ソニーは、2010年度第2四半期(2010年7月1日から9月30日まで)の連結業績を発表。
本日、記者向けの会見を行い、同社CFOの加藤優氏と、業務執行役員 SVPの神戸司郎氏が
出席した。
売上高は、為替の悪影響があったものの、音楽分野を除くすべての分野で増収となり
前年同期比4.3%増の1兆7,332億円を計上。そして営業損益は、687億円の営業利益を達成。
326億円の損失を計上した前年同期から大幅に改善した。
加藤CFOは今回の結果について、「円高など厳しい経営環境の中、相応の利益を確保できた。
コスト低減などにより基礎体力ができてきた」と総括した。
営業損益改善には、ゲーム事業及びPCの貢献があったネットワークプロダクツ&サービス分野が
大きく寄与。同分野の売上高は、前年同期比5.0% 増加の3,691億円で、これは主に商品力
強化により全地域でシェアが拡大し売上台数が増加したPCの増収によるものだという。
なお、ゲーム事業全体では前年同期比減収となったが、PlayStation Moveの好影響もあり、
PS3のハードウェア及びソフトウェアの売上高は前年同期に比べ増加。ハードウェアのコストが
大幅に改善し、売上高も伸びたPS3も営業損益改善に寄与した。
なお、PS3の第2四半期の販売台数は350万台だった。加藤氏は「年間計画の1,500万台に向け、
順調に推移している。またPS Moveの投入などにより、年末商戦に弾みを付けていく」と説明した。
加藤氏は、噂されているPSP 2やPSP goについても言及。「現在の機種を作った時点から、
当然次のモノも考えている」としながらも、詳細については「現時点でいつ頃とか、考え方は
こうとかの詳細は言えない。しかるべきタイミングが来たらご案内したい」と述べるにとどめた。
(略)
Phile-web
http://www.phileweb.com/news/d-av/201010/29/27170.html Sony Japan|2010年度 第2四半期 業績説明会
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/viewer/10q2/