県内では3日、アニメをテーマに町おこしを図ろうというイベントがあり、多くの人が集まった。
足利市では、商工会議所青年部らが作った萌(も)えキャラ「足利ひめたま」のオリジナル商品を扱う
「ひめたまショップ」が開店。佐野市では、キャラクターで装飾した自動車イベントがあった。
ショップは、足利市中心部の織姫神社近くの参道沿いに開店した。商品は、神社の祭神をモデルにした
美少女キャラ「ひめちゃん」「たまちゃん」をあしらった絵はがきやクリアファイル、下敷きなど。
開店前に約100人の列ができ、約200本用意した携帯ストラップは1時間半ほどで売り切れた。
「足利ひめたま」は、売れっ子のアニメ作家にキャラクターデザインを依頼したとあって、
7月の制作発表後から話題に。神奈川県の男性(27)は絵はがきなどを購入し、
「ぜひアニメにしてほしい」と話した。この日は織姫神社の秋の例大祭で、
親と一緒に参拝に来た子どもたちの関心も集めていた。
近くの渡良瀬川の河川敷ではアニメなどのキャラクターで装飾した「痛車(いたしゃ)」
約50台を展示する催しも同時開催。ショップとともに企画した「足利ひめたま」制作委員会の
富田勘也会長は「町の活性化につながればいいと思う」と話した。
ショップは在庫や人手の関係から次回の開店は23日と12月11日の予定。
その間、商品の一部は市商工会議所でも買うことができるという。
また佐野市でも、市役所前の「まちなか活性化ビル」(愛称・佐野未来館)の開館記念として
痛車イベントがあり、約110台が展示された。「(両市の)イベントをハシゴした」という
茨城県の男性(22)も。オープニングイベント実行委員会の五箇大成さん(39)は
「今までにない企画で地域に人を呼び込みたかった。今後も続けていきたい」と話していた。
asahi.com
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