千葉県の森田健作知事(63)が1月30日、同知事選(3月17日投開票)への出馬表明会見を行い
「麻生さんが言っていたアニメ館は私がやる!」とブチ上げた。アニメ館構想は麻生太郎副総理(72)が
発案し、予算もあって動き出したが、民主党政権下で蓮舫元行政刷新担当相(45)に
「ムダ!」と仕分けられ、白紙となった。
森田知事は会見で「昨年6月にドイツに行ったら、みんな芸妓や日本アニメのキャラクターの
コスプレをしていた。日本にしかないものをやるというのも一つの考え」と本気でアニメ館の
県内誘致に言及した。
さらに本紙にも「韓国は1台40万円で車を売っていた時代から、ドラマで韓流ブームをつくり、
観光やグッズ販売などで650億円の経済効果を上げている。ドイツでセーラームーンの
コスプレをした若者を見ちゃうと、海外の目を日本に向かせるにはアニメしかない」と力説。
「アニメ館」は漫画好きで知られる麻生氏が日本のアニメや漫画、ゲームの情報発信基地
「国立メディア芸術総合センター」として設立に動き、予算も計上されたが、2009年に設立の
撤回を公約に掲げた民主党に政権交代したことで白紙となった。
だが、12年には民主党議員らが「マンガ産業を考える会」を立ち上げ、アニメ産業が見直され、
自民政権に戻ったことで機運も高まっている。
「麻生さんは先見の明があったけど早すぎた。首都圏の玄関・成田空港の周辺にアニメ館を
誘致して、そこからディズニーランドに行って、房総の温泉に入って帰ってくる“ブーメラン観光”で
盛り上げたい」(森田知事)と具体的なプランも明言。
アクアラインの視察に来た麻生氏に「君は“青春クン”だからここを走れ」と言われ「アクアライン
マラソン」を思いつき、昨年10月に実現させた森田知事。千葉が“アニメ県”となり大当たりするかも。
東スポWeb
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