1 :
名無し戦隊ナノレンジャー! :
03/09/15 04:58
断る!
努力は認めてやるがそもそも板違いなんだよというかそろそろジオシテーズでやったらどうだ。
いきなり拒絶ですか^^; >3 ここでやると容赦ないレスも入るんで、その分緊張感が保てるんですよ。 完全に自分の都合なわけですが、なんとかお願いします。
___,,,,,,,,,,,,____ / ̄ヽ、 _,.-'" _,,.-‐- 、-`ヾ、/ //___\ ,∠_rー'⌒ヽ\ \`ヽ、`ヽ〃/_二ラ /,/ / l !\ \ ヽ、ヽ、\ ヾ!ヽ/ー--'^、 /// l l ト、\ ヽ、 \丶 ヽ_ヽ }二三二j ___r‐ニン/,. l l ト、ヽ\ヽ,.-ヽ‐-i、ヽ、 } |r-‐ニ二__ {三二シ/イ{ l | {\\ヽ\>,;===レ'> !},イ<´ ̄三 { 〉ニ二 | !l | l ,!〉'"i`゙ヽ>ヽヽ!`' {!ー';;ゞく_Lくリ〈--‐‐ニ,j >ー‐‐|!| l l {ヽト、>'=ニ;, ヾ;i|iシスl ハノ >-‐一} `jニ二 ヾ!ヽ\ヽ_」! {!ー'ゞ、 , ` ̄` レl | ヾ二ニ=' }三-‐‐フヽ>ヽ>_{! ゞi|iシ` _,. ^ 、 / L! >‐=三二 レ/ヽ´''´ ヽ、 ノ / にゃあでしたにゃあ! ゝ二ニ=ラ'' |_l`ー\_  ̄ /|-、r、 ,'⌒、 /⌒! L二ニj _,/⌒`ー、_ ̄l ̄´ L_/ノ____ ! ヽ、 { { r-')__r-、iァ_ ゝjゝi/ソ(__ _/ハヽ `ヽ ヽ ヽ、 ! `、 _)-‐'" `ーゃ) !〉 //」_|ソ l | n \
,. ‐''"""`'::. 、 、___,/::::::::::::::::::::::::::::\ ヽ、__::::::::::::::::;;;;/::::::::::;::::::::::::', にゃあやねん '‐=ニ__::::::::::i゙ .,|:/i;::///i:::::::l. \ \ ,.'=='-、-‐ヽ!.' '"‐、 ,/::::::/ \ \ ,ォ彡}_ ,. ‐''",.. -‐‐‐ヽ__i ,、 ( ソ'ノ \\/ i: ''/.:.:.:.:`ヽ、 / ,./ r'' }. ,ゝ ,'-`‐'' ,r-tぃ゙ /i|ヽl.i、:.:.:.:.ヽ >''" { 、 `{/ '!ヽ、 ,./ ヾ>'-l''l´┴ iリl.:.:.:.ヽ / `、 `' {-‐'' `''''" _,. ‐i─'、 `ー‐' lr-、.:丶 . / ,i i``''-、,,_ ,,.. ‐''" 〈 ‐-、 ,.i_ノ.:.:.:.丶 〈_ヽ、 r'" | l `''''''´ ヽ、,_,.-'" 〉`''-、.:.:.:ヽ ' L_`'ー-、,__/ l i |r'ii |_/ /ヽ:.:.:.ヽ ./ /`i''‐r-;:{ i ', /ヽ,L_ |‐/_/ / ヽ..:.:.:', ' / l | | ', l. ヽ i ' ヽ |// ヽ, i.:.:.:.:.i ./ ! | | ', } 〉 | i `l゚l li |.:.:.:.::l | | | ', └:r==i | | | | !| |.:.:.:iリ ! | | '、 └r''"`'''''==、 | | |.| |.:./ 、_l___l,,,..L-' {二二二二二二二二二二二二二二二}ニニニニニニニニ)
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-‐r- 、 ,.'´〃i,.1|^ 、ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ i =!ノノリ ヽ)) 〉 | l (リ -‐ - |リ < にゃあにゃあにゃあ 、_ノノリiト_" lフ/!_, .| ´ ノ/ ヾーllヾ´ ) \_____ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l. i|| ll〉ヽ '´ | にゃあにゃあ 「、 ̄(;;゙;.(;;゙;;)、⌒ヽ⌒ヽ ̄旦 ̄ \ | にゃあにゃあにゃあ ノ\ヽ.モモヲヲヲ ヽ ドソマガヽ \ ,. -‐- . \_ ____ '´ \\ '⌒ ⌒ \ f'^ヽ ヽ |/ / \「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |lノ-‐从!))〉 ヽヽ ノ  ̄ ̄ ̄ ̄,. -‐-  ̄ ̄ ̄ ̄ヽ -‐ ‐ |i l\ ヽ.ヽ , ' ,.,.-、、 , /ハヽヾ 、 ヽ lフ/リノ `) ヽ ヽ. ,. ' ___ ノ l ,' イ// リヽ! j ヽ_ ヽ,'((ー ' ヽ{. ___ ノ ! (リ ‐- - |l(ヽ. _  ̄ _}) )ヽ  ̄ '´ ノ ヽ.ト" lフ/ ヽ ヽ  ̄ ̄ ノ ヽ(、_  ̄ ))}、_)/ ) )) _/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ \ にゃあでした、 | みょーん みょーん \_____
_ i⌒リ⌒⌒`丶 | ノ/ )^^))) | ノノ(li ^ -^ノリノ <にゃあでした 丶ゝ <)l个!>ノ . く/_|」 し'ノ , -――-、―-、_ / ‐- 、 / `ゝ , -――- / 〃/ , , , , 、 、 ヽ`ヽ < _| /,/ / , | ,l | | | | i i 、 N ヽ、 ゝ|〃 / /ナ\lノlノlノ// | | レ′ 入 / 7 |ミ|/|/ |Τ.Τ 'T.i|ノ|ノレ′ ヽ _/ / 八(6| |" ̄ _' ̄.! i' | | | / lヾ| | / | <にゃあだにゃあ | L| | | |` ┬, ´ | | | | | | /| | ̄~T | | | |_ / .| |'´~只~ヽ| |
おかしな雰囲気ですが、では再開します。 前スレのあらすじ。 名門デパートの花形インフォメーション嬢の藤沢玲子は、新入社員の美沙と 和音に、逆恨みから裸にされて写真をとられ、自慰を強制される。 誰にも相談できないままに美沙の支配下に置かれるようになり、制服の露出を 高められたり、パンティ一枚で勤務させられ、クンニ奉仕などの恥辱を受ける。 そんな玲子の心の支えは親友の亜矢子と恋人の秀哉だったが、実は影で 糸を引いていたのは親友のはずの亜矢子だったのだ。 亜矢子の策略で秀哉を奪われ、人事部長と性交を強要される玲子。 しかし和音のアドバイスのおかげで、地方の支店へと異動することに成功した 玲子だったが、その送別会の席上で、玲子は最後の恥ずかしい真似を 演じさせられるのだった。
衆目を浴び、羞恥に打ち震える玲子。 もし玲子を正面から見たとすれば、後ろ向きで下半身パンティ一枚の姿で 尻振りの余興を続けているその顔が、朱を注いだように真っ赤に染まっており、 額には汗がにじんでいる玲子の苦衷が見て取れたであろう。 しかも素面であるというのに、あくまでも酔った振りで恥辱を演じ続けなくては ならないのだ。 正解が出るまで何度も、懸命に尻を振って文字を描き続ける玲子だが、 そろそろみんなも玲子が尻で何を言わんとしているか、気がついてきたようだ。 「えーと、亜矢子、が」 「淫乱、でいいよね」 という声がちらほら沸き起こるようになる。頃合いよしと見て美沙がハイと手を上げた。
面白そうだね、このスレの旨趣キボンヌ!
「わかった。亜矢子先輩が淫乱でしょ?」 と大きな声で言う。 その声に救われたように玲子は振り返ると 「美沙ちゃん、正解よ」 とホッとして言う。 ともかく、恥辱の仕草がやっと終えられるのだ。 「もうー、何で私が淫乱なのよ。玲子ったら酷いなー」 亜矢子が唇を尖らせて笑いながら文句を言う。酷いも何も亜矢子から 強制された文句なのだが。 「う、うん、冗談よ、冗談」 引きつった笑いを浮かべながら、亜矢子に弁解する玲子だ。
そして美沙に対しては 「じゃあ美沙ちゃんが当てたから、約束どおりバッグをプレゼントするね」 とようやく言い終える。 秀哉からプレゼントされた思い出のこもったバッグなのだが、 恥辱のデキレースの末に美沙に取り上げられてしまうことになった。 (でも、これでいい。秀哉さんとの想い出は、もう断ち切るしかないんだし…) 悲しい決心をした玲子だが、亜矢子は容赦しない。 パンティ姿で立ち尽くす玲子に、皆にわからないように指をクイッと 下に示す仕草をする。 パンティを降ろせ、ということなのだ。 思わず目を瞑る玲子。辱めのクライマックスとして、同僚たちの前で 股間を丸出しにしなくてはいけない指令を受けていた。 今それが亜矢子から指示されたのだ。
これが最後の恥ずかしい姿の強制とはいえ、さすがに素面の玲子は すぐには行動に移せなかった。 さすがに躊躇する、下半身パンティ一枚のままもじもじと立ち尽くす玲子に、 皆の奇異の視線が集まる。 「玲子、なにやってんだろ」 「またお尻で文字を書くつもりなのかな。でも普段の玲子からは 想像できない酔っ払いぶりだよね。ホント、お酒に弱いんだね」 などという声が玲子の耳に飛び込んでくる。 酔っ払っている振りはしているが、実は素面で恥ずかしい真似を 強制されている玲子。 (今夜で亜矢子さんたちから離れられる。でも…) 同僚の前でパンティを脱ぐのはさすがに恥ずかしい。 心臓が割れ鐘のようにドクンドクンと鳴っている。
周囲をうかがうように玲子は顔を上げ、見渡す。 おずおすと見回す玲子の目に、同僚たちの好奇の視線が自分に一身に 突き刺さっているのが見えた。後ろのほうで美沙が嘲笑を浮かべているのが目に入る。 そして見回した最後に、亜矢子と目があう。 亜矢子は声を出さず、口だけ動かした。 『脱げ』 玲子にだけ通じるメッセージである。 一瞬うつむいた後、玲子は意を決して亜矢子に近づいた。 何事、と驚く亜矢子のグラスを持ち上げると、中のチューハイをグイと 一気に飲みほす。 (飲まなくちゃ、とてもやってられないわ) アルコールで濡れた唇を手でぬぐうと、亜矢子をジロと見つめる。 (脱げばいいんでしょ、脱げば。いいわ、言うとおりに恥をかいてあげる。 これで最後なんだもの)
そう挑戦的な目つきで亜矢子と目を合わせると、玲子は再び自分の 席の上に立ち上がる。 そして 「あー、なんか暑いなー。脱いじゃおうかな」 と独り言のように言うと、後ろ向きになりパンティのサイドに指を掛ける。 その様子を薄ら笑いを浮かべながら見つめる亜矢子だ。 (フン、さすがに素面じゃストリップはきつかったみたい。 少しでもお酒を飲んで、恥ずかしさを紛らわせたかったのね。 ま、恥をかくことには変わりはないんだけど) 少しずつ、徐々にではあるが玲子が自分の指でパンティを下げていく。 白く張り出した尻が姿を現していく。 「あーあ、ついに脱ぎだしちゃったよ」 「でもまさか玲子がこんなことするなんてね。よっぽどストレスが たまってんのかしら」
一同はもはや呆れ、誰も止めようともしないで玲子のストリップを ただ眺めているのだ。 玲子はついにパンティを下ろし、足首から抜いた。ゆで卵を剥いたような、 つるんとした玲子の尻がむき出しになる。 普段の清楚な玲子の行動とは思えぬ振る舞いに、ざわめきながらもただ その様子を見ているだけの同僚たちの視線が背後から突き刺さってくるのを 痛いほど感じる玲子だ。 脱いだばかりの、まだぬくもりの残るパンティを片手で握り締め、 立ち尽くす玲子。 恐る恐る振り返ってみると、最前列で睨んでいる亜矢子があごをしゃくる。 前を向け、ということなのだ。 一瞬目を閉じて深呼吸した後、玲子はゆっくりと体の向きを変えていく。 さすがに股間を丸出しにする勇気はなく、パンティを握り締めた 片手を股間の前に当てて、恥ずかしい部分を隠す。
その様子を見る亜矢子は薄ら笑いを浮かべながらも、半分苛ついている。 (さっさと丸出しにしなさいよ。往生際が悪いんだから) 亜矢子の威圧する視線で、玲子は股間を覆っている手を外さなくてはと 思うのだが、どうしても踏ん切りがつかない。 もじもじしていたが、ついに耐え切れなくなりしゃがみこんで号泣してしまう。 「あーあ、泣いちゃった。さっきまでふざけていたのに、 今度は泣き上戸なの」 「やっぱみんなと別れるのがつらいんだよ。それに家庭の事情で、 銀座本店から地方支店に転勤だもん。やりきれないんだよ」 そんな同僚たちの好意的な言葉が玲子の耳に入る。第一の親友と 自他共に認めていた亜矢子の魔の手に掛かり、恋人は奪われて、 その上肉体は亜矢子の出世の生贄にされ、銀座本店を逃げ出す羽目に なったとは誰も気がついていない。
22 :
松浦淳 ◆JUNs8/hHj6 :03/09/15 23:43
1さんの性別は何ですか?
今夜の恥辱の振る舞いも、強制されたものだというのに。 そう思いさらに泣き崩れる玲子の肩に、そっと手が置かれる。 「お別れが辛いのね。でも離れていても、私たちと玲子は友達だからね」 猫なで声でいうのは亜矢子だ。そして 「玲子ったら酔っちゃってるみたいだから、私がお部屋に連れて行って 介抱するね。美沙ちゃんも手伝って。それとみんな、後片付けはお願いね」 というと、玲子を立ち上がらせてスカートを履かせる。 「さ、今夜はもう休もう」 そういいながら亜矢子は美沙とともに、玲子の両脇を抱えて食堂を連れ出す。 廊下に出ると、亜矢子は 「素面で脱げって言ったはずだよね。それなのに勝手に人のお酒飲んで。 しかもおま○こ晒す約束も反故にして。お仕置きはさせてもらうからね」 と小声で脅迫する。 亜矢子と美沙に両サイドから小突かれたり、尻文字ダンスやストリップを 笑われたりとしても、はね付ける気力などなく、玲子はおとなしく 自室に連行されるのだ。
パチンと音が響く。 「さ、脱ぎな」 亜矢子に平手打ちを浴びせられ、玲子はおずおずと服を脱ぎだす。 ブラウスやブラジャー、せっかく履いたスカートを脱がされて 一糸まとわぬ全裸になった玲子は、命じられるままに床の上に尻をついて座る。 亜矢子が背後に回り、玲子のふくよかで張りのあるバストに両手を掛け、 持ち上げるようにして繰り返し揉みしだく。 「柔らかくて手触りが良いわね。でも大きいと年をとったら垂れるんじゃないかしら?」 からかいながら玲子の大きな美乳をおもちゃにする亜矢子だ。 敏感なバストを嬲られて、頬が紅潮して次第に息が荒くなってくる 玲子の前に、美沙が電動マッサージ器を手にとってかがみこむ。 to be continued
>>14 自作のエロ小説、いや、エロ小説だとピンク鯖に行けといわれかねないので、
あくまでもエロ風味のある一般小説を転載しています。
感想など聞きたいという趣旨です。
>>22 男です。
立てた当初はレス入れとかないと、瞬殺される恐れがあるので一つ余談を。 前スレdat落ち以降、pcが故障したんですよ。 故障原因は、pcの後ろ(ファンのあたり?)に冷凍ペットボトルを おいて寝たこと。 起きてpcの蓋開けたら、中が水滴でびっしょりで、結露していたんだな。 修理カウンターの人も「結露は聞いたことはありますが、冷凍ペットボトルが 原因というのは初めて」と驚いていたよ。 修理代金が買値を上回っていたので、諦めて中古pc購入しました。
おかへりー!
28 :
ポール・ザ・ビート :03/09/16 02:56
中古PCはFMVか? ∧_∧ ∧_∧ ( ̄し_ ̄) MSXか? ( ̄_J ̄) / ⌒i / \ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV / .| .|____ \/____/ (u ⊃
>>27 またよろしくお願いします。
>>28 東芝dynabookです。前はthinkpadでした。
4年前のマシンなんですが、必要なソフトしか入れてないので、
十分快適に使えます。
get
■ ,、_ __,....,_ _,...、 ■ ■
■ ■■■ ■■■ ■ ,} {`i;:r,;'ニ (;;;;、` , r' ■ ■
■■■■ ■ ■ {i' i:.'ー<.・)}:ム ヾi, ■ ■
■ ■ ■ ■■■■ ■■■■■ノ // -r /:::ミ ('ーヽ■■■■■ ■ ■
.■■■■ ■ ■■ ■ i゙ i:/ /二./ /',=、__ノi/ ■ ■
■ ■ ■ ヽ ヽ! {:::} //::::''´`'7!/
■ ■ ■ ヽ、__ヽ!l::i:::::ii;;;;;;;|,ノ ● ●
`ヽ、`ー""ヽ
`'ー-'''"
http://www.debuo.com/
「今夜でドスケベ玲子とさよならか。仕事を指導してもらった先輩だから、 きっちりと最後の恩返しをしてあげるね」 とマッサージ器のスイッチを入れ、襞の周囲に器具を這わせながら、 クリトリスに当てる。 毎度のことながら、玲子は電流が体内に流し込まれたかのような衝撃を受ける。 「あああっ…あ、美沙さま、お願い…ですから…」 「お願い? もっとやって欲しいのね」 すっかり敏感になったクリトリスを攻撃され、玲子はもうわけもわからぬ位に 昇りつめようとしている。 クリトリスに振動を与えながら、指を玲子の裂け目に挿入したりとの美沙の動きに、 玲子の心身は屈服していた。 ああ、と声にならない呻きをあげて、とろんとした半開きの目が虚ろの玲子の 秘所からは、愛液が夥しく流れ出している。
「おしっこでも漏らしたみたいね。すっかり病みつきになったでしょ?」 と、美沙は美しき先輩を責めながらその顔を見上げるのだ。 清楚さと気品ある普段の玲子とは違う、官能と屈辱に絡めとられた 妖しい美貌の先輩がそこにいる。 そんな様子の玲子を見ていると、もっともっと責めたくなるのだ。 「ほらほら、まるで大洪水ね。これはどう?」 とズポズポと指の挿入を繰り返し、クリトリスに器具を当てては溢れ出す 玲子の愛液を指ですくう。 そしてその液を、縦長に萌え出している玲子の恥毛へと擦り付けて行くのだ。 「ああ…もうやめて…」 亜矢子と美沙、二人係りのバストと性器への責めに息も絶え絶えの玲子は、 美沙が何を意図して恥毛に愛液を擦り付けているのかわからない。 やがてピーンと玲子の裸体が硬直し、絶頂に達したことを窺わせた。
ハァハァと隠微な責めの余韻に浸る玲子を他所に、美沙が玲子の化粧品類の中から何かを探している。 「さ、仰向けになって足を開いて」 「もう、お願いですから…」 哀願する玲子に構わずに、美沙は再度命じる。 「さっさと言う通りにしな」 太ももの柔らかい肉を抓られて、苦痛に顔をゆがめる玲子は言われるままに 仰向けになり、足を開く。 美沙は玲子の丸出しの股間に近づくと、探し出したT字剃刀を取り出して 歯を当てようとする。
一体何をされるのかと玲子は驚き 「何をするの、美沙さま」 と聞くが、とんでもない答えが返ってきた。 「お別れにマン毛剃ってやるからさ。心機一転、あそこもすっきりとしたほうが 良いんじゃない?」 こともなげに言う美沙だが、玲子にとっては冗談ではない。思春期から育んできた 恥毛であり、濃くもなく、また玲子自身がきわどい水着などは着ないこともあって、 今までお手入れなどしたこともなかった。 それがなんのために赤の他人に剃られなくてはならないのか。 「嫌、です。第一何のために剃るんですか?」 恐る恐る拒否反応を示した玲子だが、今度は亜矢子が玲子の胸に手を伸ばす。 to be continued
>>1 待ったかいがあったよ。
前スレが突然落ちてしまった時は、
せっかく保全していたのにショックだった。
1よ、無事帰ってきてくれて俺は嬉しい。
前スレで、荒らしや非難レスにも負けなかった貴方だから大丈夫とは思うが、
作品完結まで、ガンバってくれ。
うっ、と苦痛と恥辱に顔をゆがめる玲子。仰向けになっても程よく盛り上がり、 形のよさを窺わせるバストを亜矢子が鷲?みにしているのだ。 「ストリップをちゃんとしない罰よ。別に良いじゃない、あんた一々他人にマン毛 見せて回ってるわけじゃないでしょ。剃られたってどうってことないじゃない」 勝手なことを言う亜矢子に美沙も呼応して 「そうそう、それに見せる男ももう居ないわけだしさ。いいじゃん、剃っちゃえ」 というと、剃刀を玲子の下腹部のなだらかな丘に這わせて行く。 「クリームはいらないわね。さっき玲子の恥ずかしい液をたっぷり擦り付けておいたから」 言いながら美沙は剃刀で、玲子の黒く柔かそうな恥毛を剃りとっていく。 ゾリゾリ、と剃刀の金属の感触が玲子の肌を撫でていく。
美沙はたびたび刃先に絡まった毛を取っては、また剃刀を這わせて行く。 程なく玲子の恥丘を覆っていた縦長の恥毛が姿を消し、代わって 青々とした地肌がもろに露出した。 「かーわいいー、玲子先輩。まるで子供みたい」 「ホントあそこだけみたら小学生みたいね。おっぱいとアンバランスね」 二人に冷やかされる玲子の瞳から、涙が一筋流れ出る。 (どうして、ここまで酷いことをするの…) そんな悲しみにひしがれる玲子は、なおも休ませてはもらえない。 美沙がパンティを脱ぐと、玲子の顔の上にまたがり、奉仕を強要するのだ。 「今夜で最後だから、気合入れて舐めてね」 さ、はやくと美沙に叱咤され、亜矢子に笑われながら、美沙の機嫌を 損ねまいと屈辱の舌を這わせる玲子だった。
忌まわしい思い出を振り切り、丸越デパート名古屋店で新たに勤務する ことになった玲子だが、周囲からは冷たい目で見られていた。 前年の会社案内のパンフレットの表紙を飾った玲子のことは、みんなが知っていた。 東京の銀座本店で花形インフォメーション嬢だったという玲子に対し、 地方の支店に居るコンプレックスや妬みからか、いわれのない敵意や 反感が向けられていた。 「どうせ不倫でもして、居られなくなったんじゃないの?」 などと際どい陰口を叩かれたり、また仕事のことを玲子が腰を低くして尋ねれば 「ご機嫌取り」「あーやっていい娘ちゃんぶってさ」 などと、聞こえよがしに同僚たちから言われ、職場で浮いた存在になっていた。 寮でも、浴場で同僚たちと鉢合わせしたときに、美沙に剃られた恥毛が 気になって、必要以上に周囲の目を気にしたり、股間を隠そうとの挙動が また同僚たちの不審を招いていた。 「キョロキョロとなに気にしてんのかしら、あいつ」 「裸見られるのがいやなら、寮のお風呂なんか使わなけりゃいいのに。変な人」 などと、一層悪いほうへと受け取られ、誰とも打ち解けられずにいたのだ。
それでもせっかく亜矢子や美沙たちの魔の手から逃れられたことで、 気持ちを新たにこの新しい職場で頑張ろうと、玲子は健気に振舞うのだった。 デパートの定休日、誰とも会話をしないうちに食事を摂ると、街に出る。 まだ地理に疎く、ましてデパートの周囲になにがあるのかもよくわからない。 早くデパート周辺の地理と、近くにどんなお店があるのか、お客様に 聞かれたときにすぐ答えなくてはとの思いで、休日を使って街を歩いては 色々とチェックしておこうとの思いだった。 地図やメモ帳を片手にデパートのある街の一帯を散策する玲子だが、 不意に足が止まった。 前から、インフォメーションの同僚社員が3人、連れ立って歩いてきたのだ。 向こうも玲子に気がついたようで、小声で囁いていたかと思うと、 つかつかと玲子の前にやってきた。 「あら、玲子さんだっけ。1人でなにやってんのかしら」 「どうしたの。道に迷って帰れなくなっちゃったの?」 とあまり好意的ではない冷やかし口調で話しかけられる。
玲子は片手の地図とメモ帳を示しながら 「来たばかりで、まだ何もわかりません。だから、お客様になにを 聞かれても答えられるように、この辺の街のことは覚えておこうと思って…」 玲子の言葉に、先ほど声を掛けた2人はフンと面白くもなさそうに頷くが、 残りの1人、名古屋店インフォメーションの主任だけはフッとやさしげな 眼差しになった。 微笑みながら 「じゃあ、私と一緒に歩いてみましょうか。どの駅が近いかとか、 この近くにある薬局やコンビニとか、覚えておくポイントは色々あるわ」 と言ってくれた。 「じゃあここで、ミリちゃん、幸恵ちゃん、また明日ね」 と主任は、連れの2人に別れを告げると、玲子を伴い歩き始めた。
「え、いいんですか」 玲子が聞くが、主任は 「あの娘たちと映画観た帰りで、後はお茶飲んで別れるだけだったから。さ、行こう」 と玲子を案内して、色々と教えてくれた。 ひとしきり街を一緒に歩いて様々なアドバイスをしてくれた後、一緒に お茶を飲みながら支店内部のことや仕事のことなどを、玲子に教えてくれる。 ひとしきり話した後、主任は 「ところで、どうして銀座本店から名古屋店に来たの? 本店の インフォメーションなんて、この支店の娘たちにとっては憧れなのよ」 と聞いてきた。 「はい、親の体の心配がありまして、少しでも実家に近いところにと、転勤を願いました」 と答えるが 「実家は静岡って聞いたけど。それなら東京からでも新幹線使えば、 時間的にはさほど変わらないでしょうに」
と言われ、玲子は黙ってしまう。ごまかしの文句が思い浮かばない。
もともと嘘がつけない性質なのだ。
しばらく沈黙が支配した後、主任が口を開いた。
「みんな色々あるからね。でも、来た以上は張り切ってやってもらうわよ。
本店から来た人って変にここを見下したりする人もいるから、その煽りで
玲子さんのことを色々悪く言う人もいるけど、ちゃんと仕事してれば、
見てる人は見てくれているから」
と最後に元気付けられ、玲子も明日から一層頑張ろうとの思いを強めるのだった。
主任が擁護してくれるようになったことと、玲子が本店から来たのだと
驕らずに、懸命に名古屋店での流儀を覚えようとしたこと、また生来の
素直な性格がみんなも知るところとなり、同僚たちにも受け入れられてきた。
to be continued
>>36 おお、待っていてくれてありがとう。
>>37 >形のよさを窺わせるバストを亜矢子が鷲?みにしているのだ。
鷲づかみです。
なんだよ、「鷲?み」って…
45 :
名無し戦隊ナノレンジャー! :03/09/18 03:00
1さん、乙。 前スレでの打ち合わせ通り、最後はハッピーエンドで終わるんだろうけれど、 なんかまだこのままじゃ終わりそうもないヨカーン。 もう一波乱あるかな?
>>45 そうそう、だから玲子がどんなにいじめられても、
暗い陰湿な作品にならないから、安心して読んでいられる。
でも、だからこそ、ここでもう一発玲子に試練を。
亜矢子や美沙が名古屋までやってきて、中傷をはじめるとか
良子の再登場もありかな。
せっかく魔の手を逃れたと思ったのに、
絶望に泣き叫ぶ玲子。わくわく。
でも最後は、幸せに輝いている玲子をみたい。
やっぱり読んでみると、「〜た。」「〜た。」が多いね。
確かに「〜る。」は減ったけど、参考になるかわからないけど、
鍵カッコ以外の所は説明でしょ?だったら、ナレーションっぽくするといいと思います。
例えば
>>20 の下を訂正すると…
『一瞬目を閉じて深呼吸した後、玲子はゆっくりと体の向きを変えていく。
さすがに股間を丸出しにする勇気はなく、パンティを握り締め(た)
片手を股間の前に当て(て)、恥ずかしい部分を隠【している】(す)。』
「〜はなく」は否定系だから、次の文は否定を表さなければいけない。
他にも、「でも」も否定で、↑と同じ。「そして」はつなぎ言葉。「しかし」は…
など、中学、高校の国語(文法)で習うはずです。
これでも、たいした賞じゃないが、取ったことあるんでw
>>47 訂正みても、自慢するほどイイ文章じゃない。
>>48 たいした賞でなければ、年間何百人もとってるからな〜
1もうまいわけじゃないけれど、
プロ気取りの香具師はウザイだけ。
名古屋の生活にも慣れたある日、同僚の1人が玲子にチケットを差し出した。 「これ、新聞屋から貰ったんだけど、一緒に野球見に行かない?」 あまり玲子のことをよく思っていなかった同僚である。最初のころ、玲子が 打ち解けられずに居たときに色々と陰口を叩いたりしていた娘だが、 最近はそういう真似もやめて、それどころか皆と仲良くなった玲子と 話したそうにしていた。 この誘いも和解のサインなのだろう。野球は詳しくない玲子だが、でもせっかくの 誘いだからと一緒に見に行くことにした。 仕事を終えてドーム球場に着くと、試合はすでに中盤で、1塁側内野席に座ると 同僚は周囲のファンとともに、地元のチームを応援し始めた。 応援するだけではなく、返す刀で相手チームにも容赦のないブーイングを浴びせている。
普段のデパートでの勤務姿からは窺えないその過激な文句に玲子が圧倒されていると、それに気がついてか 「いいから玲子さんも言っちゃいなよ。あ、あいつ、あの野郎」 ちょうど相手チームの攻撃で、出てきたバッターにひときわ激しい ブーイングと罵声が浴びせられている。 「あいつ、FAでここのチーム裏切って、東京の人気チームに移籍したんだよね。金に目がくらんでさ」 言ってる内容が分からないものの、その選手が激しく地元ファンから 憎まれていることは雰囲気で分かる。 「玲子さんも言っちゃいなよ、バカヤローって。私、変なお客に 嫌がらせされたり言いがかりつけられたりしたときなんか、こうして ストレス発散するんだよね」 と言うと、バカヤローとか、名古屋に来るなとか、好き勝手に怒鳴り散らしている。 「さ、みんな言ってるから、玲子さんも言っちゃいなよ」 と薦められる。罵声にも平然としてバッターボックスに立つその選手の 後姿を見ていると、なぜか秀哉を思い出す。
なぜいま、秀哉のことが頭に浮かぶのかわからない。同じくらいに広い 肩幅のせいだろうか。もう諦めたとはいえ、今でも秀哉に対して (どうして自分のことを信じてくれなかったのか) という思いがやはり心の底にある玲子だ。 玲子は思わず口でメガホンの形を作り 「バッカヤロー!」 と叫んでいた。しかし間が悪く、なぜかその瞬間だけその一帯が静まり、 玲子の罵声だけが思い切り響いた。 玲子の清楚な外見と、その罵声のコントラストのせいか、途端に周囲から 笑い声と歓声が起こる。 (あ、やっちゃった。恥ずかしい…)
顔を赤らめた玲子に、同僚が背中を叩いて 「いいじゃん、その調子」 と励ます。また、周囲からも 「いいぞ、ねーちゃん」 「もっと言ってやれ」 との声が玲子に向けられる。また、前の席のサラリーマン風の男性が ビールを注文した際に、余分に注文して玲子たちにも振舞ってくれた。 ありがとうございますとお礼を言いながら紙コップに口をつける玲子は、 同僚や地元ファンと一緒に歓声やブーイングを送りながら野球を楽しんでいた。 そして不意に涙が流れてくる。 『秀哉さんのバッカヤロー…』 声に出さないように口だけ動かす玲子は、秀哉をもう吹っ切れると感じていた。
名古屋店に赴任してから数年の歳月がたった。 すっかり溶け込んで、元気に仕事に励む玲子だが、銀座本店で溌剌と していた頃と違うことが一つだけある。 時折、自室のベッドの中で、己の手を股間に這わせて自分を慰めるようになったのだ。 銀座本店で美沙たちに辱められていた思い出。サイズの小さな上着を 着用させられたときのはちきれそうなバストを気にしていたこと、 スカートをまるで女子高生の制服のように短くされていたこと、 案内ボックスの中でパンティ一枚で勤務させられたこと、強制的に 弄られオナニーをさせられたこと、など。 普段は思い出したくもない過去なのだが、寝る前にそんなことを 思い出してはオナニーすることがあった。 「ああ、なんて私恥ずかしいことを…」
形のいい唇から、自分をさげすむような台詞を漏らすと、後は喘ぎ声をたてながら、自分でバストを揉みしだき、クリトリスを弄ったり、指を挿入しては思い切り恥辱の世界に嵌まり込むのだ。 名古屋店でもその美貌と性格とで、言い寄ってくる男も何人も居たが、玲子はやんわりと断り相手にしなかった。 まだ、誰かと付き合うという気持ちにはなれず、そして吹っ切れたとはいうものの、 時折秀哉のことを思うのだ。 (どうしてるんだろう、まだ亜矢子さんと付き合っているのかな) 学生時代からの、秀哉と共通の友人たちは玲子に気をつかってか、秀哉の話は 出してこなかった。まさか同僚の策略で別れさせられたのだとは、誰も思っていないのだ。 秀哉のことが頭に浮かぶと、玲子は今度は彼の部屋で抱かれていたときのことを 思い出して、また1人オナニーにふけるのである。 to be continued
>>45-46 え…?
確かにハッピーエンドを希望する人は多かったのですが…
>>47 これからも気軽に感想などよろしくです。
しかし接続詞の使い方まで、間違えていたかな?
>>50 >1もうまいわけじゃないけれど、
まだまだってことですね。
>>58 >え…?
>確かにハッピーエンドを希望する人は多かったのですが…
ギクッ ま、まさか・・・
前スレのカキコ
決めるのは1さんだからね。
漏れ達はつまらなきゃ読まないだけ
480 名前: 名無し戦隊ナノレンジャー! 投稿日: 03/07/04 09:29
>恥の掻き収めをしてもらうからね
(・∀・)イイ!
これから最後の羞恥責め!!
玲子さんにはたっぷりと恥をかいてもらいましょう。わくわく。
でも、徹底的に恥をかかされたら、最後はハッピーエンドじゃなきゃ救われないなぁ。
おかずとして読むんなら、ラストまで使いたいけれど、
小説として読むなら、読後の爽快感がないと2度と読まないな。
482 名前: 名無し戦隊ナノレンジャー! 投稿日: 03/07/05 01:46
>>480 禿同。
ラストはハッピーエンドにして欲しいなぁ。
その代わり玲子にはここで、
死ぬほど羞かしい思いを味わってもらうって事で・・・
490 名前: 1 投稿日: 03/07/07 02:56
>>480 >>482 ハッピーエンドですか、、、
じゃあ考えて見ます。
「本当に招待状出すんですか?」 丸越デパート築地寮の亜矢子の部屋で、美沙と和音を前にして、亜矢子はフフンとせせら笑う。秀哉との結婚が決まり披露宴も行うのだが、玲子を招待しようとの亜矢子の考えに、さすがに驚く二人だ。 披露宴の幹事には美沙、その補佐に和音が頼まれており、今夜は披露宴の 相談で集まっていた。 かつては美沙の教育係は玲子で、和音の教育係は亜矢子だった。 しかし亜矢子が副主任になってからというもの、その個性の強さから主任との 軋轢が生まれ、本店のインフォメーションは主任派と副主任・亜矢子派とに 別れてしまい、お調子者の美沙は亜矢子派の若頭という存在になっていた。 和音は研修のときの関係から言えば亜矢子派であるはずが、玲子追い落としの 一件以来、亜矢子に違和感を抱いている。また、主任のことを信頼していると いうこともあった。その機敏を亜矢子も感じていたのだろう。そこで披露宴の 幹事は美沙に頼み、和音には美沙の補佐を頼むにとどまった。
「どうして呼ぶんですか?」 と聞くのは和音だ。新郎の元恋人をあえて呼ぶなど、どういうつもりなのだろうか。 返事はしない亜矢子だが、秀哉との婚約を済ませた後、猫をかぶっていた 亜矢子の生来の勝気な面がでて、秀哉と揉めたりしていた。 あるとき、喧嘩した際に秀哉がポツリと 「玲子なら、自分の考えを強制したりしなかった」 とつぶやいた。それを聞いて目を吊り上げる亜矢子に、慌てて発言を 取り消した秀哉だが、亜矢子は玲子に対して、再び筋違いの憎しみと警戒を 抱くようになった。 (これから先、衝突するたびに玲子のことを思い出してもらっては困る。 でも自分は生活設計で譲るつもりはない) 老後は自分の実家の近くに家を建てよう、秀哉の両親との同居なんてお断り、 と内心決めているくらいの亜矢子である。
無論そんな態度は、今のところは微塵も見せないのだが。 (とにかく、秀哉の玲子への思いを、完全に打ち砕いてやらなくては) そんな思いから、披露宴への玲子の招待を決めた亜矢子である。 「でも、呼んでも来ないんじゃないですか」 黙って玲子への仕打ちを考える亜矢子に、今度は美沙が尋ねた。 亜矢子は美沙に邪気のある笑顔を向け 「来させるのよ。いつかの写真やネガ、全部と引き換えにするって 言えば来るわ」 という。 結婚したら、新居に玲子を撮影したフィルムや写真の類などをおいては おけない。何の拍子に秀哉に見つかるかわからないからだ。
婚姻届に判を押して、披露宴を行えばこっちのものである。フィルムや
写真などもう必要ではないし、第一厄介な代物だ。また、写真などを
取り戻したからといって、玲子がすべてぶちまけるような真似は
しないということも見極めがついている。
「美沙ちゃん、玲子に招待状を出しておいてね。それから、
私に電話してくるように付け加えておいて」
と呆れる和音を無視して、美沙に頼む亜矢子である。
to be continued
>>59-60 まだ完全には決めてないんですが。
板が荒れてるので、上げときます。
>>1 乙
結婚式の披露宴か・・・いい展開。
この披露宴で再び大恥をかかされた玲子を見て、
秀哉が亜矢子の恐喝に気づき大団円。
そんな感じでいいんでねえの。
あんまりだらだら続けても、つまんなくなるだけだよ。
>>66 それ(・∀・)イイ!!
どう終わるか(決着をつけるか)で、その小説の価値がわかるからなぁ。
あ、書き手の力量も・・・
そろそろどう終了させるか考えた方がいいよ>1
ただ、4章、5章と延々と続くオナニー(自己満足)小説にしたいのなら止めないけれどネ。
>>66 超ミニのパンチラ姿で披露宴出席。
得意の尻文字でお祝いの言葉。
その姿を見て嘲笑する友人に同僚。
うわー、玲子タン悲惨。かわいそすぎる。
でも、それでも最後に秀哉の愛を取り戻せればOKか。
>>67 北斗の拳、ドラゴンボールerc
終わりどころを間違えて、だらだらと続き、
駄作になっていった作品はいっぱいあったからなぁ。
確かに、どう結末をつけるかが作者の腕の見せ所だよな。
>>1 漏れは藻前の小説好きだゾ。
この作品は終わりにしても、新たな構想で次回作も引き続き書いてくれよな。
つーか、俺は女が女を性的にいじめる話しが好きなんで、 このままだらだら続いても無問題。 むしろ、次の新作が女対女にならなければ読まん。
漏れは改心してからの和音ファンなので、 和音の活躍によって、玲子が救われるというラストに1票
なぜこんな時間から・・・ 反撥心を失った女には萌えん。 そろそろ次の獲物を考える頃かもしれん。
この披露宴は最後の山場なんですよね。 つまりここで締めるための舞台として、披露宴を設定したわけです。 このあとエンディングに行くわけですが、ハッピーエンドなら 違う舞台にしていたでしょうね。
なんかしらけちゃった。 でも、作者の回答が出たんだから、まあいいんじゃない。 どんなストーリーで書くかは作者の自由なんだし、 つまらなかったら読まないのも読者の自由。 どちらも、強制は出来ないと思うよ。
いつものように仕事を終えて寮に帰り、玄関脇の個人向け郵便受けを見ると、 往復ハガキが入っていた。 なんだろう、と手にとって見た玲子の顔色が変わる。 差出人はかつての後輩であり自分の支配者だった松田美沙で、ハガキの裏には 『河野秀哉・野村亜矢子結婚披露宴』という文字が記されていた。 目の前が真っ暗になる。かつての恋人の秀哉と、それを略奪した亜矢子が 結婚するという知らせだ。 二人が付き合い続けているのなら、いつか一緒になるかもとは思っていた。 しかしそれが現実として突きつけられるとやはり辛い。 (でも、それにしても何で私に…) 亜矢子にしたら、自分を披露宴には呼びたくないはずだ。どうして招待状を 寄越してきたんだろうか。
まさか美沙の独断ではないだろう。 もう一度招待状を見直すと、ハガキの裏に美沙らしい手書きで 『亜矢子先輩へ電話するようにって。大事な話があるみたいよ』 と書かれていた。 なんだろう、玲子は胸騒ぎを覚えながら部屋に戻ると、久々に亜矢子の部屋に電話を掛ける。 「もしもし」 懐かしい亜矢子の低い声だ。 「あの、玲子です…結婚するそうで…ハガキを…」 「ああ、玲子。久しぶりね。元気?」 屈託のなさそうな亜矢子だ。 「はい、元気ですけど」 「ふーん、それは何よりね。ところで秀哉と私、結婚することになったの。 そこで親友のあんたにも披露宴に出席して欲しいんだけど」
「どうして、ですか?」 恐る恐る玲子が聞く。本店を去ってからというもの、かつての同僚たちが 何人も結婚していた。中には是非出席したいほど仲の良い同僚もいたのだが、 亜矢子と顔をあわせるのが嫌で、招待状には欠席で返事をし、その代わりに お祝いだけを送っていた。 「どうしてって、同期の私の披露宴に出るのは当たり前じゃない。 ご祝儀は1万円でいいし、交通費も宿泊代も出すからさ」 亜矢子が言うが、ご祝儀の代金などどうでもいい。亜矢子と秀哉の 披露宴なんて居合わせたくない場である。 「私が出たら、秀哉さんも嫌なんじゃないでしょうか。お祝いだけ送りたいんですが」 控えめに提案する玲子だが、亜矢子は受け付けない。
「こないならそれでもいいわ。でもあんたの裸やオナニーしてる写真、 取り戻したくないの? もし出席してくれるなら、過去のことは全て水に 流すということで、フィルムや写真はあんたにあげる。どうしたらいいか、 自分で考えて判断してね。玲子、それじゃね」 そう捲くし立てられると、一方的に電話が切られた。 (どうしよう、秀哉さんと亜矢子さんの披露宴なんて出たくない…) 披露宴に自分を出席させることで、最後の打撃を与えようという亜矢子の 底意地の悪さを感じる。 しかし、恥ずかしい写真やフィルムを取り戻せるのなら取り戻したい。 名古屋店で元気に仕事をしていても、亜矢子に握られている恥ずかしい 写真のことはいつも頭にあった。 もし何かの拍子に誰かの目に触れたらと、恐れを抱いていた。 (でも本当に返してくれるのだろうか) 考える玲子だが、もし返してもらえなくても今までとは変わらないことで、 返してもらえるのなら、それに越したことはない話だ。
「そうだ、和音ちゃんと話してみよう」 1人つぶやくと、和音の携帯にメールを送る。 東京を去ってからも、和音とは時折密かに連絡を取っていた。 玲子からは仕事のアドバイス、和音からは本店の同僚たちの近況などを お互いに送っていたのだ。 そんな和音も、秀哉と亜矢子との結婚はさすがに言いにくく、玲子には 伝えていなかったのだが。 その夜、風呂から上がると和音からメールの返信があった。 「玲子先輩、どうやら亜矢子先輩は写真やネガは本当に返すようです。 新居にそんなものを置いておけないと言ってました。ただ、なにか変な ことを考えているのかもしれません。美沙は披露宴に出ますし、出席する 場合は気をつけて下さい。それと披露宴は土曜日なので、あまり インフォメーションから出席者を出すわけには行きません。それでも 何人かは出席するのですが、私はその日は出勤日になってしまいました」
和音が亜矢子と距離を置いている話は聞いていた。それで疎まれたのだろう。
頼りの和音は居ず、顔を見るのも嫌な美沙は出席だ。しかし恥ずかしい写真やフィルムは返してくれるらしい。
どうしようか、と思い悩んだが、返信用ハガキを手に取ると、出席に丸をつける。
(散々恥ずかしい思いをさせられたんだもの。いまさらどうってこともないわ。
それに…)
恥ずかしい写真やフィルムは、玲子の心の重荷だった。それが消えるというだけでも
ありがたいことだ。
(まさか、自分の披露宴でおかしな真似はさせないでしょうし。一生に一度の
華燭の典なんだし)
そう考えた挙句の玲子の決断である。
to be continued
>>73 ハッピーとは行かないけど、玲子さんには活力を取り戻して再生してもらおうかな、と。
最近、バッドに染まりまくった後味の悪い小説(馳星周)を読んだので、
なおさらそうしたいです。
>>79 乙です。
女同士の責めは面白いんだけれどどうしても陰惨になっていっちゃうんですよねぇ。
でも、読後感がさわやかなら、問題ないっす。
例えば団鬼六先生の小説だと、 いつの間にか責めていたはずの側が、 ヒロインに奉仕しているような錯覚に陥ってしまう。 それが、ヒロインが解放されずに終わっても、 許せる要因になるんじゃないかなぁ。 女対女だと、そういうことはないよね。 この話しだって、亜矢子が好き勝手やりすぎて嫌な女丸出しだから、 生理的にみんなに反発されているんじゃないかなぁ。 結局、玲子は不幸なままに終わっても、 いつの間にか亜矢子と玲子の立場が変わっているなんて事になれば、 アンハッピーでも、後味悪くならないんじゃない。
>>81 例えばどうよ。
秀哉が亜矢子の正体を見抜いて、家庭を顧みず玲子と浮気するとか?
でも、俺は秀哉って男もだらしなくて好きじゃないから、
玲子にはすっぱりとこの男捨てて欲しいと思ってるんだよ。
和音から真相を聞いた秀哉は突然婚約破棄を申し出て、 玲子と結婚する。 周囲はビックリするが、 実はすべては自分好みの淫乱な玲子を作りたかった、 秀哉の計略だったなんてのはどう? だめか・・・、 そんなオチにするんだったら、 どっかに伏線はっておかなきゃならなかったからなね。
>>83 こんなエロ小説に伏線なんて必要なのか?
みんなが抜けるハアハアシーンがあれば、
ストーリーなんて破綻しててもいいんじゃねえの。
ん・・・、みんなから感想を聞いて、自信をつけたら、
どっかに投稿するってつもりなんだっけ1タンは。
だったら、ストーリーが破綻するようなものや、
みんなから嫌悪感を抱かれるようなものじゃ
駄目なんだよなぁ。
まあ、あれだ。
俺たちは無遠慮に「面白い」とか「つまんない」とか
書き込んでいるだけなんだから、
あんまり気にしないで頑張れや1タン。
文句は多いが、
こんな長い小説につきあってる香具師なんてあんまりいないぞ。
ついに披露宴当日、玲子は披露宴会場である都内のホテルに到着した。 ロビーで、式に出席する同僚たちと久々に再会して 「久しぶり、前よりもきれいになったね」 「名古屋はどう?」 などと声を掛けられ盛り上がった。 同じサークルだった、学生時代からの秀哉と共通の友人たちからは 「秀哉さんと結婚するもんだと思っていたのに、別れちゃったんだよね」 といわれ、真実を話すわけにも行かず 「ええ、お互いすれ違いが多くなって。でも、今日はお祝いしたい気持ちで 出席させてもらったの」 と話す。 つらい内心を隠して旧知の人たちと談笑する玲子だが、そこに美沙がやってきた。
「玲子せんぱーい、お久しぶりです」 にこっと笑って挨拶する美沙は、新入社員の頃の可愛いがまだ高校生のような雰囲気から、立派な大人の女へと変わっており、髪も相変わらず茶髪のままだが、セミロングに伸ばしていた。 「あ、あら、美沙ちゃん。きれいになったわね」 思わず素で言う玲子に、美沙は 「またまたぁ、玲子先輩には負けますって。亜矢子先輩が玲子先輩のためにお部屋取ってるから、そこに行きましょうよ。そこに荷物置いて、着替えませんか」 と言うと、玲子のカバンを手に取る。その日の一番遅い組なので、 時間的に名古屋に帰れないのだ。 フロントに行きチェックインを済ませると、キーを受け取って部屋に向かう。 「美沙ちゃん、ところで私の写真やフィルム、亜矢子さんが返してくれる はずだけど」 玲子が言うと、美沙に途端に脚を蹴飛ばされた。
痛い、と立ち止まって蹴られた箇所をさする玲子に、 「調子に乗るんじゃないの。二人きりのときは、さま付けする約束でしょ。 数年前の言いつけを、もう忘れたわけ?」 さっきの挨拶とは打って変わった、あの懐かしい邪悪な笑みを見せて 玲子の隣でカバンを持っている美沙である。 写真やフィルムを取り戻すまでは、と玲子は下手に出る。 「すみませんでした、美沙さま。それで亜矢子さんは…」 「話は後。まずは着替えてから」 玲子の口を封じると、キーを取り上げて玲子のために予約された シングルルームに入る。 床にドサッと玲子のバッグを置くと、美沙は玲子に向き直り 「さ、まずは脱いで頂戴。久しぶりにあんたの裸を見せてもらうから」 と言いつける。
「こんな日でも辱めるんですか。この披露宴に出るだけでも、私は辛いんです」 絞り出すような声で訴える玲子だが、美沙は 「馬鹿ねえ、脱がないと着替えができないじゃないの」 と笑う。 どうして美沙の目の前で着替えなくてはならないのかと思うものの、 余計なことを言って美沙を刺激しないほうが良いかと思い、着ていた ジャケットにスカートを脱いでいく。 モカブラウンのお揃いのブラジャーとパンティ姿になった玲子は、 自分のバッグから披露宴用に用意してきたワインレッドのワンピースを 取り出そうとしたが、その手を美沙につかまれる。 「まだ時間に余裕があるって。さ、その下着も脱いじゃって」 すっかり大人びた美沙だが、昔のままの口調に、奴隷と化されていた 辛い日々がよみがえる。
「言うこと聞かないと、披露宴の余興に写真をばら撒いちゃおうかなー、 スライドの余興のときに、間違えた振りしてさりげなくあんたの恥ずかしい 写真を混ぜておくのも面白いわね」 その恐ろしい脅しに玲子は屈した。両手を背中に回すとブラジャーの ホックを外して方から脱ぎ捨てる。 20代後半になっても瑞々しく張りのある、玲子の美乳が姿を晒した。 「へぇ、相変わらずいいおっぱいね」 見とれながら美沙は、玲子のバストを両手で揉みまわし始める。 「吸い付くような手触りね、で、新しい男はできた?」 久しぶりの屈辱に顔を赤くして、ううんと首を横に振る玲子のバストを なおも揉みしだきながら、乳首を摘まんではこりこりと弄り回す。
玲子の意思とは関係なく立ってくる乳首に 「相変わらず敏感ねぇ。自分で揉み揉みしてるんでしょ」 と笑うと 「じゃあパンティも脱いでもらおうかな」 と新たな命令を下す。 「美沙さま、着替えをするのにパンティを脱ぐ必要が…」 抗議しかけた途端、言い終わらないうちに玲子の頬に平手打ちが飛んだ。 「いいから脱ぎな。これは亜矢子先輩とも打ち合わせしてることなんだからね。 言いつけに背いたら、例のものを返してもらえないんだからね。 それでもいいの?」 と凄まれ、仕方がないと肩を落とす玲子はパンティを脱ぎ去っていく。 一度剃られた恥毛は再び生え揃っており、前よりも濃くなったかのようで、 ムンと女の色香を窺わせている。
「へえ、立派に生えてるじゃないの」 美沙はさわさわと玲子の恥毛を撫でていたが、不意に指を玲子の恥ずかしい 裂け目の縁に這わせてきた。 驚いて避けようとする玲子だが 「いいじゃん、久しぶりに弄ってやるよ。この指、あんたも恋しいんじゃないの」 と美沙は、細い人差し指をクイとまげて玲子の顔に突き出し、そのままベッドに 全裸の玲子を押し倒しては愛撫を始めるのだ。 to be continued 感想くれた方どうもです。 ラストは今日、考えて決めました。 後味は悪くないと思います。
>>91 もう読むのやめようかと思っていたけれど、
後味の悪くないラストなら、もう少し読んでいよっと。
1タン、頑張れ。
くきー パンティまで脱がしてしまったのか・・・ って事は、玲子のパンチラはないって事ね。 パンチラ萌の漏れは悲しい。
>>91 後味の悪くないバッドエンド。
1がどう料理するのか楽しみ。
わくわく
披露宴で辱められる玲子に期待。 自らオナニーしちゃったり、 最近の玲子には以前の清純な慎ましさがなくなってしまったから、 羞恥に頬を紅く染めるシーンなんかが見たい。 それと、つまらんことだが、 「乳首が立つ」の「立つ」は「勃つ」の方が萌える。 他の作家からのすり込みかもしれんが、 使用する漢字で萌えるということもあるんだよなぁ。 あ、気にすんなよ、1。
そろそろ静かにしていた方がいいと思われ>ALL 好き勝手書いているのが、 もし万が一、作者の考えと一致してしまって、 それをいやがって、急遽ストーリーを変更するなんて事になったら大変。 「後味の悪くないラスト」の希望は叶えてくれそうなんだから、 後の展開をじっくり見守ろうよ。
>>96 了解しました、隊長。
でも、ストーリーに関わらない感想程度だったら
カキコしてもじゃまにならないよね>1タン
ベッドの上で全裸の玲子がひぃひぃ呻いている。 美沙に指を挿入され、クリトリスを包皮から剥きだされて弄られているのだ。 数年前の、毎日のように美沙にいたぶられていた頃の悪夢が再開されていた。 玲子はあえなく官能に飲み込まれ、夢幻の空間を漂っている。 「ずっごい汁ね。前もこんなに溢れていたっけ? それにクリちゃんも気のせいか 大きくなったみたいだしさ」 美沙が笑いながら玲子を責めている。 「あ、もしかしてあんた、病み付きになって自分でオナニーしてるんでしょ。ね?」 ピンときたらしい美沙が玲子の顔を窺うが、玲子は上気した顔に汗を浮かべて 悶えるだけだ。
「さ、白状しなさい。自分でオナニーしてるわけでしょ?」 と小刻みに指を動かしては登りつめる前に止めたりと、じらしていく。 その攻撃に玲子は耐え切れず、小さな声で 「ああ…はい、自分で…やっています」 と切なそうに呻くのだ。 玲子の告白ににやっと笑うと、美沙は指の動きを激しくしていく。 断末魔のような悲鳴を上げてからだの力を失う玲子に寄り添うと、 「どう、久しぶりのあたしの指は。懐かしいでしょ」 と美しき先輩の頬に口付けをした。
久々に美沙にイカされぐったりした玲子がベッドからのそのそと降りると、 美沙がぶら下げてきた紙袋からなにやら取り出している。 「はい、これを着て式に出るようにって、亜矢子先輩からの命令よ」 と美沙が差し出したのは、なんと出席者にはタブーの色である白いワンピースだった。 さすがに玲子は白は花嫁の色であり、出席者が着るものではないと知っているので 「その色はマズイです。亜矢子さんも気を悪くするのでは? それに私もワインレッドのワンピースを持参して…」 と話している途中で、パシンと美沙の平手打ちが炸裂した。 「いいからこれを着て。亜矢子先輩の命令なんだからさ。ちゃんと 写真やネガを返してほしかったら、言うとおりにすること」 と言われ、叩かれた頬を押さえる玲子は白いワンピースを受け取る。
(何でだろう、タブーの色なのに、どうしてこんなものを用意したのだろうか…) 不思議がりながらもそのワンピースを広げた玲子は、床に落ちていた 下着を拾い上げると身に付けて、その上に白いワンピースを着てみる。 何かおかしな細工でもしているのかと気をつけてみるが、別段気になる 点もない、普通のカットソーのワンピースだ。 胸の部分に持参のコサージュを付けて、メイクも済ませた玲子に美沙が 「ねえ、かつての恋人とそれを奪ったかつての親友の披露宴なんて 辛いでしょ? どうなの」 と聞いてくる。 「辛いです…でも、写真やフィルムを返していただけるのなら…」 切なそうに返事をする玲子を見ると、美沙はニヤリと笑みを浮かべ、 自分のハンドバックから何かを取り出した。
細長いピンク色の、まるでウィンナーソーセージのようでいて、冷たい無機さを
感じさせる物体が美沙の手に握られている。
「玲子先輩の心づくしよ。辛い思いを少しでも玲子が紛らわしてくれれば、って」
というと、ワンピースの裾を捲り上げてパンティを引きおろし、指を唾で濡らして
玲子の敏感なクリトリスを擦っていく。
「ああ、許してください。もうお時間が…」
「濡らしておくだけだって」
美沙の指が再び玲子の官能を高ぶらせ、愛液が溢れ出してくる。
人差し指を挿入すると、中は十分に濡れており、美沙の指を締め付けようと
肉の襞がうごめく。
「いいわ、これくらい濡らしておけば」
というと、ピンク色の物体を手に取り、玲子の膣にそろそろと挿入していくのだ。
to be continued
>>95 乳首は「立つ」よりも「起つ」「勃つ」のほうがいいですね。
>>97 こちらも、反響があったほうがやりがいがありますので。
乙華麗〜 このくらいの時間にカキコしてもらえると、 寝不足にならないで嬉しいです。 きゃー披露宴中にバイブで責められる玲子タン ドキドキの展開ですね。 これくらいだったらOK?
>103 ええ、ご自由にどうぞ。 推理も、トランプでゲームしてるようでなかなか面白い。 (じゃあその裏をかくか、とか当てられしまったな、とかね) 言い当てられて、96さんの指摘のように「じゃあ変えてやろう」 とかいう気にもなるかもしれませんが、今回はそういうことはしないので。 もう完全に決めてます。
>>1 今後の展開はもう完全に決まっているのなら
いってもしかたのないことかもしれないけれど、
なんか美沙のヤツ、一発ギャフンと言う目にあわせてやりたい・・・
>>95 漢字で萌えるってわかるような気がする。
漏れも
「体」は「身体」じゃないとヤダし、
「尻」は「双臀」の方が萌えちゃう。
でも、「耳朶」や「尻朶」は、「耳たぶ」「尻たぶ」と書いて欲しい。
これって、何でだろう?
若い頃読んでいたポルノ作家の癖が、
そうだったのかなぁ。
それじゃ推理してみるか・・・ でも今回はまったくお手上げ。 白いワンピースを着せる意味がわからん。 亜矢子は何をたくらんでいるのか。 もう着てしまったのだから、超ミニスカでパンチラって事はないな。 一部に穴が開いているわけでもないし、 友人達と玲子の非常識さを嘲笑うことぐらいしか想像がつかん。 いいぞ、頑張れ1。先を読ませるな。 しかし、実際には白いワンピースの下にモカブラウンの下着を着けていたら、 透けて見えてしまうんじゃないかな。
>>1 おっ今日は早いですね。 最近毎日更新だけど、 仕事の方は大丈夫? ガンバりすぎてないか、ちょっと心配。 俺らの書き込みが煽りになってなきゃいいけれど。 あんまり無理しないでね。
きっとどこかに仕掛けがしてあって、美沙が、 「玲子先輩、糸くずが〜」なんていいながら、 糸を引っ張ると裸になっちゃったりして・・・ 飛躍しすぎかな? それじゃ「白」の意味がないもんなぁ。 あとは・・・ 乾杯の時に美沙がわざとビールを浴びせて、 スケスケの洋服になっちゃうとかしか考えられないなぁ。 あれ、バイブはどこで使うんだ?? そうだ、披露宴中バイブで責められて、思わず濡らして シミになっちゃうとかだ!
「あ、あっ、美沙さま、それはなんなんですか?」 異物を挿入されていき驚く玲子を、美沙が見上げると言う。 「ピンクローターっていうの。披露宴の最中、ずっとこれを埋め込んでおけって 亜矢子先輩の命令なの。これで哀しみが紛れるわ」 「そんな、やめてください。そんな…」 性器におぞましい異物を挿入されたまま、披露宴に出席しなくてはいけないのか。 「いいからいうことを聞きなさいね」 すでに濡れている玲子の膣に難なくローターを埋め込むと、パンティを引き上げてその部分を覆う。 不安そうな面持ちの玲子に 「さ、早く行こう。あ、お祝いはいくら用意したの?」 美沙が聞く。 「はい、1万円でいいといわれたのですが、やはり3万円を包んで…」 そのとたん、美沙の指示が飛ぶ。
___ }`i:||::`ヽ、r‐''ニニニニ、ヽ、〉Y7ー----、_ にゃあしますね (‐|:||::::::::::::`j.jニ!------' ノ{ |:||::::::::::://:/( _rニ二ー--{‐|:||:ィ‐、::://://``'''''''"´ }」L!::::::://:/上ー、_ `Y====rく´,L⊥ -''"´  ̄ヽ'´ ̄ ̄`ヽ、|'´r L== 、:::ー=゙┐ ノ:::::::::::::r'、or'/ \ヽ_):::::::::::::::/ ト、:::::::::::{二|/ ヽL_ヽ::::::::::::/| ゙! >ニニゝ/ ヽ ヽメ==、:::/ .! | ``/ / / | ゙i ト 、ニー〈 | レ'´ ∧l / /| ∧ ||l | | | | | | __゙ヽ、. ', / ヽ,|/| | レ「゙! || ', || |‐トi、|l | | |イ_ノ ゙ヽヽ |ヽ /`|ト| | || |,ィ'r=ミ! ヽ| 〉r;- 、 !ヽ | j | |ヽ ∧r' /| ヽ ト、\ ! ゙i、|V| |.!|l::;;;::| l:::::r_jト、_! / |!|V\ | / /! ゙、 ∧\ \__/| | ト| | ';.:::ノ, |:、::::j:| // ,' /|| / // l / | |\\| /|.!ヽ |、\ r┐ `ー‐' //| //、.lj`ー-‐' // | | ! .! | |! lヽ|,.イ`i、lヽ ゙i、!> 、`_ _,. -‐// | //, ゙ヽ、` ‐-' ,イ| /j| | ヽ l|ヽ ヽ | ト、゙!| \|>-く { }__/ (:j/V::| | /l``‐イ | | // l/ ヽ \ ヽ|ヽ! ヽ! 儿_|/ ゙Tr'´lヽ_ノ::::::::::| ″/イ/ |/ `ヽト /::::::L\∠〈 ,、_}:::::::::::ノ:::|───ァァ_,、--;、 〈:::::::`Lr__ノ|〈:::::::/:::::/::/ //:::::::::::Lコ_
「やっぱりね。でも1万円でいいというのは遠慮じゃなくて、命令なの。 1万円に包みなおしなさい」 と言われ、玲子は首をかしげながらも1万円だけを祝儀袋に入れ、残りの 2万円を財布に入れようとすると、横から美沙が手を出してひったくられ 「ワンピース代とローター代として、頂いておきますね」 と、美沙の財布に収められた。 それでも玲子は腑に落ちない。 (たくさんお祝いを取られるならわかるけど、どうして1万円なんだろ) 不思議に思う玲子だ。 埋め込まれたローターが歩くたびに肉壁を美激し、そのためへっぴり腰で 歩く羽目になる玲子は、白いカットソータイプのワンピースを 気にしながらも美沙とともに部屋を出て、式場に向かう。
, -=' //// 〃/〃/ / ハ ヽミ≦三三ミ彡∠ノ _,.=彡′
彡二二ィ'´//// ///〃/./ ) ( ) 〈i ヽ.ヽミニニ二二二三≪ _
>==彡///// / 〃 |/___
>>110 ( (. )、|ハ! ヽ.ヽ>=三ミミニニ、_`>-‐''´
三彡'////,'リ// !〃 || l `ヽ、__`Yノ ヽ|r' _L⊥≧ァ'7´,. -‐'''´
二二// |/ ||| | || || ||_| ̄ ̄`゙''ヽ,ノ ノ __,.. -‐'''´ / /
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リ川|| .| | |ヽヽ \ l ノノ ) / r;┬'三三ミミゞミミヽ`゙''ヽ、_
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ノノ! ||| ヽ ヾl|ヾヽ `ヽ `ー─-- ─一'´ ノ ヽリヾミ、 ヾ! l
| |トヾ、 ヽミ、| \ `丶、 二二二 ----─''′ `=、_ ソ
「美沙さま…」 「なに?」 「もしかして、披露宴で私に何かやらせるつもりなんですか?」 気になっていたことを聞く。晒し者にでもされるのかとの不安はやはりあった。 いきなり新婦代表で歌や余興でもさせて、笑いものにでもされるのではと 恐れていた玲子だったが 「それはないから安心して。私はあんたに恥を掻かせたかったんだけどね」 美沙が答える。 程なく受付に着くと、玲子も知っている学生時代の仲間が受付を 担当していたが、玲子の姿を見るとおかしな表情になる。 無理もない、タブーである白いワンピースを身にまとっているからだ。 まだルールを知らない年齢ならともかく、仲間内の式にも何度も出ている 玲子がどうしてこんなタブーを犯しているのかと、不可解そうな表情の 受付の旧友たちだ。
そして祝儀袋を差し出すと、またしても受付の旧友は驚いた顔には、 1万円という金額はないだろう、というのがありありだ。 (私だって、好きでこんな服装で、安いご祝儀を出してるんじゃないのに) いたたまれない思いの玲子は、逃げるように受付を済ませ披露宴会場に 向かうと、その前で友人たちに囲まれている元恋人を久しぶりに目にした。 ホテルに併設されている結婚式場での式が終わったのだろう、相変わらず 肩幅が広くて甘いマスクのタキシード姿の秀哉に、純白の ウェディングドレス姿の亜矢子が寄り添っている。 呆然と立ち尽くす玲子の双眸に涙が滲む。あんなに恋しかったのに、 こういうシチュエーションで再会させられるとは、なんと残酷なことだろうか。 まっとうに行けば、隣でウェディングドレスを着て寄り添っているのは 自分だったはずであるのに。
「ほら、行けよ」 美沙に背中を押されて秀哉を囲む輪に近づく玲子に、秀哉が気がついた。 「あ、どうも…」 まるでドアを開けたら訪問販売だった、という風の困惑した様子の秀哉である。 「玲子さん、久しぶり」 手招きされて重い足取りを近づける玲子に、亜矢子は 「来てくれてありがとうね」 というと、隣の秀哉に向かい 「玲子さんが自分からお祝いしたいからって、出席したいって言ってくれたんだ。 やっぱ同期の友達だもんね。玲子のときは、私も例え呼ばれなくても お祝いにいくからね。今日は本当にありがとうね」
(これではまるで、自分から参加したいといったみたい…) 亜矢子の説明に違和感を覚える玲子に、続けて亜矢子は封筒を差し出すと 「これ、お車代。今のうちに渡しておくね。新幹線使ってきてもらったんだもん」 と玲子に渡す。 封筒を押し付けられた玲子は、やっとの思いで口を開いた。 「おめでとう、ございます」 もうつらくて、秀哉の姿は見れなくて、亜矢子を向いて話すのだ。 「うん、ありがとう」 亜矢子が返すと、玲子の耳元にそっと口を寄せて 「披露宴が終わったらフロントに行って。フロントにあなたあてに 預けてあるから」 とささやいたのは、写真とフィルムのことなのだろう。 今すぐにでもフロントに行きたかったが、美沙が 「玲子先輩、席に着こうよ」 と腕を引っ張っていった。
その刹那、秀哉のほうを振り返る玲子だが、秀哉の顔から嫌悪感が伺えた。 そして去り行く玲子の耳に、秀哉の周囲の人々の 「玲子って、白のワンピースなんてどういうつもりだろ」 「自分から出たいって言って、それで白い服ねえ。なんか嫌な感じ」 玲子も知っている学生時代の仲間たちの発言が耳に突き刺さってくる。 美沙に手を引かれながら会場に歩く玲子は考える。 (自分から出席したいと言ったことにされ、ご祝儀は1万円だけなのに お車代まで貰う。お部屋も用意させて、タブーの白いワンピース…まるで、 私は絵に描いたように嫌がらせをしにきたみたい) そしてやっと亜矢子の意図を悟った。そうか、それが目的だったのか。
秀哉に、玲子という人間はこういう真似をする陰湿な人間なのだと思わせたいのだろう。
(なんて底意地が悪い人なのだろう…)
打ちひしがれる玲子だが、途端に局部に何かがうごめく衝撃を感じて思わず
「うわぁっ!」
と小さな叫び声をあげた。
横を見ると美沙がニヤニヤしている。
「どうだった? さっきのローター、遠隔操作でスイッチ入れられるんだよね」
と手の中にリモコンらしいものを持って楽しむように言う。
to be continued
>>106 どうも先を読まれたようです。
__ rr==、、 ,ィ=ァ__ l l ̄` >‐ -‐ ┬ァー-  ̄l } '´l l__ '´ / / i ト∧ i ` く 〃 フ7 , ', ィ i | !l//l l ヽ / 「r', /〃 /ノl | i l キF ,' ノ !i 'イ/ /,.-リ‐!リ | l i !i ! くノ ! l lリ'/' ,ィ'〒ヾ l リ|Yl !| ! ヽ! l | ! l /ヘ. l |l/ 〃jl i , .'!l|,l !| ! リ ノ)' リノノ Yl l リ VKソ , '"´,' |' リ '´ ´ ノ リ ) )、`" ´ rァ /、ヽ 、ノし いよいよにゃあですね -‐= , ,´、//ノ,r‐〉 _ ,.ィ !} )〉)' く l7/ /´,ヽ'/l 〈 i ヽ.ノ!ノ リ//'´,'^ヽ l ヽ/ ! \ ノ ! ヽ ,.l ヽト / ー、、 \ i lヽ/ Vヽ./! ly{ lヽ. `´r'_//j
, -=' //// 〃/〃/ / ハ ヽミ≦三三ミ彡∠ノ _,.=彡′
彡二二ィ'´//// ///〃/./ ) ( ) 〈i ヽ.ヽミニニ二二二三≪ _
>==彡///// / 〃 |/___
>>119 ( (. )、|ハ! ヽ.ヽ>=三ミミニニ、_`>-‐''´
三彡'////,'リ// !〃 || l `ヽ、__`Yノ ヽ|r' _L⊥≧ァ'7´,. -‐'''´
二二// |/ ||| | || || ||_| ̄ ̄`゙''ヽ,ノ ノ __,.. -‐'''´ / /
'´//! || ||.! l |l || || `ヽ、 }, --'´ ̄ / // / /r‐'´
彡//レ‐、|| || |.! | || || ヽ ヽV / //i | __/i
//,'|l〈「入! ||| | ヽ|| || ヽ ) ,' l l | | ⌒(
/〃!|ヽし'l| | | ヽヾ!l ヽ ヽi l | | l |
| l| |!| |ヽ〈| | |! ヽ\ } ! l | ヽ ヽ i
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ヽ|// || | ト、|ヽ ヽ / i 「レ'-ミY ,. -'´ ∠ミーニヽ、___
リ川|| .| | |ヽヽ \ l ノノ ) / r;┬'三三ミミゞミミヽ`゙''ヽ、_
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//|l ||| | ヽ! |トヽ \ ヽ、__ ノ / ∧{ト、ヾミヽヽ ヽ !
ノノ! ||| ヽ ヾl|ヾヽ `ヽ `ー─-- ─一'´ ノ ヽリヾミ、 ヾ! l
| |トヾ、 ヽミ、| \ `丶、 二二二 ----─''′ `=、_ ソ
1タン、乙です。 いいよ、いいよ。面白いです。
>>118 いえいえとんでもない。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たる
です。
みんなで考えてりゃ、一人くらい読むのは出てくるよね。
なんかあらしが来てるけど、無視してガンバってくれ。
いよいよ遠隔操作によるローター責め。 玲子は、友人達の前で、恥をさらしてしまうのだろうか。 秀哉に軽蔑されるという、気分が暗くなるシーンは簡単にすませて、 わくわくする展開をすぐ持ってくるなんて、うまいぞ1タン。。
寝ちゃった。 なるほど、そうきたか。 秀哉は玲子を誤解して、亜矢子の思い通りに操縦されていく。 これからの地獄の結婚生活を見ているようで、笑ったよ。 最後まで、マヌケな男であった。
>>124 それが1タンの狙いなんじゃ。
カッコイイ男だと、玲子が可哀そうだけど、
どーしょうもない香具師だったら、
別れてよかったね、と思うもん。
あれ? 今日はまだだった。
披露宴の打ち合わせで、美沙は玲子に超ミニの衣装を着せて歌わせようとか、 余興で恥ずかしい姿で躍らせようと提案した。 しかし亜矢子が 「だめだめ、主役の私よりも目立つことは駄目よ。それと、歌とか余興とか、 ビデオに思い切り写りこむじゃない。そんなのウザイからさ」 と却下した。 自分が主役の披露宴で、玲子に何か目立つことをさせる気はなかった。第一この 場合、秀哉に対して幻滅させればいいので、服装やご祝儀などで玲子の評価を 落とす作戦を授けたところ、美沙が 「でも私はつまんないなぁ。せめて目立たない程度におもちゃにしたいな」 とぼやいたので、亜矢子は忠実に協力してくれている美沙のために 「じゃあ披露宴の最中に、ずっとローターでいじめてやるのはどう? でも、シーンとしてるときや、花嫁の両親への手紙朗読なんてときはだめよ。 騒々しいときにスイッチ入れたり切ったりしてやれば」
と提案した亜矢子と美沙の妥協の産物が、このピンクローターだったのだ。 「披露宴の間に、何回イッちゃうのかなぁ」 邪悪な笑みの美沙がささやく。 美沙と玲子が隣り合う円形のテーブルは、亜矢子の同僚たちが集められたテーブルである。 ほかの同僚たちは、玲子の服装とご祝儀の話とで玲子にあまり関わりたくないような 態度であり、また、周辺の亜矢子の学生時代の友達や幼なじみなどのテーブルからは、 ひそひそとささやきながら玲子に対して咎めるような視線が送られている。 「あの人、新郎の元カノなんだって」 「どういうつもりで式に出てきてるのかしら。自分から出たいといって、あれじゃあ…」 「ご祝儀も1万円…」 こんな会話が途切れ途切れに耳に入る、針の筵の上に座らされた気分の玲子に 話しかけるのは、隣の美沙しかいない。
「せんぱーい、ビールとお酒、どっちにします?」 などと親切めかして世話を焼くが、見計らってはローターのスイッチを入れ、 耐えて苦悶する玲子の横顔を薄笑いを浮かべながら眺めるのだ。 披露宴開始前の騒々しい雰囲気の中、何度もローターのスイッチを 入れられている玲子は、額に汗を滲ませて呼吸が荒くなっている。 ズキズキと秘部の粘膜を小刻みに刺激するローターに責められ続け (ああ、もうイキたい、思い切り自分で弄りまくりたい) と願うのだ。 ついに疼きに我慢できなくなり、胸に片手を当ててコサージュの位置を 気にする素振りをするのだが、親指を手のひらのうちに曲げて、ワンピースの 上から密かに乳首をつま先で弾いては刺激しだす。 美沙はそんな玲子を横目で眺めながら、イカないようにスイッチを調節していた。
(もうそろそろかしら…) 美沙が頃合いを見計らっていると、場内が暗転し、新郎新婦の入場が始まった。 みんなが入り口に注目し、壁際の玲子に視線を向けるものなど誰もいない。 美沙はそっと玲子の耳に口を寄せると、そっとワンピースの裾をまくって 「自分でクリちゃん弄ってみな、今なら誰にも気がつかれずにイケるよ」 と耳打ちする。 もう我慢がならなかった。披露宴が始まって照明がついてしまえば、 昇り詰めることは出来ないだろう。玲子はパンティの中にそっと空いた片手を 入れると、ローターを埋め込まれている部分の上に指を当ててその突起を 擦りだし、それだけでなく胸に当てた片手を広げると、静かにゆっくりと 揉み始めるのだ。
(うわ、堂々とおっぱいまで揉んじゃって) 美沙がローターのスイッチを入れっぱなしにしたまま、玲子の痴態を横目で見ていると 入り口から光が差し込み、新郎新婦が入場してフラッシュが炊かれる。 誰も玲子の痴態に気がつくものなどいない。 「ああ、イッちゃう…」 すぐ隣で聞き耳を立てている美沙にしか、その玲子の切ない声は届かない。 荘厳な新郎新婦の入場の陰で、玲子は絶頂に達したのだった。 それからも、席を立つことは許されないままに、会場が騒がしいときを 見計らっては美沙にローターのスイッチを入れられていた。 すっかり頬は上気し、全身の毛穴が汗を噴出して白いワンピースが濡れ、 ぴったりと肌に張り付いた状態となり、モカブラウンのブラジャーは背中 のストラップが透けて見えている。
途中一度だけ退席を許されたが、それも美沙がトイレの個室の中で玲子に クンニ奉仕をさせるためであり、まともに息をつくことはできなかった。 断続的に責められ続けての宴の終盤、キャンドルサービスのとき、玲子たちの テーブルに来た秀哉と亜矢子だが、秀哉は玲子のほうをまったく見ようとせずに 勤めて淡々とし、亜矢子のほうは逆に玲子を見ながら、勝ち誇った嘲笑を浮かべていたのだ。 (これで玲子への幻想は打ち砕かれたわ。わざわざ名古屋からご苦労さん) 披露宴の最中、何度となく玲子のほうを眺めて埋め込まれたローターに 苦悶している姿を、笑みを浮かべて眺めていた亜矢子は、それ以後はもう玲子には 興味を示さなくなった。 披露宴が終わりそれぞれ引き出物を手にして2次会や帰宅の途につく者達の喧騒の中、 屈辱感と敗北感とに打ちのめされていた玲子に、美沙がローターのリモコンをそっと渡す。 to be continued
なーんだ。 おっぱい揉んでたことに気がついたのは、 美沙だけなのね。 もっと羞かしい思いをするのかと思ったけど、 この披露宴の目的は、「玲子の評価を落とす」事だけだったのか。
ミニスカートのパンチラが見たい。 得意の尻文字で余興をやる。 白にモカブラウンの下着じゃ透ける。 読者の数々の疑問にいっぺんに応えた1タン。すごい。
>>1 いよいよ大団円か。
ところでそろそろ次作については、
何か構想を練っているの?
第1章の「亜由美いじめ編」のような
中学生がヒロインだと萎えるんだけど・・・
>134 これは偶然です。 今夜の分は何日か前に書いていた内容なので。
>135 今月中には終わらせます。 次作は構想としては、女子大生ヒロインを考えてます。
>>137 おお、まだ起きてたか。
正直、漏れは、
「最後の山場」って表現があったから、
もっと玲子が恥ずかしい思いをするシーンを期待していた。
ちょっと、残念だったよ。
次作については、
漏れもリクエストがあったんだが、
女子大生ヒロインなら我慢しよう。
で、責め手も当然女子大生だよな?
一方的な責めパターンはもう飽きたから、
こんどは、女子大の中に対立グループを作って、
はじめにAグループの女子大生が
Bグループに捕まってリンチにあう。
次ぎにBグループのリーダーが
Aグループに捕らえられて復讐されるって
いうように途中で、立場が逆転するパターンはどうだ。
ヒロインはBグループのリーダーって事で、
最初のうちは強くてめちゃくちゃかっこよければ、
立場が逆転した時の屈辱感も増すと思うんだが・・・
>>138 それ(・∀・)イイ!!
桂子で年下からのいじめ。
亜由美で同級生のいじめ。
玲子で同僚の裏切り(男がらみ)。
女子大生ものだと、恋のライバルが
ヒロインを陥れてってパターンなんだろうけれど、
それじゃ玲子と同じになっちゃうから、
対立パターン、賛成。
それも途中で立場が変わるのもイイ。
表情一つ変えずリンチをしていた冷たい美貌の持ち主が、
羞恥に頬を真っ赤に染めるなんて萌える。
>>137 1タンが完成させるのと
ホークスの優勝と
どっちが先?
俺、 女の子が女の子をいじめる小説スレの 「女番長」レス見て、読みたいなーって思ったんだけど、 138さんのシチュエーションだったら女子大生でもいけるね。 なんか楽しみ。わくわく。
監禁した女子大生の 両手両足を切りとって人間犬に。
>>142 それ萎え。
女性は羞恥責めが一番美しく見える。
>>143 禿同
ってか
痛いの(・A・)イクナイ!。
よくある家庭教師ものだったら (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
盛り上がってるけど、 そろそろ1タンから、 しらけるコメントが入るヨカーン。
>>146 いや、仮にも小説家を目指すのなら
読者のニーズには応えて欲しい。
>>147 逆に小説家を目指すからこそ
自分の信念を持ってるのかもしれん。
ま、1タン頑固だし・・・
>>145 漏れも家庭教師ものなら(゚听)イラネ
>>148 頑固なのはいいことじゃん。
って言うか、
結城彩雨にしろ、杉村春也にしろ、
マンネリズムを武器にしているからなぁ。
1タンも「レズSMなら1」といわれるようになれば立派だよ。
>>140 ダイエーマジック2!
最短で27日胴上げ。
ホークスの方が早いかも。
>>148 なれるかなぁ。
おいらが気になるのは、
>途中一度だけ退席を許されたが、
>それも美沙がトイレの個室の中で玲子に
>クンニ奉仕をさせるためであり、
って言うのを説明だけで済ましてしまう
手抜きが見られるって事。
こういうハアハアするところを
きっちり書かないとプロにはなれないんじゃないだろうか。
「これで思う存分楽しんでね。それと、2次会の会費頂戴」 と手を出され 「2次会、出なくちゃいけませんか」 と玲子が恐る恐る聞くと 「亜矢子先輩が、もうあんたには用はないしウザイから来なくていいって。 でも、あたしは頭数に入れてたんだからね」 といわれ、会費として5千円を徴収された。無論、美沙の懐に入るのだろう。 引き出物なんて貰う気にもなれず、自分のハンドバッグだけを手にして会場を 出ようとする玲子だが、そこに人垣に囲まれている秀哉、亜矢子がいた。 これから2次会に行くのだろう、声高に友人や同僚たちとおしゃべりをしている 姿を見ていると泣きじゃくりそうで、玲子は小走りに立ち去る。 まずトイレに入りローターを引き抜くと、己の愛液でべとべとに濡れているのを トイレットペーパーで拭い、捨てようかと躊躇したが勝手に捨てて美沙からあとで 何か言われるのも嫌だとバッグに入れる。モカブラウンのパンティはぐっしょりと 濡れており、いかにローターで刺激され続けたかを物語っていた。
そしてフロントに行くと名前を告げ、厳重に封をされた包みを受け取り、 秀哉たちと会わないようにと非常階段を登って自分の部屋まで戻ると、 絨毯の床に座り込んで包みを開ける。 中にはフィルムや、かつて屋上で最初に裸にされたときに撮られた下半身丸出しで 足を開かされている写真や、懐かしい築地寮の部屋でオナニーを強制されている 写真が入っていた。 (亜矢子さん、約束を守ったんだ…でも私、なんて惨めな…) すべてが惨めだった。 写真に写っている裸で怯えた表情やオナニーで上気して目がトロンとしている様も、 今日の披露宴で完全に陰険な人間だと振舞わされたことも、ローターを埋め込まれて おもちゃにされていたことも。 忘れたいくらい惨めだった。 逆に亜矢子は今、人生で最も輝かしい時を過ごしているだろう。座り込んでただ 泣くだけの玲子の携帯が鳴った。
誰だろうと思い発信者番号を見て胸をなでおろす。 「もしもし」 「玲子先輩、和音です。仕事が終わってそっちに向かってる途中です。 どうにも気になるし、久しぶりに先輩の顔も見たいし」 「そう…」 力なく答える玲子に 「ところでどうでした、何かされたんですか?」 心配そうに言う和音だ。 「あとで話すから、あとでね」 と玲子は力なく答える。 「先輩、どこにも行かないでくださいよ。急いで、これから先輩の 泊まってる部屋に行きますからね」 和音の心配してくれている気持ちが痛いほど伝わってきた。 和音が来るまでとりあえずシャワーでも浴びようと、玲子は服を脱ぎ捨て ユニットバスに向かう。
急いで駆けつけてきた和音を部屋に招き入れると、今日の顛末を話す。 「陰険だわ、亜矢子先輩って酷い」 数年ぶりに再会した二人は、シングルルームのセミダブルのベッドに並んで 腰掛けており、話を聞いて憤る和音はやはり雰囲気が大人びており、 アイボリーベージュのパンツスーツで颯爽としたキャリアウーマンという 雰囲気になっている。通勤の服装など自由でみなラフな服装をしてくるのだが、 今日は久々に玲子に会うことを想定して、こういう服装をしてきたのだろうか。 そう考えると何か微笑ましい。 「写真を返してもらったのは収穫だけど、それにしても卑劣すぎ。このままでいいの?」 「いいのって言われても…もう婚姻届も出したらしいし、結婚式も披露宴も 済んで、もうどうしようも…」 口ごもる玲子に、和音は 「亜矢子に何か言ってやりたいことはないの? 人間のクズよ、あの人」
と激しい調子で非難する。心が離れていたとはいえ、初めて亜矢子を呼び捨て にし、その上人間のクズと言い切った和音に影響されて、玲子も次第に考えを改める。 (このままで終わりなんていいわけがない。自分の気持ちに区切りをつけたい) しばらく考えた末に決意を固めた玲子は 「亜矢子さんに一言、言いたいことがあるの。和音ちゃん、一緒に来てくれる?」 と言う。いいように利用されっぱなしだった玲子の決断に目を輝かせる和音は 「もっちろん、行きましょう。私が呼び出しますから」 と玲子を励ますと、亜矢子の携帯に電話を掛ける。 秀哉と亜矢子の泊まるツインルームの部屋の前に来た。 携帯で話したところ、秀哉は2次会のあと友人たちに夜の街に連れ出され、 この部屋には亜矢子とインフォメーションの同僚が集まっているのだという。 玲子がウンと頷き、それを見た和音がノックをすると、程なくドアが 開けられ、亜矢子が顔を覗かせた。
「おー、和音ちゃん。入ってよ」 亜矢子は幸福感と少量のアルコールのせいか、ほんのりと赤らんでいる。 「いえ、ちょっと廊下へ」 小声で廊下へ出てくるように促す和音に従い亜矢子は部屋を出るが、 そこで立ち止まると目を大きく見開き、和音とその後ろにいた玲子とに、 交互に視線を這わせる。 一体どういうことなのかという怪訝な様子の亜矢子の前に玲子が出ると 「亜矢子さん、あなたのせいで私は本店を追われ、恋人も奪われ、友達の前で 恥をかかされ続けてきました…」 振り絞るような玲子の声に、亜矢子は無言で耳をほじくるような ふざけた仕草で応じる。 「だから…」 決死の面持ちで続ける玲子に、何を言うつもりかと興味津々と言う亜矢子の 目を見ながら、玲子は思い切ったように口を開く。
「謝ってください」 「ハァ?」 あんぐりと口をあける亜矢子だが、和音も思わぬ玲子の言葉にポカンとした 顔になる。この期に及んで亜矢子が詫びを入れるはずがないではないか。 しかし玲子は真剣に続ける。 「亜矢子さん、少しでも悪いと思うのなら、謝ってください。謝ってくれたら、 私も気持ちをリセットして、これまでのことを忘れます。いえ、忘れなくちゃ いけないんです。だから、悪かったと思うのなら…」 ああ、と和音は頭を振る。そんな人間性善説のようなことを期待してるから、 亜矢子に良いようにされるのだと。 和音の思ったとおり、亜矢子は最初はあっけに取られたものの、玲子の言葉を 咀嚼すると不敵な笑みをよみがえらせる。 「バッカじゃないの? ほんとお目出度いわね。私があんたに謝る必要なんかないの」 と言うと、ドアを開けて部屋に戻ろうとする。 「待って、亜矢子さん。私にしてきたことを忘れたの?」
玲子は亜矢子の腕をつかんだ。確かに亜矢子のために滅茶苦茶にされたが、 それでも新人のときに先輩に叱られてはお互いに慰めたり励ましあったり、 給料日に高級中華料理店に繰り出してコースメニューのほかにそれぞれ 高いメニューを一品ずつ頼んでは、それを半分こして食べたりとかの 懐かしい思い出もある。 突然実家に亜矢子の親から果物が詰められたダンボールが届き、自分の親が お返しにお茶や海産物を詰めた荷物を送ったりということもあった。 「いきなり送られてくるんだもの」 と、一人娘の同僚の実家からのお中元に苦笑しながらも喜んでいた両親との、 電話でのやり取りも懐かしい。 憎んでも余りある相手だが、それでも良心のかけらさえ見せてくれたら、 と思う玲子なのだが、亜矢子には通じない。
あれ? 終わりじゃないよね?
「しつっこいわね。離しなさい」
それでも懸命にしがみつく玲子に、ふと何か閃いた様子の亜矢子は、逆に玲子の
腕をつかんで自分のツインルームへ引き入れる。
「みんなー、玲子がお祝いに来てくれたよ」
亜矢子は玲子を部屋の中に引きずり込んだ。その後からオートロックのドアが
閉まる前に、和音も急いで部屋に滑り込む。
玲子は亜矢子に腕を引っ張られたまま、ツインルームの真ん中に連れてこられた。
to be continued
>>141 やはりそのスレからの流れですか。
次作、もしも気に入ってくれたらまた読んで、としかいえないですね。
>>150 最近は野球も疎くなって、贔屓チームのレギュラー陣さえ覚束ないです。
かつては半一軍レベルの選手まで把握していたんですが、逆指名制度でスター選手が
入らなくなったとか、年棒高騰とか、伝統あるユニフォームの色を変えられたりとか、
萎えることが多くて。
乙〜 やった、和音登場。 これから、彼女の活躍はあるのか。 亜矢子の部屋に引き吊り込まれた玲子の運命は? 引っ張るなー。 ps.途中じゃましてごめんね。
和音の感想に禿同。
漏れも、玲子は、バカなんじゃないかと思ってきた。
>>161 フーン、そういうことか・・・
「ハッピーエンドじゃない」から 玲子の逆襲はない。 「披露宴が最後の山場」だから、 ここでの玲子いじめはない。 うーん読めないなぁ。 漏れも、部屋に滑り込んだ和音の活躍に期待しよっと。 で、なに? 自作には期待するなってこと? よくわかんないよ〜
「女子大生がバイト先で犯されて、調教されます。その友人や妹も 毒牙に掛けられる話です。最後は身体に刺青を入れる予定」 なんて書く前からばらしたりしたくないんで、まあ気に入ったら読んでくれと。 ただ、話に出ていた「女番長」(ヤンキーの親玉?)みたいなのは 属性がないんですよ。 無理に書いても面白くないと思います。
>>165 了解。
面白ければ、漏れは読みます。
つまんなければ・・・
金払ってるわけじゃないから、
なんにもいいません。
>>165 確かに、読者のニーズに合わせて面白く書けるんだったら
もうプロになっているよね。
素人は、自分のオナニーネタしか書けないもんね。
無理いってスマソ。
気を悪くしないでくれ。
作者が自分でオナニーできない小説じゃ、面白いわけないだろう。 無理に書いてもらう必要なんかないんじゃねぇの。 おまえら、もうあきらめて、適当なとこで切り上げろよ。おやすみ〜 ∧_∧ ( ・∀・ ) / _ノ⌒⌒⌒`〜、_ ( ̄⊂人 //⌒ ノ ヽ) ⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
169 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/27 01:54
セミダブルのベッドが二つと、ソファつきの標準的な部屋であり、丸いテーブルには 酒やグラス、つまみが置かれ、披露宴に出席した同僚たちがソファに陣取っていた。 美沙は1人離れて、デスク付の椅子に座っている。 「みんな、玲子のことを話してたのよ」 玲子を引き込むと、亜矢子はベッドの上に腰掛ける。 立たされたままの玲子に、事情を知らないソファに陣取る同僚たちの冷たい視線が突き刺さる。 「玲子さん、あの服はないんじゃないの?」 「ご祝儀も、個人の気持ちだし金額についてはなにも言わないけど、 でもお車代まで貰ったんでしょ?」 銀座本店にいた頃、仲の良かった同僚たちから口々に責められるが、まあまあと 亜矢子が手で制する。
170 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/27 01:56
「玲子も悪気があるわけじゃないだろうしさ、責めちゃ可哀想よ」 と冷やかし口調の亜矢子に続き、美沙がなにか思いついたようで 「玲子先輩、お祝いに来たんでしょ? そうだ、先輩お得意のお尻で文字を 書いてお祝いしたら?」 というと、とたんに笑い声が起こる。玲子自身の送別会で、 パンティ丸出しで文字を書いたことはみんな鮮明に覚えているのだ。 美貌をこわばらせて立ち尽くすままの玲子に、美沙が近づくと 「早くやってよ。先輩の尻文字ダンス、また見たいなぁ」 という。 もう亜矢子に謝罪してもらうことは不可能だろうし、晒し者にされる雰囲気に 耐え切れず玲子が部屋を出ようとするが、美沙が組み付いて引き戻すと 「せんぱーい、さあ、やってもらいますよ」 というと、玲子のスカートを捲り上げる。シャワーを浴びたとき着替えた、 ブルーのパンティが剥き出しになった。
171 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/27 01:58
「やめて、美沙ちゃん」 これまで、他人の前では一応は玲子を先輩として立ててきた美沙の狼藉に 玲子は動揺する。 「いいから生尻でダンスしてもらえば? 人の結婚をねたんで嫌がらせしに 来る卑劣な人は、せいぜい恥ずかしい目にあえばいいのよ」 亜矢子が言い、美沙がそれに力を得てか玲子のパンティに手をかけて 引き摺り下ろそうとした。玲子は脱がされまいと必死にもがく、そのとき 美沙の小さな体が床に転げた。 「いい加減にしたら、このバカ」 入り口付近で様子を見守っていた和音が、たまりかねて美沙を突き飛ばしたのだ。 美沙は転んだ拍子に口の中でも切ったらしく、唇から流れる血を拭いながら 怒りの表情で尻を着いて壁にもたれている。 和音は亜矢子に向き直ると 「あなたがやらせたんじゃないですか。白いワンピースを着せて、 わざと少ないご祝儀を包ませて」 その言葉に、亜矢子の顔から笑みが消えた。ベッドから腰を浮かすと、 和音に向き直る。
172 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/27 01:59
「和音ちゃん、どうしてそんな嘘をつくの?」 「白々しい、全部あなたが嵌めたんじゃないですか。親友のはずの玲子先輩を」 突然の事の成り行きに、ソファに陣取る同僚たちは目を丸くしている。 亜矢子はフンと笑うと、 「どうして私がそんなことをしなくちゃいけないの? 訳わかんない。 和音ちゃん、納得がいくように説明できるんでしょうね」 ときつく迫り、和音は逆に口ごもる。 真相を話すとなれば、自分がしたことを話さなくてはならない。それは しょうがないが、玲子がみんなに必死で隠していた秘密が、公にされてしまうのだ。 玲子を無視して自分が話していいはずがない。 (しまった、つい余計なことを…) ついつい見かねて出した口が、逆効果になってしまった。 臍をかむ様子の和音に、亜矢子は嵩にかかってくる。
173 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/27 02:00
「玲子に続いてあんたも嫌がらせ? 新人のときに仕事教えたのに、 恩を仇で返されちゃった」 そのまま前に出ると、和音の正面に立ち、和音の盛り上がった胸の部分を指で突付く。 「新婚旅行から帰ってくるまでに、異動願いだしておいてね。このままインフォメに 残っても、多分居辛くなると思うよ」 亜矢子が脅しを欠けると、美沙も立ち上がりながら 「設備管理とかに行けば? あんたの無駄に高い背、蛍光灯の交換にすごい 役に立つんじゃない?」 その言葉に、亜矢子やソファの同僚たちも思わず噴出してしまう。 何も言い返せず、唇を震わせて拳を握り締めたままで立ち尽くす和音の顔面が、 段々と生気を失ってくるかのようだ。 to be continued トリップなるものを付けてみました。
なんかよくわかんなくなってきた・・・ まだ続くのか?
もうすぐ終わる。
>>1 トリップいいね。
「1」もコテハン変えたらもっといいかも。
ところで、残尿感のないすかっとした終わりにしてね。
177 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:31
(和音さん、私のために…) せっかく駆けつけてくれたのに、自分をかばったせいで本店のインフォメ嬢から 追われようとしている。 (どうするべきだろうか…) 躊躇したが、これしかないと思う。口でいくら言うよりも確実な証拠だしと、 玲子は思い切った行動に出た。 ジャケットの内ポケットに入れていた封筒を取り出すと、ソファに座っている 同僚たちのひざにぽんと放り投げた。 「その中身を見て」 玲子の言葉に同僚たちは封筒の中を取り出すと、そしてアッと声を上げるのだ。 数年前、銀座本店にいたときの今よりも若い玲子の、あられもないポーズの数々である。
178 :
名無し戦隊ナノレンジャー! :03/09/28 00:32
下半身裸で本店屋上で開脚ポーズを取らされていたり、寮のかつての玲子の 部屋でまだ高校生のような美沙に、背後から剥き出しのバストに指を食い込ませ られるくらいに揉みしだかれている写真、局部が丸見えで分泌液が鈍い光を 放つ写真など、尋常ではない写真の数々だ。 自分から進んで、趣味で撮らせたものではないことは写真の玲子の表情からすぐにわかる。 「この写真とフィルム、返してほしかったら披露宴に出ろって」 声を震わせながらも、玲子は続ける。 「これのおかげで、私は言うなりにされてきたの。制服の裾を詰められたり サイズの小さい上着を着させられたり、色んな恥ずかしいこともやらされて、 しまいに本店にいられなくされて…それも友達と思っていた亜矢子さんのせいで…」 ここまで言うと、こらえ切れない玲子の双眸から涙が筋を伝って流れ落ち、 それでもしっかりと亜矢子を睨みつけるのだ。 ソファの同僚たちはさまざまな写真を手に取りつつも、驚きで口が利けないでいる。
179 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:33
玲子と亜矢子は大の親友だった。本当だろうか、と疑いつつも玲子の 告白ですべてが合点が行くのも確かだ。 本店時代のミニのいやらしい制服、送別会での恥ずかしい尻文字ダンスなど、 玲子がやることとは思えなかった。そして新郎は玲子の元彼という話も聞いた。 事の成り行きに驚きながらも写真を手に、対峙する玲子と亜矢子を 見比べながら、亜矢子への疑いを強める同僚たちだ。 また、呆然としていたのは亜矢子、美沙も同じだ。 まさか玲子が自分から、それもせっかく取り戻した写真を同僚に見せて 事情を打ち明けるなどとは想定していなかったし、前もって予測していれば 何か手を打てたのだろうが、咄嗟のことでどうしたらいいのかおろおろするのみだ。
180 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:34
ようやく亜矢子が 「出鱈目よ、私は関係ないしそんな写真知らないわ」 と言い訳したが、震えている声で力がない。顔面は蒼白で、視線は あちこちに飛んで明らかに動揺しているのだ。 「関係ないですって? まだシラを切るの?」 和音が鋭く突っ込む。玲子が自分の窮状を救おうとして捨て身の行動に 出たことで、自分も負けてなるものかと気力が満ちている。 理路整然と、自分が加担していたことを認めながらも、榊人事部長の一件の ような部分はぼかしながら亜矢子の悪行をばらす和音に、亜矢子も必死に 応戦するが、和音の話の筋は通っているし、何より雰囲気、態度で玲子、 和音のほうに真実味を感じる同僚たちだ。 それでも亜矢子はせっかくつかんだ幸せを壊されまいと必死に知らぬ存ぜぬで通す。 亜矢子が自分が写真に写りこんでいないのをいいことにシラを切っているのだが、和音が 「じゃあ美沙、あんたはどう説明するわけ?」
181 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:35
と切り込み、狼狽する美沙は 「え…玲子先輩から命令されたんだよ…おっぱい揉めとか写真撮れって… 断れないからさ…」 と苦しい言い訳をするが、先ほど玲子の下着を無理やり脱がそうとした人物の 言葉とは思えない。同僚たちの心象は完全に亜矢子と美沙を疑いにかかっている。 ついに同僚の一人が口を開いた。 「じゃあ秀哉さんが戻ってくるのを待って、この写真とともに話をしてみれば いいじゃない。亜矢子が潔白だというのならさ」 そういわれて亜矢子は顔面蒼白になる。 「そんな必要はない、ないのよ。もうあんたたちも帰って頂戴。いつまで 新婚初夜の部屋にいるつもりよ!」 激昂した亜矢子の言葉に、しらーっとした雰囲気が流れる。玲子はなんだか もうどうでも良くなっていた。 (せめて、どうしても秀哉が好きだった、だから酷いことをしたけど 済まなかったとさっき言ってもらえれば、それで引くつもりだったのに…)
182 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:36
踵を返してドアに向かう玲子に、同僚が声をかけた。 「これでいいの? 秀哉さんにも話を聞いてもらえば?」 玲子は冷ややかに亜矢子を指差しながら答える。 「確かに私は惨めだった。でも、この人と同じ次元にまで堕ちたくないから。 みんなも秀哉さんには言わないでいいから」 と言うと、部屋を出る。和音が同僚たちから写真をすべて回収すると そのあとに続き、廊下に出ると、写真を入れた封筒を玲子に渡して聞く。 「先輩、飲めるほうですか?」 「少しはね」 「今夜は思い切り、飲んでみませんか?」 うん、と小さく頷き、外に出ようと歩く。 ホテルを出たところで、不意に後ろから肩をつかまれた。 「久しぶりに会ったのに、連れないぞ」 さっき亜矢子の部屋にいた同僚たちだ。重そうなお返しを持って 追いかけてきたらしい。 「飲みに行くんなら付き合うよ」 別の同僚が言う。みんなの目に優しさと親しさ、微かな憐憫が入り混じっている。
183 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:36
「亜矢子さんはどうしたの?」 玲子が聞くと、 「ああ、さようならを言ってきたから。永遠に、ね」 「なんか美沙と揉めていたみたいだけど、ほっといて出てきちゃった」 「玲子、今夜は奢るから、飲もうぜぇー」 と口々に同僚が言う。 適当に居酒屋を探して入り込むと、玲子が乾杯の挨拶をせがまれた。 心の重荷が取れ、すっきりとした玲子がグラスを掲げ 「じゃあ、私の新しい人生に、乾杯!」 というと、同僚も 「おー、乾杯!」 「玲子なら、もっといい男がゲットできるよー」 と答えてくれる。 久しぶりに玲子は、本店時代の同僚に囲まれて、美味しい酒を飲んでいた。
184 :
1 ◆JINGfda54g :03/09/28 00:39
名古屋に戻ってからの玲子は、溌剌としてより一層仕事に頑張っていた。 それまでの元気に振舞ってもどこか寂しげだったのに比べて、まるで憑き物が 落ちたみたいといわれていた。 「同僚の披露宴に出て、自分もいい相手が欲しいって張り切っちゃってるんじゃないの?」 と冷やかされても、余裕を持った態度で軽くいなすのだ。 和音や同僚からは、メールで後日談が次々と送られてきていた。 披露宴に出たものたちで相談して事の顛末を主任に打ち明けたところ、 主任がまだ玲子が本店にいた頃から残っているインフォメーションの社員を 密かに集めて、玲子と亜矢子の一件について話をした。 全部話したわけではなく、裸の写真をネタに恥ずかしい服装などを強制され、 彼氏と別れさせられてその彼氏を亜矢子に奪われ、ついには名古屋に いびり出されたというだいぶ端折った話にみんなの驚きはただ事ではなかったが、 それでもみんな納得した。
185 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:41
やはり玲子のおかしな振る舞いは自らの意思ではなく、強制されたものだと 考えるほうが自然だったからでもある。 亜矢子はハネムーンから帰ると、旅行中にすでに覚悟を決めていたのだろう、 家庭に入るという名目で速攻で退職届けを出したのが、返ってこの話が 真実だと間接的に裏付けることにもなった。ちなみに本人がお土産として インフォメに言付けていったマカダミアナッツは、誰も手を出さずにくずかご行きになった。 それでもやはり許せないと披露宴に出た同僚たちが中心になって、 秀哉の帰りを待ち受けてファミレスに連れ込み、今回の件を話した。 証拠の写真がなかったことと、話が突拍子もないこともあって秀哉はすぐには 信じなかったが、どうも思い当たる節が色々とあったらしい。 しかし「もう結婚してしまったし、どうしようもない。大体玲子が恥ずかしがらずに 話してくれていたら良かったのに」とぶつぶつ言っていたと聞いて、 玲子は大切にしていた指輪が、実はイミテーションだったとでもいうような 感覚を覚えた。 もう秀哉はどうでもいいと、初めて素直に思えた。
186 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:43
その後の展開は自分で想像がつく。恐らく問い詰める秀哉に亜矢子は 泣きじゃくって土下座でもして、自分はそれほど恋しかったのだとすがるのだろう。 そしてしばらくは甲斐甲斐しく世話を焼き、健気に振舞うのだろう、 しばらくのうちは、だ。それで秀哉もほだされるのだろうけど、その後の 亜矢子ペースの生活など目に浮かぶようで、勝手にやってくれと思う。 美沙については、翌日からおどおどとした態度で何とか出社していたが、 インフォメの誰からも相手にされなくなっていた。あるときなどはロッカーに入れておいた 制服の背中に溶かしたチョコレートで染みをつけられて、朝の勤務前に 涙目になりながら、濡れたハンカチでゴシゴシこすっていたということだ。 辞めるのも時間の問題らしいと和音のメールの知らせだったが、そんな話を聞くと いい気味とは思わずに、なんだか胸が詰まる思いがする玲子だった。
187 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:44
そして和音からの最新のメールでは、インフォメーションで何かが あったらしいということで他所の部署のものが探りを入れてきたりするが、 頑として誰も話していないということと共に 「近いうちにいい知らせがあると思います。待っていてください」 とあった。 玲子はいい知らせってなんだろう、と楽しみにしている。
188 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:45
ある日、勤務が終わって更衣室に向かう玲子は同僚に呼び止められた。 「ちょっとお話があるから、来てくれる?」 連れて行かれた先は女子従業員控え室で、そこには当日出勤した インフォメーションの女子社員が左右にずらりと並んでおり、真ん中には 主任が立っていた。 雰囲気もなにか奥歯に物が挟まったような、おかしな感じである。 なんだろう、と思い玲子は主任と向かい合う。ふと横を見ると、新入社員で 自分を慕ってくれている娘が、上目遣いですがるような目で見ていた。 「玲子さん」 主任に呼びかけられ、玲子は主任のほうを向く。 「副主任が退職するのは知っているよね」 玲子は頷く。副主任は来月寿退社する予定だった。 「で、後任として、実は藤沢玲子さんでほぼ決まりかけているんだけど」 ああ、それでかと玲子は思う。このおかしな雰囲気は、外様の自分が副主任に なるのが納得いかないみんなの気持ちの現れか、と。いや、それにしては何か違う。 敵意とか反感とか白けたとか、そういう雰囲気ではない。 なんだろうか…なんとも言えない妙な雰囲気だ。 主任が続ける。
189 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:46
「私は玲子さんとコンビを組めるなら、とてもやりやすいんだけど…」 言いよどむ主任に、やはり何かあるのかと玲子が次の言葉を待っていると、 「実は、銀座本店から申し入れがあったの。本店のインフォメーションで 副主任が空席になって…そこで本店インフォメ全員の総意で、名古屋支店に 話が来たの。ぜひ玲子さんに副主任として本店に戻って欲しいって、 本店としての意向ということで」 突然のことに玲子は驚いた。 (和音ちゃんが言ういい知らせって、このことだったのね) 玲子の顔が輝いたのを主任は知ってか知らずか、言葉を続ける。 「うちのインフォメ全員に話をしたら、みんな玲子さんにここの副主任に なって欲しいって言っていたわ。もし玲子さんがここに残ってくれるなら、 支店長も本店に掛け合ってくれるそうよ。でも玲子さんの人生なんだから、 自分で良いと思うほうに決めるべきよ」 玲子は左右を見回す。 さっきの新人の娘と目が合うと、訴えかけるような、まるでお嬢様と恋を 張り合う町娘みたいな顔つきである。
190 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:47
いつか野球を一緒に見に行った同僚は、緊張に耐え切れなくなったか 「玲子、まさか行っちゃうの…」 とか細い声で言う。 地方支店の者からみれば、銀座本店は憧れだ。それに加えて玲子はもともと 本店の人間だし、名古屋を去って本店に行ってもおかしくはない。 自分でも声がかかればそうするだろうけど、しかしできれば留まって欲しい…という感情か。 (私も本店から来た当初は反感を持たれたし、確かに本店から来る人の ほとんどが、早く戻りたがっていたっけ…) やっと、なんともいえない微妙な雰囲気の正体を感じ取った玲子は、 思いもかけぬ二つの申し入れに驚くとともに、すばやくどうするべきか 判断を迫られていた。 「本店から申し入れがあったんだ…」 玲子はポツリとつぶやくと、目を閉じて思いを馳せる。
191 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:47
丸越デパートの総本山・銀座本店の顔としてインフォメーションを担当する 緊張感とプライド、名古屋とは比べ物にならない客層、花火大会を 見に行った隅田川の堤防、用もないのにぶらぶら歩いた銀座の繁華街、 そして懐かしい主任や和音や仲間たちが歓迎してくれている。 亜矢子はもう居ず、美沙もやめるだろう、人事部長の榊は社長交代で 左遷され、取締役も外されて今はマニラ支店店長となり、家族に同行を 拒否されたため単身赴任でさびしく暮らしているらしい。 本店に帰るのを拒む要素などなにもない。 ついに決断した玲子は、目を閉じたまま言う。 「そのお話、お受けしようと思います」 とたんに、女子控え室は落胆のため息で覆われた
192 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/28 00:48
「やっぱりね、しょうがないよ」 という声がする。 主任は 「玲子さんの人生だから。悔いのないように選んだのならそれでいいわ…」 と言ってくれた。 そこで玲子は目を見開いていたずらっぽく微笑むと 「はい、名古屋支店の副主任のお話、お受けしようと思います」 と言った。 一瞬周囲が静まったあと、ワーッと歓声が起こる。 何人かが駆け寄ってきて、玲子に飛びついた。 「東京に行くかと思ったじゃない!」 「気を揉ませないでよ」 と口々に玲子の頭をぽんぽん叩いたりと、揉みくちゃにするのだ。 玲子を慕っている新人の娘などは、涙を流して隣の同期の娘と肩を抱き合っている。 (本店の主任、和音ちゃん、みんな、名古屋支店は銀座本店に負けないから) 玲子は笑いながら、同僚たちの手荒い祝福という心地いい痛みを味わっていた。 the end
パチパチパチ よかった、よかった。
感動
なんだよー。 すげー感動したぞ! エロなのに、小説になってるじゃんかよ! これのどこがバッドエンドなんだよー 気をもませやがって・・・
(´-`).。oO(泣いちゃった・・・) 1タン乙華麗〜
なんだかんだと言われながら完結しましたね。 長い間お疲れ様でした。 インターネット上には面白い小説がいっぱいありますが、 最後まできちんと完結しているものはなかなかありません。 みんなから罵声を浴びながら、完結させた1さんの努力には頭が下がります。 しかも、ラスト。他の方もカキコしているようにとても感動的でした。 (こうなると、最初に考えていたというバットエンドバージョンも読んでみた息が・・・) いい小説を、有り難うございました。
玲子に勇気を与えた和音の行動。 うーん、満足。
これがバッドエンド? ハッピーじゃん。 なんか、1タンとおいら達の思う「ハッピー」の意味が、 違ってたみたいね。 最初から「玲子と秀哉は結ばれないが、バッドじゃないよ」 っていえばよかったのに。 あ、そんなこといったら、ネタバレになっちゃうか。
いやー1よ、よかったぞ。 ラストは泣けたよ。うん、面白かった。 あとは、文章の書き方、テクニックがつけば どこに発表しても、恥ずかしくなくなるな。 ま、これからもガンバってくれ。 いいもの読ませてもらったよ。
ところで丸越デパートって、 ハレンチ学園に出てきた先生が宣伝していたデパート?
しかしまあ都合のいいように副主任が寿退社になるなぁ。 両主任はどちらも行かず後家?
>>202 まあ、それを言い出したら、
玲子がはじめに襲われた時に訴えなかったこと自体が、
都合のいいことなんだが・・・
204 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/09/29 00:37
皆様、感想ありがとうございました。
バッドエンドだと、披露宴の夜に美沙に寮に連れ込まれるシーンを予定して
いたのですが、今は書き込んだラストでよかったなと思います。
>>202 若い女の子の部署ですから、、、確かにタイミングが合いすぎなのですが。
主任(特に本店の)は外したくなかったんですよ。
>>200 文章の書き方やテクニックだけど、講座とかは費用がかかるだろうし、いい本とか
ないでしょうか?
>>204 スマソ、俺にはわからん。
まぁ、その〜、あれだ。
俺は、茶の間でビール飲みながら、
プロ野球選手に「へたくそ!」といってる
オヤシのようなもんだ。
うまいか下手か(面白いか、つまらんか)はわかるが、
技術的なことは本当はわかってないのだよ。
>>205 しかも「オヤシ」になってるし。
逝ってきまつ。(⊃д`)
>>204 美沙に寮に連れ込まれた玲子って
めちゃくちゃ辱められるのかな?
絶望と屈辱で自棄になって
どんなことでもしそう。
それはそれで読みたかったな・・・
なーんて、このいいラストがあったから、
いってられるんだけど。
>>207 おお!なんか萌え〜ですなぁ。
寮には良子なんかもいて、
ストリップさせたり、オナニーさせたり、
犬のように四つん這いにさせてオシッコさせたり、
玲子に恥ずかしいこといっぱい要求して
みんなで笑いあうとか。
玲子悪夢編とかで、
バッドエンドバージョンも書いてよ。
>>204 お疲れでした。
しばらく休んで、
次作に備えて充電してください。
次回作にも期待して・・・・
いますといいたいんだけど、
この前聞いた内容じゃ期待できそうにないんだよな〜
(考え直す気なーい?)
でも、この予想を覆す作品にしてください。
>209
ありがとうございます。
ところでこの前聞いたって、何も話してないでしょう。
「女子大生ヒロイン」ってだけで。
>>207-208 バッドエンドですが、寮に連れ込まれて例のお下がりのジャージを出され
「てめー、これ名古屋に持っていけって言ったのに、引っ越す前に
こっそりとゴミに出しただろ?」
なんて再びジャージを履かされてからの色責めを考えてました。
ラストは一つで十分ですから、封印しますけど。
>>210 ごめん、165のカキコみは1タンじゃなかったのか・・・
てっきり、1タンからの情報だと思いこんでたよ。
早とちり、スマソ。
>>211 いや、それは1のカキコだと思うぞ。
しかし、「これこれの内容」で書きますって話しじゃなくて、
「これこれの内容」ってばらしちゃったら、面白くないでしょう。
という意味だと思われ。だから、安心しれ。
漏れも、最初読んだ時、
これならつまらんと思ったよ。ああ勘違い。
>>212 なるほど、そういうことか。理解できたよ。
1タン、期待できないなんていってごめんなさい。
期待してますから、ガンバってください。
おおっ 俺も、209と同じ勘違いしてたぜ!
藻前ら! βακα..._〆(゚▽゚*) ばっかし。
そうかYO! じゃあもうこない。
保全
>>217 ほら、
1に保全なんかさせるんじゃねーよ、藻前ら。
今日の保全
続・今日の保全
新・今日の保全
続新・今日の保全
又・今日の保全
又々・今日の保全
毎晩どうもです。 今新作を練っているんですが、途中で構想が変わる恐れもあるので、 ある程度書き進めてから転載しようかと思います。 一月後には始められればいいかな、と。
>>225 ひえ〜
一ケ月ですか?
構想とかあるから、10日間ぐらいは保全しなきゃと思ってましたが・・・
なんか、「パイプのけむり」とかになりそうな予感。
>>226 パイプのけむりなら
「17」まではいける と言ってみるテスト
>>227 スマソ
パイプのけむりは「27」まであった。
ほぼ一ケ月持つゾ。
サンクス それじゃ、パイプのけむりバージョンで まだ・今日の保全
パイプのけむりって何ですか? コーヒー豆を買いにいったんですが、いつもはキリマンジャロだけど 玲子さんのモカブラウンの下着を思い出して、モカにしました。
まだまだ・今日の保全
233 :
名無し戦隊ナノレンジャー! :03/10/09 02:59
ヽYvV/
,; ⌒ヽ、ノ `ヽ、,,r'⌒ヽ
( ( ) ノ' 'ヽ ( ) ) ホジホジ
ミ / ,-=・-、 -=・-、ミ'´
,;彡 .,,..rー''´(Ciと'⌒^^ヽ、
彡 / .).ヽ ヽ (プゲラ
彡 人 ,ノ⌒) ト、 ヾ
彡彡 ヽ ヽニソ ノ`、 `ゞ
/彡ミミ彡``ヽ ー/シミシ シ ゙ヽ,
/ ヽ 、 ` ー- イノ ` 、 ミ `ミ
/ ` ヽ-ィ ヽシ ミ
..| _ヽ ノ ヽ ヽ 彡
.| /,ィ'"⌒`'-;,._ ` ) ,,;シ'´
..| ``'-;,._ FIGHTERS i^'"
ミ、 \| <(Ω)>|| |
 ̄`゙ミ、_,,,,,,;;彡ヽ,,, ヽ YY_ノ ノ
`、ソノノ;, ) /
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も一つ・今日の保全
なお・今日の保全
えっと、まだ早くて申し訳ないが、 夜中にカキコできないので・・・ なおなお・今日の保全
重ねて・今日の保全
重ね重ね・今日の保全
なおかつ・今日の保全
またして・今日の保全
さて・今日の保全
さてさて・今日の保全
毎晩どうもです。 ここ何日間か規制の巻き添え食っていたので焦ったよ。
ひねもす・今日の保全
>>243 いえいえどういたしまして。
保全の方は気にしないで下さい。
毎日定時には無理かもしれませんが
22時〜2時の間にはカキコできると思いますので。
でも、これで新作がつまらなかったらショックだな。
と、プレッシャーをあたえてみるテスト。
すごいいきおいでしたのほうにいるぞ。
246 :
名無し戦隊ナノレンジャー! :03/10/19 01:37
よもすがら・今日の保全 ageるのは他の方にお願いします。
明けても・今日の保全
暮れても・今日の保全
晴れても・今日の保全
降っても・今日の保全
さわやか・今日の保全
毎晩どうもです。 11月ですが、上旬が忙しくなりそうなのでどうしようかと。 週末位しか書き込みできそうにないんですよね。
じわじわ・今日の保全
>>253 お忙しいのに、無理をする事はないですよ。
それに、毎日書き込まなくてもいいと思います。
週末のお楽しみってこともありますから。
どっこい・今日の保全
しっとり・今日の保全
あーあ、ついにパイプのけむりバージョンも今日が最後、 さようなら・今日の保全
これからどうするんだ。全部使い切ったぞ。 どうすりゃいいのよ・今日の保全
じゃあ今週末から行きますか。 期待に沿えるかどうかわかりませんが。
260 :
名無し戦隊ナノレンジャー! :03/10/30 00:57
おお、いよいよか・今日の保全
飲み会で、今日は遅くなった。 酔っぱらっちゃって・今日の保全
今週末・・・ 今日はないのか・今日の保全
今、小説書いてますが、500字書いて行き詰ってしまいました。 それからというもの1日2行くらいしか筆が進みません。 あと、肝心のストーリーが思い浮かびません。 ちなみに、女優物語っていうタイトルです。
「なんで赤の他人を住まわせなくちゃいけないのよ」 応接間のソファに浅く腰を掛けて、長い足を投げ出して 膨れっ面で抗議するのは 三田大学の文学部に通うこの家の一人娘の成瀬宏美である。 スリムで無駄のない均整のとれたボディに、厚手の服の上からでもそれと わかるほど大きく張り出したバストが誇らしげに存在を誇示している。 ロングに伸ばした濡れたような黒髪を時折掻き揚げる苛立たしそうな宏美に対し、 父親の啓太郎はじっくりと説得に努めていた。 「あいにく、その娘の家は余裕がないんだ。借金の保証人になったとかで、 学費はともかく生活費まで捻出するのはきついらしいんだ。パパが若いころに 世話になった方の娘さんだから、恩返しとして、今度はうちで彼女の面倒を見たいんだよ」 しかし宏美は返事もしないで横を向いたままだ。辛抱強く啓太郎が続ける。
「せっかく宏美と同じ三田大学に合格したんだ。あの娘は性格もいいし、 宏美ともいい友達になれると思うんだが」 「なんでそんな田舎者と友達にならなくちゃいけないの? ここはパパの 家なんだから住まわせるのはしょうがないけど、私はその人とは口を利かないから」 立ち上がって言い捨てると、宏美はロングの黒髪をなびかせてさっさと 自室に向かってしまった。 その後姿を、啓太郎はため息をつきながら見送る。
宏美が小学生のときに母親が亡くなり、不憫に思ったせいで宏美の言うことは 何でも聞いてやってしまっていた。そのころには何とか事業も軌道に乗ったため、 金には不自由はしなかった。なかなか娘と一緒にいられない後ろめたさを、 家政婦をつけてなんでもいうことを聞くことでフォローしようとしたことが、 良くも悪くも宏美の性格を決定付けた。 数年前に再婚した妻の美雪、つまり宏美にとっての義理の母など宏美は歯牙にも かけず、まるで家政婦に対するやや丁寧な対応、とでもいうような態度をとっていた。 美雪のほうも、そんな宏美に遠慮しているのがありありである。 自分の娘ながら宏美は知的好奇心も旺盛で、成績も優秀だった。 プライドも高く負けず嫌いで、現役で入ったお嬢様女子大が気に入らないと 浪人して、私学の名門の三田大学に入りなおしたくらいだ。 また、亡き母親に似た美貌とスタイルも彼女の特徴だった。
身長160台後半で、すらりと伸びた手足。その胸は張り出さんばかりに存在を誇示し、 ウエストは理想的なくらいにくびれている。健康的な小麦色の肌、ロングに 伸ばした黒髪に、切れ長の目が印象的な、まるでハーフと見間違えんばかりの 整った高貴さの漂う顔立ちが、美しさとともに一種の近寄りがたさを演出していた。 その美貌を保つのも、宏美のプライドの高さからくる努力の賜物であったのだが。 性格もリーダーシップをとるタイプで、小中高と常にグループの中心にいた。 だが下心から阿ったり、心にもないお追従を言うものは、その鋭い嗅覚で自然に 排除していた。その辺、ただの勘違いお嬢様とは一味違った。 そして今は、三田大学のキャンパスの女王然としている。 そんな宏美も、父親の目から見るといろいろと注文をつけたくなるのだ。
毅然とするのはもちろんいいが、もっと女の子らしい優しさを身につけて欲しいのだ。 自分の思い通りにならないと激昂したり口を聞かなくなったりと機嫌を損ね、 よく言えば負けず嫌いだが、ある面我が強く、思いやりと言うものに時として欠ける わが娘を見ると、この先社会に出たり家庭に収まったりしたときに軋轢を生むのではと危惧していた。 ちょうど地方に住む知人の娘が同じ三田大学に合格したので、その知人に対する 恩返しの意味で、部屋代無しの食事つきで、うちで預かろうと申し出た。 その娘とも面識はある。素朴で清楚な、儚げな雰囲気の娘だ。しかしなによりも、 その娘が優しくて慈愛を持ち合わせていることが感じ取れたことが大きい。 (この娘が宏美にいい影響を与えてくれれば…) と願わずにはいられなかった。
そして数週間後、その知人の娘、杉本明日香が成瀬家にやってきた。小柄な体で 大きなバッグを抱えて、まだ春というのに額に汗をにじませてやってきた明日香を 父と美雪は歓迎したが、宏美は自室でそ知らぬふりを決め込んでいた。 (邪魔くさい、お金がないなら東京に出てこないで素直に地元の大学にでも行けばいいのに) などと思いながら、ベッドに仰向けになりCDを掛けていた。 その夜、明日香を交えての夕食に、しぶしぶ宏美も席を同じくした。 「杉本明日香です。これからお世話になります。よろしくお願いします」 と挨拶されても、横を向いてフンと小さく頷いただけの宏美だった。
ろくに言葉も交わさなかった二人だが、目があうと宏美はにこりと微笑んでくる。 (ご機嫌でもとってるのかしら…) 初めのうちは宏美はそう邪推したが、明日香の邪気のない純な笑顔に、ついそんな 自分が恥ずかしくなるのを覚えるのだ。 食事を終えると明日香は率先して食器洗いを買って出る。 「できるだけお手伝いをするお約束ですから」 と言いながら、台所仕事をする明日香の後姿を眺めながら、宏美は次第に明日香に 対して好感を抱いていくのだった。 (あーあ、洗い物なんかしたら手が荒れちゃうのに) 食後のルイボスティーを飲みながら思う宏美である。
(それにしても、明日香ちゃんてなんだか田舎の優等生って感じね。まだ野暮ったくて 世慣れてないみたいだし、これからいろいろと面倒見なくちゃいけないのかな。 なんか、面倒くさいことになっちゃったなー) 自分もまだ青二才の癖にそんな感想を抱く宏美は、お姉さんとして、明日香の面倒を 見る気になっていた。そして面倒くさいという気持ちとは裏腹に、Gジャン姿で ポニーテールを揺らしながらくるくると立ち働く明日香を眺めながら、 自分の手持ちの服で明日香に似合うのはなんだろう、そうだ、眉毛も無造作で お手入れしていないし、ちゃんと剃ってあげなくちゃね、などといろいろと考える。 そして、そんな手間を考えるのがなぜか楽しく感じられるのだった。 明日香が洗い物を終えると、一緒に洗い物をしていた美雪が 「今夜は疲れたでしょ。荷解きもあるでしょうし、もうお部屋に戻ってもいいわよ」 と言う。 さて、いよいよ明日香を自室に誘うかと宏美が声をかけようとしたとき、美雪が余計なことを言った。
「宏美さん、お姉さん代わりとして明日香ちゃんのこと、よろしくね」 まだ30半ばで年齢よりも2歳くらいは若く見える、美しき義母に余計なことを 言われて、宏美はカチンと来た。 勉強をしようと机に向かおうとした子供が、親から無造作に「勉強しろ」と 言われれば、しらけてやる気をなくすのと同じことだった。 「美雪さん、わかっているから余計なことを言わないで」 宏美は決して「お義母さん」などとは言わない。 その剣幕に美雪はあわてて 「ごめんなさいね、余計なことを言っちゃって」 と、年下の義理の娘に対して謝るのだ。 そこで啓太郎が割って入る、これもいつものことだった。
「まあいいじゃないか。明日香ちゃん、今夜はゆっくり休みなさい。 それと宏美、明日香ちゃんのことを頼んだぞ」 さすがに宏美の父親である。最初に話を持ってきたときとは打って変わり、 宏美がろくに明日香に話しかけないのに、明日香に好意を抱き始めたのだと気がついていた。 大好きな父に言われて、とたんに宏美は機嫌を直す。 「わかってるって。明日香ちゃん、良かったら私の部屋に来ない?」 初めてこの家の一人娘からやさしく話しかけられて、明日香はにこりと笑った。 「はい、宏美さん」 答えると、啓太郎と美雪に 「おじさま、おばさま、お休みなさい」 と挨拶をして、明日香は宏美の後に従う。 その後姿を見ながら、啓太郎はどうやらうまくいきそうだなと、安堵を感じていた。
「さ、入って」 宏美の部屋に通された明日香は目を見張った。 落ち着いた色調で統一された宏美の洋室は、八畳間くらいの広さだろうか。ベッドや タンス、クローゼットがあり、また、テレビやビデオ、コンポ、パソコンなども揃っている。 実家では弟と同じ部屋をカーテンで仕切り、テレビなどは茶の間に一台だけでそれを 家族で遠慮したり主張したりしながら見ていたのと比べると、大違いだ。 宏美の部屋にはポスターのようなものは一切なく、壁には海辺の冬景色を描いた風景画が飾られていた。 「これ、いいでしょ。パパが誕生日プレゼントとして、画家に描かせたの。 これ見てると、落ち着くんだよね」 と風景画をトンと指先でたたく。 正直、明日香は冬の荒い波が岩場で砕け散り、海草が砂場に所在無く打ち寄せられて いる、生物の躍動感や暖かさのないその寒々しい絵柄が好きではなかったが、礼儀として 「ええ、素敵な誕生日プレゼントですね」 と答えておいた。
宏美は髪を掻き揚げてニヤリと笑うと、 「明日香ちゃん、脱いで」 と言い出す。 いきなりのことに身を硬くする明日香。その強張ったあどけなさの残る明日香の 顔を見ると、宏美はプッと吹き出す。 「勘違いしないでよ。上着よ、Gジャン脱いじゃいなよ」 と勧める。 ああ、そういうことかとほっとした明日香がややくたびれ気味の色あせたGジャンを脱ぐ。 その下の白いカットソーの胸の部分がそれなりに膨らみを帯びていた。 (Bか、よくてもCカップくらいかしら。フフッ、でも女の子はこれからだから) 自分の張り出したFカップのバストが自慢の一つでもある宏美は余裕たっぷりに、 成瀬家の新しい住人となった少女を見つめるのだ。
そしてクローゼットからブランド物の白いジャケットを取り出すと、明日香に羽織らせる。 「うん、明日香ちゃんにはジージャンにジーンズより、こういうほうが似合うよ。 これを羽織るなら、内にワンピース着たり、キャミソール着込んでもいいし…」 そして自分の手持ちの衣類からあれもいい、これはどうかしら、と明日香のために 見繕う。そんな宏美を見て、明日香も安堵を覚えるのだった。 父の旧友である成瀬家にお世話になる話を持ち込まれたとき、明日香の父は ありがたいことだと言いながらも、少し危惧を洩らしていた。 言うまでもなく、宏美のことである。 「一人娘で我侭らしいからな。もし明日香が辛い目に遭わされたら…」
そんな父に対し、明日香はわざと 「大丈夫よ、家事のお手伝いをするだけで部屋代も食事もただなら、願ってもないじゃない。多少の嫌なことなんて平気よ」 と陽気に振舞った。 自分の高校生の弟も成績優秀で、難関の大学を狙えると評価されていた。そこで自分は 成瀬家に下宿させてもらって、生活費を浮かそう。実家の負担を減らして、 その分弟のためにお金を回したい、と健気に決意を固めたのだ。 宏美に意地悪な仕打ちをされるかも、と覚悟していた。それが、この宏美の親切な 対応である。うれしい誤算だった。 結果、その日が初対面の娘2人は意気投合して、キャンパスライフや明日香の 地元の話などで盛り上がり、夜更けまで語り合ったのだった。
宏美に気に入られたからと言って、明日香は増長することはなかった。 毎朝、手早く洗顔を済ませるとトイレ掃除と台所や廊下、応接間の掃除機がけ。 そして学校から帰ると風呂の掃除と、食後の食器洗いをするのが日課だった。 何らかの事情で帰宅が遅くなったときは、風呂掃除の代わりに靴を磨いたりと、 必ず仕事をこなしていた。 「そんなに無理しなくてもいいんだよ」 と啓太郎が気遣うのだが、明日香は 「お約束ですから。それにこれくらいなんてことないです」 とニコニコしながら靴を磨いたり、窓ガラスを拭いたりするのだ。 そんな明日香を美雪もすっかり気に入り 「助かるわ。本当に健気な娘ね、明日香ちゃんて。可愛げもあるし」 と啓太郎にささやいていた。もちろんこれは本心でもあるのだが、ろくに家事を 手伝わず、義母である自分を軽んじる宏美に対する当てつけもあったのかもしれない。
しかし啓太郎はそんな心の奥底に気がつかないような風で 「うん、明日香ちゃんは健気だね」 と言うにとどめる。美雪はまだなにか言いたそうだったが、押し黙る。 啓太郎もその機敏には気がついているが、あえて無視した。 (明日香ちゃんを迎え入れて正解だったな。あの娘のいい部分は宏美に足りないもの だし。明日香ちゃんの存在が宏美にプラスになって欲しい) と思っていた。宏美が変わっていけば、おのずと義理の母である美雪に対する 態度も変わっていくのでは、と期待するのだった。 大学生活が始まってから、宏美の勧めで明日香は、宏美の所属するテニスサークルの メンバーになっていた。 運動オンチだし、約束の家事手伝いをする時間が取れないと明日香はやんわりと 固辞したのだが
「大丈夫よ。マジでテニスをするわけじゃなくて、楽しく遊んだりする名目で テニスがあるだけだから。下手でもオッケーよ。それに家事の手伝いも、 私がパパに話しておくから。今までも美雪さんが一人でやってきたんだから、明日香ちゃんが 手伝わなくても心配ないよ。サークルの費用も、パパに頼んで出してもらうから」 と宏美に説得されては、嫌とは言えず、成瀬家の当主の啓太郎が了承したらと答える明日香だった。 「いいじゃないか。手伝いもサークルの費用も心配しなくていいよ」 という啓太郎の勧めもあっては致し方なく、明日香はテニスサークルに入会した。 当初はあまり気乗りがしなかったが、しかし入会してみると意外と楽しかった。 同じく地方出身の新入生の友達もできて、一緒に下手なテニスに興じてみたり するのも楽しかった。 そんな明日香のことを、宏美もお姉さん的な立場から気にかけていた。
いかにも田舎の優等生美少女といった当初の風体の明日香に対してメイクの アドバイスをしたり、明日香に似合いそうな服をあげていた。 宏美の助力で明日香はそれまでの野暮ったさから磨かれてきてはいたが、それでも 生来の持ち味は生きていて、純なイメージを漂わせる正統派美少女という風になっていた。 女優で言えば、酒井美紀に似ているとの評が的を射ていただろう。 誰かが 「宏美さんと明日香ちゃんて仲良しだけど、ぜんぜん違うね。月と太陽みたい」 と評した。 ゴージャスな容姿とプライドの高い勝気な性格で周囲を圧倒する宏美と、 儚げで一昔前の美少女という雰囲気で笑顔を絶やさず、自己主張の少ない明日香は、 互いに美形でありながらも対を成すものだった。
そんな明日香の持ち味を認めても、そのキャラクターは自分と被らないし、 第一宏美は絶対的に自分に自信を持っている。また、明日香が自分の家の厄介に なっている事情もあり、ライバル視するには及ばないと思っていた。だからこそ 明日香には親切でられたし、明日香もお姉さんとして宏美を慕っていた。 週に何度かは待ち合わせて学食で昼食を摂ったり、待ち合わせて帰ったりと行動を共にする。 夕食後も、宏美や啓太郎夫妻とともに応接間で談笑したり、宏美の部屋で二人で 話をしたりCDを聞いたりと、すっかり溶け込んでいた。 「もう、明日香ちゃんみたいな妹が欲しかったなぁ」 甘ったれた口調で父に甘える宏美を見て、啓太郎は満足そうに頷く。 啓太郎は明日香からも話をいろいろと聞いていた。
サークルの飲み会で男子学生が悪ふざけを仕掛けたときに宏美が一喝してやめさせたとか、 買い物に付き合ってくれたお礼にと、さりげなく自分の衣類も買ってくれたとか。 「あれ、絶対付き合わせたお礼なんかじゃないです。最初から私に買ってくれようとして、 でも照れくさいから、付き合わせたお礼なんていう名目で買ってくれたんですよ。 宏美お姉さん、優しい人なんですね」 と聞かされたときには、啓太郎は明日香を迎え入れてよかった、とつくづく思ったものだった。 後で宏美にその話をしたところ、 「だって、明日香ちゃんてあんまりいい下着を持ってないみたいなんだ。 くたびれた下着だと、体育やサークルでの着替えのときなんか可哀想だし。 でも、最初から買ってあげるから、なんて傲慢みたいじゃない? だから、 無理に付き合ってもらったお礼にと、お金が余ったからっていって、新しいのを 選んであげたんだ」
と、はにかんで言うわが娘の頭を思わず啓太郎は抱きかかえた。 「痛いよ、なによ、パパ」 「嬉しいよ、宏美がそんな気遣いをするなんて」 「当たり前じゃない、明日香ちゃんは大事な友達で、妹のようなものなんだから。 傷つけないように配慮するのは当然よ」 その言葉に心底嬉しくなった啓太郎だ。 以前の宏美なら、なんの気遣いもなく新たな衣類を買い与え、感謝されて当然と いう態度をとっただろう。しかしそれが下手をすると相手を傷つけるということを 悟ったらしい。 「明日香ちゃんが来て、よかったな」 「うん、本当にそう思う。でも痛いよ、放してよ」 つい娘を抱きかかえる手に力が入っていたらしい。 「ははは、ごめん」 笑う啓太郎は、心から嬉しそうに笑った。 to be continued
sageながら新連載開始です。
気に入ったら読んでください。
>>264 「書きたいこと」を書くのが良いんじゃないでしょうか。
>>1 タン
大量アップ乙!
しかし、面白いのか面白くないのかわからない導入だなぁ。
第一、
この物語のヒロインは誰なんだ?
「杉本明日香」じゃ平凡すぎ。ただのいじめになっちゃう。
ヒロインはやっぱり高いプライドと、
息をのむ美貌とスタイルをもってなきゃ萌えないなぁ。
「杉本明日香」を人質にされて、「成瀬宏美」が責められるなら面白いかも。
(でもそれじゃ「桂子受難編」と同じパターン?)
あ、実は見た目に反して「杉本明日香」は悪魔の娘で、
誰にも気づかれずに、「成瀬宏美」を落としていくなんてのもいいなぁ。
でも、「美雪」がヒロインって言うのが一番意表かも。
>>264 で、何をして欲しいんだ?
よくわからないが応援くらいはしてやるぞ。頑張れ。
1タンもいっているが、ここは、読者のニーズを聞いて作家が書くというスタンスではなく、
自分が書いたものを好きなヤツだけが読めばいいというスレだから、
好き勝手に書くのがいいよ。
つまらなかったら、無視されちゃうけど。
書けない時はどうすればいいか、ききたかったんですが、少しずつでも 書き進めてみようと思います。みなさんレスしていただき有難う。
>>288 はじめから長編に挑戦するのではなく、
ショートストーリーから書いてみたら。
後は、起承転結もなく、自分が萌え萌のシーンだけ書いてみるとか。
で、とりあえずそれをアップしてみる。
そうすれば「オチがねえぞ」とか、「こんなんじゃ萌えない」とか
言葉はキツいが真実をついたレスがかえってくると思う。
それを参考に、自分の欠点を直していけば、
いつの間にか長編も書けるようになると思うけど。
ま、とにかく、最初からみんなに気に入られるようなもの書こうなんて思わずに、
自分がハァハァできるものを書いてみる事を進めるよ。
291 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:47
「明日香ちゃん、康介さんってどんな女の子が好みなのかな?」 今夜も明日香を自室に招いて、宏美は話しかける。 プライドの高い宏美は、イエスマン的な男子学生など眼中になかった。サークル内 でも女王様然と振舞っていたが、サークルの代表である康介にだけは、 宏美は自己主張も忘れて彼の言うことに耳を傾ける。 宏美が些細なことで機嫌を損ねると周囲のものはご機嫌取りに走ったり、 触らぬ神に祟りなしとばかりに見て見ぬ振りをするのだが、康介だけは そんなことではいけないと宏美を諭すのだ。 これがほかの相手なら宏美は激昂するところだろうが、なぜか康介に言われると 素直に言うことを聞けるのだった。 あるとき、仲間から「宏美さん、康介さんのことが好きなんじゃないの?」 と指摘され、何いってんのと笑い飛ばした。しかし指摘されたとき、宏美の胸が 動機で高鳴っていた。そのとき気がついたのだ、自分は康介に惹かれているのだと。
292 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:48
長身で健康的に浅黒く焼けた肌に、さらっとした髪をなびかせるさわやかな 外見で、包容力と統率力も持ち合わせる、人望と人気とを兼ね備えている康介。 康介がサークルの女の子と談笑したりしているのを見ると、宏美は不快になる 気持ちを懸命に押し隠していた。自分にご機嫌取りに近寄る男子学生など、 もはや邪険にしか扱わなかった。 康介に対する気持ちは誰にも打ち明けてはいなかった。ただ、自分の妹的な 存在の明日香にだけ、その気持ちを隠すことなく打ち明けていたのだ。 明日香も話を聞かされるたびにニコリと笑みを浮かべながら 「康介先輩と宏美さんなら、お似合いのカップルだと思いますよ」 と言ってくれる。 「えー、そうかな」
293 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:49
と言いながらも、まんざらでもない宏美だが、どうにも気にかかるのは、 康介の話題を出すと明日香がフッと寂しげというか、何というかきまりが 悪そうな表情を一瞬見せるのだ。 すぐにいつものさわやかな明日香のスマイルに戻るが、どうにも引っかかる。だが宏美はこう考えていた。 (明日香ちゃんも、康介先輩に憧れてるのかな。でも悪いけど、ここは譲れないな) それとも、もしかして自分が康介と付き合ったら寂しくなると、 疎外感を覚えているのだろうか。 (でも明日香ちゃんも魅力的だし、すぐにでも彼氏ができるわ。 私と康介さんが付き合うことになったら、明日香ちゃんとその彼氏と一緒に 4人で遊びに行くのも楽しそう) プライドの高い宏美は、自分の魅力を疑わずに呑気に構えていた。
294 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:50
初夏のさわやかな陽気の中、夕暮れの街中を宏美は一人歩いていた。 たまたま各駅停車に乗ってしまい、まあいいかと自分の最寄り駅の ひとつ前の駅で降りたのだ。急行停車駅ではないからか、駅前のロータリー も無いに等しいし、商店街はなんとなくごみごみしている。そこを颯爽と ロングヘアを靡かせて歩く宏美は、周囲の視線を感じていたが、そんなことは いつものことだ。気にもせず歩みを進める。 (たまに隣の駅で降りて、こうして歩くのも面白いわ。健康にもいいし、いろんな発見がある) 最近開店したのか、これまで気がつかなかったお店もある。 そんな店のひとつである花屋に立ち寄り、花束を見繕ってもらう。 「うん、これを今夜の食卓に飾ろう」 そう満足そうに頷いて歩く宏美の視線が、一台の車にひきつけられる。
295 :
でぶお ◆DEBUO9Dqpw :03/11/03 00:50
/ゝ /⌒/" 、⌒ヽ | ::::::::○::;;;::○::;| /ー- 、 すいませんちょっと通りますよ ヽ ,,:::、Wノノハ;/./==ヽ i /,~'''-:: ´_ゝ`)/. |/ / ::: ..::::つO "''-;,,i ::::,,/ ヽ "''---''''/"''~
296 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:50
「あのスカイライン、確か…」 康介の車種と同じだ。その車が目の前の交差点を過ぎたあたりでとまった。 近寄って確かめてみようか、もし康介さんなら…、と思った宏美の足が急に止まる。 宏美はその整った顔を強張らせて息を呑んだ。 運転席から手を振っているのは紛れも無く康介だったが、助手席から 出てきたのは明日香だったのだ。 (どうして、明日香ちゃんが康介さんの車に…) 楽しげに別れを告げている二人に気が付かれないように、宏美はまるで 自分が悪いことでもしたかのように建物の影に身を隠して様子を伺う。 すぐに車は走り去り、明日香は手を振りながら車を見送ると歩き出した。 一部始終を宏美が見ていたとも気がつかずに。 胸騒ぎを感じながら、宏美はわざとわき道にそれて家路に着く。
297 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:51
(どういうことなんだろう、たまたま送ってもらっただけだろうか) しかしそれなら宏美の家の前、もしくはそのすぐ近くまで送ってもいいはずだ。 どうして隣の駅の辺りで車から降りたのか。 自分に見られないようにとの配慮? ではなぜそんな配慮をしなくてはいけないのか。 整った眉をひそめ、さまざまな想像をめぐらせる宏美だった。 その日、いつものように夕食を摂ってから、明日香を自室に招いて話を振ってみた。 「明日香ちゃん、今日、東町の辺りにいなかった?」 東町とは、明日香が車を降りたあたりの町名である。 「え、どうしてですか?」 問い返す明日香に 「今日は私、疲れたからタクシーで帰ってきたの。そうしたら東町の辺りで 明日香ちゃんが歩いているのを見かけたから」 と言ってみた。
298 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:52
それを聞いて明日香はポンと手を叩いて 「あ、それなら本屋さんに寄ったんです。探していた本があって、あそこにある 大きな本屋さんにあるかなって思って、今日はひとつ手前の駅で降りたんです」 と屈託ない様子で言う。 (明日香ちゃん、嘘をついている…) そんな内心を隠しながら宏美は 「そう、それで探していた本はあったの?」 「いえ、無かったです。『ルーツ』って言って、自分の祖先を探る話なんですけど、もう絶版でどこを探しても…」 しかし宏美は、途中で明日香の話が耳に入らなくなっていた。 明日香はなぜ康介の車で送られたことを隠すのか。 康介に惹かれている自分に気を使ってのことなのか、それとも 隠さなくてはいけない何かがあるのか… 明日香に話を合わせながらも、宏美は上の空で考えをめぐらせていた。
299 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:53
「なんでも好きなものを頼んでね」 宏美はサークルの後輩で、地方出身でアパートで1人暮らしをしている 加奈をファミレスに誘っていた。 宏美が見たところ、加奈は三田大学に入るくらいだから 勉強はできるのだろうが、お調子者で世間知らずという印象だった。 「冷蔵庫、秋葉原で買うと安いんだよね」 なんて、田舎者丸出しで話しているのを聞いたことがある。 垢抜けないくせっ毛のさえない感じの少女だが、おしゃべりな加奈に 「遠慮しないでいいから。好きなものを頼んで」 と宏美が勧める。 「すいませーん、一食浮いて助かります。じゃあ、ハンバーグセットに サラダ、それとデザートは…」 「もちろんいいわよ。加奈ちゃんの時間を取らせてるんだから」 「じゃあパフェを」
300 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:53
加奈の注文した品と、自分のためのコーヒーときのこのスパゲティを オーダーすると、宏美は加奈と世間話をしながら、機を伺う。 注文したメニューが来るとコーヒーだけ飲んで、自分で注文した きのこスパゲティーの皿を加奈に押しやる。 「良かったら食べて。美味しいから」 「えー、そんなに食えないですよ」 といいながら、この際に詰め込んでしまおうとスパゲティとハンバーグセット を詰め込む加奈だ。 「先輩、ありがとうございます。あんまり仕送りもなくてきついんですよ。 昨日なんかインスタント味噌汁と納豆でご飯食べたんです」 「へえ、加奈ちゃんて頑張ってるんだね」 「いやー、うちが貧乏なだけっすよ。先輩が羨ましいです」 と、食べることに懸命な加奈に、さりげなく本題を切り出していく。
301 :
名無し戦隊ナノレンジャー! :03/11/03 00:54
302 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:54
「明日香ちゃんなんだけどさ、誰か変な男と付き合ってないかな?」 加奈の手が止まり、伺うように宏美を見る。 「変な男、ですか?」 「うん、誰かと付き合ってるみたいなんだ。明日香ちゃんを預かっている責任も あるし、なによりも妹みたいな明日香ちゃんがおかしな男と付き合っていないかと心配なの。 これが康介さんとかの安心できる人ならいいんだけど」 手を止めたままでじっと宏美を見る加奈は 「康介先輩のこと、宏美先輩は好きなんですか?」 と聞いてくる。 「うん、いい先輩だよ。でも付き合うとか考えたことはないな。みんなは 面白がって噂してたみたいだけどね」 と宏美は誤魔化す。 心臓がドクンドクンと躍動し、顔色が変わってはいないかと警戒する宏美だが、 案外加奈は簡単に吐いてくれた。まるでお湯で茹でられた貝のように。
303 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:55
「じゃあ言いますけど、心配することないですよ。康介先輩と明日香ちゃん、 付き合ってるみたいです」 加奈の言葉に、脳天が勝ち割られるかのような衝撃を受ける宏美だが、なんとか平静を装う。 「そう、それなら安心ね。明日香ちゃんて純だから、変な男に引っかかって ないかと不安だったんだよね」 「大丈夫っすよ、明日香ちゃん、しっかりしてますもん」 「それもそうね、でも明日香ちゃんもそれならそうと、一言言ってくれたらいいのにな」 「秘密にしてるみたいですよ。私も偶然二人が車に乗るところを見て、 何の気なしに声をかけたんです。そうしたら明日香ちゃん、びっくりした顔をして、 誰にも言わないでって言われたんですよ。だから、あーこれは付き合ってるな、って」 宏美はお絞りを手にすると、ぎゅっと握り締める。
304 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:56
「どうして秘密にしてるのかしら」 「そりゃあ宏美先輩が康介先輩のこと、好きなんじゃないかなって遠慮してた んだと思いますよ。私もさっき先輩から言われるまで、そう思ってましたから」 ますます宏美の心臓が動悸を高める。密かに深呼吸して落ち着こうとすると 「じゃあ知ってるのは加奈ちゃんくらいなんだ」 「そうっすね、でも何人かは知ってるみたいですよ」 ハンバーグを頬張りながら加奈が答える。多分加奈が「ここだけの話」と言って 広めたのだろう。少なくともこの娘が誰にも言ってないとは考えられない。 「そう、康介さんのことは私も慕っているけど、私は他に彼氏がいるからさ。 明日香ちゃんには変な気苦労させちゃったかもね」 「宏美先輩、彼氏がいたんですね。うちのサークルの人ですか?」 自分の嘘に目を輝かせる加奈が、鬱陶しい。
305 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:57
「違うわ。それじゃあ用事があるからこれで、ゆっくりと食べてね」 と宏美は伝票を手にして立ち上がる。 「それと明日香ちゃんにはこの話は内緒ね。秘密にしていたことを知られたら、 気分悪いだろうし」 「はい、わかりました」 宏美を見もせずにスパゲティーをパクつく加奈に背を向けて、宏美は歩き出す。 加奈の前では必死に耐えていたが、その形相は憤りをもはや隠していなかった。 家に帰ると明日香はまだ帰っていなかった。 キッチンで夕食の支度をしている美雪のところに行くと、宏美は 「明日香ちゃんを家から追い出して」 と言う。いきなりのことに驚く美雪は手を止めて 「突然どうしたの、追い出せだなんて」 と聞くと、宏美は憤った表情で今日仕入れたことを美雪にぶちまける。
306 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 00:58
「あの娘、私が憧れていたのを知って、康介さんと付き合っていたの。 しかもこっそりと、私に隠して。なんで私が居候に馬鹿にされなくちゃいけないのよ」 突然の話に美雪も驚くが、一方その康介と言う男性の気持ちもわからなくもない。 スタイル、ルックスとも上々で、気品もプライドもあり頭も切れる宏美よりも、 大人しくて控えめで、清楚な可愛らしさの明日香を選ぶのは不自然ではないし、 宏美と一緒にいると確かに周囲には誇れるだろうが、彼女のお守りするのが大変そうだ。 しかしそんなことは決して口には出せない。 「そうなの、でも追い出せなんていきなり言われても。啓太郎さんに話をしてみれば?」 無論、啓太郎がそんな理由でウンというはずがない。 「パパにはあとで話すから、いいから追い出してよ、本当に悔しい!」 激昂して涙目になる宏美をいい気味だと思うものの、なんとか収めなくては いけない。宏美が本当に追い出してしまったら啓太郎は自分を責めるだろうし、 追い出された明日香に何かあったらと思うと気が気でない。
307 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 01:03
何とか宏美をなだめようと思案する美雪だが、宏美の 「ちょっと家の手伝いするくらいで、食事つきでお部屋も借りて、 私があこがれてることを知ってる人に手を出して…こんなことならもっと こき使ってやればよかった」 と言うその言葉に美雪は乗った。 「そうしましょうか」 ん? と顔を上げる宏美に 「追い出したら啓太郎さんの面目も潰れるし、勝手なことはできないわ。 来週から啓太郎さんは長期の海外出張だから、それからお手伝いとして こき使ったらいいんじゃないかしら」 とおしとやかな顔に合わぬことを提案する。 これまで明日香を可愛がってきた美雪の言葉とは思えない。訝しげな宏美だが、 その提案を拒否する理由はなかった。明日香を無理に追い出して大好きな 父の面目を失わせるのは、ようやく理性がストップをかけていた。
308 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 01:05
「わかったわ、明日香ちゃんをこれからどうするか、打ち合わせしましょ」 普段は気が合わない二人の義母と娘は、共通の獲物を見つけて意気投合した ように笑みを浮かべる。 宏美は今までどおりに明日香にお姉さん代わりとして接していた。また、 美雪はみなが留守にする日中に業者を呼んで、地下室の改装を進めていた。 宏美の亡き母がピアノを思い切り弾けるようにと作った防音完備の地下室を、 美少女のための新たな寝室に作りかえるためである。 いつもの通り家のお手伝いをし、夕食を家族とともにして談笑したりと、 これまでと変わらぬ生活であったが、明日香は最近何か雰囲気が違うのを感じていた。 啓太郎の帰りが遅く、女3人で夕食を摂って後片付けをした時など、 美雪と宏美の会話に加わろうとすると
309 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 01:05
「明日香ちゃん、いいからお風呂に入ってきなよ」 と、宏美から暗に邪魔者と示唆することを言われたりしていた。 明日香は顔では笑顔のままだったが、内心 (私がいると話せないこともあるんだろうな…しょうがないけど) と寂しさを覚える。また、それ以上に気がかりがある。 (康介先輩とのこと、いつまでも隠せないよ。どうしよう…) 宏美が康介に憧れていることは百も承知だったが、あるとき康介に送っていくよと 声を掛けられて、サークルの何人かで車に乗り込んだ。 1人ずつ自宅の近くで降りていき、最後に明日香だけが助手席に残ったところで、 康介は不意に大きな公園の脇に車を止めた。 なんだろうと身構える明日香に康介は 「ハハハ、こうして二人きりで話してみたかったんだ。明日香ちゃんには いつも怖いお姉さんがついているからね」 と冗談交じりで話す。
310 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 01:06
康介がいかに好青年でも男だしなにを考えているかわからないと、 男と付き合ったこともなく、当然まだ処女の明日香は身を固くしていたが、 康介はけして怪しい素振りなどは見せず、フランクに話を振ってくる。 明日香も返事をするうちに、なんだか次第にリラックスして会話が弾んでいた。 「宏美さんの家に厄介になってるんだろ? 明日香ちゃんみたいな、 健気で努力家の娘、俺は好きだな」 康介の言葉に、買ってもらった缶コーヒーを片手に明日香は照れる。 「ありがとうございます。でも、康介先輩と宏美お姉さんってお似合いだと 思うんですけど」 浅黒い肌で、開いた窓から吹き込む風にさわやかに髪をなびかせる康介、 おちゃらけたりするがまじめに締めるときは締めて、みんなを引っ張る 力量がある。遊ぶことだけを考えている学生と違い政治や社会の話でも 対応できるが、普段はそんなことをひけらかしたりはしないで、 一緒に馬鹿話などを楽しんでいる
311 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 01:07
サークル内で唯一宏美が言うことを聞く人間でもある。 (宏美お姉さんが惹かれるのもわかるなぁ) と康介の横顔を眺めている明日香に、康介は意外なことを言った。 「宏美さんは確かに頭もいいし綺麗だけど…」 そして明日香のほうを向く。突然明日香は康介と目が合ってしまい、咄嗟に目をそらした。 「一緒に居てリラックスできる人がいいな…」 そして少し動揺している明日香を他所に、康介はアクセルを踏むと車を走らせ、 宏美の家から少し離れた交差点のあたりで車を止めた。その間二人とも無言だった。 「ここで降りて。宏美さんの家の前までつけるとまずいからさ」 康介の指示で明日香は車から降りると、 「送っていただいて、ありがとうございました」 と頭を下げた。康介は笑いながら手を横に振ると 「いいって、こっちから誘ったんだから。明日香ちゃん、これからも時々、 こうして送られてみないか?」 と言い出した。
312 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 01:08
明日香が戸惑っていると、康介は考えておいてと言い残して去っていく。 去り行く康介の車を見つめている明日香は、なんだかドキドキしていた。 それからというもの、明日香はみんなに内緒で康介と密かにドライブを楽しむ ようになっていたのだ。無論宏美の感情は判っているし、すまないなと思う。 しかし康介と一緒に居るのが嬉しくて、楽しくてたまらないのも事実なのだし、 康介もどうやら同じようだ。 あまり遅くまではいられないものの、何度かドライブを楽しんでいるうちに、 自然な成り行きという感じでキスをされたときも、初めての経験というのに 明日香は自然に康介の舌を受け入れていた。 今日会ったときは、キスをされながらそっとブラウスのボタンを外され、 ブラジャーの上からそっと胸を揉まれたが、明日香はされるがままに任せた。
313 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 01:09
ブラジャーのカップの下に手を入れようとされたとき、明日香はやんわりと 手をつかんで遮ったが、康介は無理強いすることなく引き下がった。 そんな節度ある対応も、明日香の信頼をさらに高めていた。 浴槽の中で、明日香は自分の胸に手を当てると今日、康介に ブラ越しに揉まれた感触を思い出す。 宏美の誇らしく突き出た見事なバストに比べるとサイズは小さいが、 それでも高校生だったときよりも少し大きくなったようだ。 康介といるのは楽しいが、しかし自分を可愛がってくれる宏美を裏切っているようで、辛い。 康介にそのことを話すと 「関係ないさ。明日香ちゃんが宏美さんの家のお世話になっているとしても、 それと恋愛とは別だろ。それで宏美さんに気兼ねするのなら、宏美さんにも失礼だよ」 と軽く言いのける。
314 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 01:10
また 「そんなに気になるのなら、自立すればいい。宏美さんの家を出て誰かと シェアするのもいいね。家庭教師とかのバイトと奨学金で、生活できると思うよ」 と提案する。 しかし明日香は踏ん切りがつかない。確かに理屈はそうだろうが、月々の奨学金は 来年の授業料の為にとっておきたいし、また、お世話になっている啓太郎一家に 後ろ足で砂を掛けることはしたくないのだ。 啓太郎は自分を可愛がってくれ、部屋代と食事代はただで宏美に内緒で 小遣いまでくれる。美雪とも仲良くし、家事のサポートをしている。 宏美はお姉さんとして、面倒を見て良くしてくれている。 また、啓太郎が自分を受け入れたことの意味もわかってきていた。知人の娘の 面倒を見たいというほかに、折り合いの良くない義母の美雪と宏美との 潤滑油という役割を期待されているらしい。
315 :
1 ◆E.WSPCVZAE :03/11/03 01:18
明日香はしっかりと家事をこなして控えめな美雪も好きだし、
活動的でお姉さん代わりの宏美のことも好きだ。
(好きな人ができて宏美お姉さんに悪いから、この素敵な人たちと
サヨウナラなんて、できないよ)
居間で、美雪と宏美が邪悪な計画を相談しているとも知らずに、明日香は1人浴槽で悩むのだ。
そんな明日香の苦悩を知らぬ宏美と美雪は、明日香に対する処遇を話し合っている。
to be continued
264さん、頑張ってください。
俺の場合は書きたいエロシーンがまずありき、ですね。
発表する場合はエロ漫画小説板に、それようのスレがありますよ。
>>287 導入はこの辺までで、これからです。
ちなみに金曜まで地方に行ってるんで、どなたか保全をお願いします。
316 :
名無し戦隊ナノレンジャー! :03/11/03 15:16
あげ
では行ってきます。
とある公共施設のpcから保全