1 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:
一人一行とか一人一文というのはありません。
みんなで感動する小説をつくりましょう。ではいきます。
――突然、僕はそこで一人ボッチだった。
自動車のクラクションとあふれる雑踏のなかで、僕はある男に出会った。
その男は閉店後の銀行の階段にまるで死人のように座り込んでいた。
「正直にやってきた。だまさず、盗まず、なまけず、会社のために一生懸命やってきた。
その見返りがこの仕打ち。俺は何もかも失ってしまった。このドラゴン・ワールドで・・・」
「どっか行っちまいたい・・・」
スマンいきなり笑ってしまったんだが
ドラゴン・ワールドって…
3 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/12/23 21:09
「スマンいきなり笑ってしまったんだが
ドラゴン・ワールドって…」
「争いの絶えない世界ってことだよ。」
男は少しムッとして答えた。
5 :
まま p7033-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp:03/12/23 22:00
ぶっちゃけドラゴンワールドのせいで
どーしてもイメージ沸かない。
6 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/12/23 22:02
7 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/12/23 22:03
ドラゴンは争いを好まないおとなしい生き物だよ!!
8 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/12/23 22:04
「そう怒るなよ、兄さん。おわびのしるしと言っちゃなんだが、
俺に一杯奢らせてくれないか?」
男は俺の誘いに乗り、2人して『BAR くみこ』に向かった。
9 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/12/23 22:23
『BAR くみこ』のマスターはかつて喧嘩王として恐れられた男。
「渋谷100人斬り」でスラム中に一躍名を馳せたのだ。
彼は平和な日常の中で徐々に穏やかな性格となってゆき、
今や彼の素性を知る者は少なかった。
「ここが俺の行き付けのバーだ。こう見えても結構いい店なんだぜ?」
「ここは・・・まさかヤツの・・」
10 :
まま p7033-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp:03/12/23 22:37
>>4から続き
「スマンいきなり笑ってしまったんだが
ドラゴン・ワールドって…」
「争いの絶えない世界ってことだよ。」
男は少しムッとして答えた。
チ、と心の中で舌打ちした。
メンドイ奴に話しかけてしまったな、と思った。
なんで、話しかけたんだろう?何時もなら、
ニヒルな都会的無関心フェイスで通り過ぎる俺なのに。
俺は会社に向かおうとしてるんだ。
社会的普遍性を、心の中でセットしなきゃならない。
若干、世間に歯車を合わせたくない本性が、
心をチリチリと焼き付けてるつうのに。
朝は、「逃げたい」本性と、
「皆にどう笑顔で接するか」という理性との、
ガチの戦いがいっつも心の奥で展開してる。
会社に行く道のりで、頭オカシイ奴と話し合わすと、その勢いのまま
会社で俺まで変なことまくしたてちまうかもしれない。
向かいの八重田に
「いい加減もうおっぱいの一つや二つ揉ましろ」とか、
あぺぺぺと捲くし立ててしまうかもしれない。
いかん。これは、退散するが吉だ。
11 :
まま p7033-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp:03/12/23 22:38
「じゃ、俺は失礼します。」
ササっと後ろを向き、俺もこのざわめくゴミ雑踏の一員になろうと、
右足を差し出そうとした。
しかし、どうにも足が重い。動かない。どうなってやがんだ。
「ふんごーー」
俺は力を入れて右足をあげようとする。
上がらない。
ん。
まさか。
2秒間、正面を見据えた後、横目で、チラっと足元を見てみた。
オッサンが、俺の足をガッシリと抱えてやがった。
「離して下さい」
「なんだねその冷静ぶった口調は。社会を必死に迎合しようとしてる
つまらん人間のトーンだな。その口調、吐き気がする」
「タイムカード押し遅れるんすよ。もう、わかりました。
あんたはそのなんちゃって狂人世界に入り浸ってください。
ボクは貴方の仲間じゃありません」
「ほう、モラル人きどって、実はそんな思考が頭の中で
クルクル回ってたんだね。私が狂人のふりをしてると?」
ああ、とんでもねーことになっちまった・・
12 :
まま p7033-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp:03/12/23 22:38
つうか、続きすでにあったのか・・
13 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/12/23 22:41
自分日記だろそれ。
感動小説じゃねえ!
15 :
◆htLi6yet9Y :03/12/23 22:50
>>まま 牛の乳ノメ!
16 :
まま p7033-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp:03/12/23 22:52
もうどーでもいい。
頭から、そんな刹那のシグナルがピピっと送られる。
オッサンを、ズルズルと引きずりながら街を闊歩する。
周りの、女子高生の冷めた失笑。
あからさまに、様子に気づいてるくせに、
「なーんもみてませんよ」と素通り決め込む、
買い物カゴを自転車の荷台につっこんで、ピューと去る主婦。
「君は行きたくないか?見たくないのか?
ドラゴン・ワールドを」
「だから、なんなんだよその安直なネーミングは。
もっとひねろ。今時の三文芝居にもねえぞ」
「今時に三文芝居とか言うほうが流行遅れだと思うがのう」
「うるせえだまれ」
「ドラゴン・・・そう、あれは捻じ曲がった世界。
混沌と無秩序が絶え間なく続く、カオスうずまく世界じゃ」
「何で突然劇画調なんだよ。まじで死んでくれ。
頼む。」
「ふう…」
と俺は一息ついて、ディスプレイから目を離し天井を見つめ体を休める。
俺の名前は、まあどうでもいいか。
ままp7033-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jpというハンドルネームで巨大掲示板に休日はおろか
平日も一日中書き込んでいる。主に蟻板、なんでもあり板で活躍中だ。
今夜も面白いスレを見つけそれに描き終えたところだ
感動小説…という名のスレは大いに俺の創作意欲をくすぐる。
>>1が用いたドラゴン・ワールドという表現に少し戸惑ったが
俺は持ち前の才能をフル回転させて大作を書き込んだ。
「ふふ、これにどんなレスがつくか楽しみだな…」
俺は満足そうな笑みを浮かべリロードボタンを押した
18 :
まま p7033-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp:03/12/23 23:16
とりあえず、俺は非日常を体験しているようだ。
つまらんルーティーンワークを、今日も迎えようとし、会社に向かう俺。
が、右足にガッシリと何故か抱きついた、見知らぬオッサン。
シュール以外の何物でもない。しかし、シュールなくせに、
ちっとも美しくない。
そんなシュールを、幻想的に楽しめる余裕は皆無に等しく、
ひたすら「うざったい」という感情一点が、俺の心を支配してた。
「んもーーーーなんなんだ今日はあああああ」
俺が理性の紐が、非日常のハサミにプチンと切られた。
雄たけびを上げた瞬間。
19 :
まま p7033-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp:03/12/23 23:16
右足が途端にフワっと軽くなった。
うわわーーーと、俺はそのまま無造作に置かれてる
路駐自転車の群れに、つっこんでった。
どんがらガッシャーンと、コントのような音を奏で
そのチャリの列は俺を重みに、なぎ倒されていく。
チャリを置こうとした、
いかにもな、白いエプロンした太ったおばちゃんと、
女子高生が、うずくまった俺にめがけて、容赦ないチョップを
交互にビシバシと頭上にヒットさせてくる。
「そう・・・ワシはあん時若かった・・
もう今では心が汚れきって、ドラゴンワールドに
戻れることは愚か、その世界の姿すらお目にかかれんじゃろうなあ」
ビシバシ、ビシバシ。
「なあ、しかしオヌシはまだまだ若い。それに、やり直せるんじゃ。
こんなくだらん日常を、嘘の心で塗りつぶして、保守して、
その先にどんな希望がある」
ビシバシ。ドバキ。ゴキ。
「な、解ったか、わしの話しは」
20 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/12/23 23:18
そんなことよりオメー。
明日が何の日かわかってんのかよ。
21 :
まま p7033-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp:03/12/23 23:20
「もう行きますね」
俺は言い放った。
「なんじゃ。さっきそこでボコボコにされておったろう。
そういう時は『いきなり離すなジジイーーー!!』てキレるんじゃよ」
「めんどくさいんすよ、そういう予定調和。
突っ込み待ちのアンタにもムカツキますよ」
「まあ、落ちつけ。本題はここからさ」
「オマエ、さっきから口調のキャラがあやふやで
特徴掴めねんだよ。もういいって。会社行きますね」
22 :
まま p7033-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp:03/12/23 23:20
「よし、と」
なかなかレスがつかない
俺は得意のブラインドタッチを駆使してもう少し書き込んだ
そしてリロードを押した直後…
「そんなことよりオメー。
明日が何の日かわかってんのかよ。」
レスはこれだった…。ショックだ、正直かなりショックだ…
俺の作品を差し置いて「そんなことより」とは
俺はすぐさま書き込んだ
「
>>20 もうやめるか・・・。」
駄目だな、出る杭は打たれるって言うが。正直滅入る。
24 :
まま p7033-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp:03/12/23 23:26
続きはまかした
中途半端すぎ。
せめてくぎりのいいとこまでかけや
26 :
まま p7033-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp:03/12/23 23:38
皆でって1に書いてんじゃんかよお!
27 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/12/23 23:43
なんか今日は静かだな
皆クリスマス気分か
まま氏は指輪物語を読まずにバカにするクチだろうな。
ドラゴンと聞くとブラガみたいな幼稚な世界しか想像してないのだろうか。
29 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/12/24 06:45
ファンタジーを誤解している人が多い。
30 :
まま p3022-ip02aobadori.miyagi.ocn.ne.jp:03/12/24 07:52
感動小説てのは、
最初ユーモア 後半感動てのが俺の鉄則よ。
最初から泣かそうとするのは俺はだめだ。
まま氏のIPって宮城のaobadoriに住んでる奴にはマネできるんだよねぇ?
32 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/12/24 21:22
ageるよ
ツマンネ(゜凵K)