「ああ、本当にいいよ、玲子ちゃん」
榊の放出を知らせるうめき声で、勝手に動いては果てる、いつもの味気なく、
ろくでもないセックスが終わった。
タバコに火をつけて一服をつける榊に、いよいよ玲子は切り出す。
和音に教えて貰った作戦を実行するのだ。
「人事部長、私のことどう思ってるんですか?」
思わぬ問いに、榊は振り返ると
「そりゃあ玲子ちゃんのことが好きだよ。だからこうして逢っているんじゃないか」
と言う。
正面から榊の目を逸らさずに見つめる玲子は
「誰よりも? 奥さんよりもですか?」
と聞く。心臓がどきどきして上ずった声の玲子だが、かえってそれが言葉に
真実味を持たせる効果となった。
榊の顔がだらしなく弛緩する。玲子が自分に心を惹かれてきたと感じたのだ。
「ああ、うちのは口うるさくて敵わないんだ。玲子ちゃんといるときが、
僕の心安らぐときなんだよ」
と言うと、玲子の顔を引き寄せて口づけを迫る。
嫌々ながらもそれを受け入れる玲子。榊が離れると、またしても
正面からじっと見つめる。
「奥さんと、別れて。私が大事なら。お願いです」
と真剣な眼差しで訴える。
思いがけない言葉にギョッとなる榊だが、相好を崩すと
「ああ、すぐには行かないが、いずれはね」
と安請け合いする。もちろん本心ではなく、その場しのぎの言葉にすぎない。
あとしばらくは玲子をつなぎ止めて、身体だけをいただくつもりだった。
そんな榊の言葉の実のなさが、玲子にもはっきりと理解できた。
榊に対しポジティブな感情がない分、榊が適当な事を言っているのだと
冷静に判断できた。
(よかった。万が一本気で来られたらどうしようと思っていたけど。
和音ちゃんの言う通りだったわね)
まずは思惑通りだ。玲子はにやける榊を見ながら、寮に戻ったら
さっそく和音にメールを打とうと考えていた。
to be continued
「なんだ、いったい何だってんだ」
榊は人事部のオフィスで苛立っていた。
「なんなんだ、あの娘は…」
榊の独り言に周囲が怪訝な顔をするが、それにも気がつかずに榊はぶつぶつと
言いながら考え込んでいた。
玲子との逢瀬の時、奥さんと別れて欲しいとか自分が好きかとか聞かれ、
ついに玲子も俺の魅力に惹かれたのかとそのときは有頂天だった。
しかし、翌日からはじまった玲子のコンタクトは、榊の想像を超えていた。
勤務中でも、休憩時間の合間を使ってかひっきりなしに携帯に連絡が来る。
玲子からの「会いたい」「愛してると言って」などというたわいもない会話だが、
そんな会話を求められてもオフィスでは答えるわけにも行かない。
あまりしつこいので、さすがに榊もいらいらして電源を切ると、
用事をこじつけて人事部まで来る。
人事部員の目を気にしながら廊下の隅に玲子を連れ出し、もう電話は
して来るなと言い含めたが、玲子から「奥さんと別れると一筆いれて欲しい」
などとメモ帳とボールペンまで差し出され、さすがに榊はぞっとした。
これまで震える小ウサギを追いかけて、おもちゃとして扱っていた
つもりだったのが、なにやら今では得体の知れないものに憑りつかれた
ような不気味さを感じていた。
玲子の必死な表情と、尋常ではない雰囲気に、次第に榊は玲子に
気味悪さを感じるようになっていた。
その後もホテルで玲子を抱いたこともあるが、そのたびに玲子に
しつこく奥さんとわかれて欲しいとか言われ、元々そんな気のない榊は
段々嫌気が差してきていた。
to be continued
しかしせっかくの玲子との逢瀬も捨てがたい。そんな悶々とした日を送る榊は
ある日、玲子を仕事が終わると玲子をレストランに誘い、食事をしながら話をした。
すると玲子は思いもかけぬことを言う。
「昨日、自宅の庭でお子さんたちとプール遊びをしてましたね。
可愛い娘さんですねぇ。来年当り、幼稚園ですか?」
と、とんでもない事を言う。
(こいつ、俺の家まで来たって言うのか)
確かに昨日は目に入れても痛くはない娘と、プール遊びに興じていた。
思わず榊は手にしたフォークをテーブルに落としてしまった。
カツン、という冷たい音が響き、周囲の視線が集まるが、そんな事を
気にしている場合ではない。
「玲子ちゃん…」
つぶやく榊を見て、余裕たっぷりの玲子だ。榊を追い詰めるのが楽しい
風に笑う。
「あれだけ可愛らしいなら、私も育てがいがありますわ」
ついには継母宣言まで飛び出した。
(とんでもない女と関係を持ってしまった…)
食欲も性欲も失せた榊は、ニコニコ笑う玲子をただ唖然として
眺めるだけだった。
しつこい玲子からのコンタクトと、常軌を逸したとしか思えない行動に
榊は困りはてていた。
もう玲子の身体に未練を感じず、それどころかどうしたら上手く別れられ、
玲子から逃げられるのかと考えていた。
(まったく、女は怖い。気持ち悪い)
思い悩む榊だ。社内の切れ者もすっかり落ち着きをなくし、
些細なことで怒鳴ったり、部下の話しにうわの空だったりと、
困惑の様相を呈していた。
今夜も玲子との約束で、いつも逢っていたホテルで食事をすることになっていた。
榊から持ちかけたのではなく、玲子にしつこく迫られた約束である。
「断れば何をされるか分からんしな。下手に対応して逆上させ、
こっちの家庭や地位まで台無しにされたら敵わん」
嫌々ながら約束の場所に向かう榊の肩がぽんと叩かれた。
びっくりして振り返ると、そこには長身の女性が立っていた。
「ああ、君は、いつかの」
玲子を初めて抱いた夜、亜矢子とともにいた新入社員である。
to be continued
455 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/06/27 21:35
亜矢子は最低ですな
いやはや人間は外見だけでは判断できないものですな
誰だったか、と名前を思い出そうとする榊に
「大西です、大西和音です、榊人事部長」
とその新入社員は返事をした。
「ああ、そうだ、大西君だ。何か用かい?」
げっそりとした顔の榊に、和音は内心自分の作戦が成功しつつある事を確信する。
玲子からの連絡で、榊が段々引いて来ている事を知ってはいたのだが、
こうして榊と向かい合うと、嫌々玲子に逢いに行くのだと丸分かりだ。
「人事部長、奥さんと別れて玲子先輩と再婚するそうですね。
おめでとうございます」
「ハァ?」
和音の言葉に、榊はびっくりして口をあける。玲子がそんな事を
言い触らしているのだろうか。
「いや、ちょっと待ちたまえ。それは誤解だ。うん、誤解だよ」
「じゃあ玲子先輩が嬉しそうに榊部長と一緒になると話していたことは、
嘘だったんですか?」
榊の顔色が見る見るうちに変わって行く。そんなつもりなど全くないと
言うのに、玲子は自分が家族を捨てて一緒になるんだと思い込んでいると
言うのか。
「大西君、ぜひ教えてくれないかな。一体玲子は何を言ってるんだ?
そして玲子の様子は?」
あせる榊をじらすように、和音はゆっくりと切り出す。
「本気で榊人事部長と一緒になるつもりだと、玲子先輩が言っていましたよ。
亜矢子先輩や美沙は知らないと思いますけど。かなり本気で、
怖いくらいに人事部長の事を考えてるみたいですよ」
額に汗を滲ませつつ榊は答える。
「それは、なんていうか誤解だな。玲子ちゃんの。そう言う事実は
ないんだよ、いいね」
to be continued
>455
そろそろ締めに行くんですが、ハッピーとバッド、今回のエンドはどっち?
458 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/06/30 22:00
455じゃないけど、バッドがいいな。あ、はじめまして。いつも楽しみにしてます。
普段なら話もできないくらいの上の人間に向かい、余裕たっぷりに和音は話す。
「気をつけてくださいよ、玲子先輩のようなまじめな人が思い詰めたら、怖いですよ」
「気をつける、って…」
無礼とも思える和音の言葉を咎めるのも忘れる榊に、和音は自分の名刺を渡す。
「なにかありましたら、もしよければ私の携帯に連絡を下さい。私、
玲子先輩には幸せになって欲しいんです」
と言うと、和音はスタスタと踵を返して歩き始めた。背後で榊が
何か言っているようだったが、聞こえない振りをしていた和音である。
翌日、和音は玲子と一緒に1階案内ボックス勤務についた時、
昨晩の話しを聞いた。
和音の思った通りに事態は進んでいるようだ。
榊は玲子と目を合わせようとせず、うわの空で食事を終えると、
そそくさと用事があるからと席を立ったと言うのだ。
あの日以来、セックスを要求せずに帰ったのは2度目である。
1度目は奥さんから携帯に連絡が来たためであるが、なにもないのに
急いで帰るのは初めてのことだった。
「和音さんのおかげね、これで榊部長から逃れられそう」
俯いて感謝の言葉を漏らす玲子。その色白で健気な表情からは、
美沙たちと一緒になって玲子を性的におもちゃにしていた自分を
責める色などなく、心から感謝しているのがありありと分かる。
それが和音にはじれったい。
「玲子先輩、そんなすぐ人を信じたりするから、亜矢子先輩に
酷いことをされるんですよ。言い方は悪いけど、もっと狡猾に
なってくださいね」
そんな後輩の叱咤にも
「うん、ゴメンね」
とにこっと笑いながら答える玲子である。
(あー、だめだこりゃ。でも、これだからこそ玲子先輩はみんなに
好かれて、敵も少ないんだろうな)
その数少ない敵が、よりによって親友の亜矢子だったと言うのも
酷い話であるが。
ともかく和音は、せめてもの贖罪に玲子を救おうと思っていた。
to be continued
>>458 色々考えてますよ(ニタッ)
これからもよろしくお願いします。
462 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/07/02 00:20
ようやく頭からここまで読み終わりました。
イヤー面白いですねぇ。
女性が女性をいじめるのって、
自分が実際に手を下さなくても、
他人の目にさらして羞かしがらせるとか、
言葉で辱めるとかいろいろなパターンがあって、奥が深いですよね。
それに男は射精してしまえば終わりだけど、
女性の責めは気がはれるまで続く。
とっても、萌え〜だと思います。
「あと、決定的に駄目押しがほしいんですけど」
「どうすればいいの?」
「言い難いんですが…ヘアスタイルをショートにしたらいいんじゃないかな」
怪訝そうな玲子に、和音は切り出す。
「それでね、切った髪の毛を、人事部長の自宅に送るの。人事部長の
デスクの引き出しでもいいわ。黒髪なんて送られて、喜ぶ人は
いないでしょうし、怨念がこもっているみたいで、榊部長、完全に
先輩を嫌になるに違いないわ」
長い間育んできたこの髪を切るのはためらわれた。しかし、それが
この忌まわしい生活から逃げられる早道なら、切るのも厭わない。
玲子は黒髪を切る決心をした。
そこに交代時間と言うことで、美沙がやってくる。
「和音、お疲れ。せっかく玲子と勤務なら、いじめてやればいいのに。
こいつのスカートまくってパンツの上から弄ったら…」
言い掛ける美沙に、和音は
「仕事中に馬鹿なこと言わないでよ、いつまでもガキなんだから」
と突き放したように言うと、持ち場を離れる。
「なんだろ、和音ったら」
友人の連れない態度に美沙は不可解そうだ。その後一時間は玲子と
美沙の勤務だったが、美沙はしらけたのか、なにも玲子に手出しを
してこなかったのだ。
そして翌日、玲子はしなやかなセミロングの黒髪を切り落として、
ショートヘアにしてきたのだ。
「どうしたの?失恋でもしたのかなぁ?」
意地悪く冷やかすのは亜矢子だったが、無論玲子の目的などはわからない。
その夜、榊と待ち合わせて食事をした玲子。
「へえ、似合うじゃないか」
玲子の顔色を窺いながらお世辞を言う榊だが、その切り落とした黒髪が
自宅に配送されてきたときには心底ぞっとした。
定休日で、自分がたまたま自宅にいて受け取ったからよかったものの、
もし家人が受け取っていたらどうなったことか。
慌てて玲子を呼び出して真意を聞くが
「奥さんと別れてくれないのですもの。私、本気ですから」
と言い捨てて、立ち去ってしまった。
(ああ、本格的にとんでもないことになった…)
頭を抱える榊だ。この分だとスキャンダルで失脚以前に、玲子に
刺されたりしかねない。
もう嫌だ、もうあの女に死んで欲しいなどと身勝手な事を思う榊だが、
ふと思いついた。
そうだ、大西和音だ、玲子のインフォメの後輩だ。
何かあったら連絡してくれと言っていた、いまがまさになにかあったとき、だ。
榊は和音の名刺をデスクから探し出すと、携帯に連絡をする
数日後、玲子は榊に呼び出された。
「ところで、亜矢子ちゃんが先に副主任になって、嫌だろうね。
ここは一つ、玲子ちゃんも副主任になってもいいんじゃないかな」
と言い出す。
「インフォメの副主任は一人ですよね。今度から二人制にするんですか?」
玲子が尋ねると、榊は勤めて平常心を心がけながら言う。
「いや、他の店に行くのはどうか、ってこと。いくらなんでも本店で
副主任をいきなり二人も置けないだろう。玲子ちゃんも他所の土地で
心機一転、自分を磨くのもいいんじゃないかな?」
そう言う榊の声は上ずり、緊張している。喉が渇くため、コップの
水をぐいと飲み干す。
(頼む、乗ってくれ。もう俺から離れてくれ)
そう願う榊だ。
玲子に手を焼いた榊は、和音に連絡を取った。そして密かに喫茶店で
相談をしたのだが、和音が提案して来たのは
「玲子先輩には幸せになって欲しいけど、いくら玲子先輩が榊部長を
好きでも不倫はよくないと思う。でも、このまま諦めろと言っても言う事を
聞かないと思う。だからうまく言いくるめて遠く離れた店に転勤させれば、
そこで男でもできて、榊部長を忘れるのではないか」
と言うものだった。
藁をも掴む思いで、榊はその提案に乗った。実は和音の手のひらの上で
踊らされているのだが。
どうだろう、と迫る榊に玲子はすぐには返事をしない。
即答はしないように、と和音からアドバイスされているからだ
「大阪店なんてどうだろう、食い倒れと言うくらいだから美味い物も
食えそうだし」
必死に勧める榊を一瞥する玲子は
「まるで私が邪魔、見たいですね」
とボソッと言う。
「ははは、そんなことはないよ、君のキャリアのためにだね、僕も考えて…」
などとお為ごかしに榊は色々と勧めていくのだ。
しばらく榊にしゃべらせておいて、玲子は不意に口を出した。
「名古屋なら…」
「うん、名古屋店がいいかい?」
「実家が静岡なものですから、両親のからだの具合も気になりますし、
実家に帰れとも言われています。名古屋なら実家に近いし、
副主任はどうでもいいですから、私も赴任したい気持ちはありますわ」
ためらいがちに言い出した玲子に、榊は喜色満面で
「おお、そうかい、親は大事だよ。近くにいた方がいい。じゃあ名古屋店で
腕を振るってもらおうかな。玲子ちゃんが行けば、名古屋店の評判も
上がるってものさ」
と言うと、二人でワインを注いだグラスを持って
「玲子ちゃんの新天地での活躍に乾杯」
と、さっそく転勤が規定事実のように言う。
玲子も呼応して
「私たちの未来に乾杯」
と言うと、グラスをぶつけて赤い液体を飲み干す。
皮肉にも、双方がこの相手と別れられるのを喜んでいた、最後の会食であった。
to be continued
それから程なくして、季節外れの人事異動が告知された。
数人の対象者とともに、名古屋店に転勤の玲子の名前も上がっていた。
「どういうことなの」
と亜矢子や美沙は驚いたが、真相など知るべくもない。
榊にしても、事情を話して自分の弱みを余計な人間にさらけ出すのは嫌なので、
亜矢子には「玲子の親の近い所にいさせて上げたい」という通り一遍の説明をしただけだった。
そして亜矢子には和音が
「このさい遠くに行かせた方がいいですよ。東京にいさせたら、ひょんなことから
秀哉さんにバラされないとも限りませんよ。それに、亜矢子先輩に完敗しての
都落ちじゃないですか。惨めな玲子の締めくくりに持ってこいですよ」
と囁いた。
仕事もプライベートも充実している亜矢子にとって、玲子などもはやどうでも
よかったし、自分から遠い所に行くのなら、それでもいいやくらいに考えていた。
自分に完敗しての都落ちと言うのも心をくすぐる。
(残った同期二人、勝ちは私で負けはあんたね)
と愉快がってもいた。
しかし収まらないのは美沙である。
せっかくの性的なおもちゃの玲子に逃げられるのは納得がいかなかったが、
榊がそれを決めて、亜矢子が黙認するのならもう口を出せなかった。
しかし、お別れまでの最後のご奉仕とばかり、仕事が終わると玲子を
自室に呼んではオナニーをさせたり、自分のクリトリスを舐めさせたりと
こき使うのだった。
そして玲子がいよいよ名古屋店に赴任すると言う前日、寮で玲子の
送迎会が行われた。
寮生のほぼ全員が出席で、寮の食堂で行われた。和音も玲子の辱めを
防ごうと参加を申し出たのだが、同期でもなくましてや寮生でもないので、
却下されてしまったのだ。
ビール、ワイン、ジュース、ウーロン茶などの飲料や、寮の厨房を
使わせてもらって作った唐揚げやサラダ、サンドイッチなどの手料理、
買ってきたチーズやクラッカーなどのつまみ類がテーブルを飾る。
「残念ながら私たちのよき仲間であり、インフォメーションの誇りであり、
銀座本店の華とも言われた藤沢玲子さんは、ご両親のことが心配でもあり、
実家に近い名古屋店で勤務をすることになりました。玲子さんの
名古屋店での活躍を祈って、乾杯」
親友と目される亜矢子が乾杯の音頭を取った。
乾杯、と出席したほとんどの寮生がグラスを掲げる。
玲子も主賓席でグラスを煽っていた。
(これでようやく、つらい毎日から別れられる)
と安堵の思いだった。そして助力してくれた和音には、ハンドバッグを
プレゼントしていた。
「こんな高そうなの、いいんですか?」
と和音が戸惑ったが、玲子は微笑んでそれを手渡した。
秀哉からのバースデープレゼントだったバッグを、新しい勤務地の
名古屋まで、持って行きたくはなかったのだ。
過去は全て捨てて行きたかった。
和音もそれと察して、バッグを受け取っていた。
「大切に使いますね」
と、休憩時間にこっそりとやり取りしたのをぼんやりを思い出す玲子の
耳元で、邪悪な囁きが聞こえる。
「分かってんだろうね、恥の掻き収めをしてもらうからね」
にっこりと微笑みながら、玲子に恥ずかしい真似を強要するのは亜矢子だった。
to be continued
エロとオカルトは長くなるほど駄目になる
酷いこと言うなぁ。
厳しい意見とか注文は嬉しいです。
賞賛レスも嬉しいのですけど、気になった点などを指摘していただけたら、
よりよい作品に昇華できますから。
479 :
モ ◆mw0rQCALo2 :03/07/04 04:52
エロだけなら長くなるほど駄目になるかもしれないが、
このスレは話の「流れ」がメインだと思ってる。
俺はおもしろいとおもうけどな
でも最近はその「流れ」も一本調子になって来てるような気がしてきてますので
>1なんとかしろ。
480 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/07/04 09:29
>恥の掻き収めをしてもらうからね
(・∀・)イイ!
これから最後の羞恥責め!!
玲子さんにはたっぷりと恥をかいてもらいましょう。わくわく。
でも、徹底的に恥をかかされたら、最後はハッピーエンドじゃなきゃ救われないなぁ。
おかずとして読むんなら、ラストまで使いたいけれど、
小説として読むなら、読後の爽快感がないと2度と読まないな。
481 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/07/04 14:37
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482 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/07/05 01:46
>>480 禿同。
ラストはハッピーエンドにして欲しいなぁ。
その代わり玲子にはここで、
死ぬほど羞かしい思いを味わってもらうって事で・・・
483 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/07/05 09:56
ラストは、こういうのどうでしょう?
ミサの妹が参加。
その妹は、まだ小学生で身長155cm 80kgくらいの体型。
すごくパワーがある。
ミサが、嫌がるレイコにタイマン勝負させる
悲しいかな非力なレイコは、ミサの妹にボロゾウキンのように
されるというのは興奮に値しますが
いかがでしょう
美沙と二人で最後の玲子への辱めを考えて、それをこともあろうに玲子の
送迎会で行わせようとしていた。
事前になんども教え込まれ、ためらうたびに尻を叩かれたりバストを
揉み潰されたりした。
「酔った振りをしてオナニーをさせちゃおうよ」
と最初美沙が提案していたし、亜矢子は
「それはやりすぎよ。そうね、自分のビラビラを指で開いての特だし
ストリップなんていいかしら」
と面白がっていた。無論そんな事を送迎会でやらせるつもりはないし、
もしやらせても誰かの強制によるものだと、事件になるだろう。ただ玲子の
不安を煽って、最終的に酔った振りで済まされるような破廉恥な
行為をやらせようとの思惑であった。
もし実行しなければ、言わずと知れた恥ずかしい写真をばら撒くと言われていた。
(やるしかない、これでこの悪魔のような人たちと、離れられるんだもの)
同僚たちが口々に
「玲子元気でね」「寂しくなるなぁ、メール頂戴ね」「遊びに行くから、
名古屋の美味しいお店チェックしといてよ」
と主賓席に近寄っては語りかけてくる。
その同僚たちと別れを惜しみながら、玲子は強制された見世物を演
じさせられることに気を取られていた。
宴もそろそろ終わりに近づいてきたあたりで、亜矢子が玲子に近づき
「ほら、そろそろやれよ」
と目でけしかける。
仕方なく玲子は立ち上がった。玲子の頬は赤くなっている。それは送迎会で
酒を飲んだためではなく、これから始まる羞恥の仕打ちのためだった。
できることならアルコールを煽って、この辱めに望みたかった玲子である。
だが、しらふで恥を掻かせてやろうと、亜矢子が玲子のそばにつきっきりで
ウーロンハイを差し出すように見せて、単なるウーロン茶を飲ませていたのだ。
紅潮した頬のせいで外見は酔っているようにも見えるが、
玲子の頭の中は醒めて、はっきりとしている。
(やらなくちゃ、これで最後なんだもの)
玲子は自分が腰掛けていた椅子に立ち上がると、何事と驚く同僚たちに向かい
「えー、本日はこんなステキな送迎会を開いてくれて、嬉しいです。
お別れに、私の持っているエルメスのハンドバッグを、どなたかに
プレゼントしたいと思います」
と言う。
途端におー、という歓声が沸き起こった。
「誰にプレゼントするの?」
「あー、私欲しいなー、でも、プレゼントするのは亜矢子先輩じゃないの?」
などという声が沸き起こる。
勤めて平静を装い、玲子は途切れ途切れに説明しだす。
「誰か一人、だと不公平になります。みんないい仲間だし、差別は
したくないの。だから…」
言いよどんでいると、近くから射るような亜矢子の視線が突き刺さる。
しょうがない、と覚悟を決めた。
「これから、その…私のお尻で、文字を書きます。それを当てた方に、
プレゼントします」
ついに言い終えた玲子は、顔を真っ赤にしながらも、後ろ向きになると
スカートに手を掛けた。
スカートが落下して玲子の足元に花を開かせ、玲子の下半身はナイロン製の
白いパンティ一枚になった。
大人しく清楚な玲子の意外な振舞いにざわめく一同だが、
亜矢子と美沙だけはほくそえんでいる。
「じゃ、じゃあ行きますからね」
玲子は震える声で言うと、両手を頭の後ろで組んだ。そして丸く優美な
盛り上がりを見せる尻を動かしていくのだ。
to be continued
>>480>>482 ハッピーエンドですか、、、
じゃあ考えて見ます。
ちなみに月曜から金曜までまた、地方に行きます。
どなたか保全をお願いします。
いってらっさい!
気をつけてね!おみやげまってる!
493 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/07/07 14:17
今日の保全
495 :
名無し戦隊ナノレンジャー!:03/07/08 14:05
保全age