◇京都国際マンガミュージアムで「フィギュアの系譜」展−土偶から超合金まで
京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル)で現在、
夏の特別展「フィギュアの系譜−土偶から海洋堂まで」が開催されている。
日本のサブカルチャーとして海外からも注目を集める日本のフィギュア文化。
夏休みに入り、連日、外国人来館者が大勢訪れている。観光スポットとしても
注目される中、同展は日本ならではのフィギュア文化を京都から世界へ発信する。
2階ギャラリーで行われている同展は2つのパートに分かれる。第1パートは
土偶から埴輪(はにわ)、こけしなどを経て、明治、大正、昭和へと「人形」の
系譜をたどる構成。リカちゃん人形やマジンガーZの超合金、
「キン肉マン」ケシゴムなど懐かしいキャラクター約300点をそろえる。
第2パートではフィギュア文化をけん引する海洋堂(大阪府門真市)のフィギュアを中心に
約300点を展示する。アニメキャラクターのアクションフィギュアや、「チョコエッグ」などの食玩、
海洋堂フィギュア原型師BOME(ボーメ)さんの美少女フィギュアなど、さまざまなフィギュアを
展示する。
同館では今回が3回目の海洋堂フィギュア展となるが、土偶、埴輪とフィギュアを同時に
並べたのは初の試み。同館研究員の伊藤さんは「太古から現代までのフィギュアの系譜が
理解できる最先端のフィギュア展」と自信をみせる。「昭和のアニメキャラクターのフィギュアなどを
ゆっくりと懐かしんでいただければ」とも。
8月8日にはギャラリートーク&講演会「妖怪/フィギュア論」を開き、妖怪とフィギュアの
関係についての講演を予定。1階ではフィギュアの塗装を体験できるワークショップ
「フィギュアに色を塗ろう!」を連日開催(9月からは土曜・日曜・祝日に開催)。
同展オリジナル・ガイドブック(300円)のほか、ミュージアムショップでは同展で展示する
フィギュアを含め122体のフィギュアを販売する。
開館時間は10時〜18時(8月31日までは20時まで、入館は共に30分前まで)。
観覧料は、大人=1,000円、中高生=500円、小学生=200円(入館料を含む)。
9月26日まで。水曜日休館(8月31日までは無休)。
ソース(烏丸経済新聞)
http://karasuma.keizai.biz/headline/1110/ ▽マンガ家・江口寿史による本展のイメージキャラクター「ドグちゃん」
http://images.keizai.biz/karasuma_keizai/headline/1279885743_photo.jpg ▽京都国際マンガミュージアム−フィギュアの系譜
http://www.kyotomm.jp/event/spe/figures2010.php