「なんで赤の他人を住まわせなくちゃいけないのよ」
応接間のソファに浅く腰を掛けて、長い足を投げ出して 膨れっ面で
抗議するのは三田大学の文学部に通うこの家の一人娘の成瀬宏美である。
スリムで無駄のない均整のとれたボディに、厚手の服の上からでもそれと
わかるほど大きく張り出したバストが誇らしげに存在を誇示している。
ロングに伸ばした濡れたような黒髪を時折掻き揚げる苛立たしそうな宏美に
対し、父親の啓太郎はじっくりと説得に努めていた。
「あいにく、その娘の家は余裕がないんだ。借金の保証人になったとかで、
学費はともかく生活費まで捻出するのはきついらしいんだ。パパが若いころに
世話になった方の娘さんだから、恩返しとして、今度はうちで彼女の面倒を見たいんだよ」
しかし宏美は返事もしないで横を向いたままだ。辛抱強く啓太郎が続ける。
「せっかく宏美と同じ三田大学に合格したんだ。あの娘は性格もいいし、
宏美ともいい友達になれると思うんだが」
「なんでそんな田舎者と友達にならなくちゃいけないの? ここはパパの
家なんだから住まわせるのはしょうがないけど、私はその人とは口を利かないから」
立ち上がって言い捨てると、宏美はロングの黒髪をなびかせてさっさと
自室に向かってしまった。
その後姿を、啓太郎はため息をつきながら見送る。
宏美が小学生のときに母親が亡くなり、不憫に思ったせいで宏美の言うことは
何でも聞いてやってしまっていた。そのころには何とか事業も軌道に
乗ったため、金には不自由はしなかった。なかなか娘と一緒にいられない
後ろめたさを、家政婦をつけてなんでもいうことを聞くことでフォローしようとしたことが、
良くも悪くも宏美の性格を決定付けた。
数年前に再婚した妻の美雪、つまり宏美にとっての義理の母など宏美は
歯牙にもかけず、まるで家政婦に対するやや丁寧な対応、とでもいうような態度をとっていた。
美雪のほうも、そんな宏美に遠慮しているのがありありである。
自分の娘ながら宏美は知的好奇心も旺盛で、成績も優秀だった。
プライドも高く負けず嫌いで、現役で入ったお嬢様女子大が気に入らないと
浪人して、私学の名門の三田大学に入りなおしたくらいだ。
また、亡き母親に似た美貌とスタイルも彼女の特徴だった。
身長160台後半で、すらりと伸びた手足。その胸は張り出さんばかりに存在を
誇示し、ウエストは理想的なくらいにくびれている。健康的な小麦色の肌、
ロングに伸ばした黒髪に、切れ長の目が印象的な、まるでハーフと見間違えん
ばかりの整った高貴さの漂う顔立ちが、美しさとともに一種の近寄りがたさを演出していた。
その美貌を保つのも、宏美のプライドの高さからくる努力の賜物であったのだが。
性格もリーダーシップをとるタイプで、小中高と常にグループの中心にいた。
だが下心から阿ったり、心にもないお追従を言うものは、その鋭い嗅覚で
自然に排除していた。その辺、ただの勘違いお嬢様とは一味違った。
そして今は、三田大学のキャンパスの女王然としている。そんな宏美も、
父親の目から見るといろいろと注文をつけたくなるのだ。
毅然とするのはもちろんいいが、もっと女の子らしい優しさを身につけて欲しいのだ。
自分の思い通りにならないと激昂したり口を聞かなくなったりと機嫌を損ね、
よく言えば負けず嫌いだが、ある面我が強く、思いやりと言うものに時として
欠けるわが娘を見ると、この先社会に出たり家庭に収まったりしたときに
軋轢を生むのではと危惧していた。
ちょうど地方に住む知人の娘が同じ三田大学に合格したので、その知人に
対する恩返しの意味で、部屋代無しの食事つきで、うちで預かろうと申し出た。
その娘とも面識はある。素朴で清楚な、儚げな雰囲気の娘だ。しかしなによりも、
その娘が優しくて慈愛を持ち合わせていることが感じ取れたことが大きい。
(この娘が宏美にいい影響を与えてくれれば…)
と願わずにはいられなかった。
そして数週間後、その知人の娘、杉本明日香が成瀬家にやってきた。
小柄な体で大きなバッグを抱えて、まだ春というのに額に汗をにじませて
やってきた明日香を父と美雪は歓迎したが、宏美は自室でそ知らぬふりを決め込んでいた。
(邪魔くさい、お金がないなら東京に出てこないで素直に地元の大学にでも行けばいいのに)
などと思いながら、ベッドに仰向けになりCDを掛けていた。
その夜、明日香を交えての夕食に、しぶしぶ宏美も席を同じくした。
「杉本明日香です。これからお世話になります。よろしくお願いします」
と挨拶されても、横を向いてフンと小さく頷いただけの宏美だった。
ろくに言葉も交わさなかった二人だが、目があうと宏美はにこりと微笑んでくる。
(ご機嫌でもとってるのかしら…)
初めのうちは宏美はそう邪推したが、明日香の邪気のない純な笑顔に、
ついそんな自分が恥ずかしくなるのを覚えるのだ。
食事を終えると明日香は率先して食器洗いを買って出る。
「できるだけお手伝いをするお約束ですから」
と言いながら、台所仕事をする明日香の後姿を眺めながら、宏美は次第に
明日香に対して好感を抱いていくのだった。
(あーあ、洗い物なんかしたら手が荒れちゃうのに)
食後のルイボスティーを飲みながら思う宏美である。
(それにしても、明日香ちゃんてなんだか田舎の優等生って感じね。
まだ野暮ったくて世慣れてないみたいだし、これからいろいろと
面倒見なくちゃいけないのかな。なんか、面倒くさいことになっちゃったなー)
自分もまだ青二才の癖にそんな感想を抱く宏美は、お姉さんとして、
明日香の面倒を見る気になっていた。そして面倒くさいという気持ちとは
裏腹に、Gジャン姿でポニーテールを揺らしながらくるくると立ち働く
明日香を眺めながら、自分の手持ちの服で明日香に似合うのはなんだろう、
そうだ、眉毛も無造作でお手入れしていないし、ちゃんと剃ってあげなくちゃね、
などといろいろと考える。そして、そんな手間を考えるのがなぜか楽しく感じられるのだった。
明日香が洗い物を終えると、一緒に洗い物をしていた美雪が
「今夜は疲れたでしょ。荷解きもあるでしょうし、もうお部屋に戻ってもいいわよ」
と言う。
さて、いよいよ明日香を自室に誘うかと宏美が声をかけようとしたとき、
美雪が余計なことを言った。
「宏美さん、お姉さん代わりとして明日香ちゃんのこと、よろしくね」
まだ30半ばで年齢よりも2歳くらいは若く見える、美しき義母に余計な
ことを言われて、宏美はカチンと来た。
勉強をしようと机に向かおうとした子供が、親から無造作に「勉強しろ」と
言われれば、しらけてやる気をなくすのと同じことだった。
「美雪さん、わかっているから余計なことを言わないで」
宏美は決して「お義母さん」などとは言わない。
その剣幕に美雪はあわてて
「ごめんなさいね、余計なことを言っちゃって」
と、年下の義理の娘に対して謝るのだ。
そこで啓太郎が割って入る、これもいつものことだった。
「まあいいじゃないか。明日香ちゃん、今夜はゆっくり休みなさい。
それと宏美、明日香ちゃんのことを頼んだぞ」
さすがに宏美の父親である。最初に話を持ってきたときとは打って変わり、
宏美がろくに明日香に話しかけないのに、明日香に好意を抱き始めたのだと
気がついていた。
大好きな父に言われて、とたんに宏美は機嫌を直す。
「わかってるって。明日香ちゃん、良かったら私の部屋に来ない?」
初めてこの家の一人娘からやさしく話しかけられて、明日香はにこりと笑った。
「はい、宏美さん」
答えると、啓太郎と美雪に
「おじさま、おばさま、お休みなさい」
と挨拶をして、明日香は宏美の後に従う。
その後姿を見ながら、啓太郎はどうやらうまくいきそうだなと、
安堵を感じていた。
「さ、入って」
宏美の部屋に通された明日香は目を見張った。
落ち着いた色調で統一された宏美の洋室は、八畳間くらいの広さだろうか。
ベッドやタンス、クローゼットがあり、また、テレビやビデオ、コンポ、パソコン
などもそろっている。
実家では弟と同じ部屋をカーテンで仕切り、テレビなどは茶の間に一台だけでそれを
家族で遠慮したり主張したりしながら見ていたのと比べると、大違いだ。
宏美の部屋にはポスターのようなものは一切なく、壁には海辺の冬景色を描いた
風景画が飾られていた。
「これ、いいでしょ。パパが誕生日プレゼントとして、画家に描かせたの。
これ見てると、落ち着くんだよね」
と風景画をトンと指先でたたく。
正直、明日香は冬の荒い波が岩場で砕け散り、海草が砂場に所在無く打ち寄せられている
生物の躍動感や暖かさのないその寒々しい絵柄が好きではなかったが、礼儀として
「ええ、素敵な誕生日プレゼントですね」
と答えておいた。
宏美は髪を掻き揚げてニヤリと笑うと、
「明日香ちゃん、脱いで」
と言い出す。
いきなりのことに身を硬くする明日香。その強張ったあどけなさの残る
明日香の顔を見ると、宏美はプッと吹き出す。
「勘違いしないでよ。上着よ、Gジャン脱いじゃいなよ」
と勧める。
ああ、そういうことかとほっとした明日香がややくたびれ気味の色あせた
ジージャンを脱ぐ。その下の白いカットソーの胸の部分がそれなりに
膨らみを帯びていた。
(Bか、よくてもCカップくらいかしら。フフッ、でも女の子はこれからだから)
自分の張り出したFカップのバストが自慢の一つでもある宏美は
余裕たっぷりに、成瀬家の新しい住人となった少女を見つめるのだ。
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このスレッドは無事、終了いたしました。以下レスしないでください。:03/11/16 16:52
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そしてクローゼットからブランド物の白いジャケットを取り出すと、明日香に羽織らせる。
「うん、明日香ちゃんにはジージャンにジーンズより、こういうほうが似合うよ。
これを羽織るなら、内にワンピース着たり、キャミソール着込んでもいいし…」
そして自分の手持ちの衣類からあれもいい、これはどうかしら、
と明日香のために見繕う。そんな宏美を見て、明日香も安堵を覚えるのだった。
父の旧友である成瀬家にお世話になる話を持ち込まれたとき、明日香の父は
ありがたいことだと言いながらも、少し危惧を洩らしていた。
言うまでもなく、宏美のことである。
「一人娘で我侭らしいからな。もし明日香が辛い目に遭わされたら…」
そんな父に対し、明日香はわざと
「大丈夫よ、家事のお手伝いをするだけで部屋代も食事もただなら、
願ってもないじゃない。多少の嫌なことなんて平気よ」
と陽気に振舞った。
自分の高校生の弟も成績優秀で、難関の大学を狙えると評価されていた。
そこで自分は成瀬家に下宿させてもらって、生活費を浮かそう。実家の負担を
減らして、その分弟のためにお金を回したい、と健気に決意を固めたのだ。
宏美に意地悪な仕打ちをされるかも、と覚悟していた。それが、この宏美の
親切な対応である。うれしい誤算だった。
結果、その日が初対面の娘2人は意気投合して、キャンパスライフや
明日香の地元の話などで盛り上がり、夜更けまで語り合ったのだった。
再スタート。
とりあえずここまで再度コピペしました。
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このスレッドは無事、終了いたしました。以下レスしないでください。:03/11/16 16:53
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宏美に気に入られたからと言って、明日香は増長することはなかった。
毎朝、手早く洗顔を済ませるとトイレ掃除と台所や廊下、応接間の掃除機がけ。
そして学校から帰ると風呂の掃除と、食後の食器洗いをするのが日課だった。
何らかの事情で帰宅が遅くなったときは、風呂掃除の代わりに靴を磨いたりと、
必ず仕事をこなしていた。
「そんなに無理しなくてもいいんだよ」
と啓太郎が気遣うのだが、明日香は
「お約束ですから。それにこれくらいなんてことないです」
とニコニコしながら靴を磨いたり、窓ガラスを拭いたりするのだ。
そんな明日香を美雪もすっかり気に入り
「助かるわ。本当に健気な娘ね、明日香ちゃんて。可愛げもあるし」
と啓太郎にささやいていた。もちろんこれは本心でもあるのだが、ろくに家事を
手伝わず、義母である自分を軽んじる宏美に対する当てつけもあったのかもしれない。
しかし啓太郎はそんな心の奥底に気がつかないような風で
「うん、明日香ちゃんは健気だね」
と言うにとどめる。美雪はまだなにか言いたそうだったが、押し黙る。
啓太郎もその機敏には気がついているが、あえて無視した。
(明日香ちゃんを迎え入れて正解だったな。あの娘のいい部分は宏美に足りないもの
だし。明日香ちゃんの存在が宏美にプラスになって欲しい)
と思っていた。宏美が変わっていけば、おのずと義理の母である美雪に対する
態度も変わっていくのでは、と期待するのだった。
大学生活が始まってから、宏美の勧めで明日香は、宏美の所属するテニスサークルの
メンバーになっていた。
運動オンチだし、約束の家事手伝いをする時間が取れないと明日香はやんわりと
固辞したのだが
「大丈夫よ。マジでテニスをするわけじゃなくて、楽しく遊んだりする名目で
テニスがあるだけだから。下手でもオッケーよ。それに家事の手伝いも、
私がパパに話しておくから。今までも美雪さんが一人でやってきたんだから、明日香ちゃんが
手伝わなくても心配ないよ。サークルの費用も、パパに頼んで出してもらうから」
と宏美に説得されては、嫌とは言えず、成瀬家の当主の啓太郎が了承したらと答える明日香だった。
「いいじゃないか。手伝いもサークルの費用も心配しなくていいよ」
という啓太郎の勧めもあっては致し方なく、明日香はテニスサークルに入会した。
当初はあまり気乗りがしなかったが、しかし入会してみると意外と楽しかった。
同じく地方出身の新入生の友達もできて、一緒に下手なテニスに興じてみたり
するのも楽しかった。
そんな明日香のことを、宏美もお姉さん的な立場から気にかけていた。
いかにも田舎の優等生美少女といった当初の風体の明日香に対してメイクの
アドバイスをしたり、明日香に似合いそうな服をあげていた。
宏美の助力で明日香はそれまでの野暮ったさから磨かれてきてはいたが、それでも
生来の持ち味は生きていて、純なイメージを漂わせる正統派美少女という風になっていた。
女優で言えば、酒井美紀に似ているとの評が的を射ていただろう。
誰かが
「宏美さんと明日香ちゃんて仲良しだけど、ぜんぜん違うね。月と太陽みたい」
と評した。
ゴージャスな容姿とプライドの高い勝気な性格で周囲を圧倒する宏美と、
儚げで一昔前の美少女という雰囲気で笑顔を絶やさず、自己主張の少ない明日香は、
互いに美形でありながらも対を成すものだった。
そんな明日香の持ち味を認めても、そのキャラクターは自分と被らないし、
第一宏美は絶対的に自分に自信を持っている。また、明日香が自分の家の厄介に
なっている事情もあり、ライバル視するには及ばないと思っていた。だからこそ
明日香には親切でられたし、明日香もお姉さんとして宏美を慕っていた。
週に何度かは待ち合わせて学食で昼食を摂ったり、待ち合わせて帰ったりと行動を共にする。
夕食後も、宏美や啓太郎夫妻とともに応接間で談笑したり、宏美の部屋で二人で
話をしたりCDを聞いたりと、すっかり溶け込んでいた。
「もう、明日香ちゃんみたいな妹が欲しかったなぁ」
甘ったれた口調で父に甘える宏美を見て、啓太郎は満足そうに頷く。
啓太郎は明日香からも話をいろいろと聞いていた。
サークルの飲み会で男子学生が悪ふざけを仕掛けたときに宏美が一喝してやめさせたとか、
買い物に付き合ってくれたお礼にと、さりげなく自分の衣類も買ってくれたとか。
「あれ、絶対付き合わせたお礼なんかじゃないです。最初から私に買ってくれようとして、
でも照れくさいから、付き合わせたお礼なんていう名目で買ってくれたんですよ。
宏美お姉さん、優しい人なんですね」
と聞かされたときには、啓太郎は明日香を迎え入れてよかった、とつくづく思ったものだった。
後で宏美にその話をしたところ、
「だって、明日香ちゃんてあんまりいい下着を持ってないみたいなんだ。
くたびれた下着だと、体育やサークルでの着替えのときなんか可哀想だし。
でも、最初から買ってあげるから、なんて傲慢みたいじゃない? だから、
無理に付き合ってもらったお礼にと、お金が余ったからっていって、新しいのを
選んであげたんだ」
と、はにかんで言うわが娘の頭を思わず啓太郎は抱きかかえた。
「痛いよ、なによ、パパ」
「嬉しいよ、宏美がそんな気遣いをするなんて」
「当たり前じゃない、明日香ちゃんは大事な友達で、妹のようなものなんだから。
傷つけないように配慮するのは当然よ」
その言葉に心底嬉しくなった啓太郎だ。
以前の宏美なら、なんの気遣いもなく新たな衣類を買い与え、感謝されて当然と
いう態度をとっただろう。しかしそれが下手をすると相手を傷つけるということを
悟ったらしい。
「明日香ちゃんが来て、よかったな」
「うん、本当にそう思う。でも痛いよ、放してよ」
つい娘を抱きかかえる手に力が入っていたらしい。
「ははは、ごめん」
笑う啓太郎は、心から嬉しそうに笑った。
「明日香ちゃん、康介さんってどんな女の子が好みなのかな?」
今夜も明日香を自室に招いて、宏美は話しかける。
プライドの高い宏美は、イエスマン的な男子学生など眼中になかった。サークル内
でも女王様然と振舞っていたが、サークルの代表である康介にだけは、
宏美は自己主張も忘れて彼の言うことに耳を傾ける。
宏美が些細なことで機嫌を損ねると周囲のものはご機嫌取りに走ったり、
触らぬ神に祟りなしとばかりに見て見ぬ振りをするのだが、康介だけは
そんなことではいけないと宏美を諭すのだ。
これがほかの相手なら宏美は激昂するところだろうが、なぜか康介に言われると
素直に言うことを聞けるのだった。
あるとき、仲間から「宏美さん、康介さんのことが好きなんじゃないの?」
と指摘され、何いってんのと笑い飛ばした。しかし指摘されたとき、宏美の胸が
動機で高鳴っていた。そのとき気がついたのだ、自分は康介に惹かれているのだと。
長身で健康的に浅黒く焼けた肌に、さらっとした髪をなびかせるさわやかな
外見で、包容力と統率力も持ち合わせる、人望と人気とを兼ね備えている康介。
康介がサークルの女の子と談笑したりしているのを見ると、宏美は不快になる
気持ちを懸命に押し隠していた。自分にご機嫌取りに近寄る男子学生など、
もはや邪険にしか扱わなかった。
康介に対する気持ちは誰にも打ち明けてはいなかった。ただ、自分の妹的な
存在の明日香にだけ、その気持ちを隠すことなく打ち明けていたのだ。
明日香も話を聞かされるたびにニコリと笑みを浮かべながら
「康介先輩と宏美さんなら、お似合いのカップルだと思いますよ」
と言ってくれる。
「えー、そうかな」
と言いながらも、まんざらでもない宏美だが、どうにも気にかかるのは、
康介の話題を出すと明日香がフッと寂しげというか、何というかきまりが
悪そうな表情を一瞬見せるのだ。
すぐにいつものさわやかな明日香のスマイルに戻るが、どうにも引っかかる。だが宏美はこう考えていた。
(明日香ちゃんも、康介先輩に憧れてるのかな。でも悪いけど、ここは譲れないな)
それとも、もしかして自分が康介と付き合ったら寂しくなると、
疎外感を覚えているのだろうか。
(でも明日香ちゃんも魅力的だし、すぐにでも彼氏ができるわ。
私と康介さんが付き合うことになったら、明日香ちゃんとその彼氏と一緒に
4人で遊びに行くのも楽しそう)
プライドの高い宏美は、自分の魅力を疑わずに呑気に構えていた。
初夏のさわやかな陽気の中、夕暮れの街中を宏美は一人歩いていた。
たまたま各駅停車に乗ってしまい、まあいいかと自分の最寄り駅の
ひとつ前の駅で降りたのだ。急行停車駅ではないからか、駅前のロータリー
も無いに等しいし、商店街はなんとなくごみごみしている。そこを颯爽と
ロングヘアを靡かせて歩く宏美は、周囲の視線を感じていたが、そんなことは
いつものことだ。気にもせず歩みを進める。
(たまに隣の駅で降りて、こうして歩くのも面白いわ。健康にもいいし、いろんな発見がある)
最近開店したのか、これまで気がつかなかったお店もある。
そんな店のひとつである花屋に立ち寄り、花束を見繕ってもらう。
「うん、これを今夜の食卓に飾ろう」
そう満足そうに頷いて歩く宏美の視線が、一台の車にひきつけられる。
「あのスカイライン、確か…」
康介の車種と同じだ。その車が目の前の交差点を過ぎたあたりでとまった。
近寄って確かめてみようか、もし康介さんなら…、と思った宏美の足が急に止まる。
宏美はその整った顔を強張らせて息を呑んだ。
運転席から手を振っているのは紛れも無く康介だったが、助手席から
出てきたのは明日香だったのだ。
(どうして、明日香ちゃんが康介さんの車に…)
楽しげに別れを告げている二人に気が付かれないように、宏美はまるで
自分が悪いことでもしたかのように建物の影に身を隠して様子を伺う。
すぐに車は走り去り、明日香は手を振りながら車を見送ると歩き出した。
一部始終を宏美が見ていたとも気がつかずに。
胸騒ぎを感じながら、宏美はわざとわき道にそれて家路に着く。
(どういうことなんだろう、たまたま送ってもらっただけだろうか)
しかしそれなら宏美の家の前、もしくはそのすぐ近くまで送ってもいいはずだ。
どうして隣の駅の辺りで車から降りたのか。
自分に見られないようにとの配慮?
ではなぜそんな配慮をしなくてはいけないのか。
整った眉をひそめ、さまざまな想像をめぐらせる宏美だった。
その日、いつものように夕食を摂ってから、明日香を自室に招いて話を振ってみた。
「明日香ちゃん、今日、東町の辺りにいなかった?」
東町とは、明日香が車を降りたあたりの町名である。
「え、どうしてですか?」
問い返す明日香に
「今日は私、疲れたからタクシーで帰ってきたの。そうしたら東町の辺りで
明日香ちゃんが歩いているのを見かけたから」
と言ってみた。
それを聞いて明日香はポンと手を叩いて
「あ、それなら本屋さんに寄ったんです。探していた本があって、あそこにある
大きな本屋さんにあるかなって思って、今日はひとつ手前の駅で降りたんです」
と屈託ない様子で言う。
(明日香ちゃん、嘘をついている…)
そんな内心を隠しながら宏美は
「そう、それで探していた本はあったの?」
「いえ、無かったです。『ルーツ』って言って、自分の祖先を探る話なんですけど、もう絶版でどこを探しても…」
しかし宏美は、途中で明日香の話が耳に入らなくなっていた。
明日香はなぜ康介の車で送られたことを隠すのか。
康介に惹かれている自分に気を使ってのことなのか、それとも
隠さなくてはいけない何かがあるのか…
明日香に話を合わせながらも、宏美は上の空で考えをめぐらせていた。
「なんでも好きなものを頼んでね」
宏美はサークルの後輩で、地方出身でアパートで1人暮らしをしている
加奈をファミレスに誘っていた。
宏美が見たところ、加奈は三田大学に入るくらいだから
勉強はできるのだろうが、お調子者で世間知らずという印象だった。
「冷蔵庫、秋葉原で買うと安いんだよね」
なんて、田舎者丸出しで話しているのを聞いたことがある。
垢抜けないくせっ毛のさえない感じの少女だが、おしゃべりな加奈に
「遠慮しないでいいから。好きなものを頼んで」
と宏美が勧める。
「すいませーん、一食浮いて助かります。じゃあ、ハンバーグセットに
サラダ、それとデザートは…」
「もちろんいいわよ。加奈ちゃんの時間を取らせてるんだから」
「じゃあパフェを」
加奈の注文した品と、自分のためのコーヒーときのこのスパゲティを
オーダーすると、宏美は加奈と世間話をしながら、機を伺う。
注文したメニューが来るとコーヒーだけ飲んで、自分で注文した
きのこスパゲティーの皿を加奈に押しやる。
「良かったら食べて。美味しいから」
「えー、そんなに食えないですよ」
といいながら、この際に詰め込んでしまおうとスパゲティとハンバーグセット
を詰め込む加奈だ。
「先輩、ありがとうございます。あんまり仕送りもなくてきついんですよ。
昨日なんかインスタント味噌汁と納豆でご飯食べたんです」
「へえ、加奈ちゃんて頑張ってるんだね」
「いやー、うちが貧乏なだけっすよ。先輩が羨ましいです」
と、食べることに懸命な加奈に、さりげなく本題を切り出していく。
「明日香ちゃんなんだけどさ、誰か変な男と付き合ってないかな?」
加奈の手が止まり、伺うように宏美を見る。
「変な男、ですか?」
「うん、誰かと付き合ってるみたいなんだ。明日香ちゃんを預かっている責任も
あるし、なによりも妹みたいな明日香ちゃんがおかしな男と付き合っていないかと心配なの。
これが康介さんとかの安心できる人ならいいんだけど」
手を止めたままでじっと宏美を見る加奈は
「康介先輩のこと、宏美先輩は好きなんですか?」
と聞いてくる。
「うん、いい先輩だよ。でも付き合うとか考えたことはないな。みんなは
面白がって噂してたみたいだけどね」
と宏美は誤魔化す。
心臓がドクンドクンと躍動し、顔色が変わってはいないかと警戒する宏美だが、
案外加奈は簡単に吐いてくれた。まるでお湯で茹でられた貝のように。
「じゃあ言いますけど、心配することないですよ。康介先輩と明日香ちゃん、
付き合ってるみたいです」
加奈の言葉に、脳天が勝ち割られるかのような衝撃を受ける宏美だが、なんとか平静を装う。
「そう、それなら安心ね。明日香ちゃんて純だから、変な男に引っかかって
ないかと不安だったんだよね」
「大丈夫っすよ、明日香ちゃん、しっかりしてますもん」
「それもそうね、でも明日香ちゃんもそれならそうと、一言言ってくれたらいいのにな」
「秘密にしてるみたいですよ。私も偶然二人が車に乗るところを見て、
何の気なしに声をかけたんです。そうしたら明日香ちゃん、びっくりした顔をして、
誰にも言わないでって言われたんですよ。だから、あーこれは付き合ってるな、って」
宏美はお絞りを手にすると、ぎゅっと握り締める。
「どうして秘密にしてるのかしら」
「そりゃあ宏美先輩が康介先輩のこと、好きなんじゃないかなって遠慮してた
んだと思いますよ。私もさっき先輩から言われるまで、そう思ってましたから」
ますます宏美の心臓が動悸を高める。密かに深呼吸して落ち着こうとすると
「じゃあ知ってるのは加奈ちゃんくらいなんだ」
「そうっすね、でも何人かは知ってるみたいですよ」
ハンバーグを頬張りながら加奈が答える。多分加奈が「ここだけの話」と言って
広めたのだろう。少なくともこの娘が誰にも言ってないとは考えられない。
「そう、康介さんのことは私も慕っているけど、私は他に彼氏がいるからさ。
明日香ちゃんには変な気苦労させちゃったかもね」
「宏美先輩、彼氏がいたんですね。うちのサークルの人ですか?」
自分の嘘に目を輝かせる加奈が、鬱陶しい。
「違うわ。それじゃあ用事があるからこれで、ゆっくりと食べてね」
と宏美は伝票を手にして立ち上がる。
「それと明日香ちゃんにはこの話は内緒ね。秘密にしていたことを知られたら、
気分悪いだろうし」
「はい、わかりました」
宏美を見もせずにスパゲティーをパクつく加奈に背を向けて、宏美は歩き出す。
加奈の前では必死に耐えていたが、その形相は憤りをもはや隠していなかった。
家に帰ると明日香はまだ帰っていなかった。
キッチンで夕食の支度をしている美雪のところに行くと、宏美は
「明日香ちゃんを家から追い出して」
と言う。いきなりのことに驚く美雪は手を止めて
「突然どうしたの、追い出せだなんて」
と聞くと、宏美は憤った表情で今日仕入れたことを美雪にぶちまける。
「あの娘、私が憧れていたのを知って、康介さんと付き合っていたの。
しかもこっそりと、私に隠して。なんで私が居候に馬鹿にされなくちゃいけないのよ」
突然の話に美雪も驚くが、一方その康介と言う男性の気持ちもわからなくもない。
スタイル、ルックスとも上々で、気品もプライドもあり頭も切れる宏美よりも、
大人しくて控えめで、清楚な可愛らしさの明日香を選ぶのは不自然ではないし、
宏美と一緒にいると確かに周囲には誇れるだろうが、彼女のお守りするのが大変そうだ。
しかしそんなことは決して口には出せない。
「そうなの、でも追い出せなんていきなり言われても。啓太郎さんに話をしてみれば?」
無論、啓太郎がそんな理由でウンというはずがない。
「パパにはあとで話すから、いいから追い出してよ、本当に悔しい!」
激昂して涙目になる宏美をいい気味だと思うものの、なんとか収めなくては
いけない。宏美が本当に追い出してしまったら啓太郎は自分を責めるだろうし、
追い出された明日香に何かあったらと思うと気が気でない。
何とか宏美をなだめようと思案する美雪だが、宏美の
「ちょっと家の手伝いするくらいで、食事つきでお部屋も借りて、
私があこがれてることを知ってる人に手を出して…こんなことならもっと
こき使ってやればよかった」
と言うその言葉に美雪は乗った。
「そうしましょうか」
ん? と顔を上げる宏美に
「追い出したら啓太郎さんの面目も潰れるし、勝手なことはできないわ。
来週から啓太郎さんは長期の海外出張だから、それからお手伝いとして
こき使ったらいいんじゃないかしら」
とおしとやかな顔に合わぬことを提案する。
これまで明日香を可愛がってきた美雪の言葉とは思えない。訝しげな宏美だが、
その提案を拒否する理由はなかった。明日香を無理に追い出して大好きな
父の面目を失わせるのは、ようやく理性がストップをかけていた。
「わかったわ、明日香ちゃんをこれからどうするか、打ち合わせしましょ」
普段は気が合わない二人の義母と娘は、共通の獲物を見つけて意気投合した
ように笑みを浮かべる。
宏美は今までどおりに明日香にお姉さん代わりとして接していた。また、
美雪はみなが留守にする日中に業者を呼んで、地下室の改装を進めていた。
宏美の亡き母がピアノを思い切り弾けるようにと作った防音完備の地下室を、
美少女のための新たな寝室に作りかえるためである。
いつもの通り家のお手伝いをし、夕食を家族とともにして談笑したりと、
これまでと変わらぬ生活であったが、明日香は最近何か雰囲気が違うのを感じていた。
啓太郎の帰りが遅く、女3人で夕食を摂って後片付けをした時など、
美雪と宏美の会話に加わろうとすると
「明日香ちゃん、いいからお風呂に入ってきなよ」
と、宏美から暗に邪魔者と示唆することを言われたりしていた。
明日香は顔では笑顔のままだったが、内心
(私がいると話せないこともあるんだろうな…しょうがないけど)
と寂しさを覚える。また、それ以上に気がかりがある。
(康介先輩とのこと、いつまでも隠せないよ。どうしよう…)
宏美が康介に憧れていることは百も承知だったが、あるとき康介に送っていくよと
声を掛けられて、サークルの何人かで車に乗り込んだ。
1人ずつ自宅の近くで降りていき、最後に明日香だけが助手席に残ったところで、
康介は不意に大きな公園の脇に車を止めた。
なんだろうと身構える明日香に康介は
「ハハハ、こうして二人きりで話してみたかったんだ。明日香ちゃんには
いつも怖いお姉さんがついているからね」
と冗談交じりで話す。
康介がいかに好青年でも男だしなにを考えているかわからないと、
男と付き合ったこともなく、当然まだ処女の明日香は身を固くしていたが、
康介はけして怪しい素振りなどは見せず、フランクに話を振ってくる。
明日香も返事をするうちに、なんだか次第にリラックスして会話が弾んでいた。
「宏美さんの家に厄介になってるんだろ? 明日香ちゃんみたいな、
健気で努力家の娘、俺は好きだな」
康介の言葉に、買ってもらった缶コーヒーを片手に明日香は照れる。
「ありがとうございます。でも、康介先輩と宏美お姉さんってお似合いだと
思うんですけど」
浅黒い肌で、開いた窓から吹き込む風にさわやかに髪をなびかせる康介、
おちゃらけたりするがまじめに締めるときは締めて、みんなを引っ張る
力量がある。遊ぶことだけを考えている学生と違い政治や社会の話でも
対応できるが、普段はそんなことをひけらかしたりはしないで、
一緒に馬鹿話などを楽しんでいる
サークル内で唯一宏美が言うことを聞く人間でもある。
(宏美お姉さんが惹かれるのもわかるなぁ)
と康介の横顔を眺めている明日香に、康介は意外なことを言った。
「宏美さんは確かに頭もいいし綺麗だけど…」
そして明日香のほうを向く。突然明日香は康介と目が合ってしまい、咄嗟に目をそらした。
「一緒に居てリラックスできる人がいいな…」
そして少し動揺している明日香を他所に、康介はアクセルを踏むと車を走らせ、
宏美の家から少し離れた交差点のあたりで車を止めた。その間二人とも無言だった。
「ここで降りて。宏美さんの家の前までつけるとまずいからさ」
康介の指示で明日香は車から降りると、
「送っていただいて、ありがとうございました」
と頭を下げた。康介は笑いながら手を横に振ると
「いいって、こっちから誘ったんだから。明日香ちゃん、これからも時々、
こうして送られてみないか?」
と言い出した。
明日香が戸惑っていると、康介は考えておいてと言い残して去っていく。
去り行く康介の車を見つめている明日香は、なんだかドキドキしていた。
それからというもの、明日香はみんなに内緒で康介と密かにドライブを楽しむ
ようになっていたのだ。無論宏美の感情は判っているし、すまないなと思う。
しかし康介と一緒に居るのが嬉しくて、楽しくてたまらないのも事実なのだし、
康介もどうやら同じようだ。
あまり遅くまではいられないものの、何度かドライブを楽しんでいるうちに、
自然な成り行きという感じでキスをされたときも、初めての経験というのに
明日香は自然に康介の舌を受け入れていた。
今日会ったときは、キスをされながらそっとブラウスのボタンを外され、
ブラジャーの上からそっと胸を揉まれたが、明日香はされるがままに任せた。
ブラジャーのカップの下に手を入れようとされたとき、明日香はやんわりと
手をつかんで遮ったが、康介は無理強いすることなく引き下がった。
そんな節度ある対応も、明日香の信頼をさらに高めていた。
浴槽の中で、明日香は自分の胸に手を当てると今日、康介に
ブラ越しに揉まれた感触を思い出す。
宏美の誇らしく突き出た見事なバストに比べるとサイズは小さいが、
それでも高校生だったときよりも少し大きくなったようだ。
康介といるのは楽しいが、しかし自分を可愛がってくれる宏美を裏切っているようで、辛い。
康介にそのことを話すと
「関係ないさ。明日香ちゃんが宏美さんの家のお世話になっているとしても、
それと恋愛とは別だろ。それで宏美さんに気兼ねするのなら、宏美さんにも失礼だよ」
と軽く言いのける。
また
「そんなに気になるのなら、自立すればいい。宏美さんの家を出て誰かと
シェアするのもいいね。家庭教師とかのバイトと奨学金で、生活できると思うよ」
と提案する。
しかし明日香は踏ん切りがつかない。確かに理屈はそうだろうが、月々の奨学金は
来年の授業料の為にとっておきたいし、また、お世話になっている啓太郎一家に
後ろ足で砂を掛けることはしたくないのだ。
啓太郎は自分を可愛がってくれ、部屋代と食事代はただで宏美に内緒で
小遣いまでくれる。美雪とも仲良くし、家事のサポートをしている。
宏美はお姉さんとして、面倒を見て良くしてくれている。
また、啓太郎が自分を受け入れたことの意味もわかってきていた。知人の娘の
面倒を見たいというほかに、折り合いの良くない義母の美雪と宏美との
潤滑油という役割を期待されているらしい。
明日香はしっかりと家事をこなして控えめな美雪も好きだし、
活動的でお姉さん代わりの宏美のことも好きだ。
(好きな人ができて宏美お姉さんに悪いから、この素敵な人たちと
サヨウナラなんて、できないよ)
居間で、美雪と宏美が邪悪な計画を相談しているとも知らずに、明日香は1人浴槽で悩むのだ。
そんな明日香の苦悩を知らぬ宏美と美雪は、明日香に対する処遇を話し合っている。
「家にいるときはパンツ一枚で働かせようよ」
と宏美が提案するが、美雪が却下する。
「もし誰かに見られたらどうするの。せっかく明日香ちゃんの面倒を見て
宏美さんの株も上がってるんでしょう? おかしなことはしないほうがいいわ。
立場をわきまえさせるためなら、メイド服でも着せてやりましょうよ。それから
あの娘、朝晩下着を履き替えてるのよ。それを一日一枚に制限してやりましょうよ」
おかしなことに当初は渋々だった美雪が、相談を重ねるうちに厭らしい仕打ちを
考え付くようになっていた。その説得力ある意見に、なんとなく同意していく宏美である。
(美雪さん、こんな人だったかな)
いつもの自分の顔色を伺う美雪とは違う、なにか溌剌としたものを感じるのだ。
まるで何かのきっかけで押し込められていた心の黒い部分が噴出してきたかのようだ。
「それと、せっかくだからこき使うのもいいけど、いやらしい体にしてあげたら
どうかしら。おっぱいのマッサージの義務付けや、オナニーが病みつきに
なるくらいに教え込んだりとか」
美雪の提案にわれに返った宏美は
「ええ、それもいいわね。純な明日香ちゃんを淫乱に仕立てるのもいいかも」
と答えるが、この悪辣な企てに積極的になっていく義母を見ると、なんとも以前とは
整合性がつかない気もするのだった。
「行ってらっしゃい」
啓太郎が長期の海外出張に出かける日の朝、留守を守る女3人は門の前まで見送りに来た。
「おじ様、お体に気をつけてくださいね」
明日香の言葉に啓太郎もにこりと微笑み
「ああ、明日香ちゃんにもお土産買ってくるからね」
と明日香の頭を撫でて、宏美にも
「明日香ちゃんを頼んだぞ」
という。明日香ちゃんのことは任しといて、と胸を張って答えた宏美の真意は、
美雪だけが知っていることだった。
その日の夕食を女だけでとった後、明日香はいつものように後片付けをして与えられた部屋で
ベッドに仰向けになり、今日のことを思い返していた。
また康介に送ってもらい、キスのときについにブラジャーの中にまで手が
もぐりこみ、じかにバストを愛撫されたが、明日香は今度は拒まなかった。
(いつか、康介さんに抱かれる日が来る…)
その日が遠からず来ることを明日香は確信しているし、怖くないといえば嘘になるが
拒むつもりはない。
だがこの関係をいつまでも宏美に隠しては置けないだろう。
ばれたときに宏美が怒るというよりも、宏美が嘆き悲しむのではという心配をする明日香だ。
(でも、やっぱり…)
康介の話にときめいていた宏美にこれ以上隠し事はできない。いっそ打ち明けて
しまおうか、と思っていた矢先、ノックの音がする。
「明日香ちゃん、お話があるんだけど」
宏美である。急いで明日香はドアを開けて宏美を招きいれるが、珍しいことに
美雪もそのあとから入ってくる。
仲の良くない二人が連れ立ってなんだろうと思うが、雰囲気がどうもおかしい。
美雪が口を開く。
「明日香ちゃん、ここでの生活にも慣れた?」
「はい、おかげさまで」
「そう、それは良かったわね」
といいながら、美雪と宏美は意味深に笑っている。
「でも、こちらは困ってるのよね。明日香ちゃんを預かったおかげで、光熱費やら
食費やらがかさむようになっちゃって。明日香ちゃんはどう思ってるの?」
切り出した美雪の言葉に、明日香の顔色がさっと変わる。迷惑をかけているのではと
気にしていたことをずばりと言われたのだ。
食費はともかく、公共料金などは大して高くなっていない。明日香は気を使って
お風呂に入るときもなるべく追い炊きはしないし、明かりもこまめに消しているのだが、
これはもちろん明日香を精神的に追い込む方便である。
普段は仲良く家事をこなしている美雪からいきなり、柔らかい口調ではあるが、
明日香の存在が負担だというようなことを言われ、心臓に匕首を打ち込まれたかのような衝撃である。
やっと
「…はい、この家の方たちには感謝しています。負担をお掛けしていることは、
申し訳ないと思っています」
と、ようやく返す。
どうしてだろう、いきなりこんなことを言い出すなんて、と動揺する明日香を
楽しそうに眺める宏美。
(フン、人の家に厄介になっていながら、私の憧れの人とこそこそ付き合うからよ。図々しい)
サークルの新入生の加奈を密かに手懐けた宏美は、明日香から話を聞きだすようにと
示唆していた。キャンパスの女王とでも言う宏美に目を掛けられて得意げの加奈は、
まるでご主人様に仕える忠実な家来のように宏美のために働いた。
加奈は自分の架空の他大学の彼氏を作り上げ、その話をそっと明日香に打ち明けると
ともに、明日香の彼氏の話もせがんだ。
「明日香ちゃんも彼氏いるんでしょ? 勘で分かるんだ。多分、W大の人ね」
友人の加奈の話に、明日香もついつい彼氏の話をしてしまう。もっとも相手が
康介ということは内緒で、加奈の勘違いどおりに他大学の学生ということにしておいた。
加奈にしては明日香が話しやすいようにと、わざと「W大の学生ね」と
的を外したことを言ったに過ぎないのだが。
41 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/17 01:25
加奈に上手く話を持って行かれ、明日香はついつい彼氏とキスをしたことがあるとか、
つい先日は胸も愛撫されたとか、そのうち体も許す覚悟もしているのだと打ち明けていた。
加奈も架空の彼氏の話で「どこそこに遊びに行って、キスをされたんだ」とか適当な
ことを打ち明けていたので、明日香もつい気を許していたのだが、それがそっくり
宏美の耳に入っているのだとは夢にも思わないことだった。
宏美としては、もし明日香が自分に打ち明けてくれればまだしも、こっそりと
付き合ったままで、キスやペッティングを許しているという話を聞くたびに、
明日香に対する憎悪が沸いてきていた。
「明日香ちゃん、申し訳ないと思うなら、ちゃんとこの家のお手伝いとしてもっと
働いて見せたらどうなの? 男とドライブする暇があるんなら」
宏美の言葉に明日香の顔面が蒼白となる。ドライブとは、康介の車で密かに
送られていることを指しているのは明らかだった。
to be continued
42 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/18 02:03
宏美にばれていたと知った明日香は、誤魔化そうなどと思わずに素直に、
心の底から詫びるのだ。
「も、申し訳ありません、宏美お姉さんにはいつか話そうと…」
「話そうと思っても、話さないんじゃ意味がないでしょうが。私が憧れてることを
知っててこそこそ付き合うなんて。あなた、私のことをお目出度いと内心馬鹿にしてたんでしょ?」
弁解しようとする明日香の口をぴしゃりと封じる鋭い宏美の舌鋒と、
憎悪を滲ませる冷ややかな表情とで、ようやく明日香は
「宏美さんを怒らせると怖いよー。プライドの固まりみたいな人だから」
と先輩から言われていた意味がわかった。明日香にとって宏美は、面倒見が良い
多少わがままなお姉さんと今まで映っていたのだが、宏美の逆鱗に触れてしまった
今となっては、宏美のことを敬いながらも敬遠するみんなの気持ちがわかるのだ。
43 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/18 02:03
「男と乳繰り合ってるようなふしだらな人は、もうこの家には置いて
おけないよね、美雪さん」
と宏美が言うと、美雪は
「そうね、宏美さんがそういうんじゃしょうがないわ。今夜で出て行って
もらいましょうか」
と応じる。明日香はもう頭の中が真っ白だ。
(いきなり出て行けなんて…行くところもないし、お金もそれほど…)
友達の家を訪ねれば、一晩くらいは泊めてくれるかもしれない。しかしその後は
どうすればいいのか。友人の家を泊まり歩くわけにも行かないし、新たに部屋を
借りるのにも、仕送りがなく啓太郎から毎月いくらかのお小遣いを
もらっている自分には、たくわえなどないのだ。
とにかく宏美の怒りを納めようと、明日香は床に土下座して許しを請う。
44 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/18 02:04
「宏美さん、済みませんでした。言わなくちゃ、言わなくちゃと思っていたんですが…」
というと、後は言葉にならずに嗚咽が喉から漏れ、泣きじゃくるのみだ。
しかし宏美は容赦せずに、窓を開けると明日香の衣服を放り投げる。
「ほら、早く出て行ってよ。土下座なんて楽なことして、これからも
部屋とご飯にありつこうなんて、虫が良すぎるんじゃないの?」
純な明日香の心に楔を打ち込むような、宏美のキツい言葉が突き刺さる。
土下座をして必死に詫び続ける明日香のつぶらな瞳からは、大粒の涙が
ぽたぽたとこぼれ落ち、絨毯を濡らしていく。
その様を見ながら、笑みを浮かべて顔を見合わせた宏美と美雪。
ころあい良しと見て、美雪が割って入った。
「まあまあ、宏美さん。明日香ちゃんも謝ってるんだから、
許してあげましょうよ。でも…」
45 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/18 02:05
というと、土下座を続ける明日香の前にしゃがみこんで、明日香の顔を上げさせて
「明日香ちゃん、これからもこの家に置いて欲しいと思うのなら、ちゃんと
けじめをつけなくちゃいけないわ。お客様待遇はもう終わり。家にいるときは、
お手伝いさんとしてやってもらうけど、それでいい? いいのなら、
宏美さんに取り成してあげるけど」
それでいい? といわれても、明日香は行く場所などないのだ。泣き顔のまま、
「はい」
と小声で返事をする。
「どうかしら、宏美さん」
美雪が伺うと、宏美も
「美雪さんがそういうのなら、いいけど」
と示し合わせておいた通りに返事をし、床にひれ伏して泣きじゃくる
明日香を見ながらニヤリと笑いあうのだ。
46 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/18 02:06
「じゃあ、明日香ちゃんはお手伝いにふさわしい待遇にしますからね。
お部屋も服装も新しく用意しますから、着いてきて」
美雪に言われ、ぼんやりと顔を上げた明日香は涙が溢れる目を拭き、立ち上がる。
「おば様、宏美お姉さん…」
力なくつぶやく明日香だが
「私のことはおば様でいいけど、今日からは宏美さんのことはお姉さんじゃ
なくてお嬢様と呼ぶこと。いいわね?」
美雪にぴしゃりといわれ、明日香は伺うように宏美を見るが、宏美の強い目付きに
つい顔を伏せてしまう。もう優しい宏美お姉さんではなくなったことを、嫌でも明日香は悟るのだ。
「わかりました、おば様」
美雪は肩を落として返事をする明日香を促して廊下に出、宏美もあとに続く。
うなだれながら美雪の後ろを付いていく明日香を見ながら宏美はほくそえんでいた。
(私をコケにして、康介さんと付き合ったりして。いい気味よ。
でもこれからもっと驚くことになるんだから)
47 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/18 02:07
明日香のほうは、美雪と宏美のいきなりの手のひら返しの態度に驚いていたが、
同時に康介のことがばれていたことにもショックを受けるのだ。
(打ち明けていればよかったのかしら。それとも、宏美さんの気持ちを
知っていながら、つい付き合ってしまっていた私が悪かったのかしら…
良くしてくれていた宏美さんを怒らせるなんて…)
落ち込む一方、なんとか明日香は気を取り直そうとする。
(でも、なんとかこのまま置いてくれそうだし、お手伝いさん待遇といっても、
最初から覚悟していたことだから、平気よ、平気。今までが楽をしすぎていたんだわ…)
と自分を納得させようとする健気な明日香だが、美雪が地下室への階段を
下り始めたのに、新たな不安を覚える。
「あの、この先って地下室ですよね」
振り返り宏美に尋ねる。地下室は一度も入ったことはない。防音完備で亡き宏美の実母が
ピアノを思い切り弾くための部屋だったというが、宏美自身はピアノに
興味を示さなかったので、もう長い間物置代わりに使われていたのだと聞いていただけだ。
48 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/18 02:08
宏美が無言で行けとばかりに顎をしゃくる。仕方がなく明日香は美雪のあとを付いていく。
ギイ、ときしむ音とともにドアが開けられ、明日香は地下室に入る。
地下室特有というのだろうか、ひんやりとした冷気が流れ出てくるようだ。
美雪が照明のスイッチをつける。
「今夜からここが明日香ちゃんの部屋よ」
明るくなった部屋の中を見回す明日香の美貌が、段々と強張ってくる。
中は六畳くらいのスペースだろうか、隅にグランドピアノがあり、その横に
パイプベッドと古びた布団が置いてある。机はなく、その代わりだろうか
丸いちゃぶ台があり、電気スタンドと座布団も置かれている。
地下室ということで、温度調節のためにエアコンも備えられていた。
しかし、目を疑うようなものまで部屋の中に用意されているのだ。
49 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/18 02:09
「いいお部屋じゃない、エアコンもテーブルもお布団も用意してもらって」
宏美が冷やかすように言うが、明日香の目は部屋の片隅にある白い陶器に
釘付けになっていた。
「これは…」
伺うように美雪を見ると、美雪は鷹揚に頷き
「便器よ。夜はドアの外から鍵を掛けることにしたから、用が足したくなったらそれを使って」
「どうして、ですか」
「まあ、おいおい話すから」
顔面蒼白の明日香を立たせたままで、宏美と美雪は明日香に近づく。
「お手伝いさんとして、ちゃんとふさわしい服装を用意しましたからね」
美雪が言うと、布団の上に目をやる。紺色の基調で、一見してメイド服とわかる
ものが置かれていた。
50 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/18 02:09
「早速着替えて」
美雪に言われ、今着替えるのかと明日香は戸惑うが
「女同士だし、恥ずかしがらなくてもいいじゃない」
と宏美に言われ、仕方がなく、ゆっくりと着ていたスゥエットの裾に手をかけて、
頭の先から脱いでいく。
「下も脱ぎなさい」
宏美に命じられ、明日香はパンティの股間を片手で隠しながら、おずおずと
スゥエットの下を降ろして足首から抜き去った。
レモン色の飾り気の少ないブラジャーと、白い綿のパンティ姿になる明日香は
メイド服に手を伸ばすが、宏美の一括が飛ぶ。
「まだ着ないでいいから、そのままでいなさい。話があるから」
すっかり萎縮している明日香は、下着姿のまま地下室の真ん中に立ち尽くしている。
ブラジャーに覆われた胸とパンティを、手を広げて隠そうとしているさまが
なんとも宏美と美雪の嗜虐を掻き立てていくのだ。
51 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/18 02:19
お客様扱いからお手伝いへといきなり転落して怯えている下着姿の明日香に、
今度は美雪が話す。
「明日香ちゃん。居候なのに、一日に2回も下着を履き替えるなんて、
贅沢じゃないのかしら」
そういうと、部屋の隅に用意していた紙袋からなにやら衣類を取り出すと床に並べる。
それを見た明日香は驚いて美雪に飛びつこうとするが、すかさず宏美に
背後から羽交い絞めにされ、動きを止められた。
運動音痴で大人しい明日香が、スポーツで鍛えて体格も勝る勝気の宏美に敵う
筈もなく、動きを封じられた明日香の目の前に、屈辱の布切れが並べられていく。
「これは昨日の朝に出したもの、こっちは昨日の夜に出したもの…」
美雪が並べていくのは、明日香が洗濯に出した明日香自身のパンティである。
洗濯機に入れておいた明日香の下着を、わざわざ美雪が取り出して保管していたのだ。
to be continued
人間は自分の排泄物を自分の好きな匂いに変える。
これは飢餓がやってきた時に糞を食料にする本能だ。
だから自分の糞は臭くないけど人の糞は臭い。
自分の肛門は必然といい匂いがするはずだ。
(゚゚) 岡山教授より上記のメールが届きました
53 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/19 02:04
自分が身に着けていたパンティが他人の目に晒されるなんて、耐えられないくらい
恥ずかしい。そんな明日香の気持ちを他所に、美雪の手で過去3日分の
パンティ6枚が床の上に並べられる。
「それほど汚れてもいないんだし、毎日2回も洗濯に出すなんてやめてもらえるかしら」
美雪に言われて明日香は目を伏せる。衣類などで贅沢をしようとは思わないが、
でも清潔なものを身に着けていたかっただけなのに。実家にいたときも、
質素な下着ながらパンティだけは毎日朝晩2回は必ず履き替えていたのだ。
「それにしても、結構計算高く履き替えてるんだね。学校に行くときに履いていたのは
私が買ってあげたお洒落な下着なのに、夜寝るときに履いて朝洗濯に出したのは、
実家から持ってきた安っぽい綿パンだなんて。今履いてるのも、ワゴンセールで
売っていそうなくたびれた安物だしさ」
と、背後から羽交い絞めにしている宏美に意地悪く言われ、明日香はますます
赤面するのだ。
54 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/19 02:05
(夜寝るときは安物を履いて、外出するときは更衣室で着替えても恥ずかしく
ないものを身に着けるのが、なにが悪いの…)
しかしそんなことを言おうものなら、今度はなにを言われるかわからない。
黙って耐える明日香の鼻先に、美雪が明日香のパンティをわざわざ裏返しに
してクロッチの部分を見せつけながら言う。
「ほら、大して汚れてないじゃない」
己の履いていたかすかに染みのついたパンティを突きつけられ、
思わず顔を背ける明日香に
「あら、自分が履いていたパンツ、そんなに臭いの? でも美雪さんの言うように
大して汚れてないんだし、水道だって無料じゃないんだから、これからは
パンツを履き替えるのは一日一回だけよ、いいわね」
と背後から宏美にきつく言われ、明日香は力なく頷くのだった。
55 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/19 02:05
明日香は下着姿のままで、薄い絨毯を張っただけの床に正座させられている。
その前に、美雪と宏美が、これから明日香が使うことになる粗末な
パイプベッドの上に遠慮なく腰を降ろしている。
「ちゃんと契約として明記したほうがいいと思うの」
と美雪は、宏美と打ち合わせて作成した文書を読み上げる。
「もし嫌なら、即刻出て行ってもらうから」
と断ってから美雪が読み上げた条件だが
「毎朝6時には起きて、朝食まで家の中を掃除する。学校から帰ったら、
お風呂掃除と洗濯をして、寝る前に私の美容の運動の手伝いをする。
ちゃんとお給料は払うわ、一日5時間くらいの拘束で、日給5千円でどうかしら。
日曜日は休日だし、自由に過ごしていいわ。このお部屋代は取らないし、
食事は私たちと同じものを支給します。どう?」
断れば出て行くしかないし、さりとて行くあてもない。話を聞いた限りでは、
そう悪い話でもない。
56 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/19 02:06
だが地下室を自室にされるのは引っかかるし、夜中は鍵をかけるから便器を
使えというのもどうかと思うが、これは康介の一件で宏美が激昂しているからで、
宏美が落ち着けば、昔の優しいお姉さんに戻ってくれると明日香は希望的な
観測を抱いた。
第一他に選択肢がないのだ。
とりあえず宏美に機嫌を取ろうと
「康介先輩とは別れますから…」
と言ってみたが、喜ぶどころか返って宏美の目が吊り上がる。
「バカにしてるの? 私がそんなことを根に持つみみっちい女だとでも?」
とものすごい剣幕で、明日香の頬に平手打ちを食らわせる。宏美の頭の中では、
すでに康介が明日香に愛想をつかすプランができあがっていた。明日香が
別れるとか決意しても、関係のない話だったのだ。
57 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/19 02:07
初めて他人に、しかもついさっきまでお姉さんとして慕っていた宏美に
頬を叩かれて、茫然自失の明日香に、宏美は契約書を差し出してせまる。
「承諾するならさっさとサインして。嘘は言わないわ、一日5時間以上は
拘束しないし、ちゃんと勉強する時間もとってあげる。お給料も払うわ。
嫌ならすぐに出て行ってね」
行く当てのない明日香に選択の余地はない。さっきの下着を晒されたような
嫌なことがあれば、これから支給される給料をためてから一人暮らしすればいい、と明日香は考えた。
「わかりました。お手伝いとして働きます」
と返事をした明日香に、宏美と美雪は満足そうに頷く。
「じゃあ服を着せてください」
明日香が恐る恐る伺いを立てる。いつまでも下着姿では、相手が同性とはいえ
恥ずかしくてたまらないのだが、宏美と美雪が顔を見合わせると、
いきなり明日香に襲い掛かる。
58 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/19 02:08
なにをするのと明日香はもがくのだが、宏美に腕をつかまれてベッドの上に投げ出された。
かねてから示し合わせていたのだろう、宏美が下着姿の明日香の上に
乗りかかって動きを封じると、美雪がおもちゃの手錠を持ち出して明日香の
か細い手首にはめ、もう片方をベッドの隅の支柱へと繋ぐ。
必死の抵抗もむなしく両手首を手錠で拘束された明日香は
「どうしてこんなことをするんですか、外してください」
と訴えるが、宏美は冷たい目つきで
「お手伝いとして働ける体かどうか、じっくり見せてもらわなくちゃ」
と告げると、明日香の胸を包むレモン色のブラジャーのカップをずりあげるのだ。
「や、やめて!」
哀願する明日香の顔が真っ赤に染まっていく。
to be continued
59 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/20 01:01
(フフッ、おっぱい見られるだけでうろたえちゃって。これでパンツ脱がしたら
どうなるのかしら)
すぐに明日香の若さに満ちた瑞々しいバストが宏美の目に晒された。青い果実という
表現がぴったり来そうな、白くてまだバージンの硬さを伺わせるバストだ。
薄いピンク色の小さな乳首がしょんぼりと頂点を飾っている。
見ないでと哀願する明日香を無視して、宏美はその片方をむんずと掴んだ。
「ここはもう康介さんに触らせたんでしょ。気持ちよかったの?」
と乱暴にぐいぐいと揉んで行き、明日香の可憐な唇から痛みで悲鳴が漏れるのだ。
「い、痛いです、宏美さん…」
言いかけた明日香の顔がさらに苦痛にゆがむ。宏美が明日香の可憐な乳首を
ぐいとつまんだのだ。
60 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/20 01:02
「お嬢様、と呼びなさい。あんたは使用人なんだから。だからって、間違っても
人前でお嬢様、なんて呼ぶんじゃないよ」
わかったの、ときつく乳首をつままれた明日香は涙目で頷くが、そこに美雪が割ってはいる。
「可哀想じゃない、宏美さん。ここは敏感なところなんだから」
というと、宏美に代わり明日香の乳首を指の腹で優しく撫で回す。
「可哀想よねえ、お客様待遇からいきなりお手伝いに転落だもの」
美雪のソフトで優しい愛撫に、惨めさに悲嘆にくれていた明日香の体が否応無しに
反応を示すのだ。自分の意思とは関係なく、美雪の巧みな愛撫に明日香の小さな
乳首が段々と勃ってくる。
61 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/20 01:03
「いやらしー」
宏美に冷やかされながらもどうすることもできずに、美雪に乳首を
いじられている明日香だが、今度は宏美が明日香の上に乗りかかっていた
体をずらすと、明日香の腰を覆う白い質素なパンティのふちに手をかける。
「下着のコーディネート位しなさいよ、なによ、この白い綿パンとレモン色の
ブラって。どういうセンスしてるわけよ」
笑いながら宏美は明日香のパンティを徐々に引き下ろしていく。
「ああ、宏美お嬢様…」
明日香は羞恥に震えながらも脚をばたつかせたりするのだが、両手が拘束
されているので防ぐにも限度がある。それでも羞恥の源泉を他人に見られまいと
抵抗するものの、逆に宏美に
「マン毛が見えてきたわ。ほらほら、もっと暴れなさいよ。へえ、
柔らかそうな毛質ね」
とからかわれながらパンティを脱がされていく。
to be continued
62 :
玉春 ◆TAMA2d6Vzo :03/11/20 14:03
一気に読みましたっ☆
おもしろい!本当にっ!文才あると思いますっ(>_<)
勃っちゃった。
ああ、辱められるヒロインが田舎者の明日香ではなく
美人の宏美だったら、もっと萌えるのに・・・残念(⊃д`)
64 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/21 00:20
その布切れがついに宏美の手中に収められたとき、明日香は耐え切れずに
真っ赤な顔を背け慟哭した。
生白い下腹部はへその下から産毛が生えて連なり、それが逆三角形に淡く萌え出して
いる恥毛へと続いて、その下には乙女の恥ずかしい亀裂が潜んでいる。
宏美は、まばらに生えた毛で周囲を囲まれた恥裂を指で押し広げては、わざと意地悪く
「なんか臭そう、ちゃんと洗ってるの? でも色はきれいなピンク色ね。
さすが男を知らないって感じ」
と口に出しては明日香を辱めると、乳房弄りをしていた美雪も興味津々と言う感じで覗き込み
「あら、可愛い形ね。これからはこっちの面倒も見てあげなくちゃね」
というと、襞をいじくり突起物をまろび出させて、それを唾をつけた人差し指の腹で押す。
65 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/21 00:21
「ああ」
明日香の体に電流でも流されたかのような衝撃が走る。女のもっとも敏感な
部分を美雪が細くしなやかな指の腹で、何度も押してくるのだ。
「明日香ちゃん、とくにクリトリスが敏感みたいね。オナニーの経験はあるの?」
聞かれた明日香は首を激しく横に振る。話には聞いていたが、自分でそんな
ことをしようとは思わなかった。小学生のとき鉄棒に捉まって昇り降りしたとき
などの何かの拍子にそこが刺激されてズキンとえも言われぬ快感が襲うことが
あり、もしそこを弄られたら気が狂うのではないかとなんだか明日香は
怖くなって、返ってそこを刺激しないようにと努めてきたのだ。
「ふふっ、じゃあイカせてあげるわ」
そういうと、美雪はクリトリスに置いた指を回すように弄ったり、
また押し込んだりと、敏感な突起を責めていく。
66 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/21 00:22
「ああ、おば様、やめて…」
頼み込む明日香の息が荒くなっている。美雪はクリトリスを弄りながら、
もう片手を明日香の乳房に伸ばしてはやわやわと揉みだすと、宏美と
アイコンタクトを交わす。
(よくやるわね、美雪さん。結構好きなんだね)
義母の隠された一面を見た宏美は、半分呆れながらも打ち合わせどおりに
デジカメを持ってきて、密かに撮影しだすのだ。
明日香がこれからの仕打ちにたまりかねてこの家を飛び出さないようにとの、
口封じの意味で痴態を撮ろうとのことである。宏美と美雪、それぞれ考えて
いることは違うものの、明日香にとって辛い日々が待っていることは確かだった。
乳房を晒されただけで耳たぶまで真っ赤に染めていた明日香のことだ、
これはかなり有効な脅しになると宏美は踏んでいた。
67 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/21 00:25
(私の気持ちを知りながら康介さんと付き合うなんて許せない。卒業する
までこの家でいじめてやる)
明日香がこっそりと康介と付き合いながらも、お姉さんとして慕っていた
宏美の気持ちを慮って苦悩していたことなど、宏美はまったく考えても
見ない。自分の感情がすべてだった。宏美は復讐の甘美な気持ちに酔いながら、
明日香の痴態をデジカメに収めている。
to be continued
>>62 どうもありがとう。これからも感想など気軽によろしくです。
>>63 明日香さんもそう捨てたものではないと思うんですが。
まあ、始まったばかりですよ。
68 :
玉春 ◆TAMA2d6Vzo :03/11/21 10:37
(_д_)。o0○いい感じになってきたぁ〜♪
明日香さんがいぢめられるの萌っ☆
恥ずかしいのにぃってトコがいいなぁ。
会社に到着してすぐログりまちた(o^∇^o)ノ♪
続きが楽しみぃっ
69 :
モ ◆mw0rQCALo2 :03/11/21 10:41
いつも草むらの影から応援してるぜ!!
70 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/22 03:45
粗末なパイプベッドの上で、明日香がヒィヒィ呻いている。
美雪の巧みな手管で乳房を揉まれつつクリトリスを弄られ、ついには膣の中に
指を挿入されて隔壁を弄りまわされたりと、処女の明日香にとっては未知の快楽で
責められている。そのさまが宏美によってデジカメで収められていることなど、
必死な明日香は知る由もない。
「明日香ちゃん、まるでおしっこでも漏らしたみたいに濡れてるわ」
美雪に指摘されても、明日香にはどうしようもないのだ。面白いように
ジュクジュクと愛液が分泌されていき、流れ落ちてはシーツに染みを作っていく。
71 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/22 03:45
「どう、気持ちいいでしょ」
美雪の指の攻撃で、明日香はついに自分を見失う。ついに体が硬直し、
目はうつろになり、半開きの口からよだれが流れ落ちるのだ。
「イッたわね」
美雪が明日香から脱がせたパンティで、股間を拭いて後始末してやる。
その一部始終が宏美のデジカメで記録されていた。
強制的に自慰をさせられた明日香は、両手を拘束されたままで心身ともに
落ち込んでいる。
そんな明日香に、宏美は手にしたデジカメを指し示しながら
「あんたのオナニー、全部記録しちゃった。下手なことをしたら、
これが表に流れちゃうよ」
と脅しをかけると、さらに、これからの明日香への待遇を告げる。
72 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/22 03:46
「確かにお給料はあげる。でも、なにを買うのか私の承認を得なくちゃ駄目よ。
勝手な買い物をしたら、それ相応の罰を与えるから。それと、なにをするにも
私の許可を得ること。友達と遊びに行くとか、どんな服を着るか、それこそ
無駄毛を剃ることも、私の許可を得ること。勝手なことをしたら、
生きていられないくらい恥ずかしい思いをすることになるんだから」
と言うと、明日香の襞を広げて、クリトリスをピンと弾くのだ。敏感な突起を
弾かれて苦痛の明日香は、初めてのオナニーを目撃され、しかも他人の手で
させられ、一部始終を記録されてしまった屈辱にすっかり気力を失い、
ただ頷くのみだ。
美雪が明日香の手錠を利き腕だけ外してやり、体を起こさせると契約書を
目の前に差し出す。
73 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/22 03:48
すばやく明日香は目を通すが、
「乙は甲にすべての面で指導を受けなくてはならない」
「甲は乙の寝食の保障をし、一日の労働時間を5時間以下にする」
「契約は乙の大学卒業を持って満了とする。片方が途中で打ち切りを申し出たなら、
それ相応の代価を支払う」
「乙の給与は甲が管理する。残額は契約満了時に乙に支払う」
などという、通常ではありえないだろう項目も含まれているのだが逆らうすべはない。
甲の欄にはすでに美雪と宏美が署名と捺印をしている。ベッドの上で、
明日香は否応なくお手伝い契約書の乙欄(使用人欄)にサインと捺印をさせられた。
明日香の屈服を見て取った美雪は、今後の明日香の生活について諭していく。
74 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/22 03:51
「毎朝家中に掃除機をかけるのよ。試験期間は勘弁してあげるけど」
「それと帰りが夕方7時を過ぎるときは必ず許可を得ること。宏美さんと
一緒の場合はいいけど」
「夜10時以降はあなたの自由時間よ。勉強でもなんでもしていいわ。
でも、この部屋の中から一歩も出さないから。トイレは便器を使用して。
のどが渇くだろうから、毎日ペットボトルを持ち込んだほうがいいわね」
「それと今までの部屋には鍵をかけます。部屋に入っていいのは朝の登校前と、
帰ってから着替えをする間だけ、私か宏美さん立会いのもとで。
夜中に勉強したかったら、テキストなんかはそのときに一緒に持ち出すことね」
と説明していく。
to be continued
>>68 健気な娘が酷い目に遭う話はたまらないですね。
>>69 おう、エール受け取りました。
76 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/23 03:05
(これじゃまるでお手伝いというよりも奴隷みたいじゃない。こんなことが
許されるのだろうか…)
手錠で傷めた手首をさすりながら黙って聞いていた明日香の頬を、宏美の平手が襲う。
「美雪さんに返事をしなさいよ。わかったの?」
頬に赤く手形をつけられて、明日香は怯えながら
「わかりました、おば様」
と返事をする。
「じゃあ明日、ちゃんと起きて掃除をするのよ。その立派なメイド服を着てね」
と宏美が冷やかし口調で言うと、美雪がペットボトルやトイレットペーパー、
明日香のパジャマなどを持ってきた。
「これでいいでしょ。じゃあお休みなさい」
と言うと、連れ立って部屋を出る。
77 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/23 03:06
下着姿のままの明日香は、二人を呼び止めようとしたがまた酷い目に
遭わされてもと思い、躊躇する。
ドアの向こうでガチャガチャと鍵がかけられる音が響いて、足音が遠のいていく。
一応明日香はドアノブを回してみたが、ドアは開かなかった。
振り返って部屋の中を再び眺める。粗末なパイプベッド、丸いちゃぶ台、
白い便器と横に無造作に置かれたトイレットペーパー、新品のメイド服と
エプロン一式、目覚まし時計が目に入る。
(夜中にトイレも使えないで閉じ込められて、色々制限されて、
自分の無駄毛すらも許可なく剃れないなんて…)
こんな酷い話があるだろうかと悲嘆にくれるのだが、明日香は無理に自分を
納得させようとする。
やはりデジカメに記録された、己の痴態が気になってしまうのだ。あれが表に出たら、
生きていられないほど恥ずかしいだろう。警察に行っても、証拠として
あれが刑事や検事に見られるのかと思うと、たまらない。
78 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/23 03:07
(康介先輩と別れよう。そうすれば宏美さんも怒りを収めてくれるはず)
落ち込む明日香は、なんとか宏美の怒りを解こうと、大好きな彼氏と別れる
決心をしていた。
「あいつ、便器におしっこするかしら」
「さあどうかしら、もしかしたら朝まで頑張ったりして」
居間で、相容れない仲のはずの美雪と宏美が、ワイングラスを傾けている。
「それにしても、あんなに可愛がっていた明日香ちゃんなのに、思い切ったわね」
美雪が冷やかすように言うが、宏美はフフンと鼻で笑う。もしも決行日までに
明日香が打ち明けてくれたのなら、どうなったかわからない。本音とは別に
鷹揚に、彼女の恋を応援したかもしれない。しかし結局明日香が打ち明けて
くれなかったことで、可愛さ余って憎さ百倍となったのだ。
79 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/23 03:08
「それにしても、美雪さんこそ明日香ちゃんに恨みもないでしょうに」
今度は宏美が問いかけるが、美雪は
「ええ、でも前からひそかに思っていたの。こんな素直な無垢な娘を
苛めたら、ゾクゾクしそうって」
としれっと答える。
「あら、美雪さんってサドッ気があったの?」
「さあどうかしら。ただ、明日香ちゃんはマゾ性を秘めてる気がするの」
「あらあら、レズ調教でもする気? でも私の邪魔をしないでよね。
明日香ちゃん転落作戦は始まったばかりなんだから」
「もちろん、宏美さんの邪魔はしない程度に明日香ちゃんと遊ばせてね」
「いいわ、でもパパには内緒よ」
「もちろんですわ」
こうして美しくも冷酷な2人の美女は、明日香に対しろくでもない
仕打ちをそれぞれ考えていたのだった。
to be continued
うーん「玲子編」では、美人の玲子に感情移入してたから、
亜矢子が憎らしかったけれど、
今度は、宏美の方に感情移入しているなぁ。
明日香がいじめられても、
ぜんぜん可哀そうに思えない。なんでだ?
>>80 禿同
玲子編では出来なかった、「鬼畜の責め」をキボーン。
でも、後半は逆転で、美人の宏美が辱められるのが見たい。
いじめられた明日香が開き直って、美雪と宏美に一人ずつ復讐していくっていうのはどうかな?
>>81 それイイ。
美雪が明日香の奴隷と化してしまっている事を知らない宏美に襲いかかる魔の手。
いつの間にか立場は逆転し、散々明日香に対してしてきた事を、友人達の前で自分がされる事に。
宏美の屈辱と羞恥。
ハァハァしちゃうなぁ。
1たん、こういうストーリーはどう?
83 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/24 03:44
一晩中悩み続け、少しうとうとしてはすぐ目が覚める、という繰り返しのうちに
朝を迎えた。
時間までに用意をしておかないと酷い目に遭わされる、と明日香は用意された
メイド服をもぞもぞと身に着ける。
紺色のワンピースに白いロングエプロン、ヘッドピースを身に着けた明日香は、
階段を下りてくる足音に身を硬くするとガチャガチャという鍵を開ける音がして、
美雪と宏美が揃って顔を覗かせた。
「お早う、お手伝いさん」
「お早うございます、おば様、宏美お嬢様」
昨日までのフレンドリーな挨拶とは違うのが、新しい3人の関係を示していた。
84 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/24 03:45
宏美は舐めるようにメイド服姿の明日香を眺めると
「よくお似合いよ」
と冷やかすと、部屋の片隅に置かれた便器を覗きに行く。
「待ってください」
と明日香は引きとめようとしたが、宏美に突き飛ばされて床にしりもちを
ついてしまう。
おまるを使うなんて屈辱的だったが、夜中ついに我慢できなくなって、
惨めで泣きそうになりながら便器の上にまたがり用を足していた。
その中身を宏美と美雪は確認すると
「へえ、ちゃんと用を足してるじゃない」
「色も健康的な黄色で、まさにおしっこって感じね。でもなんか匂って来そうで嫌だわ」
と笑いあいながら明日香の尿を眺めるのだ。
「さ、時間がもったいないわ。さっそく働いてもらおうかしら」
二人に促されて、明日香はなみだ目になりながら地下室を出る。
85 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/24 03:46
すぐに宏美は朝の日課のジョギング(雨の日は家の中でストレッチやバーベル運動)
に出かけた。美貌とスタイルにプライドを持つ宏美の努力は、明日香から
見れば本当に大したものだったが、今はそんな悠長なことを考えている場合ではない。
宏美が出ている間に、宏美の部屋に掃除機をかけて布団を干す。それが終わると
キッチンや廊下、居間、夫妻の寝室に掃除機をかけ、終わると宏美の履いていく
革靴を磨き、庭の草木に水を撒く。
(なんてことないよ。この家に来る前は、これくらいのこと覚悟していたんだし)
と仕事をこなす明日香だが、仕事自体は苦にならないので別に何ということもない。
辛いのは精神的なものだった。
朝食にハムエッグや野菜サラダを作ったのだが、宏美が食べている間ずっと傍に立ちっきりで、
野菜ジュースを注いだりと世話を焼かなくてはならないのだ。
|_J ̄)ノ
87 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/24 03:47
これまでは一緒に食卓を囲んでいたのに、けじめをつけるという理由から、
明日香の食事は宏美が終えてから、とされた。
それでも食事の内容は差別されず、同じものを食べることができる。
食事を終えると、仕度を終えた宏美が待ち構えていた。
「さ、明日香も仕度をしないと」
と鍵を指でくるくる回しながら歩く宏美のあとを、明日香は付いていく。
「さっさと仕度をしなさい」
昨日まで明日香に与えられていた部屋に入る。入り口で腕組みをしている
宏美の目を気にしながら、テキストなどをかばんにつめて、軽く化粧をして
から服を着替えようとする。
いつもの癖で下着が入っている引き出しを開けようとしてハッとして
振り返ると、宏美が冷たい目つきで睨んでいる。
(そうだ、下着を履き替えるのは一日一度に制限されたんだった…)
to be continued
,,,,,... / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
》 ::::::::(;゚∀゚)=3 < oops!!5時だ。Gameに戻ろう
~ ~ \_____
保全
90 :
玉春 ◆TAMA2d6Vzo :03/11/25 14:01
今日ゎ新作なかったぁぁぁぁ・・・
楽しみにしてたのに(´・ω・`)
∩団子三兄弟
|| これ気に入った罠w
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/⌒ヽ / '''''' '''''' ヽ
| / | (●), 、(●) |
| | | ,,ノ(、_, )ヽ、,, | それは大変だ!
| | | `-=ニ=- ' |
| | ! `ニニ´ .!
| / \ _______ /
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/⌒ヽ / '''''' '''''' ヽ
| / | (●), 、(●) |
| | | ,,ノ(、_, )ヽ、,, | それは大変だ!
| | | `-=ニ=- ' |
| | ! `ニニ´ .!
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/⌒ヽ / '''''' '''''' ヽ
| / | (●), 、(●) |
| | | ,,ノ(、_, )ヽ、,, | それは大変だ!
| | | `-=ニ=- ' |
| | ! `ニニ´ .!
| / \ _______ /
||
||
||
||
∪
これまで同じパンティを丸一日身に着けるなんて、どうしようもない事情のとき
以外は久しくなかったことである。
仕方がなく肩を落とすと、メイド服のまま宏美に
「なにを着ればいいんでしょうか」
とお伺いを立てたが、宏美に
「別に何でもいいわ」
とあっさり言われ、メイド服を脱いで清潔な白いTシャツとジーンズに着替えた
明日香は、普段どおりの清楚な女子大生の雰囲気に戻っていた。
(そうだ、豹柄のワンピースとか、レザーのミニスカートとか履かせちゃおうかな。
ミスマッチで面白そう)
と閃いた宏美は
「さ、行こうよ」
と声を掛けると明日香を出して、再び部屋に鍵を掛けた。
93 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/26 00:51
駅に向かう途中、明日香は思い切って
「やはり康介先輩とは別れようと思うんです」
と再び切り出してみたが、宏美に思い切りヒールの踵で足を踏まれてしまう。
苦痛に顔をゆがめる明日香に
「康介先輩とドライブを楽しんでも構わないわ、ちゃんと行く前に報告してくれたら」
「いえ、本当に別れようかと…」
食い下がる明日香のTシャツの胸の部分に、今度は宏美の指が食い込む。
「そんなことはどうでもいいの。ご機嫌とっても無意味よ。別れようと付き合い
続けようとあんたの待遇は変わらないの。それにいきなり別れるなんて言い出したら、
まるで私が糸を引いてるみたいじゃない。いいから今までどおりにしてなさい」
94 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/26 00:51
胸を掴まれて痛さをこらえている明日香に、千円札一枚を渡すと
「これでお昼とジュースその他で足りるでしょ。家に帰ったらちゃんとなにに
使ったのか報告してもらうから。それと本とか買いたいものがあったら、
その都度申し出なさい。ちゃんとあんたのお給料からお金を出すから。
でも、その都度なにを買ったか点検するからね」
と宣言され、明日香はすごすごと千円札一枚を受け取り、ジーンズの
ポケットに入れる。
(康介さんと別れても、宏美さんの怒りは収まりそうにない…どうしよう)
宏美の態度に、改めてこれからの生活に不安を覚える明日香だった。
95 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/26 00:52
今日はサークルの活動日なので、メンバーは近くの公営のテニスコートに
集まっていた。
更衣室で着替えているとき、明日香の横にふいと宏美が寄り、みんなに
聞こえないように耳打ちをする。
「今日一日、加奈ちゃんと口を利くんじゃないよ」
明日香は驚いて
「どうしてですか?」
と聞き返すが、宏美は
「今日だけだから。もし口を利いたら、罰を与えるからね」
とだけ言うと、さっさと自分のロッカーに戻る。
いきなりの命令に明日香は困惑する。今日だけ友人の加奈と口を利くななんて、
どういう意味があるんだろうと考えるが、その意図がわからないままに
加奈が遅れてやってきた。
96 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/26 00:53
「遅くなりましたー」
といいながら入ってきた加奈は、いつものように明日香の近くのロッカーに陣取ると
「明日香ちゃん、今日は暑かったね」
と話しかける。いつもなら笑顔で答える明日香だが、さっき宏美に命じられた
ことで、返事をしなかった。
「ここまでくるのに汗かいちゃったよ、明日香ちゃんは東京の夏、平気なの?」
再び加奈が話しかけてくるが、明日香はどうしていいかわからずに宏美のほうを見る。
宏美は仲間たちと談笑していながらも、横目でちらりと明日香を睨むのだ。
(加奈ちゃんに悪いけど、宏美さんを怒らせるわけには行かない)
意味がわからないながらも、加奈の問いかけに聞こえない振りをし続ける
明日香は、心から加奈にすまないと思いながらも無視をし通す。大事な友達に
冷たいそぶりをするなんて、明日香にとっては身を切られるよりも辛いことだ。
(あとで、宏美さんがいないところでフォローすればいい。加奈ちゃん、ごめん)
97 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/26 00:55
心の中で手を合わせて、加奈の存在を黙殺し続ける明日香は、テニスウェアに
着替え終わるとラケットを手にして、更衣室を出る。
「明日香ちゃん、なんで無視したんだろう。先輩、何か聞いてませんか?」
加奈が宏美に聞く。
「明日香ちゃんて結構気まぐれだから気にすることないよ。家でも機嫌が
悪いとああなるんだから。普段はいい娘なんだけどね」
白々しく宏美が言う言葉は、更衣室の中にいるメンバーの耳に入っている。
宏美による、明日香の評判を落とす陰湿な作戦の始まりだった。
>>90 転居と仕事で忙しいんですよ。
更新は2日に1回出来ればいいかなと…
昨夜は富士山の近くの街に泊まってました。今日は雨も降って寒かったです。
98 :
モ ◆mw0rQCALo2 :03/11/27 09:26
最近よんでないけど1は応援。
99 :
玉春 ◆TAMA2d6Vzo :03/11/27 09:40
(*´д`*)続きよみたいぃ〜
100 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/11/27 15:02
100Get!
101 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/28 00:45
コートでも加奈を無視し続けた明日香に、心配した仲間たちから
「加奈ちゃんと何かあったの?」
と声が掛けられる。
「ううん」
と返す明日香だが、やはり周りのものから見れば友人を無視する明日香の姿は
奇異に映っていたのだろう。けしてそんなことをする娘ではなかったのだから。
それでも明日香は帰りの着替えのとき、宏美がさっさと着替えて出て行ったのを
確認すると、加奈にフォローしに行く。
「ごめんね、さっきは聞こえない振りして。ちょっと苛々していたものだから」
102 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/28 00:47
「うん、誰でもそんな時はあるもんね。でももうシカトしちゃ嫌よ」
「本当にごめんなさい」
素直に頭を下げるいつも通りの明日香に対し、加奈は
(さーて、これを宏美先輩にご報告しよっと。明日香ちゃんのことを
報告するだけで、いい小遣い稼ぎになるなんてラッキー)
と内心で舌を出すのだ。確かに明日香とは仲が良かったし、誠実な明日香の
ことは好きだが自分の利益となると話は違うと、加奈はドライに割り切っていた。
宏美に目を掛けられているおかげで、宏美のおまけではあるが男子学生と
自分も一緒にお茶を飲んだりして男の子と話したり、知り合う機会も多くなっていた。
また、明日香のことを話すだけで食事を奢られたり小遣いや衣類をもらったりとの恩恵がある。
宏美がどうやら康介のことで、明日香に含むところがあるのだと加奈は気がついている。
103 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/28 00:48
しかし加奈は
(明日香ちゃんて少しくらい可愛いとか、性格がいいとか、もてはやされすぎ。
私とどこが違うって言うのよ)
と考えることで、宏美の片棒を担ぐ自分の良心の咎めを押さえつけていた。
帰宅すると、明日香は美雪立会いの下でかつての自分の部屋に入り、
メイド服に着替えていた。ついでに代えの下着や、夜勉強するためのテキストの
類も持ち出して地下室に運んでいた。
まず風呂掃除をすると風呂を沸かし、ついで美雪の手伝いとして夕食の準備をする。
美雪はいつものように、まるで何もなかったかのようにポーカーフェイスで
優しく明日香に接してくれる。つい気が緩んで
「お手伝いのことはいいんです。でも、地下室に閉じ込められて便器を
使えとか、あんまりです」
104 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/28 00:49
と訴えてみたが、美雪に
「それ、宏美さんの前で言ったらどう? 待遇に文句があるんだって」
とぴしゃりといわれると、もう何も言う気が起きなくなるのだ。
夕食の時間、宏美と美雪は向かい合い、美雪手製の麻婆豆腐に卵スープ、
ワカメときゅうりの酢の物を食べている。明日香は食堂の隅に立ったまま、
二人の指図にしたがいお茶を入れたり、ご飯のお代わりをしたりと立ち働いていた。
仲の悪かった二人なのに、明日香を虐げるパートナーとしての妙な連帯意識が生まれていたせいか
「美雪さん、今日の麻婆豆腐美味しい」
「そういってもらえると嬉しいわ。いつもより豆板醤利かせてみたの」
と仲良さげに談笑しながら食事を取る。
二人の食事が終わると、やっと明日香が食事を取る番になる。
105 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/28 00:49
メイド服のまま、メニューだけは同じものを用意されるのだが、目の前に座った宏美が
「今日一日、加奈ちゃんと口利くなって言ったはずだよね」
と言ってくる。
ドキンとする明日香だが、平静を装い
「言われたとおりに、口を利きませんでした」
と答えるが、宏美は意味深に髪を掻き揚げて笑うと
「嘘をついてるんじゃないの? 今のうちにちゃんと仰い」
と追求してくる。
まさか、とは思うが、加奈にフォロー入れたことは宏美は知らないはずなのだ。
(カマを掛けてるんだわ)
と明日香は否定を続けるが、宏美の言葉に顔面が蒼白になった。
「加奈ちゃんに電話したの。今日は明日香ちゃんが不愉快なことをしてごめんって」
箸を持った手を止めて硬直する明日香に
「そうしたら『明日香ちゃんから、苛々していたからあんな態度を取っちゃった、ごめんと謝ってくれた』
と、加奈ちゃんの口から聞いたわよ。どういうことなの?」
106 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/28 00:53
と宏美が勝ち誇ったように言う。実は加奈からのメールで知らせてもらったのだが。
逆に明日香はうなだれる。
「すみませんでした、でも加奈ちゃんを傷つけたくなくて…」
「つまり、口を利かなかったなんて、嘘をついたことを認めるのね?」
「はい…」
「ふーん、またしても明日香ちゃんにバカにされたか。康介さんのときといい、
すぐばれる嘘を何度もつかれるなんて、よほど私って間抜けに見えるのかしら」
宏美の皮肉が明日香を突き刺す。
「可哀想じゃない、嫌味を言ったらご飯が美味しくなくなるでしょ」
美雪が割って入ると、宏美が
「そうね。じゃあ許してあげてもいいわ」
目を輝かせる明日香に宏美は
「3分以内で食べ終えたら、許してあげる」
と愉快そうに笑う。
to be continued
107 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/28 00:56
保全
109 :
玉春 ◆TAMA2d6Vzo :03/11/29 09:38
(*´д`*)エロなかったけど〜その分次への期待がはぁはぁ
明日香は熱々の麻婆豆腐と炊き立ての柔らか目のご飯を相手に苦闘していた。
口の中の粘膜がただれる位になりながら、それでも健気に小さな口からヒューっと
息を吹いてレンゲに掬った麻婆豆腐を冷まして口に運ぶのだが、普段から
食べるのが遅いこともあり、思うようにスピードが進まない。ついに時間切れとなる。
「あーあ、時間切れね。じゃあ後はせいぜい味わって食べなさい。そんじゃあ」
食後のルイボスティーを飲みながら悪戦苦闘する明日香を眺めていた宏美は、
さっさと席を立つ。
(あーおっかしー、あの調子じゃ2,3日口の中が爛れて、熱いものを食べられないわね)
と熱さに耐えて額に汗を浮かべながら、必死に食べようとしていた明日香を思い出し、
笑っていた。
111 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/30 00:38
「うーん、いい感じね」
バスルームで、大きな鏡に全裸を映しては、腰を捻ったりとさまざまなポーズを
とる宏美は、自慢のバストをゆっくりと手でマッサージしながら、明日香に対する
仕打ちを考える。
(あの娘、清潔好きだったわね、それなら)
ようやくいい考えを浮かべると、ゆっくりと浴槽につかる。
バスルームの外の脱衣所では、明日香が洗濯機を回しながら宏美の履いていた
シルクのパンティを手洗いさせられていた。
宏美が入浴している間外で洗濯をしながら、呼ばれたら宏美の背中を流すというのが
新たな役目になっていた。
いかにも高そうな、シルクのパンティ2枚を手洗いさせられている明日香は
惨めさもひとしおだったが、バスルームの中からお呼びが掛かる。
「背中流して」
「はい、お嬢様」
112 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/30 00:40
メイド服のままバスルームに入ると、明日香は手の平にボディソープをふんだんに
出して、宏美のしみ一つないしなやかな、陶器のような背中を洗っていくのだ。
くびれた腰といい、鏡に映る宏美の大きく張り出した誇らしげなバストといい、
思わず見とれてしまうが
「あんたに対する罰を考えたわ」
宏美が不意に言う。ビクッと身を固くする明日香に、
「見せしめに今夜はお風呂は入れない。いいわね」
「そんな、明日も学校があるんです…」
と哀願するが、
「嘘をつくのが許せないのよ。あんまりグダグダ言うと、パンツの履き替えも
禁止するよ」
といわれ、明日香は口ごもってしまう。
洗った宏美の背中にそっとお湯を掛け、挨拶をして明日香は脱衣所に出た。
洗濯機から洗濯物を取り出してかごに入れ、それ2階のバルコニーに出て
物干しに掛けたり、ハンガーに干しながら考える。
113 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/30 00:40
ふと空を見上げると、田舎にいたときよりもずっと少ないものの、いくつか
星が輝いていた。
「田舎で家族や友達も、この同じ空を見てるんだ…でもこんな惨めなことに
なってるなんて、誰も思わないだろうな…」
独り言を言うと、明日香は服の袖を捲り上げて匂いを嗅いで見る。入浴を
禁じられたことで、自分が匂っているのではと危惧するのだが、自分の体臭は
どうもよくわからない。
(あとでこっそりお風呂を使わせてもらおう。ほんの数分、静かに行水すれば
ばれないわ)
と考える明日香に、宏美が
「明日香、コーヒー淹れてくれる?」
と声を掛ける。
「はい、お嬢様」
と答える明日香は急いで残りの洗濯物を干すと、キッチンに向かった。
114 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/30 00:42
宏美のあとには美雪が入浴した。その後で明日香は暇を見つけてさっと
浴室に入ったが、浴槽のお湯は全部流されてガスの元栓も締められたらしく、
シャワーをひねっても水しか出てこない。
しょうがない、水のシャワーだけでも浴びようかと思いメイド服と下着を
すばやく脱いだとたんに、美雪にバスルームの扉を開けられた。
驚いて立ち尽くす全裸の明日香だが
「明日香ちゃん、まさかお風呂を使おうと思ったんじゃないでしょうね。
宏美さんから禁止されたはずよ」
と、妖艶なバスローブ姿の美雪から言われると
「いえ、ただお風呂が点けっぱなしかどうか確かめにきたんです」
と慌てて、胸や股間を手で隠しながら言い訳をする。
115 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/30 00:43
「あら、素っ裸になって?」
「え、はい、下着を着替えようかなと思ったんです。今日身に着けたのはそのまま
洗濯機に入れればいいから、ここで着替えたら手間が省けるかなって」
苦しくも言い訳をする明日香に美雪はニヤニヤ笑いながら
「まあいいわ、下着を替えたら寝る前のマッサージを手伝って頂戴。
これで一日の仕事は全部終わるわ。もう宏美さんも自分の部屋に行ったし、
下着姿のままお出でなさいね」
というと、スタスタと夫婦の寝室へと向かう。
(これでは今夜はお風呂は無理みたい。どうしよう、明日学校で臭いなんて言われたら)
悩む明日香は、用意しておいた純白のブラジャーとパンティに着替えると
下着姿のまま美雪の元に向かう。すでに美雪はベッドの上にいて、
ビデオのリモコンを弄っている。
ベッドに腰掛けてバスローブを落とすと、美雪はノーブラでいたのだろう、
柔らかそうな豊満な白い乳房が露出した
116 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/30 00:45
紫色のパンティ一枚になると、美雪はベッドの上に腹ばいになり、明日香に
背中をマッサージするように頼む。
美雪の皮膚は弾力があるがけして弛んでいるわけではなく、実年齢よりも
5歳は若く感じられる。その白い背中を全体的にマッサージしていく下着姿の
明日香だが、なんだかおかしなテレビからの音声に、不意に顔を上げると
びっくりして手を止めた。
寝室のテレビで流されている画像は、男と女が絡み合う、卑猥なシーンを映していたのだ。
「通販で買ったのよ。裏ビデオ、明日香ちゃんも興味あるでしょ」
腹ばいになりマッサージを受けながら裏ビデオを見ている美雪が言うが、
明日香はそんな汚らわしいものなどに興味などなかった。
できれば顔を背けたいのだが、美雪に一緒に画面を見るように命じられる。
「もしかして男のペニスって、初めて見るの? 目をそらしちゃ駄目よ、
これも社会勉強よ」
to be continued
保全
118 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/02 00:14
そういわれても、純な明日香には刺激が強すぎる映像だ。
体毛の濃い筋肉質の男がペニスを起立させ、その前に20代半ばくらいの茶髪の
全裸の女が跪き、目の前のペニスを手で揉んだり口に入れてはしゃぶったりしている。
目をそらそうとしても、美雪が許さない。枕元に置いてある鏡で背後を確認しては、
明日香がちゃんと目を開いて裏ビデオを見ているかチェックをいれるのだ。
汚らわしいものを無理やり見せられながら、明日香は美雪の背中をマッサージ
させられていたが、しばらくすると美雪は起き上がりベッドの上に腰を掛ける姿勢になると、
今度は乳房をマッサージするようにと命じる。
明日香は背後から両手を回して、美雪の乳房を下から持ち上げるように愛撫し始めた。
まるでもち肌というのがぴったり来るくらいの柔らかく手に吸い付くような感触である。
119 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/02 00:15
「私と宏美さんは気が合わないけれど、美容については同じ考えを持っているの。
常に衰えないように磨かなきゃってね」
明日香は恐る恐る美雪の乳房を持ち上げながら、言われたように優しく
揉みながら、なおもテレビに映る裏ビデオの映像を見させられていた。
シーンが変わり、今度は男が女性を自分にまたがらせては挿入し、女性の
体が激しく上下に揺らされている。その結合部には、醜く巨大な肉塊が
何度も繰り返し出入りしているようだ。
美雪の乳房を揉まされながらそんな性交の場面を見続ける明日香は体内に
何か熱いものを感じるようになった。なんともいえない、まるで熱でも
帯びたかのような感じ。風邪の引き始めのような感覚である。
120 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/02 00:16
夫婦の寝室は薄暗く、間接照明がボウと照らしているのみだ。その中で、
30代半ばだが若々しい夫人と、その乳房をマッサージという名目で揉ませ
られている可憐で純な下着姿の女子大生という怪しい図式が繰り広げられている。
美雪は明日香に乳房を揉ませ、裏ビデオの効果もありそれなりに気分が
高まっていたが、背後に密着して乳房を揉ませられている明日香の雰囲気から、
明日香も感じてきていると睨んでいた。
いよいよ明日香を自分の性の愛奴にしようと振り向くと
「ありがとうね。じゃあお返しに明日香ちゃんにもバストマッサージをしてあげるわ」
と言う。
121 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/02 00:17
「いえ、おば様。結構ですから」
明日香は美雪の乳房を揉んでいた手を放して言うが、美雪の
「遠慮しないでいいから。さ、今度は明日香ちゃんが腰掛けなさい。
それとも宏美さんも呼んだほうがいいかしら?」
この言葉に、おとなしく明日香はベッドに腰を掛ける。明日香にとって
宏美の存在は、怖くてたまらなくなっていたのだ。
裏ビデオを映し出すテレビのほうを向いて下着姿のまま腰を掛ける明日香の
背後に回ると、美雪はそっと明日香のブラジャーのホックを外す。弱弱しく
抵抗する明日香だが、美雪は構わず肩紐もずらし、明日香の初々しい乳房を
露出させた。
122 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/02 00:18
「男の人に揉み揉みされたらもっと大きくなるわよ」
と言うと、明日香の熟す前の果実のような乳房に手をかけてゆっくりと揉んでいくのだ。
「ああ、おば様…」
明日香は敏感な部分を他人に弄られて切なそうに呻くが、美雪は明日香の
なだらかなうなじに息を吹きかけたりして、さらに乳房を弄んでいく。
「明日香ちゃん、今日はテニスをして一杯汗をかいたから、甘酸っぱい
匂いがするわ。素敵よ」
と、時おり耳に吹き込みながら。
確かに裏ビデオの結合シーンを見せられながら乳房を揉まれている明日香の
体からは、汗臭さとは別にムンと女のフォロモンが発散されているようだった。
to be continued
続き期待
保全
/\__/i
'´ ヽ
i,.1リMノ〉ノ にゃあでした
〈「(l!^ヮノ ∧彡_
ノ/ つ / ・ )
三 ノヘ_(((〈 x 〉-^ ./ ̄
三 ~~^( _ _| し' _ _ノ
三 / \ ̄ \\
,,, , ,,, Ξ ノ,.三/ ,.,,, /,,丿
1から告知を頼まれました。内容をまんまコピペしますね。
====[ 以下、告知内容 ]=============================
アクセス禁止くらいました。
巻き添えです。
>eatkyo*.adsl.ppp.infoweb.ne.jp を全サーバで規制。
>無意味な文字列を連続投稿(連続コピペ)
>による2ちゃんねるに対する迷惑行為。
>氏名黙秘<>age<>03/12/03 23:35 gwCcb4ZN<>■小泉とブッシュに殺された日本>>>
>><><>eatkyo316220.adsl.ppp.infoweb.ne.jp<>219.104.97.220<>
↑のアフォのせいです。
すみませんが、開く禁で来れないと、告知していただけないでしょうか。
====[ 以上、告知内容 ]=============================
なわけで、当分出てこられないみたいですが、いずれ必ず復活すると
思いますので、しばらくお待ちくださいませ。
1に代わりましてお願いします m(_~_)m
127 :
玉春 ◆TAMA2d6Vzo :03/12/05 15:01
がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん(*´д`*)
まってますぅ
(゚¬゚)
(*´д`*)保守
130 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/09 16:32
美雪が片手を明日香の乳房から外して、明日香のパンティを探ってみると、
思ったとおりに濡れだしていた。
「おば様、そこは駄目です」
弱々しく明日香が手を振り払おうとするが、美雪はそのまま指で、明日香の恥裂を
なぞるのだ。ジュクジュクとさらに愛液が滲み出て、パンティにさらに染み込んでいく。
「せっかく新しい下着に履き替えたのに、びしょ濡れじゃない。明日の夜までこの
下着を履いていなくちゃいけないのに、いやらしいわね、明日香ちゃん」
美雪の指が怪しく明日香を追い詰めていく。パンティ越しに裂け目をなぞり、
周辺部をまさぐったあとは、クリトリスを探って弄り回していく。
明日香が昨日に続き、美雪の手でイカされるのには時間の問題だった。
131 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/12/09 16:33
しばらくパンティ一枚で放心状態の明日香を抱きかかえてあげたあと、
美雪は取引を提案した。
「ねえ、その下着、ぐっしょり濡れて気持ち悪くない? 新しいのを
履かせて上げましょうか」
「おば様、本当ですか?」
濡れたせいで恥毛が透けているパンティを身に着けた明日香はホッとした様子だ。
丸一日同じパンティを履き続けるだけでも汚辱感が付きまとうのに、こんなに自分の
愛液で濡らされたパンティを明日の夜まで履くなんて、耐えられないところだった。
「その代わり、やって欲しいことがあるの」
というと、美雪はベッドの上に仰向けになり、紫色のゴージャスなパンティを
脱いでいくと片足首にパンティを絡ませた状態で、美雪は足を開く。
黒々と密生した逆三角形の、手入れされた恥毛がむき出しになった。
132 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/12/09 16:35
「ここをなめて欲しいの。上手くできたら下着を代えてもいいわ」
と恥毛の下の、生々しく果肉を覗かせている秘裂を指差すのだ。
まさかそんなところを舐めさせられるなんて、と明日香は拒否反応を示すが、美雪に
「じゃあもう一度、登りつめてみる? まだ10時までは時間があるし」
と先ほど明日香のクリトリスを責めた人差し指を出してはクイッと曲げ、
ニヤニヤ笑うのだ。
「本当に、下着を替えさせてくれるんですか?」
追い詰められた明日香は、また恥をかかされるよりもとりあえず下着を
替えさせてくれる選択肢を選ぼうと思う。自分から染み出た液とはいえ、
生暖かく濡れたパンティを履いたままではどうにも気持ちが悪いのだ。
「ええ、上手くイカせてくれたならね」
to be continued
やっと悪禁解けました、みなさま保守どうもでした。
しかし、明日から転居のために1週間ばかり接続できなくなります。
なんというか間が悪いのですが…
何だ、思ったよりも復帰が早かったのね.....
もうちょい長びくかと思ってましたが、復帰できて何よりでした。
134 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/10 01:03
美雪が言うと、目を瞑り体の力を抜く。テレビの画面は男が女をバックから突き捲り、
女のあえぎ声が室内に悩ましく響いていた。
明日香は一瞬ためらったあと、美雪の股間に顔を埋めて健気な舌の奉仕をする。
美雪の指示に従い秘裂の周辺部を一通り舐めると、裏ビデオの効果だろうか、
明日香を責めた興奮からか、それとも明日香にバストマッサージをさせた余韻が
残っていたのか、すでにたっぷりと濡れていた。明日香は言われたとおりにそこの
突起を探り出して舌で舐める。途端にビクンと美雪の肢体が反応し明日香は舌を止めるが、
美雪に舐め続けるように指示され、ためらいながらも再び美雪の敏感な突起を舌で
跳ね上げるように愛撫していくと、微妙な変化ながらも、明日香の奉仕で美雪の
クリトリスが膨らみを増したように見える。
135 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/10 01:04
「ああ、明日香ちゃん、もっと続けて、そうよ…」
美雪はすっかり喘いでいる。普段の取り澄ました夫人面はどこかにかなぐり捨てたように、自分で乳房を揉んでは明日香の奉仕を促すのだ。
汚辱感に堪えて美雪の愛液を心ならずも味あわせられながら、美雪に奉仕して
いく明日香の努力が実って、ついに美雪が絶頂に達した。
明日香が除き見ると、美雪の頬は上気して恍惚感が浮かんでいる。
(私もこんな風になったのかしら)
と複雑な思いで美雪を見つめる明日香だった。
136 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/10 01:05
正気を取り戻した美雪に恐る恐るパンティの履き替えのことを伺う明日香だが
「舌使いが今ひとつだから下着の替えはなし。まだ合格点は挙げられないわ。
でも今夜はこれで許してあげる。約束の夜10時までまだ20分あるけど、
おまけして早上がりさせてあげるわ」
といわれ、絶望感で打ちのめされる。
(何のためにおば様の性器を舐めたんだろう、それに、下着を履き替えたいのに…)
明日香は脱がされていたブラジャーを身に着けると、メイド服を着ようとするが
「もうお手伝いすることもないんだし、メイド服を着ることもないでしょう。
お部屋に戻って自由に過ごすといいわ」
と美雪に言われる。
137 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/10 01:06
お部屋に戻って自由に、といわれても所詮独房同然の地下室だ。
昨日まではあった、明日香のために揃えられていたテレビ・豪奢なベッド・勉強机や、
自分の着替えの衣類すらない部屋。あるのは粗末なパイプベッドにちゃぶ台、
用を足すための屈辱的な便器くらいであった。
明日香はうなだれると、メイド服を手に持って下着姿のまま美雪に続いて
夫婦の寝室を出る。そのまま地下室に向かうのかと思いきや、
美雪は宏美の部屋のドアをノックした。
「お嬢様にお休みの挨拶をしなくてはいけないわ」
美雪が言う。ノックに反応して、宏美がドアを開ける。
さ、お休みの挨拶をなさいと美雪に促され、
「お嬢様、お休みなさい」
と挨拶をする明日香だが、いきなり美雪に羽交い絞めにされた。
138 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/10 01:06
「宏美さん、明日香ちゃんたらなぜか下着を濡らしちゃってるのよ」
いけしゃあしゃあと言う美雪の言葉に明日香は顔を赤くするが、宏美が
興味津々という感じで近づいて
「あら、本当。パンツが濡れてるじゃない」
と冷やかす。
そして純白の下着姿のまま晒し者にされている明日香を興味深そうにジロジロ
見ると、わざとらしく明日香の匂いを嗅ぐ仕草をみせて
「なんか臭いからさっさと消えて」
と言い捨てると机に向かう。
大して匂ってもいないが羞恥心を増幅させてやろうという宏美の悪戯なのだが、
明日香はショックを隠しきれない様子で、メイド服を手にしたまま宏美の部屋を去る。
飲み物としてのペットボトルを渡されたあと、美雪にまた明日と、
ドアの鍵を掛けられた。
139 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/10 01:08
体を拭いたいと部屋の中を見渡してもタオルなど置かれていないので、
明日香はベッドのシーツを外して、隅のほうをペットボトルの水で濡らして
それで体を拭う。
脇の下、美雪におもちゃにされた股間などを特に念入りに拭く明日香の
瞳から、惨めさゆえ涙が滲むのだ。
翌日も起きると、掃除機がけをこなして朝食を取り、美雪の立会いの下で
かつての自分の部屋に入っては着替えをする。麻のジャケットに白いブラウス、
スカートという清楚な服に着替えた明日香は
「いっそのこと地下室に持ち物を運んだらいいんじゃないでしょうか」
と提案する。そうすれば自由に本も読めるし勉強もできる、また下着も
夜中だけこっそり替えることができるのにとの思いの明日香だったが
140 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/10 01:09
「駄目よ、啓太郎さんや学校のお友達が来たときに、ちゃんと明日香ちゃんに
お部屋を用意しているって示さなきゃいけないもの」
と却下される。無論地下室に余計なものを置かせないことで、着替えをはじめ
とした明日香の自由を束縛する目的もあったのだが。
(ああ、おじ様、早く帰ってきて…)
優しかった啓太郎の名前を聞いて、切なくなる明日香。啓太郎が帰国すれば、
この惨めで淫靡な生活から救い出されるのではと期待するのだが、後一月は
帰国しないらしい。
うなだれる明日香に、美雪は
「早く行かないと間に合わないわよ、はい、これ今日のお昼代。あと他に
何か買いたいものはあるかしら」
と千円札一枚を渡す。明日香は恐る恐る
「下着を買いたいんです。昨日から身に着けているのはごわごわして、
気分が悪いので」
と訴える。
141 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/10 01:10
しかし美雪に
「お金を渡してもいいけど、どうせ一日一枚しか履けないのよ。こっそり
履き替えて、宏美さんに見つかったら酷い目に合わされるでしょ」
と返された。しょうがないと明日香はカバンを肩に掛けて出かけようとして、
庭先で花を愛でている宏美に挨拶をした。宏美は今日は2時限からなので、
まだ余裕がある。
「行ってきます、お嬢様」
「明日香、康介さんとドライブするときは、必ず私に事前に知らせなさい。
いいわね? 触らせるくらいは仕方ないけど、もしセックスしたらあんたの
オナニー映像、サークルの男たちに流すからね」
Tシャツ姿で咲いているクチナシの花の香りを嗅ぐ、美貌をうたわれている
名門大学生の令嬢が、そんな毒のある言葉を年下の少女に投げつけているなどと、
道行く人の誰も思わなかっただろう。
142 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/10 01:11
宏美は明日香を見ようともせずに
「さっさと行きなさい。汗臭いあんたがいるとさわやかな朝も台無しだから」
という。
明日香は小走りに門を出て、駅に向かった。
明日香の瞳にまたしても涙が滲んでいた。
to be continued
>133
ええ、なんとか解除されて何よりです。
では1週間ばかりアクセスできなくなりますが、みなさま、その間保守をよろしくお願いします。
143 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/10 09:51
保守。
もうすぐdslが止まる。
今日の保守
(^3^)/
(*´д`*)早くつづきが読みたいにょ〜
まってまするぅ
保守
バンサンカンか!
バルサンカンじゃないな
149 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/15 00:57
一日中明日香は落ち着かなかった。電車の中でOL風の女性が顔をしかめて
クンクン鼻を嗅いでいたときなど、自分の体臭のせいかと気が気でなかったし、
キャンパスで友人といるときも、友人が顔をしかめたりしたときなど
(私が昨日お風呂に入らなかったせいかしら…)
などと気を揉んでいたのだ。
昼になり、友人に学食に誘われるが、明日香は
「ううん、今日は食欲がないから」
と断る。そして一人で近くのコンビニに行き、菓子パンを二つだけ買ってそれを
お昼にした明日香は、宏美の陰湿な仕打ちに対する自分なりの工夫を考えていた。
150 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/15 00:58
「明日香、今日の決算をしましょう」
宏美に言われ、メイド服の明日香は今日の支出を説明する。
「お昼はいつか宏美お嬢様に連れて行っていただいた、信州庵でおそばを
食べました。あとはペットボトルのお茶を買っただけです」
というと、明日香は蕎麦の代金とペットボトル代を差し引いた小銭を
テーブルの上に出す。
かつて一度だけ宏美に連れて行いってもらった蕎麦屋のざる蕎麦の値段を
明日香はちゃんと覚えていた。
実は明日香は学食に行こうという友達の誘いを断り、そっとコンビニに
行って菓子パンを二つ購入して、宏美に見つからないように念を入れて
少し離れた公園で食べた。そしてざる蕎麦代と実際に食べた菓子パン代との
差額を使い、帰りに百円ショップに寄って質素ではあるが新しいパンティを4枚購入した。
151 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/15 00:59
(これをこっそり持ち込んで、夜寝るときに履こう。下着を履き続けても
気持ち悪いもの)
という思いからであった。だが宏美は、はいそうですかと済ます気はない。
「友達と学食に行かないで、一人で信州庵に行ったの?」
「はい、以前宏美お嬢様に言われた、そばは美容にいいって言う言葉を
思い出しまして」
「へえ、それは関心ね。美味しかった?」
なぜか宏美の目が意地悪く輝いている。
「はい、とっても美味しかったです。信州のお蕎麦って美味しいですよね」
菓子パンを食べたとばれているはずはないし、蕎麦を食べたと押し通せば
宏美が確認するすべはないのだと明日香は自信を持っているが、何か胸騒ぎがする。
「あのお店は今日は定休日なんだけど、明日香ちゃんのために特別に店を
開いてくれたのかしら?」
という宏美の言葉に明日香の顔から血の気が引いた。
152 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/15 01:01
まさか今日が定休日などとは思わずに、店が開いているかどうか確認を怠っていたのだ。
それでも宏美がカマを掛けているのではとはかない希望をつなぐ明日香は
「…お店は開いていました」
と弁明するが、宏美が立ち上がると片手を振り上げた。
「あのお店は何度も通ってるから知っているの。まずい学食のお蕎麦なんか
食べていられないから。またしてもすぐばれる嘘をつくなんて、私も随分と
バカにされたものね」
手が振り下ろされ、明日香の頬に赤い手形がくっきりとついた。
ぶたれた頬を押さえておびえる明日香に、宏美は
「正直にいいなさい。お昼を抜かしてその分のお金を何かに使ったんじゃないの?」
と詰め寄る。萎縮する明日香を前に、宏美の頭脳はすばやく回転する。
「そうだ、地下室ね。今までのあんたの部屋は施錠されてるから、そこに物を
持ち込んでも意味がない。地下室に何か持ち込んだでしょう?」
to be continued
みなさま保守どうもでした。
まだ部屋がぜんぜん片付いてないんですが、部屋の汚れは心の汚れに
繋がると思うので、綺麗な部屋を心がけたいです。
(*´д`*)これからくるぞ〜アアアアンドキドキ
154 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/19 03:03
宏美はさすがに頭の回転は速い。地下室なら夜寝るとき以外は鍵は掛けられていない。
明日香は帰宅するとすぐに地下室に行き、メイド服に着替えるとともにベッドの
下にパンティを突っ込んで隠していたのだ。
うろたえる明日香を他所に宏美は地下室に急ぐと、部屋の中を捜索しだす。しかし
備品はほとんどない部屋なので、たいした手間など掛からない。自然とパイプベッド
に宏美の手が伸びる。
追いついた明日香は、なんとか宏美が見つけないようにと願うのだが、ベッドの下を
覗き込んだ宏美は何かを見つけたようで手を伸ばす。
「これは何かしら?」
百円ショップのビニール袋は半透明で、中にパンティが入っていると丸分かりである。
155 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/19 03:04
「勝手に夜中に履き替えるつもりだったんでしょ。どうなの?」
宏美の剣幕に明日香はすっかり怯え、
「す、済みませんでした。おば様にいたずらされて、汚されたパンツを
履いたままでは気持ちが悪いので…」
と弁解すると、宏美が高らかに笑った。
「ああ、あんた昨日も美雪さんに弄られて、オナニーさせられたんでしょ?
笑っちゃうわね。しかも美雪さんのあそこまで舐めさせられてさ」
と明日香の羞恥心を切り裂いていく。
「でも、嘘をついた上に勝手に下着を履き替えようとしていたなんて、
罰が必要ね。どうしようかなぁ」
156 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/19 03:05
そうして明日香を楽しそうに眺めると、宏美は
「サークルの活動したあと、コートに付属してるシャワー室を使うのは
厳禁にするわ。勝手に銭湯に入っても駄目。汗臭いままでいなさい」
と言い渡す。
そんな、といいかけた明日香は宏美の強い視線に目を伏せた。
「わかりました、お嬢様」
清潔好きの明日香にとって、また一つ耐えがたい条件が加えられたのだ。
宏美と美雪は向かい合いながら、今日の明日香の些細な嘘や勝手に下着を
買って隠していたことなどを、笑い話にして夕食を取っている。
給仕させられている明日香の耳に嫌でもそれが入る。
結局パンティは罰として取り上げられ、宏美の革靴を磨くのに使うようにと
言い渡されていた。
157 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/19 03:05
「今夜はお風呂はどうするの?」
美雪が聞くと、宏美は明日香に食後のお茶を入れさせて一口すすり
「美雪さんに任せるわ」
と言う。こうすれば明日香は嫌でも美雪に熱心に奉仕しなくてはいけなくなる
と読んで、打ち合わせていたことだった。
洗い物を終えた後、明日香は洗濯機を回しながら宏美の履いていたシルクの
パンティを手洗いし、お呼びがかかると背中を流しに浴室に入る。
続いて美雪が入浴する番になると、
「明日香ちゃん、裸になって入ってきなさい」
と命じてきた
158 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/19 03:06
美雪と二人で風呂に入るのはおもちゃにされる予感がひしひしとするのだが、
これで体も洗い流せるかもと期待もする。初夏なのに、二日も風呂に入らない
ままに学校に行くなどと耐えられなかった。命じられるままにメイド服と
下着を脱ぎ、全裸になると胸と股間に手を当てながら浴室に入る。
それなりに広く、旅館の浴場くらいの数人は同時に入れるくらいの浴室である。
明日香は掛け湯をしようと手桶を取ろうとするが
「まだだめよ、とりあえず立ってみて」
と浴槽につかる美雪に命じられ、胸と股間を隠したままで立たされる。
「手を外して、全部見せて」
美雪の言葉に明日香はためらいながらも手を外す。
to be continued
>153
遅くなりましてすいませんです。
またしても規制の巻き添えをくらったそうです。
===(以下、告知内容)===
またまた規制です。
お忙しいところお手数ですが、例のスレに報告をお願いできないでしょうか?
>37 名前:FOX ★ :03/12/19 18:29
>eatkyo*.adsl.ppp.infoweb.ne.jp を全サーバで規制。
>無意味な文字列を連続投稿(連続コピペ)
>による2ちゃんねるに対する迷惑行為。
===(以上、告知内容)===
またしばらくは出てこられそうにないみたいです。
規制かかるひとはたいへんだな。
すでに美雪に見られているとはいえ、やはり裸を晒すのは純な明日香にとって
恥ずかしい。羞恥心と湯気のせいで、明日香の白い裸体がピンク色に色づいてくる。
それなりに膨らんだ胸の二つの膨らみと、薄く生えた恥毛を晒して立たされている
明日香を美雪は楽しそうに、色々とポーズをつけさせる。
後ろ向きに立たせて小さな丸い尻を眺めたり、モデルのように目を閉じさせて
うっとりと上を向いたポーズを要求するなど、明日香を良いように操っては観賞するのだ。
欲情してきた美雪は浴槽から出ると、明日香にバストを揉むように命じ、自分はシャワーを捻ると水流を股間にめがけて当てる。
「ああ、いいわ…」
美雪の薄い唇からあえぎ声が漏れる。
to be continued
規制が解除されないので、レス代行を依頼しました。
ちなみに週末から来週火曜まで、法事で遠くに行くのでまたまた書き込めなくなります。
保守をなにとぞよろしくお願いします。
(*´д`*)がってんだ!まかせろ保守!
163 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/25 02:32
明日香に乳房を揉ませ、美雪は普段の取り澄ました貴婦人の仮面を脱ぎすてていた。
恥も外聞もなくシャワーの水流で自分を登りつめさせていくと、イク寸前で
シャワーを逸らして背後の明日香を振り返る。
その美雪の目がうつろで、怪しい光を帯びているのに明日香はドキッとするが、
美雪は予想もしなかったことを言うのだ。
「明日香ちゃん、私のことが好き?」
明日香はたじろぐが、まさか嫌いとはいえない。
「はい、おば様が好きです」
というと、美雪は体をくねらせて浴室の床にしなだれ、四つんばいの体勢になり、
尻を突き出すとすぼまった菊のような穴を指で指し示し
164 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/25 02:33
「じゃあここを舐めて」
と明日香に指示するのだ。
明日香はためらう。性器も嫌だが排泄器官を舐めさせられるのも御免だった。
しかし美雪は
「嫌なの? 私が汚いとでも? それならいいわ、今夜もお風呂に入らせないから」
と明日香の痛い点を突くのだ。
前日も風呂に入らせてもらえずに、しかも掃除機がけなどの家事をこなして
余計に汗をかいていた。また、浴室で体にお湯を掛けることも許されずに
ポーズを取らされたり、美雪の乳房を揉まされて、湯気と羞恥心でさらに
汗をかいていた。こんな状態で風呂に入らずに明日学校に行くなんて、
明日香には耐えられなかった。
(お風呂を使わせてもらうため、だから…)
165 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/25 02:37
明日香は覚悟を決めると、美雪の肛門に口をつけてペロペロ舐める。
美雪は明日香の舌の奉仕を感じ取ると、肛門の粘膜の刺激に感じながら
性感をさらに高ぶらせるのだ。
(明日香ちゃんが私の肛門を舐めている…)
その事実が美雪を興奮させていた。肛門まで舐めるくらいだからこの先も
明日香は、言いなりに性的奉仕をしてくれると美雪は踏んでいた。
「ありがとう、それじゃあ私の乳房をゆっくりと揉んで、ね」
その言葉でようやく明日香は屈辱の舌奉仕をやめることが出来た。
今度は両手を回して美雪の豊満な乳房を軽く揉んでいくと、美雪はシャワーの
水流を再び自分の秘裂に向ける。
「ああ、いいわ、明日香ちゃん」
白い裸体をがくっと前にのめらせて、美雪は浴室の中で果てていた。
166 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/25 02:40
美雪は約束どおり、明日香が風呂に入ることを許可した。
ちゃんと約束を守り、命令に従えば希望が叶えられると示すことで、
かえって明日香を束縛できるという魂胆からである。約束を破っていたら、
素直な明日香でも自暴自棄な行動に出るだろうとの配慮があったのだが、
とりあえず明日香は2日ぶりに体を洗うことができて、人心地ついていた。
シャボンにまみれて気持ちよさそうに体を洗う明日香を、浴槽の中からまるで
自分のペットを眺めるような目で見ていた美雪は、洗い場に出ると明日香の
可憐な乳房を両手で後ろから優しく掴む。
to be continued
>162
よろしくお願いします。
今夜はクリスマスということで、規制が一時的に解除されたみたいです。
金曜から旅立ちますです。
167 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/26 02:27
(おば様、なにを…)
いきなり乳房を掴まれて驚く明日香だが、振りほどくわけにも行かずなすがままに
されていると、美雪はじっくりと乳房を揉みながら
「シャワーを出して、それを当てるのよ」
と指示をする。明日香がとりあえずシャワーを捻ると、美雪は片手でシャワーの
ノズルを持ってそれを明日香の股間に当てるのだ。
水流が明日香の亀裂を直撃し、敏感な肉の芽を刺激する。
「さ、自分で持つのよ」
とノズルを明日香に持たせると、美雪は両手を使って再び乳房いじめに取り掛かる。
明日香は体の中が火照るのを感じながらどうすることもできずにされるがままになっている。
168 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/26 02:28
おとといの地下室や、昨夜の寝室で美雪に弄られた感覚が再び蘇っていた。
自分ではどうすることも出来ない反応が明日香を襲う。
「うわぁぁッ」
すぐに明日香は昇りつめ、浴槽の床に突っ伏す。
(本当に敏感な娘ね、そのうち自分でオナニーし始めたりして)
そんな明日香を美雪は楽しげに見つめていた。
美雪は明日香をイカせると、さっさと浴室を出てしまった。
取り残された明日香は一人で体を洗っている。特に自分の秘裂を念入りに洗うのだ。
(私、いやらしいのかしら…)
決して欲情しているわけでもないのに、美雪にいたずらされただけですぐに
昇りつめ、イカされてしまう自分の体に、恐れを感じてしまうがともかくも
待望の入浴だ。
169 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/26 02:29
ゆったりと浴槽につかって手足を伸ばして、入浴を満喫した明日香は、
風呂から上がるまえに大きな鏡に自分の裸体を映してみる。
高校のときよりも心持ち大きくなった乳房から下に目をやると、小さな
縦長のへその下から萌え出している産毛が連なり、恥毛につながっているのが映る。
(この産毛、剃りたいのに…)
まだ水着のシーズンではないからと、お手入れを怠っているうちに美雪と
宏美の奴隷もどきにされ、勝手なお手入れも禁じられてしまった。
腋の下にもささやかながら腋毛が生えたままだ。
水着シーズンが来る前や、康介に抱かれる予感を感じてからはバージンを
失うその前にお手入れをしておきたいな、とは思っていたのだが。
170 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/26 02:32
無駄毛をみながら何とも暗澹たる気持ちになる明日香に、浴室の外から
「まだ入ってるの? あがったらお茶を入れて部屋に持ってきなさい」
と宏美の命令が浴びせられる。
あわてて明日香は浴室から出ると、美雪が使った湿ったバスタオルで裸体を
拭い、替えの下着を身に着けてからメイド服一式を着用する。
そして宏美の機嫌を損ねないように、急いでお茶を入れにキッチンに急いだ。
to be continued
では行って来ます。
火曜日に戻ります。
(*´д`*)いってらっしゃい〜保守
(*´д`*)はやく続きよみたいなぁ〜保守
174 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/31 02:08
トントン、とノックをして宏美の部屋に健康茶を運ぶ明日香に、宏美は湯飲みを
机に置かせると、明日香に下着を見せるように言う。
「どんな下着に履き替えたのか、見せてもらうわ。明日の夜までそれ以外を
身に着けないように、ね」
と確認のためらしい。
明日香はメイド服のワンピースとロングエプロンを捲くると、白地に黒の水玉模様の
パンティが晒された。
「それ、明日の夜まで履くんだよ。でも明日香ちゃんって随分スケベですぐ濡れる
みたいだから、汚さないようにせいぜい気をつけたら? 今夜も美雪さんに
いたずらされたんでしょ」
と宏美に笑われ明日香は真っ赤になるのだった。
175 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/31 02:09
翌日、サークルの活動でメンバーは公営テニスコートに集まっていた。
「明日香、あの娘の体臭どう思う?」
更衣室で宏美がこっそりと明日香に耳打ちする。
あの娘、と宏美がこっそり指をさした先で着替えているのは、同じサークルの
やはり一年生で、都内から自宅通学している性格のいい娘だったが、
ちょっと体臭がキツかった。面と向かって言っては悪いと思って誰も指摘しないし、
その娘も自分の臭いには気がつかないで何のケアもしていなかった。
宏美もさすがに直接指摘はしないが、以前は自分の部屋で明日香相手に
「女の子なら少しは気を使って欲しいわ」
などと愚痴を垂れたこともあったのだ。
宏美はブラウスを脱ぐと、ブルーのブラジャーに包まれた大きなバストを
誇らしげに見せ付けながら
「あの娘が臭いって言いな。あの娘が更衣室から出て行ってからでいいから」
と命じる。
176 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/12/31 02:11
明日香は友達でもあるその娘の欠点を人前で指摘などしたくなかったので
「言えと仰るなら言います。でも二人きりで話したほうが、彼女も傷つかないと思いますけど」
と控えめに言うが、宏美は
「いいから、あの娘が更衣室から出て行ったら言うの、あいつの着ていた服を
つまんで、顔をしかめてあいつ体臭がキツイって。嫌とは言わせないわ」
明日香に洗濯させた、ブランド物のテニスウェアを頭から被りながら言う
宏美に、なおも明日香はウンとは言わない。
そんな友達をさらし者にするようなことは心の優しい明日香には耐えられない。
「彼女の体臭が迷惑だったら、私が二人きりでちゃんと話しますから。
だからそんな嫌がらせみたいなことは…」
「今夜、お風呂に入らせないよ。もちろんここのシャワー室も使えないのは
昨日言っておいたわよね」
to be continued
>172−173、保守どうもでした。
今年のラストレスです。
皆様、良いお年を。
177 :
◆E.WSPCVZAE :04/01/03 02:03
必死な明日香に、宏美は脅しを掛ける。お風呂に入れないという脅しは、明日香に
とってかなり打撃だった。昨日の昼食を誤魔化して余ったお金で下着を買おうとした
件で、すべての支出にレシートの提出が義務付けられた。
「飲み物は自動販売機じゃなくて生協やコンビニなんかで買うことね。それと
レシートがない支出は、それなりの理由がないと認めないから」
と宏美に言い渡されていた。これではこっそりと銭湯に行くこともできない。
もっとも銭湯に行っても、石鹸やリンスの香りで宏美に疑われるのは明白だったが。
話しているうちに、その娘は着替えを終えて更衣室を出て行った。
「ほら、やるのよ。やらないとあんたが美雪さんにオナニーさせられてるって
言いふらすわよ、証拠の画像つきで」
宏美はこっそりと明日香の尻を叩くと、そう追い詰めるのだ。
178 :
◆E.WSPCVZAE :04/01/03 02:04
(相変わらずへったくそ…)
宏美は明日香のプレイを見ながら、ベンチに座って自家製の健康茶を飲んでいる。
明日香に沸かさせて水筒に入れているものだ。
目の前で明日香は、加奈を相手に稚拙なテニスをプレイしていた。
(でも、さっきはおかしかった。明日香ったら、かなり必死だったみたい)
言いつけどおりに明日香は、気が進まないながらも宏美に指示されたように、
同級生の友人である和葉の着ていたブラウスを摘んで
「この人、体臭がきついんだよね。臭くてたまらないわ」
と顔をしかめてボソッと言ったのだ。これが他の人間ならともかく、
心優しいと思われていた明日香の口から出た言葉なので、更衣室に
居合わせた人間はびっくりしていた。
179 :
◆E.WSPCVZAE :04/01/03 02:05
「そこまで言わなくてもいいんじゃない?」
と2年の先輩が語気を荒げ、明日香を責めるように言うと宏美を伺う。
明日香にそんなことを言うものではないと言いたげだが、明日香の面倒を
見て可愛がっている宏美が気にかかるようだ。
だが宏美も一緒になり
「明日香ちゃん、こういうことは傷つけないように、本人と二人きりで言うのが原則よ」
と明日香をたしなめるのだ。
明日香はわざと嫌な人間を演じさせた宏美の思惑に気がついたが、何も言えずに
黙って2年の先輩に頭を下げるとコートに向かう。その後で宏美は
「明日香ちゃんもよく言うわ。部屋は汚し放題で掃除もしないし散らかしっぱなし、
お風呂も2日に1回でいいっていうんだもの」
とさも呆れたようにつぶやいた。
180 :
◆E.WSPCVZAE :04/01/03 02:06
清楚な明日香の印象とはだいぶ違う意外な言葉にみんながどよめくと、宏美は
「明日香ちゃん、汚くても平気な人みたいなんだよね。最初のうちはきれい好きかと
思ったけど、最近はだらしなくなっちゃってさ、地が出たみたい」
とつぶやく。
(明日香、あんたには性格の悪い汚ギャルになってもらうからね。
これも康介さんとこっそり付き合っていたせいなんだから)
宏美にとっては全部明日香の自業自得になるのだ。
to be continued
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
あけおめ。
今年はアクセス規制の巻添えをくわないようお祈りしています。
182 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/05 05:02
その日の活動を終えた後、明日香は宏美の元に来ると
「康介さんからドライブに誘われました」
と告げる。康介から送るよといわれて、隠して露見したときが怖いので宏美に
打ち明ける明日香である。
「そう、素直ね、明日香」
宏美は満足そうにつぶやくと、明日香に待ち合わせ場所に案内するように言う。
断れずに宏美をつれて、近くの路駐してある場所に行くと、車に背をもたれて
待っていた康介の顔に驚きの色が浮かんだ。
どうして宏美が来るのだと言いたげな康介の先手を取り、宏美は康介に近づくと
「明日香ちゃんと付き合ってるそうね?」
というと、康介の鍛えたボディに軽くパンチを打つそぶりをして
183 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/05 05:04
「明日香ちゃんを泣かせるような真似をしないでね。パパの恩人から預かっている、
私の大事な友達で、妹のようなものなんだから」
と康介を覗き込むようににやりと笑う。それで康介も緊張がほぐれたようだ。
「ああ、もちろんさ」
と、宏美が二人のことを認めてくれた様子に、ホッとして言う。
「私のことを気にして、内緒にしていたんだって? もー、変に気を回しすぎよ」
「ハハハ、そのうち打ち明けるつもりだったんだけどね」
「明日香ちゃんを送るときは、時間あったらうちにも寄ってよ。
コーヒーくらいご馳走するわ」
そう康介と会話すると、宏美はじゃあねと言い去っていった。
「宏美さんに秘密にしておくこともなかったかな、明日香ちゃん」
何も知らない康介が明日香の肩に手を回して言うと、宏美の内心を知っている
明日香は不安そうな顔でかすかに頷いた。
(どうしてあっさりと康介先輩に、付き合いを勧めるような事を言ったんだろう)
何か腑に落ちないままに、明日香はスカイラインの助手席に乗り込む。
to be continued
>181
昨年はお世話になりました。
今年もお世話になるかもしれませんので、よろしくお願いします。
184 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/07 01:45
明日香がお手伝いという名の奴隷に堕とされてから始めての日曜日、サークルの
一年生たちでディズニーランドに行こうと約束していた。それは事前に宏美にも
伝えてあり、了解を取っていたので、明日香は美雪立会いの下で自分のかつての
部屋に入り、着替えをする。日曜だけは朝の労働を免除されていた。
それでいつものメイド服ではなくパジャマ姿のままの明日香は、白いパンツに
麻のジャケットとインナーと言う清楚な服装に着替えた。
そこに宏美が顔を出す。日曜といえど日課のジョギングは怠らない宏美は、
高らかに胸を突き上げたTシャツにジャージ姿で首に白いタオルを巻いていた。
「そろそろお迎えが来るわ」
185 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/07 01:45
宏美の言葉がわからない。みんなとは舞浜駅で待ち合わせしているので、
迎えなんて来るはずがない。怪訝な様子の明日香に、宏美は笑いながら
「昨日の晩、康介さんにアポを取っておいたから。せっかくの日曜だし、
明日香ちゃんをどこかに連れて行ってあげてってさ」
という。
「え、でも今日は友達とディズニー…」
言いかけた明日香だが、宏美にそのしなやかな黒髪をつかまれ、苦悶の表情になる。
「せっかくデートのお膳立てをしてあげたのに、文句言うんじゃないの。
友達には私が連絡しておいて上げるから、康介さんにどこでも連れて
行ってもらいなさい。いつもこの家で熱心に働いてくれているんだもの、
私からのご褒美よ」
186 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/07 01:46
宏美の言葉など、額面どおりには受け取れない。なにより友達との約束を
キャンセルさせて無理やりに行かせようとしているのが、どうも納得できない。
しかもどうして康介とのデートを宏美がお膳立てしてくれるのだろうと
思うのだが、明日香は逆らえない。
「お嬢様、お膳立てしていただいてありがとうございます。あと、
お電話を貸してください、友達の携帯に連絡をしておきたいんです」
ここでクラクションが聞こえた。窓から外を見ると、康介のスカイラインが
門の前に止まっている。
「ほら、彼氏を待たせるんじゃないの。連絡なら私が加奈ちゃんの携帯に
掛けておくから、早く行きなさい」
と言われ、追い立てられるように部屋を出される。
なにか腑に落ちない明日香だが、康介のさわやかな笑顔を見るとホッとするのだ。
(今日は嫌なことを忘れたい、せっかくだし楽しもうかな…)
187 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/07 01:47
幸せそうな明日香の顔に気がついた宏美は、憎憎しげに康介に聞こえないように明日香に
「セックスだけは厳禁だからね、もしヤッたら、あんたのオナニー映像、ばら撒いてやるから」
と恐ろしい脅しを掛けるのだ。
そして康介にはいつもの優雅な笑みを見せ
「明日香ちゃんをよろしくね、でも未成年なんだし、変なところに連れて行かないでよ」
と釘をさす。康介は軽く手を振ると
「心配するなって、さ、行こう」
と明日香のために助手席のドアを開ける。
「暗くなるまでには帰すからさ」
「行ってきます…宏美お姉さん」
にこやかな康介と、楽しくも何か不安そうな明日香は宏美に挨拶をして去って行った。
見る見るうちに小さくなるスカイラインを見送りながら、宏美は加奈の携帯に電話をする。
無論、明日香が期待している欠席の通知をするだけではなかった。
to be continued
保全
189 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/11 03:10
「どこに行ったの?」
約束を守って夕方には明日香を送り届けてきて、居間でコーヒーをご馳走になった
康介が帰ったとたん、メイド服に着替えさせられた明日香に、夕食をとりながら質問する宏美だ。
「はい、お台場に連れて行ってもらいました」
と明日香は正直に答えるが、宏美に忌々しそうに
「どこまで許したわけ? まさかセックスはしなかったでしょうね」
と問われ、明日香は赤面しながらも今日のことを思い返すのだ。
この家での奴隷のような待遇を忘れさせてくれたデート。観覧車に乗ったり、
テレビ局の展望台に登り東京湾を一望したり、ホテルのランチをご馳走になった。
公園で寄り添って海を見ながらぼんやりと過ごしたりしていたときには、唇を奪われて
胸を触られたりしたが、白昼というのに明日香は恥ずかしいとも思わずに受け入れていた。
190 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/11 03:11
そして愛撫されているときには、美雪に毎晩嬲られていたせいか、自分の秘裂が
潤んでくるのを感じていたのだ。
康介の手が胸から降りて、スカートの中にもぐりこんでパンティを弄ろうと
したとき、明日香は懸命にその手をつかんで康介の顔を見て、首を横に振った。
すでに濡れているのを悟られたくなかったのだが、康介は苦笑いをして
手を引っ込めた。初心なはずの明日香がそれ以上のことを怖がったと気を回したのだろう。
宏美に皮肉を言われたり、恫喝されたり、冷やかされたりしながら明日香は
今日のデートの顛末をすべて打ち明けさせられていた。
少しでも言いよどんだり矛盾点があると、すかさず宏美は突っ込んでくる。
そのために心ならずも康介の愛撫で自分の秘所から愛液が分泌しだしたことまで、
明日香は言わされていたのだ。
191 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/11 03:20
「おっぱい触られてま○こ濡れちゃうなんて、明日香って凄いいやらしくなったね」
わざと下品に冷やかす宏美に、明日香は赤面する。実際自分でもそのように恐れていたのだ。
(自分の体なのに、他人に勝手に弄られただけで意思に関係なく反応してしまうなんて…)
自分は実は淫乱なのでは、と明日香は気に病むのだが、それでもデート中
ずっと気がかりだったことを宏美に尋ねる。
「今日のディズニーランドに行く約束をしていた友達に、私がいけないと
伝えていただけましたか?」
「ああ、心配しないで。加奈ちゃんに電話しておいたから」
宏美はあっさりと答える。確かに電話をしたのは事実だが、それは明日香の
期待した内容ではなかった。
ホッとした様子の明日香だが、意地の悪い計略にはまったのだと気がついていない。
(今日のデートの代償は大きいわよ)
宏美は内心の笑いをこらえていた。
192 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/11 03:22
「なんで昨日ドタキャンしたわけ? 舞浜の駅であなたを待って、時間を
無駄にしたんだから」
公営テニスコートの更衣室で、明日香は新入生の仲間たちに囲まれていた。
(宏美さんが連絡しておいてくれたはずなのに…)
腑に落ちない表情の、白いテニスウェアにラケットを抱えた姿の明日香だが、
今度は背後の仲間から厳しく問い詰められる。
「来ないからおかしいと思って宏美先輩の家に電話したら、嬉々として康介先輩と
デートに行ったって言うじゃない。誰と付き合うのかは勝手だけれど、
連絡もしないで約束をすっぽかすなんて最低よ」
口々に同級生の仲間から責められ、明日香は身を縮めている。
(そうか、宏美さん、私がディズニーランドに行けなくなったって、
連絡してくれなかったんだ…わざと)
to be continued
193 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/14 02:19
宏美は確かに加奈の携帯に電話をしたのだが、明日香がいけなくなったことを
伝えてくれと言う連絡ではなかった。逆に、みんなで明日香を待つだけ待ってから
成瀬家に電話をしてくれ、と伝えていたのだった。
言われたとおり加奈は明日香のドタキャンを隠し、みんなで舞浜の駅で待ち合わせをし、
ただ一人来ない明日香を待った。1時間弱も待ってから、ようやく
「下宿先の宏美先輩の家に電話して、聞いてみよう。寝坊してるのかもしれないし」
と誰ともなく言い出した。普段の素直で誠実な明日香から、まさか他の用事を
優先して連絡もなしに友達との約束をドタキャンしたなどと、誰も思わないのだった。
194 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/14 02:19
明日香の慎ましい生活では携帯など持てないのはみんな知っていたので、
一人が宏美の家の電話に掛けたところ、宏美が出て
「え? 康介先輩とドライブに出かけたよ。明日香ちゃん、康介先輩と
付き合ってるから。あれ? みんなは知らなかったのかしら」
という返答に、みんなは驚いた。
「康介先輩と付き合ってたんだ。しらなかった」
「私も、初耳」
「でもこっちの約束を破るなんて、酷いよ。デートに行くなら行くで良いけど、
行けなくなったって連絡してくれなきゃ」
「そうだよね。明日香ちゃんて私たちのこと馬鹿にしてるのかしら」
と口々に明日香を責めていたのだ。
195 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/14 02:20
約束を無視した、と言うのと同時に、サークルの代表で人気のある康介と
付き合っていて、しかもデートに出かけたというのが、みんなの反感をさらに煽る。
「どうして電話の一つも入れてくれないの?」
と仲間にきつく言われ、真相を話すわけに行かない明日香はただうなだれて謝るのみだ。
「ごめんなさい、忘れていて…」
「忘れていた、ね。そりゃあデートだから浮き立つのも分かるけどさ。
宏美先輩が代わりに謝ってくれたけど、悪いとは思わないの?」
と別の仲間が言ったところで、宏美が更衣室のドアを開けた。
なんとも緊張感の漂う雰囲気の中、テニスウェアの明日香が新入生たちに
囲まれて、顔を強張らせている。取り囲んでいるうちの一人、加奈が宏美に
微かにウィンクした。
(上手く行ったわ、計画通りね。これで明日香も孤立の一途を辿る、か)
196 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/14 02:22
宏美は明日香がドタキャンしたと知らされると、明日香の代わりにごめんと
謝った上に、お詫びとして
「こんど新入生のみんなをうちに招待するわ。うちの義理母のお料理美味しいんだから、
ご馳走するね。一人暮らしの娘じゃ栄養も偏るだろうし。だからってわけじゃないけれど、
明日香ちゃんにつらく当たらないで。明日香ちゃん彼氏ができて、
今すごく楽しくて、周りが見えないと思うんだ」
とフォローしていた。
サークルの女王、いや、キャンパスの女王然と君臨する美貌とプライドをもち、
同性からすると冷たいとか怖いとかのイメージのあった宏美が、新入生の
自分たちに気を使ってくれたのだ。
宏美にすれば心から新入生たちに頭を下げているわけではなく、明日香を
追い詰めるために便宜上頭を下げているだけなので、プライドも傷つかない。
明日香の身代わりとして、いくらでも贖罪の言葉など吐けるだけと言う話だ。
to be continued
最近エロがなくてすんません。
(*´д`*)これからくるぞー!のドキドキがたまらぁぁぁん
おとさずがんがれよー。
199 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/18 02:26
明日香に体臭を指摘された和葉は、その後サークルに顔を出してこなかった。
信頼していた友人の明日香から「この人臭いんだよね」と自分の服をつままれて、
自分がいないところで晒し者にされたことを誰かから耳に入れられたせいらしい。
友人に陰口を叩かれたのと、自分の体臭に気がついていなかった恥ずかしさで顔を
出したくなくなっていた和葉だが、あるとき宏美から自宅に電話が掛かってきた。
驚きながらも和葉は宏美に心情を打ち明けたのだが、宏美は話を聞き終わると
翌日に一緒にチェーン店の薬局に連れて行ってくれた。
「こういうの、どうかな」
とアルコール分を含むウェットティッシュや制汗グッズなどを購入してくれ
「和葉ちゃんは可愛いんだからこんなつまらないことで魅力を損なうなんて
勿体無いよ。腋臭じゃないんだし、気をつけていれば大丈夫だから」
200 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/18 02:27
と親切にアドバイスしてくれた宏美に、その和葉はうっすらと涙を浮かべて感じ入っていた。
気位の高そうな宏美が、自分のような新入生に親身になってくれるなどと
夢にも思わないことだった。もっとも宏美からしたら、この新入生を心配して
のことではなく、明日香に対する当てつけのつもりだったのだが。
「明日香ちゃんを責めないでね、私が代わりに謝るから、ゴメンね。それと
また一緒にテニスやろうね」
こう女王様の宏美に言われて和葉も胸のつかえがとれたのだろう、その日から
サークルに顔を出すようになった。
しかし明日香との関係はやはり前のようにはいかず、明日香が挨拶をしても
ぎこちなさそうに返し、相手にしたくないという素振りすら見せるのだった。
201 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/18 02:30
友人に対する気まぐれな無視や陰口、約束のすっぽかしなどですっかり悪者に
され、段々と浮き上がっていく明日香に比べ、宏美の方には思いもよらぬ
効果が現れていた。
明日香の尻拭いと称しての、新入生たちに対する心にもない謝罪や贖罪などの行為が、
「あのプライドの高い宏美先輩が、明日香の代わりに私たちに頭を下げて、
気を使ってくれている」と受け取られ、人望がアップしていたのだ。
「もっと身勝手な人かと思っていたのに。ルックスもスタイルも、
頭もいいし、その上他人の心がわかる人だなんて、宏美先輩て理想的な女性だよね!」
「うん、明日香がしたことなんて、宏美先輩に責任ないのにね」
などと口々に新入生たちは宏美を称える。
202 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/18 02:31
明日香に体臭を指摘された和葉などは、すっかり宏美に入れ込んでおり、
宏美がプレイを終えてベンチに座るとすぐにタオルを差し出したり、
また宏美が「○○屋のシュークリーム美味しいよね」となんとなく話しただけ
なのに、次のサークルの活動日には早速そのシュークリームを差し入れするなど、
みんなから宏美信者とからかわれるくらいだった。
宏美は新入生たちから慕われて思わぬ人望の獲得に戸惑う反面、心地よさを
感じるし機嫌のいいときはにこやかに相手をする。また、わがままな部分の
ある宏美は、新入生たちが鬱陶しくなるとついムスッとしてしまうのだが、
それも「うるさくまとわり付いて宏美先輩を煩わせてはいけない」と、
まるで新入生の自分たちに責任があるかのような、好意的な気の使い方を
されるようになっていた。
それもこれも宏美が「根はいい人」だと思われているためである。
203 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/18 02:32
また、宏美に気持ちが寄せられたもう一つのわけがある。
康介と明日香が付き合っているという話をみんなが知るところになり、
自然とその話題になることは当然ある。そんなとき、感情を隠すのが上手くない
宏美は素になり、つい顔を伏せたり、眉をひそめたりしてしまう。
(もっとも、その夜の明日香への仕打ちとして跳ね返るわけだが)
サークルの男子学生たちは男独特の無神経さからか気がつかないが、
女子学生たちは康介と明日香の話題が出たときの、宏美の微かな変化に気がついていた。
「やっぱ宏美先輩、康介さんのことが好きなんだよ」
「私もそう思う、なんていうかこの話になると、フッと寂しげな顔になるんだよね」
「あー、宏美先輩可哀想だよ。明日香に気を使ってるんだよ、気が強そうに
見えても根が優しいから。宏美先輩のほうがお似合いなのに」
などと新入生たちで集まったとき、ひそひそと話をして宏美への同情を
寄せる。それがまた明日香へ反感となって跳ね返るのだ。
204 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/18 02:34
「宏美さんの家のお世話になっておきながら、よく康介先輩と付き合えるよね。
どういう神経してるのかしら」
「それに他人に臭いとか言っておいてさ、まずおめーが風呂に入れって感じだよね」
「そうそう、練習が終わってもシャワーも浴びないし、不潔でだらしないよ」
などと、宏美を擁護したその後は、明日香を非難する声が上がる。
to be continued
>197-198
なんとか頑張ります。
今のうちは単なるいじめ話にしか見えないかも知れませんが。
期待してます。
(*´д`*)久しぶりに続き読めてうれしぃー
明日香に対するイメージは、地に落ちていた。
練習後のシャワー厳禁、入浴は宏美の許可制、言うことを聞かなかったら洗濯も
禁じられ、汗を充分に吸い込んだテニスウェアを続けて着用させられる。また、
時にサークルの女子への陰口も強要され「2年の○○先輩は左右のおっぱいのバランスが
悪い」とか「○○は今日は生理」とか、宏美に強要されて男子に告げ口をさせられる
哀れな明日香には、すっかりサークル女子の反感が向けられていた。
宏美が更衣室に入った途端、人垣が出来ていて真ん中に明日香が立たされていて、
明日香がつるし上げられていたらしい光景も目にしたことがある。明日香のお姉さん
代わりの宏美を憚ってか、人垣を作っていた女子たちは不承不承という感じで散ったのだが、
一人取り残された明日香の涙目で哀願するような目つきを見て、宏美は内心ほくそえんでいた。
to be continued
>205-206
ご期待に沿えるように頑張りたいのですが、規制が掛かってしまいました。
なのでレスの代行を依頼しました。
728 :Classical名無しさん :04/01/21 00:36 ID:N0/0j3XU
【板名】 ネットウォッチ
【スレのURL】
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/net/1073767774/l50 【名前】萌
【メール欄】sage
【本文】
| |i l l |
| | /■\ |
(i|li__)ノ クビツリワショーイ…
( つ
| | |
(__)_)
/ ̄ ̄ ̄\
| |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
| 休みなしだ 服も買いにいけないし
| 旅行いけないかも 打つ脱漏
|__________________
---------------------------------------------------------------------------
【依頼に関してのコメントなど】
209 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/22 02:28
(私の怖さが分かったかしら、この田舎者が)
そして次の明日香への仕打ちに考えを巡らせる。
ディズニーをドタキャンさせてからしばらく後、宏美はサークルの新入生、主に
地方出身者を自宅に招いた食事会を開催した。
今や宏美の陰の相棒となった美雪が腕を振るい、スパゲティナポリタンや海草のサラダ、
酢の物、唐揚げなどが大皿やボウルに積まれ、食卓の中央に置かれてめいめいが
好き勝手に取り皿にとり箸をつける。充分煮込んで具に味の染み込んだシチューや、
炊き込みご飯も食べきれないほど用意されていた。
「遠慮しないで召し上がってね」
と美しき妖艶な熟女の美雪に言われて、招かれた新入生たちは遠慮なく美味しい美味しい
と口に運ぶ。確かに美雪の料理は美味しかった。美雪をよく思っていなかった宏美でも、
その料理の腕は認めざるを得なかったほどである。
210 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/22 02:29
「宏美先輩、いつもこんな美味しいもの食べてるんですね」
と加奈が言うと、宏美が返す。
「みんなのために美雪さんがたくさん作ったから、どんどん食べて。良かったら、
あまったのをタッパーにつめて持ち帰ってもいいよ。お夜食や明日の朝食にどう?」
「本当ですか? じゃあ私から揚げがいいな」
そんな加奈に他の新入生が声を掛ける。
「残念でした、もう5個しか残ってないよー」
「あ、本当だ。私まだ2つしか食べてないのに、もうー」
などという騒がしいやり取りに美雪も顔を出し
「みんな良く食べて下さるから気持ちがいいわ。はい、追加よ。今度は鳥肉を
竜田揚げにしてみたの」
と大皿をテーブルに載せる。
211 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/22 02:29
揚げたての竜田揚げを口にした娘たちは
「これマジで美味いよ」
「本当だ、から揚げもいいけど、竜田揚げも美味しいんだね。実家に帰ったときに
ママに作ってもらおうっと」
とパクつく。その模様を美雪は嬉しそうに見守っているし
「さあさあ食べて。遠慮するのは返って失礼よ」
と、自分も率先して竜田揚げを口に運ぶ宏美を中心にして会話も弾み、
食事会は楽しく行われていた。
和気藹々と進む食事会の中、一人だけ味気なくご馳走をかみ締める少女がいた。
明日香である。美雪の手伝いをして料理を運んだりしてから食卓に着いたが、
同じ新入生の仲間たちからは反感を持たれて、ほとんど話しかけてくるものはいない。
せいぜい隣の加奈が気を使ってか話しかけてくれるくらいだ。
212 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/22 02:40
会話に入れずに一人で黙々と箸をつける明日香は、なにか言いようのない不安を感じていた。
「明日香ちゃん」
不意に宏美から問いかけられる。
「何でしょうか?」
「お風呂にはいつ入ったの?」
意地悪そうな宏美の問いかけだ。いつもは条件を突きつけられ、それが果たせないと入浴
を却下されていたのが、昨日はなぜか無条件で入浴禁止にされていた。
「一昨日、です」
唇をかみ締める明日香。地下室でシーツの端で、学校のトイレでハンカチを濡らして
体を拭っていたのだが、やはり入浴していないことは気になっていた。
「じゃあ食事を終えたらちゃんとお風呂に入ってね。いくらお風呂が嫌いだといっても、
みんなの迷惑になるからね、分かった?」
「はい、分かりました」
213 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/22 02:41
答える明日香が周囲を見回すと、食卓を囲む新入生の視線が向けられている。
軽蔑や嘲笑などの好意的ではない視線だ。いつか体臭を指摘された和葉など、
忌々しそうな目つきで睨んでいる。明日香と同じく素直で、本来はそんな
目つきをする娘ではないというのに。
すっかり食欲のうせた明日香は箸をおいて立ち上がり、
「では、これからお風呂に入ります」
と告げると席を立つ。
「出来れば毎日入ってね」
と背後からの宏美の声に、数人の笑い声が続く。
(お風呂を禁止しているのは宏美さんじゃないの…)
to be continued
アク禁解除されました。
214 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/24 01:49
そう思う明日香だが、宏美の今夜の仕打ちはこれだけでは終わらなかった。
食後のお茶を飲んだ後、食事会だけで帰った者を除いた数人が宏美の部屋に招かれた。
自室に案内するときに、ふと思いついたような感じでさりげなく、かつての明日香の部屋の前で立ち止まる。
「ここ、明日香ちゃんの部屋なんだけどさ、ちょっと見てみる?」
というと宏美は明日香の部屋のドアを開けて、明かりをつける。
どれどれと覗き込んだ娘たちの口から
「えー、なにこれ」
「うわー、第一印象と違うよね。本当に汚くても平気な人なんだね」
とあきれた呟きがもれる。
215 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/24 01:50
なんとなく埃っぽいくすんだ空気の部屋は乱雑に荒れ、住人の性格を象徴する
がごとくカーテンは完全に閉まるでも開いたままでもなく半開きの中途半端な
状態で、ベッドはぐしゃぐしゃに乱れたままだ。床の上には衣類が散乱し、
パンティが裏返しの状態で放り出されてクロッチの染みが見えていたり、
パジャマは丸まって投げ出され、その近くによれよれのブラジャーが置かれて
いたりと、だらしなさも極まる状態である。
複数のスナック菓子の袋や空のペットボトル、丸まったテイッシュペーパーも
床に散らばり、まだ汁が残って割り箸が刺さったままのカップ麺の容器が机の
上に置かれて、その汁の臭いも部屋に充満しているのだ。
216 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/24 01:56
明日香の元の部屋は掃除を禁じられていたし、(そんなことをする時間がある
なら、もっと家のことをやれと命じられていた)おまけに今日は宏美がワザと
明日香の部屋を汚く演出していたのだ。明日香がここ数日身に付けたものを、
着替えるたびに洗濯を許さずに取り上げて保管して、汚い部屋を演出するために使っていた。
明日香には内緒で行った、卑劣な嫌がらせであった。
「こんなものでどう?」
「ちょっとわざとらしく散らかしすぎね。もっと控えめに雑にした方が、
真実味が出るんじゃないかしら」
などと明日香を学校に送り出してから、宏美と美雪が朝っぱらから相談して明日香の
部屋をだらしなく散らかしていたのだ。
美雪はさすがに宏美よりも年上のせいか、それとも秘めていた生来の嗜好の
せいか、色々といやらしいことを考え付く。明日香が履いたパンティのクロッチに
レモンの絞り汁を垂らして黄ばみを増したり、ブラジャーの肩紐を思い切り
引っ張ってよれよれ感を出したりと。
217 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/24 02:00
また、康介と明日香のツーショットの写真を写真盾にいれ、机の上に置く。明日香から取り上げていたものだ。
その仕草を忌々しそうに見る宏美に
「こうして立てかけておけば、いかにも『ここは明日香ちゃんの部屋』っていう感じが出るでしょ。
ただ散らかしただけだと変に怪しむ娘がいるかもしれないから」
という美雪に、もっともだと思いながらも美雪にリードされてなにか面白くない宏美は
「そうね、さすが美雪さん。だてに年の功じゃないってわけね」
と軽く皮肉を滲ませる。
聞いた美雪の目がきらりと光った気がした。
(ん? なんだろう)
宏美が美雪の目の光に違和感を覚えた刹那、美雪は写真盾を置くと、さっと部屋を出る。
「これでいいんじゃないかしら。自然に汚れたお部屋に見えるわ」
振り返って笑う美雪の顔は、いつもの柔和で自分に控えめな義母の顔に戻っていた。
そんな今朝の出来事を回想する宏美に、加奈が
「うわー、本当に明日香ちゃんて不潔な人なんですね。練習終わってもシャワー
を浴びないし、お部屋も汚いし」
218 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/24 02:03
と、宏美におもねるように言う。そのわざとらしい口調に宏美はなんだか苛立って
「明日香ちゃんのことを悪く言わないで。いくらだらしなくても私の大事な
妹のような存在なんだから」
と、心にもないことをピシャッと言いのけるのだ。
明日香が入浴を終えて人心地つくと、美雪が
「皆さん宏美さんの部屋に行ってるわ」
と言う。行かないとまずいだろうなと嫌々明日香は宏美の部屋に顔を出すと、
ベッドに腰掛けた宏美にみんなが車座になって談笑し、くつろいでいた。
新入生たちの視線が風呂上りの明日香に突き刺さる。
「自分のお部屋くらい掃除しなさいよ。だらしないわね」
などというからかいの言葉が明日香に向けられる。なんのことかと首をかしげる
明日香だが、みんなが帰ってから宏美に種明かしをされて、その卑劣さに
床にへたり込んだのだ。
to be continued
219 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/26 03:19
以前のまともに下宿していたときの明日香は、毎日掃除機を掛けてチリ一つない、
清潔な整理整頓された部屋を心がけていたというのに、そんなことを知らない新入生
たちは、すっかり明日香がだらしがないのだと信じ込んでしまったのだった。
(どうして…酷い、なんでここまで貶めるの…)
わざと汚されたかつての自分の部屋を見せられて悲嘆にくれる明日香に、宏美は冷酷に言う。
「さ、もう時間だし自分の部屋に行ったら?」
明日香は恨みがましそうに宏美を見つめるが、宏美が不意に片手を振り上げて明日香の頬に落とす。
「なんて目つきするのよ、雇い主に向かって」
平手打ちの赤い痕をくっきりと付けられる明日香は、なおも納得がいかないという
風に、頬を強張らせたまま、宏美に対峙する。
「ああ? 言いたいことでもあるわけ?」
不愉快そうな宏美に、反抗心を秘めた明日香が向き合うという緊張感の中、美雪が
割って入った。
220 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/26 03:21
「宏美さん、そろそろ明日香ちゃんを私の自由にしていいかしら?
今夜は色々と趣向を凝らしていじめてみたいの」
となにやら包みを抱えた美雪が言うと、宏美は忌々しそうながらも薄ら笑いを
浮かべてつぶやく。
「ええ、いいわ。明日香、また今夜も美雪さんのおもちゃにされるんだね」
その返事を受けて
「さ、行きましょうね」
美雪は明日香を伴い、地下室へといざなうのだ。
地下室に入ると明日香は身構える。自分をおもちゃにしようという美雪の
魂胆が透けて見えるからだ。友達の前で恥をかかされた明日香は、いつもの
ように素直に調教を受ける気持ちにはなれなかった。しかし意外にも美雪は
服を脱げとも命じず、それどころか手にした包みをほどくと、中からは
タッパーとペットボトルが出てきた。
221 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/26 03:22
「あんな針の筵の雰囲気だと、食べた気がしなかったんじゃない? 炊き込みご飯と
シチューを詰めてきたから、夜食に召し上がってね。それと竜田揚げ、
明日香ちゃん一個も食べなかったでしょう?」
その通りだ、竜田揚げが追加されたすぐ後、宏美に入浴していない話を持ち出され、
席を立ったのだ。
「明日香ちゃんのために取っておいたの、冷えても美味しいから食べてね」
と、サランラップにくるまれたいくつかの竜田揚げを取り出して明日香の前に
置き、美雪は地下室を出ようとする。
「おば様…」
明日香が呼びかけると、
「宏美さんの暴走を止められなくて今日はごめんなさい。本当は清潔好きの
明日香ちゃんなのに、ワザとお部屋を散らかされて、汚れた下着をお友達に
見せられるなんて…明日香ちゃん可哀そう。せめてものお詫びに、今夜は
私への奉仕はいいわ。ゆっくり休んでね。お腹もすいてるでしょうし」
222 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/26 03:23
と美雪は言う。
「じゃあ明日香ちゃん、お休みなさい」
本当に性的奉仕がないのかと、半信半疑の明日香が
「…お休みなさい、おば様」
と挨拶をするが、美雪は頷くと地下室を出てドアを閉め、外からガチャリと
鍵を掛ける音がした。
ホッと肩の力を抜く明日香だが、美雪に言われたとおりに確かに空腹だった。
あまり食が進まない雰囲気だったのと、途中で宏美に風呂に入らないことを
揶揄され、退席せざるを得なくなったからだ。
添えられた割り箸を取り、冷えたシチューや炊き込みご飯を口に運ぶ。
冷えてはいるが、食事会のときの嫌な雰囲気の中で食べるよりも、ずっと美味しく
感じる。シチューも炊き込みご飯も丁寧に作られたというのが窺えるし、
初めて食べる美雪の手製の竜田揚げも美味しかった。
223 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/26 03:23
(いつものいやらしい仕打ちは嫌だけれど…おば様、ありがとう…)
今夜の羞恥劇の片棒を美雪が担いだのだと明日香は知らない。あくまでも
宏美一人の意地悪だと思い込んでいた。自分にとって同じ凌辱者には違いは
ないが、少なくとも美雪は友達の悪口を無理やり言わせたりはしないし、
宏美に辛く当たられて涙ぐんでいるときなど、さりげなく慰めてくれたりする。
結果、明日香は宏美よりも美雪に心を寄せるのだった。
to be continued
224 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/01/27 17:05
225 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/28 03:09
出張からしばらく経って、ようやく啓太郎が帰国した。
(ああ、おじ様が帰ってくるんだ。これで普通に暮らせる…)
素直に喜ぶ明日香を、宏美は冷ややかに笑いながら見つめる。
(明日香、喜んでいられるのも今のうちよ、フフッ)
意味深に笑う宏美に、明日香は喜びながらも何か胸騒ぎを覚えるのだ。
父のクラウンを運転して、宏美は成田まで出迎えに行った。
「亜熱帯でお仕事していたから、日焼けしちゃったね、パパ。和食が恋しいんじゃない?」
「ハハハ、まあな。でも向こうの食べ物も美味かったぞ。果物は瑞々しいし、
お昼によく食べたフォーっていう麺が結構イケた。今度は宏美もついてくるか?」
「嫌よ、そんなところ。ヨーロッパなら喜んで着いていくけど」
226 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/28 03:10
などと他愛もない会話を交わす親娘だが、啓太郎が
「明日香ちゃんは元気か?」
と聞いたとき、宏美の整った眉がかすかに歪んだ。
「ん、どうしたんだ?」
「うん、彼氏も出来てすっかりこっちの生活に溶け込んでるんだけど…
なんかイメージが変わっちゃったんだよね」
父の問いかけに、宏美は言葉少なに答える。
「そりゃあ年頃の女の子だし、イメージくらい変わるだろう」
「そうだけど、私は前の明日香ちゃんのほうが好きだったな…」
とポツリとつぶやく宏美に、啓太郎は苦笑する。
(明日香ちゃんが野暮ったさがなくなって、年頃の女の子らしく輝いてきたのが面白くないんだな。
いいじゃないか、彼氏が出来ておしゃれに熱心になっても)
内心そう思っていた啓太郎だが、帰宅して美雪と明日香にお出迎えされたとき、違和感を覚えた。
227 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/28 03:11
美雪はいつもの柔和な笑みで
「お帰りなさい、お疲れ様でした」
とカバンを受け取り、上着を脱がせて手に取る。それは帰宅するときの
いつもの美雪の仕草だ。何も問題はない。
違和感を感じたのは明日香に対してだ。
出張する前の、素朴さを残しながらも磨かれてきていた清純な黒髪の美少女から、
雰囲気が変わっていた。
髪はセミロングのままながら、金に近い茶髪で染められている。それはいい、
茶髪に染めるのはこの時代おかしなことではないし、そんなことでうるさく言うつもりもないが、
白いタンクトップ姿の明日香の胸元が明らかに以前よりも盛り上がっていて、
うっすらと黒いブラの影が透けている。また、ブラの黒い肩紐がずれて、
だらしなく覗いているのだ。
顔立ちも化粧が濃くなされたせいか、妙にケバく感じられる。
228 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/28 03:12
(これは…)
戸惑う啓太郎に、明日香が
「おじさん、お帰りなさい」
と挨拶をして、また啓太郎は、あれれという気持ちになる。
以前は自分に対し「おじ様」と優しい声音で呼びかけきていたのに、まるで
別人のような明日香にお土産を渡しながらも、啓太郎はなんとなくもやもや
したものを感じていた。
啓太郎の帰国に浮き立つ明日香に対し、宏美はイメチェンを指図し、啓太郎の
こともおじさんと呼ぶようにと命じていた。
恥ずかしい写真やデジカメに記録された痴態の恫喝で、明日香は泣く泣く
宏美の指図通りに金髪に近い茶髪に染められて黒いブラにTバックの下着を
身に付け、まるで水商売の女のような濃いメイクをさせられていた。
無論啓太郎は、愛娘の宏美がそんなことを命じているのだとは夢にも思わない。
単純に明日香が都会の水に染まりすぎたのだろうかと感じていた。
229 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/28 03:14
これ以上は自分が口出しすることでもないと、啓太郎はそれ以上は明日香に何も言わなかったが、
やはりなんとなく失望していた。宏美に
「明日香ちゃん変な男に引っかかってるんじゃないだろうな」
と漏らしてみたが
「それは大丈夫、彼氏は同じサークルの三田大生だから安心よ。メイクや下着選びは
本人がやってることだからしょうがないよ、私も趣味が良くないよって
言ったんだけど、聞くつもりがないみたいだしね」
といけしゃあしゃあと答える。
「本当に大丈夫かな、俺の友達から預かっている大事な娘さんなんだから、
もしものことが…」
「大丈夫だって、そこは私も注意しているからさ」
230 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/28 03:17
宏美の答えに一応は安堵しながらも、なんとも浮かない啓太郎だ。しかし明日香の
思わぬイメージチェンジに気を取られていたせいか、濃いメイクの中に
浮かぶ明日香のつぶらな瞳が、切なげに訴えているのを見落としていた。
(大好きなおじ様。好きでこんな派手な下着を、しかも見せ付けるように
着ているんじゃない。髪も無理やり染めさせられて化粧も濃くされて…
おじ様、気がついて。おじ様の大切な娘の宏美さんが仕組んだことなの…)
明日香は必死で、しかし言葉には出せないために目で訴えるが、啓太郎には届かない。
まさか明日香が無理やり強制されてこのような振る舞いをしているのだとは
思わなかった。何かあれば宏美が明日香のために尽力してくれると信じていた
ために、宏美が明日香を苛んでいるなどとは思いもしなかったので、
救いを求める明日香の心の叫びに気がつかないのだった。
to be continued
>224
エロ漫画小説板の方が反応があると思いますよ。
231 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/31 16:34
明日香は啓太郎の失望を買ってしまったとはいえ、地下室での寝起きは中止されて
以前の部屋に戻れることとなり、家事仕事も緩和されてメイド服を着ることもなくなり、
美雪への性的奉仕も免除され、少しは平和な日常を過ごすことが出来るようになった。
宏美も大好きな父が帰国したために、明日香への意地悪な仕打ちは表立っては控えていた。
しかし啓太郎が美雪と寝室へ消えると、大好きな父が美雪と一緒に過ごしているという
苛立ちからか、自室に明日香を呼びつけては苛んだりする。今夜も明日香を部屋に
入れて、かつての明日香のマンズリ映像をパソコンの画面で流し、明日香をからかって
赤面させた後、明日香のセミロングの髪を弄くる。
「茶髪もなかなか似合うじゃないの。でも茶髪にすると髪が痛むから、枝毛に気をつけることね」
と笑いながらはさみを取り出し、ふざけながら明日香の髪を適当にカットしていく。
232 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/01/31 16:34
「あ、や、やめてください、お嬢様」
弱弱しく抗うスウェット姿の明日香に構わず、
「ほーら、前髪切っちゃうよー」
などと適当にはさみを入れては明日香の大切に育んできた髪を少しずつ切って
遊んでいる。前髪を切られた明日香がそれを気にして、必死に髪を手ですくって
切られた部分を確かめていると、その手をつかんで
「大丈夫だって、目立たない程度に切ったからさ。さ、今度は脱いでもらおうかなー。もう裸になるのも慣れたよねー」
と顔を近づけて凄むのだ。
目を伏せる明日香は、宏美の叱咤を浴びながらスウェットを脱いで下着姿になる。
啓太郎の不興を買うためにわざわざ宏美が購入して与えた、レース模様の
赤いブラとパンティ姿になった。今日はその下着で、白のブラウスと
パンツルックで大学に行ったのだ。
to be continued
233 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/02 03:28
ブラの背中の紐が透けているのは無論のこと、ブラウスの全面から赤いブラがうっすら
と透けて見え、また白いパンツルックの尻は、パンティの赤い色が丸分かりの状態に
なっていた。羞恥心の強い明日香にとって恥ずかしくてたまらない姿であり、その上
サークルの活動日だったので、汗に濡れたテニスルックは赤いブラをくっきりと浮き出させていた。
テニスコートに立った明日香は、反感を買っている女子の仲間たちからは冷ややかな視線と
「ワザと透けブラさせちゃってさ。いやらしいわね」
「それに茶髪にしちゃったし。あーあ、黒髪の素直な頃の明日香ちゃんが懐かしいな」
「明日香は元から素直じゃないって。猫かぶっていただけなんだってば。
そもそも素直なら、人の悪口を言いふらさないって」
などと聞こえよがしに陰口を叩かれ、一方サークルの男子たちからは透けて見える
赤の下着に好奇な視線を浴びせられて、つい身がすくんでしまう明日香は、
ただでさえもテニスが下手なのに余計にミスを連発してしまい、すっかり晒し者状態になっていたのだ。
234 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/02 03:29
帰りには康介に送られたのだが、康介もやはり明日香の姿には違和感を覚えているようで
「最近の明日香ちゃん、派手すぎないかな? 気がついてないんだろうけど、
今日なんて下着が完全に透けちゃってるよ」
と忠告してきた。
うん、と小さく明日香は頷いたが、明日香の意思で身に着けたわけではない。
忠告されてもどうしようもないのだ。
スウェットを脱ぎながら今日のことを回想する明日香に、宏美の檄が飛ぶ。
「早く脱ぎなさい」
「あ、はい、お嬢様」
赤のフリルつきの下着姿になった美少女は、両手をパンティの前に重ね合わせて、
身をすくませている。
その恥じらいの様子を、椅子に座りながら鑑賞する宏美。
「今日は男たちの視線を集めて気持ちよかったでしょ? 汗びっしょりだから、
見事なくらい赤いブラが透けちゃってたわ。明日は黒にする? それとも紫がいいかしら」
「……」
「いつから口が利けなくなったのよ。それとも私じゃ会話する値打ちがないのかしら」
235 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/02 03:30
宏美の嫌味に耐えかねて、明日香は口を開く。
「あまり透けるのは…恥ずかしいんです」
「へえ、恥ずかしいねぇ。康介さんにおっぱい揉まれて、家では宏美さんに
あそこ舐めさせられてしょっちゅうオナニーさせられてるあんたが、
今更恥ずかしいもないじゃない」
唇をかみ締めて黙る明日香に、宏美が近づくと覗き込むようにして、
「そうだ、私にもオナニーしてるところ見せてよ。まさか美雪さんには見せられても、
私には見せられないってことはないよね。オナニー見せてくれたら、
明日は明日香好みの白い下着を着けていいわ」
と言う。
明日香はちらと宏美を見るが、宏美の強い視線に目を伏せてしまい
「…はい」
とだけ返事をした。
236 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/02 03:31
クーラーが効き、ラテン調のクラシックのCDが流れる部屋の中、ワイングラスを手に取ると、
宏美は白のドイツワインを舐めるように含み、口の中で転がす。
ワインの香気を味わいながら、視線は目の前の茶髪の美少女に向けられている。
最初は気まずそうに、ためらいながら己の体を愛撫していた明日香だが、宏美に
恫喝されながらブラを捲くり上げて乳房を露出させ、やわやわと揉みしだいていた。
もう片方の手はフリルつきの赤いパンティの中にもぐりこみ、人差し指を裂け目の
中に入れて中指を真珠のような突起に当て、ゆっくりと擦っていた。
「ああ、あ…」
明日香の小さな口から喘ぎが漏れる。これまで美雪におもちゃにされてきたせいで、
明日香の体は性的刺激に敏感になっていた。
しかも自分の指で責めるのである。当然泣き所を心得ていた。
to be continued
「あっ、はぁッ」
悩ましげな吐息を漏らして明日香は自分を追い上げていく。宏美に命じられてはじめた
とはいえ、いつしか目の前の宏美の存在はどこかへ消え、官能の炎に没頭するのだ。
(凄いわね、よくやるわね)
宏美が息を呑んでみていると、明日香の指の動きが次第に激しくなる。それとともに
赤いパンティに浮き出た染みが段々と濃く広がっていくのが分かる。
(ふーん、美雪さんに仕込まれた成果ってわけね。明日香の体、スケベになっちゃってさ…
うん? これを応用して…赤っ恥を掻かせてやろうかしら)
ふとろくでもない考えを閃かせた宏美だが、明日香はそんなことに気がつかないで
オナニーにふけっているのだ。
明日香の涼やかな一重まぶたは半分閉じられ、うっとりとした様子でうつろな視線を
さまよわせている。また白い頬は上気して、耳たぶまでほんのりとピンク色に色づいていた。
明日香の指の動きがいっそう激しくなる。あっあっ、と切なげに呻きながら、
自分の指で追い詰めていく、その刹那明日香の動きが止まった。
to be continued
また規制食らったので、レス代行依頼しました。
238 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/06 02:18
「ああ…」
と精根尽きた風に吐息を漏らすと、明日香はぐったりと床にへたり込む。
(イッタようね、このドスケベ娘が)
宏美は笑みを漏らすと、立ち上がった。
美雪ならこのあと優しく後始末をしてやるのだが、宏美は違った。
「気持ちよかった? このドスケベ」
というと、床にへばっている明日香の赤いパンティに覆われた小さな尻を思い切り蹴飛ばす。
「さあ、さっさと立ちなさいよ。まだ終わってないわ」
虚脱状態の中、いきなり尻を蹴飛ばされた明日香はわれに返ると、
慌てて立ち上がろうとするが、宏美がパンティのふちに手をかけると引っ張る。
「さっさと起きなさい」
239 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/06 02:19
パンティのゴムがビロンと伸びて尻が丸出しになった。
ちょうどいいとばかりに宏美はそのままパンティを引っ張り、明日香の足首から
抜き取ってしまう。ついでにずり上げられていた状態のブラジャーも、
明日香から毟り取ってしまった。
「さ、立ちなさい。体を隠さないでね」
オナニーを終えてから瞬く間に全裸にされた明日香は、宏美の目の前で両手を
体の脇に沿え、羞恥に震えながらも立つ。
その姿をまじまじと、ワイングラスを片手に眺める宏美は、無遠慮な感想を吐いていく。
「脇毛が生えっぱなしでボウボウじゃない、みっともない」
伸びっぱなしの脇毛初め、明日香の体のお手入れを禁止しているのは宏美自身なのだが。
「おっぱいが膨らんでるんじゃない? この家に来てから、どれくらい膨らんだ?」
確かに初めて裸に剥いたときよりも明日香の裸体は優美に丸みを帯びて、少女から
大人の女へと変わる過程の中途にあることが分かる。自分に絶対的な自信を持つ
宏美でも、明日香が漂わせる若さに思わず嫉妬を覚える。よってことさら下品で
意地悪い言葉を投げつけるのだ。
240 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/06 02:20
「はい、Cカップくらいには大きくなったかと思います」
羞恥心を押し隠し、全裸で答える明日香。確かにバストが膨らんで、ブラジャーも
高校時代から着けていたものでは、窮屈さを感じるようになっていたのだ。
「ふーん、康介さんに揉み揉みされたせい? それとも実家じゃろくなものを
食べていなかったから、その反動でこの家に来て美味しいものを遠慮なく食べて
いるせいで、おっぱいが膨らんだのかしら?」
明日香の実家が裕福ではないことをことさらに示唆しながら言葉で苛む宏美だ。
言い返すことも出来ずに、清楚な美貌に悔しさを滲ませる明日香を
小気味よさそうに笑うと、視線を下に向ける。
「へその下から産毛生えちゃって、みっともないったらありゃしない。陰毛もお手入れ
してないから、水着を着たらはみ出るんじゃないの?」
明日香の手がかすかに動く。揶揄された自分の股間を隠そうとしたのだが、
宏美が目で制す。自分の視線一つで年下の美少女を操る快感に浸りながら、宏美は続ける。
241 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/06 02:22
「康介さんも良くこんな娘と付き合うわね。無駄毛は処理しないし、お風呂には入らないし、
洗濯しないウェアでサークルに顔出すし、サークルの仲間の悪口は言いふらすしさ」
その言い草にさすがに明日香は憤る。入浴や洗濯を制限し、それだけならまだしも
大切な仲間の悪口を言うように強制してきたのは誰なのか。誰かの陰口を強制されるたびに、
心根の優しい明日香は、言わされるよりも、いっそ自分の悪口を言われている方が
まだマシだと思っていたのだ。全裸という惨めな姿ながらも不満げな明日香に、
宏美は近づくといきなり明日香の陰毛を掴む。
「あ、痛い、痛いです…」
明日香の顔が苦痛にゆがむが、構わずに宏美は明日香の陰毛を掴んで引っこ抜かない程度に掴み上げるのだ。
「生意気な顔つきをするんじゃないの。誰のおかげで東京の大学に通えるわけ? 本当に恩知らずね」
宏美に陰毛を掴まれても、その手を遮るなど出来ない明日香は、惨めにも哀願するしかない。
「やめて、やめてください、お嬢様。痛いです」
242 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/06 02:24
涙目で哀願する明日香だ。生白い下腹部の地肌は、ただでさえ薄くて敏感な場所だ。
そこに生えている陰毛を引っ張られるなんて、頭髪を引っ張られるよりも数倍も痛みを感じる。
苦痛に歪む明日香の顔を見ると、ようやく宏美は気が済んだのか陰毛を掴んでいた手を放す。
そして手を放しざまに明日香の頬に平手打ちを食らわせるのだ。
頬を押さえておびえる明日香に、宏美は
「腋毛やおへその下の産毛、剃りたい?」
と聞く。
何か裏があるのかもと思いながらも、明日香は素直に
「はい、出来ることなら、剃りたいです」
と返事をした。
「いいわよ、剃っても」
目を輝かせるせる明日香に
「剃るときは私が決めるからね。勝手に剃らないこと、いいわね。
でも安心して、近いうちには剃らせてあげる」
なにか意味深な宏美の言葉に、明日香はホッとしながらも不安げに頷くのだった。
to be continued
243 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/08 02:17
「行ってきまーす」
成瀬家の玄関で、宏美と明日香がバックを抱えて啓太郎と美雪に挨拶をしている。
夏休みに入り、テニスサークルの2泊3日の夏合宿のため、那須に出かけるのだ。
「二人とも気をつけてな」
「行ってらっしゃい、宏美さん、明日香ちゃん」
啓太郎と美雪に見送られて門を出る宏美と明日香。
宏美は隣を歩く明日香の浮かない顔を見て、ほくそえむ。浮かないのも当然だろう、
宏美の工作のおかげで明日香はすっかり反感を買い、サークル女子でろくに
話し掛けるものなどいないのだ。
(フフッ、この合宿で、康介さんからも愛想をつかされる破目になるのよ。明日香ちゃん)
宏美の頭は明日香追い落としの最後の工作を練っていたのだ。
244 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/08 02:18
新幹線からバスを乗り継ぎ、山の中のテニスコートを併設した宿泊所に着く。
「都内と違って涼しいね」
「うん、それに自然も一杯で空気も美味しい」
などと新入生たちがはしゃいでいる。宏美はもう何度も来ているのでそう
はしゃぐこともなく、一人ぽつんと立ち尽くす明日香を見やる。
(この合宿で赤っ恥を掻かせてあげる。康介先輩もあんたに愛想尽かすくらいに)
と、優雅な美貌に似合わぬ邪悪な考えを巡らせるのだ。
合宿所に入ると、女子を集めて宏美は部屋割りを発表した。
3年の宏美だが、今回の合宿では女子の世話役を買って出ていた。
先輩で宏美を煙たく思うものはとっくに退会していたし、残っている先輩は
大人しくて宏美の邪魔にならない無害な人だけだった。
宏美は用意していた紙を読み上げる。それに従って各々部屋に荷物を
置きに行くのだが、みんなが意外と思った部屋割りがあった。
245 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/08 02:18
「えーと、3号室は明日香ちゃん、和葉ちゃん、加奈ちゃん、知代さん、江都子さんで」
てっきり明日香は宏美とおなじ部屋になるのだと、みんな思っていた。明日香がサークルの
女子の間で浮き上がり、それをフォローしているのが宏美だったので、
部屋割りを決める宏美なら、明日香をかばうために自分とおなじ部屋にするのだと思われていたのだ。
しかし宏美は上品そうな微笑で、明日香と同室にされたメンバーに
「明日香ちゃんと仲良くやってね」
と言う。
「はぁ」
と気のない返事が返ってくる。宏美を慕いおなじ部屋になりたがっていた、和葉の声だ。
「分かりました、宏美先輩」
これは加奈の返事だ。
他の2人はコクリと頷いただけで返事もせず、荷物を持って部屋に向かう。
一番最後をとぼとぼと歩くのは明日香だ。その清楚な美貌が、不安げに戸惑っている。
246 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/08 02:19
当然だろう、加奈はともかくとして、和葉はいつか強要されて彼女の体臭を指摘する
羽目になり、それからギクシャクした関係になっていた。
他の2人、2年の知代のことは、やはり宏美に強要されて「知世先輩の左右の
おっぱいの大きさって違うんだよ」と言わされていたし、3年の江都子のことも、
「江都子先輩、今日は生理なんだって。だから機嫌悪そうだったでしょう」
とサークルの男たちに言うように、宏美に命令されていたのだ。
(加奈ちゃんはともかく、あとの3人は私に特に反感を抱いている人たち。
どうしてこんな部屋割りにしたのだろう)
加奈が宏美の手先だと知らない明日香は、不安を抱きながらも指示された部屋に向かう。
to be continued
一応、人物紹介。
成瀬宏美:名門・三田大学の3年生で美貌と抜群のスタイルと高いプライドの持ち主。
成瀬啓太郎:宏美の父。わがままな宏美を案じている。
成瀬美雪:宏美の義母。宏美と折り合いが悪い。普段はおしとやかだが…実はH好き。
杉本明日香:成瀬家に下宿する、三田大生。成瀬家の人たちから可愛がられていたが、
宏美の憧れの人と付き合ったのを知られて宏美の怒りを買い、奴隷もどきに。
康介:宏美や明日香が所属するサークルの代表。宏美が片思いするが、実は明日香と付き合っている。
加奈:サークルの一年。宏美が手なずけて、宏美の手足として活動している。
江都子:3年。明日香に陰で悪口を言われて(宏美の強要による)明日香に反感を持つ。
知代:2年。上におなじ。
和葉:1年。上におなじ。
ここまでのストーリー
成瀬家に下宿人としてやってきた杉本明日香は、清楚な美貌と素直な性格で
みんなに愛されていた。
一人娘の宏美もまるで妹のように可愛がり、おなじサークルに誘ったりと面倒を見ていた。
しかし自分の憧れの人・康介と明日香が付き合っていることを知り、明日香に憎しみを抱く。
美雪と結託し、父の啓太郎が長期出張の隙に明日香を奴隷もどきの境遇に貶める。
明日香が康介に嫌われるようにと、宏美はさまざまな陰謀をめぐらし、おかげで明日香は
性格の悪い不潔な娘として、サークル女子から疎まれるようになっていた。
そして夏の合宿、ここで宏美は明日香に止めを刺すつもりだった。
(*´д`*)ドキドキ
部屋に入ると明日香は自分のバッグを置くが、いきなりバッグを蹴飛ばされた。
「床の間の前に荷物置くなんて、随分と偉そうじゃない? 宏美の妹分だからっていい気になるんじゃないわよ」
3年の江都子だ。彼女がサークルにいるのは康介に憧れているからだとの説があり、
江都子の態度を見ているとあながちそれも当てずっぽうとは思えなかった。
とにかく明日香は、思わず上座に陣取ってしまった非礼を詫びようと
「すいません、気がつかなくて」
と頭を下げて、自分の荷物を入り口の脇にどける。その空いたスペースに
江都子が自分の荷物を置き、謝罪する明日香には目もくれずに言う。
「さあ、早速コートに行こうよ。和葉ちゃん、今日は揉んであげるわ」
「お手柔らかにお願いしまーす、江都子先輩」
「さ、行こう。それからこの辺の山って、山菜も採れるんだよ。後で摘みに行こうよ」
「去年わらびとか採りましたよね。家に持ち帰って煮て食べたら美味しかったなー。あー、明日香はまずこの部屋を掃除しておいてね」
251 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/11 02:14
などと明日香を除く4人がはしゃぎながら部屋を出る。一人取り残された明日香は、
部屋の隅に置いてあるほうきとちりとりを持ち出し、部屋の掃除を始めた。
(2泊3日の合宿。この人たちとおなじ部屋で、やっていけるかな…)
真っ先に仲良しになった和葉、同じ法学部の先輩としてアドバイスしてくれた江都子、
練習でおなかが空いたとき、帰りに立ち食いそばを奢ってくれた知代。しかしみんな
宏美の強要で悪口を言わされて、おかげで明日香は敵視されていた。
畳の部屋を掃く明日香は、胸が痛くなるのを感じていた。
結局、初日はコートに行っても誰も相手をしてくれず、宏美が
「明日香ちゃん、しごいてあげるわ」
と、誰からも相手にされない明日香を気遣うような素振りで、手加減して相手をしてくれただけだった。
事情を知らないみんなは、きっと宏美は優しいと思っていただろう。
そんな宏美が、夕食の後で、康介に呼ばれた。
252 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/11 02:15
(なんだろう、二人きりで…)
合宿所の裏手、下の街の明かりが見える崖の上で、康介は宏美に向き合う。
青い月明かりで照らされた康介の端正な顔に思わずボウッとする宏美だが、
「明日香ちゃん、みんなから浮いているみたいだね。どうしたんだろう」
と言われ、来た来たと宏美は用意していた返事をする。
「そうね…色々と反感を買っちゃってるみたい。私もかばってはいるんだけど」
「そうか…明日香ちゃんが他人の悪口を言いまわっているなんて話も耳にしたけど、
どうも信じられなくてさ。なにか原因があるかな?」
「康介先輩と付き合ってるから、かも」
宏美の言葉にやや驚きの表情を見せる康介に、宏美は
「康介先輩、人気があるんだもの。それを新入生の明日香ちゃんに取られたと
思い込んでるサークルの娘が何人かいるみたいよ」
「取られただなんて…俺は」
253 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/11 02:16
「女の子ってそうなっちゃうの。どうしても。自分の友達や、可愛い後輩でも、自分の憧れている人と付き合ってると知ったら、もう目の敵にするんだから」
その目の敵にしている筆頭が、他でもない宏美当人なのだが。しかしいけしゃあしゃあと続ける。
「だから、明日香ちゃんのホンの冗談や軽口も、言われた方にしたら明日香ちゃんに
反感を持っている分、悪く言われたと思い込むんじゃないかしら」
自分が明日香が孤立する元凶かもと知らされ、顔を曇らせる康介だが、
下手に女子の内部に口を突っ込むことは憚られた。
自分が明日香を正面切ってかばったり擁護すれば、表面上はともかく裏では
余計酷いことになるだろうことは予測できた。
宏美だけが唯一の頼みの綱である。
「宏美さん、君だけが明日香の味方だし。なんとかみんなと上手くやっていけるように気を配ってくれないかな?」
明日香を親しげに呼び捨てにした康介の言葉に、宏美はムカッとしながらも上手く答える。
「ええ、明日香ちゃんのことは任せておいて」
ホッとした康介の顔をよそに、宏美は遠い下の街の明かりを眺めていた。
254 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/11 02:17
合宿に行く前に、加奈から聞かれたことがある。
明日香が邪魔なら、どうしてサークルをやめさせないのかと。明日香はテニスも
得意じゃないし、本人の希望ということでやめさせてもいいんじゃないかと。
しかし宏美は首を横に振った。
明日香が自分の意思ということで辞めたら、康介が疑惑に思うかもしれない。
明日香がどうしてもサークルを辞めざるを得ない状況に自然に持って行きたいのだ。
みんなの総意で明日香を追放するか、できれば康介が愛想をつかして明日香に
退会を勧めるのが望ましい。
この合宿が、そんな宏美の邪悪な計画の最終舞台になっていた。
合宿2日め。
食堂でトーストとハムエッグ、ポテトサラダにミルクという朝食を摂る宏美は、
相変わらず一人きりでぼそぼそと味気なさそうに朝食を口に運ぶ明日香を横目で見ていた。
加奈から初日の夜の話は聞いている。
宏美から初日の入浴を厳禁にされていた明日香は、スウェット姿で部屋の入り口近く
にひざを抱えて座っていた。明日香を無視する形で残りの4人はテレビを見たり、
おしゃべりに花を咲かせていた。
255 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/11 02:18
孤独をもてあまし、明日香が先に布団に入ろうとすると、3年の江都子が
「ちょっと、1年の分際で先に寝るわけ?信じられないわ」
とワザとらしく騒ぎ、しょうがなく明日香はもってきた文庫本を取り出して
目を通すが、内容は頭に入らない。
入り口近くに敷いた布団の上で一人で文庫本を読む明日香を尻目に、残りの4人は
ワイワイ楽しく雑談して過ごしていたという話を聞いて、宏美は痛快な気になる。
しかしお姉さん代わりの宏美に遠慮して、直接的にいじめることはなかったそうだ。
(背中を押してあげる、江都子さん、知代さん、和葉ちゃん。思う存分
明日香をいじめちゃいなさい)
宏美は美味そうに食後のコーヒーを飲み干すと、立ち上がる。
廊下の端にある洗面台で、江都子たち3号室の面々が洗顔をしていた。
ただし明日香の姿だけはない。
談笑している江都子たちの背後にそっと宏美が近づく。その気配に気がついた
和葉が振り返り、身を硬くした。
256 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/11 02:19
なんだろうと江都子、知代、加奈も振り返るとそこには美貌に気の強さを滲ませる宏美が腰に両手を当てて仁王立ちしていた。
「おはよう、皆さん」
宏美のなんだか威圧的な挨拶に
「お、おはよう、宏美」
「おはようございます、先輩」
と江都子たちは、気おされながらも挨拶を返す。たった1人でも、江都子たち4人を圧する雰囲気の宏美だ。
昨日明日香をシカトしていたことで、お姉さん代わりの宏美が文句を言いに来たのだと察しがついた。
明日香をシカトしながらも、もし宏美に詰め寄られたなら、とみんな思っていたのだが
「こっちは4人、もし宏美が何か言いに来ても共同戦線で行こうよ。
大体あの明日香とおなじ部屋で仲良くできるわけないじゃない」
江都子の呼びかけに
257 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/11 02:20
「そうそう、元はといえば明日香に原因があるんだし。私の乳房の形が左右違うなんてばらして…
しかも男に。あのときは殺してやろうかと思ったわ」
と2年の知代も呼応する。顔立ちは小顔で可愛い系だが、自分が一番気にして
いるコンプレックスを、仲良くしていたはずの明日香に吹聴された怒りは、まだ収まっていなかった。
そして和葉は憧れている宏美を敵に回すのは嫌だった。しかし陰で体臭を
指摘して笑いものにした明日香のことを許せなかった。
特に被害を受けていない加奈は、すべての舞台裏を知っているので
「明日香に迷惑を掛けられた仲間のために」
との名目で、江都子たちに賛同して明日香を無視していたのだ。
いざとなれば4人いるんだし、他の女子も明日香に反感を持っている。宏美何するものぞと
思っていた江都子だが、実際に非の打ち所のない長身のスマートな肢体で仁王立ちされ、
腰に両手を当てて美貌に怒りを滲ませる宏美を前にすると、身がすくむのだ。
格の違い、というものを肌で感じさせられる。
258 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/11 02:23
「明日香ちゃんを無視していたそうね」
宏美の問いかけに、4人の中ではリーダー格の江都子は、なんとか宏美に対峙して
「明日香と仲良く出来るわけないでしょ?私たちがあの娘になにを言いふらされたか知ってるでしょうが」
と言い返す。
「でも、みんなで仲良くして欲しいの。だからこういう部屋割りにしたのだけれど」
穏やかなものいいながら、宏美は江都子の全身を睨みつけるように見ながら、言葉を続ける。
「仲良くする気がないのなら、あなたはみんなの和を乱してもいいって考えてることになるわね。江都子さん」
勝手な言い草と憤る江都子。和を乱したのは明日香の方ではないのか。
江都子は左右を見回す。知代は困惑した表情だし、和葉は尊敬する宏美を怒らせてしまったことを苦にしてか、
泣きそうな表情だ。加奈は一人、無表情でなにを考えているのか分からないが、
誰一人として宏美に対抗する気がないことは窺えた。
to be continued
>249
合宿が明日香編のクライマックスかな?
259 :
モ ◆mw0rQCALo2 :04/02/11 03:38
うおひさびさにみた!!
>>1 がんばってるおめーはさいこうにかがやいてるぜ!
260 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/12 04:08
江都子は素直に宏美の言うことを聞くのも癪だが、女王様の威厳には逆らえない。肩を落とし、しょうがなく宏美に
「仲良くするように、努力するわ」
と答えると、宏美の厳しかった表情が緩んだ。
「ありがとう、江都子さん。みんなはどう?」
江都子が屈服した以上、他の3人は逆らうつもりなどない。
口々に、これからは明日香と仲良くすると言う。その言葉を聞いて、宏美は喜びながらも物憂げに口を開いた。
「そうしてもらえると助かるわ、康介さんも明日香ちゃんが孤立していることを憂えていたの」
康介の名を聞いて面白くなさそうな江都子。
宏美は、江都子が康介にあこがれていることをとっくに見抜いていたが、江都子が自分に
張り合えるものといえば、インターハイに出たこともあるテニスの腕前くらいだ。
顔立ちもスタイルも性格も悪くはないが、所詮自分の敵ではない。明日香のように
清楚さとか思いやりとかを持ち味にして、思わぬ伏兵になることもなさそうな娘だ。
261 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/12 04:09
「でもね、あなたたちの気持ちも分かるの。明日香ちゃんに笑いものにされて、腹が立つでしょうね」
分かってるじゃない、と言いたげな江都子たちをゆっくりと見回すと、宏美はそっとつぶやいた。
「あの娘を付け上がらせたのは、私にも責任があるわ。だから、少しくらいなら仕返しも大目に見る」
意外な言葉に目を見張る江都子たちに
「でも、限度が過ぎるのは駄目よ。あくまで仕返しの範囲にとどめなさい…江都子さん、
あなたはテニスが上手いんだから、それで揉んであげるのもいいんじゃないかしら」
と言い残すと、唖然とする江都子たちを残して宏美は立ち去る。宏美の甘く
優美な残り香が残された4人の鼻を付いていた。
「真に受けていいのかな」
江都子が口を開いた。明日香を可愛がっていた宏美が、仕返しを容認するというのだ。
「大丈夫かな、仕返ししたいのはやまやまだけど…乳房のバランスが悪いなんて
いわれたこと、死んでも忘れないと思う」
262 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/12 04:11
知代が言う。あれ以来
「ともちゃーん、小さい方のおっぱい揉んであげようか。バランスよくなるよぉ」
などと飲み会などで男からからかわれる恥ずかしさと屈辱を思うと、明日香を思い切り苛んでやりたい。
だがあとで宏美の気が変わって、明日香に仕返ししたことを責めるのではないかと恐れていた。
どうしたものかと話す4人だが、加奈が言う。
「大丈夫、宏美先輩は嘘をつく人じゃないわ。もしやりすぎと思ったら、宏美先輩が
止めに入るだろうし。なにかあったら私が宏美先輩に謝るから。だから明日香ちゃんに
仕返しして、その後はノーサイドにしたらいいんじゃないかと思います」
加奈は今や宏美のお気に入りだ(明日香を追い詰める片棒を担ぐ、サークルの
ただ一人の仲間である)その加奈が言うのだからまあ間違いはないだろうと、
江都子たちは明日香に対する復讐を話し合うのだった。
to be continued
>259
おお、ありがとう。俺は輝いてるか!
263 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/02/12 10:44
正直、エロがない方が面白い・・・
エロが入ると途端に陳腐になる気がする。
264 :
で? ◆VCZ9tftEp2 :04/02/12 11:05
いいえ
265 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/13 02:43
自分たちの部屋に戻ると、明日香が一人で部屋の掃除を済ませたところだった。
「へえ、感心じゃない」
江都子が冷やかすように言うと、明日香に近づいて
「今日は練習相手になってあげる。あんたみたいな下手くそがいるんじゃ、
このサークルの面汚しになるからね。さ、早くあんたも洗顔してきなさい」
と低い声で囁いた。
なんにせよ無視されるよりはよほど嬉しい。ありがとうございます、と答える
明日香だが、江都子や周囲の者の態度に何か不安を感じるのだった。
すばやく洗顔を済ませて戻る明日香は、着替えをしようと自分のバッグから衣類を
取り出そうとするが、テニスウェアはあるもののいくら探してもアンダースコートが
見つからない。
一応、替えも含めて3枚用意してきたのだが、昨日着用したものも含め全くないのだ。
266 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/13 02:44
「ない、ないよ…」
必死に探す明日香がふと意地の悪い視線を感じて顔を上げると、そこには
明日香を見下ろして冷笑している2年の知代の姿があった。
「あの、先輩、私のアンダースコートが…」
「ないの? 私は知らないわ。どうせ忘れたんじゃないの?」
「いえ、昨日着たのもないんです。誰か…」
「知らないわよ。誰もあんたの荷物なんて触ってないんだし。それとも誰かが隠したとでも?」
その言い方で、故意にアンダースコートが隠されたのだと明日香は悟った。
これ以上聞いても無駄だろうと、仕方なく加奈に
「加奈ちゃん、もし良かったらアンスコ貸してくれないかな…」
と聞くが、
「ごめん、代えのがないんだよね」
とあっさり断られる。
267 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/13 02:44
残りの二人、江都子と和葉はそれぞれ知らん振りを決め込んだ形で、もとより
明日香もこの二人にアンスコを貸してもらおうなどとは思わなかった。
「いいじゃない、生パン見せながらテニスすれば?」
江都子が言うと、明日香のか細い手首を掴んで引き立てようとする。
「待ってください、誰かに借りてから行きますから」
明日香は哀願するが
「へえ、誰に借りるわけ? 誰もあんたに貸してくれないと思うよ」
と知代に言われる。恐らくそうだろう、自分がパンティ丸出しでプレイしても、
誰も可哀相にとは思わないだろうと明日香も察しがつく。
下着を思い切り晒されてテニスをさせられるのかと、力が抜ける明日香の
両手を江都子と知代がそれぞれ持ち上げ、
「行こうよ、時間が勿体無い」
と明日香を無理やりコートに連れ出す。
268 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/13 02:45
明日香たちがプレイするコートの裏手の道路で、男たちが数人ざわめいていた。
近くの合宿所にでも泊まっている他所の大学のサークルの連中だろう、
たまたま通りかかって、生パンをちらちら見せながらプレイする明日香に
気がつき、立ち止まって眺めている。
合宿所の付属のコートは6面、うち屋内コートは2つで、午前中は康介や宏美
たちの上級者は屋内コートを使うことになっていたので、康介の目も届かない。
江都子たちは一応、宏美に話を通しておこうと、そっと宏美を呼んで説明した。
後でやりすぎとか激高されても敵わない。
「明日香ちゃんを鍛えてあげようと思うけど、なぜか明日香ちゃんたら、
アンスコ忘れちゃったんだって。このままじゃパンツ丸見えになるけど…」
269 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/13 02:48
恐る恐る説明する江都子に、宏美は含み笑いを見せ
「了解したわ。フフッ…でも案外遠慮するんだね。それだけで明日香ちゃんを許してくれるわけ? 物分りがいいわね」
と答える。
もしかして宏美が、アンスコを隠したことで怒るのかと思っていた江都子たちは
拍子抜けするとともに、安堵した。
「なんだ、もっと恥を掻かせてやってもいいんだね」
明日香のアンスコを隠した当人の知代が、ホッとした様子で言う。そして宏美の
了承を得たことで、江都子たちは嬉々として明日香を嬲りに掛かったのだ。
to be continued
>>263 意外な感想です(エロがない部分は退屈かと思ってました)
今までに面白かったシーンはどこですか?
>>264 「いいえ」とは、エロがあった方がいいってことですか?
>面白かったシーン
最近の宏美によるサークル内での明日香苛めかな。
上級生の悪口を言わせるとか。
左右のオパーイの大きさが違うとかあのへんすごいリアルでw
前のデパガのやつより好きだな。がんがれ。
(*´д`*)アタイはエロがあっても好きだけど
エロのために段階ふむ時の日常が好きぃぃっ!
アタイのホームページで連載小説してほしーっ
272 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/15 02:28
わざと一番目に付く、道の四つ角に面したコートに明日香を連れて行くと、本来は
上級者グループのはずの江都子が、鍛えてやるとの名目で鋭いスマッシュを打ち込み、
明日香を左右に走らせる。そのたびに明日香のまとめられた黒髪が左右に揺れ、
捲くりあがるスコートの下から白い綿のパンティが丸見えになるのだ。
道から数人の男たちがコートを除いては、明日香のパンチラに見入っている。
江都子はわざと、明日香が追いつけるかどうかのギリギリのところに打ち込んでは
思い切り明日香を走らせてラリーを続けさせ、明日香のパンチラを誘発するのだ。
「なんだあいつら、なに見てんだよ」
道端から眺める男たちにサークルの男子が気がついて、不快げに知代に話しかけると、知代は説明する。
「いいから道端からあなたも見てくれば? 面白いかもよ」
なんだろうとその男子はコートから出て金網越しに明日香たちのプレイを見ると、
途端に顔が驚きから、かすかな下卑た笑みに変わる。
273 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/15 02:39
1年の中でも清楚で可愛らしいと評価が高く、それなりに人気のある明日香が
パンティ丸出してプレイしているのだ。
それにしても覗き見するのはけしからんと他大学の学生らしい面々を注意しようかとも思うが、
そうすると自分も見るわけには行かなくなる。少し考えた末、男子たちのコートに
行くと、他人の練習をぼんやりと見つめている同級生を誘い出す。
「凄いぜ、明日香ちゃん生パンでプレイしてるんだ」
「え、ホントかよ」
二人で連れ立って、道端から金網越しに明日香の背後から眺めていると、江都子に
いいように左右に振られる明日香が、惜しげもなく白い生パンを見せ付けるのだ。
また、普段ならいやらしく覗くことなど女子の軽蔑やブーイングを買うので出来ないのだが、
なぜか今は誰も二人を咎めようとせず、それどころかニヤニヤと笑いかけて
くるものもいる始末だ。
274 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/15 02:40
「でもなんで生パンなんだ? アンスコ忘れたにしても誰も貸してやらないのかな」
「女子の中ではそれだけ反感を買っているってことだろうな。康介さんと付き合ってる話が
表ざたになってから、急に明日香ちゃんの評判が悪くなったし」
「じゃあこれはイジメか? 大体江都子さんが明日香ちゃんを相手にすること
自体、腕が違いすぎるしな」
「そうだろうな、明日香ちゃんが以前、江都子さんが生理だとばらしたこと
があっただろ? それを根に持ってるんだろう。康介先輩も宏美先輩も今は
屋内コートにいて、目が届かないし」
「軽い冗談で江都子さんも一々怒るなよな。ま、本人は、むかつくのかも
しれないけど。でもおかげでチンポ勃っちゃったよ」
「俺も、可哀相だけど明日香ちゃんの生パンを目に焼き付けておこう」
二人の男子が金網越しに覗きに変じたことを見て、江都子は痛快な気になる。
(さあ、サービスよ)
と、疲労してきた明日香にも拾えるショットを打ち込んで、ワザとラリーを長引かせる。
275 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/15 02:41
「しかし、誰も止めないってのもさすがに可哀相だな」
明日香の汗に濡れてブラの線が透ける背中や、生パンを見ながら金網越しに眺める男子の会話だ。
「まあそうだな。俺たちが明日香ちゃんを庇いに入るとするか?」
二人の脳裏には、明日香へのイジメをやめさせて自分が明日香に感謝されて、
それをきっかけに明日香と付き合いだす都合のいい映像が頭に浮かんだ。しかしすぐに首を振る。
「駄目だな、どうせ康介先輩という彼氏がいるんだし。俺たちが余計なことを
したと他の女子連中に嫌われるだけだ」
「ああ、どうせあの人には敵わないしな」
今風の茶髪でごく普通の若者二人だが、康介には抗するべきもない。他の女子が
それなりに自分に自信を持っていても、宏美には最初から対抗しないのと同じようなものだ。
女王様の宏美はプライドも高いしゴージャス過ぎる。それに比べて大人しくて、
清楚で可愛らしい明日香を密かに良いなと思っていた二人だ。康介と明日香の
交際を聞いたときは落ち込んで、二人で飲みに行ったものだった。
276 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/15 03:03
「まあ、俺たちは放っておこう…そろそろ戻るか」
「ああ、でも思わぬ目の保養をさせてもらったな」
明日香が可哀相と思うのだが、それを演出してくれた江都子に感謝の気持ちすら抱く二人である。
明日香はさらし者にされる恥辱に耐え、ようやくコートに立っていた。嫌でもボールを
追わなくてはならないので、そのたびにスコートが捲くれてパンティが丸出しになって、
道端で見物する男たちがいるのが分かっていても、どうしようもない。
前髪が額に数本張り付き、体中汗まみれで疲労と恥辱に頬を赤らめる明日香を、江都子は愉快そうに見つめる。
(胸がスウッとしたわ。こんど私をコケにしたら今度はノーパンでさらし者にしてあげる)
見物人が散りだしたあたりで、ようやく江都子は明日香との試合を終わらせようと鋭い
スマッシュを打ち込み、呆然とする明日香の足元に砂埃をたてる。
ようやく明日香は恥辱を逃れることが出来た。
to be continued
>>270 ありがとう。
おっぱいのバランスの悪さは、言われると嫌でしょうね。
女スパイを参らせる手段として、裸に剥いてその裸体の特長を声高に
はやし立てると、屈強な精神のスパイでも屈してしまうそうです。
>>271 >エロのために段階ふむ時の日常が好きぃぃっ!
270さんもそうですが、こう言っていただけると嬉しいです。
ところでどんなhpをお持ちなんですか。
(*´д`*)うぉ〜う♪ドキドキする展開!
ホームページゎ今携帯だからアドレスだせないので
家に帰ったらはりつけるです(o^∇^o)ノ
なんか雑談みたいな暇つぶしにみてもらえたらうれしいなぁって
感じのホームページです。未熟者なのでちっともおもしろくないですが(つД`)アゥー
279 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/16 02:07
「お疲れです、江都子先輩」
和葉が江都子にタオルを差し出す。
明日香をさらし者にして気が済んだ江都子は気持ちよさそうに汗を拭う、
その隣で一人でタオルを使うのは明日香だ。
「明日香もこれで少しは上達したかな? そうそう、あなたの後ろに男の子たちが
張り付いて、大人気だったわよ」
わざと冷やかすのは知代だ。
唇をかみ締めてうつむく明日香に、今度は江都子が
「あんたどっか行ってよ。昨日、お風呂に入らなかったでしょ。なんか不潔で匂ってきそうなんだよね」
と言われて、タオルを持ったまま立ち上がりコートの端に行く明日香に
「今夜はお風呂に入りなさいね」
「そうだ、今夜みんなで明日香をお風呂に入らせようよ。汚ギャルがわがサークルにいるなんて、恥だわ」
江都子たちが口々に言う。
280 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/16 02:08
明日香は考える。少なくともこれまでは、反感を持たれながらも宏美を気にして直接的な
嫌がらせはされなかったのに、今朝からの仕打ちはどういうことだろう。
これは宏美が江都子たちをけしかけたことなのだろうかと、身を硬くして立ち尽くす明日香は、言いようのない不安を感じるのだ。
お昼の時間になり食堂に行く。冷やしうどんと稲荷寿司の載ったトレイを持つ
明日香を宏美が手招きして、自分と康介の間に座らせる。それが余計に
サークル女子の反感を煽るのを承知の上である。
現に宏美信者の和葉など、宏美のそばに行きたいのに明日香がいるから来たく
ないのだろう、離れた席に加奈たちとすわり、時折明日香を忌々しそうに
見ながら、ヒソヒソと話をしながら食べている。
「エッちゃんに相手してもらったんだって? きつかっただろ」
優しげに問いかける康介だ。明日香が受けた恥辱など知らず、江都子と
普通に練習試合をしたのだと思い込んでいる康介だ。
281 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/16 02:09
「あ…はい…」
うつむき加減の明日香に、快活に宏美が話しかける。
「疲れた? でもこれくらいでへばっちゃしょうがないわよ。さ、食事してエネルギーを貯えようね」
と優しげに言うと、宏美は親切げに明日香の冷やしうどんに薬味を載せてあげた。
食事を終えると、宏美は明日香を空き部屋に連れ込んだ。
「生パン晒してテニスしたんだって? いいさらし者だったみたいじゃない」
冷やかされてもうつむくしかない明日香の顎を掴むと、ぐいと持ち上げて
「午後は知代さんが相手をしてくれるそうよ。またパンツまる出してプレイ
したい? それともアンスコ貸してあげようかしら」
「貸してください、お嬢様」
もうパンツまる出してプレイするのはごめんだった。
「じゃあ、ここでオナニーして見せなさいよ、誰も居ないんだし。さ、やって」
宏美が外の緑に覆われた山を見ながら、命じる。
282 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/16 02:16
「早く始めないと、休憩が終わるわよ」
グッ、と唇をかみ締める明日香だが、立ち上がるとドアに向かう。
どこかに行くのかと訝しげに見ている宏美だが、すぐに頬を緩めた。
明日香はドアにしっかりと内鍵を掛けに行ったのだ。
「さ、美雪さんにおもちゃにされたことでも思い出して、イッちゃいなさい。
パンツははいたままでオナるのよ。グッショリに塗れるくらいじゃないと認めないわ」
宏美に指図されて、明日香は畳の上にしりもちをつく形で座り込み、
テニスウェアの上着をまくってブラをずらし、両手で乳房を揉み始める。
(そうそう、この娘おっぱいが凄い性感帯なんだよね)
最初に明日香を襲ったときのことを思い出す宏美の目の前で、明日香は
恥ずかしさに頬を染めながらも自分の乳房を揉んでいる。
to be continued
>>278 拝見しました。お仲間と運営しているhpですか?
お腹の傷は大丈夫でしょうか。
それにしても、バーベキューでなぜか豚汁の肉抜きの材料を用意するとはw
283 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/18 09:10
「アッ、ハウッ…」
喘ぎながらとろんとした目になる明日香は、片手をパンティの
クロッチの上にずらし、そっと指で亀裂を探り始めるのだ。
段々と明日香の亀裂をなぞる指の動きが激しくなる、それとともに明日香の頬が赤みを増す。
「お嬢様…」
悶えながらも明日香がその小さな口から、宏美に呼びかける。
「何よ」
「本当に…アンダースコートを貸してくださいね…もう恥ずかしくて…」
「心配しないでも貸すわよ。ねえ明日香、他人の目の前でオナるのと、
パンツ丸出しでテニスするのはどっちが恥ずかしいわけ?」
「意地悪を仰らないで…どっちも恥ずかしいです…」
他所の大学の学生や、おなじサークルの男子たちに存分にパンチラを観賞された恥辱。今朝のことを思い出すと、
もう明日香はたまらなく恥ずかしい。そんな記憶を振り払いたいせいか、余計にオナニーに没頭しようとする。
宏美は小気味よさそうに明日香を眺める。明日香の指の動きで、どんどん白いパンティに染みが広がっていく。
to be continued
284 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/19 02:25
「今度はみんなの前でオナニーしてみる? そのことを想像してみなさいよ」
「いや、いやです、それだけは許してください…そんなことをさせられたら、
明日香はもう学校には行けません…」
明日香の片手がパンティの中にもぐりこんだ。もこもこと膨らむパンティの中で、
明日香の指が怪しくうごめく。
「ああ…」
明日香の体が一瞬硬直したかと思うと、力を失い畳にへたり込んだ。明日香の
清純そうな太股の奥のパンティは、愛液でぐっしょりと濡れている。
「お疲れさん、明日香。アンスコは貸してあげる。いえ、差し上げるわ。不潔な
あんたが履いたんじゃ、もう私には必要ないもの。それとパンツだけど、
気持ち悪かったら履き替えていいわ」
そう言うと宏美は立ち上がり時計を見る。
285 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/19 02:26
「もうそろそろ行かないと。パンツを履き替えたらすぐ私の部屋にいらっしゃい。アンスコを用意しておくから」
宏美が空き部屋を出ると、すぐに明日香も呼吸を整えてテニスウェアの乱れを直し、自分の部屋に帰る。
汚れた下着ではさすがに気持ち悪いので、替えの下着に履き替える。明日香が
合宿で所持しているパンティは3枚で、宏美が指示して実家に居たときから
履き続けているくたびれた白の綿のパンティを持ってこさせていた。
1枚目は出発日の前夜から履いて、合宿初日、つまり昨夜に脱いでいた。
そして今オナニーで汚したのが2枚目である。
(これが最後の替えの下着。でも、明日帰るんだし大丈夫だよね)
合宿所に洗濯機はあるが、1年がみんなのテニスウェアやTシャツとかを
洗濯するくらいで、2泊3日という短い日程や男子もいるということもあり、
下着類は洗濯しなくてもいいように、十分な替えを持参するのが暗黙のルールになっていた。
286 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/19 02:26
パンティを履き替えると、明日香は江都子や知代、和葉たちのバッグをこっそりと探る。
自分のアンダースコートを隠しているのではと疑ってのことだが、残念ながら見つからない。
まさかと思い加奈のバッグや、布団が入っている押入れなども調べるが、やはり見つからない。
「どこに隠したんだろう…」
まさか他の部屋の女子のバッグを全部開けてみるわけにも行かない。
途方にくれる明日香だが、いきなり部屋のドアが開けられた。
「遅いわよ、この愚図が」
宏美である。アンダースコートを明日香の顔面めがけて放り投げて寄越した。
「さっさとコートに来なさい」
宏美は言い捨てるとさっさとコートに向かう。明日香はとっさに受け止めた
宏美のアンダースコートを履くと、急いで後を追った。
287 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/19 02:29
午後、明日香は知代と練習試合をし散々前後左右に振られたものの、アンダースコートを
履いている安心感もあり、負けはしたもののそれほど嫌な気分にはならなかった。
知代も、明日香が宏美からアンスコを借りたことを知って、忌々しそうながらも
手を出せないでいた。午前中と違い、午後は上級者も同じ屋外のコートを使っているので、
康介や宏美の目も気になっていたのだ。
その後は特に何事もなく、球拾いや審判などをして過ごした明日香だが、
途中で尿意に襲われてトイレに行こうとした刹那、宏美に呼び止められる。
「トイレに行きたいんです」
と答えた明日香に、宏美は
「じゃあ私も行くわ。連れ立ってトイレに行くなんて、まるで高校時代みたいでなんか懐かしいね」
と言いながらついてくる。
288 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/19 02:30
トイレに入ると、個室まで宏美は入り込む。そしてとたんに宏美は態度を豹変して
「さ、またパンツ履いたままで、またオナニーしちゃいなさい。イクまではおしっこさせないわよ」
と告げる。また宏美の目の前でオナニーしなくてはいけないのか、と
抗議したい明日香だが、宏美の睨みつけるような
強い視線に、うつむいてしまう。
「早くしないと、誰か来るかも」
宏美に脅されるが、明日香にはもう替えのパンティがないのだ。
「でも、もう替えの下着がないんです。これを汚してしまったら…」
明日香の訴えに、宏美は高らかに笑い
「大丈夫よ、私の新しい下着を貸してあげるから。さ、お始めなさい」
明日香は覚悟を決めて、スコートを捲くり上げてパンティ越しに亀裂を指でなぞる。
美雪にいたぶられ続けた成果か、程なくして明日香は今日2度目の絶頂に達していた。
289 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/19 02:31
「じゃあご褒美に新しい下着を貸してあげる」
明日香は宏美からまだパックされたままの真新しいパンティを手渡された。
(ラ・ペルラだ。しかも新品)
上品そうな光沢と精密な刺繍で彩られた、ピンクのメッシュ素材のいかにも高そうな輸入下着だ。
ラ・ペルラは宏美がお気に入りのブランドの一つで、明日香も何度も下着を
手洗いをさせられたことがある。
「もうオナニーは強制したりしないから、安心して着替えなさい」
その言葉に安心して、明日香は自分の部屋に行って下着を履き替えようとした。
汚れたパンティを脱ぐとバッグに入れ、宏美から渡された下着のビニールパックを破り、
パックをくずかごに放り入れると、真新しいパンティに足を通した。
(嘘みたい、こんな高そうなのを貸してくれるなんて。どういう風の吹き回しだろうか)
今までの宏美の行動には必ず裏があった。今回もなにか仕掛けがあるのかと
明日香は勘繰るのだが、思いつかない。
(考えてもしかたないし…)
新しく、しかも高級な下着を身に着けた明日香は、またコートに向かう。
to be continued
290 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/20 03:16
日が暮れてこの日の活動が終わった。明日香たち新入生の女子は、全員分のテニスウェアや
Tシャツの類などを備え付けの洗濯機で、手分けして洗濯する。といっても全自動なので、
終わるのを待ってから干すだけなのだが。
洗濯が終わるまで、みなは自分たちの部屋に戻ったり食堂でわいわい話をするのだが、
明日香はどこに行っても孤立するのが分かっているので、洗濯機の傍らで番を志願した。
皆は明日香を放ってこれ幸いと行ってしまう。この分では干すときも戻ってくるか怪しいものだが、
返って明日香にはそれが良かった。皆が楽しげにしているところに一人でぽつんとしているよりも、
こうして夕暮れの空を眺めている方がよほど気が紛れる。
太陽が那須の山に隠れ、明日の好天を予告しているような鮮やかな夕焼けが素晴らしい。
(初めて、この合宿に来てよかった気がするな…)
一人コンクリートブロックの上に腰を降ろして、つかの間の自然の演出を、その小さな顔を両手で支えて眺める明日香だ。
291 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/20 03:17
(那須は福島に近いし、安達太良山の夕焼けもこんな感じなのだろうか)
とうに亡くなった文豪の詩を思い浮かべては、流れ行く雲に目をやる。そういえば、
自分の故郷の夕焼けもしばらく見ていない。夏休みに帰省しようかと思ったのだが、
宏美がうんと言わなかった。
そのまま実家に逃げ込まれることを恐れたのだろうか。
(みんなに会いたいな…)
家族や生まれ育った我が家、飼っていた愛犬、地元の友達の顔が浮かぶ。感傷のせいか、
夕焼けに見入る明日香の瞳が潤んでくるが、近づく人影にさっと涙を拭くと、その方向に顔を向けた。
「一人で洗濯の番人? 感心なことね。でもせっかくの合宿だし、皆とわいわい楽しくやればいいのに」
人影は宏美だった。嫌味たらしく話しかけると、明日香にそっと耳打ちする。
「今夜はお風呂に入っていい。でも、一番最後に入ること。一人でね」
と言い捨てる。去り行く宏美の優美に動く尻や、風になびく黒髪を眺めながら
(よかった、今晩はお風呂に入れる…)
ぼんやりと明日香は思った。
292 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/20 03:20
結局、誰も来てくれずに明日香は一人で洗濯物を干した。その後トンカツがメインの夕食を取ると、
とりあえず暇つぶしに文庫でも読もうかと思う明日香だが、部屋に入ると江都子や知代に
「さ、お風呂に行こうよ」
と誘われた。
「え、今はいいです」
答える明日香だが
「今はいいです、じゃないでしょ。昨日も入ってないんだし、おなじ部屋の私たちのことを考えたらどうなの?」
と江都子に切り込まれる。実は江都子は、宏美から
「明日香はお風呂嫌いだから、なんとか入らないように言い訳をすると思う。
だから無理にでもお風呂に連れて行って」
と持ちかけられていたのだ。
当然そんなことは知らない明日香は、一番最後に入浴しろという宏美の命令を守ろうと
「一番最後に入ります。本当です、今夜はちゃんと入りますから」
293 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/20 03:21
と訴えるが、江都子に鼻で笑われ
「あんたお風呂嫌いなんでしょ? とても信用できないわ。さ、一緒にスキンシップしようよ」
というと、知代や和葉とともに、明日香を無理やり風呂場に連行する。
なんとか宏美の言いつけを守ろうと、廊下を手を引っ張られて連れて行かれながらも
「私みたいな下手くそは、一番最後に入るのが相応しいと思うんですが」
と必死で理屈をつけるが
「まあまあ、遠慮しちゃって。いいのよ、一緒に入ろう」
「2日分の汚れをごしごし洗ってあげるからね」
と冷やかされ、ついに浴場の脱衣所に連れ込まれた。
今更振りきって逃げるわけにも行かず、明日香は宏美からの罰に怯えながらも
Tシャツとジャージ、下着も脱ぎ捨てて全裸になった。
江都子たちも脱いでいる。長身の江都子の胸は明日香よりもやや大きいくらいに
ふくらみを帯びている。加奈のは意外と大きく、ボリュームがあるバストだ。
和葉は胸を片手で隠しているが、小振りな感じだ。
294 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/20 03:23
乳房の形も色々だわ、と明日香が自分の胸に手を当てながらぼんやりと思っていると、肩を小突かれた。
「さ、早く入ろうよ」
知代である。知代は胸を隠さずにいた。宏美に知代の乳房の悪口を
言わされたときは知代の乳房を見たことがなかったが、今初めて目にした。
片方は大きめで垂れ気味で、もう片方はそれよりも小さくて硬い感じがする。確かに乳房のバランスが悪かった。
(知代さんの乳房の悪口を言わせるなんて、宏美さんて酷い。女の子ならどんなに恥ずかしいか、分かるでしょうに)
形が悪いなんて出任せであって欲しいと思っていたが、実際目の当たりにすると、
宏美はシャワールームで知代の乳房を見たことがあるのだろう。それにしても、
宏美は知代には何の恨みもないはずなのに、明日香を追い詰める道具として知代を気安く傷つけるとは…
そして言わされてしまった自分自身にも腹が立つし情けない。たとえ追い出すとか、
裸や自慰の映像をばら撒くと脅されたとはいえ、酷いことを言ってしまったのだと。
295 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/20 03:24
「なに見てんのよ。どうせ形の悪いおっぱいだっておかしいんでしょう?」
知代の声に慌てて明日香はわれに返り否定するが、
「いいから来なさいよ。馬鹿にした御礼にきっちり洗ってあげるから」
と風呂場に連れ込まれた。
「はい、まずは掛け湯しなきゃ」
江都子にお湯を掛けられるが、掛け湯というにはあまりに乱暴だった。真正面から
明日香の顔、胸をめがけて思い切り手桶でお湯が、ぶつけられるように掛けられる。
思わず顔を背ける明日香のか細い手首を、加奈と和葉がそれぞれ掴むと
「さ、2日分の汚れを落とさなきゃね」
と正面から知代、背中からは江都子がそれぞれナイロンたわしに
ボディシャンプーをつけて、ごしごし洗い出す。
to be continued
296 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/22 04:19
「先輩…自分で洗えますから」
おびえる明日香は訴えるが
「お風呂嫌いの明日香ちゃんだと、ちゃんと洗うかどうか心配でさ、だから洗ってあげる。遠慮しないで」
と背後の江都子から言われる。
「ああ、痛いです、痛い。お願いですから乱暴にしないで…」
明日香が思わず哀願する。江都子と知代に、まるで皮膚にやすりでも掛けるかのように乱暴に肌をこすられていた。
「贅沢言うんじゃないの。先輩が洗ってあげるなんて、滅多にないことなのよ」
明日香の白い背中を赤くなるくらいこする江都子。正面からは知代が明日香の乳房を泡まみれにして
「いい形してるじゃない。さすがに他人の胸を馬鹿にするくらいのことはあるわ」
と嫌味を言いながら、敏感な明日香の乳首をこする。すると、明日香の意思に反して乳首がそっと勃って来るのだ。
美雪におもちゃにされていた明日香の体は、否応無しに反応してしまう。
297 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/23 02:30
「ちょっと明日香、なに感じてるのよ。嫌ねえ」
知代の笑い声に、両脇で明日香を拘束する加奈と和葉も覗きこむ。知代がもう片方の
乳首をナイロンタワシでこすると、またしても明日香の乳首が充血して、もっこりしてくる。
「プッ」
和葉が笑い声を漏らすと、明日香はたまらずこの中で唯一自分に敵意を持って居ないだろう加奈の方を向いて
「加奈ちゃん、お願い。手を放して…」
と頼み込むが、
「駄目よ、明日香ちゃんを清潔にしてあげるように、宏美さんから頼まれてるの」
と断られる。
「さ、今度はわきの下を洗うから、明日香の腕を上げて」
知代の指示で脇を固める二人は明日香の手を上に上げるが、途端に
「嫌ねえ、だらしなさすぎ」
と和葉の声が上がる。無造作に生い茂った腋毛が覗いていた。更衣室などで着替えるとき、
明日香は手入れを禁じられていた腋毛をなるべく見られないように着替えていたが、
全く誰にも気がつかれないと言うわけには行かない。しかし距離を置いている和葉は知らなかったのだ。
298 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/23 02:30
知代は知っていたが、わざと
「お手入れくらいしなさいよ。女の子ならさ」
と嫌味を言い、それに対して江都子が
「じゃあ剃ってやろうよ」
と背後から泡をつけようとするが、意外なところから声が飛んだ。
「食堂で剃れば?」
さっきからの成り行きを面白そうに見ていた、湯船に浸かっていた娘だ。
「そうだよ、男の子の前で剃っちゃいなよ」
「ついでに下の毛も剃っちゃえ」
などと、湯船に浸かっている他の部屋の女子からも声が飛ぶ。明日香が反感を買っているのに
集団心理が拍車を掛けて提案がどんどん出て、ボルテージが上がるのだ。
もはや、レベルの高い名門の女子大生とは思えないえげつなさである。
299 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/23 02:31
「男の子の前で剃るなんていじめみたいで可哀想よ。それに陰毛なんて…」
と明日香の下腹部に目を落とした知代だが、プッと吹き出した。
「なにこれ、変なところに産毛が連なってるじゃない」
その言葉に和葉や加奈、浴槽からも何人か娘が身を乗り出してくる。明日香の
生白い下腹部、へその下から淡い産毛が恥毛の方まで連なって生えているのが見えた。
「うわー、みっともないねー」
「やだやだ、こんな人がわが三田大学のテニスサークルにいるなんて」
と声が飛び、たまらず明日香は顔を伏せた。
「この産毛も、食堂で剃ろうか」
「いいね。さあ、さっさと汚ギャルを綺麗にして、ゆっくりお風呂に入ろうよ」
知代と江都子が話すと、また明日香の体をごしごしこすり始まる。
300 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/23 02:32
「いい湯ですねー、汗を流した後のお風呂は最高」
「そうね、こうしてみんなとわいわいやって入るのもいいわね」
「あ、今度みんなで温泉に行きません? 遠くじゃなくても、都内の健康ランドでもいいし」
「それいいかも」
などと湯船に浸かる江都子たちが楽しそうにはしゃいでいる。
明日香と言えば、江都子と知代に乱暴に洗われたあと
「先輩、洗っていただいてありがとうございました」
と心にもない御礼を言わされて、そのあとは頭髪や、さすがに知代が手出ししなかった股間などを洗い、ろくに湯船に浸からないままに出ようとするが
「まあゆっくりしなさいよ」
と江都子に言われ、結局みんなと同時に出ることになった。
脱衣所で着替えるとき、そっと周囲を見ると、やはり合宿と言うこともあってか
みんな新品か、ごく新しいものを用意して来たようだ。
(私が用意してきた下着は高校時代からので摺り切れたり、ゴムが伸びてるような
くたびれたもの。宏美さんにラ・ペルラのパンツを借りられてよかった…)
301 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/23 02:32
下着を身につけてジャージを手に取る明日香だが、江都子がなんだかおかしな顔をしている。
なんだろうと思う明日香だが、着替え終わると江都子が
「あなたの履いているパンツ、ラ・ペルラのじゃない?」
と聞いてきた。
「はい、そうですけど」
明日香が答えると、江都子の顔が険しくなり
「部屋まで行こうよ。聞きたい事があるの」
と明日香の肩を掴む。
明日香たちが泊まる3号室の中に入ると、江都子は思わぬことを言い出した。
「私もラ・ペルラのパンツを買って、合宿に持ってきたの。でもそれが無くなってるんだよね。
初日に確かめていたから、持ってき忘れたわけじゃない。明日香、
あんたの履いてるパンツ、あなた自身のものなの?」
「はい、というか宏美さんから借りたものですが」
302 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/23 02:34
怪訝な表情で答える明日香。そのとき加奈が、部屋のくずかごを覗きこんで手を入れて何か取り出した。
「こんなのがありましたよ」
とかざしたものを、江都子がひったくるように受け取る。明日香が履いている
下着を包んでいた、ビニールのパッケージだった。
「あなたが捨てたの?」
江都子の問いに頷く明日香だ。
手にしたパッケージをしげしげと点検する江都子は、
「このパッケージの値段のシールに、ショップの印字があるでしょ。これ、
私の地元の船橋のお店なの。先週末にここで買ったし。明日香、あんたが
履いているパンツ見せてよ。このパッケージの中身と一致するか、もう一度よく確かめたいの」
と詰め寄る。明日香が部屋を見回すと、周囲の疑いの視線が突き刺さってくる。
仕方がない、と明日香は履いているジャージを膝まで降ろした。
303 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/23 02:34
腰をかがめて明日香のパンティを検証する江都子は、勝ち誇ったように
「このパッケージの中身とサイズも色も合ってる。どういうことなのかしら?」
パッケージを見せ付けながら言う江都子に、明日香は戸惑うばかりだ。
「どういうことって…私は宏美さんから借りて…」
「へえ、世田谷に住んでる宏美さんが、わざわざ船橋まで来て下着を買うわけ?
和葉ちゃん、悪いけど宏美さんを呼んできて。食堂にいたはずだから」
「はい先輩」
言われて和葉が部屋を出ていく。
一体どう言うことなのか明日香には分けがわからない。
to be continued
304 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/25 03:01
「明日香ちゃんがパンツ泥棒なんてするわけないでしょ」
合宿所の通路を、颯爽と歩くのは宏美だ、そのあとをまるで従者のように、和葉が着いていく。
「でも、明日香は宏美先輩から借りたっていうけど、どうもそれ江都子先輩の
物らしいんですよ。宏美先輩は本当にパンツを貸したんですか?」
和葉の問いかけに宏美は答えず、無言で3号室にやってくるとドアを開ける。
明日香が江都子のパンツを無断で履いていたらしいということで、宏美とともに
食堂にいた女子も何人か、興味津々でついて着ていた。
部屋に上がると、ジャージを膝まで降ろしたままで高級な輸入下着を晒している、
困惑と羞恥の明日香と、頬を膨らましている江都子の間に割って入る。
江都子がパッケージをかざすと
「宏美さん、あなたこれを明日香に貸したわけ? 明日香はそう言ってるんだけど、
私が合宿に持ってきたのと丸きり同じで、しかも私の下着はなくなっている。不自然なのよ。答えてよ」
305 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/25 03:02
と宏美に詰め寄る。ことと次第では女王様の宏美との対決も辞さない構えだ。
宏美はゆっくりと高貴な顔に笑みを浮かべ、明日香を見る。
「明日香ちゃんは私から借りた、って言ってるんだよね」
明日香はコクリと頷く。貸してくれた本人が、まさに目の前の宏美ではないかと
言いたげだ。ややあって宏美はその形のいい、薄い唇から言葉を漏らした。
「……明日香ちゃんは嘘をついてない」
(宏美さん、私を陥れるわけじゃないんだ)
意外な言葉に驚くのは明日香だ。てっきり成り行きから言って、下着泥棒の
濡れ衣を着せられるのかと覚悟していた。その明日香以上に驚くのがすべての
カラクリを知っている協力者の加奈だったが、宏美は澄ましたままだ。
(心配するなって、加奈ちゃん)
宏美の冴える頭脳が即興で思いついた、最上の落しどころだった。
ただ明日香に濡れ衣を着せるだけでは芸がない。
宏美に対していきり立つ江都子が口を開く。
306 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/25 03:03
「じゃあ宏美さん、このお店は船橋にあるんだけど、最近船橋に来たことがあるわけ?」
「…ないなぁ。千葉は春先にアクアラインをドライブで通って以来、
行ってないわ。まして船橋なんてそもそも行く用事もないし」
すっとぼけた様子の宏美に、さらに顔を赤くした江都子。
「どういうことなのよ、おかしいじゃない。船橋に用事もないあなたが、
どうして船橋のお店で売っている下着を持っていて、それを明日香に貸せるのよ。
そうまでして明日香を庇いたいの?」
怒る江都子と、どういうことなのかと固唾を呑んで見守っている周囲の娘たちを
見回しながら、宏美は余裕たっぷりに答えた。
「…江都子さんの言い分は正しいわ。明日香ちゃんの履いているラ・ペルラは
江都子さんの買ったものでしょう」
宏美の言葉に、なんとも不可解な表情になる江都子。それは一方の当事者の
明日香も、周囲のギャラリーも同じだ。宏美がなにを言わんとしているのか掴めない。
307 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/25 03:10
「なに言ってんの?」
江都子の問いに、宏美は髪を掻き揚げながら余裕の表情で財布を出した。
「これでどうかしら? 明日香ちゃんの履いているパンツ、買い取りたいんだけど」
万札を数枚出す。江都子が合宿で見せようと、気合を入れて購入した高級輸入
パンティが優に2枚は買え、さらにお釣りがくる金額だ。
「じゃあ明日香がパンツを盗ったって認めるのね?」
江都子の問いに答えずに、宏美は余裕の笑みのまま言う。
「せっかくの新品なのに、他人が履いた物を返してもらっても
気分悪いでしょうし。それともまだ上乗せしましょうか?」
「そういう問題じゃなくて…」
しかし鷹揚な態度の宏美になんとなく気おされてしまう江都子だが、
宏美の対応で自分の言い分が正しいのだと証明出来たも同然だし、
それにあまりごねると、金額を吊り上げていると思われるのも嫌だった。
「…まあいいわ、弁償してもらえるならそれで」
と矛を収める。
308 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/25 03:11
「ありがとう、江都子さん」
宏美は微笑むと、またしても宏美に嵌められたのだと気がつき動揺している明日香に向かう。
「そのパンツ、今見た通りに私が江都子さんから買い取ったの。
それを改めて明日香ちゃんに貸すわ…」
そして周囲を見回すと
「分かった? 明日香ちゃんは嘘をついていない。確かに私の下着を明日香ちゃんに
貸したのは事実になったわ。ただ、明日香ちゃんが身につけるのと、
私が江都子さんから買い取る順序が、捻じれちゃっただけで」
と胸を張って説明する。
「おお…」
というどよめきが漏れた。鮮やかにこの場を収めた宏美の手腕に感服したのだろう。
309 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/25 03:12
「さすが宏美先輩、大岡裁きだよ」
宏美に心酔する和葉がはしゃいでいる。宏美賛美に染まる中、江都子は弁償と
いうにはあまりに余分にお金を受け取ってしまったことで、なんだか自分を
格好悪く思っていた。
「私は代金だけ弁償してもらえればいいから。余分な分は返すよ」
と万札を差し出すが、宏美に
「一旦出したものを受け取れないわ」
と拒絶される。
返す、受け取れないの押し問答の末、宏美が
「じゃあそのお金はサークルの資金に積み立てよう。飲み会の費用にでも
当てればいいじゃない」
と提案して、益々宏美の株が上がる。
惨めな思いをしているのは、ジャージを膝まで降ろされてパンツむき出しのまま、
江都子のパンツを勝手に盗み出して履いていたことにされた、明日香ただ一人だった。
to be continued
いつも静かに見守っております。
会社のPCから印刷機(両面コピー)使って本にして電車で読んでます。
色んな展開が楽しみです。頑張って下さい。それでわ。
311 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/27 01:40
一件落着で宏美が去ったあと、江都子たちに改めて囲まれる明日香。
「なんで私の下着を盗み出して履いていたの? 宏美さんが救ってくれたとは言え、
あなたのしたことは泥棒と同じよ」
江都子に責められる明日香は、本当のことを言うわけには行かない。第一カラクリが
分からないのだ。加奈がおなじ部屋の人間の荷物をあさり、中でも一番高級そうな
パンティを盗み出して宏美に届け、それを宏美が明日香に渡したなどと誰が想像できよう。
「…すみません。もう替えの下着がなくて」
俯いていいわけをする明日香に
「道理で一番最後にお風呂に入るなんて言うはずね。
江都子さんの下着を履いていたんじゃ、私たちと一緒に入りたくないはずだわ」
「他人の荷物を漁ったら高級な下着があったから、このまま自分の物にしようと思ったんじゃない?」
「そうそう、こんな短い合宿で替えの下着がないなんておかしいよ」
と声が飛ぶ。
312 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/27 01:41
「明日香の荷物を調べてみようよ、本当に替えの下着がないか」
江都子の声で、加奈と和葉が明日香のバッグを探り出す。止めようとした明日香だが、
知代に腕を掴まれてしまう。
明日香のバッグを調べる和葉が、数枚の白い布切れを取り出した。
「あったあった、パンツが3枚もあるわ。これを履けばいいのにさ」
と畳の上に広げて見ると、それを見るみんながプッと吹き出した。
高校時代から着けている、くたびれた白いパンティはいずれもクロッチが汚れていた。
うち2枚は宏美に命じられて、パンティを履いたままオナニーをさせられたせいなのだが。
「汚いのー。なんで一泊しただけで、3枚も汚れてるわけ?」
明日香をはがいじめにする知代が言うと、江都子はそのうちの一枚を手に取り
「なによこのパンツ。縦に嫌らしい染みが出て、おまけにまだ生々しく濡れているしさ。
まじめな合宿で変な汁を分泌させないでよ」
と笑う。
ただ俯き、涙目になる明日香に
「まあ、着替えがもうないのはわかったわ。でも他人の荷物を漁るなんて、
どういう神経してるのかしら」
「それにしても質素というか、貧乏臭い下着ね。よれよれで、いい加減買い換えたらどうなの?」
などとからかいの声が浴びせられた。
313 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/27 01:42
いい気味と明日香をいたぶる江都子たちだが
「あ、忘れていた。明日香の腋毛を剃ってあげようよ。食堂でさ」
と誰ともなく言い出して、ワッと盛り上がる江都子たちは明日香を引きずり出す。
4人がかりではどうしようもなく連れて行かれる明日香は、
ようやっとジャージを引き上げてパンティを隠すのが精一杯だった。
江都子たちに引き立てられて明日香が食堂に入ると、食堂の十数人の男女から
好奇の目が浴びせられ、声が飛ぶ。
「あ、パンツ泥棒だ」
「それは言っちゃ駄目だって。宏美さんから男子には内緒だって言われているでしょ」
しかしそこにいる全員がすでに話を知っているようだ。宏美が「男子には内緒」
と言ったところで、若い娘が全員、口を閉ざせるわけでもない。しかも対象は
みんなの反感を買っている明日香なのだ。
314 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/27 01:43
宏美にしたら、当然誰かが言いふらすのを承知の上で「男子には内緒」と
明日香を庇う振りをしていい格好をしただけなのだろう。
そんなことをぼんやりと考える明日香だが、食堂の椅子に無理やり腰掛けさせられた。
「明日香ちゃん腋毛生えてだらしないから、剃ってあげようと思ってさ」
江都子が言う。
「え、明日香ちゃん腋毛剃ってないんだ?」
「へえー、意外だな」
と男子から声が飛ぶ。
「そうなのよ、この娘だらしないからさ」
江都子がしたり顔で説明し、和葉がT字剃刀や濡れタオル、クリームなどをテーブルの上に出す。
「さ、剃ってあげるからTシャツを脱ぎなさい。どうせあなた、自分じゃお手入れしないんでしょ?」
江都子に命じられ、今朝からのパンツ丸出しプレイやパンツ泥棒の汚名を着せられて、
しかもくたびれた上にいやらしい汁で濡れた下着まで見られて、明日香の気力は失せていた。
頼みの綱の康介も風呂にでも入っているのか、姿がない。
315 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/27 01:44
「さ、早く」
知代に頭を小突かれて、明日香は仕方がなく白いTシャツを頭から脱ぐと、白いブラジャー姿になった。
「おお…」
と、一固まりになって模様を眺めている男子たちからどよめきが漏れた。
一年の中では男子にかなりの人気がある明日香が、上半身に白く可愛らしい
ブラジャー一枚をまとうのみで、その清純な美貌を朱に染め、うつむいて肩を震わせている。
「さあ、だらしない明日香ちゃんの腋毛を剃ってあげましょうね」
江都子が言うと、明日香の両腕を持って、頭の後ろで組ませる形にする。
明日香の開いた腋から、ささやかに茂った毛が覗く。
「やだ、みっともない」
見物している娘たちから嬌声があがり、男たちは清楚な明日香とその腋から
覗く腋毛にどよめきながらも興味津々である。
316 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/27 01:44
知代が明日香の腋にクリームを塗りこむと、江都子がT字剃刀を持っていよいよ
明日香の腋毛を剃ろうとした瞬間、何か思いついたようで手を止めると、男子の方を向いて誘いを掛ける。
「誰か剃りたい人はいない? 明日香ちゃんの無駄毛のお手入れをしてくれる、
優しいボランティアの立候補はいないかしら」
その言葉に戸惑いながらも躊躇する男子連中だが、ややあって何人か声を上げた。
「俺が剃ってやるよ、明日香ちゃん」
「いや、俺なら優しく剃って上げるよ。おなじ学部だし」
「学部なんて関係ないだろ。いいから俺に任せな」
立候補する男子たちを見渡しながら、江都子は勿体つけている。
「誰にしようかなぁ。明日香ちゃんは誰に剃って欲しいの?」
男子たちの前でブラジャー姿を晒す、赤面するばかりの明日香は
「いえ…できれば江都子先輩や知代先輩にお願いしたいんです…」
317 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/27 01:45
と訴えるが
「いいじゃーん、俺に剃らせてよ」
などという男子たちの声に、江都子が呼応する。
「そうね、男の子に剃ってもらったらいいかな…それでパンツ泥棒の件は
水に流してあげる」
ラ・ペルラの件を持ち出して明日香の抵抗心を封じる江都子は、立候補する
男子の顔ぶれを見ながら、2人を指名する。
「じゃあ君と君、明日香ちゃんの腋毛を剃ってあげて」
指名されて勇んだ2人とは、午前中に明日香の生パン姿のテニスを喜んで眺めていた二人だった。
「では喜んで」
「優しく剃るからね」
二人は口々に言いながら明日香の両脇へと回り、T字カミソリを手に取る。
身を縮こませて眉をひそめイヤイヤという素振りを見せる明日香に、
江都子や知代が動くなと叱咤する。
318 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/27 01:48
「じゃあ剃って上げるよ」
二人の男子学生が、明日香のだらしなく生えた腋毛を剃りだした。
ゾリッ、ゾリッと冷たい感触とともに刃物が明日香の腋の下を往復し、そのたび
ごとに縮れた腋毛が刃先に絡め取られていく。二人はその毛を除きながら、
また明日香の脇の下にカミソリを当て、羞恥に震えながらも耐える明日香の
健気な横顔や、上半身を唯一覆う白く可愛らしいブラジャーの悩ましく
盛り上がったカップ、なで肩に掛かる細い肩紐、白い背中に走るベルトなどを
ちらちらと盗み見ている。
つい昨日までは、彼らを気さくで快活な今風の若者だと思っていた。
実際そうなのだが、明日香の悩ましい姿に劣情を堪え切れない彼らであった。
そして今日は生パンでのテニスを眺めて、今はこうしてブラジャー姿の自分の
腋毛を剃る役目を嬉しそうに買って出ている。
(イヤらしい…もう誰も信じられないよ…康介さん以外は…)
>>310 おおどうも。
これまでに良かったシーンとか教えてくれ。
ちなみに今、属性のない相姦と人妻ものにチャレンジしようかと思ってます。
319 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/29 01:37
この食堂内には20名くらいのサークル部員がいるのに、誰一人として明日香に
救いの手を差し伸べようとはしない。それどころかいい気味だと笑うものすらいる
始末だ。加奈だけはどこに行ったのか見当たらない。
明日香が清純さを漂わせる正統派美少女で男たちの関心も高かった。だが女王様の
宏美の庇護下にあり、サークルの代表の康介とつきあっていると言う事実が、
明日香に対する防護壁になっていた。だが、今日の生パン晒しや江都子の下着を
黙って盗み出して履いていた事実が作用して、明日香をおもちゃとしてこの場の
ペットに仕立て上げる雰囲気が生まれていた。
「早く…剃ってください」
ブラジャー姿で晒し者になる明日香は、恥ずかしくて気が狂いそうだ。男子に両脇から
ブラジャー姿を見られながら腋毛を剃られる屈辱に加え、この恥辱劇を見物している、
男を含む十数人の好奇な視線を浴びせられ、どこかに逃げ出したい気持ちだ。
320 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/29 01:42
だが江都子がポンと平手で明日香の頭を叩き
「剃ってもらってるのに、なに注文つけてるのよ。言いなおしなさい」
などと、明日香の心中をわかっているくせに難癖をつける。し方がなく明日香は
「すみませんでした…あの…なるべく早くお願いしますね」
とか細い声で言いなおす。
そのなんとも言えない可憐さに、二人の男子学生は股間を硬くして、
たまらない気持ちになるのだ。
「ほい、一丁上がり」
ようやく男子たちが明日香の腋毛の手入れを終えた。つるつるになった腋の下を覗き見る江都子は
「これでようやく女の子らしくなったね、じゃあ次ぎは、この産毛を剃らなくちゃ」
と明日香の下腹部に目をやる。ヘソの下から連なっている産毛のことを指しているのだ。
「これは私が剃るから、さ、君たちはもういいよ」
明日香の腋毛を剃る余禄に預かった男子たちを追い払うと、江都子は明日香を立たせて
ジャージをパンティもろとも、恥毛が見えないぎりぎりまで下げる。
321 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/29 01:42
「しっかしだらしないわね。なんであんな産毛を生やしてるわけ?」
と女子の声が飛べば
「いやー、意外だったな。明日香ちゃんは清潔そうだと思っていたのに、結構ズボラなんだな」
と男子の先輩の声がする。
「こいつ清潔じゃないって、ろくに風呂にも入らないし、練習してもシャワーも浴びないんだよ」
「マジかよ」
などと好き勝手にはやす声が明日香の耳に入る。
(この辱めがいつ終わるんだろうか)
江都子に下腹部の産毛をさっと剃られながら、うつろに思う明日香だが、
そのとき姿を消していた加奈が顔を覗かせた。
「明日香ちゃんの汚れていたパンツ、洗濯してあげたよ」
手には明日香のパンティが入った洗濯カゴを持っている。思わず受け取ろうとした明日香だが
322 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/02/29 01:49
\______________________________/
O モワモワ
o
__ ___
/ ヽ、
_ / ヽ _
/ ヽ/ _ _ |/ ヽ
| <∂| <・> < ・> | 6 > |
ヽ_/| ""(OO)"" |ヽ_/
| ___ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\ /__/ / < …と、いう映画を作ろうと思うんだ
/ヽ /\ \_________________
323 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/29 02:09
「動かないで。カミソリであんたの産毛を剃っている最中でしょうが。
傷がついても知らないよ」
江都子に窘められ、動くのをためらう。
その隙に知代が目を耀かせ、何か思いついた様子で加奈に近づき洗濯カゴを取ると、
「洗濯物は干さなくちゃね。外に干すと盗まれちゃうかもしれないから、ここで干そうか」
と明日香の洗濯したばかりのパンティをハンガーに掛け、窓際のカーテンレール
に吊るしていく。
「あ、ちょ、ちょっと、知代先輩、やめてください」
自分の下着が、男子もいる食堂で干されるなんてたまらない。晒されている
下着を取ろうと動こうとするが、
「駄目駄目、まだ産毛の処理が終わってないでしょ。お腹に消えない傷がついてもいいの?」
江都子に制されて動けない。自分の生白い下腹部にカミソリの刃が当てられ、
わざとゆっくりと江都子がそれを動かしている。
気が気でない明日香だが、男子たちは集団心理のせいか、遠慮なく明日香の
下着を見入っている。さすがに手に取る者はいないが。
324 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/29 02:10
「3枚も汚れてるなんて、もしやあの日?」
無遠慮に誰かが言うと、知代が言う。
「マジで汚れてたのよ。しかも普通に履いて汚れたんじゃなくて、
いやらしい汁がねっとり染みついていて」
その言葉に一同は驚いたり、笑ったり呆れたりとリアクションを見せる。
「うわー、明日香ちゃんていやらしいんだ。明日香ちゃんのイメージが変わったなー」
「ホントホント、清純派と思っていたのに、無駄毛は処理しないしだらしが
ないし。いやー、外見によらないな」
などと男子たちが騒げば、
「ようやく明日香の正体が分かった? 私なんて彼氏にいくら説明しても
『明日香ちゃんはそんな娘に見えない』って言われてたけど、これでもう説明不要でしょ」
と、これはサークル内に彼氏がいる娘が声高に言う。
明日香の腋毛を処理した男子学生は、江都子に産毛を剃られている明日香を
ニヤニヤ眺めながら言う。
325 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/29 02:11
「あ、もしかして明日香ちゃんていやらしいから、露出狂の癖でもあるの?
今日は生パン晒してテニスしてるんだもんな」
その言葉にドッと笑いが起こる。
耳をふさぎたくなる明日香の目に、干されている自分のパンティが窓から入ってくる
風に、ユラユラ揺らめいているのが映った。そのとき、明日香の中で何かが弾けた。
瞬間、思わず明日香は江都子を押しのけるとジャージを上げながら窓際に走り、
パンティを観察していた男子を突き飛ばして、干されていたパンティを奪うように手に取る。
いてて、と突き飛ばされて尻餅をついた男子は尻を押さえながら
「そのパンツ、ゴムが伸びてるんじゃないの? かなり履きこんでるでしょ」
と、女の子なら言われたくないことを指摘する。
プッ、と言う笑い声や
「それを言っちゃ可哀想よ」
なんていう加奈の声がした。
326 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/02/29 02:12
濡れたパンティを胸の前で握り締めて震える明日香に、知代が
「ちゃんと干さないと生乾きになって匂うでしょ。寄越しなさい」
とパンティを奪おうとし、明日香は必死でパンティを握り締めて抵抗する。
そのとき、声がした。
「なにやってんの?」
その声で皆の顔から笑みが消え、時間が止まったかのように動くのをやめた。
サークルの代表で明日香の彼氏の康介が、柱に手をやり睨んでいた。
to be continued
327 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/01 03:10
康介は自分の部屋で、江都子、知代、和葉、加奈から事情を聞いていた。明日香もいる。
洗濯した下着は、みんなのウェアが干してある場所に、改めて干されていた。
口々に明日香の所業を訴える江都子たちの話を、康介は眉間にしわを寄せながら
すべて聞き終え、明日香にことの真実を確かめるが、明日香はうなだれて悪口を
言ったことや下着を黙って借りたことなどを認める。本当のことだから仕方ない。
ただ、宏美に強制されたということを言えなかっただけである。
「…分かった。エッちゃんたちは戻ってくれ」
江都子たちを帰すと、康介は明日香に向き会う。
「なにか理由があるのかい? どうも腑に落ちないんだ。明日香ちゃんは
そんなことをする娘じゃない」
真摯な瞳に見つめられる明日香だが、正直に言うわけには行かなかった。
328 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/01 03:11
「本当です、理由なんかない…」
いい出して思わず泣き崩れる明日香にさらに康介が尋ねようとするが、
明日香は身を翻していた。
「もう私に構わないで下さい。お願いですから…」
「あ、明日香!」
しかし止めるまもなく、明日香は康介の部屋から出て行った。
明日香のシャンプーの残り香が康介の鼻を打つ。
(皆に好かれていた明日香が、いつのまにかみんなと上手く行かなくなった。
どうしてだ…エッちゃんたちが言うように、元からあんな娘だったのか…)
康介は一人、窓にもたれて漆黒の闇を見つめて考えていた。
to be continued
読んでる人、どれくらいいますか?
「読んでる」と一言あると嬉しいです。
読んでるよ
(*´д`*)めちゃめちゃ読んでるよ〜
いつも楽しみにしてるですぃ
読んでますよ〜。
いよいよクライマックスですか?
楽しみです。
332 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/02 02:54
合宿2日目の夜は短い合宿の最後ということで打ち上げがある。それまでは食堂に
集まってわいわいやったり、部屋に集まっておしゃべりしたり、思い思い気ままに
過ごしている。中にはそっと外に出て夜のひと時を誰にも邪魔されずに過ごそうと
言うカップルもいた。
宏美も外に出た口である。無論一人ではなく、康介を伴っていた。二人で下の街の
明かりが見下ろせる崖の淵の、平べったい岩に腰掛けている。
背後の合宿所の中からは、にぎやかな騒ぎ声が聞こえていた。
「明日香ちゃんのこと、どうしたらいいんだろうね」
宏美が物憂げに口を開く。明日香の話を口実に康介を誘い出したのだ。明日香はもはや
江都子たちと同じ3号室に置いて置けないだろうと、空き部屋にそっと潜り込ませていた。
管理人に見つかれば追加料金を払えばいいだけのことだ。
あとで宏美も、明日香を一人にしては置けないとの理由でその部屋に行って寝るつもり
だった。本音は「5人部屋なんてウザイし暑苦しいから真っ平。小学生の林間学校じゃ
あるまいし。初日はともかく、2日目は伸び伸び寝させてもらうわ」という身勝手な
ものだったが。
333 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/02 02:56
「俺は…どうも納得できないんだ」
今風の茶髪で引き締まった肉体、端正なマスクで思慮深そうに考え込む康介に、
宏美の胸は熱くなる。
(明日香みたいな田舎者じゃなくて、私のことを見てよ)
そう思いながら、Tシャツにショートパンツ姿の宏美はそっと寄り添う。
無造作に投げ出した足はもろに脚線美を晒していた。白いTシャツの胸は
見事に隆起を示して、その下にはピンクのブラジャーが透けていた。
「私も庇ってきたんだけど…女子の反感が凄くなっちゃって」
甘えるように康介の顔を見上げる宏美。時おり涼風が吹き、宏美のしなやかな
黒髪を揺らめかせ、リンスの芳しい香りを運んでいく。
康介は難しい顔をして、下の街の明かりを眺めている。沈黙が続き、合宿所から
漏れてくるにぎやかな声が、宏美の耳を通り過ぎる。
康介にもたれて、青年のフェロモンを感じさせる体臭を感じながら宏美は思う。
334 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/02 02:57
(このまま、ずっとこうしていたい…二人きりで)
そんな甘美な想いを浮かべる宏美に、康介はついに
「…明日香には退会してもらう。宏美さん、どうだろう?」
と言い出した。
宏美の胸は歓喜で高鳴っていた。
(ついに、康介さんが明日香に愛想を尽かした…やったぁ)
康介の反応が気がかりだったが、最上の結果が出た。康介が明日香を擁護すれば、
また自分も明日香を庇う振りをして、康介が愛想を尽かすまで裏で追い詰める
工作を続けなくてはならない。そんなことはいつかぼろが出るとも限らない。
だが康介が明日香を見切ったとなれば、あとは小細工は要らない。アタックあるのみだ。
「仕方ないね。残念だけど」
嬉しさをこらえてさも無念そうに話す宏美は、一層康介に体重を預けようとした。
康介と親密になりたい、という宏美の思いだが、もたれる相手の康介の体がなかった。
宏美は重心を失って、二人で腰掛けていた岩の上に倒れこみそうになり、
慌てて手の平を付いた。
335 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/02 02:59
宏美が体を預けようとしたその刹那、康介がスックと立ち上がっていたのだ。
「明日香にサークルを退会してもらうし、俺は明日香とは別れる。これがいいと思う」
そしてバランスを崩している宏美を怪訝そうに見下ろすと、康介はすぐに
柔和な笑みを浮かべる。
「行こうか。みんなと一緒にビールでも飲もう。俺は最後の合宿だし」
「え、ええ、行きましょう」
宏美は慌てて立ち上がると、康介と並んで歩く。
康介と並んで歩きながら康介の手に、自分の指を絡めようとした。自分から
手を繋ぎに行くなんて、子供の時はともかく中学に入って以降は初めてのことだ。
え、と言う感じで康介が隣の宏美を見るが、宏美は構わずに康介の手を握る。
「明日香ちゃんのことは残念だけど、でも…」
宏美はいよいよ自分の想いを口に出そうとする。好きなら好きとはっきりと
告白しておけば良かったのにと、いつも後悔していた。そうすれば明日香に
むざむざ康介を渡すことはなかったのにと。
336 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/02 03:00
「今までは可愛い明日香ちゃんのことを応援していたわ。でもこの機会だから
はっきり私の気持ちを伝えたいの」
なにを言いたいのかと、康介は不可解な表情になって足を止める。
宏美は康介の顔をしっかりと見ながら
「ずっと好きだった。あなたのことがずっと前から」
ついに言ってしまった。本当はもっと言いたいことが宏美の胸に詰まっている。
(もっと私を見てよ。私と一緒にいてよ。私を、私だけを気に掛けてよ)
いつもの女王様の威厳もなく、必死の面持ちの宏美は一人の恋する娘になっている。
思わぬ告白にあっけに取られた康介だが、静かに口を開いた。
「…いい友達でいよう、宏美さん」
脳天がかち割られる衝撃の宏美。
337 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/02 03:03
「悪いけど、宏美さんとは付き合うとか考えたことがないんだ。
明日香ちゃんのことは関係なく、ね」
「そう…」
顔面蒼白の宏美を気遣うように、康介は
「俺には荷が重いんだ、宏美さんはゴージャス過ぎる」
と笑うと
「さ、打ち上げに行こうよ」
と快活に宏美を誘う。
「…うん、変なこと言ってごめんなさい。もう忘れて」
ようやっと足を動かす宏美は、なんとか平静さを装うのだった。
to be continued
>329-331
どうもありがとう。
反応がないと、誰も読んでいないのかと不安でした。
クライマックスはまだまだで、ストーリーの半分位しか来てないです。
338 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/02 05:22
(*´д`*)きたー!!ふられちゃったー!!
早く続きがみたいよぉーぅ!
340 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/02 14:34
続きお願いします〜
私もいつも楽しみにしてます。
早く続きを〜と言いたいですが、
>>1さんのペースで楽しく書いてください。応援してます。
「お帰りなさい」
合宿から帰った二人を出迎える美雪に、宏美は不機嫌さ全開で応対する。
ろくに美雪を見もせず、床を荒々しく踏みながら部屋に向かう宏美を、美雪はなにごと
と言う風に呆れて見送っていた。
部屋に入るとバッグを投げ出し、ベッドに突っ伏しては泣きじゃくる。
「何でなのよ、私のどこが気に入らないの…」
想いが届かなかったことを悲しむ宏美は、打ち上げが終わった後で明日香がいる
空き部屋に行き明日香の頬を何度も張って鬱憤を晴らして寝床に着いた。
合宿最終日の今日は皆の前では平静さを保っており、康介とも何の隔意がない風に
接したのだが、帰宅した今はその反動で今は思い切り泣いていたのだ。
おかげでとばっちりを受けたのは女子のメンバーである。
宏美が江都子に練習試合を申し込んで、そっと耳元でささやいた。
「明日香ちゃん、退会をさせられるんだって。あんたのおかげね、下着を
弁償したのに泥棒呼ばわりしちゃって…このお礼はしなくちゃね」
宏美の言いがかりではあるが、江都子への十分な恫喝になっていた。前夜の
ことを確かにやりすぎだと感じていた江都子は、女王様の宏美に敵視され
動揺を隠せない。そんな江都子に宏美は思う存分鬱憤晴らしにスマッシュを
撃ち、同格の腕前の江都子をこてんぱんにへこませた。
さらに、試合が終わっていつものように恭しくタオルを差し出す和葉をワザと
無視し、明日香に呼びかけてタオルを差し出させる。
自分のタオルを持って呆然としたままの和葉を見もせず、宏美は
「確かに仕返しは認めたけど、明日香ちゃんを男子の前で下着姿にして
腋毛剃ったり、洗ったパンティ晒したり、やりすぎじゃないのかしら」
と責める。
「先輩、済みませんでした。明日香ちゃんに謝りますから」
泣きそうな声で訴える和葉だが
「謝っても時間は元に戻らないでしょ。ね、和葉さん」
いつものちゃん付けから、他人行儀なさん付けに代わり、口調も冷ややかだ。
和葉は尊敬する宏美に突き放されて顔色を失い、そばで聞いていた知代も
宏美の不興を買ったことでうなだれていた。
しかしそんなものも、宏美には単なる憂さ晴らしにしか過ぎない。
康介に振られたという事実は消えないのだ。
宏美は一人、ふかふかのベッドの上で涙を流していた。
「さあ、合宿の汗を流しましょうね」
美雪に伴われて、明日香は一緒にお風呂に入っていた。広い浴槽に二人でつかり、
美雪は背後から、明日香の初々しい乳房をゆっくりと揉みながら、合宿の模様を
細微にいたるまで聞き出そうとしていた。宏美が失恋したらしいと言う話を
聞いてまずはいい気味とほくそ笑み、ついで明日香が受けた屈辱を聞き出していく。
「可哀そうね、パンティ丸出しでプレイして、男の子に見られるなんて。
純な明日香ちゃんには辛かったでしょう?」
同情する口調ながら、明日香に辛い記憶を蘇らせて楽しむ美雪は、明日香の
ピンク色に染まった首筋に舌を這わせたりしながら、なおも話を聞き出していく。
風呂で温まっているせいか、恥ずかしさのせいか、それとも美雪に乳房を揉まれて
いるせいか、明日香は頬を赤く染めて恥辱の告白をさせられている。
少しでも言いよどむと、美雪にキュッと乳首を摘まれるので、包み隠さずに話す。
「そして…お嬢様の前で、お昼を食べ終わった後と、トイレの中で…
自分でさせられました」
震える声で告白する明日香に
「なにをさせられたの?」
意地悪く美雪は聞く。
「あの…オナニー、です」
思わず目をつぶる明日香の乳房を揉みながら、美雪は尋ねる。
「そのとき、なにを想像していたの? もちろん私のことを想っていたんでしょう、
明日香ちゃん」
「はい…その通りです。おば様の事を考えていました」
無理やり誘導させられる明日香は、さらに告白を続ける。
「それから、もう下着の替えがないので、お嬢様の下着を借りました。でも…」
そこまで言って泣き出した明日香を優しく慰める。
「いいからお話なさい。言えば楽になるわ」
適当な慰めを言いながら、
(一体明日香ちゃんはなにをさせられたのだろう。どんな恥ずかしい目にあったのかしら)
嗜虐性を堪能して、ゾクゾクしながら美雪は明日香を促すのだ。
「はい…それからみんなにお風呂に連れて行かれて、体を洗ってもらいました。
そして、お風呂から上がって着替えているときに、江都子先輩から話があるって言われて…」
しゃくり上げながら明日香は続ける。
「宏美お嬢様が貸してくれた下着、江都子先輩の持ってきた下着だったんです。
私は分けがわからなくて…宏美さんが呼ばれてきて、それで…」
明日香は泣きながら、宏美が暗に明日香が盗んだ事を肯定しつつ、
江都子相手にいい格好をして金で解決したくだりを話す。
「まあ、酷いわね。明日香ちゃんは人の物に手を出すような娘じゃないのにね」
乳房を揉む手を休めると、明日香の顔をそっと後ろを向かせてその可憐な唇に
自分の唇を合わせて、舌を差し込んで明日香を味わう。
いきなりのことに驚く明日香だが、抵抗も出来ずにされるがままだ。
美雪は唇を離すと、じっと明日香を見つめて
「さ、それからどうなったの?」
と再び明日香の乳房に手を回しながら、続きをせがむ。
「はい、それから…泥棒呼ばわりされて、汚れた下着も見られて…
食堂に連れていかれて男子もいる前で、腋毛を剃られて…」
「まあ、腋毛を剃るなんて、服を脱がなきゃ剃れないでしょうに」
「はい、上半身はブラジャー姿で…剃られました」
「それは恥ずかしかったでしょう?」
「それも男子に、剃られました…」
そこまで言うと、慟哭する明日香の首筋に息を吹きかけながら美雪の胸は高鳴っていた。
(凄いわ、ぜひその場に居たかった。明日香ちゃん凄い恥ずかしかったでしょうに…
見たかったわ)
期待に胸が膨らむ美雪は、さらに催促する。
「酷いわね…で、どうなったの?」
「はい、それからおへその下の産毛を剃られて…今度は江都子先輩が剃りました。
そのとき、友達の加奈ちゃんが汚れていた下着を洗濯して持ってきてくれて…」
加奈が宏美の手先だと、明日香はまだ気が付いていない。
「その洗濯した下着を、知代先輩がワザと食堂のカーテンレールにハンガーで掛けて…」
「あら、それじゃ男の子にも見られちゃったの?」
「…たまらなくて干してある下着を取りに行ったら、男子に履き古した下着だとか、からかわれて…」
「可哀想ね。女にとってはたまらないのに…明日香ちゃん、嫌な事を忘れなくちゃね」
to be continued
みんなありがとう。
そろそろ明日香編、終わります。
350 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/04 04:36
1章から一気に読ませてもらったけど
コンセプトがみんな一緒じゃないか?
351 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/04 21:34
保守
1からの代行告知です。
現在PCの故障のため、1はネットに出てこられない状態です。
復帰まで少々お待ちくださいませ。
1不在の間、スレ保全をお願いします。
353 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/06 19:36
死守
354 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/06 23:31
hosyu
355 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/07 15:04
保全
356 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/07 22:46
じゃあオレが代わりに小説をなんとなく・・・
この世は腐ってる――――。
何もかも終わらせてやる……
オレが……
桜井「――…木!大木!」
浩介「……(ん…うるセーな…)」
桜井「おい、大木!!!お前はいつもいつも寝てばっかで…」
怒鳴り続ける桜井
浩介「ハイ…スイマセンでした…」
桜井「ったく!親御さんに電話しちまうぞ!」
浩介「………」
桜井「みんなも同じだぞ!授業中に寝るようなバカは学校に来るな!!」
みんなが静まりかえると同時に、授業の終了を告げるチャイムが鳴った。
桜井「チッ!お前のせいで予定のところまで進めなかったぞ!
お前がみんなの時間を奪ったんだ!
仕方ない、じゃあ今日のところは
家で復習しておくように!ハイ、挨拶!」
学級委員の号令で挨拶した後、桜井は教室からすぐに出ていった。
ボーっとしている大木に一人の男子が近寄ってくる。
谷町「カッカッカ!また怒られたな、大木!
お前すっかり目ェつけられてんなァ〜!
でもよォ、授業中に寝るぐらいで桜井もあんなに怒るこたァねェよな?
実はさっきオレも寝てたんだよ。どうしても眠くてさァ〜。
人間にとって睡眠は大事なんだよ!ウン!なにより睡魔には逆らえないしな!」
浩介「…じゃあ、夜早く寝ればいいじゃん…」
席を立つ浩介。
谷町「はァ?お、おい!大木ィ!オレはお前を励まそうと思って…
……意味わかんねェよ…」
浩介は教室から、カバンを持って廊下に出て行く
―――オレは別に…眠いから寝てるわけじゃない…
ただ、退屈だったから寝てただけだ…
浩介「(それにしても…さっきの夢…)」
―――恐怖……いや、恐怖に似ている高揚感と言ったほうが適切だろう…
何か大きな力を得て、その力がとんでもないものだった―――。
みたいな感じだ。
浩介「(足が震えてる)」
―――この震えは何なのか…そんな事は深く考えなかった。
考えれば考えるほど、さっきの夢が生々しいものになっていく様な気がしたからだ。
教室の方から谷町の声がする
谷町「おぉ〜〜〜い!待てよ、大木ィ〜〜〜!!!」
谷町が走ってくる
谷町「どうしたんだよ〜、怒られたのがそんなにショックだったのかァ?
なんならオレが桜井に睡眠の大切さを…」
浩介はまた歩き出す
谷町「お、おい!待てったら!…ちぇっ!」
浩介「(…この胸騒ぎはなんだ?―――何か…… ああぁぁあ、もういいや)
谷町!早く帰ろうぜ!」
谷町「なんだお前!自分勝手にも程があるっての!
ってゆーか、まだ6時限目終わってねーぞ!」
浩介「あれ…?……」
谷町「バッカだな〜お前!カッカッカッカッカ!」
浩介「…うるセーw」
―――今日のオレは何か変だ。自分でもわかる。
どこがどう変なのかは、よくわかんないけど…
とにかく変なんだ。
浩介「あの…夢のせい…か…?」
谷町「なんだよ、あの夢って…」
浩介「…オレ、今、口に出してたか…?」
谷町「おう、思いっきり喋ってたよ!
なんだよ、お前!せっかくオレがマヨネーズの
いろいろな使い道について熱弁してやってたのに!
自分の世界に入ってたってか!?」
浩介「ん、あぁ…悪い悪い……」
谷町「……なぁ、大木… お前、今日変だぞ…?」
浩介「…だよなぁ……」
谷町「だよなぁってお前…大丈夫かよォ〜〜〜」
その後、谷町がセミの生態について熱く語ってくれながらいっしょに帰路についた。
浩介「ただいま。」
幸江「おかえり。アンタ、今日学校から電話があったよ!」
浩介「(……あの野郎)」
階段を上って自分の部屋へ行く。
幸江「あ、待ちなさい!…もう」
浩介「(明日は休みだし、今日は部屋からでたら親がうるさそうだし
このまま寝ちまうか…腹がへったら夜中に冷蔵庫あさればいいや)」
―――ホントの事いうと…夢の続きが見れるかもしれない―――。そう思ったからだ…
浩介「おし、寝るか!」
……………………
浩介「…寝れん… 音楽でも聞こ。」
大好きなバンドの曲を聞いていたら、次第に胸の内のモヤモヤが晴れていく気がした。
浩介「でもやっぱ好きな曲聞いてたらなかなか寝つけねェな」
コンポのソース(音源)をMDに切り替えた。
MDに入っている有名なボーイズグループのバラードを聞きながら
オレは知らぬ間に眠りについていた。
次の日、親は出かけるため、オレは留守番を任されていた。
浩介「…ヒマだ」
お菓子を食べながらマンガを読んでいると、
谷町から電話がかかってきた。
内容はカラオケの誘いだった。
オレは誘いを快く引き受けた。
浩介「あー、スッキリ!!!」
谷町「カッカッカ!スッキリしたのはいいけど、お前音痴だったんだな!」
浩介「…うるへー」
その日の夜オレは何故かとてつもない睡魔に襲われた。
晩メシも食べず、そのままベッドに寝ころんだ。
そしてそのまま夜が明けていった…
浩介「……今、何時だ?」
起きたときにはもう次の日の朝の7時をまわっていた。
浩介「やっべぇ、遅刻しちゃうよ!」
階段をおりていく。
幸江「あ、浩介!昨日は何で…」
浩介「あ〜、ハイハイ遅刻しちゃうから帰ってからね」
幸江「まったく…」
浩介はチョコレートを一つ口に入れた後、カバンを持ち玄関へ
浩介「行ってきま〜す!」
幸江「ハイ、気をつけなさいよ!」
家を出てすぐ、めまいがした。
浩介「(…朝メシ抜いたからかな…?でもこんなに早くくるわけねーだろ…
とりあえず急ご。)」
なんとかギリギリで校門をまたいだ。
教室に入ると、もうみんな席についていた。
浩介がカバンを下ろしたところで、担任の羽島が入ってきた。
羽島「ハ〜イ、ごうれ〜い!」
学級委員の号令でオレの学校での1日が始まる……ハズだった―――。
第1部終了
っていうか第1部でもう疲れた・・・
なんか話しが・・・
まあ、ちょっとでも楽しんでもらえたらっていう
ちなみに主人公は「大木浩介(おおき こうすけ)」
できたら感想とか欲しいス
366 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/09 17:04
続きはまだできてないので・・・
っていうかもう疲れたんで気が向いたら書きます
明日香に屈辱の告白をさせて感情が高ぶっていた美雪は、もうこらえ切れなかった。
明日香を浴槽から出すと、背後から片手で乳房を揉みながら、もう片方の手で
明日香の秘裂に潜む微かな突起を弄りにいくと、すでにそれは起立していた。
「恥ずかしいなんていいながら、もう気分を出しているのね」
「あ、あっ、おば様…」
狼狽する明日香の裸体はピンク色で、艶のある肌が水を弾くようで、明日香の若さを示していた。
「若いっていいわね、私も明日香ちゃんの年頃に戻りたいわ…」
そして明日香のクリトリスを指の腹で擦り出すと、すぐにねっとりとした汁が
湧き出てくる。それをクリトリスにまぶしてはまた指の腹で転がすと、
明日香はもうたまらずに悶える。
「おば様、いじめないで…あ、ハァ…、ああっ」
浴室の床に崩れ落ちそうになる明日香を、美雪は思い切り攻め立てる。
やわやわと乳房を揉みながら、クリトリスを弄り、膣の中にも指を挿入して
明日香の襞が巻き付いてくる感触を味わう。
to be continued
せっかく復活したのに規制が掛かったので、レス代行を依頼しました。
368 :
HEAL THE WORLD ◆lEKBORrUmI :04/03/10 12:09
>1
復活おめでとうでし(^^)
これからもmeをはぁはあさせてくれでし(^^;
369 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/11 20:58
保全
370 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/11 22:10
保守
371 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/12 04:08
息も絶え絶えな明日香に、美雪は
「ねえ、明日香ちゃん。合宿で一番恥ずかしかったことはなに? 教えて」
と意地悪く問いかける。
「教えてくれたら、楽にしてあげるわ」
そうして、裂け目に這わせた手を明日香の顔の前に突き出しては、人差し指を出し
「どう、あなたのそのものの匂いよ」
と明日香の愛液を明日香自身に示すと、明日香は顔を振り拒否反応を示す。
バサバサとセミロングの黒髪を振り、明日香がイヤイヤと訴える。
「さ、仰い」
「どれも、恥ずかしかったです…」
嘘ではない。生パン晒しのテニスも、汚れた下着を見られたのも、ブラジャー姿で
腋毛を剃られたのも、よれよれの履き古しのパンティを見られたのも、どれも恥ずかしかった。
だが美雪は納得しない。
372 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/12 04:09
「それじゃ駄目よ。一番恥ずかしかったのは、なに?」
今度は両手を前に回し、また明日香の乳房を揉み始める。乳房が敏感な
明日香は身悶えするが、美雪は容赦しない。
「言うまでおっぱい責めよ。イクことも出来ずに、ずっと揉み揉みされちゃうの。辛いでしょう?」
官能を高ぶらせるだけで昇り詰めることは許さないとの、残酷な宣言だ。
「ああ、明日香ちゃんのおっぱいって飽きないわ、いつまででも揉み続けていられそう」
そして途中で可憐な乳首をコリコリと弄ったりとの、しつこい乳房責めに明日香は観念した。
「ハァッ…おば様、言います。恥ずかしかったのは…ブラジャー姿で男の子に…腋毛を…」
嬉々として腋毛を剃る男子の好色な視線、ブラジャー姿の明日香を
視姦する視線を思い出すと、明日香は身震いしてしまう。
上半身だけとはいえ下着姿を晒して、腋毛まで剃られてしまったのを思うと、
もう恥ずかしくてたまらないのだ。
明日香に無理やり告白させて、美雪は満足そうに微笑む。
373 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/12 04:10
「そう、やっぱりブラジャー姿で腋毛を剃られるなんて、いい見世物だものね。
恥ずかしいわね…」
そして片手を再び明日香の股間に伸ばし、膨らんだクリトリスを弄っていく。
「ああ…おば様…」
美雪の責めですっかり官能を溶かしていた明日香は、すぐに屈服した。
ピンと硬直したかと思うと、若い裸体を床に投げ出して息を荒げている。
そのさまを見ながら、美雪は自分の豊満な乳房に手をやり、揉みながら
明日香が正気を取り戻すのを待つ。
「さ、今度は私を満足させて。思う存分舐めさせてあげるから」
と黒々と恥毛が生える股間をさらけ出す。
もちろん明日香は拒否など出来ずに、悲しい舌の奉仕をするのだ。
374 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/12 04:12
合宿から帰り、しばらく経つと、悲しみに暮れていた宏美の心境に変化が訪れた。
当初は毎晩のように泣いていたのだが、段々と自尊心を守る精神的作用のせいか
「自分を認めないのならば結構。他に素敵な男はいるはず」
と、再び強気を取り戻していた。
しかし明日香が忌々しいことには変わらず、些細な事で入浴禁止などを命じていたのだが。
秋の気配が忍び寄ってきたころ、食卓につこうとした宏美は怪訝な顔になる。
「ローストチキン…なにかのお祝いなの?」
誕生日とかクリスマスなどに鳥モモの照り焼きを出すのが美雪の生家での慣習
だったそうで、美雪がこの家に嫁いで来てからはグレードアップして祝い事には
丸ごとのローストチキンを出すようになっていた。しかし今日は一体なんの日
だろう…と考える宏美に、美雪はにっこり笑う。
「明日香ちゃんの誕生日なの」
375 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/12 04:45
「なんだ、お祝いする必要があるのかしら」
忌々しそうな宏美に、美雪は
「啓太郎さんもプレゼントを買うそうだし、いいじゃない。誕生日を祝ってあげましょう」
そこまで話してハッとした顔になり
「ああ、ケーキを買うのを忘れていたわ。商店街のケーキ屋さん、まだ開いてるかしら」
と不安そうな顔になる。
明日香のためにケーキなんて、と白けていた宏美が急に顔を輝かせた。
「私が買ってくるわ。どうせならラ・トゥールのケーキにしよう。ちょっと車出してくるね」
車で10分程の場所にある、宏美お気に入りのケーキ屋に行こうと言うのだ。
「チョコレートでデコレートしたケーキを買おうっと。あそこのケーキは美味しいんだよね」
車のキーをくるくる指で回しながら、さっそくガレージに向かう宏美の後姿を
美雪は意味深な笑みで見送っていた。
376 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/12 04:45
暮れかかった街角を白のクラウンを走らせる宏美は、急に飛び出てきた
人影にハンドルを切った。
「危ないじゃない」
窓を開けて怒鳴ると、スーツを着たリーマン風の若者が足を押さえてうずくまっていた。
「ゴメンなさい、急いでいたもので」
宏美を見上げるその顔はあどけなく、まだ20歳くらいであろうか、さらっとした
黒髪を分けている、まるで美少年を輩出する芸能プロダクションにでもいそうな雰囲気の子だ。
立ち上がりかけて、若者は「痛てて…」と足を引きずり、民家のコンクリートの
塀にもたれかかる。
「車には当たらなかったはずだけど…大丈夫?」
心配そうに宏美は言う。あどけない若者の痛そうな仕草を気に掛けていた。
「あ、はい。でも足をくじいたらしくて…」
立ち上がるのもやっと、と言う感じの若者に、宏美は不憫になり
「病院に送りましょうか?」
と声を掛けた。
377 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/12 04:46
逡巡していた若者だが、痛さには勝てなかったのだろう、じゃあお願いしますと
言うと、助手席に乗り込んだ。
「一番冷やせば直ると思います。出来れば、自宅に送っていただけませんか?
すぐ近くですから」
若者が言う。いくらあどけないとはいえ、知らない男を助手席に乗せているので、
宏美は警戒を怠らなかった。
人通りはそこそこあるし、何かあったら大声を出したり、最悪の場合コンクリートの塀に
車をぶつけてもいい、と思っていた宏美だが、若者は思わぬことをいい出した。
「あの…どこかで会ってません?」
(なに、ナンパする気? 常套句ね)
鼻で笑うと
「初対面ですけど」
そっけなく言うが、若者はあっと言う顔をして
「もしかして、三田大の人?」
と聞いてきた。
378 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/12 04:47
一体なんだと整った眉をひそめる宏美に、若者は
「去年、三田キャンパスで何度か見かけたことがあるから、そうじゃないかと
思って…僕は春に卒業して、今は社会人なんだけど」
と意外な事を言い出した。
「え、先輩ですか?」
思わず三田大生だと白状する宏美に、若者は
「童顔だから、年下だと思ったでしょ」
と、フフフと笑う、その邪気のないあどけなさに、ついつい宏美は警戒を緩めてしまう。
違う学部だったそうだが、彼の自宅のマンションに着くまで、教養課程の知って
いる教授のことや学食のメニューとか、初対面と言うのに盛り上がってしまった。
その話の内容は、確かに三田大生だったということを裏付けるもので、
宏美はすっかり安心してしゃべっていた。また、若者は話し上手というか
聞き上手で、上手く宏美の話に相槌を打ってくれ、口を開けば機知に富んだ
話術で宏美を楽しくさせてくれた。
379 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/12 04:48
やがて彼の部屋がある高層マンションの前に着くと若者は車を降りながら礼を言い
「ありがとう、助かったよ。なんとか歩けるかな…」
と言い、介添えしようとする宏美を制して、片足を引きながらマンションに向かう。
(え、もう帰っちゃうの…)
もしかしてお茶や食事でもと誘われるかと思っていた宏美がなんだか物足りなく
思っていると、若者は不意に振り返り
「ああ、これ渡しておくよ」
と名刺を渡してよこした。
「それじゃありがとう、良かったらお礼にいつかメシでもご馳走するよ」
と若者は片手を振ってマンションのエントランスに消える。
(へえ、私の電話番号もメアドも聞かないのね…育ちも良さそうで話やすい人だったなぁ。
着ていたスーツはいい仕立てのものだったし)
と、若者が消えた、いかにも家賃が高そうなマンションを見上げると、
名刺に目を落とした。
『東都新聞社会部・江口良彦』とあり、電話番号や携帯の番号もある。
「あの人、大新聞の記者さんか…、足を怪我して取材とか大丈夫なのかな…
あ、いけない、忘れていた。ケーキ買いに行かなくちゃ」
慌てて車に戻るとエンジンをかける宏美の顔が、なんだか緩んでいた。
380 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/12 04:51
「遅いですね、宏美さん」
食卓で啓太郎と美雪と共に席に着く明日香が言う。
「しょうがない奴だな、ショーケースを前に目移りしてるのかな?」
啓太郎がこぼす。傍らには明日香のために買ってきたブラウスを包んだデパートの包装がある。
「二十歳前の娘に似合いそうな、清楚な服を」と、会社の女の子に選んでもらった
ものだ。明日香になるべく豹柄とかは着て欲しくない啓太郎である。
「そうね、選んでいるにしても時間が掛かりすぎね…なにをしているのかしら」
美雪だけはフフッと意味深な笑みを浮かべて伏せてあるワイングラスに目をやる。
「まあそのうち来るだろう、俺は腹が減ったよ、もう始めよう」
啓太郎がいいワイングラスを取ると、美雪が冷やしていたワインを注いでいく。
自分のグラスにもワインを注ぎ、明日香のグラスにはオレンジジュースを注ぐ。
乾杯を前にして掲げたグラスの向こうに、これからの宏美の運命を見ているかの
ような遠い目をする美雪であった。
to be continued
みなさま保守どうもでした。
>>350 「女同士の性的イジメ」が主眼ですので…
1章からいままで、どのシーンが良かったとか感想もらえたら嬉しいです。
381 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/12 05:44
閉店間際のラ・トゥールに駆け込んだ宏美は、チョコレートでコーティング
されたケーキを買うと、急いで帰宅したが、すでに明日香の誕生会は始まっていた。
普段なら自分抜きにして乾杯が行われたことにむくれる宏美だが、ケーキを
買うのに手惑って遅れたことを詫びたりと殊勝な面を見せて、食事後は上機嫌で
部屋に戻っていた。
宏美は心地いい満腹感を感じながら、ベッドに仰向けになっていた。
(江口さんは新聞記者かぁ、確かにうちの大学はマスコミで活躍する
OBも多いし。もっとお話してみたいかな…)
進路はまだ決めかねているが、マスコミ関係にも興味がある宏美は思う。
(それにしても、足、大丈夫かな)
責任はないとは言え、気には掛かる。
(そうだ、明日にでも電話してみよう…怪我が心配なのよ…
うん、別に不自然じゃないわ)
宏美は天井を見上げながら、今日初めて会った青年との弾んだ会話を思い出していた。
to be continued
またしても規制が掛かったので、レス代行を依頼しました。
復旧は早くても火曜日かと思われます。
(*´д`*)意外な展開にドキドキだぁぁっ
ダイヤルして、コールが4回鳴ると電話を切る、その繰り返しだった。
一人暮らしなら大体すぐ電話に出られるし、5回以上だと留守録が作動する
恐れがあるので、何度も掛けたのだと悟られたくない宏美の心情である。
携帯などでなく、ノイズのない電話で話をしたかった。
夜9時を過ぎて掛けてから、ようやく相手が電話に出た。
「はい、江口です」
この頃は個人情報をうかつに漏らすことを控える風潮から、若い世代でいきなり
名乗ることはまずないのに、素直に苗字を名乗るところから彼の育ちの
良さというか素直さが窺えた。
「昨日お会いした成瀬です」
「ああ、昨日送ってくれた人? 迷惑を掛けちゃって」
快活に言う良彦の声に、宏美の胸は高鳴る。
to be continued
まだ規制中なので、代行をお願いしてます。
385 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/17 15:58
ageときます
386 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/18 02:52
age
387 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/18 03:37
「もう足は大丈夫ですか? 記者さんだから、取材とかに不自由してないかなって心配で」
「一晩冷やしたら、良くなったよ。少し痛むけど、歩くのに不自由するほどじゃないさ」
「そうですか…」
このままでは会話が終わってしまうと、宏美は話を続けようとする。
「いつもこれくらいに帰るんですか?」
「まちまちだね。事件があれば残業も徹夜もあるし、暇なときはナイター中継に
間に合うくらいには帰れるよ」
「徹夜もあるなんて、大変なんですね」
「はは、自分で選んだ道だから。それと怪我のことは自己責任だし、もう心配ないからさ」
本当に会話が終わりそうだ。宏美は勇を鼓して切り出した。
「…あの、私もマスコミ志望なんですが、良かったらお話をお聞きしたいなって思って」
「ああ、そう? 俺もまだ入ったばかりだから大した話は出来ないけど、
後輩の参考になるのなら」
「どんな話でもいいです、ぜひ」
そうして多少強引に約束を取り付けた宏美。
388 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/18 03:38
自分に近づいてくる男のあしらいなら長けているが、プライドが邪魔するのか、
自分からアプローチと言うのはどうにも慣れない。が、ともかくも会う手筈はつけた。
(果たして、期待通りの人かしら…)
貰った名刺を眺めながら、宏美は期待を膨らませていた。
数日後、約束通り良彦と落ち合い、お茶を飲んだ後、食事に行く事になった。
「知っている店があるから、そこに行こうか。フレンチでいい?」
頷く宏美。良彦の行きつけの店がどんなところなのか興味があるし、それが彼を
推し量る材料にもなる。
二人で六本木の街を歩くうち、宏美は
(ああ、ここか)
と推理した。この通りの先には、マスコミにも良く取り上げられるフレンチ
レストランがある。宏美も仲間たちと行ったことがあるが、大して美味しい
とは思わなかった。
(名前だけのお店に連れて行くのね…)
なんとなく白ける宏美だが、意外にも良彦はその店を通り過ぎ、路地に入る。
389 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/18 03:39
(え? どこにいくのかしら)
推理が外れた宏美が面食らっていると、良彦は茶色いタイル張りの、
小さなビルの階段を昇る。
(こんなところにいいお店があるかしら。聞いたこともないわ)
半信半疑でついていく宏美だが、良彦と二人で2階にあるレストランの
ドアを開けて入ると
「江口様、お待ちしておりました」
と、背筋のピンと張った初老のウェイターが出迎えてくれた。
中を見回すと落ち着いたシックな雰囲気のレストランで、すでに数組の先客が
食事を楽しんでおり、やわらかい色調の間接照明と、静かに流れるピアノの
旋律が雰囲気を醸し出している。
窓際の席に案内されると、良彦は
「ワインはいつもの。それと成瀬さんは苦手な食べ物はあるかい?」
と聞いてきた。宏美は答える。
390 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/18 03:39
「いいえ、好き嫌いはないわ」
「じゃあメインはシェフのお任せで。サラダはニースの漁師風サラダを。
デザートは…」
手馴れた感じでオーダーする良彦に、恭しくウェイターはお辞儀して下がる。
「ここ、良く来るんですか?」
オーダーの手際に感嘆する宏美に
「時々ね。ここがグルメガイドなんかのマスコミに載らないで欲しいよ」
「でも江口さん、マスコミの人間じゃないですか」
「ハハハ、そうだね。成瀬さんに一本取られたかな」
「そんな、一本とられただなんて」
まず白ワインと、生ハムとチーズの薄切りが運ばれてきた。ウェイターが
もう何十年もやってきた事を窺わせる、洗練された手付きでワインを注いでくれる。
宏美はワインをテイスティングしている良彦の目を見つめながら口を開く。
店の雰囲気とウェイターの態度でここが良彦のひいきの店ということは
察しがついていた。
391 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/18 03:40
「彼女とも良く来るんですか?」
宏美は甘めのワインでのどを湿らせてから探りを入れるが、あっさりと良彦は
「別れた…振られたんだ、ハハ」
と白い歯を見せて笑う。
「ごめんなさい、変なことを聞いて」
「いや、いいんだ。職業柄、時間が取れなくなって、スレ違いが多くなって
いたから。さ、食べよう」
二人はちょうど運ばれてきた、カボチャのスープをスプーンですくう。
「ん、美味しい」
宏美の口の中に、クリーミーなカボチャの風味が広がる。微かにピメントの
アクセントが効いていた。
「美味いね」
良彦も、美味そうにスープをすする。店の片隅で初老のウェイターが背筋を
伸ばして立ちながら、柔和な表情で全てのテーブルに気を配っている。
392 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/18 03:42
童顔をほころばせ、美味しそうに食べる良彦を見ながら、宏美は店の雰囲気と
スープの美味さで、ここに連れてきた良彦の器量を再確認していた。
(この人は出来る人だ。名前に踊らされず、本物を見抜ける人)
良彦にますます興味がわいてくる宏美だった。
宏美の肥えている舌を、十分に満足させてくれた食事だった。
ニースの漁師風サラダも、メインのスズキのムニエルのバルサミコ酢ソース
掛けも本当に美味しかった。デザートのオレンジのタルトも締めくくりに
相応しいものだった。
「本当に美味しかったです」
去り際に、宏美にしては珍しくウェイターに声を掛けたが、初老のウェイターは
微かに笑みを浮かべて、ありがとうございますと軽くお辞儀を返してきた。
路上に出てから宏美は言う。
「いいお店を知ってるんですね。今夜はご馳走様でした」
「喜んでもらえて嬉しいな。今日は成瀬さんと食べたから、余計に美味しかったよ」
393 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/18 03:43
お世辞でもそういってもらえると嬉しい。顔をほころばせる宏美に
「じゃあそろそろ送ろうか? それとも軽く飲んでいくかい」
良彦の言葉に、宏美はなぞ掛けのように問い返す。
「飲むって、例えばどこで?」
「落ち着いて飲めるショットバーを知ってるよ。丸いボール状の氷をグラスに
入れて出してくれるんだ。それとも新鮮な魚介類を出してくれる割烹はどう?」
「新鮮な魚介類もいいけれど、今夜はお腹いっぱいだわ」
「あはは、そうだね。じゃあショットバーにしようか。恵比寿だから少し
距離があるけど、タクシーを使えばいい。あ、そうだ」
ポンと手を叩いて言う。
「ワインが好きなら、俺の部屋にドイツワインの89年物のベーレン・
アウスレーゼがある。良ければあとであげるよ」
394 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/18 03:44
その言葉に乗り、宏美は仕掛けた。良彦はなんら危険がない好青年で、
包容力もあると見極めていたこともあり、思い切って口を開く。
「そのベーレン・アウスレーゼ、頂くわ」
そうして、良彦の目を見つめながら、この魅惑の視線と突き出したバストに
抗える男がいるものか、との自信を持ちながら言う。
「良彦さんのお部屋で、飲みたいな」
微かな戸惑いを見せる良彦だが、すぐに頷いた。
「ああ、少し散らかっているけど、良かったらどうぞ」
「お邪魔するわ」
そうして二人はタクシーを拾い、良彦のマンションへと向かった。
395 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/18 03:46
良彦の3DKのマンションは、意外と小奇麗に片付いていた。
「汚れてる部屋は駄目なんだ、俺」
あどけない顔で笑う良彦は、ソファに掛けるように勧めると、グラスを用意して
ブラウンのボトルを持ってくる。
「ドイツワインのボトルは主に2種類の色があるんだ。この色は…」
「ライン川沿いの畑で採れたブドウでしょ?」
長い足を優美に組んだ宏美が、いたずらっぽく笑いながら言うと
「はは、こりゃ釈迦に説法だったかな」
邪気のない笑顔の良彦は、ワインを注いでいく。
宏美はゆっくりとテイスティングする。さすがに当たり年と言われるだけ
あってか、芳醇な風味が口の中に広がった。
「美味しい」
ワインを味わった宏美は、改めて部屋の中を見回す。今いる洋室は紫檀の
テーブルにソファのセットにテレビがあり、本棚には歴史小説からマスコミ、
法律関係などの多彩な書物が収められている。開け放してある隣の部屋からは
PCや周辺機器、コンポの類が覗いていた。
396 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/18 03:47
部屋の造作や家具を見ると、一介のサラリーマンの収入では覚束ないであろう。
着ているスーツもけして安物ではない。
(いいところのおぼっちゃんなんだわ)
それでいて、世間知らずと言うわけでもなく話題も豊富で、自分をひけらかすこともない。
流行りの音楽が流れる有線をバックに、サッと切ったロースハムやカマンベール
チーズを摘みながらワインを楽しみ会話するうちに、宏美は良彦に一層魅力を感じていた。
程よく酔いが回った頃、宏美は良彦を試しに掛かる。
「じゃあそろそろ帰るわ…」
玄関に向かう宏美を、もう遅いしタクシーを呼ぼうかと、穏やかな笑みで見送る良彦。
(なによ、引き止めたりしないの?)
もし強引に引き止めてきたら、今夜は本当に帰ろうと思っていた宏美だが、
こうなると逆に帰りたくなくなる。良彦に下心が見受けられないのも気に入った。
397 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/18 03:48
「…なんかフラフラする。ちょっと休ませて欲しいんだけど」
額に手を当てて、踵を返し良彦の脇をすり抜け、彼の寝室とおぼしき部屋の
扉を開けてセミダブルのベッドに倒れこんだ。
「ふー、酔っちゃった。なんか暑い」
といい、ブラウスのボタンを一つ外す。このまま良彦に抱かれてもいい、
という気があった。これまで男たち相手に何度もしてきた、誘いのポーズだった。
「成瀬さん」
寝室の入り口で、良彦が言う。
「成瀬さんじゃなくて、宏美って呼んで」
宏美は目を閉じながら、甘えたように言う。
398 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/18 03:49
黙って目を閉じたままの宏美に、良彦は息を吸い込み
「宏美…」
なにか言いかけて、良彦は宏美の上に覆いかぶさる。
「アッ、嫌ッ」
良彦の手をどけようとする宏美だが、本意ではない。それを知ってか、良彦も
宏美の弱々しく防御する手を体の脇に降ろすと、目を瞑る宏美に頬擦りし、
首筋にキスをする。そしてブラウスのボタンを全部外して行き、ナイロン製の
優美な刺繍模様のブラジャーを露出させて、カップの上からゆっくりと揉み出す。
宏美は体から力を抜いて、良彦にすべて委ねていた。
to be continued
やっと復活できて、書き溜めていた分を転載しました。
みなさま、保守どうもでした。
399 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/18 18:24
いいよぉ
400 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/19 02:47
ベッドの上で、宏美は息も絶え絶えに喘いでいた。
良彦は童顔に似合わずに、まるで熟練した中年のようにしつこいくらい、
前戯を繰り返してきた。宏美の耳や首筋にフッと息を吹きかけ、宏美の形のいい唇を
塞いで舌を差し込む。
ブラジャーの肩紐をそっとずらすと、仰向けになっても誇らしげに盛り上がる白い
乳房をゆっくりと揉みしだいて
「宏美の胸、素敵だよ。艶のある肌で…本当に素晴らしいよ」
と気障な言葉を耳に吹き込んで宏美を心地よくさせる。今度は宏美の下半身に向かい、
パンスト越しに太腿を、膝の裏の柔らかい部分を指でそっと撫でて行く。
巧みな刺激で段々と宏美の官能は研ぎ澄まされ、体温が上がっていく感覚を覚えるのだ。
「宏美のあそこ、見せてもらうよ」
良彦の手が、パンストともろともにパンティをゆっくりと脱がしていく。
401 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/19 02:48
「ああ、恥ずかしいわ…」
「恥ずかしがらなくていい。宏美、僕に任せて」
良彦はパンストとパンティを足首から抜き、剥き出しになった宏美の股間を
眺めると、そっと逆三角形に茂るやわらかそうな恥毛を手のひらで撫で、
また宏美の上半身に照準を移した。
再度、首筋や頬にキスをし、息を吹きかけてはその度に甘い言葉をささやき、そっと胸を揉む。
「ああ…」
切なげに呻く宏美の背中に手を回し、ブラのホックを外してそっと手の先から
ブラジャーを抜き取ると、今度は宏美の頭の方に回り、宏美の上体を起こして
背後からブラウスのボタンを外し、脱がせた。
ついに全裸にされた宏美だが、良彦の方も一連の動作のうちに少しずつ服を
脱ぎ捨てていて、いつのまにかこちらも全裸になっていた。見かけによらない
逞しい筋肉質の体つきである。
402 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/19 02:49
「あなたみたいな聡明で、美しい人は初めてだよ」
「…ありがとう」
「もう離さない」
気持ちが通じ合ったのを確認する短いやり取りの後、良彦は背後から手を回して
宏美の大きく優美な乳房をそっと揉んでいき、宏美の顎を持ち上げては横を
向かせ、その唇に自分の唇を合わせる。
片手で乳房を揉みながら、もう片方の手は宏美の体の脇をスーッと擦りながら
下に降り、秘裂へと向かう。周辺部をまさぐりながら徐々に裂け目の中心に
近づかせ、指で探りを入れるとそこはすでに潤んでいた。
陶磁器のような白くキメ細かい宏美の肌だが、首筋から頬に掛けてほんのりと
赤らんでいる。
(感じてるんだな…)
良彦は秘裂に溢れる汁を指ですくうと、宏美の官能の突起にまぶしていく。
403 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/19 03:20
「ああ…いやぁ…」
宏美が切なそうにうめく。
「ふふっ、敏感なんだね」
良彦は宏美の体をそっとベッドに横たわせると、宏美の股間に顔を埋めて舌で
そっと弾く。そのたびに宏美の裸体はビクビクと痙攣を起こしたかのように反応するのだ。
「ああ…許して…」
「宏美のあそこ、可愛いね。こんなに汁がグチョグチョ溢れ出てる」
そう言いながら、宏美のピンと勃ったクリトリスを舌で舐めたり弾いたりして
追い上げていく。充分に宏美の官能を高ぶらせて、ころあい良しと見て良彦は、
己のペニスをそっと宏美の中に挿入して行った。
うう、と呻く宏美を配慮しながら、徐々に、徐々にペニスを埋め込んでいく。
受け入れている宏美の肉の襞がうごめき、良彦の分身に屈服を迫るかのように絡みつく。
404 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/19 03:20
(こりゃ凄いな…)
良彦が思わずペニスを引き、浅瀬で軽く前後に動かすと、高まっている宏美の
方はたまらず
「良彦さん、来て、お願いだから…」
と哀願すると、良彦はそれに応えて再びぐいとペニスを埋め込んでいく。
宏美の襞の伸縮が良彦を追い上げる。
「来て、一緒に…」
切なげな宏美に
「ああ、宏美、最高だよ」
良彦も感極まって答える。
良彦の精が宏美の中に噴射された。二人は同時に快楽の頂上に昇り詰めていた。
405 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/19 03:21
大学の後期が始まった。昼に三田大学のキャンパスで宏美はなにを食べようか
思案していたが、不意に顔が緩んで早足になる。
学食に向かう明日香たちを見かけたのだ。
背後からそっと近づき、明日香の肩をぽんと叩くと、振り返った明日香が顔を強張らせる。
「お友達と一緒にお昼を食べるの?」
「…はい」
不安そうに答える明日香に、宏美は鷹揚な笑みを浮かべて見回す。
みんな初々しい、明日香とはお似合いの大人しそうな娘たちで、突然現れた
宏美をまぶしそうにみている。だがやはり明日香は、その中でも一人光っていた。
「私がお世話になっているおうちの、宏美さんよ。3年なの」
仕方がなく仲間に宏美の紹介をする明日香に対し、宏美は
「お昼、良ければ私が奢るわ。みんなはなにが食べたいの?」
と言うと、明日香たちはありがとうございますと言い、ひそひそと相談をする。
406 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/19 03:22
やがて結論が出たらしく、明日香が
「じゃあカレーライスか、Cランチで…」
と控えめに言う。
(今日のCランチは…コロッケ定食か。つまんないの)
明日香の友人たちは初対面の宏美に遠慮したのだろう、安価なリクエストを
してきたらしいが、宏美はサッと髪を掻き揚げると
「みんなのなかでハンバーグ嫌いな人はいるかしら?」
と聞くと、みな一様に首を横に振る。
「じゃあハンバーグセットに、サラダを一皿ずつ」
と宏美が仕切り、財布を明日香に渡して食券を買いに行かせ、自分は明日香の
友人たちとテーブルに着く。
(なんだろう、宏美さん。私の友達に、変な事を言い触らすのかしら)
不安でならない明日香は食券をカウンターに出すと、すぐにテーブルに
向かうが意外にも宏美は自分の友人たち相手に楽しげに談笑していた。
407 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/19 03:24
「あなたはどこの出身なの? 北海道か。スキーをしに行ったことがあるけど、
ジンギスカンや石狩鍋が美味しかったな」
などと普通に会話をしていた。みんなは宏美の非の打ち所のない、ハーフのような
高貴なルックスや、完璧なボディ、麻のパンツスーツという洗練された雰囲気に
圧倒され、魅せられていた。
一人不安そうな明日香を見て、宏美はニヤッと笑う。
(今の私はハッピーなんだから、嫌がらせなんてしないって。不安そうな顔しちゃってさ)
宏美は明日香に、席に着くように勧めると
「みんなこれからも明日香ちゃんと良い友達でいてね。そうだ明日香、
みんなを今度うちに招待しなよ、美雪さんにご馳走作ってもらってさ」
と言う。なんとも不可解そうな明日香を見ながら、宏美は上機嫌だ。
(康介先輩のことはともかく、あんたの誕生日のケーキ買いに行ったおかげで、
良彦さんと巡りあえた。ある意味あんたには感謝してるわ)
新しい、素敵な彼氏とは会話も弾み、安らげ、おまけに体の相性も良いし今夜も
待ち合わせている。宏美は今、公私共に充実していた。
to be continued
規制中の貯金があったので、大量にアップしてます。
>>399 おお、気に入ってくれてるか?
(*´д`*)いいね〜あぁ〜んっ
続きがみたいぃ〜
409 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/20 03:47
麻のパンツスーツ姿の宏美は、新橋の駅前広場で良彦を待っていた。通り過ぎる
会社帰りの若いリーマンなどは、夕暮れ時の淡い日差しをあびて佇む宏美に
気が付き、ハッとした表情になるのだが、声を掛けない。
宏美が美貌を歪めた不機嫌さ全開だったせいだ。
(遅い、遅いわ。もう30分も待っているのに連絡無しなんて)
今夜は新鮮な魚介類が売りの割烹に行く約束をしていたのに、待ち合わせの時間を
過ぎても良彦が現れない。
待たせることには慣れていても、待つことなど滅多にない宏美である。これが相手が
良彦でなかったらとっくに帰っていただろう。空腹とないがしろにされた屈辱感で、
宏美はかなり腹を立てていた。
(これだけ待たせてゴメン、だけじゃ許さない)
宏美は携帯を取り出すと、良彦の携帯に掛けてみた。
何コールかして、良彦が出た。どこか雑踏にでもいる雰囲気だ。
410 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/20 03:49
「宏美です。待ち合わせの…」
「ああ、今夜は駄目だ。急に一晩中張り付かなくちゃ行けなくなった。今夜は無しにして」
宏美の言葉をさえぎる良彦に、いよいよ宏美は怒り心頭だ。
「そんなこと言われても、約束したでしょ」
「仕事だからしょうがないんだ、行けないと電話をする暇もなかった
くらいなんだ。今もあまり話してるわけには…」
宏美の癇癪が破裂した。自分よりもそんなに仕事が大切なのか。誰かに
代わってもらうくらい出来ないのかと。
「私が大事なら、いいから来て」
「行けないんだよ、本当に済まない」
「駄目、待ってるからすぐに来て」
良彦が折れるのを待つ宏美だが、意外な声が返ってきた。
「…俺だって宏美に会いたいんだよ。でも今夜は駄目なんだ。
わかんねーのかよ、もういいよ!」
最初は振り絞るような感じだったが、最後は罵声に近い感じで電話が切られ、
携帯を持ったまま宏美は唖然として立ち尽くす。
411 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/20 04:59
他人、特に男からこんな風に接されたのは初めてなのだ。みんな無理を言えば、
都合をつけてでも宏美の言う事を聞いてくれたのに。
(怒らせちゃった…)
さっきまでの怒りも失せ、宏美は思わずしょげ返ると、肩を落とす。
とぼとぼと駅前のタクシー乗り場からタクシーに乗り込むと、行き先を告げ、
車窓から外を眺める。
家路につくサラリーマンやOLが大多数だが、交差点で止まったときにレストラン
の中が見え、掻きいれ時なのだろう、白い上っ張りを着たウェイトレスが
レストランの中でクルクルと動いていたり、道路工事が始まるのだろうか、
交差点際に重機が路駐されて作業員がカラーコーンを設置している姿も見えた。
(夜の帳が下りるというのにこれから働く人もいる…良彦さんもその中の一人)
宏美の胸が不意に切なくなった。宏美に会いたいんだ、でも今夜は駄目なんだ。
わかんねーのかよ、もういいよ。という普段の良彦の口調とは違う言い方を思い返す。
412 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/20 05:01
(会いたいのに仕事で行けないなんて。良彦さんの方がよほど辛かっただろうに)
謝ろう、と素直に思う宏美は、携帯を取り出して良彦の家の電話に掛ける。
忙しそうなのに携帯に掛けるわけにはいかない。
「…もしもし、宏美です。今夜は無理を言って困らせてごめんなさい…
出来ればまた連絡を下さい、待ってます」
これだけ吹き込むとなんとなく気が楽になった宏美は、タクシーのふかふかの
シートに深く腰を降ろして目を瞑った。
(気を悪くしてないかな…私のわがままな部分が出ちゃった)
今度あったら素直に謝ろう、そしてまた楽しく過ごしたい、と願う宏美である。
to be continued
>408
いつもありがとうです。
413 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/21 02:15
成瀬家の食卓に着いているのは美雪と明日香だ。宏美は今夜は食事は要らないと
言っていたし、啓太郎は仕事で遅くなるので、二人だけの夕食である。
カレーライスにポタージュスープ、グリーンサラダを前にした明日香に、
美雪は卵を差し出した。
「生卵、入れてみない?」
そして自分のカレーにも、生卵を割り入れてかき混ぜる。なにか気持ち悪いと思う
明日香だが、美雪の機嫌を損ねるのもなんだし、と生卵を割り入れてたべてみた。
(あれ…意外に美味しいな)
思いがけずカレーと生卵は合った。生卵のもつクリーミーさと甘さが、カレーの
辛さと喧嘩するのでもなく、中和して相乗効果をあげて美味みを増したようだ。
納得した風の明日香に
「美味しいでしょう? 宏美さんは気持ち悪いから目の前でやるなって怒るんだけど」
美雪は優美に笑いながら、スプーンでカレーを口に運ぶ。
414 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/21 02:16
「甘口のカレーじゃ駄目よ。辛口に作ったものだと生卵に合うの」
説明する美雪に、うんうんと納得する明日香だ。食事作りを手伝っていたから
わかるが、玉ねぎのみじん切りを長時間炒めたのをまず投入し、豚のひき肉と
ばら肉、人参、具材として大きめに切った玉ねぎを炒めて茹で、火が通った
ところで辛目のルーを溶かす。ガラムマサラなどのスパイスを入れ、
ジャガイモは使わず、摩り下ろしたリンゴとニンニクを投入していた。
「これだと甘辛い、いい味わいになるわ」
という美雪の料理は本当に勉強になる。納得しながら美味しく食べる明日香に、
美雪はなぞ掛けのような事を言う。
「なんでカレーにしたかわかる?」
見当がつかないで小首をかしげる明日香に、美雪は意味深に笑う。
「多めに作るから一人くらい増えても安心だし、暖めなおすだけで
すぐ食べられるからよ。フフッ」
415 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/21 02:24
その言葉に
(帰りが遅いおじ様がお客様でも連れてくるのかな。でも、それだけかな…)
などと不思議に思う明日香だが、そのとき玄関が開く音がして、足音が近づいてくる。
「お腹空いたわ。あ、カレー? 私にも頂戴」
宏美だった、そして美雪と明日香の食器を眺めると顔をしかめ
「カレーに生卵入れてたの? よくそんなキモイものを食べられるわね。
二人とも育ちがあんまり良くなさそうだからね」
と嫌味を言う。
「宏美お嬢様、今夜はお食事はいらなかったはずでは…」
給仕をしようと立ち上がりかけた明日香が言うと、宏美は顔を歪めて片手を振り上げた。
パチンという音がして、明日香の頬が赤く染まる。
416 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/21 02:25
「余計な事を言うんじゃないの。さっさと私の食事を用意しなさい。ちょっと、
カレーよりもまずポタージュを先に用意しなさいよ。使えないわね」
空腹も手伝ってか必要以上に苛立つ宏美を、美雪は内心の笑みを隠しながら、
そっと観察していた。
(計画通りね…)
そしてカレーの皿を運ぶ明日香に声をかける。
「来週から啓太郎さん、海外出張でお留守になるから。地下室を掃除して置きなさいね」
その言葉に身を硬くする明日香。また自由が制限されて陶器の便器の使用を
強要される、屈辱の生活が再開されるのかと危惧する。
「おば様…」
無常な宣告に唖然とする明日香だが、ポタージュを美味そうに喉に流し込む宏美は
「私はもうどうでもいいけどね。明日香も大変ね、美雪さんにおもちゃにされてさ」
と嘲笑う。
417 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/21 02:26
不安げな明日香と、ポタージュスープを流し込んで人心地つく宏美を見ながら、
美雪は内心でほくそえんでいた。
(地下室の掃除をするのは明日香ちゃん。でもそこに閉じ込められるのは
明日香ちゃんと決まったわけじゃないのに)
先に食事を終えた美雪は、美味しそうに食後の茶を飲み干した。
ジョギングから帰ってくると、予想通り留守電のランプが点滅していた。
再生してみるとやはり宏美からで、しおらしい謝罪のメッセージが入っていた。
にやりと笑うと良彦は汗まみれのシャツを脱ぎ捨て、タオルで汗を拭う。
そうして冷蔵庫からレバニラ炒めにニンニクの醤油漬け、擦った山芋に納豆と
生卵を入れて掻き混ぜた物をテーブルに出し、購読している新聞や雑誌を
隅々まで読みながら食べ。杜仲茶などの精力増強に効果があるとされる物を飲む。
418 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/21 02:27
一息ついてから、日課の腕立て伏せに腹筋、バーベルなどのウェイト
トレーニングに望みながら、今頃しょげているであろう宏美の事を想う。
「今夜一晩、気に病むんだな、お嬢様」
そうしてニヤリと笑うと、童顔でカムフラージュされてはいるが、さらりと
した前髪から鋭い目つきが覗いた。
腹筋をしながら、宏美の高らかに突き出た張りのある乳房、くびれたウェスト、
むっちりと張った重みのありそうな尻、逆三角形に生い茂った恥毛と、
吸い付くように吸引する宏美の性器などを次々に回想してはニヤつくのだ。
(本当は今夜も抱きたかったが、しょうがない)
後日の楽しみと、良彦は運動を終えてシャワーを浴びにいった。
to be continued
419 :
僕50億7番:04/03/21 12:28
これはもう、村上春樹かヘミングウェイだな。
入院してる人には、ポニーテールシリーズが、お勧めだなぁ。
日本の医療は、精神面でのケアってまったくだめだからなぁ。しょうがないので、
自分でなんとかするしかないので、ポニーテールシリーズみたいなタッチの小説が
いい感じだと思うな。トータル的に入院してる人にとっては、あのくらいが絶妙だな。
ついでに、あの食事はなんとかしてほしいなぁ、食えたもんじゃないなぁ。
よけい病気になるよ。精神的に。
420 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/24 03:15
ドタキャンの翌日、良彦は宏美に連絡を入れた。
「どうしても昨日は抜けられなかったんだ。でも宏美もわかってくれてありがとう。
また一緒にワインでも飲もう」
この言葉に、ぱっと目の前が明るくなった気分の宏美。
「本当にごめんなさい。これから我侭なところも直すようにするから」
良彦が相手だと、素直に謝れる。気持ちが楽になった宏美に、良彦は
「じゃあ今度、自宅にお邪魔していいかな? 宏美の家族とも会っておきたいし、
付き合ってることをちゃんと明らかにしておきたいんだ」
と提案し、宏美はオーケーした。
(そうね、もうそろそろ良彦さんを紹介してもいい頃かもね。美雪さんには
ご馳走を作ってもらうか)
などと気楽に考えていた。
421 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/24 03:15
良彦の都合で訪問日が決められたのだが、あいにく啓太郎が長期海外出張に
出かけた後になってしまった。
(まあいいわ、パパには帰国してから紹介しよう)
と、啓太郎には良彦の事は内緒にして、とりあえず美雪と明日香には話をして
おこうと思った宏美である。これで良彦を自宅にも呼びやすくなる。
良彦は宏美に伴われてブランド物のスーツをまとい、お土産としてデパートで
買ったチョコレートの包みを持参した成瀬家を訪問した。
食卓に着き、それぞれワインやジュースで乾杯をして食事をはじめると、
良彦は美雪の手料理に舌鼓をうってはお世辞をいい、明日香にも上京して
進学なんて大変だろうと話を振って、にこやかに場を盛り上げた。
デザートを食べ終えるとご馳走様と一礼し、二人で宏美の自室に入る。
422 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/24 03:18
宏美の高校時代の卒業アルバムを眺めたり音楽を聴いているうちに、二人きりの
世界に没頭する。ベッドに二人で腰かけ、うっとりしていると、良彦が宏美の
ワンピースの盛り上がった胸にそっと手をやり、唇を重ねて来ると宏美は胸を
揉まれたまま、自分から舌を絡ませていく。良彦がワンピースを脱がそうとすると、宏美は
「待って…この部屋じゃ聞かれちゃう」
と躊躇する。
「誰に? さっきいた明日香とか言う娘かい」
「それもあるけど…」
と宏美は隣の明日香の部屋の方を見ながら言う。
「義理母の美雪さんも気になるの。あの人ああ見えて結構スケベだから、
ドアの外で聞き耳たてていそうな気がするし」
「ハハハ…まさか。じゃあ防音完備の部屋とかあればいいのにね。屋根裏とか地下室とか」
良彦の言葉に宏美は不意に閃いた。そうだ、地下室だ、確かに防音完備の気兼ねの
要らない部屋だ。
423 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/24 04:00
「いい部屋があるの。行こうか?」
もう待ちきれない。良彦と一つになりたかった。先週のドタキャンの分まで
熱くして欲しいと、宏美は良彦を地下室に誘う。
相変わらずベッド一つだけの殺風景な地下室に良彦を招き入れると、宏美は
良彦にもたれかかる。脱がしてくれと言うのだ。
良彦も背後から宏美のうなじに息を吹きかけては唇をつけ、そっとワンピース
を肩から脱がしていく。すぐにナイロン製の白い高級なフルカップのブラジャー
とおそろいのパンティも脱がされ全裸にされた宏美に、同じく全裸の良彦が
抱き付きベッドになだれ込んだ。
「宏美、好きだよ。先週は会えなくて残念だった」
乳房を揉みこみながら良彦が言うと、宏美も
「私もよ…今夜は狂わせて」
と答え、唇を重ね合わせる。
良彦の指が宏美の股間を探ると、すでに蜜がじわじわと溢れだしていた。
424 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/24 04:00
「さ、行くよ」
良彦は静かに、宏美の中に挿入して行く。
「来て、良彦さん」
喘ぎながら宏美が答え、二人は繋がって快楽をむさぼり始めた。
仰向けになった良彦の上で、宏美が腰を振って喘いでいる。自分が上になって
男性を受け入れるというのは宏美の好みの体位であり、同時に征服欲を
感じさせてもくれる好きな体位だ。
潤んだ穴に良彦の黒くたくましいペニスを受け入れ、美麗な乳房を揺らして
腰を動かす宏美だが、今夜は勝手が違った。
いつもなら宏美がイク瞬間に一緒に昇天してくれる良彦が予想外に耐え、
宏美が一人で昇りつめていた。
425 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/24 04:01
美しいロングの黒髪をざわめかせ、気品のある顔に苦悶と愉悦の二重奏を
浮かび上がらせる宏美は、今度こそと良彦に迫るのだが、良彦は全くイク気配を
見せず、余裕を持っては時折宏美の乳房に手をやったり、挿入されている
先に手を延ばしては、包皮から顔を覗かせているピンク色のクリトリスを
擦ったりと、逆に宏美を追い詰めては昇天させる。
(なに、なんなの…今夜は。いつもと違う)
快楽の中にも違和感を覚える宏美は、たまらずに
「良彦さんも、来て。お願い、一緒に…」
と訴えるが、良彦は鼻で笑い、一向にイク気配を見せない。
またもや一人でイカされて、がくっと前のめりになる宏美を優しく抱きかかえる良彦は
「まだまだ、許さないよ。今度は俺がリードしてあげる」
とそっと耳に吹き込むと、宏美の体をずらしてペニスを引き抜き、そのまま息も
絶え絶えな宏美の背後に回って宏美に四つん這いの体勢を取らせようとする。
426 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/24 04:02
「嫌…それは嫌よ」
切なげに宏美が呻く。バックから貫かれるなど、宏美にとっては屈辱的な
体位だった。動物の原始的な交尾という感じだし、自分が犯しているという
騎上位に比べ、いかにも犯されるという受身の体位というのも好きではなかった。
が、良彦は容赦しない。
「今夜は後ろから、責めてあげるよ。じゃなきゃ今夜はイカさない」
という良彦の誘導で宏美は嫌々ながらも四つんばいになって、むっちりと
色気のある双臀を突き出すと、そこに良彦の童顔に似合わない、大きな
ペニスが潤んだ宏美の恥部に差し込まれ、徐々に埋め込まれていく。
427 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/24 04:03
「ウウッ…」
ロングの黒髪を振り乱して豊満な垂れた乳房を揺らし、四つん這いでバックから
男のモノを受け入れる、屈辱的な体位で宏美は頭がボウっとしている。
背後からの良彦の蠢動が浅く突くのを何度か繰り返した後、激しく奥まで
差し入れられると、たまらず宏美は愉悦の中にも苦悶の呻きを漏らすのだ。
「お願い…来て、一緒に」
だが、悲痛な宏美の懇願を無視して良彦はまたもぶちまけず、宏美一人が昇りつめていた。
ハァハァと息を荒げてぐったりとしながらも、なおも逞しいモノで突かれた
ままの宏美は強烈なオルガスムスに身を奪われていた。
その頃、明日香は久しぶりに懐かしい、屈辱的な服装をしていた。紺のワンピースに
白いロングエプロン、ヘッドピースというメイドスタイルである。
美雪の先導で地下室に行く明日香は泣きそうになっている。また地下室で
便器を使わされる生活を強要されるのかと。美雪が手にロープやら首輪やらを
持っているのも不気味だった。縛られたりして美雪に弄られるのだろうかと
不安な面持ちの明日香に、振り返った美雪は微かに笑う。
428 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/24 04:05
「大丈夫よ、心配しないで。明日香ちゃんはもう地下室なんかで
寝起きさせないわ」
「じゃあ、どうして地下室に…」
行くのかと不可解そうな明日香に
「行けばわかるわ。お嬢様の浅ましい姿を見せてあげる」
と言うと、地下室に通じる階段を降りて行く。
美雪は地下室のドアをそっと開けるが、我を忘れて余韻に浸る宏美は、
美雪と明日香が入ってきた事に気がつかない。
宏美を貫く良彦と美雪がそっとアイコンタクトを交わしにやりと笑い合う。
美雪が振り返り、地下室の入り口で立ち止まり赤面している明日香の手を
引く。生々しい男女の結合のシーンを見せられて唖然としているメイド服姿の
明日香を伴い、美雪は二人が交わるベッドの傍に行く。
長いオルガスムスからようやく我に返った宏美が、気配を感じて横を見ると
居るはずのない人物が目に写った。
to be continued
429 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/26 03:31
宏美は全裸で四つん這いという姿で、背後から良彦の太いペニスで貫かれて豊満な
乳房を揺らしている姿で狼狽していた。わざわざ地下室に場所を移しての恋人との
性交を、美雪と明日香が間近で眺めていたのだから当然だ。
「ちょ、ちょっと、なんなのよ、あんたたち。出て行って」
恥ずかしい姿を見られて慌てる宏美だが、美雪はニヤニヤ笑いながら愉快そうに
宏美を見下ろしている。
「良彦さん、やめて、この人たちを…ウッ」
振り返って恋人に行為の中断を求めようとしたが、良彦は構わずにグイとペニスを
深く差し込み、宏美は膣からの刺激で思わず前のめりになり乳房をシーツにピタッと
つけた、ひれ伏す格好になる。良彦のモノを抜き取りなんとか体勢を立て直そうとする
宏美だが、良彦のグイグイとリズミカルな挿入に何度もイカされてきた肉体は抗えずに、
敢無く力を失ってしまう。完全に良彦に征服された無様な格好のまま、美雪と明日香に
見下ろされる屈辱を味わいながら、どうして良彦が行為を中断しないで平気で二人に
見せ付けているのかとの疑問がわく。
430 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/26 03:32
「見ないで…ウッ…良彦さん、今はやめ…アアッ」
抗議の声を上げるたびに背後から鋭く貫かれ、上手く言葉にならない。
美雪がニヤニヤ見下し
「明日香ちゃん、この宏美さんの姿ってみっともないでしょう? 嫌ねえ、
私たちに見られながらもアンアン喘いで感じてるわ。こうなるとメス犬ね」
と言うと、赤面した明日香が何か醜悪なものでも見るかのように、
嫌悪感丸出しのまま宏美を見つめている。
(なんでこの人たちが…それにしても、どうして良彦さんは離してくれないの?)
宏美は憤りと困惑の中、快楽を感じてしまう体のもどかしさに身動きが
取れないでいると、美雪が片手を伸ばして宏美のたなびく黒髪を掴む。
「いい格好ね、宏美さん。今夜からここで生活してもらいますからね」
「な、なにを…アアッ」
美雪の意外な宣告に抗議しかけたが、また激しく突かれて言葉にならない。
to be continued
(*´д`*)最高っ!!!朝ご飯たべながらハァハァ
432 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/28 06:12
髪を掴まれて悔しげな宏美を美雪は楽しそうに見下ろして、意外な事を言う。
「全部仕組まれたことなの。良彦さんがあなたの車に当たりそうになったことから全部。
明日香ちゃんの誕生日のケーキを買い忘れたのも、あなたがラ・トゥールまで買いに
行くって計算済みのことよ」
宏美は咄嗟なことで、その言葉の意味がわからなかった。そんな宏美の髪を漉いて、
剥きだしになったその耳に真実を吹き込んで行く。
「彼とは出会い系サイトで知り合ったの。それで、あなたのことを教えて、二人で
あなたを滅茶苦茶にしてやろうって相談して、策を練ったのよ。見事に引っかかってくれたわね」
(美雪さんと良彦さんはグル? まさか、だって…)
驚きを隠せない宏美に、美雪は楽しそうに囁く。
「あなたの情報を教えたら、彼も乗り気になって、ずいぶんと準備期間を設けて、
シナリオを作ったの。見事にあなたから惚れてくれちゃって」
宏美は信じられない。美雪を睨みつけると、背後の良彦に呼びかける。
433 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/28 06:14
「嘘だよね、美雪さんとグルだなんて…」
ところが、返ってきた答えは信じられないものだった。
「苦労したぜ。学生の振りして三田大に通ってあんたが受けたことのある
教養課程の講義をいくつも聞いたり、まずい学食で飯くったり。おかげで
あんたは俺が三田大OBと思い込んだわけだが」
宏美はその言葉と冷やかすような口調に、背筋が寒くなるのを感じた。まさか…
「新聞記者も嘘で、俺はただのフリーターだよ。でもちょいと
セックスには自信がある」
と言うと、片手を股間にまわして宏美のクリトリスを弄り、ペニスを深々と突き刺す。
「ウアアッ、そんな…なぜなの、ヒィッ」
敏感な部分を刺激されて悶え苦しむ宏美を楽しそうに見ながら、良彦は突き上げる。
「こっちもそろそろイカせてもらうか」
腰の動きが早くなり、熱い液が宏美の中にようやく噴射されたとき、同時に
宏美はまた昇り詰めていた。
to be continued
434 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/03/29 04:16
期待age
435 :
モ ◆mw0rQCALo2 :04/03/29 04:24
宏美がなんやえらいこっちゃ〜!!!!
期待age
(*´д`*)ハァハァ待ち
437 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/30 03:19
「いい格好ね。これが本当のメス犬ね」
冷やかす美雪たちの前には、首輪を付けられ、床に尻を着けて後ろ手に手錠で拘束された
全裸の宏美がいた。怒りと屈辱で強張る美貌の宏美は、長い髪を垂らして申し訳程度に
乳房を隠し、すらりとした長い足の片方の膝を立て、股間を隠そうとしていた。
美雪がイッたばかりで放心状態の宏美に首輪を掛けて、首輪から伸びる鎖の先を
南京錠でベッドのパイプに繋ぎ、良彦は宏美を後ろ手にして手錠を掛けていたのだ。
「気分はどう?」
美雪に言われてキッと睨み上げる宏美の目にはまだ、気の強さが滲んでいたが
「さっきバックから突かれて、ヒィヒィ言わされて、口からよだれ垂らしていたくせに、
なによ、その目つき」
とからかわれ、手にした縄で裸体を打たれる素振りをされると思わず目を瞑り、
顔をそむけてしまう。
438 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/30 03:20
囚われたキャンパスの女王様を前に、美雪が説明して行く。出合い系サイトで
良彦と知り合い、何度か会ううちに宏美を餌食にしてやろうと思っていたこと。
時期は啓太郎が長期出張に行く時を狙っていたこと。前回、明日香を監禁して
奴隷状態にした時に、今度は宏美を閉じ込めてやろうと思いついた事、など。
「こんなことして、ただですむと思うの? 今ならなかったことにしてあげてもいい」
宏美が言うが、美雪は相手にせずに
「あなたこそ、ただですむ筈ないでしょ。これまで散々、仮にも義理母の私に
偉そうな口を利いて、なに様のつもり? 自分のして来たことを良く考えなさいね」
と笑う。優雅な笑顔の中にも冷酷さが窺え、思わず宏美は身震いするのだ。
それでも怯んだところを見せてはいけないと
「とにかく、これは犯罪よ。パパが戻ってきたとき、不倫した上に私を監禁した
あなたを許すと思う? 警察沙汰になるわね」
と気丈にも食って掛かるが
「いつまでそんな元気が続くかしら。あら、良彦さん回復してきたわよ。
もう一ラウンドいけそうね」
439 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/30 03:21
美雪の言葉に良彦を見ると、その股間からは黒く巨大なペニスが血管を浮かせ
て起立していた。
ニヤリと笑う良彦がペニスをぶらぶらさせながら近づいてくる。その童顔のなかに、
今まで気がつかなかった冷酷さやふてぶてしさが、ちらほらと顔を覗かせている。
宏美は逃れようと拘束された不自由な体でもがくが、難なく良彦に捕らえられ、
口を吸われてから背後に回りこまれる。
優美でいて量感のある尻を抱え込まれ、再び屈辱のバックからの挿入が開始された。
「お嬢様、俺の紹介したレストラン、気に入ってくれたみたいだったね。今まで
何人も女の子をあそこに連れて行ったよ。みんな気に入ってくれたね…
俺に好感さえ持たせれば、そこで勝負は決まりさ。あとは俺のやることなすこと、
なんでもポジティブに受け取ってくれる。デートをドタキャンしたことさえもね」
そういうと、良彦が宏美を背後から突き上げる。
440 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/30 03:29
愉快そうに笑う美雪と、呆れたような、処女特有の潔癖さから来る嫌悪感が
混ざったような表情でちらちらと盗み見るような明日香を目の前にして、
宏美の胸は張り裂けそうだ。
(この人たちに犯されているところを見られたくない…良彦さん、
全部お芝居だったなんて)
ついさっきまでの、素敵な恋人と交わっていた時からは想像も出来ない現実に、
夢なら覚めてと思う宏美だが、背後からの突き上げはやはり現実の物だった。
さっきまで何度もイカされていた秘裂はすぐに潤みを漂わせて、意思とは
関係なく良彦のモノをくわえこんでいる。後ろ手に縛られているせいで自慢の
乳房は床に押し付けられており、それを美雪が横から指でつついて楽しむ。
「アッ、アア、嫌ッ」
美雪は身悶えする宏美の乳房をつつきながら、そっと話す。
441 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/30 03:30
「あなた、片思いしていた先輩に振られたんでしょ? 良い気味よ。例え
アタックしても無理だろうと思っていたわ。女は外見やセンスを磨くのも
大事だけど、それだけじゃだめ。明日香ちゃんみたいな清楚で健気で、可愛げの
ある娘の方が良いっていう男性、結構いるわよ」
そこで乳首をキュッと摘むと、息も絶え絶えな宏美の顔を楽しそうに見て
「そこに素敵な彼氏が登場。振られて返って良かったわなんて思ってたんじゃない?
図星でしょ。でも、実は騙されていたなんて、惨めねぇ、宏美さん」
ククッと愉快そうに笑う美雪に、宏美はなにも言い返せずにただ喘ぐのみだ。
背後からの巧みな突き挿しと、クリトリスを弄られる愉悦に絡め取られていた。
「う、アアッ」
ガクッとひれ伏す宏美の乳房を揉みながら、美雪が
「イッたのね。でもまだ終わらないわ。良彦さん強いんだから。これまでは、
あなたに合わせて一緒にイってあげていたの」
と愉快そうに言う。
そうするうちにも、良彦がまた背後からリズミカルに攻め、宏美はまたしても
昇天するのだった。
442 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/30 03:31
都合3度、宏美をイカせてからようやく射精した良彦は、童顔から鋭い目を
宏美の裸体にむけながら、服を着ている。
宏美はというと、生も根も尽き果てた風でぐったりとし、頬は上気してきめ細かな
肌には汗の粒を浮かべ、首輪を付けられ後ろ手に拘束された姿で、ベッドの
上に敗残の姿を横たえていた。
「じゃあ今夜はこれでお休みなさい。今夜からはここがあなたのお部屋になるんだから。
便器とトイレットペーパーは用意しておいたわ」
と、ベッド近くに置かれた便器とペーパーを指ししめす。
「負けないから…私は警察でも、法廷でも…証言、出来る…」
宏美はこのような状況でも持ち前の気丈さを見せるのだが、美雪が
「うるさいわね、黙りなさい」
と言うと、何か布切れを宏美の開いた口に押し込んだ。
443 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/03/30 03:35
「ウグッ!」
これはなに、と思う宏美の口の中に布切れがどんどん押し込まれ、さらに
ガムテープで口の周りがぐるぐる巻きにされた。
「いい味がするでしょう?」
皮肉めいた美雪の声。
「あんたの履いていたパンツ、口の中に押し込んでやったわ。自分の
下着だもの、平気でしょ?」
こともなげに言う美雪に、宏美は驚いて口に押し込まれたパンティを吐き出そうと
するが、ガムテープで巻かれているために吐き出せない。
「あと、年頃の女の子が股間丸出しなんて可哀想だから、隠してあげるわ」
美雪がそっと明日香に耳打ちすると、一連の出来事に放心状態だった明日香は、
戸惑いながらもメイド服のスカートの下に手をやり、自分からパンティを
脱いで差し出した。それを美雪が受け取って、宏美の顔の前に差し出す。
to be continued
皆様読んでくれてどうもです。
物語の山場で、私も気合入ってます。
800 名前:風と木の名無しさん 投稿日:04/03/29 08:07 ID:eZYc2mtg
>>799 801は日本文化だよ。
嘆かわしいと思う人もいるだろうけどね。
ちゃんとYAOIと言う言葉で(スラッシュと言う言葉もあるのに)
外国でも日本801が研究されてる。
…tu-ka、サイトを覗きに来てたりしてるし。
ファンアート無断転載も相変わらず多いし。
802 名前:風と木の名無しさん 投稿日:04/03/29 12:31 ID:GjGVNfMD
yaoiもdoujinshiもukeもsemeも通じるよ。kawaiiはすでに公用語レベル。
適当に日本語のスラングをローマ字で検索すればどのくらい
浸透してるかわかるよ。
つか、ヨーロッパはともかくメリケンは今までマンガ、アニメに対する免疫が
無さ過ぎてのめりこんでる状態だな。
情報に飢えてるから公式だろうがファンアートだろうが無断転載しまくり。
(*´д`*)いいかんじだあああぁぁぁぁぁぁっ
朝からハァハァ
がんばってくださいぃ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| ○。 l
| |
|〓〓 〓〓 |
|-=・=- -=・=-| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| l | < 寄り道してID見とけ↓
|.∴ヽ ∨ /∴| \________
| ∴! ー===-' !∴.|
| ∴!  ̄ !∴|
| ∴! !∴|
http://tv4.2ch.net/test/read.cgi/smap/1080629561/6 \_______ノ
γ´⌒´-−ヾvーヽ⌒ヽ
/⌒ ィ `i´ ); `ヽ
/ ノ^ 、___¥__人 |
( <_ \ヘ、,, __,+、__rノ/ /
ヽ_ \ )ゝ、__,+、_ア〃 /
ヽ、___ ヽ.=┬─┬〈 ソ、
〈J .〉、| |, |ヽ-´
/"" | 喝 |: |
レ :|: | リ
/ ノ|__| |
| ,, ソ ヽ )
.,ゝ ) イ ヽ ノ
y `レl 〈´ リ
/ ノ | |
l / l;; |
〉 〈 〉 |
/ ::| (_ヽ \、
(。mnノ `ヽnm
age
再度age
449 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/01 02:30
「明日香ちゃんの質素な下着だけれど、丸出しよりはマシでしょ? それとも恥毛や
割れ目やお尻を剥きだしで過ごしたいっていうのなら、その意思は尊重するわ」
丸一日履いていた明日香のパンティは白い綿のくたびれたもので、クロッチには
それなりに染みがついている。今まで宏美の交わりを見させられたせいなのだろうか、
微かに生々しく濡れているようだ。
さすがに汚辱感が宏美を襲うが、じゃあおま○こ丸出しでいいのと言われると、
丸出しよりはマシと、パンティに足を通して腰を浮かし美雪に履かされてもらう。
「こういう時だけは素直なのね」
美雪は宏美にパンティを履かせると皮肉を言い、ポンと一発宏美の尻を平手で
叩いて、部屋から立ち去ろうとする。その後姿に宏美は呼びかけようとしたが、
口の中に突っ込まれた自分のパンティのために声にならない。
450 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/01 02:31
(待ってよ、このまま行くの? 性質の悪い冗談とかじゃなくて。待ってよ、話があるの)
声にならない宏美の呻きに美雪は振り返ると、意地の悪い笑い声を上げて
「じゃあお休みなさい。喉が渇くかも知れないけど、明日の朝まで我慢なさいね」
と言い、良彦と明日香を連れて部屋をでた。ガチャガチャと鍵を掛ける音がする。
(本当に監禁された…自分の家なのに)
愕然とする宏美は、これまでの出来事を反芻する。
確かに美雪は控えめだったが、明日香を奴隷もどきにしてからと言うもの、
意外な性的嗜好を見せて、明日香を苛んでいた。美雪の眠れる本性が目を
覚ましたと言う感じだった。
451 :
松浦淳 ◆JUNs8/hHj6 :04/04/01 02:32
名作
452 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/01 02:32
また良彦にしても、美雪がケーキを買い忘れたので、嬉々として自分から
お気に入りのケーキ屋に買いに行く途中で出会ったのだが…自分がラ・トゥールに
買いに行くのを見越してわざと買い忘れたと説明された。
それにしても、知り合ってからの良彦は好青年であった。
まさか、まさかと思うのだが、首輪に繋がれ後ろ手に手錠を掛けられて、
一人ベッドの上にパンティ一枚の姿で屈辱の猿轡を噛まされているのは事実で
あるし、彼が美雪と共に立ち去ったのをこの目でしっかりと見ていた。
また、美雪に「喉が渇くかも」と言われたせいで、かえって喉の渇きを覚えていた。
良彦との交わりでだいぶ汗をかいて、しかもパンティを口の中に突っ込まれた
せいで唾液が吸い取られてしまい余計に喉が渇くのだが、今は喉を潤すすべはない。
騙されていた屈辱と渇きの狭間の中で宏美は一人、悔しさのあまりすすり泣いていた。
453 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/01 02:33
地下室を出ると、美雪は良彦と共に夫婦の寝室にいた。明日香の方は頬を
赤らめて動悸に胸を高鳴らせたまま、自室に戻されていた。
(あのままでは一人でオナニーするかもね、明日香ちゃん)
などと一人ほくそ笑み、美雪はカクテルを飲っている。
その隣では良彦が、風呂上りの筋肉質の体にバスタオルを巻いて寝そべっていた。
「宏美お嬢様も他愛がない。赤ん坊の手を捻るようなものだったよ」
さっぱりと別けられた前髪から、冷酷な目が覗く。
「でも、どうせならパンツなんか履かせないで、丸出しのままにしておけば、
手間が省けるのに」
そういう良彦に、美雪はカクテルを味わいながら意味深に笑う。
454 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/01 02:33
「明日、改めて下着を脱がされて、またあそこを丸出しされる屈辱を
与えられるでしょ?」
「なるほどね、美雪さんは考えることが陰湿だ」
「いいのよ、あの娘には散々嫌な思いをさせられてきたんだから。
私も、明日香ちゃんも」
「明日香ちゃんか、あの娘もいいね。そのうちご相伴に…」
言いかけた良彦の太ももがきゅっと抓られた。
「駄目よ、あの娘は私のモノだから…そんなに精が余ってるなら、その分
宏美にぶちまけて、参らせちゃいなさいよ。それでも余るなら…」
美雪は良彦のバスタオルをはぎ取ると、股間に顔を埋める。
「私が頂くわ」
カクテルのグラスを置き、美雪は良彦のモノを口の中に含んで嬉しそうに
しごきだすのだ。
455 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/01 02:38
翌朝、美雪は明日香を伴い、地下室への階段を降りていた。明日香はメイド服で、
手にはグラスやサンドイッチを載せたトレイを持っている。
昨夜、部屋に戻されてから明日香は、突然の出来事にただただ驚くのみだった。
宏美の彼氏として紹介された好青年が、実は美雪と出来ていたばかりか、
結託して地下室に宏美を、首輪をつけて猿轡をかまして監禁するとは。
しかも生々しい獣のようなセックスまで目の当たりにした。
それにしても宏美を監禁などしてどうするのだろうと美雪にそっと聞いて
みたのだが、美雪は優美な笑みを浮かべたまま
「大丈夫よ、ちょっとお仕置きするだけだから。明日香ちゃんはなにも心配
しなくていいわ。あなたも宏美さんには恨みがあるでしょうし」
と言ってきた。確かに宏美には酷い目にあわされた。彼氏や友達に嫌な奴だと
思われて、恥を掻かされて、純な明日香には辛い日々を送らされた。
それにしても監禁とは、と明日香が納得しかねていると、美雪は
456 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/01 02:46
「宏美さんに見下されてきたことで、このことを思いついたんじゃないの。私は
宏美さんといつかは分かりあいたかったのだけれど…根はもっと深いのよ。実はね…」
と打ち明けてきた。
初めて聞いた美雪の告白に明日香は驚くと共に、美雪が可哀想になる。だからと
言ってこの暴挙とも言える行為に賛成と言うわけでもないが…とりあえず静観して
成り行きを見守ろうと決めた
だが目を閉じると嫌でも、乳房を揺らして喘ぐ生々しい宏美の狂態や、宏美の性器に
埋め込まれて躍動する良彦の禍々しいペニスが思い出され、自分の恥部がなんだか
熱くなってくる気がする。動揺と密かな興奮の狭間で、悶々としてなかなか寝付けなかった明日香だった。
ガチャガチャと鍵を開けて中に入ると、やつれた美貌の宏美がベッドの上で縮こまり、
乱れた黒髪の間から敵意のこもった視線を投げかけてくる。
to be continued
皆様どうもです。
>451
これは大層な評価を…
早くage
「お早う、良く眠れた?」
わざとらしく美雪が言い、ベッドのそばに置かれた便器を覗きこむ。
「あら嫌だ、まっ黄色のおしっこね」
水分を取っていないとはいえ、排泄の欲求はあった。夜中、宏美はついに耐えかねて
便器に腰を降ろし、拘束された後ろ手で苦労しながらパンティを引き降ろし、
用を足していた。覗いて見ると、水分を摂っていないせいで色は濃く、これを見て
恐らく美雪が嘲笑するだろうとは思っていたが、やはり辛い。
美雪は便器を持ち上げると、それを宏美に近づけて中を見せようとする。
思わず宏美は耐えかねて、顔を背けてしまうのだ。
「なんとか言えば? ああ、それじゃしゃべれないわね」
美雪は振り返ると、明日香を呼んで、宏美の猿轡を外すように指示した。
明日香は無表情で、宏美に近づく。宏美には散々いいようにされ、良い感情などなかった
し、良彦に貫かれているときの嬌態が宏美に対する侮蔑となっていた。これは処女の
明日香の潔癖性を利用した、美雪の計画通りだった。
そして一晩明け、今の囚われの身の宏美は無残な姿ではあったが、それでも
近寄りがたい気品と気の強さが窺えた。
敵意と屈辱を見せる宏美に近づき、ぐるぐる巻きのガムテープを外していく。
明日香はそれでも気を使って剥がしていたのだが、最後の段階になると、
どうしても黒髪が何本かガムテープに貼り付けられて抜けてしまい、
宏美は痛さに顔をしかめていた。
宏美は唾液で濡れたパンティも抜き取られると、ようやく自由になった口で
「こんなことして、あなた、正気なの?」
と美雪を責めると、美雪は意に介さない態度で
「あら、意外と元気ね。まあ初日だしね。でもいつまで持つかしら…」
監禁状態が続くことを示唆する言葉に宏美が思わず怖気を奮うと、美雪は
「まずは仲良く朝食を摂りましょうか。義理とは言え母娘ですものね」
と、明日香の持ってきたトレイから皿を取り上げる。
to be continued
ageて待って下さるのは嬉しいのですが、できれば感想とか批判とか、
感じたことを入れていただけると、なお有難いです。
それが創作意欲の養分になりますので…
この物語でも、過去の作品でもいいですから。
高飛車なお嬢様が陵辱されるの大好き!
どうせやるなら犯されているのをビデオに撮られて
世間に公表され、世間的にもボロボロにしてほしいw
最後はもちろん美雪編ですよね?
「手が使えないから、食べさせてあげる。あなたの好きなハムサンドよ」
と、ロースハムとレタスをはさんでマヨネーズで和えたサンドイッチを取り上げ、
宏美の口元に運ぶ。
「ん? 食べたくないの」
サンドイッチを勧める美雪に、宏美は遠慮がちに切り出す。
「…喉が渇いたわ」
「だからなに? はい、まずはサンドイッチをどうぞ」
宏美はそのカサカサに乾いた唇にサンドイッチを押し付けられて、愕然とした。
(ろくに水分を摂ってないのに、パン類なんて食べられるわけないじゃない…)
明日香に対する仕打ちとは違う。明日香に対しては、可愛がってペットにしていた
と言う感じだった。しかし今の美雪は、明らかに自分を虐げるためだけに、ここに来ている。
「美雪さん、水を飲ませて」
サンドイッチから口を外して頼む宏美に、美雪はサンドイッチを置くとポンと手を叩く。
463 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/04 03:17
「ああ、忘れていたわ。一晩中水分を摂ってなかったんだわね」
ワザとらしく言うと、
「飲ませてあげてもいいけど、条件があるわ。あなたの体を見せて欲しいの。
まずは立ち上がってもらえるかしら?」
なんのために美雪と明日香にわざわざ裸体を晒さなくてはならないのかと
宏美がキュッと睨むが、美雪は優雅に笑い、トレイからコップを持って、
美味そうに飲み干す。
「モーニングティーが美味しいわ。まさに喉に染みこむ美味しさね。宏美さんは
飲みたくないみたいだけど」
悔しそうに見つめる飢餓状態の宏美。口の中は乾ききっていた。
「明日香ちゃんも紅茶をお飲みなさい。サンドイッチもどうぞ。それから
宏美さん、良いことを教えてあげましょうか。漂流した人は飲み水の代用に
おしっこを飲むそうよ。あなたもそういう教訓に倣うつもり?」
そういって視線を便器に落とす。肩を落とす宏美だが、考えを決めた。
464 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/04 03:18
(この場だけのことよ。まず体力を養わないと、反撃も脱出も出来ない。
この場だけ言うなりになって、まず水を飲ませてもらわないと)
覚悟を決めた宏美は、ゆっくりとした動作で床の上に立ちあがる。後ろ手に
手錠を掛けられているので、体を隠すわけには行かない。明日香の履き古し
のくたびれた白い綿のパンティを履かされた半裸の姿の宏美。
レモンを浮かべた冷えた紅茶を飲んでサンドイッチを摘む美雪と明日香の前に、
宏美はパンティ一枚の姿でスックと立った。乱れた黒髪はそれでも艶があり、
しなやかな絹糸のようである。貴族的な美貌はやつれを見せているものの、
屈辱に耐え憤怒を押し隠しているかのようだ。宏美自慢の乳房は張り出し、
腰はテニスをしているせいか、理想的に締まっている。
美雪は宏美の上半身を丹念に見入ると、唯一身にまとう、白い質素なパンティ
のゴムをつまんで引っ張る。パチンと言う音と共に、宏美が思わずへっぴり腰になった。
465 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/04 03:30
「これも頂くわ。飲み物はそれと交換と言うことでどうかしら?」
「そんな、美雪さん。話が違うじゃない!」
「そのパンツ、明日香ちゃんのじゃない。他人のモノを借りたんだから、
返すのは当然でしょ? 返さないなら、それこそパンツ泥棒になるんじゃないの?」
そうして、さ、脱がせなさいと明日香をけしかける。美雪の発言は、合宿で宏美に
パンティ泥棒の濡れ衣を着せられた明日香のことを意識してのものだった。
宏美もそれに気が付いた。思わず明日香を見ると、小さく頬を
膨らませて宏美に対する反感をあらわにして近づいてくる。
「返してください。どうせダサくて男子にも晒されてバカにされたパンツ
なんて、宏美お嬢様には似合いませんから」
そうして宏美が履いているパンティに手をかけて、脱がしていく。
「ゆっくり、ゆっくりと脱がせるのよ」
美雪が明日香の背中に指示を出すと、明日香は言われた通りにゆっくりと
パンティをずり下げていく。
466 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/04 03:31
「明日香…ちゃん」
同性の手で徐々にパンティが降ろされていく屈辱に、宏美が思わず訴えかけるが、
しゃがみこんでいる明日香はチラと見上げただけで、またゆっくりとパンティ
を降ろしていく。
前夜も裸体を見られているのだが、改めて脱がされるもの辛く、宏美は顔を背ける。
明日香は太ももまではゆっくりとずり下げ、それからはサッと下まで
引き降ろして、宏美の足首から抜き取ってしまった。
思わず宏美は床にしゃがみこむのだが、
「さ、シャンと立つのよ。それともおしっこを飲む?」
美雪が叱咤し、宏美はし方がなく全裸の姿を晒して立ち上がる。きれいに
周辺を手入れしている、逆三角形に生い茂った恥毛が晒された。
「明日香ちゃん、見てみなさいよ。水着からはみ出ないようにお手入れしてる
けど、濃く生い茂って絡み合ってるわ」
そうして今度は宏美の足を開かせ、覗きこんで恥毛に指を絡める。
467 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/04 03:34
「あらやだ、襞の周辺にもそれなりに生えてるわ。明日香ちゃんならここまで
生えていないのにね。あなた淫乱なんじゃないの?」
恥毛の生え方と淫乱と、どういう関係があるのかと憤る宏美だが、グッと
こらえた。主導権を握られているのだから仕方がない。
美雪は宏美の恥毛を指で摘んで引っ張っては放し、指に巻きつけては軽く
引っ張ったりと宏美をいたぶりながら、次の指示を出す。
「あなた、毎朝のジョギングが日課だったわね。でも、こんな姿じゃ外を
走れないだろうし…このお部屋の中で運動させてあげるわ。犬のお散歩なんて、
あなたにふさわしいんじゃない?」
to be continued
>460
私もこういうの好きです。
>461
「さあ、それはどうかしら」(美雪風に)
屈辱に喘ぐ宏美の顔を楽しそうに見上げると、美雪はなにやら鍵を取り出し、
宏美の首輪に繋がれている鎖を、パイプベッドから外す。そして宏美の背後に回ると、
後ろ手に拘束していた手錠も外した。
半日ぶりに両手が自由になり、宏美は両腕を前に出して、しびれていた腕を擦る。
「さ、宏美さん、犬のように四つん這いでお散歩させて上げるわ。美容には運動が
欠かせないものね」
美雪が宏美の首輪に繋がれている鎖を手に取り、宏美の尻を膝で突付いて床に這う
ように命じたそのとき、宏美は振り返るととっさに美雪を突き飛ばし、唖然として
いるメイド服姿の明日香には目もくれず、地下室の扉のドアノブに手をかける。
(今だ、ここを抜け出て、警察に行こう。こんなことが許されるわけがない)
首から鎖を垂らして全裸の宏美は、ようやく拘束を解かれたときにとっさに脱出の
判断をした。今なら脱出できる、と扉を開けて階段を昇りかけたそのとき、
宏美の足が止まった。
階段の上からは、良彦がトランクス一枚の姿で、童顔から冷血そうな目を
覗かせ、宏美を見下ろしていた。
「宏美お嬢様、おっぱいとお○んこ丸出しでジョギングかい?」
冷やかすようにいう良彦の目が、宏美の裸体を舐め回すように見つめていた。
まさか良彦が待ち構えていると知らなった宏美は、階段を昇りかけた体勢で
凍りつく。前からは良彦がゆっくりと笑いながら階段を降りて来、背後からは美雪が
「よくも突き飛ばしたわね」
と文句を言いながら、宏美に近づいていた。
目の前まで良彦が降りてきたとき、宏美は咄嗟に脇をすり抜けようとダッシュ
したが、良彦になんなく捕まり、暴れるものの抱えられて無理やり地下室に
連れ戻された。
掴みかかろうとする宏美だが手首を捻り上げられ、逆に良彦に強烈な平手打ちを
食らい床に崩れ落ちる。親からもぶたれたことなどない宏美が呆然としている
と、髪を掴まれて顔を上げさせられ、続けざまに良彦から平手打ちの連打を浴びる。
「今度暴れたら、顔に痣をつけるぞ」
平然と言う良彦の、冷たい光を湛えた目つきに宏美は萎縮してしまう。
付き合っていたときとは明らかに違う、冷酷さをあらわにした正体を見せられた。
打たれた頬を押さえて、怒りから怯えに表情が変化する宏美の背中を、
美雪が足でちょこんと蹴り、宏美につけられた首輪から伸びる鎖を手にした。
「さあ、朝の運動よ。美容のためにお散歩しましょう」
美雪に鎖を引っ張られると、覇気が失せた宏美は垂らした長い黒髪からやつれた
美貌を覗かせ、地下室の中を這わされる。
垂れ下がった豊満な乳房を揺らし、豊かな双臀をクリクリとうごめかして
這う宏美の様を、良彦が小気味良さそうに眺めている。
「ハッハハ、女ってのはこうも残酷になれるもんかね、一応は美雪さんの娘だろ?」
その声に、美雪はニヤリと笑い
「だからこそこうして運動させて上げてるんじゃない。ほら、動きが鈍いわよ」
とグイと鎖を引っ張ると、思わず宏美は四つん這いのまま前につんのめって
しまい、その無様な姿をみて、またしても美雪と良彦は笑う。
どうしてこんな目にあわなくちゃいけないのかと、這い回る宏美の頬に涙が伝う。
昨日までなに不自由なく暮らしていたこの家の一人娘が、今は身にまとう布切れ
一つない全裸で、四つん這いで首輪を引っ張られて犬のような四つん這いで
歩かされている。そんな悲嘆にくれる宏美の様子を見ては、またしても美雪と
良彦は笑い声をあげるのだ。
「ねえ、悔しいの? なんとか仰い」
美雪が小気味良さそうに笑い、グイと手綱を引っ張ると宏美は否応なく前のめり
につんのめり、それがまた失笑を買うのだ。
明日香だけは毒気に当てられているのか、ただボーッとして眺めている。
宏美に付けた手綱を引っ張る美雪は、そんな明日香に気がつくと、動きを
止めて鎖を明日香に差し出した。
「あなたも引っ張ってみない? 宏美お嬢様のお散歩、楽しいわよ」
しかし明日香は受け取らず、躊躇する。どうしたものかと戸惑っているが、
美雪がそっと毒を吹き込む。
to be continued
472 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/04/07 20:53
「散々恥ずかしい目に遭わされたわね。お風呂も禁止されて、汗臭いままで学校に
行かされて、時にはお洗濯も許されない汚れたテニスウェアを続けて着させられて…
夏の暑い日なんて、明日香ちゃん匂っていたわよ」
美雪は明日香の辛い記憶を呼び起こす。
「お友達の悪口も言わされて…それで明日香ちゃんはすっかり評判を落としたんだわね。
宏美さんのせいでね」
美雪に吹き込まれる明日香の顔に、段々に怒りが浮かび上がってくる。
「汚れた、おまけにゴムが伸びで擦り切れたような下着もみんなに見られて、
本当に酷いことをされたわね…同情するわ。さ、これを引っ張りなさい。思い切り
憂さを晴らすのよ」
美雪が鎖を手渡すと、明日香はもう躊躇はしなかった。無表情ながらもなんとなく
怒りを湛えた風情で、明日香は無言で、美雪から手渡された鎖を引いて部屋の
中を周る。無論、鎖の先は宏美に取り付けられた首輪であり、宏美は否応無く
引っ張られて、またしても地下室の中を這いずり回ることになった。
「いい格好ね。あらいやだ、割れ目から具が見えてるわよ。恥ずかしくないのかしら」
美雪がわざとからかうが、宏美は女にとって恥ずかしいその部分を隠すことも
出来ずに、悲しい散歩をさせられていた。
(悔しい、まさか美雪さんがこんな仕打ちを…)
昨日まで軽く見ていた義母の残酷な仕打ちに、思わず宏美の目から涙がこぼれ落ちる。
明日香を奴隷状態に落としてからの、美雪の変貌振りには宏美も内心舌を巻いていた。
そのとき、美雪の眠っていた嗜虐性が目覚めたのだろうが、その矛先が
自分に来るとは…もっと早く気がつくべきだったのだと思うが、もう手遅れと
宏美も悟っていた。
見下していた明日香に何周も引きずり回され、屈辱と疲労でへたり込むたびに
良彦や美雪に豊かな双臀をピシャッと平手打ちされて、また這わされる宏美は、
ついに息があがってしまった。スポーツで鍛えていたとはいえ、四つん這いで
這い回るのはまた別の話であり、水分を摂っていないせいもあって、ハァハァと
だらしなく舌を出してうずくまってしまった。明日香が鎖を引っ張っても、
もう許してと言わんばかりの目で訴える宏美である。
さすがに声に出しての哀願はしないが。
「だらしないわね。これくらいでへばっちゃ駄目よ」
美雪が言うと、今度はベルトを持ち出して、明日香の手に握らせる。
「これでお尻を撃って、這わせるのよ。さ、おやりなさい」
その声に疲労困憊の宏美はキッと睨むが、美雪に睨み返されるとしょげ返って
しまう。もう美雪は、自分の一瞥におろおろする気弱な義母ではないのだ。
宏美を目で制した美雪は、小気味良さそうに笑うと、明日香に
「さ、お嬢様のお尻を思い切り撃ちなさい。明日香ちゃんの仕返しのためだけ
じゃないわ。お嬢様に嫌な思いをさせられた、お友達の分までやりなさい、ね」
そうして無理に明日香にベルトを握らせると、更に扇動する。
「おっぱいのバランスが悪いとか、体臭がキツイとか言いふらされた娘も
いたんでしょう? 全く酷い話だわ。それも明日香ちゃんにしゃべらせるなんて。
仕返ししたくても出来ないその娘たちの代わりに、さ、お尻をぶつのよ」
言われた明日香は、能面のような無表情のままだが、さっきまでの怒りを
湛えた目から、冷酷さを湛えた冷たい目に変わり、握らされたベルトを
ぎゅっと握り締めていた。
「明日香、ちゃん」
宏美が力無く呼びかけるが、明日香はそれを無視し、
ベルトを高く振り上げると、宏美の白く豊かな双臀に撃ち下ろした。
to be continued
>>472 ショートストーリー、拝見させてもらいました。
いいぞ!
もっとやってしまえ!
最後は美雪さまに身も心も支配された二人がみたい
ご無沙汰です。
明日香編はただのいじめ小説だったんで、興味がなかったんですが、
久しぶりに見に来てビックリ。
やっぱ、ヒロインがお嬢様の宏美だと、萌えますねぇ。
SMっていうのは、気高く美しい女を堕としてこそなんぼだと思います。
期待しちゃいますので、頑張ってください。
ビシャッと言う肉を叩く音がして、宏美が美貌を歪め、その尻に赤い筋がついた。
「その調子よ、さ、這いずり出すまで撃つのよ」
美雪のけしかけで、明日香はベルトを振り下ろし続ける。
「この、この…」
明日香の小さく愛らしい口から、宏美に対する罵りが漏れ、ベルトが宏美の双臀を襲う。
にんまりとしてその様子を見守る美雪と良彦の前で、宏美は痛さと屈辱に顔を歪め、
疲労困憊の裸体を起こしてしょうがなくまた屈辱の四つん這いの散歩を再開させられる。
宏美が這い出したので、明日香はベルトでの尻叩きを止めて、全裸で這い回る宏美を
眺めるのだが、その涼しげな両眼からは一筋の涙が流れ出ていた。その涙がなにを
意味するのかはわからないが。
(明日香ちゃん、やっと憂さを晴らせたわね。今まで悔しかったでしょうね…
これで宏美の調教のいい助手が誕生したわ)
まじがんばってください。応援してます。
宏美にいたぶられる明日香を自分でもおもちゃにしながらも、要所要所では
明日香を慰め、気遣いを見せていた美雪である。それは性奴として明日香を
意のままにするためと同時に、思い描いていた宏美監禁に明日香を上手く
使うための布石だった。
(宏美さん、あなたが明日香ちゃんにしてきた仕打ちが、全部跳ね返る事になるのよ)
息を荒げて這いずり回る全裸の宏美と、それを涙を流しながらじっと見つめる
メイド服姿の明日香を見ながら、美雪はまずは計画通りとにんまりと笑い、
「そろそろ学校に行く時間ね。宏美のことは、誰かに聞かれたら
風邪ひいたって言っておいてね」
と明日香に声を掛けた。
散々這いずりまわされ、汗を滲ませた裸体の宏美は再度後ろ手に手錠を掛けられ、
疲労困憊の体で力なく床にしゃがみこんでいる。その宏美の顎を掴むと、
良彦はそっと唇を合わせて、口移しにレモンティーを流し込んで行く。
裏切った恋人(恋人ですらなかったのだが)から飲まされる屈辱ではあるが、
ともかくも乾ききった体が水分を欲していた。
「もっと飲みたいか?」
良彦の問いに小さく頷く宏美に、ニヤリと笑いながらまた口移しでレモンティーを
飲ませ、ようやく人心地ついた宏美に、サンドイッチや半分に切ったゆで卵、
生野菜を摘んでは食べさせる。
「あら、いいわね。彼氏に食べさせてもらうなんて羨ましいわ」
美雪が嫌味たらしく冷やかすが、宏美は大人しく良彦に食べさせてもらい、
時折口移しでレモンティーを飲ませてもらう。
(いつかきっと脱出する。そうしたら美雪、あんたは終わりよ)
それまでの体力保持のためと、屈辱の食事を受け入れる宏美の心境だが、
とっくに美雪はそんなことを見抜いている。
(体と精神、両方とも参らせてみせるわ)
宏美の食事を終えると、良彦が宏美の上半身を抱きしめる。逃れようとする宏美だが、
そんな抵抗も楽しむかのように良彦はなんなく宏美を捕らえ、口を吸い、
その若くて張りのある、瑞々しい乳房に手を掛けて揉みしだく。
「ほらほら、こうして揉み揉みされるのが好きなんだよな、宏美」
良彦がこれまでとはガラリと違う下卑た言い方で宏美を揶揄し、愛撫している。
良彦の両手の中で宏美の乳房がぐにゃぐにゃに変形して行くと、宏美は
高まる官能の疼きに耐えようと歯を食いしばる。
「フフッ、感度良好なくせに我慢するなよ。ほら、もうたまらないだろ?」
とコリコリと乳首を摘んで弄ると、卑劣な愛撫に耐えようとしている宏美の
口から、思わずアッと悩ましい吐息が漏れるのだ。
恋人として付き合っていた間に、良彦は宏美の性感帯を把握していた。
大きくて張りのある乳房は、重要な性感帯の一つだった。
「ほら、もう我慢できないだろ。こういうのが好きなんだよな、宏美は」
背後からゆさゆさと乳房を抱えるように、揺らしながら揉む良彦に、宏美の
我慢の堰が切れそうになる。
思わず甘い吐息を漏らし、目が潤んでしまう。それが相手を喜ばせると
知りつつも、肉体の疼きに逆らえないのだ。
宏美の体から力が抜けて、背後の良彦にもたれるようになると、良彦はニヤリと
笑いながら愛撫を続ける。その白い陶器のような首筋にキスをし、息を吹きかけて
乳房を揉み続ける。さらに片手を宏美の股間に伸ばして探ると、
予想通りに樹液が溢れていた。
to be continued
>>477>>482 声援どうもです。
>>478 ラストは一応は決めているのがあるんですが、まだ流動的です。
>>479 「後に宏美が辱められますからご期待を」
などと、ネタばれを言うわけにもいかなかったんです。
>ネタばれを言うわけにもいかなかったんです。
そうですよねぇ。それなのに、いつも、我が儘な要求ばっかりしてごめんなさい。
>ラストは一応は決めているのがあるんですが、まだ流動的です。
玲子の時のような、感動的で、読後感のさわやかなラストを希望します。
っていうか、明日香の誤解が解けて、皆んなに受け入れられればとりあえずOKかな?
とにかく、しばらくは、宏美を徹底的に責めて、高慢な鼻っ柱をへし折ってやってください。わくわく。
それでは、以下、名無しに戻って、また楽しませて頂きます。
488 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/12 04:00
その液を指ですくい、突起を探り当ててまぶすと宏美はたまらない状態になり、
囚われているというのに、もう反発する気力を完全に失ってしまった。
「アッ、アアッ…やめて」
「もっとやっての間違いだろ?」
切なげに哀願する宏美を揶揄すると、その量感のある尻を抱えて宏美に前傾姿勢を
取らせようとする。
イヤイヤをする宏美の尻をポンと叩くと、構わずに宏美を四つん這いにさせて
抱え込んだ尻の合間に挿入していく。
「ああ、イヤぁ…」
体内に良彦の黒光りするものを埋め込まれて、両手をついて踏ん張る宏美に、
成り行きを見守っていた美雪が近づき、ゆさゆさと揺れる乳房を掌で包み込むように揉み
「あらぁ、よく人の見てる前でセックスできるわね。私の事を育ちがよくないとか
バカにしていたけど、あなたの方がよほどお下品ではしたないわよ」
489 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/12 04:01
とこれまでの鬱憤を晴らしつつ、からかうのだが、宏美は美雪に言い返す
こともままならないほど、良彦に狂わされていた。
宏美は囚われの身で、しかも背後から貫かれている場面を昨日に続いて見られて
意気消沈している。その心ならずも愉悦の表情を浮かべる宏美をみやり、
美雪はさらに続ける。
「これまでの態度を反省する? 宏美お嬢様」
美雪は嫌味たっぷりにワザとお嬢様付けして宏美の顔を窺うと、宏美は
背後からの良彦の、緩急をつけた挿入にたまらず喘いでいた。
少しずつペニスを抜き差しされ、時におもいきりズンと奥まで差し込まれ、
また抜かれる、その刺激を感じるたびに宏美ははしたない声を上げてしまうのだ。
普段の毅然としたお嬢様のプライドのかけらもなく、仇敵の美雪に見られながらも
感じてしまう口惜しさに顔を歪めながらも、自分では制御が利かない肉体を
恨めしく思う宏美の頬は朱に染まり、ペニスを埋め込まれている尻は自然に
躍動し、明らかに性的刺激を受けいれている様相を見せている。
490 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/12 04:02
「どうだ、もうイクか?」
良彦の問いかけに、宏美はたまらずに
「イカせて、ね…お願いだから」
と訴えるのだが、良彦は薄笑いを浮かべると、ペニスを浅く引いて宏美を
イカせないようにと意地悪く工作する。
イキたくてもいけない、煉獄に囚われた宏美に、美雪が顔を近づけて
「イキたいの? ねぇ」
と問いかける。
たまらずウンウンと頷く宏美に、美雪は
「じゃあこれまでの行いに侘びを入れて欲しいわね。今まで偉そうに振舞って
済みませんでした。これからはお義母さんの言うことに従います、って」
と告げる。
to be continued
>487
これからも気楽に読んでやってください。
491 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:04/04/12 04:04
すごいです!ファンになりました。
492 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/12 04:10
>491
え、マジですか?
感想とか気軽にお願いします。
悪い点の指摘とかでも結構です。
気楽にお願い。
493 :
1 ◆E.WSPCVZAE :04/04/12 04:15
あと487さんに一つ。
>玲子の時のような、感動的で、読後感のさわやかなラストを希望します。
ある4コマ漫画家さんの話ですが、考えに考えたネタで満足出来るのは少なくて
パッとひらめいたネタの方が満足できるのが多く、それを彼は
「天の啓示」と呼んでいるそうです。
玲子編のラストは、その意味では天の啓示でした。
この作品のラストは一応考えてますが、まだ会心とはいかないです。
494 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:
感想:文章がとても読みやすくてわかりやすい!!
かといって中身が薄いわけでもなく。。
途中から読んだので初めのほうも読ませて
いただきます。