【鉄道】「京王れーるランド」車両展示などアトラクションの詳細発表−新施設10月開業へ

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 京王電鉄は5月30日、今秋オープンさせる鉄道をテーマとしたアミューズメント施設
「京王れーるランド」(日野市)について、アトラクションの詳細などを発表した。

 同社の電車・ 路線バス開業100周年記念事業の一つとして、新施設への機能移転が決まっている同施設。
現在、京王動物園線・多摩動物公園駅周辺では工事が進められており、
「子育てファミリーを中心にお楽しみいただける施設として一新する」と同社。

 新施設では延床面積約1020平方メートルの屋外施設を展開。
踏切警報器や遮断機、トンネルなどを設置して、現行車両「9000系」のミニ電車の
乗車体験を行うほか、京王線・京王井の頭線を走っていた車両5台の並列展示も行う。

 展示するのは、1940(昭和15)年に投入された「2400系」、
1959(昭和34)年〜1984(昭和59)年に使われた「2010系」、
1963(昭和38)年〜1996年に活躍した「5000系」、
1962(昭和37)年に導入され、京王井の頭線を走るレインボーカラーの電車として知られた「3000系」、
1972(昭和47)年に導入され、2011年に引退した「6000系」。
このうち「5000系」については、内部を見学できるようにする予定だという。

 屋内施設は2階建ての建物へと建て替え、延べ床面積を約277平方メートルから
約1190平方メートルと4倍強に拡充。
「6000系」のカットボディーを使った大型運転体験シミュレーターなどを展開する。
シミュレーターでは運転業務を本格的に体験できるよう、乗務員訓練の際に使っていた
CGを150インチの大画面を使って表現するなど工夫を凝らす。
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「お子さまから鉄道ファンまで幅広くお楽しみいただけるよう、列車種別、気象条件、
昼夜別など、難易度別の多彩な運転環境の体験に加え、運転技術の点数表示もできる」
とも。

 「鉄道会社の博物館では初」とうたう鉄道設備をイメージしたアスレチックコーナー
「アスれーるチック」も展開。線路の枕木を埋める砂利「バラスト」に見立てた
ボールプールや飛び跳ねることで電車や駅に関する音を鳴らして楽しむ「メロディートランポリン」など、
同社社員のアイデアを生かした新アトラクションになるという。
このほか、バスの実車展示やパンタグラフ、行き先方向幕などをスイッチで動かすなどして
電車の仕組みを学べるコーナーなども設ける。

 新施設は10月開業の予定。営業時間は9時30分〜17時30分。
入場料は3歳以上1日250円。

 現在の「京王れーるランド」は2000年に開業。多摩動物公園駅に隣接し、
鉄道模型のジオラマやプラレール、運転台からの風景を見ることができるビデオコーナー、
オリジナルグッズの販売コーナーなどを設ける。営業時間は9時30分〜17時30分。入場無料。

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