俳優の上地雄輔(31)が、7月スタートのフジテレビ系ドラマ「逃亡弁護士(仮)」(火曜・後10時)で、
連ドラ初主演することが25日、分かった。原作はコミック「逃亡弁護士 成田誠」で、弁護士役に
初挑戦する。物語は殺人などの容疑で指名手配された弁護士が、えん罪を晴らすため、
身を隠しながら真犯人を捜し続けるヒューマンサスペンス。上地は「間違いなく自分の中では
1ページ目、一生忘れられない作品になると思う」と意気込んでいる。
俳優デビューから11年、上地が連ドラで初主演する。フジ系「クイズ!ヘキサゴン2」では
“おバカキャラ”として人気だが、今回演じるのは若手弁護士・和田誠役。自らのえん罪を
晴らすため、逃亡しながら真犯人を捜し続けるというシリアスな役柄だ。
上地は「主人公は正義感の強い人間。自分も周りから『よくそんな照れ臭いこと言えるな』と
言われるんです。“人間臭い”ところはリンクするところがあると思う。ただ真っすぐな人間として
片付けるのではなく、(逃亡のつらさなど)陰の部分も出していけたら」と意気込んだ。
原作はコミック「逃亡弁護士 成田誠」(小学館)。原案者の剛英城氏は、別ペンネーム(夏原武)で
人気漫画「クロサギ」も手掛けている。コミックでは物語は途中で終わっており、続編となる
「新・逃亡弁護士 成田誠」が、27日発売の「月刊!スピリッツ」6月号で連載開始予定だ。
共演は、殺された父親の娘で週刊誌の新人記者役の石原さとみ(23)、和田を追う検事の元で
働く検察事務官役の矢田亜希子(31)ら。矢田の連ドラ出演は昨年1月クールのフジ系
「ヴォイス〜命なき者の声〜」以来約1年半ぶりとなる。
担当プロデューサーの河西秀幸氏は、上地の起用理由について「逃亡者というつらい立場の
役でも、誰もが応援したくなる、老若男女に好かれる好感度の高さが起用の決め手となりました」
と説明した。
法律の勉強は「まだ何もしていません」と笑い飛ばす上地だが、日々のニュースをチェックしたり、
コミックで難しい用語を覚えるなど着々と準備を進めている。クランクインは5月下旬予定。
「責任は感じるし気合も入るが、何よりも楽しい現場にしたい」。その明るいキャラで現場を
引っ張っていく。
スポーツ報知
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