「鋼の錬金術師」「マクロスF」「機動戦士ガンダムSEED」……。海外でも人気のアニメを
手がけて8年余り。硬派な作品を放送する土曜午後6時(08年春からは日曜午後5時)の枠を、
「土6」「日5」と呼ばれるまでに高めた。
ベトナム戦争、スリランカの民族紛争、米中露の覇権などSFながら多くの作品で現実の
国際情勢がテーマとして描かれる。「戦争より外交努力が大事という話に突き詰めていけるから」
と話し、作品の中で繰り広げられる戦闘を通じ、争いの無意味さを訴える。
「結論を出すのは視聴者ですが、大人として我々はこう思うと提示するのが大事だと思う。
アニメだからこそ気をつけないと」
議論となる作品の難解さについて尋ねると、「コアな部分を当たり障りのないように表現し、
幅を狭めるのは言論機関として自殺行為」。それがファンにとっては魅力なのかも。
毎日jp
http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20100719ddm018070039000c.html