どうでもいいスレ

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408A
俺は酷い奴だ
今まで優しくしてくれた人はいっぱいいた
だけどそれら全てを裏切ってきた
心から感謝をしているのは本当だ
ありがとう、と本心で言える
だが、恩に応えようとするのは面倒くさい
感謝よりも堕落が勝ってしまう
でも俺は独りが寂しい
だから俺は最低最悪、救いようがないのだ

俺は面倒くさがりだ
人と付き合いたいと思ってても
いざ付き合うとなると相手するのが面倒になってくる
それゆえに独りでいることのほうが圧倒的に多い
束縛の無い自由が好きだ
独りでいることが大好きだ
だけど本当は寂しいんだ
ホントにどうしようもないな、俺

優しくしてくれる人を裏切るのは辛い
裏切らないように応えるのは面倒くさい
だから優しくしないでくれ
でも優しくされてほしい
俺、もう死ね、つーか死んでしまえ

最近自覚したんだが
俺って自己顕示欲がめちゃくちゃ強いんだよ
そのせいで色々と失敗してきた
なんという醜い欲望なのだろう
抑え込むチカラが欲しい
409A:04/04/12 00:09
そう、中卒だ
1年の夏休み終わりと同時に高校中退
家出したよ
家族が嫌いだったのは事実だが
どんな家族であったにしろ、俺は家出をしていたと思う
束縛の無い自由というのは予想以上に素晴らしかった
生活はどん底だが、これまでの人生でもっとも至福を覚えた時間だった
万引きを生活の主体とし、色んなところを歩き回った
北の海から南の海まで日本を縦移動・・・
優しくしてくれる人に何人か会ったよ
今思えば内数人にはどことなく家出少年だとバレていたのかもしれない
名前も名乗らず優しくしてくれる人たちには涙が出そうだった
そんな楽しい生活にも終わりが来る

万引き失敗
それは油断だったのかもしれない
これまで推定300回ほど繰り返してきた万引きで、捕まったのはこの1回
捕まらない絶対の自信があったから、これは不覚だった
警察というのは子供より親の言うことを優先させるものらしい
たとえ子供が嫌がっていても親が望めば親の元へ連れ戻す
まあ世の中そんなもんだ
俺の意思なんて聞いちゃいねぇ
410A:04/04/12 00:10
そうだな、自殺でもしていればカッコよかったのかもしれない
だがあいにく俺にそんな気はない
死が怖いというより、単純に生きていたいから
家出したときには0だった
0でも今まで生きてこれた
また辛くなったら家出すればいい
それだけのこと

親の高校復帰要望を払いのけて仕事を始める
よくもまあ意見が通ったものだ
俺の親はとても自分勝手だからな
家出効果ってやつか
しかし仕事を始めても親は口うるさい
大検を取って大学に行けだとさ
なんか、これじゃ以前と変わってないや
働いてるのに一人暮らしもできそうにない
未成年は辛いね
なんで家を借りるのに親の承諾なんているんだ??
金さえ払えばそれでいいじゃないかと思うんだが・・

まぁそんなこんなで2度目の家出
今度は路上生活者を雇う派遣会社に偽名で住み込みはじめました
身分証明書も必要無いのでたとえ犯罪者でも大丈夫だよw
言っとくが、俺は仕事や勉強が嫌いなわけではないぞ?
ただ束縛される環境が嫌いなだけだ
この住み込みの仕事は俺にとっては最高に心地よい
仕事がキツイとかいうこともなかった
いやむしろ楽しい
家にいることが苦痛すぎて麻痺したのだろうか?
少なくともこの日本で、生まれた家にいることよりキツイことはないな
だってここは日本の最下層なんだから・・・
411A:04/04/12 00:10
おっさんに混じって17才の俺は仕事をする
まぁ21才ってことになってるけどな
賃金も悪くはなかった
余った金で遊びに行くこともできた
多少の贅沢もできた
家出してたときは本当にギリギリだったので
もしかしたらどんな賃金でも満足してたのかもしれないが・・・
1年も働いていたら中には仲良くなる友もいる
26才というこの環境下では比較的若い奴
そいつにだけは自分の素性を話していた

そう、働いてたのは1年間だった
思えば自分はまだ高校生なんだな、と振り返りもした
色々経験してきたけど、どれも楽しい思い出が詰まっていた
嫌な思い出が不思議なことに何一つ無い
ストレスと無縁の生活、それは本当に楽園だった
客観的に見れば路上生活者が寄り添う仕事場で楽園とは滑稽な話だ
だがそんな生活に奴らが邪魔をする

警察署の掲示板で、俺の顔と名前が載った捜索願が張り出されていた
久しく忘れていた怒りという感情が湧き上がってくる
どこまで俺を邪魔すれば気が済むんだ
殺しに行こうかと本気で思ったね
だが刑務所は嫌いだ
自由と無縁の生活なんて耐えられない
俺はもう、自由の喜びを知ってしまっている
と言いつつ本音は実行するだけの勇気が無い臆病者ってだけだが
412A:04/04/12 00:11
26才の奴の名義で家を借りる
そいつと二人暮らしスタート
金を払ったのは全部俺
でもそいつはちゃんと毎月俺に返済をしてくれた
以前の仕事は2人一緒にやめた
そいつはいつも行っていた派遣先からスカウトされ、その会社で直接働くことになったのだ
俺はというと…以前から成果を上げていたアレを本格的にやり始めた
俺とコレが出会ったのは幸運だったといえる
捜索願が出されている以上、どこにも働きに行けないからな
コレは俺にとってとても都合のいい稼ぎ方だった
結果は好調をキープし続けた
もはや普通に働くよりずっと金になることが確信に変わっていた
俺には有り余る金ができる
俺はついには『自由になって何がやりたいのか』を考えるようになった
自由であるだけで幸せだったのに、やりたいこともできるなんて・・・
この時から本当の人生がやっと始まったのかもしれない
しかし、俺の醜さが浮き彫りになるのはここから・・・

413A:04/04/12 00:15
ここまで読めば人によっては俺が美しい人間に思えるかもしれない
しかし、頭おかしいんじゃねーの?と思った奴もいるだろう
実はこっちが正解、俺は精神異常者に過ぎなかったのだ

ぶっちゃけると、やりたいことは特になかった
金は貯金に回し、適当に贅沢もし、自由で気ままに生きていた
子供の頃、いつか夢見てたものが現実になっているという事実
自由と金という安っぽい夢だが、たしかに夢は叶っていた
でも幸せではなかった
何故だかわからない
不幸でないことは確かだ
これ以上の幸福がないことも確かだ
以前は今より貧乏だが今より幸せだった
わからない
自分がどうすれば幸せになれるのかがわからなかった
何かやりたいことを見つければ幸せになれるのかもしれない
自分には『やりたいことがない』ということに気付いてしまってから
もはや何のために生きているのかわからなくなっていた
414A:04/04/12 00:16
初めて手に入れた携帯でネットに嵌る俺
漫画喫茶でパソコンの基本操作を覚える俺
いつしか現実世界よりネット世界の方が心の中を占めていた
一般常識に欠ける俺がネットで世間の考え方を知る
今まで俺は普通だと思ってた
他の人よりおかしな生き方をしているものの
考え方や感じ方は普通の人と変わらないと思ってた
それに世の中は広いんだから探せば俺と似たような奴もいると思ってた
いなかった
俺は異常者だった
俺は特殊な人間だった

俺はこの時はまだ自覚してないものの、自己顕示欲が強い
自分が人より優れた人間だと錯覚し、自分という存在を見せびらかした
ネットをやってて世の中の過半数はバカだと気付いたからだ
反論はあったが、俺はことごとく跳ね返した
言い合いで負けたことなどないし、自分が悪かったと思った時には最初から素直に謝っていた
殺伐が基本の掲示板で、俺は大多数の人に好かれていた
頭の中はすでに9割がネットでいっぱいだった
だけどそれは現実ではない
415A:04/04/12 00:17
俺はオフに参加した
断っておくが俺は高身長の上、顔もかなりいい
逆ナンされたことも何回かある、いやマジで
まぁオフは何が起こるわけでもなく普通に終わったけどな
でもね、俺は気付いたんだ
俺は人と付き合うのが邪魔くさいってね
独りで食事をしたり、街を歩くのが好きなんだ
誰かに気を使いながら歩くのは疲れる
ネットでは誰かのために何かをするのも積極的だった
それは暇つぶしだったからか、あるいは感謝されることに陶酔していたからか
なんにせよ、現実では側にいるだけでウザかった
理由はおそらく、ネットでは「今から寝る」とでも書けばそれで話を終わらせられたのに対し
現実では会ってから別れるまでずっと一緒だからかな?
止めたくなったら好きなときに止められる、休憩も自由、それがネットだったのだ

まぁそんなわけで人付き合い苦手が発覚したわけだが
ネットで仲良かった人にリアルで会い、友達にもなるが、
俺の面倒くさがり症のせいで連絡を取り合わない仲になる
同居人も最近ウザくなってきて別れる
結局、俺は独りが好きということになる
だが、俺には自己顕示欲という醜い欲望がある
誰かに自分という存在を知って欲しい
家出少年が偽名で1年間働いていたなんて知ったら驚くだろな、とか
そんなことばかり考えていた
今考えればバカみたい
誰に知られるわけでもなく自分の中に封印してしまえばいいものを…
とにかく当時はそんな感情があって、故に誰かを求めていたのだ
独りが好きなのに、誰かを求める・・・
なんか、やっと自分が如何に哀れな人間か、わかってきた気がする
416A:04/04/12 00:17
ダラダラと長く書いてしまったが、まぁ俺の正体なんてそんなものだってこと
自己顕示欲の他にナルシストなのも直したほうがいいなw
ハハハ、もう俺死ねよほんと

あれから…自分の正体に気付いてからね、俺はもう独りでいることに決めたんだ
独りが寂しいと思う気持ちも、強くなれば大丈夫と思った
俺は強くならなくちゃいけないんだよ
独りでも生きられるチカラがほしい
でもね、そんな糞ったれの俺なんかに優しくしてくれる人がいるんだ
やめてくれよ、俺は優しくされるとどうしていいのかわからなくなる
応えるのも嫌だし、かといって冷たくするのも俺は嫌だ
人が傷つくのは嫌だから
だから俺に優しくしないで