ゲームマネーを違法換金した疑惑でクォン・ヨンシクCJゲームズ代表(44)が検察に拘束されて
韓国ゲーム業界に大きな衝撃を与えている。
ソウル北部地検は5月2日、9億ウォン規模のゲームマネー(ゲーム内の通貨)を違法換金した疑惑で
クォン代表を拘束したと伝えている。また、検察は5月3日CJグループ系列会社CJ E&M
ネットマーブルのゲーム事業部門事務室を押収捜索するなど捜査を拡大している。
CJゲームズはCJ E&Mネットマーブルの子会社である。
検察は今年初め、違法ゲームマネー換金に対する機密情報を入手、これを根拠に捜査に
着手して先月ゲームマネーブローカーと換金業者らを相次いで拘束捜査してきた。この過程で
ネットマーブル関係者たちがこれに関与した情報を入手し、本格的な捜査に着手してきた。
クォン代表はCJ E&M常務であった2008年8月、ネットマーブルを運営しているCJインターネット
(CJ E&M前身)との総販売代理店契約を解約しながら合意金を受け取り、これをゲームマネー
購入に使い、このお金を換金業者のイ某氏に再売し総9億ウォン(日本円で約8,000万円)を
取りまとめた疑惑を受けている。イ某氏は2009年から約3年間100億ウォン規模のゲームマネーを
違法換金した疑惑で先月拘束された。
また、検察はCJ系列会社のN2PLAYの社員ホン某氏も換金業者が安値にゲームマネーを
買い入れるようにネットマーブル収益サイト契約締結を助けた疑惑で5月2日拘束したことが
確認された。
クォン・ヨンシクCJゲームズ代表は2002年から2010年までCJ E&Mネットマーブルパブリッシング
事業本部長を歴任、ゲーム業界興行専門家で名を広く知らしめてきた。その後彼は
ネットマーブルを退社しゲームパブリッシャーのGi Gamesを設立して代表職をひきうけたことがある。
昨年6月またネットマーブルに復帰し事業管理室室長(常務)を引き受け、同じ年11月
CJゲームズ代表で選任された。
ネットマーブル関係者は“違法換金屋と関連して現在一部職員の規定事項違反があったのかに
対して検察が調査を行っている”として“現在の調査進行中の事案で詳細に把握していないが、
検察調査に最大限誠実に協力する”と話した。
Sgame
http://www.sgame.jp/news/15/10496