キャラクターを中心とするコンテンツのイベントComic‐Con International 2011が2011年
7月21日〜24日の4日間、アメリカ・サンディエゴにて開催。3日目の2011年7月23日には
バンダイナムコゲームスによる “FIGHTING GAME PANEL”が行われた。
このセッションはバンダイナムコゲームスの格闘アクションをコミコンのファンにお披露目すべく
実施されたもの。
夛湖久治氏による『ソウルキャリバーV』のプレゼンへ。夛湖氏からまず披露されたのが
“PROJECT SOUL”の新しいロゴ。昨年のコミコンで、原田氏より『ソウルキャリバー』
シリーズの復活を願うユーザーからの投票が募られたのだが、新しいロゴは、投票してくれた
ファンへの思いを込めて作られたものとのこと。これからは、新たなロゴが“PROJECT SOUL”の
象徴となる。そして、登場キャラとしてアイヴィー、ナツ、そしてツヴァイを披露した。
ナツはタキのスタイルを踏襲するキャラとなるのだが、となると、気になるのは『ソウル
キャリバーV』にタキが登場するかについて。この件に関して夛湖氏は「事実として、
タキは生きています。ですが、17年後の年老いた彼女を見るよりは、新しいゲームとなるために
ナツという新しい人物のほうを出すことにしました。ですので、いずれタキは戻ってくると
思います。みなさん楽しみにしていてください」(夛湖氏)との気になる発言も聞かれた。
http://www.famitsu.com/news/201107/images/00047294/mk228JDW9Hs3Q4JiZW73uLL2zbO64YK6.jpg そしてここで大きなサプライズが! 『ソウルキャリバーV』のストーリーモードの演出部分を
サイバーコネクトツーが手がけているというのだ。ちなみに、松山氏はそのあとで「くれぐれも
言っておくけど、『ソウルキャリバーV』にナルトが登場するということじゃないから!」と
釘をさしておりました。
トリは『鉄拳』の登場。話題の中心となったのは、日本では2011年9月に劇場公開を控えた、
3DフルCG映画『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』。まずはスペシャルゲストとして脚本を担当した
佐藤大氏が登場し、大きな拍手を浴びることに。佐藤氏が登壇するや、すかさず原田氏が質問。
それは、なぜ『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』の主役にリン・シャオユウとアリサのふたりを
起用したのかというもの。それに対して、佐藤氏は「いきなり難しい質問ですね(笑)」と
前置きしたうえで以下の通りに語った。
「僕がふだんやっている作品には、世界中にファンがたくさんいて、『鉄拳』にも世界中に
ファンがいることを知っています。僕が参加する意味ということを考えたときに、日本の
アニメーションの文化で誇りを持てるものが、“戦う女子高生”と“美少女のロボット”、
これしかないでしょう!と思っていたんです。それから、シャオユウは僕にとって初期の
『鉄拳』を支える素敵なキャラでした。そしてアリサはいちばん新しい『鉄拳』を牽引する
素敵なキャラだと思っています。このふたりにタッグを組ませることで、いままでのシリーズを
ひとつの中に入れられることができればいいなと思いました。(CG映画を)作っているときは、
『鉄拳 タッグトーナメント2』のことは知らなかったんですけどね(笑)」(佐藤氏)
最後に話題は、『鉄拳 ハイブリッド』のことへと。『鉄拳 ハイブリッド』には、さらなる
コンテンツとして『鉄拳 タッグトーナメント 2 プロローグ』も入ることが明らかに。それは、
まさに「どうですか? こんなにお得なパッケージは見たことないでしょう?」と原田氏が
断言するほどの豪華仕様。この『鉄拳 タッグトーナメント 2 プロローグ』は、“プロローグ”と
銘打たれてはいるもののゲームシステムとしてはフルに入っているとのこと。キャラや
ステージは数キャラ入っており、単にアーケード版の一部を切り取った……というわけはなく、
特別に映画のコスチュームやデビルのデザインなど、アーケード版でも遊べないモデルが
入っているのだとか。「開発チーム一同、がんばって作っているので楽しみにしていてください」と原田氏。
セッションの最後にiPhoneユーザーに飛びっきりのサービスが。iPhone版『鉄拳』が
来場者に無料で提供されるというのだ。しかも永遠に! 無料化のタイミングは、
原田氏のTwitterでつぶやかれるとのことなので、ファンの方はそちらに注目を。
ファミ通.com(一部抜粋)
http://www.famitsu.com/news/201107/24047294.html