【漫画原作者】小池一夫「負けたなっていう感じを持ちます」「『まどか☆マギカ』は僕の考えの上をいく作品」

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209なまえないよぉ〜
>>189
まあ、あのシーンだけに注目したらそういう感想になるのはわからんでもないし
間違ってもいないと思う
あそこは母親が親として「間違える」シーンだ
親というのは他者を犠牲にしても子供自身の意志を無視しても子供を守るものであっていいと思う
でも彼女は自分でものを考えられるように子供を育てるべきだという理念を持ち、
それに成功したという自信を持っていた、つまりまどかを信じていたのだと思う
だから親としては止めるべきところで止められなかった、つまりあの時点ではもう親の役割を終えていた
彼女が親として最後に行ったのは6話での「間違えればいい」という言葉を伝えたこと
まどかはその言葉を鵜呑みではなく自分でしっかり咀嚼した上で、
子としては「間違い」である極めて親不孝な決断を下したわけだ
でもそれは世界にとっても仲間にとっても彼女自身にとっても決して間違いではなかったのかもしれない

まあ作品内で明示された言葉としてちょっと強引に「間違えればいい」を中心にまとめたけど、
もっと広く言えば何が正しいか見抜く知恵を身につけた上で自分で考えて自分で決断しろと
ずっと伝えてきたということになると思う