バンダイナムコゲームスは2010年5月4日、アーケードゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』の
オフィシャル全国大会の決勝大会を、都内にあるイベントスペース、ディファ有明で開催した。
全国で350チーム以上が参加した予選を勝ち抜いてきた16チームが、日本一の座をかけて
激突した本大会。熱心なファンが多いタイトルということで、会場周辺にはイベント開始数時間
まえから観戦希望者の行列ができることになった。
大会は勝ち抜きトーナメント形式で実施され、準々決勝までは1回負けたら終了のシングル
マッチで行われることに。一発勝負の緊張感に満ちた戦いとなったが、各チームとも大舞台に
物怖じすることなく見事な立ち回りとチームワークを披露していた。一般的なゲーム大会では
あまり見られない取り組みとして、一戦終了するごとに開発スタッフの解説を交えつつ
リプレイ映像を観るという仕掛けも。トッププレイヤーたちの戦術や試合運びをじっくりと
チェックできるため、現役プレイヤーにとっては勝負の行方を楽しみつつ、勉強もできる
という大会進行になっていた。
準決勝からは1戦ごとに“連邦”と“ジオン”軍を入れ替えての2回戦勝負で、お互い1勝した
場合はプレーオフで勝利チームを決めるというルールで実施。ここまで残った4チームの
実力は非常に拮抗しており、準決勝はどちらもプレイオフまでもつれ込むことに。そんな接戦を
勝ち抜いて、決勝の舞台に立ったのは、埼玉エリア代表“三十路の生き様”チームと、
九州・沖縄エリア代表“/H”チーム。前者は低コストのモビルスーツで固めて乱戦に持ち込み
勝利を狙い、後者は高コストモビルスーツの火力で場を支配するという、正反対の戦術を持った
チームがぶつかることになった。
1回戦ではお互いに相手拠点を1回ずつ破壊し、その後はモビルスーツ戦に。低コストで固めた
三十路の生き様チームは、火力の差を埋めるために接近戦へ持ち込みたいところだったが、
/Hチームは巧な立ち回りでそれをさせず、中距離からの射撃を的確に当てて相手の
戦力ゲージをジリジリと削っていき勝利を収めた。
あとがなくなった三十路の生き様チームは、2回戦でより積極的に相手拠点を狙う戦法に出る。
開幕にほぼ同タイミングで相手拠点を破壊した両チームだが、その後は上述した戦法で
三十路の生き様チームが2回目の拠点破壊に成功。しかし、1機が相手陣地へ貼りつけに
なるため、モビルスーツ戦では数的不利な状況に。モビルスーツの撃破で相手コストを
減らしていく/Hチームと、一発逆転を狙って拠点を攻め続ける三十路の生き様チーム。
勝負はラスト10カウントの時点で、三十路の生き様チームが3回目の拠点破壊に成功するか
どうか、という状況になった。もし成功すれば逆転勝利……と解説陣も読んでいたところ、
タイムアップ直前に三十路の生き様チームが相手拠点を破壊! 同時に試合終了となったが、
勝利したのは/Hチームという結果に。リプレイ映像で観ると、3度の拠点破壊を受けながらも
ほんのわずか/Hチームの戦力ゲージが相手を上回っていたのだ。モビルスーツの
被撃墜数が少なかったことがこの勝利につながったようで、解説陣からは前衛に陣取る
プレイヤーの回避テクニックを賞賛する言葉が贈られていた。
ファミ通.com
http://www.famitsu.com/game/news/1234829_1124.html http://www.famitsu.com/image/8291/HyZzz97ZNjF5IdqwFR2p8knp1U12w1wL.jpg 機動戦士ガンダム 戦場の絆
http://www.gundam-kizuna.jp/ 続き
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