【Varicon2012】第43回星雲賞決定！〜第51回日本SF大会

星雲賞は、日本のＳＦ及び周辺ジャンルのアワードとしては最も長い歴史を誇るＳＦ賞です。
星雲賞は、前年度に発表された作品の中から、ＳＦ大会参加者のファン投票により最優秀作品を選ぶものです。
第51回日本SF大会では、4月から6月にかけて参加者による第43回星雲賞の投票がおこなわれ、
7月7日に決定いたしました。
以下にその投票結果を掲載いたします。

【日本長編部門（小説）】
『天獄と地国』
著者：小林泰三
発行：早川書房

【日本短編部門（小説）】
『歌う潜水艦とピアピア動画』
著者：野尻抱介
発行：早川書房「ＳＦマガジン８月号」掲載

【海外長編部門（小説）】
『ねじまき少女』
著者/訳者：パオロ・バチガルピ/田中一江 , 金子浩
発行：早川書房

【海外短編部門（小説）】
『ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル』
著者/訳者：テッド・チャン/大森望
発行：早川書房「ＳＦマガジン８月号」掲載

【メディア部門】
『魔法少女まどか☆マギカ』
監督：新房昭之
アニメーション制作：有限会社シャフト
(c)Magica Quartet / Aniplex・Madoka Partners・MBS

【コミック部門】
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』
著者：安彦良和
発行：角川書店

【アート部門】
鷲尾直広

【ノンフィクション部門】
『吾妻ひでお〈総特集〉---美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪』
発行：河出書房新社

【自由部門】
該当なし

http://www.sf-fan.gr.jp/awards/2012result.html

最近の本って高いよ
デフレなんだから安くしてよね

ずいぶんと早い時期にSF大会やったんだな。

歌う潜水艦ってそんなに良かったかなぁ
ぜんぜんぴんとこなかったんだが

吾妻先生また取ったのかよ！
さすがだね

おおっ、まどかが来たか！

>>4
俺は結構好きだったな
まあ軽すぎるとか趣味に走りすぎてるとか言われても仕方ないとは思うけど
結局お祭りのときに決まる賞ってことは割り引いて考えてもいいと思う

只でさえ枯れたジャンルなんだから
その時の流行りのミーハーなネタが入るってのは悪い傾向じゃないと思う

星雲賞って存在価値ないよな

萌え系の作品が多いな

いつの間にかぜんぜんSF読まなくなった

SFって宇宙とかタイムトラベルとかじゃないの？

まどかマギカってファンタジー作品じゃね？
プリキュアなんかもSF作品に入るだろ。

そういやガンダム系作品が取ったの初めてか？
ガンダムSF論争もついに決着かな

>>10
SF要素あった、というか設定はかなりSF寄りで
ファンタジー要素は魔法少女と魔女の空間くらいだろアレ

御都合でファンタジー要素使っただけでSFになるステマギカ

テッド・チャンとグレッグ・イーガンがどうもごっちゃになる
どっちもりくつっぽくて短編が面白いからだと思うが

長編はイーガンのしか読んだことないけど

小林泰三のが気になる
うまくなったのかな？
デビューしたての頃しか知らない

>>15
SF小説としてはイマイチだったかな
どっちかって言うとアニメ向きかも
基本はスーパーロボット同士のバトルだし

>>10
海外長編部門候補の『都市と都市』『ダールグレン』『千年紀の民』なんかを読んだら、
「これのどこがSFなんだ？」と思うよ
SFは一般に思われているよりはるかに守備範囲は広い

>>12
アホか

”魔法少女の不思議な能力”としてタイムトラベルできるんだから
その時点でＳＦにはならないの

>>18
なんで？

星雲賞はファン投票の賞だから、SFファンがSFだと思ったら受賞できる賞。
SFかどうかを論じるのは無意味

SFジャンル内部の人の方がSF観ゆるゆるで、
あんま読まない人ほどハードサイエンスじゃないといかんと思ってる

>>18
アーサー・Ｃ・クラーク御大が
「極限まで発達した科学は、魔法と区別がつかない」と言ってるじゃないか。
今や、「魔法」はＳＦの小道具・大道具だよ。
「魔法」という概念を、劇中でどう使うかで、ＳＦとしてのよしあしが決まるよ。

今更ガンダムに媚びるなら30年前にやっとけよ(笑)って感じだな
まあ当時は高千穂センセイがヤマカン状態で富野にイキってたからそうもいかんかったが
ガンダムを0.2点とか斬って捨てたまでは良かったが
アニメの未来に何も期待しませんってのたまったその3年後にクラッシャー状で大コケは惨めだったな

いつからSFは
すっとこどっこいファンタジーの略
になったんだよ

モーレツ宇宙海賊は来年ノミネート？

>>25
そう、来年。まあ、原作者が身内みたいなもんだし、来年の受賞はほぼ鉄板だろうな

銀英伝が穫れてるんだからガンダムとか余裕だろ

>>10>>18
あくまで俺定義だが、
「世界がある法則体系に支配されており精神論では覆らない」のがSF、
そうでないのがファンタジーだと思う
その法則が実世界の物理法則を越えていることは本質ではない（つーか越えなかったらSFでなくただの現実）
まどかの場合は「希望と絶望の総量が一定」というのが法則で、
その法則はタイムトラベルをしても、最後にまどかがとんでもないことを願っても破られてない
（魔法少女は戦い続けて死ぬ運命なことは変わらず、魔女をなくした代わりにマジュウが発生した）
プリキュアなんかはそういう法則に縛られてないからファンタジー

それから、「姿形だけでなく精神が根本から異質な存在」の描写もSFとしてはポイント高い
「寄生獣」のミギーなんかがその良例
その点ではスターウォーズのどんな異星人よりもキュゥべえの方が頭１つ突き抜けてSF

azuma_hideo/吾妻ひでお2012/07/07(土) 22:49:00 via ついっぷる/twipple
皆様今回の「星雲賞ノンフィクション部門」受賞への祝辞有難うございます、
この賞は、河出書房新社、編集者穴沢優子さん、寄稿してくださった皆様への賞だと思っています、
私は素材に過ぎません、穴沢優子さん普段はふにゃふにゃしてますがすごい人です、おめでとう。

来年はモーレツ宇宙海賊にも資格アリ？

バチガルピは短編のほうが良いと思う
フルーテッド・ガールズとか鳥肌もんだよ

>>26
>原作者が身内みたいなもんだし、来年の受賞はほぼ鉄板だろうな

なんかつまんねぇ賞なんだな

まどかでも入賞できるような賞だったのか

ねじまき少女つまらなかったなぁ。

>>10
ちなみに過去の受賞作品には
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E9%9B%B2%E8%B3%9E
映画演劇部門・メディア部門
第20回　1989年　となりのトトロ　宮崎駿監督
コミック部門
第32回　2001年　カードキャプターさくら　CLAMP
なんてのもあります

>>31,34
ねじまきは結局、カロリーとイエローカードの焼き直しだもんなぁ

モーレツ宇宙海賊はあかんのか？

>>10
銀河知性に時間遡行、並行宇宙。
まどマギはSFだっただろ？
どこを見てたんだ？

>>37
前年一月一日から十二月三十一日までに発表された作品から選ぶみたいだから
今年の1月からのアニメは対象外じゃね？

>>37
原作のミニスカ宇宙海賊はノミネートされてたっけかね。
原作者笹本祐一氏自身は、「星のパイロット2 彗星狩り」「ARIEL」「宇宙へのパスポート」で星雲賞受賞経験がある。

少し不思議ならなんでもいいんだよ

モーパイは意外と取れないかもなぁ
なんか中途半端というか良く有るネタの焼き直しというか新しさが少ないというか

今更笹本祐一が貰っていもなぁ

そういえばサトタツも劇ナデで貰ってるのか

まどかマギカって、映画「ダークシティ」からかなり影響受けてるような感じがするな。
あの最終回とか見る限り。
作者としてはジョジョの第6部当たりからヒントを得たらしいけど。

俺これ投票したかったんだけど投票方法がわけわかんなくて出来なかった

>>14
チャンは長編出てないよ。

>>45
CLAMPのレイアースじゃねえの？

>>48
そのアニメ見てないんだよ・・・。

レイアースの最後もシステム改変して異世界を救うんだっけ。
でも、世界観が次々と切り替わっていくまどマギに比べるとSF性は弱いか。

>>50
なるほど…たしかにまどマギっぽいね。
ちなみに「ダークシティ」は世界観はおろか、人々の服や性格、職業まで変わっていく。

笹本先生の作品だと正直小説よりも宇宙へのパスポートの方が好き

ＳＦ的飛び方としては「モーレツ宇宙海賊」よりも
「イナズマイレブンＧＯクロノストーン」のほうが上かもしれん

笹本作品なら星のパイロットシリーズもよかったなあ

>>10
SFとは　すこし・ふしぎ　の略なのさ
広い意味に捉えた方が楽しいじゃん
狭義にはハードＳＦって言葉もあるんだしさ

まどかやっぱり入ったか。素直に嬉しいわ
スレタイにまどか入ってないから、芸スポ＋の星雲賞スレみたいに
ステマコピペ入ってなくていいな

『天獄と地国』
著者：小林泰三

のあらすじでなんか以前読んだような記憶がある
と思ったら、海を見る人中の短編を長編化したものなんだ

受賞作品が糞みたいなのしかないなｗ

SFっていうのは定義を拡大するような作品が生まれることで進化してきたから、
定義論はあまり意味が無いんだよね。

>>59
メディア上での流れだけじゃなくて、
SFというものの方向性自体が定義の拡大とも言えるしね
常識を引っ繰り返して目から鱗気分を味合わせてくれるのがSFの楽しさだと思う
だからそれには「SFとはこういうものという常識」自体も含まれる

「僕の妹は漢字が読める」あたりが入ってくれても面白かったんだがなあw
さすがにマイナー過ぎたか

　まどマギがＳＦｗｗｗ
　じゃ、エントロピーの説明とか、あれでいいんですかね？
　シュタゲ、とあるシリーズといい、最近のオタクアニメは意図的としか思えない科学的な誤りが多く見受けられますけど、それは皆さん全スルーですか？

別に科学的に正しいかどうかはSFの本質とは関係ないので、そんなこと言われても。

やっとガンダムがSFと認められたかｗ

星雲賞ではすでにカードキャプターさくら、となりのトトロがSFと認められている。ガンダムがSFかどうかとか何十年前の話だよ。
>>61
『まどか』のSF要素については日本SF大賞の選評でSF作品としての強みも弱みも指摘されてるのでそっち読むのが早いと思う。

まどかは宇宙人とかエントロピーとかいう言葉が出てくるからSFと強弁できないこともないだろうが、
何かSFとして優れてるとこなんてあったっけ？

自由部門：該当無し

こっちの方が将来を占う上で大問題だろうに

「面白くて」「（こんなところでＳＦ/非ＳＦ論争が起きる程度には）一般に大きくＳＦをアピールした」
十分だろ

>>28
希望と絶望の総量が一定が守られていたって、ホントかよ？
まどかのどこに神になれるほどの絶望があったのかまったく分からんかったｗ

科学的云々いったらそれこそガンダムの時点で明らかにおかしいので

>>68
ほむらの繰り返した絶望がまどかを取り巻く因果率に絶大な影響を与えた。
まどマギの主人公は、ほむらだからね。

異世界ファンタジーの受賞はよ

来年はマブラヴが受賞しそう

>>68
絶望があったから希望を得られたのではなく、
希望実現の代償に絶望を支払ったという流れ
まどかのポイントは求める物（希望）を最小限にささやかにしたことと規模を大きくしたこと
規模が違うだけで収支は普通の魔法少女と同じ差し引き0
普通なら一万円借金して一万円支払うところを
まどかは一兆円借金して一兆円支払った
ほむらの役割は巨額の借金を実現させ得た、言わば担保となったというところかな
さやかの場合：少年の治療=自己の魔女化
まどかの場合：魔法少女の絶望しながらの死亡+魔女の存在=魔法少女の希望を持ちながらの死亡+マジュウの存在+自己の消失
という収支

>>65
こういう面倒臭いのは得てしてハードSFの信奉者とかではなく単なるクレーマー

>>55
ＳＦを「少し不思議」と言うのは、矮小化されるイメージがあって、なんかいやなんだよなー。
「宇宙や時間や次元をまたにかける話なんて、少し不思議なだけだぜ」と言われたら、
そのスケールの大きな度量には感服しました、と謝るしかないけど。

寧ろエントロピーとか説明無い方が勝手にSF解釈しそうなんだがなSFファンは

>>75
「すこし不思議」は、藤子・F・不二雄氏の専売特許であって、SF全体に適用されるべき概念じゃないぞ。

>>77
藤子F不二雄なら、SFを冒涜していなければ
誰が使っても許してくれそうな気がする

そういうことじゃなくて、すこし不思議はあくまでSFの中のごく一部を指す概念でしかないって指摘だろう。

SFなんてサイエンスフィクションでもあるけれど
サイエンスファンタジーでもあるからな
説明の無い魔法ならファンタジーで
説明のある魔法ならSFだ

ファン投票だからSFの出来の善し悪しで票入れる奴もいれば、SFチックな
要素はエントリーの最低条件として、選ぶのは面白さとかで決める奴もいるからな。
だから星雲賞は昔からいろんな作品が選に残る。

オネアミスやトップが入ってエヴァが入ってないというひねくれぶりはちょっと面白いな
まああの年はガメラがあったしおっさんを泣かせた方が勝ちか
同じSFファンと言っても涙腺の脆いおっさんとミーハーな若者のせめぎ合いがあって面白いな

>>10
銀河英雄伝説　と　まどかマギカ　でどちらがSFかといえば
圧倒的に　まどかマギカ　だろ

舞台が宇宙であるか否かなどたいした問題でない

昭和世代オタクの虚淵が趣味と悪趣味をブチこんだら
結果的にSFになった感じだな
最近は仏教アニメにもなったようだが

百合美少女による、宇宙改変、上位存在化と救済、トンデモ理論
オッサンSF者の大好物ばかりだろ

>>82
行ったことないので推測なのだが、90年代中盤の時点でSF大会に若者はいないのではないか。
また、エヴァTVシリーズは最終回でSFとして良いのか迷った層がいたのではないのか。

すこしふしぎはＳＦの定義付けとかで揉めそうな流れを鎮める為に使われてる気がする

ＳＦオタＡ「そもそもＳＦはうんぬんかんぬん！」
ＳＦオタＢ「いや、なんちゃらかんちゃら！」
その他「何だコイツら・・・めんどくせぇ・・・」
ＳＦオタＣ「まあまあ肩肘張らずにすこしふしぎ程度に捉えればいいじゃん」

その鎮痛剤の乱用が目立つって事だ。
頭ボケちゃうぞ。SF以外でボケを進ませるな。

>>86
そういえば昔原理主義者の定義論で焼け野原にした反省ってどっかで聞いたような

>>61
どれも好きな作品だけに、科学考証の粗が引っかかったのは事実だね。誰も原作・脚本に口を出せなかったのかも。

>>61
「とある」はそれこそファンタジー枠で寛容な扱いだろう
あの作品でSF的に気になるのはむしろ黒子の携帯が現代の技術でどこまで実現できるか、
それはスマホやガラケーと比べてUI的にどれだけ優れているのか、使いにくくても流行りうるかの方だ

まどかやシュタゲはもちろん散々突っ込まれてるぞ
スルーはされてない
ただ、どう扱っても失敗しそうな難しいテーマだけに、
チャレンジだけで温かい目で見られているというか、
どうフォローしたら正しい理論で説明しうるかというゲームの機会を与えてくれたとして
歓迎されてるという感じ

>>61
モーパイのディスク付録の冊子で、人工重力や慣性制御について
「考え始めると夜も眠れなくなっちゃうので注意しましょう」
って原作者が書いてたなぁ

>>88
上を見ればわかるけど、未だに勘違いしてその残り火を燻らせてる奴がゴロゴロいるんだぜ・・・・・・

>>92
それはどっちかというと、普段SFを読まない層の方が思い込みで
「SFとはこういうもんなんだろうから、まどかはおかしいだろ！」とか言ってるような

というか、「科学公証がなっていない!! 理屈がおかしい!!」と声を上げる時点で、対象をＳＦとして見てるんだけどなぁｗ

北海道新聞　2012年7月31日（火）夕刊3面　文化
メロン熊の熱い夏　第51回日本SF大会VARICONに参加して（巽孝之）
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