【書籍】ペリーヌ、トム・ソーヤー、ビッケ...名作アニメのキャラクターが瑞々しいイラストで蘇る！初の画集『関修一の世界』

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51mxe894HCL._SS400_.jpg

　『小さなバイキング　ビッケ』『ペリーヌ物語』『トム・ソーヤーの冒険』
『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』『私のあしながおじさん』『トラップ一家物語』
『ボスコアドベンチャー』......。一連のタイトルを見て胸がキュンとなった人はもちろん、
アニメ黎明期の空気を知りたい人、アニメーターを目指している人などに朗報！
　これらの作品のキャラクターデザインを手がけたアニメーター・関修一氏による初の画集
『関修一の世界　キャラクターデザイン・ワンダーランド』が、4月21日、東京書籍より発売された。

　関氏は日本のテレビアニメ黎明期である1967年に業界入りを果たし、背景美術でキャリアを
スタートさせたのち1969年に『忍風カムイ外伝』で初めてキャラクターデザイナーを担当
（当時はまだキャラクターデザインという肩書が存在せず、単に「美術」と呼ばれていたそうだ）。
以降47年もの間、アニメーター・キャラクターデザイナーとして活躍しているアニメ界の大ベテラン。
2009年より、自身が生み出してきたキャラクターの日常を描く描き下ろしイラストを発表する個展も開き、毎回大盛況となっている。

　しかし、関氏本人としては個展を開くまでは果たして自分にはどれほどのファンがいるのか想像もできなかったそうだ。

「展覧会をやるようになって"もっと早くこういう催しをやってほしかった"という声が多く届くようになって、
びっくりすると同時に感謝しています。小さい頃に私のキャラクターを見て励まされていた、という
声もありましたが、そういう方に出会うことで私も"また描かなきゃ"という力をもらっています」（関修一氏）

　この声援が後押しとなり、現在までに個展は4回開催。そこで発表されたイラストの点数も数知れず。
今回の画集にはこの作品群と描き下ろしの新作が収録されており、関修一という名前を知らなくとも、
誰もが一度はどこかで目にしてきた有名キャラクターたちがフルカラーで描かれている。

　それにしても、関氏の描くキャラクターのなんと瑞々しいことか。ページをめくるごとに、
キャラクターの息遣いや生活音が紙の向こうから聞こえてくるかのような生々しさと存在感。そして
繊細さとある種の艶っぽさに圧倒されるばかりだ。個人的な感想になってしまうが、とりわけ
『ペリーヌ物語』の主人公・ペリーヌの表情を大きく描いた「ペリーヌ13歳の旅立ち」は白眉である。
関氏が『ペリーヌ物語』で挑戦したシンプルなラインを残しつつ、そこはかとない色気を感じさせるリアルなタッチがたまらない。

「キャラクターデザインをするうえで、森康二さんからは多大な影響を受けました。あの人ほど少ない線で
立体的に形を取れるアニメーターはいないと思います。『ペリーヌ』の前に森さんがやられていた
『アルプスの少女ハイジ』を見て、"アニメでこういう作品もできるんだ"とガツンとやられたような気持ちに
なったことを覚えています。その後の作品だから、『ペリーヌ』のキャラクターデザインをした時はえらく緊張しましたね」（関氏）

　そう当時を回顧する関氏だが、40年近くの時間を経て描かれるペリーヌの表情は、
アニメの作画に比べてより温かさと柔らかさが感じられる、"優しいタッチ"になっている。

（>>2につづく）
http://topics.jp.msn.com/entertainment/general/article.aspx?articleid=4139555

東京書籍｜『関修一の世界　キャラクターデザイン・ワンダーランド』
http://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/80838/

　そのほか、バイキングたちの賑やかな日常がポップなタッチで描かれる『小さなバイキング　ビッケ』、
19世紀のアメリカの風景の中で元気に駆け抜ける少年たちの姿を捉える『トム・ソーヤーの冒険』など、
ページをめくるごとに各作品のキャラクターたちの日常風景が躍動感たっぷりに描かれている。
キャラクターたちが送っていたであろう、劇中では描かれなかった日常のワンシーンを
切り取ったスナップショット集。そんな印象も受ける一冊となっている。

　また、本書にはイラストのみならず関氏のキャリアを思い出の写真とともに辿った仕事一覧や、
ラフイラストなど秘蔵の資料とともに、いかにしてキャラクターデザインが完成するかを追いかけたテキストが収録されている。

　さらに『アルプスの少女ハイジ』をはじめ「世界名作劇場」シリーズを数多くプロデュースした、
現・ベガエンタテイメント代表取締役・松土隆二氏、「世界名作劇場」シリーズで共に作品作りに
勤しんだ楠葉宏三監督、関氏に憧れて業界に入ったという寺本幸代監督（代表作は映画『ドラえもん　のび太のひみつ道具博物館』など）を
交えてアニメ業界黎明期の思い出を語る座談会が収録されており（宮崎駿、高畑勲などなどアニメ黎明期から
活躍する大御所たちの名前がバンバン飛び出してくる！）、そこかしこで関氏のキャリアの偉大さと
人なつっこい人柄がうかがえることだろう。魅力的なキャラクターを生み出すアニメーターとは
どんな人間なのか、という視聴者の素朴な疑問にも答えてくれることだろう。

　イラストとテキスト。そして秘蔵の資料から、幼き日の僕たちが親しんだキャラクターたちを
より身近に感じることができるようになる。そんな思い出がいっぱい詰まったアルバムのような一冊だ。

（了）

ＣＲ世界名作劇場の続編でも出るのかな？

スクウェアのトムソーヤー

ハイジの森さんより、さらに線が少なくなった印象かな。
でも色なしのシンプルな線だけで区別がつくのはやっぱ凄い。

で、気になるお値段144ページで3000円か。
まあ仕方のない値段かもなあ。

セバスチャンとかパリカールとかルクリおばさんで

ペリーヌだけほしい
高すぎる

ＣＲ世界名作劇場の続編のステマか

ああ、ビッケは大好きだったな〜なつかしい。

ふしぎな島のフローネなつかしい、トムソーヤの冒険も好きだった

ペリーヌ物語は好きだった
でもラストだけ見逃したんだ orz

名作劇場といえば関キャラ。って人も結構多いんだろうが
担当した作品が世間的にマイナーなんだよなぁ…

森、小田部は頻繁に地上波で流れて、得してる感が強い。

ペリーヌだけなら、買うんだが・・・

関智一って絵も上手いのか…
知らなかった…すげえ…

キャラ表なら欲しいけどイラストはいらんなあ

絵で中身が台無し。特にペリーヌ。リメイクすりゃいいのに。

水彩画タッチで見るのは新鮮だな
温かみが増している

>>17
何話か忘れたけれども、アニメでペリーヌの旅の途中
雨上がりに虹が出るシーンがあって水彩画っぽい風景で、綺麗だったよ。

地上波でペリーヌ物語を見たいけれども、今時ウケる話ではないという

現在公開中の「劇場版ドラえもん」の原画もやっているのだから
パワフルな方だ

>>14
ボケで言ってるんだと思うが、本当に関智一も絵上手いよ

最後宝石になっちゃうんだよな

あしながおじさん→トラップ一家の頃が一番好きだった
特にジュリアとイヴォンヌ姫は、乗ってる車・服・持ち物全部凝ってて
そういうの見てるだけで楽しかった

ビッケとトム･ソーヤーの冒険って同じ人が書いてたんだ
両方好きだけど知らなかった

ドイツの実写版ビッケは
あのキャラまんまの人間を良くもまあ揃えたもんだよな

フローネは子供の時に視たらブスだと思ってたけど、大人になってから視ると
結構可愛いと思うようになった

イラストの中にシンドバッドもいるのね

空港に置いといたら売れるんじゃないか

>>18
関東に住んでてＴＯＫＹＯＭＸ見られるなら、水曜日の朝にペリーヌ物語放送してるよ。

>>25
同意

この人自身もいってるけど、確かに可愛い絵柄ってわけじゃないよな。
でも名作劇場って関修一さんのキャラクターが一番生き生きとした表情を見せてくれる。

名作劇場ってストーリーはもちろんだけど、OP・EDの曲がまた良かったな〜
タイアップとかじゃなくてストーリーに沿った歌詞が良かった
大好きだったのはトムソーヤのOP・ED。ペリーヌのEDは映像が楽しかった記憶が

>>31
トム・ソーヤーのはいいね。
冒頭の皆でムカデ歩きやってるのとか、ハックと二人で走りながらこけてぐるぐる回っていくのとか、実に楽しそうでいい。

シンドバットの絵多いのかな
マナル姫やズガール、青の大魔王とかもあるのかな？人間に戻ったシェーラ姫は
ど根性ガエルの京子ちゃんみたいだったけどｗ

>>33
シンドバットでは、美女、実は牛頭の魔物のねーちゃんが好きだった。
なんて名前だったっけ・・・

>>34
それがズガールだよ
魔女っ子メグちゃんのノンみたいな感じの人（正体は牛だけどｗ）

>>35
そ、そうだったのか！
ありがと！

ペリーヌの足のアタリ線が残って
透けスカートみたいになってエロいんだけど
わざと残してるのかこれw

シンドバットの冒険でアリババがメチャ好きだった

「ふたりのロッテ」と「おちゃめなふたご」もキャラデこの人？
ちょうど土曜夕方の夕食時で見ながら食べていたよ

>>39
そうだよ
制作会社が違うせいか権利関係で収録してないんかな

ビッケといえばCGリメイク版の顔が怖い

『私はどうながおじさん』