【漫画】未単行本化作品をオンデマンドで紙の単行本化する「Jコミで印刷できるってよ」 11月3日からβテスト

最近マンガ業界で増えている、ある現象をご存じでしょうか。

それは、
・単行本の1巻目は出たけど、2巻目が（描いたのに）出ない
または
・そもそも1巻さえ出ない
という現象です。

最も多いのは、WEB連載が単行本化される場合かと思います。WEB連載というのは、
その殆どが「ネット上で連載マンガを無料で読んでもらい、紙の単行本の売り上げで収益化する」
ビジネスモデルとなっています。

そうなると、どうしても
1. WEB上で連載スタート。
2. 紙の1巻の売り上げがイマイチだった。
3. 残念ながら打ち切りが内定する。
4. 採算が取れなそうなので、2巻は出さないことにする。
5. 急に連載も終わる。
というパターンが増えてしまうのですね。orz

出版社だって営利企業ですから、別に「採算が取れなそうでも、必ず全ての作品を単行本化せよ！」
とは申しません。

しかし「1巻目を買った読者」はどうなるのでしょうか？
2巻分の話が存在するのに読めないだなんて、ちょっと可哀相すぎやしませんか？

雑誌連載なら、雑誌から切り取って保存する手もありますが、WEB連載ではそれも無理です。
別にWEB連載だけでなく、実はこの不況のあおりで、各雑誌出版社も「連載作品を単行本化する
ハードル」を結構上げているようです。一部の漫画家さん達は、これをよくご存じですよね。

・・・そこで、この現象に対する、Jコミなりの解答を用意いたしました！
名付けて、「Jコミで印刷できるってよ」 システム！！（笑）（11/3〜）

これは、
・Jコミに掲載された作品を、ボタン一つで「紙の書籍」として印刷し、約一週間で読者の手元にお届けする
という、画期的なサービスです。（専門の印刷業者さん（※製本直送.com）と提携いたしました）

今回はβテストであり、まずは1ヶ月という期限を設けて実際に印刷＆配達し、
問題が無いかどうか調べてみることにしましょう！

先生方への印税として、定価の50％を設定しました。実は残りの50％は全て印刷費であり、
Jコミの取り分は例によって0％です。

そして、最初の実験ということで、今回はJコミで「未単行本化作品」タグがついている作品だけを
取り扱ってみます。すなわち、「単行本化されていないはずの作品」が突如、紙の印刷物として
この世に出現するのです！

・・・いかがです。読者もですが、むしろ漫画家先生たちの方が欲しくなってしまうのでは？！（笑）

（株）Jコミの中の人
http://d.hatena.ne.jp/KenAkamatsu/20131101/p1

■ 概要
・11月3日から11月30日までの間、「未単行本化作品」タグが付いている作品だけに、
　「Jコミで印刷できるってよ」ボタンを設置。
・このボタンで注文したユーザーのもとに、紙媒体で書籍化された作品が、印刷会社より
　一週間程度で直接郵送されてくる。
・オンデマンドで、1冊から印刷物化できる。
・サイズはB6版（一般的なマンガ単行本と同じ）。表紙はカラーで、本文は全てモノクロ。
・定価は、印刷費の倍に設定。印刷費以外は、全て作者の取り分とする。つまり作者印税は50％。
・ただし、クレジットカードの手数料だけは、先生方へのお支払金額から差し引かせていただきます。
・印刷画質は、雑誌のスキャンデータから印刷した場合はそれなりに落ちますが、
　それでもなかなかの精度です。

さて、この「Jコミで印刷できるってよ」システムでは、
・漫画家先生方は何もする必要が無い。
・その割に、ハイリターンを得られる可能性がある。
・未単行本化作品が合法的に「紙の本」になるので、コレクター大興奮。そして実は作者も楽しい。
というメリットしか見当たらず、更に

・未単行本化作品は、つまり「出版社が自分のところで単行本化してあげられなかった」作品であって、
　出版社としても文句は付けにくい。
・むしろ、これで2巻が販売されれば、出版社が持つ1巻の在庫がさばける可能性がある。
・すでにJコミで無料公開している作品群なので、収益分配が単純明快。
という安全性もあって、参加NGという先生はゼロでした。（笑）

気になるお値段ですが、表紙カラーの紙質や製本方法によって、結構変わってきます。

例えば、がぁさん先生の名作『デッドコピー』（99p・未単行本化作品）ですと、
最安コースの「表紙加工無し・ホチキス綴じ」で、印刷費270円 ＋ 印税270円 ＝ 定価540円（＋送料180円）
見た目が上質な「表紙マット加工・無線綴じ」なら、印刷費460円 ＋ 印税460円 ＝ 定価920円（＋送料180円） となります。

ふくやまけいこ先生の『ファンテール』（167p・未単行本化作品）でしたら、
「表紙加工無し・無線綴じ」を選択すると、印刷費580円 ＋ 印税580円 ＝ 定価1160円（＋送料180円） です。

表紙カラーの加工や綴じ方は自由に選択できます。

巻数が増えたりページ数が多かったりすると、当然高額になります。
例えば佐藤マコト先生＆伊月慶悟先生の未単行本化作品・『逃亡医F』の3巻全部を
「表紙マット加工・無線綴じ」で注文すると、3巻とも軽く200ページを超えていますので、
・（印刷費860円×3）＋（印税860円×3）＝ 定価5160円（＋送料525円）

・・・う〜ん、結構5000円超は高いかも？（^^;）
しかし2500円は作者先生の収入になるわけですし、例えこれを印税20％に下げたとしても、
買わない人は絶対買わないと思うんですよね。だったら印税50％のインパクトを取りたいと思い、
βテストではそう設定してみました。（※定価は全て消費税別）

というわけで、ぜひ「Jコミで印刷できるってよ」のβテストで気になる作品を購入し、
以下の点のチェックをお願いしたいのです。

1. 読んでみて、画質はどう思ったか。
2. 値段はどう感じたか。印税50％は実際どうなのか。
3. ちゃんと一週間以内に郵送されてきたか。

βテスト販売は、11月3日から11月30日までです。よろしくお願いいたします。

今回のβテストが成功したならば、
・1巻は出たものの、結局2巻が出なかった
・そもそも1巻さえ出なかった
という作品群を、きっと紙の本として救済していくことが出来るようになるでしょう。ご期待下さい！

※具体的な価格計算表はソース参照。

赤松は好きじゃないが
漫画界のために頑張ってるのは認める

マガジンの新連載頭にちっとも入ってこないが
赤松は確かにがんばってる

イブニングでやってたなりひらばし電器商店は
３巻がでないかわりにネットで読めるようになっている
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/special_detail.php/02134/8495/
こういうのが印刷できるとファンにとっては嬉しいよね

しかし一話とか二話が読めるのはよくあるけど
最終３話が無料配信って前代未聞じゃないかと…

マカロニほうれん荘の単行本未掲載作品なら買う。

赤松ならTRPGリプレイに顔を出してたよ！
ＡＩとま好きだったんだがなぁ

徳光康之の最狂超プロレスファン烈伝の４巻は講談社からは出なかったけど
のちに大幅に描き下ろしを追加してまんだらけから発売された
紙質のいいコンビニコミックみたいな単行本だったけど、これもそういう単行本なのかな

ネットの正しい使い方だわ
しかしよく自分の取り分ゼロでここまでやるもんだわ

プリキュアみたいな版権バリバリの作品は無理かな

>>10
ゼロってことは裏があるってことだよ。

>>1
大変魅力的だとは思うけれど、大量生産によるコストダウンが期待できないから単行本1冊が同人誌並み（千円以上）の価格になっちゃうのかな？

これ、1人一冊から申し込めるのもいいけど、たのみこむみたいに、
100人たまってから申し込むと安くなったりするのかな。
で、100人になるまで申し込んでおくとかやって、
100人になったころに、安く届くみたいな。
まぁ、とにかく、いいことだわな、本来のネットの有意義な使い方だな

>>12
まぁ　そうだよな
普通に考えて

問題は単行本化しなかった漫画はやっぱりあんまり面白くないこと
作家自身の熱狂的なコレクターがどれだけいるかなんだよな
少なくとも今のJコミのラインナップで欲しくなる作家はいないや

ガケップチ・カッフェー の残りと
格闘王物語 ビュンBOY! の未収録部分が欲しいなー

格闘王の方は国会図書館でコピーしてきたけど

赤松は本業で稼いでるからできるんだろ

第六大陸が危うく最終巻だけ発売未定になって放置されてたのはキレそうになった
なんとか出たけどＳＦ冬の時代だわ

ほー、おもったより良心的だな
燃えるお兄さんの用務員の話だけ欲しいお

このままでいくと、もしかして赤松社長で出版社立ち上げそうな勢いｗ

赤松が色々と頑張っているのは認めるが、赤松の漫画は確実に面白くなくなってきている。

jコミでweb連載して、単行本欲しかったら印刷注文って流れになると面白いかも

>>23
それはひとつのアイディアだけど
誰彼かまわず状態だと新都社みたいになってしまう

安永航一郎先生の「超感覚ＡＮＡＬマン」、続きが読める日が来る・・・のか！？

>>25
あの一巻は傑作集だったからなぁー　つーかやばそうなピカチュウネタを
先に単行本化してるとこからみて一巻も再販できねーんじゃないの？

戦国甲子園の最終刊を所望する

絶版した作品そのままじゃなくて巻ごとに新たに描き下ろし付けて欲しい

約一週間で読者の手元にお届けする

【PR】

チャンピオンで2000年頃に連載されてた黄泉の影郎っていう作品、打ちきりで単行本化してないしネットでも見つからないし
こういうサービス参加してくれないかな
マジでほしいわ

きむらひろき先生のワズラ2巻と南条アキマサ先生のスピリッツ2巻以降が読みたい。

絶版不人気の漫画本3冊に5,000円、送料込みで5,685円はさすがに出せんわ

まぁ、2,500円を作者にお布施できると思えば
ファンにとっては悪くないのかもしれないけど

作者の短編集とかで1冊に収まる分量なんかがちょうど良さそうだな

大同人物語って、単行本未収録ぶん
どれくらいあったっけ。

出版社と対立したくない姿勢は明確に伝わってくるけど
むしろ、もう新作でやれよ と思うわな

漫画雑誌売上減→漫画が掲載されないから、単行本出してもらえない(原稿料･印税なし)
→漫画家困窮

漫画雑誌が売れないんだから
もはや大半の漫画家が今後は半同人活動に成り下がるのが目に見えてるだろ
そう考えれば、今回のJコミの企画はかなり画期的だわ
後は、漫画家個人がどれだけセルフプロモーション出来るかに掛かってるな

>>33
印税のインパクトって言ってるし、今までの言葉見ても、赤松は読者が直接作家を支える時代を作りたいんだろうな
売れ線じゃないけどオレは好きって作家にこれからも描いてもらうためと考えたら、出せない金額じゃない
でもいずれ既存出版からメチャクチャ叩かれそうだよな

単行本化して欲しい作品がJコミに登録されてないんだよなあ…
多少値段高くなってもいいからリクエスト機能も追加してくれ

>>16
△やっぱりあんまり面白くないこと
○多くの人にはあまり受けないこと

この企画は最初から同人誌的なものとか俺得とか希少性、
他の人が欲しがらない、他人と違うって事に興味を持つ人向けだし

大量に売れないのがわかってるからこそ
作家の取り分を増やしてるわけで
この方針は間違ってない

5000円で買えないひとは3000円でも買えない

注文が多かったら安くなるとかは無理か

狭い家にすむ俺には電子書籍がありがたいんだけどな

ブックオフ・まんだらけ・駿河屋で買い取ってくれるんですかね？

斎藤カズサのVan-ditz欲しい
あと岡田あーみんの色々

>>25
火星人刑事の最終巻を先にっ！！
確かにＡＮＡＬマンの２巻も読みたいが・・・

>>20
封印作品は別だろ

矢吹神の迷い猫オーバーランの未収録分がほしいわ

ふたご先生の歴代のプリキュア漫画、かわいいし面白いんだけど未単行本化ばかりなんだよなー、こういうのこそやってほしいお

久米田先生の南国アイスホッケーの「ホーモーアローン」を読みたい

>>39
> 5000円で買えないひとは3000円でも買えない

元々不人気で絶版になった漫画にそこまで一般的な価値無いから
目新しい商品だからと言っても、マニア垂涎のプレミアム商品では無いしな
作者に気前良くお布施してやるつもりが無ければ、web上で無料で読める漫画の単なる割高商品
だから、お布施しても構わない額にも限度があるってことだろ
お布施に5,000円払うって大変なことだぞ
こういうのは気持ちの問題だからな 5000円払うか3000円払うかの違いは重要
だから、5000円は払えないけど、3000円なら払えるかもしれないという人を馬鹿にしてはいけない

むしろ、より作者の利益を上げることを考えたら、web上の無料閲覧版を選択的に廃止して
紙のオンデマンド版のみにすることも検討の余地がある

コミックゲーメストのアレとかソレとか…

貞本義行の漫画デビュー作「FINAL STRETCH」や当時の読み切り数本、短期集中連載だった「18Rの鷹」などの少年チャンピオン掲載作も今まで単行本化されてないよな、読みたい。

>>51
あれ面白かったよな
できることならもう一度読みたいと思うんだけど

オンデマンドならいっそ、自分だけのオリジナルアンソロジーとか組めたりしないのか

ファンロード掲載の
聖闘士ダ星矢
と
風魔のセ小次郎
が欲しい

>>7
あぁ、あれってやっぱり全話収録してないのか
どうも雑誌で読んでた話が入ってないとか思ってたら・・・。

うらわざえもん

>>22
自分の漫画家としての技術や才能の衰え、流行との解離を自覚しているから
こんなビジネスおっ始めたのもあるだろうな

>>55
鴨川つばめ先生がセレクトしたって話もあるそうだよ
末期はホント、酷いのも多かったしね

>>52
18Rの鷹の主人公は少し碇シンジっぽかったかな、今にして思えば。
今の貞本よりかなり粗削りな絵柄だったけどバイクや車の疾走感の描写が同時期の750ライダーより上手かったので結構記憶に残ってる。

>>59
ヤングエースあたりでバイク漫画やってくれないもんかなあ
8Pくらいでもかまわないから

>>47
おはなしブックというのが出てる

ついに貯金戦士キャッシュマン2巻が出るか

結局、電子書籍って要らんかったんだなｗ

とりあえず二冊購入してみた
予想してた代物よりイイ感じの出来で5日くらいでヤマトメール便で届いたよ
もしかしてオンデマンドといいつつ、あらかじめ何冊か印刷・製本してあるのか？　　　　　　　　　　　
ただ、原稿からではなく印刷されたモノからのトレース起こしらしく、若干荒いのが難点かな？

秋田書店系で欲しいのがいっぱいあるわ

俺は4コマ系だな

ほしいのだらけ