら、お兄ちゃん、お姉ちゃん、ふふ、赤い血、楽しみにしてるね…。
【姿を静かに消していく、赤い血を求めて、再びさ迷いはじめる少女の念】
・・・させるかよ。
THDは、俺が守る・・・。
(ショットガン片手に城の奥へ)
……一体何が未練で…。…血が赤くなければ問題ないのだろうか…。
…そういえばあの少女…最初は「うにー」といっていたが…なにか関係が…?
うにー・・・まぁ、狙ったんだろ・・・可愛い系を。
さて、と二階には何がいやがるのかな、と。
(今更なんだが・・・もしかして、この時間帯は俺しかいない?)
【現在地:二階】
…私もいるぞ…。…まあ、そろそろテント休憩入れようと思うが…。
……あ、知らん奴のために言うが…。…テントは聖水付きだ…。…魔物は寄れんよ…。
…じゃあ入るか、フロに…。
あーもうこんな時間かい・・・
目覚ましは9時にしとこ。
・・・最近だらけてて駄目だ。
……おや…す……み…。
すー…
俺も寝よう・・・
……おはよう…。
…NEMOはまだ起きないようだな…。
あぁ悪い。寝坊した。
……この時間は少女の時間じゃないな…。
…今の内に進むか…。
さて、どこから当たるかな、と。
・・・大広間にでも行ってみるか。
_ _ ええい控えよ!
└|∵|┐└|∵|┐ <頭が高い!
TT TT この方をどなたと心得る!
……キッチンブラザーズ?
…頭が高い?…うーん…。
出たなキッチンブラザース!!おまえ今回は魔王役か・・・。
……ようかんマンとではどちらが強いのか…。
敢えてキッコーマンか?
_ _
└|∵|┐└|∵|┐ <この方は
TT TT
名前: キッチン600
職業: ベトナム傭兵
種族: アラブ系ロシア移民
性別: 男性
年齢: 38
利き手: 両利き
武器: ガトリングガン
防具: 漆黒のタキシードの上からスパンコールの競泳用ビキニ着用
身長: 203cm
体重: 93kg
瞳の色: ピンク
髪の毛の色、長さ: 角刈り
その他特徴: クールでニヒルな超A級エージェント。その任務遂行率は99.9%
趣味: 高級ワイン
特技: マーシャルアーツと狙撃、破壊工作
好きなもの: タバコ
嫌いなもの: 不正
将来の夢(目標): 巨大闇企業トイレットカンパニー壊滅
_ _
└|∵|┐└|∵|┐ <生きる伝説だ
TT TT
なんと雪が降り出した
_ _
└|∵||∵|┐ <寒いね兄さん
TT TT
ブラザーズは 身を寄せあっている
_ _
└|∵||∵|┐
TT TT
_ _
└|∵||∵|┐
TT TT
_ _
|∵||∵|
TT TT
ブラザーズは 天に召されたようだ
・・・(ブラザースに敬礼)
(・・・前スレが立ち直ってきている・・・やはり、荒れてたのは俺が原因か・・・すまない・・・キッチンブラザース、伝説、名無したち・・・THD・・・)
その夜 雄々しく凍死された魔王の葬儀が 盛大に執り行われた。
_
└|∵|┐ <先代の遺言により魔王城の相続人を発表致します
TT
場の者達は 固唾を飲んで発表を待った
_
└|∵|┐ <NEMOさん。あなたは…実は先代の唯一のご子息なのです
TT
こうして 新たな魔王NEMOが ここに誕生した
新展開っ!?超どんでん返しな新展開!?
へいブラザー!!俺がTHDと戦えるわきゃねーだろ!!
_ _
└|∵|┐└|∵|┐ <何をおっしゃる魔王様!
TT TT
爺 おお、しばらく見ない内に
└|∵|┐ <たくましくなられて…爺は嬉しいですぞ。
TT 若い頃の魔王様そっくりですじゃ!
ま、魔王って・・・
てぃ、THDー!!なんか言ってやれ!!
……なんか、と言われてもな…。…ご子息で間違いないのか?……しかし、
…裏切れ、とは言えないしな……お前が魔王だと解れば魔物も襲ってこないしな…。
……微妙なのだ、すごく…。…これはMENO自信が決めることだろう…。
…魔王となるか、それとも、裏切るのか…。
・・・俺が魔王になれば、指示を出さない限りここら一帯の魔物は大人しくなる・・・
だが、THDは・・・
よし、THD・・・結婚してくれ!!(ヅバーン!!)
…………は?
……いや、落ち武者みたいなオチじゃないぞ…。
…でもだな…。…前にも言ったと思うが私だけ老いず…お前だけ老いていくのは辛いから…。
……難しい問題なんだよな…。…いやお前のことはキライじゃないんだが…。
>85
つ〜か荒しの言う事なんてスルーすりゃよかったんだよ〜。
これ以上の参加は無理だ。
魔王を殺せないまま引退するのは口惜しいがな
他にやりたい者がいれば好きにするがいい
参加しようと思ったけど雰囲気がアレなので止めます。
というかネタがない。辛くなってきた・・・
確かにね。
でもなんか無理に絡まれて困る事あるな。
できるだけ、自然に進めて欲しかったぽい。
いきなりネタ振りを求められても戸惑うしね。
若くして 魔王城の後継者となった NEMOは 決断を迫られていた。
各地には 大魔王の配下たる 残り四人の魔王がいるのだ。
このまま魔に落ちるのはたやすい。
しかし それで正しいのであろうか。
部下の一人が おもむろに 口を開いた。
「我が魔王城の精鋭達は 忠義心あつく武勇に鳴る者 キラ星のごとくござる!
他の魔王城に 遅れはとりますまい。
王の命令とあらば まずは総力をあげて 西の魔王城を 攻め落としましょう!」
・・・魔王ってか・・・まぁ、結局THDとも別れちまったからな。
くく・・・堕ちるのも、いいのかもしれないな・・・。
・・・だが・・・これでいいのかな・・・
・・・昔のようには、いかないよな・・・
(自室の窓から外の景色を眺める)
なんと 魔王城に 勇者達が攻めてきた!
爺 NEMO様!
└|∵|┐ <爺はグッジョブ!
TT ですぞ。
爺はどこまでも ついてくる覚悟のようだ
何だって・・・?勇者が?
・・・兵には攻撃指示を出すな。
・・・俺が、出る・・・。
勇者は 剣を構えた
「出たな、魔王! 今日こそ俺たちが貴様を倒す時だ!」
復旧したな・・・気を取り直して続きだ・・・
・・・勇者か・・・何で、この魔王城へ来た?
兵たちには人間たちには手を出すなと命じてある。
・・・俺は・・・静かに暮らしたいんだ。
立ち去ってくれ・・・どうして退かないと言うのなら・・・
俺は君たちを殺さなければならない・・・
105 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/05/16 07:14
勇者「知れたこと!魔王には国王から討伐令と賞金が出されてるんだ!恨みは無いが覚悟するんだな!」
(NEMOに斬りかかる)
・・・
(魔王の証である大剣を引き抜き、勇者を峰打ちで吹っ飛ばす)
・・・賞金か・・・それは、命をかけてまでの価値があるものなのか?
・・・これが最後だ。退け・・・。
じゃないと、本気で行く。
武闘家「で、でかい!何だあの剣は!オレよりでかいぞ!」
僧侶「あれを片手で持ち上げている…
斬られでもしたらたら回復魔法も蘇生魔法も追い付きそうもないな…」
魔法使い「魔力がさっきからすごい早さで上がっていってるわよ…
私たちじゃ勝てそうもないわねー。」
僧侶「おい!マルク!(武闘家の名)勇者を担げ!出直すぞ!」
勇者達は一カ所に集まり、魔法使いが呪文を唱えると
光に包まれて消えて行った。
爺
└|∵|┐ <おお、なんと雄々しきお姿!写真に収めねば!
TT
┌──────────┐
│Λ │パ
│‖ │
│‖ │シ
│‖ │
│‖ │ャ
│や NE │
│└|∵|┐ _ノ │ッ
│ MO =|・:勇ノ│
└──────────┘
↓
□ 爺
└|∵|┐
TT
行ったか・・・本気で城の魔界移送を考えないとな・・・
・・・そして、人間界に戻れる方法を・・・
ん、爺・・・写真?
・・・
斬 ら れ た い の か ?
勇者一行が魔王に一ひねりでやられた、という噂は王国中に広がった。
王は国の警備を強化する事を決断し、国民からの徴兵に踏み切った。
国は殺気立ち、治安は悪化した。
魔王討伐の声を上げる者も目立ってきた。
王は悩んだ。
魔王城を一つ陥落できたとしても、のこりの城を陥落できる戦力は残っていないだろう。
それにもし報復を受ければ我が国は滅ぶ。
しかしこのまま民を苦しめる訳にもいかない…
立ち上がれ!魔王NEMO!
反逆の旗をたてるのだ!
他の魔王四人を倒し、大魔王を倒し、
世界を導いてくれ!
伝説の魔王となるべく!
魔王NEMO様は、これより西の魔王城を落としに行かれる!
魔王NEMO様の護衛を志願する者はおらぬか!
(この際、人間でも可。誰か魔王のパーティーに入る人募集ー)
そんなある日、大魔王の使いがやってきた。
「ちょっと!税金未納ですよ!」
NEMOが魔王について以来、魔物が人から金品を奪う事がなくなったので城はたちまち財政難に陥っていたのだ。
このままでは「魔王城」チェーンの商標も使えなくなってしまう!
特に広大な土地の維持費は深刻な問題と言えた。
冒険者「おい、この前まで鋼の剣が入っていた宝箱がひのきの棒になってるぜ!」
みんな節約に必死である。
NEMOは決断を下した
久々に来たら・・・俺、主役なのか?
というか・・・だんだん変な方向に・・・
ま、まぁ・・・やるか。
「・・・まずは、西の魔王城。あそこを落として、西部を解放する・・・魔物と人間、共存の道はあるはずだ。・・・そのためには、敵対する魔王を倒さなければ・・・」
>税金
「・・・じ、爺!!後は頼んだ!!」
(逃げ)
その夜
爺⌒>、
└|∵|┐ )
TT_ノ
爺は金目の物を持って旅に出た
が、しかし爺は盗賊に会い金目のものは奪われ、
命からがら魔王城に引き返した。
爺
┌|∵|┐<ほれ王様、外は危険です
TT
爺は 威張っている
NEMOは、まず手始めに西の魔王城から落とすことにした。
しかしNEMOが城を出ることになると、NEMOの城は、がら空きになる。
NEMOがいない事を、あの勇者達に知られたら、たまったものではない。
荒らされるか、王国に占領されてしまうだろう。
NEMOは夜を待って、出る事にした。
|ニニニニニ| ゴワーンゴワーンゴワーン
‖ / \ ‖ 爺
‖| ◎ 〇=-|∵|┐<城主様御出陣!
‖ \_/ ‖ TT
爺は盛大に銅鑼を鳴らした
爺さんw!
夜を待った意味なくなるでしょw!
や、やっぱり俺なのか・・・
じ、爺・・・何のために夜にこっそりと・・・って、従者多っ!!
お、俺だけでも十分だからそんなにいらんて!!というか城に勇者が来たらどうする!?俺の留守を頼むぞマジで!!
NEMO様。
隠密の影法師でございます。
私もご一緒させていただきまする。
西の魔王城への道をご案内いたします。
こちらへ…
(忍びの道を行く)
西の魔王城は月の光に照らし出され、不気味にその姿を見せている。
「真っ正面から突っ込んで行くか、
それとも無難に裏から忍び込むか…
NEMO様、いかが致しましょう。」
もう着いたのか・・・流石隠密。
・・・今は夜。魔物にとっては一番力が高まる時間。
夜明けを待とう。
・・・もし勇者達がこの城に来たら、そいつに便乗させてもらうしな。
気づくと、焚き火は消えていた。
いつのまにか熟睡していたようだ。
夜明けの雨があがり、朝の鳥が鳴き始めている。
寝起きの一行だが、朝の森の凛とした空気に彼らの意識は既に明瞭であった。
邪気は無い。
昨夜、辺りを支配していた巨大な暗闇が嘘のように。
まさに…不思議であった。
西の魔王城は、今や森の木々の間に透けて見える地方の古城として溶け込んでいるではないか。
ふと気づけば、前の夜には聞こえなかった小川のせせらぎが遠く聞こえる。
丁度、従者の一人が魚を捕ってきた所ではないか。
「王、朝食はこちらで…」
「…いや待て」
従者のもう一人が、彼を押しとどめた。
空気がざわめき始めた。
そう、これは引き締まるような…。
森を…道なき道を、一帯の獣達が何かに興奮し駆ける気配がする。
これは異常事態の知らせだ。
迫っているのだ。
…何かが!
爺 助 格 八
└|∵|┐└|∵|┐└|∵|┐└|∵|┐
TT TT TT TT
勇者一行が姿を現した!!
勇者一行か・・・隠れるぞ!!今は争ってる場合じゃない!!
御意。
しかしどこかで見た顔でござる…(笑
勇者がここに来たという事は、
西の魔王城を目指してきたのでございましょう。
ここは、後をつけて便乗いたしましょう。
あけてくんろ あけてくんろ
 ̄∨ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄
爺 格 助 八
└|∵|┐└|∵|┐└|∵|┐└|∵|┐
TT TT TT TT
勇者達は城門の前で斉唱している
くんろって・・・田舎?
どーする、影法師?
そうですね…
門の番兵も勇者を無視しているようですし…
正門まで来たので、このまま突破を試みましょう。
(二本の忍び刀を両手に構える)
派手にいきましょう…
準備はよろしいですか?
ああ・・・派手に踊るぞ。
(魔王の剣を抜く)
NEMOは堂々と門まで歩いて行き、
剣を大きく振りかぶると、そのまま門を切り倒した。
土埃が舞い上がる。
影法師がその中を、疾風のごとく駆け抜けた。
しかし、辺りに魔物の気配は無かった。
すると突然、城の扉が重々しい音と共に開いた。
まるで誘っているように。
誘ってんのか・・・?
・・・影法師、裏から回ってくれ。俺は真っ直ぐ行く。
ここが魔王城…
首を洗って待っていなさい…魔王…!
御意。
それではまた、後ほど…
(足音も無く走り去る)
西の魔王城の中は、豪華なNEMOの城とはうってかわって薄気味の悪い暗闇に包まれていた。
所々に人骨が散乱している
・・・埃くせぇ城だ・・・調査は影法師に任せて、俺は暴れて陽動だな。
魔王ーっ!!出てこい!!
NEMOは城を探索することにした。
どうやらこの城はダンジョンになっている事が分かってきた。
NEMO「どこかに階段があるはずなんだが…」
すると目の前に看板を見つけた。
『魔王こちらです→』
NEMO「ウケ狙いか?」
NEMOは矢印の方向を警戒しながら歩いていった。
するとまた同じような看板がある。
NEMOが看板を追い続けること一時間。
入口に戻ってきた。
こけにしやがって…
NEMOは魔力を解放していく。
NEMOは直立不動のまま掌を前方に向けた。
NEMO「フン。砕け散れ。」
紫のまがまがしい魔力弾が放たれた。
衝撃波を引き連れ、壁へ直撃、、、していない。
壁へ当たる瞬間にかきけされた。
どうやら、強力な結界が張られているようだ。
NEMO「まぁ魔王の城だし、この程度では崩れないか。
やっぱ地道に探索を続けるかな…」
NEMOは探索を続ける
アホ顔の犬が尻尾を振りながらNEMOを見ている。
∧田上∧
(@≧д≦)<そのときのNEMOを壁の中から見守るものがいた
その名は田上 賢一 タノ〜
……では、行くとしようか。…行く当ても無いからな。
………先に行く。
い、いつの間に!?
・・・あぁ、もう・・・どうにでもなりやがれ。
矢でもブラザーズでもファットマン(核爆弾)でも出てきやがれ。
↓↓↓↓
矢が降ってきました
||||
(゚⇔゚)
↑直撃!!
ふっふっふっふ・・・・・来たか。
いまだに矢は刺さったまま。直撃した矢を抜こうとするが矢に触れた瞬間、
手が矢に引っ付いてしまった。どうやら粘着性のある矢のようだ。
な・・・何だこの矢、呪いか?
いや、痛たたた・・・畜生、どーすんだよ、これ・・・抜けねぇ・・・
ふと、魔王になりたての時に習った魔法を思い出す。
自分が思い描いたとおりに事が動く魔法。魔王ならではの技。…しかし、
それと同時に自分の血を事が大きいほど失うリスクの高い禁呪。
この矢を利用すればいろいろとピンチの時に面白いことができるかもしれない。
謁見のときに献上して貰った「すうぱあ接着剤(効き目抜群!魔法型)」を好奇心で使ってみた時に
謝って自分の指についたときから、それ以来使っていなかったという。
×大きいほど
○事が大きいほど
……この大部隊…凄い数だ…。
………矢などで私が仕留められるとでも思ったか?…バカめ。(矢を切り払う)
……よし、皆行くよ!(魔王軍第一部隊を支持する)
THDの声と共にNEMO魔王軍の魔物たちは咆哮を上げながら城に向かって走る。
流石に城の魔物たちは同族が攻め込んでくるとは思っていなかったのか、
戸惑っている魔物のおかげで思ったよりもすんなりと場内に攻め込めた。
お守りの(爺をかたどった悪趣味な鋼鉄製の紋章のおかげか、
なぜか紋章の顔めがけて矢が当たる当たる。
爺の恩恵か部隊のほとんどが無傷で場内で暴れまわっている。
……前将兵!私に続け!!……戦場を駆け抜けろ!…我らの栄光の為に!!(ガトーのセリフ)
………最新のメットでは砲台でも無いかぎり貫けん!!
……敵兵も大したことがない!!…モンスター召還!……ゆけ!スケルトン(骨)部隊!!
………敵の将兵につぐ!…大人しく降伏するならそれもよし!!
……戦いたがる輩は、戦って散れ!!…行くぞ!同士ども!!
やっぱ・・・THDは強いな・・・。
行け、俺にかまうな!!狙うのは敵魔王、雑魚にはかまうな、散らせ!!
(・・・それにしても、THDはいつ合流したんだ?)
「あ…悪夢だ…こんな!悪夢だぁぁぁッッ!!」
戦意を喪失した魔物の一兵士から発せられた言葉を皮切りに、
どんどん悲鳴を上げながらNEMO軍に押されていく敵軍。
と、その時!
怒号と共にぶうん、ぶうん、と何か巨大なものを振り回す音と勢い良く何かが砕ける音がするほうに顔を向けると。
巨大な体躯と棍棒でスケルトンたちを薙ぎ倒して行くトロールがこちらに向かってくる!
矢が体中に数十本刺さっており、苦しそうな顔はしているが、
このままではあっけにとられている仲間を潰され形成逆転してしまう!
……スケルトン部隊が倒れたか。…彼等は死なない。…それが一番の特徴だ、問題ない。
………トロールか…。…シイム…ナンザ…スカンダサ…サドラッティ…ユ・シッド……スケイル!!
……これでざっと650体のスケルトンが派遣されたはずだ…。
………スケルトン部隊、何としてもそこを死守しろ!!…可能ならば、殺せ。
……足場を止めるだけでいい!我々は本拠地に突入する!
足止め?必要ねぇよ・・・
(ふっ、と体勢を低くしてトロールの懐まで接近)
轢鉄、六式っっ!!
ズダァァン!!
(至近距離から一気大剣を切り上げ、飛び上がる)
外式・・・焔払!!
(別のトロールにそのまま空中で回転二段切り)
・・・「死にたい」奴、前に出ろ。
ズボゥッ!!
(大剣の効果で、斬られたトロールが青く燃え上がる)
倒しても倒してもきりがないスケルトン。砕いた残骸でさえ、トロールの足に絡みつき。
巨躯に似合わぬ命のともし火を細く、小さくしてゆく。倒しきれていなかった弓兵や、
召喚したばかりのスケルトン兵の豪雨のような攻撃に、我を忘れて叫びながらうずくまるトロール。
菓子の残りカスにたかる蟻の大群のように、消える直前の命のともし火に追い討ちをかける。
押されてはいたがまだ数はある敵軍。だが前将兵の猛攻により門を突破、階段を上る途中で、、
敵を纏めて焼かんとする魔法使い部隊と出くわす(敵の前衛に弓兵8体、重装兵6体。魔法使いは30体)
いきなりの出現にたじろぐ魔法使い部隊だが、すぐに魔法詠唱を始めてきた!
それと同時に後衛から敵の追っても迫ってくる!
〜魔王城 牢獄〜
「魔王!?くっ!奴を足止めしろ!」
隠密行動をしていたNEMO。囚われている同胞(または人間)を助け出し、
上に行くついでに戦力に、そしてNEMOが人間との共存に近づく第一歩と考え、牢獄に向かう途中に、
上の騒ぎ(THD部隊)で警備が手薄になり、看守を兼ねて見回るようにとお上に言われ、
しぶしぶと警備をしていた召喚しに見つかる。
「ヒ…ヒヒッ!こいつの邪魔をすれば俺の手柄は…」
狭い通路に2対のトロール。権力欲しさに選択を見誤ったのにも気づかず、召喚士が勝ち誇っていると…
『足止め?必要ねぇよ・・・』
(ふっ、と体勢を低くしてトロールの懐まで接近)
『轢鉄、六式っっ!!』
ズダァァン!!
(至近距離から一気大剣を切り上げ、飛び上がる)
『外式・・・焔払!!』
(別のトロールにそのまま空中で回転二段切り)
『・・・「死にたい」奴、前に出ろ。』
ズボゥッ!!
(大剣の効果で、斬られたトロールが青く燃え上がる)
「ヒ…ヒィィッ!」
よもや勝利の確信に浸れる時間が一瞬と思っていなかったのか。
たちまち召喚士の顔が恐怖に歪んだ。
「うわぁぁぁぁ!死にたくないっ、死にたくないよオオオオ!」
一目散に逃げるというのを絵に表したように、召喚士は階段の下へと逃げていった。
ふとNEMOが下に目をやると、何かの鍵が落ちている。
……く、魔法使いはやっかいだ。…スケルトンを成仏させてしまう確率がある。
………さっきの大がかりな部隊を出したが魔力に問題ない……。
……アトーク…ンデハ…モウラフ…ナド…コガ…ユ・シッド…ブラック・ドラゴン!
………およそ12匹ほどしか召還できなかったが…対麻属性ドラグナーアーマーと最新メットを装備させてある。
……全軍!魔法使いに攻撃を優先しろ!!…ドラゴン部隊は飛空から黒炎の火弾攻撃でスケルトン部隊を援護しろ!!
鍵・・・?
地下牢の鍵か?
まぁ・・・もらっておくか。
しかし・・・この剣、重いな・・・
167 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/02 12:15
□□□□□□□
□ □
□ □□□ □□□□
□ □ □ 宝□
□_□ □□□□□□
___|Π|__________________________
‡‡‡‡ ‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡
‡ ⌒ ⌒ ⌒ 階段‡
‡ |∵| |∵| |∵| ←モンスター ‡‡‡‡
‡ ΠΩΠ ΠΩΠ ΠΩΠ HP500 ‡
‡ ●←落とし穴 ‡
‡ _ ‡
‡__________________|Π|______‡
‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡Φ‡‡‡‡‡‡‡‡
□□□ □□□
□ □ □ □
□〆□ □†□
↑ ↑
鍵 剣
>>165 魔法使い部隊が詠唱を終わった瞬間、ドラゴン部隊が姿を現す。
突然の出来事に対処しきれず、魔法使い部隊の小隊長がドラゴンに攻撃を集中しろとの命令を下す、
耐魔の鎧を装備しているのにもかかわらず。魔法の豪雨がドラゴンに集中する。
THD軍が魔法使いに攻撃を集中するが、重装兵と弓兵の連携で思うように攻撃できない。
魔法使い部隊は魔法には抵抗力があるのはもちろんだが。物理的な炎にも僅かながら抵抗力があるようだ。
巨大な塔と言えど、さすがにこれ以上召喚するとごっちゃになって区別がつかなそうだ。
>>166 ふと、進んでいた通路に目を凝らすと、
>>167のような道が広がっている。モンスターは並々ならぬ武装をしたリザードマンのようだ。熟練者かもしれない。
一筋縄ではいかなそうだ。警備に疲れたのか、あくびをしている。
……くうっ…なかなかやるではないか!
………よし…さまよいし骨の化身よ…主の元へ戻れ!!
……総員!!私から離れろ!………魔力解放、総員!「アレ」を装備しろ!!
………クリスタルッアローレイィィィィィィンッ!!
(大がかりに重装甲を貫く程するどい結晶の刃が、敵に襲いかかり、
無駄矢は集結し、クリスタルスケルトンと化。魔法攻撃を受け付けず、結晶は堅すぎてちっとやそっとでは傷ひとつつかない。
味方総員は透明化を使い、矢を無効化している。)
…はあああああああああああああああああぁぁぁッ!!(長時間降り続ける)
「アレ」。それを聞いた部隊全員が、「アレ」もとい「ブラザーズの怠惰」を装備する!
(名前がアレだったからアレって言うわけではない、と思う。)
『…クリスタルッアローレイィィィィィィンッ!!』
(大がかりに重装甲を貫く程するどい結晶の刃が、敵に襲いかかり、
無駄矢は集結し、クリスタルスケルトンと化。魔法攻撃を受け付けず、結晶は堅すぎてちっとやそっとでは傷ひとつつかない。
味方総員は透明化を使い、矢を無効化している。)
「ギャアアアア!」
バギッ
ず ど ん
魔法使いの悲鳴。弓兵スケルトンの骨が砕ける音。重装甲がいともたやすく貫かれ、地面に勢いよく突き刺さる。
意思があるかのように突き刺さった矢の滝が、強大な魔力のせいですべての敵や階ごと貫き、THDの前に束となり、
細胞と細胞が直結していくように手や足、体を作っていく。轟音と共に異様な気配を感じ取った後続の敵軍の追っ手が、
一斉にTHD軍に襲い掛かろうとする!
……衰えたもんだ。…では魔法使いはいなくなったな。
………骨の化身よ。…主の身体から離れ、我が同士となれ!!
……魔法使いは全滅した!のこりを叩き、確実に城を制圧するぞ!!
………弓兵スケルトンの残骸…これは西魔王軍の所属マーク…。
……さて、物理攻撃相手に…スケルトン大部隊が片づくかな?
クリスタルスケルトン97体
メタルスケルトン(召還後)120体
ガシャドクロ(召還後)186体
ボーンナイト(召還後)12894体
スケルトン(矢で反数以上がやられた為)34体
THDがそう言うや否や、塔の壁の中から隠し扉が開き、自動人形がぞろぞろとスケルトンに向かっていく!
(敵魔物の状況)
メタルスライム(逃げないよ)300体
スケルトン(ボーンナイトに2段劣る)ソード、アローあわせて30000体
ガーゴイル3000体
マジックウィスプ200体(ちなみにまだ魔法を唱えるのに時間がかかる)
リザードマン2000対
遠距離物理的攻撃部隊(バリスタ)500体)
数では不利なものの、幸い強力なクリスタルスケルトンが前衛に盾に階段で持ちこたえているおかげで、
前将兵と共に上に突破できそうだ。
…ゲル状の数字、「栗色の巨大な親指に針が突き刺さっていく」イメージ。
……みんなしんでしまえばいいのに………。針が…。
175 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/02 16:16
な に こ の 糞 ス レ
警備か・・・いちいち相手にするのも面倒だな。
・・・油断しすぎだ。
後ろからぬっ殺すか、抜けるか、どうするかな・・・
背後にお気を付けください…。振り向けば殺します。
>177
な・・・に?
・・・いつ、後ろに回りやがった?
いつ?ずっといましたよ…。貴方が生まれた時から、ずっと…。
180 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/02 18:21
妄想だけでやれよ恥ずかしい奴らだな
181 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/02 18:25
RPGツクールスレ 城内部の謎の森
a 木 森 木 木
木木 木木 木木
森 〆2F
a 木 木
木木 木木
森 森
HELLOW NEW WORLD
>177
気にせず探索を続けてください。僕は何もしませんから。貴方が振り向かないかぎり…。
184 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/02 18:31
185 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/02 18:31
ダサい
186 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/02 18:33
>>184 僕は落ちませんよ。彼の心に寄生しているのですから。
188 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/02 19:09
>>187 わかった ハイ武器どぞっ。
_____;二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
/_/_/_/_/_/_/__/_・_/(|||||||||||||||||)_______||;;;;;;;ヽ
`ー――――――――――――‐'
こいつら低脳?
こんなことして楽しい?
……さすがクリスタルスケルトンだ。…リザードマンの連携でもかすり傷一つつかん。
………クリスタルスケルトンを先頭に、接近しろ!!
……魔法効果も効かん最大の味方だ。…ボウガン部隊には全体に冥土の守護をかけておく!
………その間に私は魔力を回復し、ならなる兵を与える!!…わかったな!
……さすがクリスタルスケルトンだ。…リザードマンの連携でもかすり傷一つつかん。
………クリスタルスケルトンを先頭に、接近しろ!!
……魔法効果も効かん最大の味方だ。…ボウガン部隊には全体に冥土の守護をかけておく!
………その間に私は魔力を回復し、ならなる兵を与える!!…わかったな!
……連投スマン!さて行くぞ!!
>188
ありがとうございます。これで彼等を始末すればいいのですね?
……質…質で勝負だ…。…メタルスケルトン70体…追加。
………たまには数で勝負だ…スケルトンソード・ボウガン両装備670000隊…。
……厄介者で勝負だ…ストームドラゴン400体…。(竜巻に包まれているため、矢や遠距離魔法は風でそれてあたらない)
………地中から攻撃だ…マッドスケルトン9700体…。
……空…中…から…召還…い、いや…もうダメだ…魔力が…ぁ…。
………すまないが、少々回復させる…。
>193
てめぇ・・・俺に寄生した、だって?
・・・振り向いたらどうなるっていうんだ?
・・・確かめてやろうか?
(振り向く)
>195
貴方は呪われました。効果は…そのうち解かるんじゃないですか…フフフ……。
……教会に行くか、聖水をぶっかけるくらいしか呪いのときかたはわからん…。
………力になれず、すまん。(会話は手持ちの通信でつないで話している)
元から呪われてんだ。今更呪いの一つや二つ・・・
(地下牢へ進む)
着々とTHD軍のスケルトンと、敵軍スケルトンに迫る自動人形。
クリスタルスケルトンに近づいたその瞬間!
爆発。
火薬は少ないが、バリスタの勢いよく投げられる大きな石や木とは比べ物にならないほどの爆風。
直撃したクリスタルは砕け散ってしまうが、とばっちりを受けた他のクリスタルは何とか耐えることができた。
しかし意思を持たないスケルトン。このまま命令がなければ前進したまま盾になっているクリスタルスケルトン勢に多大な損害を与えてしまう。
敵側に向かった自動人形は、突然崩れたかと思うと。すぐにスケルトンに絡みつき、武器と手の辺りから
全身に絡みつき機械型の甲冑を思わせる人形に変貌する。人形が手に持つ武器を振り上げ、振り下げた瞬間―――
ゴウッ
衝撃波。
それも魔法で階に影響を与えない。
縦一閃の衝撃波に巻き込まれたTHD軍が木っ端微塵にされ、吹き飛ばされる。ちなみに敵軍の一部やその他もろもろも。
(クリスタルやストームドラゴン、マッドスケルトンは辛うじて無事。
マッドスケルトンは全部魔法の鉄と石でできているのだが、その中に潜んでいることにする。
ちなみにTHDがまだそこで休んでいると衝撃波を受けるぞ!危ないTHD!)
着々と自動人形たちと合体していくスケルトン。
そして着々と自爆していく自動人形。
数は召喚したばかりでまだTHD軍が圧倒的だが、はやく命令や作戦を考えないと形勢逆転されてしまう!
NEMO side
地下の空間を進んでいく。
あたりには骨のような、あるいは生き物のカスのようなモノがちらばっていた。
どうやら拷問所も完備のようだ。
そんな中、NEMO の耳にうめき声が聞こえてきた。
>198
本当にいいのですか?どうなっても知りませんよ…。フフフ…。
(寄生中)
NEMO side
うめき声は地下廊を進むほど聞き取りやすくなってくる。
しばらく進むと2体のトロールが倒れている。
どうも見たことのある情景だ。
そう、己が作り出した情景だ。
庭から降りてくる階段のそばの壁を突き抜けて戻ってきてしまった。
しかしながら、うめき声は未だにはっきりと聞こえている。
確実に近づいている、間違いないっ(笑
と確信したNEMOはもう一周してみることにした。
相変わらず、背後から妙な声がする。
『あなたは呪われました・・・』
「うるせぇっつーの・・・殺れるもんなら殺ってみやがれ・・・」
ぶつぶつと一人言を言いながら通路を歩き続ける。
暗い地下の回廊。
まるで、いつまでも続きそうな暗闇と、それを照らす嫌に規則的な感覚で灯されている松明。
・・・いつまでも続きそう?
「いや・・・またかよ」
少し、開けた階段前の通路。
転がる二体のトロールの屍。
「・・・さっきから同じ場所ばっかり回らせやがって・・・」
いや、迷ったというべきだ。
「つーか・・・どの通路通っても同じ場所についちまう・・・」
はぁ、と。
大きくため息をつき、また暗闇の回廊へ足を踏み込む。
「・・・こーなったら全部の通路、回ってみるか・・・」
・・・相変わらず、通路は規則的に並ぶ松明に照らされている・・・病的なぐらい、規則的に・・・。
NEMO side
一歩一歩進む。確実に流れる景色。確実に大きくなるうめき声。
まるで悲しみに打ちひしがれ、そのもの自身を哀れむような声。
声が近くなる、ということは、その存在も近くなる、ということになる。
そんな最中NEMOはこんなことを思い出していた。
「魔。呪を以って摂理を打ち破ることあり。それ打ち破るもまた、魔、なり。」
魔の建造物というものは大抵が建てられる時に呪を施される。
壊れにくいように、あるいは、たどり着きにくいように。
魔に対抗でき得るものは、魔。
しかし、それが強ければ強いほど、打ち破るのにもそれ相応の力が必要となる。
>>199 ×マッドスケルトンは全部魔法の
○マッドスケルトンが潜っている塔は全部魔法の
「・・・誰の言葉だったっけ?」
誰かが教えてくれた言葉。
「・・・なんにしても、魔力の欠片もない俺には魔法なんて上品なモン使えないぞ、と・・・」
続く回廊。
続く松明。
続く暗闇。
続く回廊。
続く松明。
続く松明・・・。
「・・・バヤい、鬱になりそうだ」
その場に座り込み、一息つく。
相変わらず、悲鳴とも、うめき声ともとれない声が響く。
「・・・ここらへんが一番うるさいみたいだな・・・」
もっとも、音が反響して増幅しているこの回廊では、音ね出所すらわからないが。
「せめて、音源がわかれば・・・」
壁をブった斬って、道を開けるのだが・・・。
顔を上げる。目に入るのは松明。
ゆらゆらと、まるで暗闇の中へ誘うように・・・。
「・・・」
ゆらゆら?
立ち上がり、風向きを調べる。
・・・違う。この回廊には・・・風なんて通らない。
「この流れは・・・魔力?」
NEMO side
「魔。呪を以って摂理を打ち破ることあり。それ打ち破るもまた、魔、なり。」
by爺
力とは、物理的にモノを動かす作用である。
では、超常的に動かすとどうなるのか?
そこにはあらゆる歪みが生じ、空間までもが狂いだす。
超常的、物理的、これらの差は明らかである。
何を以ってして、その場に力を生み出すかである。
流れに気づいた者の内なる力と、その流れ自体の力。
それらが共鳴し、回廊は本来の姿を取り戻すべく形を変えていく。
まるで漆黒の闇の力に逆らうかのように・・・
あたりの景色の揺らぎがおさまった。
立ちあがったNEMOの目の前に禍禍しいレリーフの扉が現れた。
……ん…衝撃波……我が剣に斬れぬ物など無い!!(衝撃波もろとも切裂く)
………西部も卑怯な手を使うもんだな、全く!……ならばこちらにも手はあるぞ。
……今、西部魔城の真上に雷雲を呼び寄せた。…連中はこれをかわせるかな?……明らかに城の真上が避雷針となって直撃するだろう。
………どけ、スケルトン部隊…クリスタルもだ。…地盤大竜剣!!(地面をはう波動が、地雷や砲台を次々と切裂き爆発させている)
……同士よ。…波動の通り越した場所から進め!!
………む?…やはりな。…クリスタルスケルトンには自己修復機能がある。…どんなに粉砕されても甦るのだ…。
……よし、この数では地雷や魔法をかけてもキリがないからな。…行くぞ!!
……すまん。…間違えてageてしまった。
なんと、THDの前に西の魔王軍の爺が現れた
爺
└|∵|┐<ファファファ…愚か者!
西
……爺…か。…甘く見てはいかんようだ。
………大部隊勢員、西魔王城へ向かえ。…私はこいつの相手をする。
……さあ、西部軍の爺とやら…一騎打ちとシャレこもうではないか…。
スラリ
∧
‖ 爺
下|∵|┐<フ、思い切りの良い奴!
西
爺は脇の剣を抜いた!
見よ、場内に雷鳴が轟く。
あれこそが秘剣グラムドレイク。
雷は虚空を裂きTHDへ襲いかかる。
_
└|∵|┐
TT
場所書き間違えたが気にしない事
……グラムドレイク…。…そうか、西部反乱事件の際…侵略者達を蹴散らした…。
………しかし、先程言ったはずだ。…我が剣に、斬れぬ物など無い…と。
……そりゃあッ!!(雷を切裂く)
………剛・魔神剣!閃光追神牙!!(テイルズかよ)
THDが呼び寄せた雷雲が、ごおん、ごおん、と音を立て、城の真上と塔の真上にたどり着くや否や、
スケルトンや自動人形がぴたりと動きを止める。これ以上戦闘すれば直撃させるという脅しと感づいたのだ。
その隙にTHDは全軍を後退させ、地盤大竜剣を放つ。一直線に進む波動が、さまざまな方向に分かれ、
地雷や砲台を切り裂き、次々と花火のように連鎖爆発させる。合間を見計らったTHDが、全軍を2階へと進める。
すると、奥に階段が見えるほど何の仕掛けも見当たらない、訓練所のような広間に一人、魔王の配下、爺が現れた!
爺
└|∵|┐<ファファファ…愚か者!
西
どこかで見たような顔だ!
THDが全軍を階段へと進める中、不思議なオーラを放つ爺に一騎打ちを申し込む!
スラリ
∧
‖ 爺
下|∵|┐<フ、思い切りの良い奴!
西
爺は脇の剣を抜いた!
見よ、場内に雷鳴が轟く。
あれこそが秘剣グラムドレイク。
雷は虚空を裂きTHDへ襲いかかる。
西部反乱のさい、侵略者を蹴散らしたといわれる、魔剣。
「……そりゃあッ!!」(雷を切裂く)
「………剛・魔神剣!閃光追神牙!!」(テイルズかよ)←元ネタわかんないよ
THDの反撃が爺に襲い掛かる!
∧
‖ 爺
下|∵|┐<なんと正確な攻撃よ!
西
爺は地を這う魔神剣を逃れる為
天高く飛んだ。
おお、グラムドレイクはTHDの呼び寄せた雷雲をその身に吸い寄せ、
雷の如く光を放ち、闇よりもなお暗く染まって行くではないか!
西の魔王より伝授されし壱之妙剣・墜鳳剣!
爺のグラムドレイクは上空より今まさにTHDの眼前に迫らんとする…
……上か!?…裂斬風!!(疾風の刃が襲いかかる)
………汚れた魂よ、封印せし!!…アブソリュートッ!!(光の結晶が爺を囲む)
∧
‖ 爺
下|∵|┐<こ、こやつ!
西
恐るべき鋭さかな、疾風の刃!
魔王西軍剣術指南をも兼ねる爺の胴を寸断する凄絶な威力!
∧
‖ 爺
下|∵|┐<うぐあああ!
 ̄
西
しかしなんたる事、その姿蛇の如く変じてゆく!
これぞ魔王西軍爺が正体なり!
∧
‖ 蛇
下|∵|┘<無駄死にはせぬ!
 ̄WWw.
.mmMM
Wwww.西
七つの川に渡るとも伝う長大な大蛇!
THDの光術の妙に敵わじと見るや灼熱の炎もてTHDが召喚せし軍勢の中心に飛び入りたる。
∧
‖ 蛇
下|∵|┘<西の魔王城に永久の栄華を!
 ̄WWw.
.mmMM
Wwww.西
千、二千もの敵を鬼神が如く打ち倒せしも大蛇は遂に光の結晶の内に地に伏したり。
THDは魔剣グラムドレイクを手に入れた
間一髪で爺を撃退することに成功したTHD。
しかし、真の姿を現した爺の捨て身の猛攻により、軍に甚大な被害が出てしまった。
だがまだ戦えないというわけではない。THDは軍を進める。3階は、4回へ続く為の道でしかないらしく、
ただ階段に向かって(壁のせいで時計回りに)進んでいく。
……フ…。…私はそれほど無能ではない。…しかしこれじゃやむを得んな。
………天井をブチ抜くぞ!!
THD軍がいっせいに天井に向かって攻撃を開始するが、一向に天井は壊れない。
せき(←なぜか変換できない)を切らしたTHD自身が天井に攻撃した瞬間、
天井から現れた巨大な人の手が、THDの体を掴む!攻撃しようとしても振りほどこうとしても巨大な手への攻撃はすり抜け、
たちまちTHDだけが上の階に吸い込まれていく。あわてるTHD軍たちだが、謝って攻撃するとTHD自身に当たるかもしれないというリスクのせいで、
タイミングを計っているうちについにTHDだけが上の階に連れられていった!急いで上に急ぐTHD軍。だが。
行けども行けども上にたどり着く気配がない。
嫌な予感がして一部のモンスターが後ろに進んでみると。どこかで見た事のあるモンスター群がすぐに自分の前に現れた。
見覚えなんかじゃない。これは。THD軍とすぐばったりと出くわし、マッドモンスターがもぐりこんでも同じようなモンスターの群とまったく同じ場所。
罠に嵌った。
これではもうどうしようもない。無限に続くこの階を打ち破らない限り。
一方、THDが気がつくと、壁の変わりに紫と青と緑色の空間がうねうねと蠢き広がる、まるで異次元のような空間に連れ込まれていた。
奇妙な空間の反対側には、何の変哲もない壁が、下の階と同じ様に時計回りに繋げられていた。
(強烈に叩いてみるとびくともしなかった。どうやら壊す事はできないらしい。)
らせん状に続く壁を進んでいくと、何かの塗料で塗りたくられた黒色の文字と時計があるのを見つけた。
私は王に忠誠を誓っていた。だが、私は王の豹変振りに付いて行けなくなった。
王に少し意見をしただけでその場に切り捨てると思えば、拷問に掛け、忠誠心を強制的に叩き込んだり、見せしめとして処刑する。
そして私もこのわけの分からない部屋を作らされ、何もできずに衰弱死した物の首を切り取り、謁見の間に飾らせる。
そして私もここに捕らえられた。この城はもうだめだ。このままほうっておけば私の弟子たちも同じ末路をたどってしまう。
ここに捕らえられる者たちもいるだろう。だから私は決死の思いでここを脱出する方法を作った。
そして東の魔王城や人間たちの国まで魔の手が迫るのを防ぐために!
できればすぐに手っ取り早く脱出するほうがいいのだが、
すでにある精霊や魔法の理論を利用するとと城の中の警備のからくりに感付かれる。
だから私自身が精霊となり、新しい魔法の理論を作り出した。脱出する方法を知りたいなら目を通して欲しい。
あなたが魔物を召喚する事ができるなら、この魔王城に入ってから使徒する者を召喚した数だけ短い針を反時計回りに回す。
あなたが剣を使う人なら。体得していると自覚できる技の数だけ長い針を時計回りに回せば良い。
どうかこの悪夢が終わる事を祈って。
THDは時計に手を伸ばし、針を見つめる。長い針、短い針共に、12(0)の所に止まっている。
現れた扉に手を掛けようとした、その時…。
NEMOの足下に溜まった水滴が何者かの形を成してゆく。
変化自在の肉体を持つ中級魔獣、三体のブラッドウィアーが姿を現した!
>223
ち・・・次から次へとアホみたいな奴等揃えやがって・・・
(一体に切りかかる)
ブラッドウィアーの口らしき物がニヤリと端を歪めた。
NEMOの剣撃は重い手応えとともに軟体に飲まれたのだ!
NEMOの剣は赤く輝く“核”の手前でビクとも動かなくなった。
シャアアーッ!
もう一体のブラッドウィアーが濃酸の霧を吹きかける。
最後の一体はどうやら形を変え始めたようだ…
馬鹿は馬鹿なりに考えたな・・・構うな、「燃やせ」。
(声を合図に、剣が爆炎に包まれる)
フフフ…NEMOさん、どうします?さぁ、どうします?ウフフフ…。
(不気味な笑いを浮かべている…。)
ギャアアアアーッ!!
剣を取り込んでいたブラッドウィアーは、逃げる間も無く業火に包まれる。
燃え盛るブラッドウィアーは苦しみながら味方に突進し、共に火柱と消えるのだった。
ゴ・ゴ・ゴ・・・
その背後で変形を遂げたブラッドウィアーがゆっくりと立ち上がる。
他の生物の形態を真似る事が彼らの習性なのだ。
疣にまみれ、肥大した腹の醜いデーモン!
ウオオオオ!
叫びと共にウィアーは口から冷たく輝く息を吹き出した!
……どこだここは…と、引っかかる奴がいるか。
………これは亜空間だな。…しかし、動けんのは失敗だな。
……罠かも知れん。…だが、回す他ないな…。…さて…どっちに回らせるか。
………今まで私が無事だったのは仲間のお陰だ。…反時計回りに回そう。
・・・デカけりゃいいってもんじゃねぇよ。
魔人剣・改!!
(強力な剣圧が地を這ってデーモンに迫る)
吹き出した吹雪が床を、天井を霜に覆い尽くす。
だがNEMOは動じる様子すら見せずにいる。しかし、ブラッドウィアーもまたデーモンの姿をとるだけある。
魔神剣は何事も無きかのようにデーモンの体表を伝い、背後の壁に激突していった。
ブフフゥー
嫌らしい笑いを浮かべた醜いデーモンは、壁の巨鎚を取りめくら滅法打ち回した。
力だけなら、ゴーレムをも上回る勢いである。
ウォォオオ!
NEMOの懐に飛び込んでくる、彼らは畏れを知るほどの知能は持ち得ないのだ。
……む。…そうだな。
………多めに回すか。
39
…あ…す、すまん。
>>233 時計の短い針を半時計周りに回すのをとめた瞬間、
いきなりTHDの頭に金ダライらしきものが直撃する。
と同時に『貴殿はふざけているのか!真面目にやれ!』という怒号が辺りに響く。
どうやら回しすぎたようだ。
THDはもう一回考えをめぐらせた。
武器が違うといえどスケルトンはスケルトン。そして魔王城に来てから召喚した魔物の種類は10体以内だろう。
魔法攻撃の延長での召喚も、屍を基にした召喚も含まれるかもしれない。
00
……私がよく使う罠にはまってはイカンな。…せいっ(タライを受け取り、投げ捨てる)
………種類別か。……………。(数え中)
……9だな。
09
ガゴン…
突然何かの音がしたかと思うと。上り階段と下り階段を繋ぐ道が一直線の階にTHDはいた。
ついさっきの出来事はいったいなんだったのかと考えているうちに、程なくして、
THDの軍勢が姿を現す。なぜか一部がげっそりとした顔になっている。
THDはわなを振り切ったと解釈して、塔の最上階、5階へと軍を進めていく。
くそ・・・こいつ、姿だけじゃなく、能力まで真似てやがる!!
(突進を避ける)
・・・なら吹っ飛ばす!!
奥義、魔王炎撃破ぁ!!
(燃え盛る炎をまとった剣撃をデーモンに叩き込む)
・・・やったか!?
……どうした、そんな顔して。…言いたいことがあるなら言えよ。
………石像が並んでいるな…。…まあ、こういう時に限ってガーゴイルが混じってるのだが。
……………。
……何もないな…。…階段らしきものもない…。
デーモンの鎚が壁の燭台を粉々に蹴散らす。
明かりを失い、醜いデーモンがただれた顔面に狼狽の色を見せた。
しかし次の瞬間、辺りは昼間のような明るさに包まれる。
魔王NEMOの剣が燃えているのだ!
アギャア!
醜い腹に燃え盛る剣を突き立てられ、デーモンはもがきながらドロドロと溶けだしてゆく。
床には腐臭のする粘液の水たまりができた。
生命活動を停止した、ブラッドウィアーの成れの果てである。
守護者を失った扉は、耳障りな音とともにその口を開いた……。
嫌な臭いだな。
さて・・・蛇がでるか鬼がでるか・・・。
(剣を担ぎ直して扉に入る)
>>239 THDの軍勢が塔の五階にたどり着く。
するとそこには、石で囲まれている部屋に石像が奥に4つ並んでいるのと、後ろに先ほど上って来た下り階段以外は、
本当に何もない部屋だった。まさかこの部屋も罠…?THDにそんな予感が脳裏をかすめる。
最後の仲間の一人が最上階にたどり着いた瞬間。下り階段の入り口に勢いよく石が閉じる!
先の無限階段でトラウマになっていたのか、罠と気づいた瞬間感情を持っている一部の魔物がついに発狂してしまう。
追い討ちをかけるように4つの石像から何やら気配がしてくる。すると、その気配の正体は…
ガーゴイルではなく。
ゴーレムでもない。
石像の顔から溢れ出て来る、蠢く無数の小さな胎児。
しばらく発狂を続けていた一部の魔物だが、
THDの激励叱咤と罠の対象を知り、何とか平静を取り戻す。
しかし、4つの石像の顔から胎児が出続けるのをとどめる気配は一向に見当たらない。
NEMOがくぐり抜けた扉の向こうには、光が広がっていた。
NEMOが出たのは、コロシアムのようなすり鉢状の観戦席だった。
光は、その中心から発せられている。
そのうち、二体のリザードマンが抵抗する一人の女を引きずってくる。
何事かと思う間もなく、その女は光の中へ投げ込まれてしまう。
瞬間、光の中心に何かが見えた。
紫の輝きが女の肉体を取り込み輝きを増す。
これは、城中の魔法罠を司る紫水晶だ。
そしてここは、地下牢の人間を一人ずつ紫水晶の生贄とする席なのだ。
・・・なるほど。あの水晶が城の魔法罠の中枢か・・・。
ということは、アレを叩き壊せば城全体を混乱させる事ができるってわけか。
なら、話は決まってるな。よっと。
(生け贄の場へ躍り出る)
この水晶、悪いがぶっ壊させてもらうぜ。
ゲーッ!
シャアアーッ!
二体のリザードマンが奇声を挙げ、儀式の場に踊り込んだNEMOに処刑用の首狩り刀で襲いかかる。
リザードマン特有の跳躍力!
二体は兄弟らしく、鋭いコンビネーションで上段と下段を同時に切り払った。
恐らくNEMOでなければ、いかな剣の達人でも何が起きたのかわからぬ内に首と足を両断されていただろう。
流石地下牢を任せられた番人らしく、その閃く白刃はNEMOが見たどの敵の振りよりも確かなものだ。
フフフ…NEMOさん、間一髪でしたね…。でもピンチですよ?
さぁ、ど〜します?ど〜するんですか?
(耳元で囁いている…。)
リザードマン二体・・・しかも相当の腕だな。
剣じゃ、こっちが不利だな。剣じゃ・・・
(大剣をリザードマン一体に投げつける)
剣でコイツが捌けるか!?
(そういいながら二挺の拳銃を抜く)
シャアアアアッ!
大剣が空を切る音に反応し、弟が素早く狙われた兄の側へ駆け寄る。
ゲォオオッ!
兄弟は裂帛の気合いを込め、この恐るべき飛来物を抱えるように受け止める。
避けては…紫水晶が背後にある為だ。
兄の、硬い鱗に覆われた肩の皮膚から青い血が滴る。
グシャアアア!
怒りに燃えた兄は、NEMOの頭上に斬り上がる。
弟は地を這うように体勢を落とし、NEMOの腹へ剣を突く。
決まれば言葉の如く必殺の攻撃である。
だが、彼らは“銃”を知らなかった。
……胎児…だと?
………同士ども。…まずは石像から壊せ。
……これでは胎児が底なしに現る。…我が剣に斬れぬものなどなしッ!
天竜葬波斬!!
人間ってな、こういうものも使えるんだぜ?来世では覚えとけ。
オラオラオラオラァ!!
(二挺拳銃によるリザードマン弟への集中砲火)
ゲシャアアアッ!
少しはやるようだ。
だが、所詮脆弱な人間風情など、我ら兄弟の前には食後の運動にすらない。
彼らはそう考えていた。
弟の剣が突き出される寸前、その体は大きく仰け反った。
ギャアアアアアアアア!
硬い鱗を貫通する鈍い音が悲鳴にかき消される。
青い血飛沫が辺りを染める。
なまじ硬い鱗の為に、貫通し切らぬ弾丸が屈強な蜥蜴の戦士の体をズタズタに破壊してゆく。
パシッ!
流れ弾が届き、紫水晶に大きなヒビが入る。
目がグルリと裏返り、文字通り“蜂の巣”と化したリザードマンの弟はスロモーションの如く地に倒れた。
オオオオオ!
一際の怒りに突き動かされるまま、兄はNEMOに渾身の兜割りをかける!
THDを含む、モンスターのすべてが石像を狙い、攻撃を加える。
全軍の激しい猛攻、THDの必殺技。だが、壮絶な威力の攻撃とは裏腹に、石像は跡形もなく崩れ去る。
すると、攻撃を石像や、石像の破片に当てたモンスターから、赤い膜があるボールのようなものが
ぼこ
と音を立てて、味方のモンスターの中から。奇妙な異物が。
ぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこ
ぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこ
ぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこ
ぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこ
ぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこぼこ
まるで伝染していく病の様に。
スケルトンもドラゴンも例外無く体中から、骨、肌、服、武器をすり抜け、
胎児が赤い膜を破り、その場に存在するものすべてに絡みつく。この世界の奇妙な赤子の誕生場から赤子が蠢き、増えるたびに、
「僕を産んでください…」
と言う誰かの声が、階全体に鳴り響き、次第に強くなっていく。
ガキン!!
兜割りを仕掛けたリザードマンの爪を一方の銃で受け止め、もう一方の銃をリザードマンの腹へ押しつける。
一瞬、リザードマンと目が合う。
一瞬だけの沈黙。
そして・・・
「悪いな」
ダァン!!
リザードマンの比較的鱗が薄い腹部に銃弾を叩き込む。
ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン!!
そのまま蹴り上げ、凄まじい量の弾丸を空中に浮いたリザードマンに浴びせ続ける。
大量の空薬莢が宙を舞い、銃火がほとばしり、青い血があたりに散らばる。
で、催促されて書いてやればクレーム必至と。いや、なんでもない・・・
ゲッ!?
必殺の兜割りを止められ目が合った瞬間、リザードマンは初めて眼前の敵の恐ろしさを理解した。
殺られる!
思考がそこに辿り着いた時は既に遅かった。
幾人もの人間を食らったハラワタが辺りにブチマケられ、上空高く吹き飛ばされる。
ギャアッ!アッ!
突き抜ける弾丸の雨が無慈悲にもリザードマンの兄を“分解”してゆく。
右腕が、左足が千切れ飛び、リザードマンは血煙を上げながら紫水晶の上に落下する。
バチッ!
遂に紫水晶は砕け、溢れだした膨大な魔力が一挙にリザードマンに流れ込む!
グシャアアアアアアアァァ!
凄まじい断末魔と共に、周囲がフッと暗闇に包まれる。
城中の魔力が一時的に全て失われた事による、停電のような現象だ。
スマン、誤爆であげちまった・・・
停電・・・?
水晶ブッ壊した事による魔力の低下、か?
くそ・・・こんなに暗いと足元も見えないな・・・
(そう言って懐からマグライトを取り出す)
・・・ないより、マシか。
……な、なんだ…これは……。
………や、やめろ…やめろおおおおおおおおおおおおおおッ!!
……汚れた魂よ…かの淵より戻り去れ…!!………エターナル・プロテクト!!!
………。
……………。
…………………。……何もない…。
………立っているが、壁も…床も…陸も…屋根も…空も…。…空気も無い…けど苦しくない…。
……時も流れていない…敵も味方も……いない。
………私は…すべてを封印してしまったのか…?
>257
っ!?い、今の気は・・・!?
何かがまるごとごっそり消えちまう感じ・・・淀んで帯電してるような強力な魔力の波・・・
・・・まさか、な・・・まさか・・・
ゴーン………ゴーン………
どこか遠くで鐘がなっている。
遠くなのか近くなのか、魔物達の慟哭が木霊する。
…NEMOが照らした一角に、ぼんやりと光る階段があった。
今は魔法罠が作動しない状態だ。
危険も感じない。
どうやら城脇の尖塔の外壁を昇る階段らしく、THD達の居る階層へは近道らしい…。
・・・。
(無言で階段を上り始める)
微かな光の円。続く階段。
それ以外は闇。足元さえ見えない闇。
・・・。
さっきの水晶は・・・現世と城を繋ぎ合わせる鍵だったようだ。
それを壊したせいでこの城の存在そのものが危うくなっている。
・・・。
闇。
現世にありながらも、ここは歪んだ闇の世界。
本来なら生命はおろか、ナニも存在しない空間。
・・・今は、この城の魔王の魔力によってカタチを保っているが・・・。
・・・。
階段は続く。
まるで、終わりがない程長く、暗く、そして上に・・・
十分、いや…もうどれだけ昇り続けたろうか。
鐘はあれから二度鳴った。
人の精神は闇の中で耐えるようには出来ていないと言われる。
大分、高く来たらしい事はわかる。
壁の外を鳴る風が強くなってゆくのだ。
暗闇の向こうにぽつりと鈍い光が顔を覗かせた。
火でも魔法の光でも無い。
日の光だ。
…そこは尖塔の頂上であった。
空は夕暮れだ。
魔の力が強まる時間。
ギャアッ、ギャアッ
鳥が不気味に鳴いている。
風に吹き晒された細い空中廊下が城の最上階へと続いていた。
NEMOが、この頼りない橋に足をかけた時であった。
ケェーッ!
甲高い声が虚空に轟く。
直後、熱を伴った暴風が尖塔の屋上に吹き荒れる。
日の落ちかけた空に赤い煉獄の鳥が踊る。
フェニックス!
本来ならば超越的存在の精霊であるはずの、炎の鳥である。
西の魔王に捕らえられ、その身を邪悪に染められたと言う噂は真実であった。
炎の羽ばたきがNEMOを襲う。
ここは不安定な尖塔の頂上、落下すれば魔王の肉体とて致命傷となるだろう。
西の魔王はこの切り札を用い、勝負に出たのだ。
……いつまでこの空間が続くのだ…。
………ここはまるで時の最果てのようだ…。
……魔力は…きれてる。…封印は解放できない…。
………第一封印を解放しても、やられるだけだ……。
……おかしい。…かなり休息を取ったはずだ。
………魔力も体力も…回復しない。…ましてや減りもしない。
……やはりな…不死の指輪を取っても歳はとっていない…。
………私はいつまでここにいればいいのだ…。
……独りは…嫌だ。
夕日に燃え盛る不死鳥か。
絵になるな・・・って、ふざけてる場合じゃないな・・・くそ、たださえTHDの様子が気になるっつーのに・・・
今は・・・無視して逃げるのが得策だな!!
貴方、逃げられませんよ…。
>>263 永遠に続く闇、一時の感情に任せて全てに対して閉じこもった後悔。
空腹も感じず、乾きも感じない。ましてや体力も魔力も回復する様子もない。
寂しさの中静かに少女は助けを望む。
魔物に弄ばれ、産まされ、生きる事もかなわず母親ごと惨殺された赤子の無数の怨念が、
曲がりなりにも生をこの世に受けるため、城の水晶を失った影響で少なくなりつつある魔を犠牲にしながらも、
階じゅうに敷き詰まっている赤い膜を帯びた”物”同士が同調し、やがて一つの体へと形を成していき、
クリスタルの中の少女を体に取り込む。
っ!?何でだ・・・逃げられない!?
・・・不死鳥、か。
まさか本気で不死なんてオチは無いよな?
(銃を抜く)
……長距離を数歩歩けるのにここは亜空間でもなんでもなく、クリスタルの中…?
………いや、別に何も目に写らない。…時の最果てか何かに違いないな。
……ただ、景色が変わっていくな。……赤色に。
………助けるのは構わんが、助けられるのはゴメンだ。…魔力はきれてるから、ワープ装置を使うとしよう。
……ふう…。…大丈夫か?同士共よ。
………あの赤膜を成仏させてやる。……ホーリージャッジメント!!
(無数の光が赤い膜を直撃させ、次々と成仏させていく)
迅速な決断であった。
NEMOはフェニックスが身構えるより素早く、城への橋を駆けだしたのだ。
だが、尖塔から城へは細い橋一本である。
空の利を持つ不死鳥にとって、NEMOの足をとどめるなど
鷹が“枝の上の鼠”を追い落とすよりも楽な事であった。
ケェーッ!
まさしく“怪鳥の叫び”が、熱い暴風がNEMOの背を叩きつけた。
炎の翼をギラギラと煌めかせ、NEMOの眼前に回り込んだ不死鳥は挑発するように藪睨みの笑いを浮かべた。
−THDらの居る城の最上階はすぐ目前だと言うのに。
ゴォッ!
足場の悪いNEMOに嵐のような羽ばたきが見舞われる。
火の粉が天上を星のように埋め尽くす。
くそ・・・剣じゃ普通に無理だな・・・。
銃しかないか。
仕方ねぇな。不死鳥相手にどこまできくかわからないが・・・
(二挺の拳銃を構える)
……最上階はここか。…魔王を倒せば、それでいい。
………動くな。…赤い膜も、西部魔王軍もなくなりつつある。
……お前も終わりだ。…西部魔王。
………大人しくここで終戦降伏するか、ここで死ぬか。…どっちにするんだ?
……私はどっちでも良い。…どうなのだ。
不死鳥は銃口を向けられてなお、NEMOへ余裕の嘲笑を投げかける。
“撃って見ろよ”そう言わんばかりに。
ケェーーッ!
ダンダンダンダンダン!
夕闇に不死鳥の叫びに銃声が折り重なるように反響する。
首を弓なりにそらせ、夕闇に炎の血飛沫があがる。
撃ちだした銃弾の全てが命中した。
いや、不死鳥は避ける事すら無かった。
クク!ククク!
幾筋かの溶岩のような血がドロリと流れ出す。
再びNEMOに向けられた顔は、もはや聖獣としての清廉さなど微塵も無い、悪鬼の物であった。
ダメージはあるものの、それは表層のみである。
弾丸は、本体に辿り着く前に異常な体温で液状に熔解してしまうのだ。
やがて、不死鳥は喉を二三回嚥下すると、急に聞き覚えのある声真似を始めた。
“魔。呪を以って摂理を打ち破ることあり!それ打ち破るもまた、魔、なり!”
互いに強大な呪力を持つ者同士、炎での力比べをしようと言うのだ。
・・・ったく、わけのわからねぇことをいちいち・・・俺は呪術の類は使えないんだよ・・・
この剣が勝手に燃えてるだけだ。
だいたい、空飛んでる不死鳥に剣が届くかよ・・・
まぁ・・・「応用」すれば、こんなことも出きるけどな。
(背負った剣が燃え始め、その炎が携えた二挺の拳銃を包み込む)
炎の弾丸、てな。
溶岩よりも熱いぜ!?
(剣の火炎保護により能力上昇)
373子があらわれた!
⌒
... ε|∵|
ξξξ フフフ プ ・ ケロケロ ゲロッ。
ダァン!
一際激しい発射音が空を震わせる。
NEMOの放った業火の魔弾は、周囲の空気を急激に燃やし尽くしながら不死鳥の胸に飛び込んでいった。
強烈な向かい火を受けた不死鳥の炎が、渦巻くように弾丸の軌道を開く。
ゲェッ!
息を詰まらせるような悲鳴をあげ、不死鳥の体躯がガクリと傾く。
弾丸を放ったNEMOには、この不死鳥の“本体”に着弾した確かな手応えが返っていた。
グ!ググ!
着弾した箇所から、NEMOの魔を帯びた新たな火の手が燃えあがる。
不死鳥の火に倍する明るい炎が、全身を浸食して行くかのように包み込んで行くではないか。
フェニックスは、炎で自らを焼く事で生まれ変わると言う。
もはや、全身に太陽のごとき明るさを纏った不死鳥は“邪悪”の手先では無かった。
不死鳥は、その身を火柱となし新たな主のNEMOの剣へと飛び込んでゆく。
ボウッ
急激に気温が下がり、目が暗がりに慣れた時、辺りは既に夜へと変じていた。
大剣に契約の紋が刻まれ、耳の痛くなるような静寂が訪れる。
THD達の部隊は…この橋の先だ。
・・・。
不死鳥が、剣に・・・。
・・・・・・。
もう、夜か・・・。
・・・遊んでる場合じゃないな、急がないと・・・。
間に合ってくれ、THD・・・
不死鳥は半透明になり強さを見せつけるかのごとく一面を炎で焼き尽くした。
やがて青色の炎を身に纏った不死鳥は嘲笑うかのごとく魔王の元へ消えていった。
それを追いかけ、辿り着いた先には大きな扉が二つ。 内一つは覗き穴がある。中を覗きこむと歴代勇者の変わり果てた姿が・・・
彼らは今のままで、魔王に戦いを挑むことは無謀だと実感した。
恐る恐る【700】の刻印があるもう一方の扉に手をかけた。が、しかし開かない。内側から鍵がかかっているようだ。
ガガガガ ドガガッ!! 勇気のある者は強行突破を試みたが傷ひとつ付く気配もない。
どうやら700レスまでは開かないようだ。
痺れをきらした一行はリレミトを唱えた!
入り口で待ち構えていたモンスターを倒した後、辺りを見まわすと来た道の反対がわに建物を発見。
更なるレベルアップを兼ねて 一行は魔王城から見えるスラム街跡地へと向かった。
278 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/08 01:11
晒し
魔王城は突然消えました。
魔力が尽きたのです。
魔力は全て胎児が吸収しました。魔王の誕生です。
しかし魔王は刷り込みでネモとTHDを親だと思ってしまいました。楽しい夫婦生活のスタートです。
>>276 NEMO様ぁ!
はぁ…やっと追い付きました。
裏から回ったのですが、モンスターがうようよいて、少々手間取ってしまいました…
この橋の先の扉が、西部魔王の居る場所の様ですね。
それにしても、あの扉は無駄に大きいですねー…
あぁ・・・力ごりおしじゃ開きそうにないな・・・
・・・・・・面倒くせ、やっぱ力ごりおしで行くか。
力任せに700扉を動かそうとするNEMO。しかし押しても叩いても扉は一向に動く気配がない。
しかし回り道のスラム街を行けばもうこの世から消える寸前の魔王城でそれを選ぶのは自殺行為。
かといって、もはや戻る時間も残されていない。この扉を倒して未だこの城の呪いと共に存在し続けようとする魔王を倒さない限り。
一瞬あきらめかけたNEMOの脳裏に、魔王ならではの技を思い出す。(153)相当な時間がたたなければ開かない。
それなら、扉の周りの時間だけを経過させてしまえばいい。NEMOは代償になる血液を失うことを覚悟し、封印していた禁呪を解く。
……魔力が回復している?
………長時間活動してるから、抵抗が弱まってきたって事か。
……これなら、プロテクト解除出来るな。
………しかし…問題は解放操作が難しい事だ…。
……同士のみ引っ張り出すのは指南の技。
………全部が全部解放させると、立場逆転だ。
……さて…どうしたものか。
……すまん。
・・・まぁ・・・多分、上手くいくよな・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
ドッガーッン!!!!
(何故か扉が炸裂)
・・・・・・な、何だ・・・の、呪いか?
ま、まぁ、いいさ。扉は開いたしな・・・っう・・・
ち、血が・・・足りねぇ・・・め、目眩が・・・する・・・あ、立ち眩みが・・・(フラフラ〜)
爺は
爺
└|∵|┐<おおNEMO様!ご無事でしたか
TT
既に隠し通路から到着していた。
勢い良く外れた、いや壊れた扉の奥へ進む爺と影法師、そしてNEMO。
力を使いしすぎたのか、意識が朦朧とするNEMOだったが、
程なくしてすぐにそこにいる、巨大な赤子の様な物と、その中にいる何かに気づいて驚き、怯む。
赤や茶色、銀色や緑色の骨が、不気味に透き通り神経まで見える赤い体を支え、
全体の内臓を隠しきれていない不規則に繋がっている肉。皮膚と思われる部分には、動物の皮らしきものと、
皮らしきものに散らばるように付いている鱗のようなもの。指の先には尖った爪が覆うように剣山のごとく集まっている。
顔の目の部分には、無数の充血している目が、不規則に蠢き、月日のたった人間の歯らしきものと、爪のように尖った鋭利な歯が、バランス悪く並んでいる。
「……長距離を数歩歩けるのに………いや、別に何も………助けるのは…魔力はきれてるから、ワープ装置を……最上階はここか…魔王を倒せば
………動くな。…赤い膜も、西部魔王軍もなくなりつつ……お前も終わりだ。…西部魔王……魔力が回復している… ?
………長時間活動してるから、抵抗が弱まって………しかし…問題は解放操作が……同士のみ引っ張り出すのは……
………全部が全部解放させると、立場逆転だ……」
階のほとんどを覆い尽くす赤子の腹の部分からかすかに、人の声がしてくる。目を凝らすと、
クリスタルの中で自分の体を抱きしめるように閉じこもったまま、虚ろな目でぶつぶつとつぶやき続けるTHDが取り込まれていた。
プロテクト。それもすべてを守る。強大な魔法ゆえの、取り返しが付かなくなってしまうほどの副作用に、
THDは己の魔力に溺れてしまうと言うミスを犯してしまっていた。神経も視界も体も守られていて、自分が未だ取り込まれていると言う事態に気づいていない。
だが、プロテクトの効果が尽き掛け、だんだんとTHDの姿が僅かながらはっきりと見えてきている。
おそらく胎児の所為で、THDの部隊は全滅してしまったのだろう。胎児から赤子に成長する時、
部隊の残骸をひとつ残らず取り込んだ様だ。
一目でただ事じゃないとNEMOたちは気づいた。
プロテクトの効果が尽きる前に、早くこの化け物を倒し、唯一の生存者を助けなければ、魔王を倒し脱出できるかどうか分からない。
一行が臨戦態勢に入ろうとすると。赤子は一行に向かって
「パパ、パパ」
と言うと、
巨大な指をクリスタルTHDにもって行き、
「ママ」
と言うと、ぎこちなく笑う。素っ頓狂な事を言う赤子に一瞬戸惑った一行だが、
「晒し」
と続けて発言した後、今度はいやらしくにんまりと笑う赤子。
自分たちの仲間を殺し、そして侮辱したこの下衆な生き物に対する怒りか、
戦意を失いつつあった一行は疲れを忘れ、体の奥から力が沸いて来るのを感じる!
残り15ターン(赤子の行動のたびに1ターン減る)
・・・うるせぇ。いいからTHD返せ、THD。
・・・俺はパパでも晒しでもねぇ。
はっはっは
我ら精鋭負けはせん
 ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ _ 爺
└|∵|┐└|∵|┐└|∵|┐
TT TT TT
キッチンブラザーズが現れた。
「風よ吹けよ、雨よ降れよ」猛り狂う嵐になれ。
こんな時代に生まれ、俺は神を知らない。罪深き欲望に支配されているよ。
西へ東へ走り愛を求め続けた。真実と引き換えに俺は俺を売った。
偽善者の行列に俺は並びながら、掌を差し出したら恵んでくれたよ。
奪った弱者のダイヤモンド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「誰かここから助けてくれ」声にならない声がする。この胸が叫んでる。懺悔かもしれない。
「俺を今すぐ殺してくれ」悪い夢は終わりだよ。くり返す過ちが消えない痣になる。走り抜ける炎になれ。
何が正しいなんて自分勝手なルール。真っ白な正義さえやがて汚れて行く。
道端の悲しみに俺はしゃがみ込んで、世の中を恨みながら石を投げつけた。
誰かに当たればいいなんて…!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「深い闇から逃げ出したい」先の見えない未来でも。捨てられたプライドが、心に突き刺さる。
「俺の自由を返してくれ」愚かすぎる建前さ。生きて行くその孤独、十字架を背負って。
「誰かここから助けてくれ」声にならない声がする。この胸が叫んでる懺悔かもしれない。
「俺を今すぐ殺してくれ」悪い夢は終わりだよ。くり返す過ちが消えない痣になる。
「風よ吹けよ、雨よ降れよ」猛り狂う嵐になれ。
私があやつを引き付けます。
その隙にTHD様を…
爺殿、キッチンブラザーズ殿。
参りましょう。
(背中から二本の刀をとりだす)
さて…
(電子計算機が、わずかな電子音の唸りを上げる。)
−音速体術プログラムに移行
−メインエネルギー解放
−神経回路覚醒完了
−ボディバランス微調整完了
−プログラム移行を確認
(赤子を鋭く睨みつける。)
−ターゲット捕捉
…参る。
(体を出来るだけ低く構え、爆発的な加速で走りだす。
刀が高音のうなり声をあげ、そのまま赤子に斬りつける。)
☆
U 爺 _⌒>、 _⌒>、
└|∵|┐└|∵|┐ )└|∵|┐ )
TT TT_ノ TT_ノ
爺は審美眼を光らせた。
すぐに攻撃してこないと思ったのか、赤子はその巨大な体躯を天井へ向け振り回し、
THD軍が本気を出しても壊せなかった最上階の壁や天井を、跡形もなくぶち壊した。
桁違いの攻撃力に気をよくした赤子は、自分の両腕を天に掲げ、一行に対して自分の言いたい事を直接頭に響かせようとする。
『魔力は全て胎児が吸収しました。魔王の誕生で…』
グジャッ
「ギイイイイイイィィィィィィェエアアアアアアアア!!!!!!!」
自分の力に溺れ、完全に油断していた赤子は、影法師の渾身の一閃に気づかず、
腹から胸の辺りまで斜め一直線に切り裂かれ、内臓や骨が出そうになるほど肉がぱっくりと開く。
「アアアッ!ヴァアアアアアアゥェエアアアアッ!!」
中のクリスタルをとられると思ったのか、一瞬にして手を自分の傷口に押し込み、無理やり内臓を体の奥に敷き詰め、
肉の裂け目と裂け目を両手で力任せに塞ぐ。すると、
腹と胸にあったはずの傷が一瞬にして治り、更にぶよぶよだったからだが引き締まるように固くなっていく。
恍惚としていた表情から憎悪の表情に変わり、自分の体を切りつけた影法師をひたすら睨む。
『「風よ吹けよ、雨よ降れよ」猛り狂う嵐になれ。
こんな時代に生まれ、俺は神を知らない。罪深き欲望に支配されているよ。
西へ東へ走り愛を求め続けた。真実と引き換えに俺は俺を売った。
偽善者の行列に俺は並びながら、掌を差し出したら恵んでくれたよ。
奪った弱者のダイヤモンド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「誰かここから助けてくれ」声にならない声がする。この胸が叫んでる。懺悔かもしれない。
「俺を今すぐ殺してくれ」悪い夢は終わりだよ。くり返す過ちが消えない痣になる。走り抜ける炎になれ。
何が正しいなんて自分勝手なルール。真っ白な正義さえやがて汚れて行く。
道端の悲しみに俺はしゃがみ込んで、世の中を恨みながら石を投げつけた。
誰かに当たればいいなんて…!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「深い闇から逃げ出したい」先の見えない…………』
一行の頭に響く、早口でまくし立てられる呪詛。星星も見えないほど真っ暗に広がっている空から、暗雲が立ち込める。
早く詠唱を止めないと、反撃のチャンスを与えてしまうかもしれない。
一向に影法師を睨んでいた赤子だが、審美眼を掲げた爺とブラザーズを不審に思ったのか、視線を影法師からブラザーズたちに向ける。
残り14ターン
キッチンブラザーズBは逃げ出した!
_⌒>、
└|∵|┐ A)<アアアアア
TT_ノ
爺はリアル身代わりの術を発動した
なんと、キッチンブラザーズAは体が動かなくなった
キッチンブラザーズAは爺の身代わりになった!
(キッチンブラザーズをほっといて)
赤子の頭をめがけ、剣を振り上げる。
「・・・死ねなんて面倒くせぇ事は言わねぇ」
剣が、青い業火に包まれる。
「・・・逝け」
業火が空を突き上げ、炎の柱となる。
そして、それを赤子にむかい全力で振り降ろす!!
ぐ…
二度も同じ手は効かなさそうだな…
まずはどうにかしてTHD様を、切り離さなければ。
…て、どこに行かれるのですか!爺殿(w
魔王はどこじゃ
和紙がボコボコにして海に沈めてやるけぇの
爺
─|∵|┐<魔王様にございます
TT
爺はNEMOを指さした
ファイッ!カーン!
ゴングの音が鳴った
審美眼を掲げる爺の前に、動かなくなったブラザーズA。風呂敷の中に詰め込まれてる物がこの城の金目のものだと気づくと、
爺たちを睨みつけたまま巨大な手で、爺たちを潰そうと思い切り振りかぶろうとする。
『「俺の自由を返してくれ」愚かすぎる建前さ。生きて行くその孤独、十字架を背負って。
「誰かここから助けてくれ」声にならない声がする。この胸が叫んでる懺悔かもしれない。
「俺を今すぐ殺してくれ」悪い夢は終わりだよ。くり返す過ちが消えない痣になる。
「風よ吹けよ、雨よ降れよ」猛り狂う嵐になれ。 』
「・・・逝け」
赤子の詠唱と、NEMOの言葉が終わると同時に、炎の柱が、吹き飛ばされてしまうような暴風と豪雨が、
互いの威力を競うように反発しあう。そのまま力任せに振り降ろした炎の柱が、赤子の全身に直撃する。
『ンンンンギイイイイイイイイイィィィィィ!!!』
間一髪赤子の攻撃を免れた爺とブラザーズA.。
全身の皮膚が焼けていき、赤子は全身を振り回してもだえ苦しむが、暴風と豪雨によって炎の勢いが沈下されてしまう。
赤子はうずくまると、全身から膿のようなものを出すと、焼けた皮膚が形を取り戻していく。
しかし、炎の柱を直撃しただけあって、まだ皮膚がかすかに再生し始めただけ。まだ完治するには時間がかかりそうだ。
自己再生が当てにならないと悟った赤子は、すぐに顔を上げて周りを見渡すと、
爺
─|∵|┐<魔王様にございます
TT
赤子はNEMOの方向に顔を向けると、小さく何かをつぶやいた後、NEMOが持っている剣に豪雨を集中させる。
あの炎は厄介だと判断したからだ。
隙を付かれない為に、今度は影法師に向けて暴風を集中させる。
そして、元ボクシングチャンピオンは、
そこで行われている戦いの異様な光景を目のあたりにする。ちょうどそこには、
爺
─|∵|┐<魔王様にございます
TT
と指を刺す爺を発見する。しかし、どう見ても異様なのは巨大な赤子のような物の方だ。
考えをめぐらせる竹原だが、どこからとも無く
ファイッ!カーン!
とあたりにレフェリーの声とゴングの音が鳴った。
赤子の詠唱と、存在が不安定になりつつある城の影響で、他の怨念や精霊などをいくらか呼び込んでしまっていた。
ゴングの音で何かに突き動かされるように階に入っていく竹原だが、暴風に吹き飛ばされたキッチンブラザーズBと遭遇する。
残り13ターン
307 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/12 16:23
ここの書き込み見てて恥ずかしい
>>306さん、すごくウマー(゚д゚)い
全部、受け止めて話を創ってる。
ご苦労様です。。。
>>306 ぐおっ…何て風だ…
ぐ…負けない!
ウォォォォォォォ!
(刀を交差させ、赤子目掛けて超高速で走り出す。
電磁筋肉が軋みをあげる)
喰らえ!超音速!
列空斬・表!
(向かい風の暴風を利用し、ソニックブームを発生させ、剣撃とともに叩き込む)
赤子の反撃にいち早く対処できたのは、影法師だった。
集中する暴風を二つの刀と自らの体で無理やり切り開き、赤子に向かって光のごとき速さで走り出す。
体中の電磁筋肉が軋みをあげても、赤子に攻撃できるチャンスはないかもしれない。その思いが風とともに重くのしかかる。
「喰らえ!超音速!
列空斬・表!」
先ほどと同じ一撃なら、引き締まった赤子の体が刃を受け止め、ただの軽傷ですんでいた。
だが、ひとつの要素を加えた刃には赤子は対応しきれなかった。
音速の刃。
横一線に腹を切り裂かれ、体内のあらゆる物をぶちまけられる。
凄まじい炎を体に浴びた直後の斬撃に、生まれたばかりの生命が耐え切れる訳がなかった。
痙攣しながらうずくまり、赤子はそれきり動かなくなった。
中にまだTHDが。
急いで赤子に近づこうとする一行だが、影法師の一撃でぶちまけられた物の中に、
薄暗く光るクリスタルを発見する。
THDだ。一行が安心するとともに、クリスタルが消える。効力が切れたようだ。
THDを介抱し、辺りを見渡すと、赤子がいる方の奥に、頑丈そうな橋が見えた。おそらく魔王の部屋に通ずる道だろう。
すぐに端のほうへ行こうとすると、一行の脳裏にゲル状の数字が現れる。声のするさまざまな雑念と着々とひとつずつ減らして行く数字に一向は首を傾げるが、
『みんなしんでしまえばいいのに…』
という声と、だんだんと元の形に修復していく赤子を見た一行は、この際無視して先へ進むことを決意する。
これ以上この化け物にかまっていたら時間を無くしてしまう。一向は橋の奥へ向かった。
−ふぅ…
−なんとかTHD様を助け出せた…
−この体が持ってくれてよかった…
−あの扉の向こうに西の魔王が…
−これで私の使命は半分終わり…
−あとはNEMO様を全力でサポートするのみ…
−この体に代えても…
(キン)ん…?(!)ネジが取れたぁ!
どこのネジだこれ!
−相変わらずいい加減な造りしてるなぁ…
−改良してくれるって言ってたのに…
−でもまぁ体に支障はなさそうだ…
−まぁいいや…
−城の皆は元気にしてるだろうか…
_⌒>、
└|∵|┐ A)<オオオオオ
TT_ノ
キッチンブラザーズAは赤子の間に置き去りにされた
助け出したTHDには足音が無かった
そのまま扉に近づくとTHDの袖から金属反応が・・・
不信に思った一行はTHDの顔をつまむ。
ビリリッ!
なんと!!助け出されたTHDは偽者だった
袖の中にドライバーを隠し持ち、チャンスを待っていたようだ
激しいバトルの末、偽者から聞き出した情報によると本物は「スラム街跡地」の牢獄の中に捕らわれているようだ。
助けに行く道中キッチンブラザーズAとすれ違うが誰も気に留めるものはいなかった。
……なんだ…ここは?
………牢獄だと?…こんなもんマッドスケルトンで掘って出てやる。
……魔力も戻ったから、同士のみの召還は可能だな…。
………クリスタルの中とは違い、やはり魔力は回復するようだ…。
>>313 足音がなかった?何故?
金属反応って?探知器を誰か持ってたの?
顔をつまむ?偽物は抵抗しなかったの?
つまむって…?w
袖の中にドライバーって…?w
ナイフとか短剣じゃだめだったの?
激しいバトル?いい加減過ぎじゃ無い?
なんでスラム街にこだわたるの?
魔王の部屋の眼前で、スラム街に行くっておかしくない?
何考えてんの?馬鹿?
ぷるぷる
ぼく わるいスラムじゃないよ
助け出したTHDには足音が無く。
それを疑問にも持たないまま建物らしき扉に警戒もせず近づき、
どこからとも無く無機質な音が鳴り、
自分(達)はそれを確かめもせずに金属反応と思い込む。
不審に思ってはいたが、皆で一斉にTHDの……顔をおもむろにつまみ、引っ張る。
何故か抵抗をしないTHD.。
何故か破ける顔。一緒に橋を渡っていたTHDは偽者だった。
袖の中に剣や毒の針などではなく、何故かドライバーを隠し持っていた。
激しいバトルのはずなのに、何故かその詳細を思い出せない。
今からスラム街に行けば魔王を倒す前に時間切れになるのは必至。
それなのに進んできた道を戻り、どんどん治癒していく赤子を無視し、
まだ動けないキッチンブラザーズAを置き去りにし、マッドスケルトンで脱出してきた、
既に効力が切れているはずなのにまだ効力が残っているクリスタルの中に居るTHDと合流し、
不可思議な形をした市長を名乗るスラムと言う者に出会い、
赤子が復活し、辺りが混沌となり無数の怨念が悲鳴を上げ自分の体が空間と共に歪み走馬灯が駆け巡りこの世にあるはずのないありえないものを見て我を忘れて泣き叫び
『しっかりしないか!!目を覚ませ!!!』
何処からとも無く聞こえてきた一喝に我に返る一行。辺りを見渡すと、
自分たちが進んできた橋とすぐそばにある、も威圧感のある建物。そして見慣れた顔ぶれと、
一行の周りを浮遊する神秘的な霊。
『巨大な餓鬼の幻覚に惑わされたか。これでは先が思いやられるな。何にせよ、
この世界の大部分を道連れにしようとしている、とち狂ったあ奴を討伐してもらわねばならんがな。』
THDにとって聞き覚えのある声。自分が亜空間に飛ばされた時に、
タライ(の様な物)を直撃され、脱出の手助けをしてもらった、自ら精霊になったという、
かつての西の魔王の配下だ。(222)
程なくしてブラザーズAの悲鳴が聞こえてくる。元配下は舌打ちすると、
『呪詛は私が引き止めよう。その扉を開ければこの城の主である糞ったれがいるだろうよ。
ここから脱出したければさっさとあいつを倒すんだな!早く行け!』
元配下が腕を振りかざすと、手のひらから青い波動がとめどなく溢れ、バリアの如く一行の全身を青い波動が包む。
これがラストバトル。意を決した一行は、力強く扉を蹴破り、中へ潜入する!
今まで幾人もの“勇者”が挑み
遂に誰も手をかける事すら叶わなかった最後の扉が開いた。
ゴォオオオ……
窓から射す、赤い太陽は遙かな地平の向こうに姿を消しかけていた。
それは恐らく、この城が迎える最後の夕闇となるであろう。
床には薄い埃が積もっていた。
…王座の間だと言うのに、ここはまるで長い期間誰にも使われず放置されたかのように、暗く濁った空気をしている。
薄れてはいるが、確かに腐臭である。
間も無くして、玉座へと歩みを進めたTHD達はそこに予想だにしなかった光景を見る事となった。
黄金の玉座に腰を落としていたのは、角の悪魔でも鷲鼻の魔道士でもない。
一人の穏やかな物腰の老人。
だが…
目は落ち窪み、乾いた皮膚は赤土色に変色している。
既に絶命して長い。
では、この城は何者によって統治されていたと言うのだ?
THDの脳裏をある考えが掠めて行った。
“だが、私は王の豹変振りに付いて行けなくなった”
どこかで見た壁面の文字。
ド・ドン………………
既に場の全員が新たな気配に気づいていた。
邪悪の気配。それも強大な…!
“察しの通りだよ”
凛とした声が響いた。暗がりから規則的な足音がゆっくりと近づく。
“西の魔王は半年前、天に召された”
いつの間にか暗闇の中で恭しく頭を下げた男が顔を上げる。
“いや、我々の場合“地獄”のルシフェルに召されたと言うべきかな?”
薄暗い闇の中で一際目立つ首飾り。
男の持つそれこそが、魔王の証である。
“THD、あなたは強い。流石、西の魔王が自らの後継者とした唯一の血縁だ…”
ゴゥ!
突然の凄まじい衝撃に城の根が揺らぎ悲鳴をあげる。
“魔王の子としての記憶を持たず、人として育てられし子よ…
先代もまた、あなたのようであった。
しかしそれ故だ”
ドオオ!
崩れ始めた天井から憤怒の相を呈した巨大なドラゴンが顔を覗かせた。
“この城に貴公は相応しくない。これは大魔王の決定である!”
男はドラゴンの頭に跳躍する。
“我こそがこの西の魔王よ!若き魔王NEMO、その配下は我らに従うならよし!さもなくばここで消えて貰おう!”
こうして世界に平和が訪れた
NEMOは虎視眈々とTHDのまんこを狙っていた。
「絶対に入れる。俺のチンポをな…」
NEMOは倒置法で呟いた……。
324 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/21 18:37
(保守)が現れた!!
>324
…保守どうも。…続きを考えてて…ちょっとまってくれな。
>323
コァーン
川川川川川川川川川
_______
|_____:::;;;|
( 。∀゚)/) ←>323
>322
”下部”じゃなくて”部下”だろう、と突っ込んでみるテスト
下部はしもべと読める。部下はぶかと読めるけれどあまり変わらないのでは?と言ってみるテスト
「魔王NEMO」
呪紋の入れ墨を施された、古代種のドラゴン。
頭頂は雲にかかる程のその巨躯の上で、男は慇懃に礼をした。
「才ある将とは言え、部下一人の為に時間を取りすぎましたな」
言葉の穏やかさの裏には、明らかに彼の行動を見下した色が浮かんでいる。
「既に天空は我ら夜闇の領域に落ちた…」
天に両の手を掲げ、流暢な竜言語で古代魔法を発音すると共に男の体は炎に包まれていた。
地獄の業火をその表に張り付けたかの如き、不死鳥の羽に綴られた魔王の証たるマントである。
しかし、詠唱は止まらなかった。
続けざまに放った“闇の塊”がNEMOに喰いかかる。
場の一同は見た。
NEMOの瞳が、闇に吸い込まれるように幻術に見入られるのを。
NEMOの体は糸の切れた人形のように支えを失い、爺の上に倒れる。
「THD……」
男は突きつけるように人差し指をたててみせる。
「次はあなたが彼を助ける番ですよ」
彼には明らかな余裕があった。
「大人しく魔の軍門に下るか…?
それとも、私とこのドラゴンに剣を向けるか…あなたのお好みの方法をお選び頂いてよろしいのですよ…」
329 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/06/29 02:02
落ちかけ 保全!
THD様。
何をお迷いか。
今まで何の為に戦ってきたというのです。
最後まで戦いましょう。
最後まで援護致します。
THD様…
−ここはまず、魔王の出方を見る意味も兼ねて私が行くか…
−この技は最後までとっておこうと思ってたけど
−体にもうガタがきてるし、そういう訳にもいかないか…
−リミッター解除
NEMO様…
THD様…
私からいかせていただきます。思い出しますね…
城からこの魔王城に向かう時のNEMO様のお顔、眼…
忘れませんよ…
あ、あとTHD様を悲しませないよう…(^^)
(膨大なエネルギーが体を巡り始め、
関節や装甲が薄い部分がキラキラ輝き始める。
渾身の力を込めて、踏み込んだ。
石畳を踏み抜き、空気を切り裂きながら猛烈に加速する。)
喰らえ!最終奥義!
(左手の刀を振り抜き真空の刃をつくりだす。)
列空斬・神風!
(目の前にあるであろう真空の刃に右手の刀を神速で
振りおろす。ドンッ!と手に重い衝撃が走る。)
ウォォォォ!!
(真空の層を叩き斬る。十字型の強大な列空の刃が
空間をねじまげながらドラゴンへと向かう。)
「その状態で我等に一太刀浴びせるつもりか。舐められたものだ。」
リミッターを解除した影法師を見ると、
ドラゴンは大きく息を吸い体を反る。
影法師が真空の刃を作ると同時に、ドラゴンは口から勢いよく炎を吹き出す。
技を出す途中だった影法師に対して、先に自分の攻撃を出せた事に勝利を確信した。
一瞬だけ。
『列空斬・神風!』
一行を襲いかかる炎を、いとも簡単に切り裂いていく十字。
風を切るような異様な音が、ドラゴンの元へ向かっていく。
本能で危険を察知したドラゴンだったが、自分の炎で視界を塞いでしまい、高速の刃に反応しきれず…
ズガッ!!
辺りに撒き散る鮮血。四分割する身体。
偉大な種族の一人である自分があっさりとやられた事に対してなのか、ドラゴンは目を見開いたまま絶命していた。
333 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/07/13 14:14
底に来た唐揚。
334 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/07/20 12:13
/ .\
/ .\
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\ ___________ . /
\ ./ \ /
| \/ \/...|
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.._ |_| |_|_..
| | さあ‥ 逝こうか‥‥ | |
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.._|/| _ _ _ _ _ _ _ _ ...|\|_
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.._| /_/━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ \_\.|_
/_/━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ \_\
/ /━ ━ ━ ━ ━ ━ ━\ \
待とう。THDを。
336 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/07/25 04:09
そうだな。でもさがり杉だからageておく
337 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/07/30 10:55
保守
338 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/07/30 21:29
せっかく神が降臨しているというのに、みんなはどこへ?
339 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/07/30 21:31
>>338 さあ、俺も保守で精一杯だった。これでもかなりがんがってるんだよ。
>>339 保守、乙。
じっくり待つかね。
T・H・D!T・H・D!
そうだね。待ちましょう。
やっと城に着いた…って、おーい!
だれかいないかあ??おーい
nemoとTHDの行方はわからなくなった。
影法師がドラゴンをしとめた頃には、二人の姿は跡形もなく消えていた。
一時は、影法師率いるnemoの部下たちが世界中を探し回ったが、数十年の歳月の中、ついにその手掛かりさえも掴めなかった。
そして、それから半世紀は経ったであろう現代。
城は未だに昔の姿を保っていた。
そして、何の因果か、そこに訪れる者がいた・・・。
ネ、NEMO様…?
あぁ…違う…
魔王も、NEMO様も消えてしまって…
私はいつまで待てば…
貴方はこの城に何を…?
345 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/08/06 18:27
いなくなってしまったやつの影に何故追いすがる?
別に忘れろ、とは言ってない。
・・・少しでも、その心にアイツが刻み込まれてるなら前に進んだらどうだ?
ただ、過去にこだわり続けているだけなのなら、絶対にアイツはそれを望まない。
アイツが残してくれたモノのために、ちょっとは前に歩いてみよう。
じゃなきゃ、アイツが戻ってきた時に笑ってやれないだろ?
少なくとも俺が後ろ向きでいることは、アイツがいい顔しないのは知ってる。
・・・やり直そう、最初から。
いつまでもグダグダしていても暗くなるだけだろ?
……久しぶりだ…長い間空けてすまない…。
………最近は極端に忙しくなった…レスする時間は…あまり与えられない。
……ここではなく…別の場所で言いたかったのだが…コテハン避難所はbat落ちし…スレッドは立てられなかった。
………はっきり言って…会える時間が余りない…というよりも…全然無い。
……久々会ったというのに話題も出せなくてすまない…。
………虫がいいようだが…誰かコテハン避難所を作り直してくれないか?
……ここで話すのは…スレ違いだ…。
(´・ω・`)ショボーン
みんな来てくれよ…orz
THDさんが来る前にdat落ちしてるし…
350 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/08/17 22:54
これは、いつかの物語り。
あるところに、魔王がいました。
魔王は城に住み、魔王らしく日々を過ごしていました。
ある日のこと。
城に勇者達がやってきて、魔王を滅ぼしにやってきたのです。
さぁ大変。勇者達は魔王に襲い掛かります。でも魔王は慌てません。
城に代々伝わる大剣を取り出すと、一なぎで勇者達を追い払ったのです。
これで一安心。
かと思いきや、勇者達の言葉が頭をよぎります。
『討伐令』
きっと、勇者を追い払った事は国に知れ渡り、
国家をあげて城に攻め込んで来る事でしょう。
一般人から徴兵をして、訓練をして、結束力を高めて、兵士として使う。となると
きっと多大な時間がかかります。
魔王は悩みました。
魔王は争い事を好みません。むしろ嫌いなほうです。
魔王は、いままで、自分は魔王として存在しなければならない、
という使命感の基に生きていました。その夜、魔王は夢を見ました。
ある女性が出て来てこう言うのです。
「世界を救いなさい。あなたにしかできない。」
魔王は聴きました。
−貴女は誰だ?
その女性はニッコリ微笑むと、スーっと消えてしまいました。
魔王は目覚めると、ゆっくりと体を起こします。
心は、今まで感じたことの無い暖かいものにつつまれていました。
いつの間にか、涙が流れていました。
−あれ?おかしいな…なぜだ…
そう、その女性は魔王の母親だったのです。
人間と魔族の間の子。それが魔王なのでした。
魔王は決断しました。
この手で世界を創ってやると。
自分の住みよい世界に変えてやると。
魔王は数人の部下を引き連れて、その日の夜。世界を変える為、旅立ったのでした。
この世界を裏で統括している魔族を滅ぼす為、近くの魔族の城を目指します。
城に着き、魔王は躊躇う事なく城に踏み込みました。
激戦の末、その城の主のところまでたどり着いたのですが、
そこで何かが起こりました。魔王も、魔王の部下も、主も、
その城内にいた兵士達でさえも一人残らず消えてしまったのです。
そのなかでただ一人。命を持たない者が取り残されました。
時は経ち、時代が移ろぐ中でも、その者は魔王を待ち続けました。
そこに誰かがやってきました。
「誰かいるのー?」
しかし、魔王ではありません。人間です。
更に時は経ち、世界はまた変わっていったのでした。
(誰か繋いで↓)
それから、時代は現代。
魔族はとうの昔にいなくなり、人間が世界を支配してました。
城も、長過ぎる年月に風化してしまい、
消え去り、宅地化が進み、跡形も無くなっていました。
が、城の跡の土地には、まだ強い魔力が残っているのでした。
その土地周辺では、魔力のせいで、動物が妖怪のように変化したり、
怪奇現象がよく起こったりするなど、お化けの
出没スポットとして有名になってしまっていました。
そして、そこに住む住人の中には、
不思議な力が急に使えるようになった者もでてきました。
魔法のようなものを使える者がでてきたのです。
しかし、使える者は皆、人前で使わないように、
絶対にバレないようにしているのでした。
人を一瞬で殺す力を持っていると知れたら、もう大変だからです。
場所は移り、ある骨董品屋での事。
そこには、ある機械仕掛けの人形が眠っていました。
何十、何百年と時が経っても、その身体は風化していません。
そう、昔に城に取り残された、命を持たない者でした。
それは、もう動作しておらず、動く気配は全くありません。
その骨董品屋に一人の少年が訪れました。
引っ越して来たばかりの少年は、この店を見つけ、
興味本位で入ってみたのでした。
店内を歩いている内に、ある場所で足が止まります。
機械人形の前で。
何故か見覚えのある人形に、手を伸ばします。
−キュィィィン
何かの駆動音がします。
機械人形の中から音がしているようです。
−あぁ…貴方は…貴方様は…
機械人形が喋りました。
少年はビックリしてお店の人を呼びに行こうとしました。
が、人形にガッと腕を掴まれました。
少年は声にならない悲鳴をあげました。
−待ってください。私です。覚えていないのですか?
少年はフルフルと首を横に振りました。
眠い…
しかも携帯から書き込んでるから、文体が狂う…
続きを書いてもいいですか?
それとも、もういいですか?
358 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:
(゚Д゚≡゚д゚)