ジンガジャパン株式会社は12月1日、新作ゲーム記者発表会を開催し、日本進出第1弾タイトル
として携帯向け新作ソーシャルゲーム「ファームビレッジ」を正式発表し、同日正式サービスを
開始したことを明らかにした。
ジンガジャパンはソーシャルゲーム最大手の米Znygaとソフトバンク株式会社が共同出資し、
携帯アプリ「まちつく!」などを開発したソーシャルゲームベンチャーウノウ株式会社を買収して
設立した日本法人。「ファームビレッジ」はジンガジャパンとしての初ローンチタイトルとなる。
サービス開始は本日12月1日からで、mixiアプリモバイル専用タイトルとなる。利用料金は
海外と同じ基本プレイ無料のアイテム課金制。ソフトバンクモバイルのユーザーには
プレミアムとして、アイテムと交換できるコイン500枚が提供される。
ゴールドバーグ氏はZyngaのソーシャルゲームのコンセプトを「ソーシャルファースト、
ゲームセカンド(ソーシャル性が1番、ゲーム性は2番)」という言葉で紹介。リアルな人間関係に
基づいたコミュニケーションツールとしてのゲーム「リアルソーシャルゲーム」という考え方を
強調した。そして「シリコンバレーのいいところと、日本のゲームを融合させたい」と語った。
■ 元祖農場系ゲームの味を活かした「ファームビレッジ」
今回発表されたソーシャルゲーム「ファームビレッジ」は、Zyngaの代表作で農場系ゲームの
ブームを作りだした大ヒットゲーム「FarmVille」の要素を携帯ゲームとして開発したものだ。
野菜や果樹、動物を育ててお金を稼ぎ、デコレーションで自分だけの農場を作っていく。
友達の農場に手伝いに行ったり、プレゼントをやり取りして協力しながら農場を大きくしていく。
ゲームの特徴は以下の3つ。
・これまでの農場系ゲームに比べて、農場が圧倒的に広い
・デコレーションアイテムで好きな農園を作っていくことができる
・農場の世話を通じた友達とのコミュニケーション
モバイルのmixiアプリには、すでに「サンシャイン牧場」などの農場ゲームが先行している。
後発ゲームが不利と言われるこのジャンルで勝算はあるのかという質問には、「アメリカで
『FarmVille』が出た当時にも、同様の農場系ゲームはたくさんあり同じような状況だった。
「その中で勝ち残ったのようにソーシャル性とゲーム性があれば十分勝っていけると思う」
(山田氏)と答えた。
ヤフーには、PC向けのプラットフォームである「Yahoo! モバゲー」もあるが、当面は携帯向けに
フォーカスした作品をローンチしていく。Facebook版「FarmVille」は全世界のインターネット人口の
2割がプレイしているが、日本版「ファームビレッジ」の目標は日本のインターネット人口の
2割程度のユーザーだとゴールドバーグ氏。今後はZyngaの人気作品を日本向けに発表していく
予定だが、「日本にはゲームのイノベーションの歴史がある」と日本で開発したゲームを
世界市場に発信してく可能性も示唆した。
GAME Watch(一部略)
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20101201_410998.html http://game.watch.impress.co.jp/img/gmw/docs/410/998/zj04.jpg ファームビレッジ
http://www.zynga.co.jp/service/farmvillage.html