1日、家族の絆を描いたアニメ映画『ももへの手紙』の親子試写会がスペースFS汐留で行われ、
もも役の声を担当した美山加恋と、美山が「お父さん」と呼んで慕う船越英一郎が、
しみじみと互いへの思いや絆を語った。
フジテレビ系列のドラマ「外科医 鳩村周五郎」シリーズなど、多くの共演経験がある船越と美山。
初共演時は小学校一年生だったという美山が、現在は15歳に成長したことに船越は触れ
「(美山が)成長するのをそばで見てきた。本当に娘みたいな存在」としみじみコメント。
「親子や人とのつながりは、決して血だけのものじゃない。加恋ちゃんとの絆も感じている」
と思いをにじませた。
一方の美山も、船越のことを「お父さん」と呼ぶほど慕っているようで、
「これまでたくさんお話しして、たくさん褒めてもらいました。お父さんよりお父さんみたい」
と満面の笑顔を見せる。すると船越はたちまち頬を緩めて
「今の一言が聞けたので、今日は来て良かったです!」と大喜びだった。
そんな船越は、女優としても美山のことを大絶賛。「(本作で)加恋はすごく良かった。
なんていい声で、なんていい表情を声の中に持っているんだろう。心を打たれたし、
癒やされました」と褒めちぎり、映画についても「ひたひたと感動が迫ってくる映画で、
日本中の人に観てもらいたい。つらいことや苦しいことがあっても、一人ではないことを
教えてもらえた」と目を輝かせて饒舌(じょうぜつ)に語った。
映画『ももへの手紙』は『人狼 JIN-ROH』で世界の注目を集めた沖浦啓之監督が、
7年の製作期間をかけて完成させた感動の長編アニメーション。
父から遺された一通の手紙を胸に、瀬戸内海の島へと移り住んだ少女が体験する
驚きに満ちた日々を生き生きと描き出す。第16回ニューヨーク国際児童映画祭では
長編大賞を受賞した。
映画『ももへの手紙』は4月21日より全国公開
シネマトゥデイ
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