エコールソフトウェアは,同社が主催する格闘ゲーム大会「ハイドラGP」の新種目として,
同人ゲームサークル“黄昏フロンティア”が開発を手がけたPC用格闘ゲーム「東方非想天則 〜
超弩級ギニョルの謎を追え」の採用を発表,「東方非想天則選手権」を開催すると発表した。
「ハイドラGP」は,これまで同社のアーケード格闘ゲーム「MELTY BLOOD」シリーズのランキング
バトル大会として開催されてきたもの。その「ハイドラGP」に第2の種目が追加となることは,
先週2011年2月6日に開催された「ハイドラGP 冬祭り2011」にて,すでに発表が行われていた。
その際はタイトルが伏せられていたものの,それが今回の発表で明らかになった形だ。
イベントでエコールソフトウェア 代表取締役の真鍋賢行氏が語ったように「デスクリムゾン」では
なかったのは少々残念だが,そのインパクトはなかなかのものだろう。
また「東方非想天則」は,同人サークル“上海アリス幻樂団”の人気シューティングゲーム
「東方Project」シリーズの二次創作として,“黄昏フロンティア”からコミックマーケット76で
リリースされた対戦格闘ゲーム。2008年の「東方緋想天 〜 Scarlet Weather Rhapsody.」の
続編として制作されたタイトルで,開発には“上海アリス幻樂団”も関わり,シナリオや
楽曲などを提供している。
内容は,シューティングゲームである原作を再現するため,すべてのキャラクターが多彩な
飛び道具を持つことが最大の特徴といえるだろう。また原作譲りのカードシステムによる
キャラクターのカスタマイズ要素などもあって,原作ファンも楽しめる内容となっている。
登場キャラクターは“博麗霊夢”や“霧雨魔理沙”などをはじめとした全20キャラクター。
同人ゲームながら,高い完成度で今なお人気の高いタイトルだ。
なお「東方非想天則選手権」は,エコールソフトウェアが“黄昏フロンティア”および“上海アリス
幻樂団”から許可を得て開催するもので,本大会への問い合わせは,ハイドラGP事務局に
行ってほしいとのこと。またあくまで同人ゲーム版の大会であって,同作がアーケードに
移植されるわけではないので,その点はご注意を。
最後にエコールソフトウェアの真鍋氏からのメッセージを掲載しておこう。現時点で日程や
開催場所などの詳細は不明だが,ぜひ参加してみたいという「東方非想天則」プレイヤーは,
今のうちから腕を磨いておくといいだろう。
4Gamer.net
http://www.4gamer.net/games/128/G012873/20110214038/ HydraGP
http://hydragp.info/archives/1677 東方非想天則
http://www.tasofro.net/touhou123/