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僕の同級生で、チョット頭の弱い子が転校してきたんだ。
そいつは人種の違いという授業で「黒人も白人も黄色人も火星人も生まれたときは、心の中は白いんだ」と叫んで泣き出したくらい気が狂っていた。
そいつは放置されて学校ではいつも一人だった。
僕は偶々同じ藩で面白いからヲチしてただけでそいつから友達だと思われていた。
ある日一緒に帰っていたら「前の学校に帰りたい」と言われた。
僕が「友達の居る学校に帰れば」と言ったら泣きやがった。
「盲戻れないんだよ。うわーん」だって?ザケんじゃねえ。
僕はまた「友達の居る学校に帰れば」と言ってやったよ。
あの野郎、ようやく意味がわかったのか「そうか、鈴木君ありがとう!今日は手を繋いで帰ろうよ」とキショイ奴としかも男同士で手を繋いで帰ったものよ。
フン、その後も中学にあがるまで仲良しだったが、だからさ「友達の居る学校へ帰れ」って。