11月15日、中古マンガ本やプレミアグッズなど売買のまんだらけが、平成22年9月期通期決算を公表した。
売上高は前期比で5.3%増加し、81億1400万円と80億円の大台に乗った。
また、営業利益は6億2500万円(前期比71.9%増)、経常利益は4億5300万円(同86.5%増)、
当期純利益は2億5000万円(同87.4%増)と利益面も好調だった。
まんだらけによれば既存店各店の業績が堅調に推移する一方で、
多言語で対応したインターネットオークション、ウェブ通信販売が利益の拡大に貢献している。
ネット事業の拡大も好業績につながったようだ。
また、大型店舗の新設・移転一段落する一方で、売上げ増加していることから
借入金返済や社債償還が進み利子負担が減少している。
部門別の売上高をみると、本が16億8800万円で全体の20.8%、トイが21億4300万円(26.4%)、
同人誌が20億500万円(24.7%)、そしてセル画や絵コンテ、原画など
アニメ・マンガ関連のプレミアグッズ、DVD・CDなどから構成されるその他が22億1900万円(27.4%)である。
主要4分野でバランスよく分散していることが分かる。
平成22年9月期は同人誌の売上高は2.6%減少、本が0.3%減でほぼ横ばいだった。
これに対してトイは、16.8%と大きく伸びた。また、その他も5.9%増加しており、
中古マンガ本・同人誌よりもトイをはじめとするコレクションアイテム・プレミアグッズの
成長性が高いことが分かる。
売上高が伸びる一方で、仕入れは42億1500万円と前年比1.3%減とむしろ抑え気味であった。
特に同人誌の仕入れが10.1%減と1割以上減っている。
仕入れ・買い取りの絞り込みが、利益率の向上につながったようだ。
今期 平成23年9月期ついては、売上高81億9300万円、営業利益6億4100万円、経常利益5億1700万円、
当期純利益2億7200万円といずれも小幅な増加を予想する。
好調であった平成22年9月期を維持するとの見通しだ。
こうした業績を達成するために希少品の買取り強化、
そして好調なウェブ通信販売の拡大を図るとしている。
さらに名古屋店、グランドカオス店を中心にイベント開催を強化する。
独自イベントの開催で新規顧客の獲得につながることを目指す。
animeanime.biz
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