【映画】「アサルトガールズ」は、ゼロ年代を締めくくるにふさわしい最強のB級映画!

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1 ◆YKPE/zzQbM @ゆきぺφ ★
久々にすごい映画を見た。「GHOST IN THE SHELL−攻殻機動隊−」や「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」などで世界中にその名を知られるクリエイター、押井守監督による実写長編最新作、「アサルトガールズ」だ。

これは、01年に公開された同監督による実写映画「Avalon アヴァロン」の世界観を引き継いだSFアクションファンタジーであり、ファンにとっては待望の続編と言えなくもないのだが、喜ぶのはちょっと待ってほしい。

――結論から書くと、この「アサルトガールズ」、驚くほどにストーリーが薄い。いや、薄いというよりも、“ほぼ無い”と言った方が正しいかもしれない。

あらすじを簡単に書くと、近未来の仮想空間を舞台にしたオンラインゲーム内で美女3人と男1人が巨大モンスター相手にパーティーを組んで戦う――という流れなのだが、実は今書いた説明だけで本編の9割程度は網羅できている。
さらに公式サイトに掲載されているもう少し詳細なあらすじをご覧いただければ、残りの1割もカバーできるという親切設計だ。

……本作については押井監督自ら完成披露試写会で「この映画には中身なんてない」「コンセプトは女優を美しく撮ること」と語っているのだが、まさかそれが冗談でも何でもなく、本当にその通りだとは思わなかった。

これだけではいくら何でもあんまりなので、もう少し世界観について解説しておこう。

戦いの舞台となるオンラインゲーム「アヴァロン(f)」は、“まるで本当に自分がその世界に入ったかのように感じられる仮想現実”。もはや使い古された題材ではあるが、この手の世界観構築についてはさすがに押井監督のセンスはずば抜けている。
モンスターの造型や装備品、メカデザインなどはどれも一級品だ。

また、主演の黒木メイサ、菊地凛子、佐伯日菜子の衣装も、彼女らのイメージにぴたりと合っていて非常に美しい。なるほど、「女優を美しく撮るのがコンセプト」と断言するだけのことはある。
映画としてはストーリーがなさすぎて特に語ることもないのだが、“ちょっと長めのPV”くらいの気持ちで見る分にはいいかもしれない。

他にも、「突然不思議な踊りを披露する菊地凛子」とか、「何の意味があるのかよくわからないが荒野のど真ん中にぽつんと置かれた二宮金次郎像」とか、
「70分間の本編中、冒頭の10分はひたすらナレーション(しかも、別にこれは見ずに寝ていても問題ない by押井守)」……等々、ツッコミどころはたくさん用意されているので、
そういうタイプの映画の見方をするのが好きな人にはぜひお薦めしたいところである。

◎画像
http://news.ameba.jp/imgs/2009121704.jpg

◎関連スレ
【インタビュー】押井守:「ちゃんとやって奇麗なものを作った」8年ぶり長編実写映画「アサルトガールズ」語る
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1260632820/

【音楽】GyaO! KOTOKO「SCREW」のビデオクリップを配信 映画「アサルトガールズ」テーマ曲
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1261139160/

◎ソース:アメーバニュース
http://news.ameba.jp/hollywood/2009/12/53078.html