みなとみらい線のみなとみらい駅(横浜市西区みなとみらい3)に12月30日、
iPhoneの中で参拝できるバーチャル神社「皆富来神社(みなとみらいじんじゃ)」
が出現する。
皆富来神社は、携帯電話端末「iPhone」専用アプリケーションを使い
ゲーム感覚でお参りできる仮想神社。「皆に富が来る」という縁起のいい名前の神社で、
携帯電話の動きにより、柄杓(ひしゃく)で水をすくい、手水舎(てみずや)で手を清め、
鈴を鳴らすなど、実際に神社で参拝しているような仮想体験を楽しむことができる。
App Store(アップルストア)のアプリケーション「皆富来神社」をダウンロード後、
アプリを起動し、同駅コンコース「みらいチューブ」に設置される「皆富来神社」
大型ピクチャーボードのQRコードを読み取ると、神社へのお参りがスタートする。
ダウンロードは無料、使用開始は12月30日10時。
同アプリは横浜高速鉄道が制作。5人の皇女(みこ)が皆富来神社でアルバイトをしている
という設定で、イラストレーターの「さくやついたち」が同線の5駅をモチーフに
5人のデザイン画を手掛けた。みなとみらい線が開業7周年を迎える来年2月頃、
それぞれのプロフィールが明らかにされるという。
同線では12月27日より、5人の皇女たちをデザインした「ヘッドマーク車両」を
東急東横線「渋谷駅」〜みなとみらい線「元町・中華街駅」間で運行している。
2011年1月中旬頃までの運行を予定。
また、同駅構内店舗の「エムエムみやげ」「ちけっとらんど」では、
パワースポット「皆富来神社」にちなんだ特製グッズとして、IC乗車券に重ねて
パスケースなどに入れると改札機通過時の感度がアップする「パワーアップカード」
を販売。お守りの絵柄2種、皇女の絵柄1種をそろえ、価格はいずれも800円。
横浜高速鉄道 経営管理部の峯依里子さんは「みなとみらい線の駅で気軽にお参りを
楽しんいただきたいと思い企画したバーチャル神社です。『皆富来神社』では御神体が現れ、
最後にかわいい皇女がひとり登場します。あなただけの願い事をかなえに、
ぜひお参りにいらして下さい」と話す。
みなとみらい線の正式名称は「みなとみらい21線」で、
東京急行横浜駅と、元町・中華街駅を結ぶ第3セクター・横浜高速鉄道の地下鉄路線。
全長4.1キロメートルで、東急東横線と相互直通運転を行っている。
2004年2月に開業し、延べ利用者数が2006年4月=1億人突破、2008年2月=2億人突破、
2009年10月に3億人を突破。2011年2月に開業7周年を迎える。
ヨコハマ経済新聞
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