【TGS2012】「ファンタシースターオンライン2」「パズル＆ドラゴンズ」に見る、長期的な成功を目指す課金ポリシー

東京ゲームショウ 2012と併催されているゲーム業界向けイベント「TGSフォーラム 2012」では，
4つのテーマに分けた専門セッションが行われていた。ここでは2日めの2012年9月21日に
開催された「ゲームビジネスセッション」の模様を紹介してみたい。

■ ハズレだと思わせない工夫がスクラッチを支える

最初に登壇したのは，セガの酒井智史氏だ。「『PSO2』はじめました。」というシンプルな
タイトルの講演では，「ファンタシースターオンライン2」のビジネスモデル決定に至る経緯などが
語られた。

酒井氏達がたどり着いた結論は，基本無料の料金体系だが，内容的には基本プレイ無料の
枠を超えるクオリティを提供するというものになる。おそらく作り手側の矜持もあるのだろうが，
市場へのインパクトを狙った戦略的な展開だ。

そのうえで，どのような部分でお金を取るのか，どの部分を無料で提供するのかを検討したという。
PSO2の本質的な部分はどこかと考えた場合に浮かぶのは，

「エネミーと戦い，自分でアイテムを集めてコレクションし，さらなる強敵に挑んでいくゲーム」

という部分であり，そういったゲームの本質的な部分，つまり戦闘やクエストなどでは
一切お金を取らないことをまず決めたという。これはフリーミアムの基本といえば基本なのだが，
実践できていないタイトルがまま見られるのも事実だ。ゲームのどこでお金を取れるのかを
考えた場合，なかなか勇気の必要な決断ではあっただろう。

一方で，課金コンテンツを買わないと楽しめないゲームになるのではないかという危惧に対しては，
いわゆる課金プレイヤーと非課金プレイヤーを同等に扱い，一緒にプレイさせるように
しているという。これは，非課金プレイヤーは将来課金プレイヤーになる可能性があり，
ゲーム内が大勢のプレイヤーで賑わうことは課金プレイヤーに対してもプラスに働くという
認識に基づくもののようだ。

PSO2の収益の多くはACスクラッチという，いわゆるガチャ要素でまかなわれている。
このスクラッチもゲーム内マネーで購入できるようにすることで，非課金プレイヤーでも
各種アイテムを入手できる道を閉ざしていない。

ガチャ系のシステムはなにかと批判されることも多いのだが，サービス側からすれば
メリットも多いシステムのようだ。例えば，男性用のコスチュームと女性用のコスチュームでは，
制作コスト自体はあまり変わらないわけだが，売れ行きは歴然と違ってくる。スクラッチが
需要を均一化してくれるので，さまざまなアイテムを提供できるのだという。

スクラッチアイテムの個別販売を望む声も大きいとのことだが，「それだとセーラー服や
スクール水着しか作れなくなってしまう」というのが制作者側のジレンマであるらしい。まあ，
スクラッチと（高値での）個別販売の並立という手もないわけではないのだろうが，PSO2チームでは
少し違う考え方をしたようだ。その基本となるのが，「なにを引いてもハズレだと思わせない」ような
工夫を凝らすことである。そのようなさまざまな手段を試しながらPSO2は運営されている。

そうした努力の結果，サービス開始以降，90万IDを突破するなどPSO2のサービスは好調である。
「単に収益を上げるだけならもっと方法はあります」と酒井氏は語るのだが，短期的な
収益よりも重要なものがあると考えているようだ。オンラインゲームはユーザーとともに成長していく
ゲームであり，最終的にはプレイヤーに“長く遊んでもらえるゲーム”に仕上げることこそが
重要であると氏は語っていた。

4Gamer.net（一部抜粋）
http://www.4gamer.net/games/120/G012075/20120929007/
続き >>2

■ 「長く遊んでいればいつかはお金を払ってくれます」がパズドラの運営思想

続いて登壇したのは，ガンホー・オンライン・エンタテインメントで「パズル＆ドラゴンズ」を
担当している山本大介氏だ。

講演タイトルは「北風と太陽 ―ポカポカ運営―」ということで，――なんとなく察しのついた人も
いるのではないかと思うが，童話をモチーフに，「いかに旅人のコートを脱がす（サイフから
お金を出させる）か」を述べたものだ。

ソーシャルゲームでは，プレイを始めた人が翌月まで残っている率が30％あればよいほう
なのだそうだが，やりようによっては継続率を80％に上げることができると山本氏は語る。

課金については，プレイそのものに対しての課金はしないのが原則だという。プレイの継続に
お金が必要だと，それがすでに離脱ポイントになると山本氏は語る。どうするかというと，
無課金でもずっと楽しめるようにすること。それが最終的にはよい結果に結びつくのだという。

ここで山本氏は面白いデータを見せてくれた。パズドラでプレイヤーが初めて課金コンテンツを
購入した日がゲーム開始から何日目かを集計したグラフである。見ると，初日や初めの数日間が
圧倒的に多いものの（※最初の10日間で50％），その後も途切れることなく，270日を
超えたところにもプロットは続いている。「初日からゲームをやってきて，今日初めて
課金アイテムを買った」というような人が毎日いるという状況だ。

ずっと遊び続けていればそのうち課金プレイヤーになってくれる，と気長に対応するのが
やり方は山本氏も同じだ。

一方で，氏は，ソーシャルゲーム独特のマーケティング手法に疑問を示している。まず，
パズドラでは，友達を連れてくるとアイテムがもらえるといった手法は一切行わないとのこと。
友達がアイテムにしか見えなくなるだけでなく，義理でゲームに登録しただけの人はどうせ
すぐにやめてしまうので意味がないからだ。また，Twitterで定型文をつぶやかせるようなことも
絶対にしないという。「作られた口コミ」では逆効果にしかならない。このあたりは美意識による
ところもあるのだろうが，実際にユーザーが感じるバイラル効果というものをちゃんと
理解しているということだろう。

パズドラでは，公式Twitterアカウントとして「ムラコ」というキャラクターを立てている。
これはなにかと敵視されがちな運営に対して，プレイヤーの間にワンクッション置く効果を
期待してのものだそうだ。

そして，情報はできるだけ正直に伝えることも重要だという。ゲーム運営からの急なつぶやき
というのは，あまりよくないことが起きたときが多いのではないかと思われるが，実際，
クレームも多いとのこと。しかし，クレームの大半は，実は改善要望であり，ゲームを
より良くしていくために役立つデータであると山本氏は語っていた。

そのほか，アプリ内リンクから攻略記事に飛ばすといったメディアとの協業もコミュニティを
活性化させるとしたほか，コミュニティは積極的に外部のものを利用することでプレイヤー周囲への
拡散を促すようにしているとのこと。ゲーム内のコミュニティ機能は，あえて抑えてあるのだという。

また，サーバーに不具合があるときには素直に謝るといったことも重要だという。「最初から
神運営を目指していました」と山本氏は語っていたのだが，緊急メンテなどの際には必ず
お詫びアイテムを支給するようにしているとのこと。最近ではメンテナンスがあるとアイテムが
もらえるのでプレイヤーの反応が期待に変わってきているという。クレームを期待感に
変えるというのは，まさに神運営と言えるだろう。

単価を上げるように操作しているとプレイヤーが疲弊するので，長く遊び続けてもらえるように，
抑えめで運用しているのだという。むしろ客単価が高くなってくると，無料イベントを
連発するなどでお金を遣わせないように心がけているとのこと。

会場では冒頭の「北風と太陽」のあたりから，グッと来場者の心をつかんだようで，
ポカポカ運営という概念はともかく，それが実行可能で成果を上げていることに新鮮な驚きを
覚えていた人が多かったようだ。ぜひ，各社に持ち帰ってポカポカ路線を実践して
いただきたいものである。

ハズレくじが多すぎて、
ハズレくじを集めて違うアイテムに交換するシステムを入れた。
↓
これでハズレくじはハズレじゃないね！


えっ

ドラクエでじゅうぶんｗ

PSO2は課金がどうこうじゃなくてゲームが終わってるｗ

サギが巧妙になっただけですよね

PSO2ってモロ課金ゲーなんだが

結局課金しなきゃ楽しめないの

planetside2に期待

>>7
月額な無いような書き方だけとやっぱりあるのか？

こうゆう公式発表は信じてはいけない
ソースはMHF

無印の感動は超えられないだろうね。

>>12
ブレスレットをリングと呼称するのは誰か止めなかったのだろうか

実際に何年も続いてるから説得力ある

モンスターハンターフロンティア

基本料金３０日１４００円、便利なEXコース６００円
３日間９８０円のお得なコース３種類

つまり俺の場合は３日間満足なプレイをするために４９４０円必要なんだけど
他にもガチャ武具、パッケ武具、課金消耗品アイテムなんかも買う

そこでPSO2の課金具合教えてください。安ければ移住考えてる。

> 15
ガチャしなければ１３００円で十分

PSO2はvita版出る前に終わっちゃうんじゃないの？

ROも無料にしてよ。
一体何年前のゲームだと思ってんだ…。

月額1000円でアイテム課金なしのドラクエ10が最強ってことじゃねーか。

パズドラはスマホゲームの中で殆ど唯一ちゃんとに遊べるオリジナルタイトルだと思う
単なるカードゲームと違って、圧倒的にパズルの上手さが重要になるから課金しなくても相当遊べる

あと、何かに付けて課金の対象となる魔法石を無料でばら撒くのも戦略として上手い

>>10
PSO2は月額課金ではない
ただでプレイしようと思えば、普通にできる

ただ、プレイをある程度快適にしようとすると、お金がかかるシステムになっている
（マイルームやコスチュームの追加、手に入れたアイテムを売るショップの開設等）

>>15
基本料金無料
アイテム枠拡張+50 1600円(1回購入するだけ。効果は永久)
便利なプレミアムコース月1300円
3日間お得コース 無料ガチャガチャで稀に出る(上のプレミアムの3日版)

マグっていう能力補正が入る装備品がある。バフみたいなもん。
接近、銃、魔法で大まかに3系統の職があるから3種類あったほうがいい。
300円x2(1つは無料で貰える)
1職しかやるつもりねーし。ってんなら特に必要なし。

欲しい服があればガチャガチャすれば？って感じ。

入り口が無料のゲームってどうしてもやる気にならんのよね
プレイしていった先に集金システムがあると思うと心の底から楽しむことができない
無料プレイヤーがいるということは全員課金に比べてその分余計に払ってるプレイヤーがいると言うことでなんだか居心地が悪いし
月額課金なら先に必要コストが明示されるし、支払額による有利不利がなくて安心して遊べる

基本無料なら課金げー。月額なら安定したクオリティとアプデ頻度のオンゲー。あとは自分で自制すればいいんだからそれでいいな。
まあＭＨＦとかいう月額制の重課金とかいうふざけたゲームもあるけどな。

まあじゃなくてそれ言いたいだけだろｗ

>>21
普通にゲームするだけなら、課金をしなくても遊べる

衣装の欲しい・欲しくないは、それこそゲームバランスに
全く影響を与えないから、その人の趣味と思わんでもない

>>22
アイテム枠拡張+50 1600円(1回購入するだけ。効果は永久)

つまりこれさえ買えばあとは普通に遊べるのか？

そのうち無課金で充実したゲーム性の洋ゲーが出現してオンゲ界を総ナメにするような予感がする

>>16>>22 比較されるゲームだけどお金がまったく違うね。ありがとう
プレミアスコース30日1300円？モスターハンターフロンティアはたったの３日間
で９８０円なんですけど・・・・・ここまで違うのか

>>1

>PSO2の収益の多くはACスクラッチという，いわゆるガチャ要素でまかなわれている。
>このスクラッチもゲーム内マネーで購入できるようにすることで，非課金プレイヤーでも
>各種アイテムを入手できる道を閉ざしていない。

嘘乙

気になる。どこがウソなのか教えてください
これから移住考えてんですけど

無料なんだからとりあえずやってみればいいんでない？

>>30 説明不十分だけど、一応間違ってはいない
課金者がリアルマネーで買う→課金者がゲーム内通過でゲーム内で売れる→無課金でも（ゲーム内通過で）買える

正式版からやってるけどさすがに課金しないのは申し訳ないから
こないだ初めて1000円使ったｗ

>>34
オレも同じ気持ちだ

別に課金をしなくても全く問題ないが
セガに「頑張れ」の気持ちをこめて、一度だけ課金した

PSOBBは最後まで契約していたので、
その流れでPSO2もベータまではやった。
でも、これはPSOBBにも劣るゲームと感じたので
アンインストールした。

>>29
MHF基本無料じゃねえだろ。
PSO2は無料でも受けられるクエに制限は無い。
つまり、普通に遊ぶ分には何も無料で問題はないが、
露店や自室、アイテムトレード使いたければ30日1300払えって話。

というか、MHFの追加課金にそれだけぶちこめるなら、
PSO2でもガチャにドカドカ入れられるだろうよ。

そうだった、MHFは月２０００円を別に払ってたｗ

やっぱりMHFは辞め時かな。ちょっとやってみるよ。ありがとう

>>28
それどうやって収益あげんの？

まどマギオンラインの運営は、一度この記事に目を通しておくように！
まさに北風状態だよ！！！

>>1
>例えば，男性用のコスチュームと女性用のコスチュームでは，
>制作コスト自体はあまり変わらないわけだが，売れ行きは歴然と違ってくる。スクラッチが
>需要を均一化してくれるので，さまざまなアイテムを提供できるのだという。

フィギュアとか、くじとかのブラインドボックス商品と同じ考え方だな。
なんだかんだ言ってもマスの商売じゃないんだな。ゲームも。

>>35
応援するとセガからお金もらえるのか

こんな糞仕様なら、ブランド名PSUでいいのにね。
ブランド殺しすぎ

>>28
そんなゲームが可能なら、すでに存在するはずだが。

>>43
今の時代にリリースしなくなる方がブランドの死だよ

>>1
> PSO2の本質的な部分はどこかと考えた場合に浮かぶのは，
> 「エネミーと戦い，自分でアイテムを集めてコレクションし，さらなる強敵に挑んでいくゲーム」
> という部分であり，そういったゲームの本質的な部分，つまり戦闘やクエストなどでは
> 一切お金を取らないことをまず決めたという。

実際は、最高レア武器ですら、自分で拾っても加工しないとゴミの様なスペック
加工には莫大な費用が必要。
アイテム他のプレイヤーに売らないとそんな金は稼げないが、出品は課金が必要。

そこまで苦労して仕上げたレア装備がトレ不可なのでアプデで新武器が来ると終わる。

またトップは２週でレベル上限に制限に達したが、ずっと放置され、
経験値ナシプレイがずーーーーっと続いている。

ゲームとしての出来はいいから、初期はプレイヤーが爆発的に増えたが
意欲のあるプレイヤーほど萎えるシステムでどんどん人数が減っている。

>>31
>PSO2の収益の多くはACスクラッチという，いわゆるガチャ要素でまかなわれている。
まず収益バランスは公表されてないので良く分からんな

>このスクラッチもゲーム内マネーで購入できるようにすることで，非課金プレイヤーでも
>各種アイテムを入手できる道を閉ざしていない。
これは文面通り。
この文面は、非課金プレイヤーでも、課金アイテムを気軽に入手できるという意味ではない
死ぬほどがんばれば金を貯めて人気課金品を買える可能性は残したって事。

敵が落とすアイテムは100〜1000通貨でNPCに売れる。これが非課金の金の入手方法。
いま出てる課金の御子装束は600万くらい。

>>46
例によって加工時に一定の確率で壊れるんだっけ？

オフならリセット技で成功するまでくりかえしたりできたけどね

つまり、その気なればPOSもモンスタハンターフロンティアのように月に何万、年に
何十万も必要になるってこと？もちろんのめり込んでの話だけど

そこのところどうなの？

>>47
ゲームとして出来がいいってマジで言ってんの？
あのジャンプ攻撃とつまらんMAPで投げたんだけど
マシになったのか？
この糞ゲーで神運営目指すって課金どうこうじゃねーよｗ

PSO2は、PSOを10年愛した私が見限ったゲームだ。
あの糞課金でものを語るなと言いたい。

>>49
モンハンのことはよく知らないが、PSO2に関してはその通り

PSO2でおそらく最も金がかかるのは「ACスクラッチ」というくじ引き
このくじでは、期間限定で配信されるコスチュームやアクセサリーが賞品となっていて
お目当ての賞品を引くために何度もくじを引くことが多い、いわゆる「コンプガチャ」システム

ただ、これらはあくまでも使用キャラの「見た目」を変えるだけのもので、
攻略が簡単になる強力な武器・防具が賞品となってはいないので、
純粋に攻略を目指すだけなら必要のない出費ではある

PSO2の課金についてはここで紹介してるので、何なら自分で確認してみるといい
http://wikiwiki.asia/pso2/index.php?AC%A5%B7%A5%E7%A5%C3%A5%D7#ja814f59

装備が全て＋１０強化と強スキル前提のバランスなのがなぁ…
ステ底上げにマグも必要だし。
初代PSOをイメージしてると間違い無くコレジャナイ感が味わえる。

出遅れてコンプガチャ荒稼ぎできなかったゲーム