スマートフォン世界大手の宏達国際電子(HTC)は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の
コンテンツ配信に関する認証「プレイステーションサーティファイド」を取得したもようだ。
同認証を取得したモバイル端末は、SCEのゲーム配信サイトを通じてゲームをダウンロードできる。
ソニーグループ以外の企業で同認証を取得するのは初めてという。
デジタル機器関連のニュースサイト、ポケット・リントによると、HTCは、今月27日からスペイン・バルセロナで
開催される携帯電話関連の国際展示会「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で、同認証の取得について
発表するとみられている。SCEは「うわさや憶測にはコメントできない」とのみ答えた。
SCEは昨年から、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した端末向けにSCEのゲームを
提供するため準備を進めていた。現在、プレイステーションサーティファイドはソニーのタブレット端末「ソニータブレット」
とソニー・エリクソンのスマートフォン「エクスペリア」が取得している。
■研究開発部門を新設
HTCは、研究開発の専門部門を新たに設けた。先駆的な製品の開発を目指し、従来の部署をまたいだ設計者などで構成する。
同部門で設計する製品は今年中にも発表される見通しだ。
同社は2005年にも「マジックラボ」と呼ばれる同様の部門を設けていたが、組織再編や幹部の離職などを受けて解散していた。
http://news.nna.jp/free/news/20120221twd003A.html