セガは 2010年6月25日、業界関係者に向けた最新アーケードゲームの展示会“SEGA PRIVATE
SHOW 2010 -SUMMER-”を開催。新作トレーディングカードゲーム『戦国大戦』を初プレイアブル
出展した。
2010年2月のAOUショーでサプライズ発表された『戦国大戦』は、『三国志大戦』シリーズの
プロデューサー西山泰弘氏が手掛けるタイトル。武将カードを盤面上で動かすリアルタイム
操作や、城ゲージを削り合う勝敗システム、計略と奥義の存在、3すくみの関係にある兵種など
ベーシックな部分は『三国志大戦』シリーズを踏襲しつつ、『戦国大戦』ならではの戦場、
よりインタラクティブ性を増したカード操作などを搭載している。
『戦国大戦』のもっとも特徴的なシステムが“タッチアクション”。本作には“騎馬隊”、“槍足軽”、
“鉄砲隊”という3兵種が存在し、そのうちの騎馬隊と鉄砲隊は盤面上のカードを手の平で
押さえると特殊なアクションを起こすことができるのだ。たとえば騎馬隊は、一定距離止まらずに
走った状態でタッチアクションを行うと、大ダメージを与える“突撃”が発動される。鉄砲隊は
タッチアクションで遠隔攻撃の“射撃”が発動。こちらは敵に照準が表示された状態のときに
行うことができる。どちらも非常に強力だが、もちろん使用するうえで若干のデメリットも存在。
突撃は槍足軽の槍部分にぶつかるとカウンターで大ダメージを受けてしまい、射撃も
一定回数発動したあとは弾を装填する必要があるのだ。
会場で実際にプレイしてみた感想としては、『三国志大戦』シリーズのプレイ感覚はそのままに、
攻撃により自分の意思、タイミングを反映できるようになった印象。慣れないうちは操作が
かなり慌しく感じてしまうのは否めないが、これは逆にやり応えが増したとも言える。
プレイヤースキルがしっかりと結果に現れるシステムとも言えるので、ガチの対戦を好む人には
たまらないのではないだろうか。
対戦を盛り上げる要素はタッチアクション以外にもある。『三国志大戦』シリーズでは戦場に
デフォルトで沼地、森などの障害物が設置されていることがあったが、『戦国大戦』では
それに加えて“大筒”というギミックが登場。これは自動的に敵の城ゲージにダメージを与えて
くれるというもので、使用するにはまず大筒を自軍のものにしなければいけない。大筒の
ところに武将を貼り付かせるとゲージが溜まり、それが満タンになれば自軍のものとなり、
その後カウントダウンがスタートし、ゼロになると弾が発射される。ただし、カウントダウンが
スタートしても発射する前に大筒の所有が相手に移ると、カウントは止まってしまう。
イメージとしては陣取り合戦をやっている感じだ。
“虎口攻め”は攻城争いをよりスリリングにするシステム。戦闘を行っていると虎口攻めゲージが
蓄積され、それがフルになると虎口攻めを決めるチャンス。相手の城門部分に武将が進入すると
虎口攻めが発生し、“内門”と“兵糧庫”のどちらを攻めるか? という2択で相手に迫ることができる。
敵側では“内門”と“兵糧庫”どちらを守るかの選択が行われ、外した場合は城ゲージが
削られてしまうのだ。攻城ゲージを溜めることなく相手に打撃を与えることができる本システムの
搭載で、戦闘の緊張感はさらに増すこととなるだろう。
そのほか、ゲームの基本的な部分を紹介しておくと、現時点で明らかになっている勢力は
織田家、武田家、上杉家の3つ。ひとり用ではそれぞれの勢力ごとの群雄伝を楽しむことができる。
またカードのコストにも変化が。『三国志大戦』ではカード1枚の最高コストは3となっていたが、
『戦国大戦』ではコスト4のカードが登場。自軍の総コストは『三国志大戦』と同じく8だが、
デッキ構成の幅がより深くなるのは間違いない。なお、『戦国大戦』の稼動時期は2010年を
予定している。
ファミ通.com
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