【アニメ】こうして愛知から「ガンダム」は生まれた！―“常識破りのプロデューサー”関岡渉氏に聞く

http://tk.ismedia-deliver.jp/mwimgs/b/c/450/img_bc0afe56b9aeafc51c9f83e8d8c6d4fc279629.jpg

　1978年のある秋の日の午後。新宿ルミネ内の喫茶店内で数名の男がテーブル越しに
顔を突き合わせていた。アニメ制作会社・日本サンライズ(現・サンライズ)の
制作スタッフたちと、当時、名古屋テレビ放送で制作部長だった関岡渉だ。

　当時、名古屋テレビでは日本サンライズが制作する子供向けの巨大ロボットアニメを
2本制作していた。番組で活躍するロボット玩具の売れ行きは好調で、スポンサーの
玩具会社から「ぜひ3本目を」という声が出ていた。3本目の名古屋テレビ側の担当は、
それまでの東京支社から本社制作部に代わった。そこで関岡が東京に出向いて、
3本目の企画会議に出席したのだ。関岡にアニメ番組を制作した経験はもちろんない。

　企画書を見せながらサンライズの担当者が切り出した。「視聴者の対象年齢を引き上げたい」。
過去2作の成功で、サンライズは自社の代表作となる作品を作りたいと考えていた。
作品名が「機動鋼人ガンボーイ」と書かれていたこのアニメこそ、後の「機動戦士ガンダム」である。

　主人公は暗く引きこもりがち。正義は敵味方どちらにあるか判然としない。子供には
難解なストーリー。従来のロボットアニメにしては非常識な企画だったが、関岡は即座に
「OK。これでいきましょう」と言い切った。路線変更も覚悟していたサンライズ側が
拍子抜けするほどだった。

　もし関岡が従来路線の維持を主張していたらガンダムは生まれなかった。では、なぜ、
関岡は”非常識”な企画をあっさり認めたのか。

　関岡は31年生まれ。歴史が好きで将来は学者になりたかった。大学院に進み
明治政治史を研究した。その後、女子高の社会科教師として教鞭をとる傍ら、
論文を書いていたが、名古屋テレビが開局に伴い社員を募集すると聞き応募したところ、
応募者6000人の中から採用された。
「僕が近代史を研究していたので、ドキュメンタリーでもつくらせようと思ったのかな」と関岡は述懐する。

　制作部に配属されスポーツ中継、歌番組などあらゆるジャンルを担当した。
印象に残っているのは力道山のプロレス。岐阜での試合を収録した録画中継を居酒屋で
酒を飲みながら見ていたら、自分が切り替えたカメラアングルのタイミングで、その都度、
店内が沸いた。視聴率60％。この瞬間、全国で6000万人が自分の撮った画を見て
騒いでいるのかと思ったら、背筋が寒くなった。

■　ガンダムからフォークソングまで

　歌番組も担当した。地方局には人気アイドル歌手を呼ぶほどの予算はない。そこで、
若者の間で人気が出始めていたフォーク歌手に目をつけた。
「チューリップやかぐや姫。みんな名古屋で歌った。ガロの『学生街の喫茶店』(72年)なんて、
私が作った番組でヒットしたようなもんです」。
フォーク人気は名古屋テレビから始まった。関岡はそう確信する。

　その頃、設立から数年を経た日本サンライズは他社製アニメの下請けに甘んじていた。
自ら企画したいと意気込むものの、東京や大阪の局には相手にされなかった。
そんなときに名古屋テレビと出会い、ロボットアニメが2本制作された。

　79年に放映開始した「ガンダム」は過去2作とはテイストがまったく違った。
SF映画のような広がりを感じさせる第1話の冒頭に当時の視聴者はみな驚いたはずだ。
だが、当の関岡は、「大人向けにすると意気込んでいたわりには、そこまでいっていない」と、
手厳しかった。それでも、主人公がコクピットの中でモニターを見ながら
操縦するという描写は「非常にいい」と感じた。
（>>2へつづく）

http://toyokeizai.net/articles/-/14007

■　「シャア」の活躍は関岡の要望だった

　関岡氏はストーリーに口出しすることはほとんどなかった。ただ、敵役「シャア」の扱いは
気になった。視聴者から局に投書が殺到し、人気ぶりに驚いた。スタッフに聞くと、
今後シャアは死んでしまうという。「殺さずに再登場させてほしい」。
これが関岡氏の数少ない要望だった。

　「関岡はなぜガンダムの企画を了承したのか」という本題に戻ろう。
関岡は東京へ向かう道中、「幼稚園児向けはつまらないなあ」と漠然と思っていた。
それが企画書を見たら関岡の意を受けたような若者向けアニメ。
関岡が「即座にOK」した背景にはこんな理由があった。

　当時、「宇宙戦艦ヤマト」をはじめ若者の間でアニメブームが巻き起こり、
ガンダムほどではないにせよ高い年齢層を意識したロボットアニメも存在していた。
関岡は「はやっているものを追いかけても面白くない。頭一つ抜け出したものをつくりたい」
という考えだ。なまじアニメに詳しくなく、流行を先取りしたいというテレビマンの
本能があったからこそ、ガンダムの可能性に気がついたともいえるのだ。

　「僕がいなくてもガンダムは生まれたよ」。関岡はこう言って笑うが、オープニングに
掲載されるスタッフリストにはプロデューサーとして関岡の名前が燦然と輝いている。

　戦国時代から現代に至るまで、名古屋の”非常識”が幾度も歴史の流れを変えてきた。
そう考えると、アニメの歴史を変えたのも、関岡の”非常識”な決断だったといえるだろう。

（了）

玩具メーカーは潰れたけどね

.
　本当はアバオアクーから、ジオン本国までの進行を描くはずが、
　途中で終わってしまった。
　それ以降、ジオンはしぶとく負けない国になったので、続編を
　作りやすくなったのではないかと思う。

>>3
クローバーがつぶれたのはもっと後
一度ガンダムが3クール（39話）に短縮が決まった後に出したＧメカの超合金はかなり売れて、
クローバーが急遽再延長を申し出て結果として43話になったくらいだ

ガンダムよりもジム

>>5
クローバーは「DX合体セット」が大ヒットしたから放送延長を要望したけど
既に打ち切り決定してしまった後で、覆らなかったんじゃなかったっけ？

同じようにアメリカでは、
「こうしてスタートレックは生まれた」とか
飽きるほどやってんだろうな。
ジェイムズ・カーク役の人が、集まったファン達の私生活を心配するほど、
熱狂的なファンが多いって言うし。

>>7
いや、皆川ゆかのｔｗｉｔｔｅｒによるとそうじゃないらしい

http://togetter.com/li/477633
ガンダムが、1年52話の予定で4月からスタートして、結局、翌年、1月に全43話で終了したのは、周知の事実で、このあたりがすべての前提になるのだけれど。
どうも、今日出てきた話だと、最初から43話に短縮じゃなかったらしい。>続

承前>どうやら、初秋あたりの段階では3クール39話、年内終了ということで動いていたっぽい。
ところが、ガンダムDX合体セットが思いのほか売れてしまって、グローバー側が「やっぱり、4クールやろうと言い出した(^^;)
困ったのはサンライズ側。もう、短縮の方向で脚本も動いてる。>続

承前>とても4クールに戻すのは無理だという。でクローバー側は「じゃあ、1月いっぱいやってくれ」と。
それなら、お正月にガンダムを売れる。放送が年内で終わってしまうと、せっかく売れてるDX合体セットがもったいない。
結局、サンライズ側は変則的な43話で合意。現在の形に落ち着いた

初代ガンダムしかちゃんと見てないが、弾を通さん超高性能な機体に
「ニュータイプ」なる人間じゃない奴が乗って暴れ廻ってる戦場で闘う
ジオンの兵士はちょっと可哀想。

クローバーが潰れたのはダンバインの時

シャアは死んでしまうのではなくて、単にガルマの死後左遷されたまま再登場しないという話じゃなかったっけ。
あれほどの人気のキャラを使わない手はないということで、再登場したのは聞いていた通りだが。

ガンダムYouTube
http://www.youtube.com/watch?v=tWbJxrzCFLk
http://www.youtube.com/watch?v=jV9pL0GRc-U
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=CzRh46XwUWs&feature=endscreen

> 女子高
ガンダムに興味があって開いてみたら、この一文字が目に飛び込んできた！
何故だ！

この業界いつまでガンダムブランドに頼ってんだろ

>>8
あちらさんは、テロップのクリエイター全員暗記したりしとる

濃い人と一般人の差が激しい

>>1
画像ｗｗｗ

>>15
ガンプラを必死に買う連中がいる限り頼るに決まってるだろ

>>15
×この業界
○サンライズ

>>19追加
○ 創通エージェンシー

>>15
そりゃ、毎年コンスタントに400億稼ぐタイトルだからなｗ

ジブリやエヴァでさえ、新作映画の興行収入＋円盤売り上げを足しても
ぜんぜん届かないほどなんだし

この前、神戸の大河原邦男展に行ってきた。
1/1スケールのブルーティシュドッグのスゴさはともかく、驚いたのが原画の数々だった。
正直、ヲタなら散々見飽きた絵や画ばかりなのだが、一本の線の中でさえタッチが違っていたり、
絵の具の厚さが感じられたり、見に行って良かったと思わせてくれる展覧会だった。

もしも近所で開催されることがあったら、ぜひ行ってみてほしい。やっぱ生は違うわ。

>>21
まさか∀の遙か後に真の黒歴史が待ち構えていようとは・・・



あ、
これ、AGEの事　なｗ

オレはセイラさん派

>>12
え？
シャアってザビ家に復讐するためにジオンにもぐりこんで
最初の血祭りにガルマを殺したんでなかったのか？

それに引き換え、MBSガンダムときたら…。駄作、もしくは駄作未満のクズアニメばかり…。

>>26
ガンダム放送してないの日テレ系だけなんで、読売テレビにでも製作権渡して
MBSはマクロスだけ作ってて欲しいよな。

>>25
それもあるが、当初、シャアはそれで消える予定だった。
しかし、今日では、俺のおかげでシャアは死ななかったと名乗り出る人物が複数いる。
逆に、シャアの死亡を止める番組関係幹部が複数居たから、皆殺しの富野がシャアを殺すことを諦めた可能性もある。

■一般人の認識

ガンダム：安室とシャーがたたかう話
エヴァ：パチンコ、あやなみが可愛い
マクロス：歌う
ギアス：何それ
ボトムズ：アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、
もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。
その“百年戦争”の末期、ギルガメス軍の一兵士だった主人公「キリコ・キュービィー」は、味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられる。
作戦中、キリコは「素体」と呼ばれるギルガメス軍最高機密を目にしたため軍から追われる身となり、町から町へ、星から星へと幾多の「戦場」を放浪する。
その逃走と戦いの中で、陰謀の闇を突きとめ、やがては自身の出生に関わる更なる謎の核心に迫っていく

>>29
アクエリオン：1万年と2千年前から愛してる

富野の話だと最初の企画書からずいぶん変更させられたらしいぞ。
ガンダムにコアブロック機能を無理矢理つけさせられたり
カラーリングをトリコロールにしたりデザイン面ではかなり妥協したって話。
そもそも最初はガンキャノンが主人公メカだったんだぜ。

そりゃ玩具メーカー側からの要望変更だろ
別に前述の話と矛盾していないぞ

わしがガンダムを育てた

ビグロやザクレロはおもちゃの押しで登場したんだよな。
怪獣みたいなのを出してって

>>21
でも名古屋テレビには雀の涙にもならない金額しか入らないんでしょ？

今よりテレビ番組の規制が少ない時代だしスポンサーさえ納得すれば
内容は結構自由だったんじゃないかな。
今思えばデビルマンやタイガーマスクの暴力描写のほうがよっぽど子供番組と
しては問題があるよ。

>>35
でも　現在は創通との関係悪化で　メーテレには一銭のお金も入らなく
なったんでしょ
以前　週刊文春に書いてなかったっけ？

ガンダムを立ち上げたクローバーは倒産
後からやってきたバンダイはウハウハ

>>38
トドメを刺したのはダンバインだったな

天下餅かよ

>>36
それはキー局とローカル局で違っていて、ザンボットの人間爆弾のような話をやれたのは
名古屋テレビだったからでありガンダムもその延長にある、と富野が言ってるな

最近のTVシリーズガンダムが極左なのは、MBSだからなんだな。

プロレス中継って若手スタッフの修行に向いてるって何かで読んだな。

ガンダムより前のザンボットのラストにも言及して欲しかったな。
インパクトはあっちの方が凄いし。

>>20
× 創通エージェンシー
○ 創通

>>38
打ち切り食らったアニメのプラモを新製品で出すって無謀な賭けをしたんだから
バンダイは褒められるべき
むしろ超合金なんて旧態依然とした商品でガンダムを売ったクローバーが残念

名古屋テレビとしては放送時間帯の裏がかなり強かったからプレッシャーは少なかっただろうけどな。

>>47
『天才クイズ』(CBC)？

>>46
あの当時の玩具業界てオタクを理解してないもんな
鋳型で抜きやすいから、て理由で、イデオンの頭をあれにしたくらいだ。自分本意なのよな
他社のパチモンのプラモも多かったし

コンテンツを育てる思想がバンダイにだけは有ったから、今があるんだろうな

>>37
メ〜テレとサンライズの関係は後継の日曜朝７時枠で現在も継続中
時間帯の関係でキッズ向けの内容しか作れないので
ロボットアニメ再開は絶望的だが

>>48
天災クイズのせいでMBS発日５アニメは長らく遅れネットだったな

そもそもメ〜テレ（名古屋放送）は開局当初から、NTVとNETにおんぶにだっこの状態だったから
番組制作力は皆無に等しかった　しかし調子に乗って1972年頃、NETへの編成的な義理立てを無理に行ったことが
NTV側の怒りを買ってしまい、係争の末73年4月にNETフルネット化という「降格」措置を受けてしまう

そこで問題になったのが番組制作力　親局がアレだから何が何でも自分らでやるしかない（これは腸捻転解消後のABCとかも同様）
その全社的な危機の一環から生まれたのがザンボット3であり、ガンダムだった

んで、メ〜テレ社長にまで登り詰めた関岡PDが開口一番「ガンダム（を作ったこと）はうちの最大の誇りです」と
発言したのは有名な話　とにかく局の顔といえる番組がそれまで全く無かったから、ある種本心ではあると思う

なるほど。age

なぜか、ガンダムと名古屋を一緒くたにしたネタが皆無のなぞ。

>>22
俺も友人と観に行ってもう感涙だったわ
初代ガンダムのポスターとか集めまくってたもんなｗ
あの原画が見れただけで感無量だった

それと何度も見てきた有名なガンダムの設定画（立ちポーズ）の原画とか嬉しかったな
中学の時あれ真似して描きまくってたわｗ

>>49
当初アオシマにプラモ化要望したら断られたんだっけ

子供の頃、まだ映画公開してない時期だったと思うから放送終わりかけの時かな？
街のおもちゃ屋でシャアザクのプラモ見て何かストームトルーパー的なかっこよさに思わず手に取って
箱の横見たら関節が動くって書いてあったのに驚愕したの覚えてるわ

慌ててかーちゃんに金貰いに行ったｗ

>>26
ハァ？
SEEDは当時、初代を越えるビジネス記録したガンダムとしてビジネス的に評価高かったんだが
売れたって事は人気あったってこと、これだから懐古厨はｗｗ

種は政治的な話の部分は良いんだがＭＳの戦闘やキャラに関する話がグダグダなんだよなｗ
戦艦の取り回しとか戦闘は良いのに肝心のＭＳがダメだった
種死に関しては主人公がもう脇以下の扱いとかｗ

いや政治とか戦争についての話がダメな部分の最たるものだろ・・・
SEEDとか00とかAGEとかガンダムWとか素養のない人がガンダムだからって
無理矢理やってるエセ戦争論は見るに堪えない
Gガンみたいにゲーム的バトルと割り切っちゃえばいいのに

ほほう

いつだったかメ〜テレは年末の深夜、唐突にガンダムの最終回だけを放送していた。

ターンAは、なんでフジテレビに移動したの？

>>62
単に夕方の放送枠が無かったから
フジ自身も深夜アニメ進出なんかでサンライズと関係が深くなってたし

確か、テレ朝は夕方のアニメ、戦隊をやめて、スーパーJチャンネルを始めたんだっけ

戦隊は日曜の朝7時半に左遷、夕方のアニメはなくなった

昔は5時から6時まではアニメ、特撮の再放送枠だったんだがなぁ
今やお昼から夕方まで主婦狙いの番組ばかりだ

■一般人の認識
　
ガンダム：安室とシャーがたたかう話
エヴァ：パチンコ
マクロス：歌う
ギアス：知らん
ダグラム：暗い
ボトムズ：アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、
もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。
その“百年戦争”の末期、ギルガメス軍の一兵士だった主人公「キリコ・キュービィー」は、
味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられる。
作戦中、キリコは「素体」と呼ばれるギルガメス軍最高機密を目にしたため軍から追われる身となり、
町から町へ、星から星へと幾多の「戦場」を放浪する。
その逃走と戦いの中で、陰謀の闇を突きとめ、やがては自身の出生に関わる更なる謎の核心に迫っていく。

>>50
サンライズじゃなくて創通の話だっての。
権利だかなんか知らんけど創通が管理しとる