【漫画】「ひきこもり視点」のアルバイト体験マンガ、ネットで人気

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1yomiφ ★
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2月下旬、ひきこもりが集う2ちゃんねるの掲示板に、「バイトのレポ漫画」がアップロードされた。
「引きこもること早10年」と語る主人公が大手運送会社で短期の仕分け作業をした体験を描いたものだ。
具体的な作業内容を描く中、体力的な限界や慣れ、人間関係の葛藤なども自虐ユーモアまじりに紹介する。

投稿した作者の和人(かずひと)さん(26)は関西在住。いじめが原因で高校を中退した。

「醜形恐怖も出ていて、外に出ると気持ち悪いと言われそうで怖かった」

ひきこもっても、小さい頃から好きだった絵は描き続けていた。2ちゃんねるの絵を練習する掲示板に出合い、「本格的にやろう」と勉強を始めた。しかし、次第に描くのが辛くなってきた。

「ほめられたい、認められたい。そういう動機で描いていると頭がおかしくなりそうだった」

週に数時間しか描けない年月が続いた。もう努力できない、苦しい。あきらめて就職する方向に向かおう。苦しみをやわらげるために、したことがないことをしよう。

外に出るのはダメージが大きいので、まずは散歩から。次に筋トレ。旅行などお金がいることにもチャレンジしたい――。

外に出るようになって4カ月目、仕分けのアルバイトに応募した。

「絵をほめられることより、同じようにバイトを始めようとしているひきこもり仲間の手助けになればと思ったのです。2ちゃんねるの仲間と話していると、『バイトをしようとしても内容がわからないのが不安』という声が多い。
自分の体験が、同じようになかなか一歩踏み出せない人の役に立てば」

アルバイト体験マンガ製作には1カ月半を費やし、ネット上に発表した。すると「すごいクオリティ」と評判になり、数日で話題になった。

「求人を見ても、『この職場はこんなに楽しい』と笑っている人の写真がアピールされていて逆に不安。苦しさが紹介されているほうが『このくらいのダメージなら耐えられる』と覚悟できる。
なのでマンガでは、自分の苦悩と肉体的な疲労をしっかり描いた」

http://www.alterna.co.jp/10851

pixiv
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=33907498

和人さんのアルバイト体験漫画
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