渋谷・宇田川町の雑居ビルに6月1日、メード喫茶「みんなのお店 いちごみるく」
(渋谷区宇田川町、TEL 03-3780-9960)がオープンした。
コンセプトは「妖精たちがメードとして人間界のご主人さま、お嬢さまにお給仕するお店」。
「秋葉原ではメードブームが去り、生き残り戦争が激化している」と店長の本木ひよさん。
それに伴い、メード喫茶の出店エリアは池袋や中野などに広がっているというが、
「ポツンと渋谷にだけメード喫茶がほとんどなかった」(本木さん)ことから、
「渋谷で遊ぶ人たちにも、もっとメードに興味を持ってもらえれば」と出店した。
店舗面積は12坪。「イチゴのお部屋」をイメージし、ピンクと白を基調とした内装に、
イチゴ型の手作りモチーフと「コスプレした」うさぎのぬいぐるみをレイアウト。席数は17席。
メニューは、コーヒー(500円)などのソフトドリンクやアルコール類のほか、オムライス、
ハンバーグなどの各種フード(350円〜1,200円)を提供。別途入店料
(最初の1時間につき男性=400円、女性=300円ほか)が必要。
現在12人のスタッフが交代でメード役を務める。白いブラウスとエプロン、ピンクのフレアスカート
から成るメード服が「制服」で、靴下やポーチなどの小物は各スタッフが自由に選んだもの。
料理は「おいしくなーれ」など「愛込め」と呼ばれる掛け声とともに提供し、掛け声は
「お客さんにも一緒にやってもらう」。「ふわふわ、オムライス」(1200円)では、
メードがケチャップなどで絵を描く定番サービスも。
過去に秋葉原でメードのシフトなどを管理する「執事役」も務めたという本木さん。
同店のスタッフは「メードの経験のある子は少なく、みんな自由に個性を発揮している」とし、
利用客は、「興味はあるが、わざわざ秋葉原に足を運ぶほどでは」という学生などの利用も
多いという。今後については、「普段はメード喫茶としてまったり営業したい。
時には『パラパラ』など、渋谷ならではの何かを取り込みながら店を盛り上げるイベントができれば」
と話す。
シブヤ経済新聞
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