俺が今からここに小説を連載します

このエントリーをはてなブックマークに追加
1/6
保科が想像したよりも、初めての挿入はアッサリとしたものだった。
先輩が予め舌で膣と周囲の筋肉を温めつつ、じっくりと引き伸ばしていたのと、
唾液の混じった愛液が十分に潤滑油の役目を果たしたためだ。
破瓜の鈍い痛みは少しの我慢で受け流せた。
が、彼女の小さい体では先輩の男根を受け切れず、内部が大きく押し込まれる。

保科「うあ・・・、ぃゃ・・・。
   抜い・・・て・・・」
腹から来る圧迫感のせいか、肺にちゃんと空気が入ってこない気がした。
それでも懸命に息を吸い込み、先輩に懇願しようとする。

保科「息・・・苦し…の・・・。死ん…う…」
そう告げると、やっと腰を少し引いてくれた。
圧迫感が和らいで大分楽になる。しかし、まだ全部が抜けたわけではない。

暫く呼吸を整えていると内部の異物感も薄れてきた。
不本意に処女を失ったショックと羞恥心のために目を開けていられなかったが、何とか説得しようと試みた。

保科「こんな気持ち悪いのヤだよ。アタシ先輩のコト嫌いになりたくないよ。だから、もう止めて・・・」
先輩「ちゃんと気持ちよくしてやるから大丈夫だって。ホラ、ジッとしてろ」

保科に生気が戻るのを待っていたかの様に、先輩が腰を動かし始める。
先輩の素っ気無い口調に、心が底なしの闇に落ちていくのを感じた。
2/6
先ほどのじっくりとした愛撫で蓄積された快感が吹き飛ばされる、そんな気がした。
汚らわしい獣に体の奥深くを蹂躙されている。堪らない異物感だ。
先輩の下腹部がクリトリスに当たる瞬間だけ僅かな快感が走るが、
それも他人に体を支配される嫌悪感を育てる餌にしかならない。

保科「うあああ!・・・あああ!・・・イヤッ・・・!あ…」
両手を押さえつけられているため、暴れて意識を逸らせることもママならない。
激しく首を振ることだけで、無理矢理与えられる快感を否定しようとする。

保科「(もう狂っちゃうよ!・・・でも、その方が楽になれるかも・・・)」
だが膣の奥を硬い肉に押し込まれるたびに、彼女の体自身が意識を覚醒させてしまう。

先輩「ん?まだ気持ちよくならねーのか?」
保科「気持ち・・・悪いよ!ぁ・・・。あ、ああああ!・・・もう、ヤメ・・・てよ・・・」
気持ち悪いのは本当だった。先輩ので快感に浸るには、保科の体は小さ過ぎるのだ。

少しの間考えてから、先輩は繋がったまま巧みに後背位に移り、
小さな体を抱え上げて座位へとさらに変化させた。
3/6
保科「ぐうぅ・・・」
自分の体重により、さっきよりも深く男根が差し込まれる。先輩に背を向けた状態の座位だ。
先輩は胡座をかき、自分の脚はその外側にあるため、大きく股を開いている。
内臓を突き破られそうになる恐怖心と、強い羞恥心に我を失いそうになった。

深々と体が繋がっているのを確認すると、先輩は保科の体を前後に揺すり始めた。
出し入れするのではない、差し込んだまま掻き回す動きだ。比べ物にならない異物感が沸き起こる。
そのまま片手で再び保科のサオを皮膚の上から優しくしごく。

保科「ヤ・・・そんな、ヤダ・・・。く、ぅぅぅ・・・、ぁぁ…」
そこを刺激されると嫌でも快楽に襲われる。
徐々に異物感と快感が溶け合い、一つになる。
今度は快楽の奔流が羞恥心を餌に育つ番だった。
秘部から分泌される蜜の量が増えてきた。
4/6
先輩「保科、気持ち良いか?」
言われて初めて自分が淫らな声をあげているのに気付いた様子だ。
腕の中で保科が耳まで真っ赤にした頭を振って、否定しようとしている。

保科「ふ・・・うあ・・・あ、・・・ん!」
だが暫くすると体を反らせ、明らかに感じている動きで悶えている。
そこでまた正常位に戻し、さっきより強く突いてみた。

保科「ふあ!?あ!あああぁぁああああぁあ!
既に快楽に逆らえなくなっているらしい。
自分から先輩の体を引き寄せ、しがみ付いてくる。

先輩「(この女がかつて自分を圧倒していたのだ。しかし今、俺の腕の中で弄ばれていやがる)」
そんな思いが先輩の心を更にどす黒くさせている。

一方、保科は先輩に貫かれていることに喜びさえ覚え始めていた。
5/6
先輩「(・・・!?)」
ふいに保科の視線が変化したのを感じた。表情自体は相変わらず快楽に囚われている。
が、僅かに愛しむ様な、強く哀れむ様な光が目に宿っている。

保科「(アタシが先輩に犯されるのはいい。けど、後でこの人は自分を傷つけるんだろうな・・・)」
そんな思いが視線に滲んでいた。
保科を責めながら、記憶の底から同じ目をした女の顔が浮かび上がってきた。
「自分はこんな目で見られたことがある」、そう思った。

先輩「(そうだ、あのとき・・・)」
佐々木を襲いかけてしまった後、直接佐々木に会って謝った。
誠心誠意頭を下げ、「許してあげる」といった意味の言葉を与えられて顔を上げたそのとき・・・
その目があった。

その瞬間、先輩は自分のしていることを自覚した。
6/6
先輩「あ・・・保科・・・」
保科「先輩・・・?」
先輩「・・・あの、ゴメンな。俺、お前にこんな・・・」
保科「・・・ううん、いいの。だって、先輩だから・・・」
先輩「ゴメンな。もう抜くから」
保科「あ!ダメ・・・。もう遅いの・・・」
先輩「?」
保科「あの・・・その・・・、よ、良くなってきちゃったの・・・。
   だから・・・続けて・・・欲しいな、なんて・・・」

恥ずかしそうに視線を泳がせている。

先輩「・・・・・・・・・・・・ぷ」
保科「わ、笑わないでよね・・・。それより・・・ね、早く・・・」
先輩「・・・ああ、・・・今度はちゃんとしような」

先輩は優しく腰を使い始めた・・・