史上最も多くの歌をうたっている初音ミク。彼女の2回目の誕生日に浮上した「初音ミクAppend」
は、ミクに歌声の表情を複数追加するというオプションだ。そのミクの感情表現の幅を大きく
広げるソフトが利用可能になった。
現在のところ5つあるという表情のうちの2つ「soft」と「dark」を含むデモ版が12月8日、
使用開始から2週間の期限付きで配布された。配布から1日しか経っていないにもかかわらず
たくさんの楽曲がネット上に投稿されており、ニコニコ動画だけで20曲公開されている
(Tag:初音ミクAppend)。
現在のデモ版の配布形態は、雑誌「DTMマガジン」1月号のDVDへの収録。VOCALOIDの
編集を行うVOCALOID Editorは機能制限をつけたデモ版専用のものだが、VOCALOID
データベース自体はフルで収録されている。
「CV01 dark/soft Early DEMO VERSION」と書かれたインストール画面には、大きく2つの
マイクロフォンが表示される。それぞれに、深い青と淡い青の初音ミクのシルエットが
描かれており、初音ミクから派生した歌声であることを示している。
このデモ版はCrossOver Macを使ってiMacにインストールしたが、従来のVOCALOID同様に
問題なく組み込むことができた。容量はおよそ3Gバイトを必要とする。
インストールされた「歌手」は、「CV01_soft_earlyDemo」と「CV01_dark_earlyDemo」の2種類。
それぞれソフトでしっとりとした表情である「soft」、通常の初音ミクより暗い表情の声である
「dark」だ。初音ミクAppendのその他のデータベース、「vivid」「very soft」「solid」は
収録されていない。
デモ版のVOCALOID Editorは、VOCALOIDのネイティブフォーマットであるVSQとVOCALOID
MIDIでは保存できないが、WAVファイルの書き出しや、既に作成してあるVSQデータを
読み込むことはできる。初音ミクのオーナーなら、初音ミク(Appendではないほう)を使って
保存したVSQをデモ版で読み込めば、「soft」「dark」で歌い直すことができる。
今回は、初音ミク用に作成したオリジナル曲をデモ版に読み込み、「soft」と「dark」に
アサインしなおしてWAVに書き出し、それをMac用の音楽ソフトであるGarageBandに
読み込み、ボーカル部分だけ入れ替えて再出力した。
ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/09/news055.html 【初音ミク】±(ぷらすまいなす)【オリジナル曲】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8318408 【初音ミクAppend】±(ぷらすまいなす)【Dark Early Demo】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9034161 【初音ミクAppend】±(ぷらすまいなす)【Soft Early Demo】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9034145 【初音ミクAppend】±(ぷらすまいなす)【オリジナル、soft、dark】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9042568 続き
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