【社会】下品、粗雑、ぼったくり…悪店に駆逐される大阪・オタロード「メイド優良店」の無念 

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1オムコシφ ★
 エプロンにミニスカートというメイド姿の若い女性たちが店のビラを配りながら客引きしていた。
誘いに乗って「メイド喫茶」に入ったはずが、中にいたのはシャツにジーンズというカジュアルな格好の“メイド”ではない女性たち。
高額な料金を請求するぼったくり店が横行しているという大阪・日本橋の電気街「でんでんタウン」。
別の店では「酔ってからまれることもないし、客も気弱な男が多いからメイド喫茶の方が楽だよね」と言い放つ“メイド”もいた。(宇都宮想)

■メイド1人5千円
 雑居ビルの5階。
フリルのついたメイド服を着た10人ほどの女性従業員が記者を出迎えた。
従業員の中には韓国とのハーフという女性もいるといい、国際色豊かなメンバー構成。
記者とともに3人の従業員が席につき、1人が「30分のトークタイムがフリードリンク付きで5千円です」と説明した。
しかし、これは席につく従業員1人の値段といい、「3人全員いっちゃいましょうよ」と猫なで声を出してきた。

 「1人でいいよ」と断っても、「せめてもう1人だけ。いいでしょ?」と粘る。
しかし、記者にその気がないことを悟ると、しぶしぶ客引きに戻っていった。

 店内は30畳ほどの広さで、ヨーロッパ風のソファとテーブルが並ぶ豪華な造り。記者の席についた黒髪をオカッパ風にカットした18歳の小柄な女性は終始ぞんざいな口調だった。

 「昔の方がかわいかった」と言うので「昔」の写真を見せてもらうと、肩までの茶髪に厚いメークで色黒の“ギャル”。
「今は客の好みの格好をしているだけ」らしい。

 ガールズバーやキャバクラと“兼業”している女性も多いといい、「酔ってからまれることもないし、客も気弱な男が多いからメイド喫茶の方が楽だよね」と言い放ち、悪びれた様子もない。
記者が自分のたばこに火をつけると「いいな−。
客の前じゃ吸えないんだよね」とぽつり。「未成年は吸えないよ」と記者が当たり前のことを注意しても、「そんなの誰も守ってないよ」とケラケラと笑った。

■客の思いは幻想か
 この女性はアニメやコスプレに興味はないという。
「誘われたから何となく働いているだけ。別にほかにやりたいこともないし。けっこう稼げるしね」。
「オタクの人が聞いたら卒倒しそうな言葉だね」と記者が男性客の思いを“代弁”すると、「そんなの知らないよ。
勝手にメイドに幻想を抱いてるだけじゃん」と突き放した。

 会計は7500円と告げられ「説明と違う」と苦情を言うと、「トークタイムにテーブルチャージとドリンク代だよ」。
事前にテーブルチャージの説明はなく、ドリンクはフリードリンクのはずだった。

 こうした接待行為をするには風俗営業法の許可が必要だが、店内に許可証はなく、無許可営業とみられる。
屋外での客引きも風俗店なら禁止だ。
競争が激しくなるにつれて違法営業店が現れたが、警察による摘発は進んでおらず、「悪質店はタケノコのように出てきて、稼ぐだけ稼いで店を閉める。
違法行為が明らかになりにくい」(関係者)ことも背景にあるという。 
今回訪れた店舗で、記者が「メイド喫茶はこういう接客できないよね」と問うと、ある従業員はこう笑顔でかわした。
 「妖精さんの魔法で何とかしてもらったの」

■飲み物「おねだり」
 でんでんタウンの通称「オタロード」では、「500円から楽しめます」という小さな雑居ビル2階の店にも入った。

 「お帰りなさいませ、ご主人様」
 聞こえたセリフは、テレビなどでみたメイド喫茶そのものだった。
だが、現れた女性は違った。肩までの茶髪に赤いシャツ、ジーンズという私服。
「メイドはいないの?」と聞くと、「今はいません」。
18歳のフリーターといい、「ご主人様の隣でお話しするトークタイムが30分3千円です」といきなり告げられた。
「500円からでは」と尋ねると、「それはテーブルチャージ。別途いただきます」という。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/images/20130303/dms1303030800006-p1.jpg
▲日本橋の通称「オタロード」で、禁止されているが後を絶たないメイドらによる客引き=大阪市浪速区

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130303/dms1303030800006-n1.htm

◆スレタテ依頼スレッド★51
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1361280712/135

※続く