毎年7月に韓国で開催される富川ファンタスティック国際映画祭が、今年も7月15日から25日まで開催される。
同映画祭は1997年にスタート、年々その規模を拡大し、ファンタスティック映画の分野で
その存在感を増している。
14回を迎える今年は、世界各国からSF、サスペンス、ファンタジー、ホラー、アクションの長編、短編映画
およそ200本が集まる。12作品が並ぶ公式コンペティション部門を初め8つのセクションと特別プログラム、
回顧特集などが組まれる。
富川ファンタスティック国際映画祭はアジアの映画祭ということもあり、毎回、日本映画、
それに日本アニメに力を入れている映画祭でもある。今年も多くの邦画、日本アニメが上映作品に並んでいる。
特に注目は、映画祭のコンペティション部門プチョン・チョイスの中に、『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』が
選ばれていることだ。日本からは他に『告白』のみ、また唯一つアニメーション映画として作品賞、
監督賞、審査員賞などを競うことになる。
また、アニメーション特集のセクションAni Fantaは例年日本のアニメが多いセクションである。
日本では劇場公開されたばかりの『名探偵コナン 天空の難破船』、そして『プランゼット』が上映されている。
粟津順監督の作品では『プランゼット』以外にも、『惑星大怪獣ネガドン』もプログラムに含まれる。
さながらミニ粟津作品特集の趣である。
特集では2つ組まれている回顧特集のひとつが
「アジアのメジャースタジオ:サンライズ 機動戦士ガンダム:宇宙世紀の記憶」である。
この特集では宇宙世紀ガンダムを集中的に取り上げる。劇場版ファーストガンダム3部作、
劇場版Zガンダム3部作、それに『機動戦士ガンダムUC 第1話』の7作品が集中上映される。
韓国の劇場でこれらの作品がまとまって紹介されるのは極めて珍しい。
現地のガンダムファンを喜ばせそうだ。
animeanime.jp
http://animeanime.jp/news/archives/2010/06/post_1248.html