東京・新宿からJR中央線に乗って約30分。
都内でありながら、どこかローカルな感じが漂う街・立川が、アニメファンの“聖地”として人気であることをご存知だろうか?
この人気の火付け役は、原作の累計売り上げ部数が1400万部という超ベストセラーライトノベルを
アニメ化した「とある魔術の禁書目録」をはじめとする通称「とある」シリーズだ。
今年2月に公開された『劇場版 とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟』が大ヒットを記録し、
スピンオフ第2期「とある科学の超電磁砲S」が好評放送中の大人気アニメであるこのシリーズ。
劇中に登場する“学園都市”は、立川駅周辺と多摩センター駅周辺が背景のロケ地となっており、
数年前から“聖地巡礼”としてアニメファンを多く呼び込んでいる。
前述の劇場版公開時には多摩都市モノレールとのコラボイベントやスタンプラリーが催され、
立川に大勢のファンが詰め掛けた。
そんなスポット、立川の人気がいま、さらに過熱している。原動力となっているのは、
5月10日(金)より公開中の映画『聖☆おにいさん』だ。中村光の同名人気コミックを
アニメ映画化した本作は、イエスとブッダが、日本の東京都立川の安アパートで暮らす姿を
コミカルに描いたもので、原作の時点から“立川ネタ”が随所に盛り込まれていることで
話題になっていた。
今回の映画公開を機に、市内をラッピングバス(イエスとブッダの車内放送つき)が走ったり、
商店街には旗が掲げられたりと、さらにお祭りムードになっており、映画を見て“聖地巡礼”に繰り出し、
街で写真を撮影する人も見受けられるようになっているのだ。
そして、7月からは新スタートするテレビアニメ「ガッチャマン クラウズ」もある。
本作は、70年代に放送され人気を博した「科学忍者隊ガッチャマン」の完全新作で、
第二の首都機能があり18万人の人々が暮らす2015年の東京都立川市が舞台という設定。
16歳の女子高生が特殊な強化スーツを装着して戦う物語が展開し、立川が
どのように描かれているのか気になるところだ。ちなみに今年は、8月24日(土)から
実写版映画『ガッチャマン』も公開されるガッチャマンイヤーということもあって、
一層の盛り上がりを見せることは間違いないだろう。
月刊少年チャンピオンで連載中のコミック「ハカイジュウ」など、立川を舞台にしている作品は
他にも存在しており、まだまだ今後も盛り上がりそうな“聖地”立川。気になった人は、ぜひ足を運んでみてはいかが?
http://news.walkerplus.com/article/38632/