【ゲーム】“原作”たり得る表現メディアとしてのノベルゲーム 5pb.志倉社長&新役員インタビュー

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1あやめφ ★
2010年5月13日,「Steins;Gate」の開発/販売元として知られる5pb.は,アニメ/ゲーム関連の
コンテンツを制作/配信しているAG-ONEと資本提携を行い,それにともなう新たな役員人事を
発表した。

5pb.の新たな役員として就任したのは,太田豊紀氏(ドワンゴ/取締役副社長)や中西 孝氏
(AG-ONE/代表取締役社長),そして安藝貴範氏(グッドスマイルカンパニー/代表取締役社長)ら
といった,コンテンツ業界の第一線で活躍する経営者達。

今回4Gamerでは,そんな5pb.の志倉氏および新役員のメンバーにインタビューを行い,
今後の取り組みや同社の戦略,そして現在のゲーム市場やコンテンツ産業全般についてまで,
話を広げて聞いてみた。

■ なぜ今,あえてノベルゲームなのか。

4Gamer:まずは,今回の資本提携の経緯や背景を教えてください。

志倉氏:まずここにいるメンバー共通の問題意識として,コンテンツ……というか“原作”を
生み出すためのビジネスモデルあるいは表現手法が,アニメや漫画,小説以外でもっと
やりようがあるんじゃないか,もっと今の時代に即したやり方があるんじゃないか?という
思いがありました。

4Gamer:いまさら“ノベルゲームに着目”というのが,個人的には「逆にとても興味深いな」と
感じられるのですが。

安藝氏:コンテンツ開発というものを商業ベースで考えた場合,例えばアニメ制作であれば,
1クール数億円という投資が最初の段階で必要になり,とても大きなリスクを背負うことになります。

本当に最初から大きな投資をしなくちゃコンテンツって作れないものなのか?もっと徐々に
ステップアップしていくような仕組みが作れないのか?という疑問を,ずっとコンテンツ業界の
関係者みんなが抱いているわけです。

そんな状況に対して僕らが出した回答の一つが,今回の資本提携であり,5pb.という会社を
軸にしたプロジェクトなんです。

志倉氏:開発費の少なさも大きな理由の一つではありますが,僕がノベルゲームを指向する
理由は,決してお金の面だけではありません。何よりも,ノベルゲームというものの「表現形式と
しての可能性」に着目しているんです。ノベルゲームは,“原作”を生み出すための表現手法として,
とても優れていると思っているんですよね。

中西氏:出版社というのは,コンテンツ産業の中で見た場合に,原作を生み出すために必要な
装置/仕組みという役割を果たしています。出版社の元気がなくなるということはどういうことか。
それはつまり,“原作”が生まれる余地がなくなってしまうということなんです。

安藝氏:新しい作品(原作)が生まれてこなくなるのは,コンテンツ産業にとって一番の恐怖ですよ。
原作が生まれなくなると,その周辺のビジネスが全部崩壊してしまいますから。

4Gamer.net(一部抜粋)
http://www.4gamer.net/games/098/G009802/20100715070/
続き >>2-3
2なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 19:15:02 ID:8zskuD1v
■ “原作”たり得る表現メディアとしてのノベルゲーム

4Gamer:では改めてお聞きしますが,そこでなぜ「ノベルゲーム」なのですか?

志倉氏:ノベルゲームの大きな特徴って,膨大な量のテキストを駆使して,作家の持つ物語や
世界観を表現できるところですよね。コンテンツとしての“濃さ”というのかな。原作たり得るだけの
“奥行き”を十分に表現できる手法,それがノベルゲームというジャンルだと感じているんです。

安藝氏:お客さんを没頭させてキャラクターなり世界観なりに浸らせるためのコスト/時間単価
という視点で考えると,ノベルゲームは,圧倒的に安価な表現手法なんです。 だからといって,
その内容自体が安っぽいかというとそういうわけではない。

志倉氏:“原作”に必要な要素とは何かと考えた時に,それはユーザーさんの思い入れで
あったり,没入感みたいなものがとても大切だと思っているんです。原作を持つことに対する
こだわりや意味というのは,そこを無しには語れない。

僕はあくまでも原作を持つ,原作を作るってところにこだわりをもっていて,その意味で
ノベルゲームという表現手法は,そうしたものを生み出しやすいスタイルだと考えているんです。

4Gamer:ただ,最近は時間の奪い合いが激しさを増しているじゃないですか。「100時間かかる」
というのは逆にデメリットにもなり得るのではないでしょうか?

志倉氏:ええ,そこについては僕も重々承知しています。例えば,ここに居る二人(中西氏と
安藝氏)は,Steins;Gateを遊んでません。「Steins;Gateが面白いって噂を聞いたよ!」
みたいな話を僕にしてくるんですよ。……とても失礼でしょ(笑)。

なので,ノベルゲームの長所を活かすためにも,プレイヤーさんへの「遊ばせ方」みたいな
部分はもっと工夫していかなくてはと考えています。

■ メディアミックス戦略の起点としてのノベルゲーム

4Gamer:近年急速に拡大したライトノベル市場についてはどう思われますか?
“原作”を生み出す仕組みとしてはかなり理に適っているように感じますが。

安藝氏:あれはあれでとてもクレバーなやり方だと思います。とくに角川さんの展開されている
メディアミックス戦略は,コンテンツの展開という意味では,もう理想形の一つといっても
良いのではないでしょうか。

志倉氏:ライトノベルは,いろいろな意味で結構意識していて,例えば,先ほど言った
章区切りの構成にしても,いわゆる“ライトノベル感覚”を出したいという側面があります。

アドベンチャーゲームのスタイルって,結局はただボタンを押すだけなんで,これは携帯端末とか
インタフェースが貧弱なものに本来はとてもマッチしているんです。売り方だって,1章ごとに
300円で売るだとか,携帯コミックみたいな手法だってあり得るわけで。

さらに音楽や声優さんといった要素を盛り込めたりする面も含めて,アドベンチャーゲーム
(ノベルゲーム)には,ライトノベルとはまた違う良さがある。今の時代は,むしろマッチしている
とさえ言えると思いますよ。
3あやめφ ★:2010/07/19(月) 19:15:12 ID:???
志倉氏:僕が原作というものにこだわるのは,新しいゲームビジネスの展開を意識しての
話なんです。ゲームという媒体を起点としながらも,ゲームそれ自体による売り上げだけ
ではなくて,より幅広い枠組みで利益を出す仕組みを作りたい。そのためには原作としての
最初の濃さ/奥行きが必要で,それにはアドベンチャーゲームというスタイルがマッチしている
という。僕がやりたいのはそれだけなんです。

その意味では,今回の資本提携では「いろいろな武器を得たな」と感じていますよ。
多チャンネルでの展開がとてもやりやすいですから。

中西氏:今はもうそのやり方(DVD販売)では,投資したお金を回収できていないケースが
大半なわけですよ。僕というか,AG-ONEが今回のプロジェクトに参加させて頂いているのは,
繰り返しになりますけど,「今のテレビアニメのビジネスモデル以外でも,大成功できる
方法ってきっとあるよね」という問題意識からです。

一方では,適切なビジネスサイズというものがあるとも思っていて,100万本売らなきゃ
いけないような,切った張ったの世界だけではなくて,1万本を売るプロジェクトが100個ある
みたいな。そういう方向も大事なんじゃないかなと。

■ 5pb.の今後の展開。気になる「小島監督とのプロジェクト」って?

4Gamer:5pb.の今後のプロジェクトについて,現時点で何か発表できることはありますか?

志倉氏:僕自身が直接関わるプロジェクトという意味では,想定科学シリーズの第三弾と,
コナミの小島監督とのプロジェクト,この二つがまず全力投球すべき案件になると考えています。
その二つに関しては,これまで5pb.単体では決して出来なかったこと,取れなかったリスクを
分散させることで,より攻撃的なプロジェクトにしたいなと。

4Gamer:Twitterでも発言されていた「小島監督とのプロジェクト」ってどういったものになるんですか?

志倉氏:小島監督がアドベンチャーゲームを作りたいとおっしゃって。まだ,これから
「一緒に山に籠ってプロットを練りましょう」って段階で,細かいところは全然決まって
いないんですけどね。
4なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 19:22:47 ID:b0BSZN1e
めんどくさいから読んでないけど糞箱でギャルゲーおいしいですってことですね!
5なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 19:25:53 ID:N4+Fg/wo
ノベルゲームって何
6なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 19:27:18 ID:2g6+bJIC
>>5
エレキ紙芝居
7なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 19:29:01 ID:AywPecVf
2000年のAIRを頂点としてノベルゲの表現は一向に進化していない
8なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 19:45:02 ID:EIGtj8/D
>>7
君が望む永遠 〜Latest Edition〜 Windows PC
マブラヴ 全年齢版 Windows PC
マブラヴ オルタネイティヴ 全年齢版 Windows PC
をやれば、きっと幸せになれる。
9なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 19:50:19 ID:STMfBDWO
なぜ今,あえてノベルゲームなのか。


金も技術も知識も要らないから。
糞箱のゲームすらまともに作れない会社だから。
10なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 19:53:39 ID:gi7tlYsk
移植じゃ儲からないんだろうな

オタ向けのギャルゲーが、中高生向けのラノベに勝つのは
ほぼ不可能だと思うが
11なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 20:04:38 ID:Q3KS7fxB
>>7
AIRは全然頂点じゃねーだろ
Fate辺りだと演出が一つの頂点と言っても良いかも知れんが
12なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 20:08:00 ID:9Qjmlx63
>>10
数がでないからね
5pbの前身会社も結局つぶれたし
5pb自体も金食い虫ってことでTYOから外されたからね
AG-ONEの傘下になったけど、以前厳しいことは
買わないだろうな
13なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 20:27:33 ID:an6CLqYx
今airとかやるとつまらなさ過ぎて涙が出てくる。10年前はこんなのありがたがって持ち上げてたのか俺は・・・
14なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 21:08:20 ID:b+41OtjX
ご都合主義の泣きやがれゲーの頂点だったな>AIR
演出表現でいえば確かにFateの方が頑張ってた

偉そうにしてるけど過去のネームバリューと移植寄生で食ってるだけだろ?
5pb.単体で何出来たんよおまえらw
15なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 22:07:33 ID:hapEUvko
いいから大往生パッチをさっさと配信しろ
16なまえないよぉ〜:2010/07/19(月) 23:20:16 ID:2cB9r1Ot
ラノベ並のコストパフォーマンスで
声優の声が活きる脚本起こして、絵も描いてじゃなきゃ無理だな

なんかノベルを声優に朗読させるだけの企画をiPadでやってるとこあるけど、ばかだよな
17なまえないよぉ〜:2010/07/20(火) 00:36:43 ID:Thh41LQL
村上龍がiPadでサウンドノベルやるらしい。
18なまえないよぉ〜:2010/07/20(火) 12:15:43 ID:rYi7bZDi
読んだけど全く中身のない内容だった
ノベルゲー作るのだって安価でノウハウも必要ないからでしょ?
ここって糞箱で出したソフトよりも、それを携帯機に移植した物のほうが売れてるよね
19なまえないよぉ〜:2010/07/20(火) 13:34:40 ID:6iMlDHd4
AIRなあ
俺も昔は鍵信者してたが、最近の麻枝見て泣かせゲー熱も醒めたな
YU-NOやE17や街やシュタゲみたいなノベル+αなギミックがあるゲームがノベルゲーの頂点だと思う
20なまえないよぉ〜:2010/07/21(水) 03:35:46 ID:ELN9ajAP
>>19
俺もYU-NOが頂点だと思うぜ
純粋なノベルゲーではなくアドベンチャーゲームの括りに入るんだけど
だからこそゲーム性がしっかりと存在するしな
Fateが頂点ってのは作品の寿命の話なら認めるが作品の内容としては失笑レベル
21なまえないよぉ〜:2010/07/21(水) 07:01:39 ID:K3LTVuPU
音とCGと文章の融合した表現メディアであるノベルゲーの可能性って観点から
Fateの演出が語られてるんであって、Fateの内容自体どうこう言ってるわけではないと思うが
こんな読解力の低い人が褒めてるとYU-NOの価値まで揺らいじゃうよ
22なまえないよぉ〜:2010/07/21(水) 07:30:48 ID:xc6JiXnA
そりゃー、人様のソースを勝手に盗用したゲームをノーチェックで販売するような信用を失った会社はごにょごにょ
23なまえないよぉ〜:2010/07/25(日) 22:50:46 ID:ViYVEsmT
>>21
映像演出って言葉がSEとエフェクトしかない君の理屈に最初から無理があったんじゃないのw
24なまえないよぉ〜
作品は面白そうだけど
変な横文字タイトルがいただけない