【漫画】電子書籍時代における個人クリエイター活動とは? 竹熊健太郎「(少人数で立ち回れることが)最大のメリットかも」

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1あやめφ ★
漫画・アニメ関連の論評で知られる編集家の竹熊健太郎氏と、漫画家ユニット「うめ」の
小沢高広氏(原作担当)によるトークショーが11日、東京・池袋のジュンク堂書店で開催された。
「マンガ・ミーツ・デンショ―電子書籍時代における個人クリエイター活動とは―」と題し、
電子書籍の普及によって漫画制作・出版がどのように変化していくかを語り合った。

● 「アニメが1人で作れる時代」の漫画とは

竹熊氏が電子書籍に対して「キター!」と思った瞬間は、iPad発表直前の2009年末に
YouTubeで公開された映像という。新聞や雑誌の誌面レイアウトそのままにデザインされた
画面で、写真部分をタッチすると動画が動き出す仕掛けだった。

本来であれば静止画が当たり前の新聞や雑誌という表現に、動画をも盛り込む概念が
提示されその映像を見て、小沢氏は「じゃあ漫画も声がついたりアニメーションが付くように
なるのか?という話になるが、個人的には絶対にならないと考えている。漫画の特性は
低コストで作れると言うことであって、映画の何百分の1という予算で同じだけの物語を語れる。
その漫画がコストを上げる方向にはいかないのではないか」と述べた。

一方で竹熊氏は、映像作家の新海誠氏がほぼ独力で作り上げた約25分のアニメ作品
「ほしのこえ」を例示し、劇場公開に耐えうる作品が1年足らずの制作期間でできあがるという
実例を踏まえた上で、漫画とアニメーションの融合は進むのではないかと答えた。

また竹熊氏が「手塚治虫は漫画家としての成功をバックボーンに、本来の夢であるアニメ制作に
取り組んだ人物。1人でアニメを作れるんだったら、それが理想だっただろう。今も存命だったら
(省力化の極地としての)電子書籍にも絶対進出しているはずだ」と話すと、小沢氏も
思わず頷いていた。

INTERNET Watch(一部抜粋)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100913_393431.html
続き >>2
2あやめφ ★:2010/09/14(火) 13:16:40 ID:???
● 印税率にも変化アリ、どうなる出版社?

うめは電子書籍への取り組みの一環として、講談社の「モーニング」でかつて連載した
「東京トイボックス」を、株式会社paperboy&co.の電子書籍作成・販売サイト「パブー」で
販売する準備を進めている。うめ側から出版側に(幻冬舎)対して外部サービスの利用を提案。
DRMのない“生”のPDF形式での販売を予定。小沢氏は印税比率の実数こそ明かさなかったが、
「十分納得できる数値だった」とフォローしている。

この方式には、もう1つのメリットもあった。作品執筆から販売までの全関係者が集い、
具体的な販売キャンペーンなどを相談できたという。流通経路が短くなり、関係者の数を
絞り込めた影響もあるようだが、竹熊氏も「(少人数で立ち回れるということは)電子書籍の
最大のメリットかも知れない」と漏らした。

● 長期連載、新人発掘……。雑誌に求められる課題

人気漫画を長期雑誌連載して、雑誌そのものの人気も上げるという手法は部数増に
効果があった。一方で作品あたりの単行本巻数が増加してしまい、書棚の設置スペースの問題、
気軽な金額で全巻揃えることが難しい状況も生まれた。結果的に漫画喫茶や中古書店の利用を
推し進めた可能性もあり、竹熊氏も「40巻、50巻越えの作品を誰が買えるのか。出版社は
みずからクビをしめてしまったのかもしれない」と振り返る。

小沢氏は逆に、電子書籍では保管場所の問題がなくなるため、原理的には長期連載が
無理なく行える状況にもなると説明。竹熊氏も、創作の幅そのものが広がるだろうという
観点を示している。

竹熊氏は「漫画家志望者から、どこの出版社に作品を持ち込めばいいかを相談されることが
多い。ただ最近は、ネットで発表しろと言っている。pixivに漫画も投稿できるし、本当に
いい作品であれば注目される」と話す。

● 漫画家がエージェントを雇う時代がくるのか

漫画家にはエージェント(代理人)が必要にるのではないか、という点についても意見が
交換された。漫画は、独立自営の漫画家が、出版社所属の編集者と濃密に協力し合うことが
一般的とされる。編集者はストーリーを作者と共同制作したり、漫画以外の商業展開の
可能性を模索するなど、すでにエージェント的な役割を担ってはいる。

しかし、その編集者はたちはあくまでも一般企業の社員に過ぎず、人事異動などで頻繁に
担当替えが発生し、1人の作家を継続的に支援することは難しい。経済的な基盤もフリーと
社員では異なる。

「人気作家ともなれば、個人会社を作ってマネージャーを立てられる。しかし、本当なら
(右も左もわからないような)新人にこそエージェントが必要ではないか」と竹熊氏は訴える。
また、フリーの編集者にはエージェントとしての技能が求められるだろうとも付け加える。

● 共同制作でみんなハッピー?

また竹熊氏は、連載漫画の制作を分業制にすべきだと主張している。週刊漫画雑誌の連載は、
その作業の苛烈さから「非人道的な仕事」とまで竹熊氏は表現する。3年ほど実際にその作業を
経験した小沢氏も「確かにどうかしている」と追認。この状況を改善するために知恵を
絞るべきだと訴える。

竹熊氏が1つのアイデアとして取りあげたのが、アニメ制作的な観点からの漫画執筆だ。
アニメでは複数のスポンサーから資金を集めて制作委員会を設立。1話30分の映像を
1000万円程度のコストで制作していると言われる。

これを漫画に置き換えた場合、1000万円の予算で1年間の週刊連載、単行本3〜4巻の出版を
十分こなせると計算。ベテラン作家にネーム(下書きや台詞を整えた半完成原稿)を切らせ、
現代的な画風の若手作家にペン入れ(清書)させるといった工夫を行えば、映画原作などに
発展する可能性は十分あるだろうと展望する。
3なまえないよぉ〜:2010/09/14(火) 13:22:26 ID:Nvkbnje1
関連スレ:竹熊健太郎について語るスレ 6
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/iga/1265300418/
4なまえないよぉ〜:2010/09/14(火) 13:30:33 ID:TJBu0VUa
1000万円で好きな作家に作品描かせて、スポンサー様気取りを独り占め。
いいじゃん。
5なまえないよぉ〜:2010/09/14(火) 13:46:40 ID:Mx2Mp/yp
実績の無い新人は、プロデュース能力のある人と組まないと、自分と作品の
「売り方」が判らず、金に出来ないだろうな。
作家が儲かるビジネススタイルを構築してくれる人が現れる事を切に願う。
6なまえないよぉ〜:2010/09/14(火) 14:24:31 ID:aOtszrxv
今の時代にあったモデルが作家に優しい形で出来るといいね

編集屋でそういう動きしてるところって無いんだろうか
7なまえないよぉ〜:2010/09/14(火) 15:56:37 ID:605emyFc
>>5
それは結局のところ今の漫画家と編集者の関係と変わらないんじゃ?
編集者は担当作家をいかにして売れっ子にするか考えて色々やるのが普通。
色々やるつっても編集だって100%な方法を知ってるわけじゃないので
作家の才能を引き出すのが下手な編集は作家を潰してしまう。

お前さんの言うところのビジネススタイルを構築したところで
敏腕プロデューサーが自然と量産できるわけではない。
8なまえないよぉ〜:2010/09/16(木) 07:34:52 ID:L9nX10PU
>>7
>それは結局のところ今の漫画家と編集者の関係と変わらないんじゃ?

>5は作家が儲かるビジネススタイルを構築って言ってる
今の漫画家と編集者の関係じゃ漫画家は儲からないんだろう
9なまえないよぉ〜:2010/09/16(木) 11:12:39 ID:LeRoPMZ5
ほしのこえもスタッフ付いてるからなぁ
嘘はいかんのよ。本当に一人でやってたら短編アニメに4年〜5年は飛ぶのよね。
人生の旬があっという間に過ぎちゃうわけよ
10なまえないよぉ〜:2010/09/16(木) 11:36:04 ID:5Qa6PVfX
週刊誌みたいに締切がシビアなとこの漫画家はアシスタント
を数人抱えているんだよね。
それに、アシスタントの給料は出版社でなく漫画家が支払っ
ている。
25分のアニメでも数人がかりで作ったら、結構な出費は確定
だから当てないとその後が痛いよね。
11なまえないよぉ〜:2010/09/16(木) 15:52:14 ID:i9jVLIEJ

             、_、ト'i从ト,、_、
            、y':::::::::::::::::::::`:`'w、
          _'シ::::::::::::::::::::::::::::::::::厶、
         _z':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::そ_
        彡::, '" ̄``ー、≦==、:::::::::ミ
        彳j      `` `  ヾ::::::ミ、
         l:f  __    ・  _,.、 `!::::::ミ
         }l 'ヾミミヽ  rz彡‐`ヽ |::fYj
         {|  、_tッ、,゙ ' r' rtッ_‐ァ' |::}}!  >>5自分の売り方と聞いて
         ゙l  `ー 'ノ  !、`ー '   |::リノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
12なまえないよぉ〜:2010/09/16(木) 16:01:26 ID:G3vbeAi4
うめてんてーってこういう顔だったのか
13なまえないよぉ〜:2010/09/16(木) 16:29:03 ID:EeEJ2wqu
>>7
編集者は結局出版社の人間だから
会社がダメと言ったらそこでお終いだし
肩入れしている漫画家がいたとしても移動になればそこで終了

ビジネスとして漫画家を売り出すプロデューサーと
ストーリーなども込みで雑誌を作る編集者は別の方が
漫画家にも出版社にもいいかもしれんという話だろ
14なまえないよぉ〜:2010/09/16(木) 16:34:55 ID:D2C12YSg
編集・出版社の役割的に営業とか販促とかのが大きいからねぇ
ドラマ化・アニメ化して超売れっ子に導く方法論とか、大資本の出版社じゃないと無理。
15なまえないよぉ〜:2010/09/16(木) 17:28:09 ID:G3vbeAi4
>>5
なんだその同人ゴロ
16なまえないよぉ〜:2010/09/17(金) 11:20:57 ID:KJAN12pX
出版社によるふるいかけが悪っぽく捉えられているけど、
ボツになる良作は運も悪かったのか本当に稀で、
ボツになるような駄作がほとんどだし、駄作が世の中に
出回ってもらっても邪魔だし、出版社のふるいかけは
大事だと思う。

まぁ駄作を作った当人は、オレの傑作をボツにした
出版社はバカ、イラネ、と自分の才能が無い事を
認めずに八つ当たりするんでしょうけど。
17なまえないよぉ〜:2010/09/19(日) 03:52:21 ID:2t899V/C
ようするに出版社にOKもらってから
自分でIT業者を立ち上げればボロ儲けできるかもって話だろ
結局、独立するチャンスってのは
周りが必要としているときで
促してるときは絶対に失敗するもんだから
18なまえないよぉ〜
>>16
一理あるけど、そんな単純かね?w