川西町のJR米坂線羽前小松駅に今月25日、新たな駅長マスコットキャラクターとして2匹の
子ヤギが登場する。町内の置賜農業高で生まれた子ヤギで、名前は「こゆき」と「さくら」。
地域活性化に取り組む生徒グループと一緒に駅のイベントなどに参加し、町のPRに一役買う。
羽前小松駅では昨年4月、同校で飼育している雄オスのヤギ「こ〜ま君」が“子ヤギの駅長さん”
として登場。駅長マスコットキャラクターとして観光客を和ませたが、この1年で体力や活発さが増し、
生徒の手に負えないほどに成長した。伸びた角などで人がけがをする恐れもあるため
引退することになり、代わって、こゆきとさくらが2代目に抜てきされた。
2匹はことし2月に生まれた双子の雌。見分ける目印は右耳で、小さな傷あとがあるのがさくら、
ないのがこゆきだ。2匹とも身のこなしが軽快で、人が背中を向けると飛び乗る「背乗り芸」の
特技を持つ。生徒グループ代表の3年平田菜採(なつみ)さん(17)は「くりくりした目がとても
かわいい。みんなに愛されるマスコットキャラに育ってほしい」と話す。
デビューする25日は、生徒が運営する駅前アンテナショップ「ぼ〜の」に参加し、「やまがた花回廊」
キャンペーンのイベント列車を出迎える。5月5日に開催される「えき・まちこどもフェスタ&
ひょうたん島スタンプラリー」にも登場。食べ歩きやコンサート、ミニ動物園などの催しがあり、
2匹はメーン会場の同駅で来場者を歓迎する。
山形新聞
http://yamagata-np.jp/news/201004/18/kj_2010041800746.php 左:さくら、右:こゆき
http://yamagata-np.jp/news/201004/18/img_2010041800227.jpg