【業界】『進撃の巨人』だけじゃない！ アニメ現場の過酷な舞台裏

　アニメの作画崩壊や放送が始まってからのアニメーター募集、特典DVDつきで
発売される予定だった11巻がDVDの制作遅れによって発売中止になるなど、
何かと話題になっている『進撃の巨人』。しかし、作画崩壊が話題になったり、
アニメの制作が遅れているのはなにも『進撃の巨人』だけじゃない。
　放送20周年記念として制作されていた『美少女戦士セーラームーン』の新作アニメを
はじめ、『翠星のガルガンティア』や『ガールズ＆パンツァー』もOVAの制作が
遅れているようだ。こういった事態の背景には、アニメ制作の過酷な現状が
関係しているのだろう。
そこで、『アニメビジネスがわかる』（増田弘道/NTT出版）や
『アニメーター労働白書2009』といったものからアニメ制作現場の実態を見てみよう。

◇
　アニメ業界の過酷さと聞いてまず最初に挙げられるのは、制作費や給料といった
金銭的な問題。『オタク学入門』（岡田斗司夫/新潮社）にマンガ評論誌だった
『コミックボックス』で手塚治虫の追悼特集をやったときのことが書かれているのだが、
その追悼記事で宮崎駿は「昭和38年に彼は、1本50万円という安価で日本初の
テレビアニメ『鉄腕アトム』をはじめました。その前例のおかげで、以後アニメの
制作費が常に安いという弊害が生まれました」と語っている。
『アニメビジネスがわかる』でも、「放送局から支払われる金額のほとんどが
製（制）作費に満たない、あるいは全く出ないケースがあるにもかかわらず、
放送局が著作権や二次利用から生じた収入の分配を要求する」と書かれており、
かなり厳しい状況でやりくりしていることがわかる。
その結果、当然スタッフに支払われる給料も安くなる。
『アニメーター労働白書2009』で紹介されていたアニメ業界全体の2007年度の
平均年収は255.2万円。比較として出されていた民間企業の平均である437.2万円
という数字を見ると、その差がはっきりとわかるだろう。

　また、深刻な人手不足に陥っていることも大きな問題。
もちろん、制作費が少ないのでスタッフを雇えないということもある。
その結果、ひとりあたりの労働時間が増え、その生活に耐えられなくなって
ギブアップしていくものもいるだろう。実際、『アニメーター労働白書2009』によると、
アニメ業界の人の1日の平均労働時間は10時間半。
おまけに、月の平均休日数はおよそ4日。
こんな状態では、よっぽど好きじゃなければ続けられない。
でも、ただ人手が増えればいいというわけでもないのがアニメ業界の難しいところ。
やはりそれなりに描ける人でなければならないし、動画マンからシナリオや演出、
監督といった次のステップに進むためにはただ描けるだけじゃダメなのだ。
それに『アニメビジネスがわかる』によると、現場のスタッフだけじゃなく
優秀なプロデューサーや面白い作品を生み出すマンガ家、原作者も減ってきているよう。
もはや、これはアニメ業界だけの問題ではないようだ。

　さらに、どんどん日本のアニメ作品のクオリティが上がり、視聴者の目が
肥えてしまったことも大きな要因と言える。面白い原作が減ってきたので、
それを補うために動きの滑らかさや派手さ、映像のインパクトに力を入れざるを
得ないのかもしれない。なんにせよ、視聴者はより高いクオリティを求めているし、
日本のアニメーターには職人気質なところがあるので、彼らがより高いクオリティで
作品を発表しようとするのは当然。
しかし、時間や金銭的な問題で妥協せざるを得ない部分も出てくる。
その結果、作画崩壊やOVAの制作が延期になるといった事態が発生しているのだ。
そもそも、『進撃の巨人』もその高いクオリティが評価されて人気を集めている
部分もあった。だからこそ、時折みられる動きやデッサンの違和感に対して
「作画崩壊だ！」という声があがるのだろう。本来のクオリティが高くなければ、
手抜きやレベルが落ちたなどと言われることはない。

　どんなに作画が荒れたり制作が延期になっても、アニメを求める人々やそれに
応えようとするアニメーターは消えないし、日本のアニメにはそれだけの需要が
あるということ。過酷な現状が今すぐ解消されることはないかもしれないが、
アニメーターのみなさんにはこれからも頑張っていただきたいし、少しでもこの現状が
改善されることを願うばかりだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130626-00002383-davinci-ent

進撃の巨人って何が面白いの？

Ｐが５人とかいたらアニメーターに支払う金減らすしかないよね

最近スタッフロール見てたら女子ばっかりのような気がする

今更話題にすることでもない

進撃の巨人で作画とか抜かすのはもう病気に思えるけどなｗ

３０の素材で１００っぽく見せる技術

一方で１００作れる力で１２０のものをつくってるところもあるが

>>4
本名である必要はないんだぜ

押井がアニメの現場では必ず吊るし上げがあるって言ってて
ドン引きだったわ

たしかに今アニメ多すぎるな
面白いのは一部で大部分はどうでもいいアニメばっかだけど
まあテレビドラマもそうだしアニメに限ったことじゃないけどな

円盤商法以外に上手く集金する方法無いわけ？

石田敦子いま何やってんの

>　『美少女戦士セーラームーン』の新作アニメ
これは作画じゃなくて権利関係で揉めてるんじゃないのか？東映は納期は守るだろ。

散々円盤やグッズでぼったくっといてこのザマかよ

>>12
援交女が客の金盗んで毎週カープの負け試合見てハッスルする漫画描いてる

面白い原作がなくなったんじゃなくて
面白い原作を探す方法に豚の喚き声を使ってるだけだろ
性欲でしかものを見ていない豚どもの声を参考にしたところでクソみたいな作品にしか当たらないに決まってる

進撃で作画崩壊つー程のなかっただろ。他の回より崩れてるとか動かないとかはあっても

深夜アニメの割には回想とかあらすじとか多くてモヤモヤする

>>17
あんだけ総作監とか色々いたら死守は出来るけど
代わりに動かないカットが増えた

>>17
見かけ上はな。出して無いだけ
なんでこのカットが動いてないの？なんでBGOnly（背景のみ）なの？とか色々ある
まあTVシリーズで制作出来る様なクオリティ・体制じゃなかったってこと
ギャラとか時間とかの戦術的レベルではなく戦略レベルで敗北している
監督とＰ辺りは無能と言って良い

海外でアニメの人気があれほど高いにも関わらず違法ダウンロードで
ビジネスになって無いんじゃね。

｢進撃の巨人｣は作画崩壊ではなく“静止画ばっかり”ってところだろ
ラジオドラマだと思って寝ながらヘッドフォンして聞いてる(たまに寝落ちする)

いよいよ、CGに転向せざるを得なくなって来たんじゃね？

>>21
ビジネスビジネスって言うけれど、海外向けに発信できるアニメは少ないからね？
国内で爆死して海外進出どころじゃないアニメ
海外進出しようにも設定や作風レベルで海外に発信するには問題があって修正もできず、結局国内で流すしかないアニメ
そういうのばっかりでしょ？
馬鹿は世界に誇れる日本のアニメ〜なんて宣うけどさ

外人の違法DLは確かに問題だけど、自国に入ってくるのが絶望的だからそういうもんに頼るしかないってのもまた現実だと思う
このへんはアニメ発信者側のやる気だけじゃどうにもならないんじゃない？

>>22
他と比べたら動いてるほうだろ
日本が静止画中心なのは伝統だし

設定した目標に対してどれだけやれてるかって問題で他作品と比べても仕方ない

進撃厨のうざさは異常

地味に漫画関係者に喧嘩売ってる記事だな

>>23
CGにしてもTVアニメの予算じゃ大したものは多分出来んよ

>>25
動いてる所は大体アクション作画監督が描いてる
スケジュールヤバいし単価も多少いいくらいらしいから
拘束料出てない原画マンはあんなに動かす気にもならんだろう

作画崩壊じゃなくお天気カメラ・静止映像だったとこだろ
シカのとこはワロタ
あれ面白かったから円盤特典で収録されないかなあ

>>17
動いてる時は結構いいんだけど、引き絵の会話シーンとか完全に止め絵の紙芝居になってる時あるよな。

過去、一番酷い話は、ビューティフルドリーマーの周り込みの作画かな。
アニメーターが１月かかって作画したけど、１カットなので、3千円

俺の友人関係、アニメ関係者何人かいたけど
全員食えなくて辞めた

>>32
まあ、3000円なのが分かってて
1カットに１ヶ月もかかる周り込み作画をやる
アニメーターも頭がいいとは言えないけどなｗ
その馬鹿みたいな情熱で支えられてるのが日本のアニメでもある

中間搾取の酷さをどうにかしないと、末端のアニメーターの待遇改善はどうにもならん。

ただ、作画崩壊っつうても、エヴァ以前のアニメ知ってるおっさんにとっては
「こんなの、かわいいもんだろ」レベルの崩れだけどな。

実家通いか実家が金持ちで仕送りしてもらえるとこ
ぐらいしか生き残れないよな

でも金銭の問題じゃないのか、体力か

アニメの数をもっと減らして、ひとつのアニメに制作会社を複数使って欲しい

数うちゃ当たるの世界なので、一本あたりのコストを上げすぎるわけにもいかないんだよ。
3本分の予算使って、こけたら辛いだろ。

>>23
悪の華が〜ってキチガイが湧きまくるだけ。

>>36
アニメが面白いのは、その時の時勢もあるから沢山作るしかない。今春結構
出てるが評価されてるのってガルガンティアと巨人くらい。ヤマト2199でさえ
前評判ほどじゃないって言われてる。

ある程度売れるの確定してる成功作の2期とかは大金つぎ込めそうな気がする

>>35
体力と才能じゃね
むろみさんの監督みたいに若くしてメインスタッフやる人もいるし
なかなか動画から抜け出せない人もいるし

アニメ業界にかぎった話じゃないだろ。外食、介護、運輸、製造業も同じ

アニメは恵まれているほうだな
クオリティ高くない収録時間少ない一枚8千円の円盤をマラソンだ
なんだと言って買ってくれるんだから

買ってくれるからといってアニメーターのギャラが上がるわけじゃない

円盤買っても作画マンの懐は温かくならないのに
アニヲタって馬鹿なの？

>>44
アニヲタは続きが見たいから貢いでるんだよ

こんな状況じゃあ韓国に下請けに出すのも仕方ないわな
その結果ＪＣのように韓国ネタ仕込まれても文句を言うなって事だ

韓国と技術同じだからギャラ安い韓国に発注されるんだろう
ジョジョなんかほとんど韓国産だけど日本のオタは問題なく見ていたんでしょ

上で管理ができるなら外注しても割といける

進撃は時間も予算もそれなりにあったが、この体たらくなんだよ

ゆゆ式が作画クオリティーよく最後まで維持できたなって感じ。

>>47
韓国の方がギャラが安いわけでもないらしいが

>>50
あいうらも作画関係だけは良かった
5分アニメだから当然かもしれんが

電通が大量にお金持ってっちゃうから
制作にまで廻らないんだよ

>>47
プリティーリズムの前作を見てないからそういうことが言えるんだよ

>>52
あいうらは小木曽っていうBLEACHで評価高かった人とか
上手いアニメーター3人で作監も原画もほぼ全部回してた

>>54
今年のは揺り戻しで良い感じじゃないｗ

>>56
クレジットからわかる部分だけでも日本人スタッフの作画監修が大幅に増えてるからねー

今時は堅気の職場でもアニメ現場並みに過酷な低賃金労働が蔓延ってるので、もうアニメ特有って論調に違和感あるけどな
比較対照の「民間企業の平均である437.2万円 」ってのは東証一部上場企業の平均額で、日本のほとんどの企業はこれ以下な訳だし

好きな仕事で金が貰えるならマシじゃね？とか思っちゃう

一億総中流ならぬ一億総アニメーター流だなｗ

>>2
そういう事を話すスレではないw

>>5
むしろ現状をもっとアピールすべきだろうがアホ

>>58
好きで大金貰ってるスポーツ選手やタレントとかもいる
結局人がやりたがる仕事にはそのぶん競争で重圧も多いんだよ

動画マンに関してだけはアニメ業界特有って付けて良いと思うけどね
一日中描いてリテイク有、徹夜有、待機有で平均月８万とかじゃまともに後続育たねぇよ
そりゃちゃんと稼げる動画マンも居るこた居るけど才能に超恵まれた奴だし
そういうのはすぐ原画以上に行っちゃうしね

まあ、映画レベルならまだしも動画に一枚500円とか出せないからな
それやると原画や作監も単価上げなかったらバランスおかしくなる

>>58
一行目の「蔓延ってる」のには同意だが、三行目の「貰えるならマシ」は違うだろｗ、と。

みんなでより豊かになろうよ。　同じ低さ、になろうとするんでなくてさ。

アニメーターだけじゃ無く、監督級でも貴重な人材がここ数年亡くなってるからなあ。
原因の一つに過労とかも挙げられていたけど、育成の時間は長いのに、才能持った監督が
存分にそれを発揮しまくる前に亡くなるのは惜しすぎるとしか言えないわ。

>>65
社会が全体的にそれを共産主義とか言って叩く馬鹿ばかりになっちゃったからねえ。

でも、某居酒屋チェーン関連の騒動見ているとどうにもならんよなあ。
あそこまでの酷さでもまともな報道されないし、討論番組のネタにすらならないんだから。

面白い原作が減ってきた、か
マガジン関連は、日常に近い実写向きの作品が多いからねえ

講談社のアニメ向き（ファンタジー系統）で
星矢、変態仮面みたいに、思い出補正付きの、黄金期の根強いファン多数を得られる作品というと

・宇野比呂士　「天空の覇者Z」「キャプテンキッド」
・鷹氏隆之　「風使い」

ここらは、思い切りカネと技術をつぎ込んでも元がとれるだろう
特に、富士見の「風の聖痕」が商売になってるなら、元祖ともいえる、「風使い」は売れる筈だ

逆に、アニメ化の際、止め絵多用でも問題ない作風だと、「聖マッスル」「ガクラン八年組」
あと「地上最強の男 竜」あたりだろうか

ワタミの渡辺美樹がアニメ産業から身を興して財を成したのだとしたら、
どこもブラック企業だ何だ、騒ぎ立て無かったろうな
ワタミ並の労働してても渡辺美樹ほど稼げないところに、
アニメ業界の病巣があると思う