【コラム】小林まこと「ただ傑作を描きたい」 命を削る漫画家の覚悟
1 :
あやめφ ★:
1日でなく1週間の睡眠時間の合計が数時間にも満たない。こんな非日常的生活を延々と続ける
漫画家という仕事は、間違いなく最も苛烈な職業の一つに挙げられるだろう。小説家や
漫画家など出版界を取材する学芸担当となって約4カ月。漫画業界を支える売れっ子
漫画家たちを取材し、文字通り“命を削る”現場を目の当たりにした。
「売れないころは大根をかじって空腹をしのいだこともあったなあ…」と修業時代を振り返る
小林まことさんの横浜市内の仕事場を訪ねた。“大衆文学の父”と呼ばれる作家、長谷川伸さんの
原作を元に、初の時代劇漫画に挑んでいる。20歳でプロデビューし、キャリア30年を超え、
51歳の今も第一線で活躍する小林さんの職場は想像通り壮絶さを物語っていた。6階建て
事務所最上階の屋根裏部屋が仕事部屋。机の周囲を埋め尽くすように、飲んだばかりの
コーヒーの空き缶が数十缶も雑然と並んでいた。
格闘青春漫画「1・2の三四郎」を引っさげ、少年マガジンで華々しくデビューした小林さんは
同期デビュー組の2人とともに三羽がらすと呼ばれ、漫画界を担う逸材として期待された。
が、小林さん以外の2人はもうこの世にいない。昨年末に出版された小林さんの自伝漫画
「青春少年マガジン1978〜1983」には、漫画に賭けた3人の青春がつづられている。その一人、
「タフネス大地」の大和田夏希さんは自殺。その翌年、「純のスマッシュ」の小野新二さんが
過労死といえる病死。ともに脂の乗り切った40代前半での若過ぎる死だ。小林さんは
「泣きながら原稿を描いた」と明かす。
「親友でありライバルだった2人はもういない。それでもこんな過酷な仕事を続けられる理由は
何ですか?」。こう聞くと小林さんは静かに答えた。
「もうお金も地位も名誉も何もいらない。売れなくても構わない。ただ傑作を描きたい。
それだけですよ」
眠気を紛らわせるための甘い缶コーヒーの飲み過ぎは体に毒ですよ−。こんな老婆心は
立ち入るすきはなさそうだ。彼らは命を削る覚悟で漫画を描く。“現代の侍”のような彼らの声を
もっと記事で伝えたい。それは学芸担当記者の職務の一つと感じている。
イザ!(戸津井康之/SANKEI EXPRESS)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/comic/323594/
2 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:02:11 ID:ZDlm4D3D
もう、こういう人って減りすぎて…
3 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:03:32 ID:qjKNREqh
一時期マガジンでこの人の歴史を描いた漫画が連載されてたな
今ではこういう人ってもういないんだろなぁ・・・
4 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:04:09 ID:9BC99RKx
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゙ー" i、
r──‐ロロ lニニ7ロロ o o o ヽ,,_ 人
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 ̄ _  ̄._,,r'" _,ノ .,>─---、. ゙ヽ ゙l、_. _,ィ
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ノ /"⌒゙ト、゙'ー─┬┼─┬'" > ,l~
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) l,, ,)-'::.:.:.: : :゙ー‐'" . .::v" ゙i ,i
゙i { ,,ノl |:.:.:.:.: : : : . . . . . .: .:.:.::l | i
5 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:05:02 ID:7SjcCUEg
ネーム考えるのが遅いだけじゃね?
6 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:08:01 ID:SfVSKKYI
>>2 結構なことじゃないか?
冨樫や萩原までいくと行き過ぎだけどさ
質の良い仕事をするために漫画家は人権を捨てなければならない
とでもいうような環境は異常だ
健康を守って仕事をする中で傑作が描ければそれに越したことはないのだ
7 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:11:11 ID:qjKNREqh
>>6 >健康を守って仕事をする中で傑作が描ければ
健康守りすぎて最近傑作が出てきてないペーペーが多数だけどな
8 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:11:58 ID:sah0Gig/
同じ顔しか描けないなら松井の伝記漫画描けばいいのに
9 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:14:42 ID:ZDlm4D3D
>>6 生きる ってのは、そんなのんべんだらりとするモンじゃないんだよ。
今はそれで生きていけるから、言えるのであってさ。
必死さがまるで無く、無くともメシが自動的に口に入ってくる世の中。
今の状況のが酷くないかい?
10 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:15:58 ID:17SsQ9Un
柔道部物語は、凄い。
何せ凄い。
スポーツ漫画の頂点
11 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:16:59 ID:SfVSKKYI
>>9 失礼したな
その世界に生きてるわけでもないくせに
「こういう気概がある人がいなくなった」
とか嘆いて見せてるのが滑稽に思えたものでね
お前が漫画家の命に責任持てるのか
青春少年マガジンおもしろすぎる。
13 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:24:53 ID:qcjOprel
労働環境に関する話題に対して精神論で返すのはいかがなものか
14 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:26:04 ID:ipn9gIv7
にゃんこのマイケルの人?
アレは大好きだったなあ♪
惜しい人を亡くしたな
サッ!
>>11 責任???
責任は自分で持つものだ。お前はなにか勘違いしていないか?
労働環境は法律で縛られるものではない、自分で考えることだ。
「雇われ」は法律で文句言えるが、自営業者は関係ないぞ、そんな法律無いからな。
で?
24時間365日、働けばいいじゃないか。人間本来そういうことをしてきたろ。
その労働を少しでも楽にと時代の中で試行錯誤されてきたが、労働はイコール
生きることだ。
娯楽を主においてる今の世の中のがおかしくないか?
自分で決めた道で死んでいくのは、自分の責任だ。周囲の責任じゃないぞ。
漫画家以外だって、行き詰って自殺なんざゴロゴロいるし、体壊して、、とか
なにもおかしくない。それも人生だ。
17 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:29:19 ID:k0XiCu/S
売れない傑作って何よ?
18 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:30:20 ID:j1Qb4B8s
自分が「これは傑作だ!オレは傑作を描くことが出来た!」って思っても、買ってもらえなかったら
自己満足だろ?
人に認められてこそ傑作だと思うんだけどな。
>>11 どっちにしろお前が諭す権利はなんもないわけだが
懐かしんで何が悪かと
それがおかしい、仕事で死ぬのはおかしい という風潮が理解できない。
生きるのに失敗すれば死ぬんだ。人間だって動物なんだ。
身を削ってボロボロになるなんて、当然だろ。
ID:ZDlm4D3D△
22 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:38:43 ID:0XrbfYXi
>>18 たとえば生きてる間不遇だった芸術家、作家はたくさんいる
村上隆のフィギュアは16億の値が付いたがはたして傑作だろうか
23 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:38:46 ID:KCWdf5DG
命を懸けるだけの値打ちある職業についた小林さんは勝ち組。
仕事に命賭けるとか馬鹿じゃね?と真昼間から2ちゃんに書き込んでる
>>11 は負け組w
漫画だけじゃなく映画とかアニメとかゲームとか
コンテンツ産業ってのは作り手の採算度外視の情熱で成り立ってるところがあるからなぁ
そういえば この前までやってた渡世人の漫画面白かったな
>18
そこはそれ生み出した人の価値観次第じゃね?
作る人が、人に認めてもらえる物こそ傑作と考えてればそのとおりだけど。
認められるとかそういう問題じゃなくて、自分自身がこれ以上のものは書けないと思うものを傑作と考えるかもしれないし。
本人が好きで漫画家やっててまだまだ描きたいと思ってるんだから、姿勢に対して外野がどーのこーの言うもんじゃないと思う。
出来上がった漫画についてどーのこーの言うのは分かるけど。
1・2の三四郎は最強だった
柔道部物語は言わずもがな
28 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:56:47 ID:a1KG2e5C
>>10 あのスピード感や迫力、勝利の瞬間の描写はマジ凄い!
それでいて笑えるし。
『花マル伝』なんかまんまパクりだもんなー。
29 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 14:59:43 ID:WSFVdWkW
結局本人が死んだあとは代表作はホワッツマイケルとか言われちゃいそう
30 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 15:05:33 ID:rzkI7dBJ
I am マッコイ サイコーでしたな。
31 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 15:06:49 ID:a1KG2e5C
>>29 俺的には
1)1・2の三四郎、柔道部物語
2)へば!ハローちゃん
3)1・2の三四郎2
4)ホワッツ?マイケル
5)漫画の描き方(だっけかな?)
6)格闘探偵
「ちちょんまんち」は黒歴史…
32 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 15:14:17 ID:GpqbCEeN
税金でボーナスもらってる公務員に聞かせたいね。
33 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 15:23:53 ID:QGxh86VO
いいよな、こういう名前を残せる仕事って。
俺も海外の最前線で働いてるけど、皆には
名前残せない、歯車のひとつだよなぁ・・・
自分のことを棚にあげた「昔は良かった」論人物ver.から誰も聞いてない自己憐憫の自分語りか。
幅広いスレだな。
>>11 お前が一番場違いな発言してるの気付いてる?
高みの見物で命に責任もクソもなかろう。
36 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 15:49:56 ID:QGxh86VO
そうやって他人を蔑んで自己満足する
>>34も
受け入れられるところが、2ちゃんの良いところ
(;^ω^)
>>36 こいつきめぇwww
海外の最前線(キリッwwwwww
38 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 16:26:32 ID:6qGH/9Qm
What'sマイケル以降見たこと無いなこの人
39 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 16:28:19 ID:qcjOprel
>>11がなんでここまで叩かれるのか見返してみたが
>>2のレスを誤解してるんだろうな
6階建て事務所って凄くない?
41 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 16:36:12 ID:QGxh86VO
42 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 16:45:34 ID:EdoeuPe1
プロレスが衰退していった過程に似ている。
43 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 16:52:41 ID:EpwElZoy
三四郎を読んで体鍛えた奴ちょっとこいw
高校の時再販読んだけど毎日スクワットやったよ
ワイルド7トリビュート企画の単発読み切りとか、
過去キャラの使い回しの時代劇作品とか、
もはや自分が食うために駄作を生み出すだけだけどな。
一歩って小林まことの絵をぱくってるよね。
最近、小さくまとまってるけど。
46 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 18:36:34 ID:xjiNUANQ
小林まことのファンなら、関の弥太っぺ読んで欲しい。
小林まことの傑作というより、近年稀にみる傑作だから
ホワッツマイケルだけは死ぬほど読みまくったが他の作品も面白いみたいね
モグリですまなかった
ガブリンおもしろかったのに何か最後テキトーに終わっちゃって残念だったな〜。
>>47 柔道部物語は読むべき
柔道知らなくてもめちゃくちゃ面白い
マガジンで短期連載してた自伝は凄く面白かった
51 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 19:24:00 ID:YcIsG2pd
三四郎達がスケベな顔になるのが良かった。
>>50 夏希さんとの最後のやりとりとか涙無しには読めなかった。
53 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 20:15:19 ID:Z2H92Skf
柔道部物語はかなり熱い
54 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 20:18:36 ID:fuAI9dkG
>>33 公務員も税金払ってるし、サービス残業てんこ盛りだよ。自分だけが苦労してると思いなさるな。
>>44 この人の漫画をきちんと最後まで読んだことあるかい?
55 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 20:19:27 ID:fuAI9dkG
56 :
なまえないよぉ〜:2009/11/12(木) 20:23:24 ID:I4zOMCLp
おぼっちゃまくんしか知らない
タフネス大地の中の人自殺していたのか・・・・・はじめてしったわ・・・・
青春少年マガジンだけみたが面白かったな
マンガ家に限らず作家の環境は苛烈な方がいい作品ができるという
考え方があるのは事実だが
もう少し作家の健康に配慮した環境に改善すべき
まぁ最近は過労死するマンガ家いなくなったよね?
小林まとこなんてアシなしで描いてたんだから大変だったろう
ヤンマガほど休まれると嫌だが、ジャンプはもう少し作家を休ませたほうがいい
で枠が空いた分富樫を載せろ
富樫は掲載しないと印税没収する契約にしろっつの!
>>54 「私たちがどれだけサービス残業をしているか知っているんですか?」
↓↓↓
まったくやってませんでした(笑)
公務員がサービス残業をしているというネタは、投稿用テンプレがあって、
ほぼ似たような内容のものが定期的に新聞に載ります。
まこぴょんは職人
話づくりがホントにうまい
柔道部物語の名言
「あいつはハンサムだが女にはもてないに違いない。なぜなら…
柔道部だからだ。」(うろ覚え)
65 :
なまえないよぉ〜:2009/11/13(金) 12:14:18 ID:6Hsh3xKq
小林ゆうに見えたのは俺だけいい。
66 :
なまえないよぉ〜:2009/11/13(金) 12:57:36 ID:qTrHqqRw
まあ、この人は幸せだよな。
これだけの人生を送るなら
悔いもないやろ。
>>61 公務員にも千差万別だから一概に言うのはおかしい
68 :
なまえないよぉ〜:2009/11/13(金) 13:39:17 ID:D/9EzxoO
>>6 >健康を守って仕事をする中で傑作が描ければ
富樫はさぞ健康そのものだろうな。トライアスロンを3回ぐらい連続で完走できそう。
69 :
なまえないよぉ〜:2009/11/13(金) 13:54:54 ID:cS0cq2vA
>>60 >印税没収
それ無理。
逆に富樫側が版権引き上げることなら出来るが。
70 :
なまえないよぉ〜:2009/11/13(金) 13:57:56 ID:7fdCdC14
ホワッツマイケル
女子高生 4人組 微百合
この法則に則った作品作れば傑作になりますよ^^
72 :
なまえないよぉ〜:2009/11/13(金) 14:23:56 ID:QVvvMfqS
この間ヤンキンで描いてたワイルド7トリビュートってどうだった?
見逃しちゃったんだよなー
単にセブンのメンバーを一人ずつ紹介していくカラー短編だべ
パチンコに魂売ったおぼっちゃまくんの作者を叩きにきたんだが・・・
小林違いだった
>>74 えっ…
サミーから 三四郎のパチ出てるけど…
つうか、今の漫画家に文句あるなら講談社の屋上で割腹自殺してからにしろ。
命かけるだけの価値があるんだろw
出来ないのなら、漫画なんてその程度の価値なんだから命を要求するな。
77 :
なまえないよぉ〜:2009/11/14(土) 07:58:10 ID:QH8YXKlt
命をかけれる仕事があるなんて素晴らしい事
それがない人間がやっかみ半分でこんなトコでグダグダ書き込んでるのが真相
学生で柔道部に所属していた頃、
柔道部物語の西野を真似て「〜柔道しようじゃねえか」て言うヤツ多かったっけ。
79 :
なまえないよぉ〜:2009/11/14(土) 09:06:30 ID:a55A9888
ウッシャ〜
柔道部〜と1、2の〜はそれぞれ柔道とプロレスやってる人のバイブル漫画
一人で2つもバイブル級を描けるなんて凄い事
81 :
なまえないよぉ〜:2009/11/14(土) 16:29:14 ID:Lx99vmhz
公務員には残業が無いと思っていた時期が私にもありました。
公務員になんてなるんじゃなかった
orz
82 :
なまえないよぉ〜:2009/11/15(日) 02:54:18 ID:4/QA6++t
「親友でありライバルだった2人はもういない。それでもこんな過酷な仕事を続けられる理由は
何ですか?」。こう聞くと小林さんは静かに答えた。
「もうお金も地位も名誉も何もいらない。売れなくても構わない。ただ傑作を描きたい。
それだけですよ」
---------------------------------
サボリ癖のあるジャンプの某漫画家に聴かせてやりたい台詞だね。
冨樫は、小林まことの爪の垢でも煎じて飲むべし!!
1、2の三四郎のヒロインは、マガジン名物キワモノヒロインのはしりだったよな。
ホワッツ?マイケルが最大のヒット作なんだろうが、
本人は「猫が踊ると何が楽しいんだ?」と嫌々描いていたらしい。
おそらく、大和田か小野にもそれを批判されたんじゃないだろうか。
(青春〜を見ると彼らは真正面から罵倒するタイプか?)
やがて彼らは不器用に熱いマンガを書き続けて不遇に死んだ。
「俺はつまらないマンガで大金持ちになった」と思うと、切ないだろうね。
今の小林は天国の親友に認められたくて描いてるんだよ。
最大はどう見ても1・2の三四郎としか思えんがなぁ
>>84 三四郎を描いた人だから、マイケルも描けたと思えるけどね。
剛と柔と考えたら、どちらも人間にとって必要な要素だし。
何て言うか、絶妙なテンポ感と間抜けな表情の描き方はこの人ならではww
87 :
なまえないよぉ〜:2009/11/15(日) 12:10:13 ID:LJajo+PG
>>84 >本人は「猫が踊ると何が楽しいんだ?」と嫌々描いていたらしい。
どこ情報だよ、ソースくれとは言わんがどこでそんな事言ってたかくらいは教えてくれ。
あの漫画を「猫が踊ると何が楽しいんだ?」なんて思いながら描けたらそれこそ天才だよ。
いやそうでなくても天才なんだけど。
単なる猫萌え漫画に終わらず、かわいくなさ、異常な行動や習性などを一歩引いて観察して
それをうまい事笑いにつなげてる。今多い、猫をキャラ化して萌えさせる作品とは一線を画してる。
88 :
なまえないよぉ〜:2009/11/15(日) 15:02:53 ID:zPMH6gjR
そ・・・尊敬するぜ
柔道部物語は紛れもない傑作だと思うが…
西野が悔し涙を零すシーンではもらい泣きした
>>80 中学高校と6年柔道部員だったが高校時代顧問が持ってきた
柔道部物語は読めて良かった
卒業から10年経った今じゃ自宅の本棚にあるぜ
間違いなく実際にしていた選手や部員の支持率が最も高いスポーツ漫画>柔道部物語
92 :
なまえないよぉ〜:2009/11/15(日) 16:58:02 ID:pDtMUBUS
柔道部の名シーンは最終巻の三五vs西野で大ブーイングの中で闘う西野を顧問の先生が見守ってる所と
同じく、西野が顧問の先生を見舞いに行って悪態付く所
93 :
なまえないよぉ〜:2009/11/15(日) 17:13:42 ID:LJajo+PG
>>92 いいよなあ。そういえば小林まことは天才キャラを主人公に据えるの好きだよな。
努力の賜物の西野を破る主人公三五。
最初は嫌な奴だった西野も最後は読者さえ感情移入して、西野が勝つのもアリだったかもと思えるラスト。
柔道やってないけど高校時代やっとけば良かったかなあ・・・と思える漫画だわ。
1・2の三四郎も
青春漫画としての初代、プロレス漫画としての2と単なる続編で終わってないのも良かった。
格闘探偵団はちょっと焼きなおし感あったけど、まあ三四郎のキャラをまた使いたくなったんだろう。
いいキャラだったもんなあ。どうせなら柔道部物語2も描いてくれ。
94 :
なまえないよぉ〜:2009/11/15(日) 17:18:09 ID:bIsD8Xb6
>>92 鈴木先生だろ?
胃潰瘍になってもバカヤローって言ってくれる。
本当に立派な教師だよな。
三四郎は今読み直しても面白いんだよなあ。
今マガジンに載ってる漫画であれほど夢中になれる作品が
あまり無いのが寂しい。
96 :
なまえないよぉ〜:2009/11/15(日) 18:45:13 ID:ZibQeHUJ
>>82 お前、漫画家を都合の良い傑作製造マシーンと勘違いしてないか?
出版社が定期刊行の形態を取っているから定期的に読めるだけで
そうでなきゃ音楽と同様、次に楽しめるのは本人次第だよ。
むしろこれまでの出版社からのムチャ振りに応えた事を感謝すべき。
>>4 俺は小林先生も相当落とし癖のある人と思うが。
>>91 俺はサッカー部だったが、正式入部後に豹変する
2年生の態度に"そうだそうだった"と大笑いした。
99 :
なまえないよぉ〜:2009/11/15(日) 19:27:54 ID:dZDqM4js
高2のとき、マガジンで死ねるリストを見て爆笑した30年前を思い出した。
100 :
なまえないよぉ〜:2009/11/15(日) 19:35:19 ID:dZDqM4js
柔道部物語という傑作に出会った時のことは、はっきりと憶えている。
お金も地位も名誉もいらないなら同人誌で出せばいいじゃない(笑)
そうすれば、自分のペースで仕事ができる。
雑誌連載だと最初は傑作でも終盤は駄作になってることも多いしね。
102 :
なまえないよぉ〜:2009/11/15(日) 20:42:46 ID:yVdgKOoO
命を削る漫画家というと、どうしても鴨川つばめを思い出す。
生きてるんだけどね。
>>101 マンガ家って、〆切りがないと描けないみたいよ。
同人誌にもしめきりはあります・・・
106 :
なまえないよぉ〜:2009/11/15(日) 21:17:59 ID:LJajo+PG
>>101 小林まことはむしろ終盤に向けてドンドン面白くなっていくタイプだし
これ以上稼ぐ必要はなくても維持する必要はあるんだから、アシを切らないためにも雑誌連載は必要。
何よりどんな傑作も読んでもらわなければ意味がない。
「誰もが読んだ事がある同人作品」なんて文豪の作品くらいだろ。
>>105 個人誌なら締め切りなんかないも同然なんじゃないか?知らないけど。
>>101 臭い台詞だけど、志し半ばで亡くなった人達の想いを自ら背負って、
今も第一線で頑張っているのでは無いかと。
それにしても、小林まことは本人の作品の登場人物に似てるわw
不器用だなと感じるけれど、それが良い味になっていると思う。
>>18 ぼくは、『読んでもらうため』にマンガを描いている!
『読んでもらうため』ただそれだけのためだ。
単純なただひとつの理由だが、それ以外はどうでもいいのだ!
そしてぼくは『読んでもらうため』毎日毎日『リアリティ』のある題材を探している!
『傑作』が描けるという最高の『題材』をつかんだ時の気分は君らにはわからんだろうッ!
>>107 漫画にしろ小説にしろ、どうしたって、
作品には本人の人格が滲み出てくるもんだろうしな。
ある意味、自分の内面や恥部を切り売りしてるような物なんだろう。
逆に、そこまでしないと人を感動させられるような物にはならないとも聞く。
110 :
なまえないよぉ〜:2009/11/15(日) 23:50:00 ID:v0k8LSQp
なんだよ『関の弥太っぺ』みんなスルーかよ!
お前ら過去の作品だけじゃなくて、最新作もちゃんとチェックしろよ。
なんだか腹立ってきた
111 :
なまえないよぉ〜:2009/11/16(月) 00:02:45 ID:iBaA80s0
>>110 あれ出来合いだかんな、講談や浪曲ではお馴染みのネタだし独創じゃないから評価は出来ん。
112 :
なまえないよぉ〜:2009/11/16(月) 00:06:33 ID:X4/bdnOG
>>92 最初の三五vs西野で三五が背負いを返されて負けた時に西野に「尊敬するぜ」だったかの台詞を言ったのも良かった
西野がいたからこそ輝いた中盤、終盤だった
最初に登場した天才肌の奴だけだったら盛り上がらなかった
グワシの人か
しょせん趣味にすぎない同人と30年家族やスタッフを養ってきたプロを同列にする奴ってなんなの??
115 :
なまえないよぉ〜:2009/11/16(月) 01:49:41 ID:YE4rOWS0
同人はあくまでもアマチュアだよ。プロとしての仕事ではない。
そもそも趣味の範疇である筈の同人が売る事を目的にし始めたからこそ税務署や児童ポルノだのといちゃもんつけてくる変な奴等が出始めたんだろうよ。
まあ出版社なんかは上手く利用している感じだけど。
漫画も同人もゲームもアニメ大好きだから無くなって欲しくないんだけどなあ
>>87 マイケルの連載終了後、90年代前半くらいの雑誌インタビューで語っていた。
「息抜きで描いた短編だから、読者がちょっと喜んでくれるだけでいいのに、
ヒットして続きを要求されて困った」とかいろいろ。
そのへんの姿勢がクールな観察ギャグにつながったのかもしれないけど、
本人には「単なる猫萌え漫画」で、才能を持て余したんだよ。
「マイケル、かわいー、おもしろーい」って読者より、
「うおおお、三四郎! 俺もスクワットだ!!!」ってアホな小僧を
喜ばせたかった人なんだと思うよ。
>>116 アホな小僧がオッサンになっても、一番の愛読書は小林まことというのが
我が弟だったりするww
弟のような人は意外と淘汰されずに今もいると思う。
それだけインパクトが強かったんじゃないかな?と思うw
118 :
なまえないよぉ〜:2009/11/16(月) 18:56:29 ID:wZ1YJ3uI
119 :
なまえないよぉ〜:2009/11/16(月) 20:32:13 ID:omryXE6P
>>114-115 プロは、読者を楽しませるために書く。
アマ(同人)は、自分が楽しむために書く。
今、チャンピオンで連載してるアシスタントが見た手塚治虫の姿の漫画が面白い。
神様・・・としか言えない
塀内夏子(代表作:オフサイド、Jドリーム、等々)が書いた
「なつこの漫画入門 雲の上のドラゴン」という本は
漫画家としての心得とかテクニックとか、かなり厳しいことを言っていて
凄いなーと言える単行本だった。
その単行本のラストの3編がインタビュー漫画
1.森川ジョージ(はじめの一歩)
2.小林まこと(いわずもがな)
3.島本和彦(燃えよペン)
もう爆笑ものです。(特に島本和彦が)
この数年後で「青春マガジン」が連載されていたが
それにも載ってない小林まことのエピソードがいっぱいだったw
でも、主人公が非処女だったら、単行本破られるんだろ・・・?
123 :
なまえないよぉ〜:2009/11/16(月) 21:36:23 ID:hAGJGwSo
プラレス三四郎のひとか……
124 :
なまえないよぉ〜:2009/11/16(月) 21:59:07 ID:TlM0kSq/
>>116 そういう事なら分かる。中盤あたりからマイケル一家のキャラクター化が進みすぎて
人間の家族の話を猫に置き換えただけみたいな話増えたし。
ところで、ひょっとしてホワッツマイケル読んだ事ない?
クールな観察眼を持ってはいるけど、内容は普通の、面白いギャグ漫画だよ。
読んでないなら最初の1・2冊だけでも一読するといいよ。
>>110 最新作ってワイルド7じゃなかったっけ?
次作始まったの?
マイケルは1巻の時点ではまだリアル寄りで可愛くないんだよね
2巻から丸顔になって可愛くなって来る
ニャジラも2巻から
>>111 そうかなあ....
この現代にあの話をあの絵とテンポで復活させたことは後世に語ってよいことだと感じたがなあ。
繊細な心理描写、義理、恩、思慕。
俺は新鮮な感動を受けたがなあ。
じゃあ読んでやるぜ
読んでくれ。
俺は近しい人皆にすすめてるし、皆評価してもらえてる
131 :
なまえないよぉ〜:2009/11/17(火) 20:58:00 ID:D13caUrT
マイケルって第1話で死んだ猫?
132 :
なまえないよぉ〜:2009/11/17(火) 21:22:46 ID:vKRm3e8q
>>131 そう。
序盤はそういう風に、あの猫の名前がマイケルだというだけで特に他の設定もなく
その時々に合わせた設定で話が進む。
飼われてる状況もバラバラだしな
134 :
なまえないよぉ〜:2009/11/22(日) 20:41:33 ID:f7QEdVkn
ちなみに長谷川伸の劇画新作はいつ始まるんだ?
すごく楽しみにしてるんだが
135 :
なまえないよぉ〜:2009/11/22(日) 20:59:19 ID:5V2VWIS+
こういう職人肌の人ほど加藤和彦のようにウツになるからな…アバウトに生きるくらいで丁度いいかもしれないのだか。
こういう独特のセンスを持った漫画家って出てこなくなった
萌えヲタが誰得とか言ってつぶすからな。
138 :
なまえないよぉ〜:2009/11/23(月) 02:18:52 ID:MAbYXBZl
>>136-137 漫画界の絵のハードルが上がり過ぎたな。
子供の頃から漫画を読んで描いてってやってる人間じゃなきゃもうなれないだろ。
あと、萌えオタがどんなに叩いても潰す事は出来ないんじゃないか。
アンケートのマイナス票はほとんどマイナス扱いされないらしいからな。
凄いなあ
アニメ業界でも似たような話を聞いたな
同人誌に人材が流れるわけだ
>>138 絵のハードルがあがったと言うか
独自性があんまり考慮されなくなったんだよね。
ある意味、ハードルが下がったのような気がする
一番下げちゃいけないハードル。
>>84 大和田の代表作は虹色town
小野の代表作はOH!タカラヅカだと思うのだが、
そんな彼らがそこまで不器用だったとは思えない。
(二人とも、そういう作品でもちゃんと「熱さ」や「自分らしさ」は出してたしね)
143 :
なまえないよぉ〜:2009/11/23(月) 21:09:21 ID:MAbYXBZl
>>141 今は絵の独自性を出す事自体がものすごく難しい時代じゃないかな。
ヘタウマもやりつくした感があるし、もう相当の画力とセンスの持ち主じゃなきゃ独自性なんか出せないんじゃ?
アメコミやバンド・デシネに影響を受けて新しい物を作るのもやってて
今ではアメコミなどでも日本漫画に影響を受けたものが出てくる始末。
こんな状態で新人に独自性を出せっていくらなんでも酷だよ。
それこそ無茶すぎる。
>>138 マイナス票の扱いは、「悪くても注目されている/読んでもらえてる」ってことか
>>134 一応、今冬からの予定らしいけど
そろそろ新情報が出てもいい頃だけどねぇ
146 :
なまえないよぉ〜:2009/11/24(火) 02:03:30 ID:x0XHPpzg
「売れなくてもいい、傑作を描きたい」
いかにも古い世代の言いそうな事だw
今の世代はゼニカネ無視していいもの描きたい思うなら
迷わず同人誌選ぶ。
今の世代の商業漫画家は売れる漫画を描きたいと思うのが普通。
だってもう何を描いても過去の名作とかぶる事は分かってるんだから
あとはもうあざとく売れ線狙うしか商業漫画行く意味ってないよ。
>>146 この言葉は、商業作家として確実に講談社の売上げに貢献した結果
ある程度、自由な作家活動が認められる今の立場だからこそ言える
ある意味、贅沢な一言だからなぁ
確かに、今の世代だと無理だろうね
148 :
なまえないよぉ〜:2009/11/24(火) 02:44:58 ID:+MCtiGrf
過労死や自殺を招くのは編集者なんだが、
彼らの外道ぶりが指弾されることはまず無い
漫画家が死んで泣いた編集者などいない
漫画家はヒロイズムに酔いすぎ
柔道部物語が読みたくてヤンマガをキヨスクで買ってたけど、しょっちゅう落ちてたな。
載ってても3・4ページだけって回もあって、4コマ漫画より少ねえええっっっ!!!
その度に金返せと思ってたな、当時は
>>143 別に今までが「相当のセンス」がなくても
やっていけた時代だったってわけじゃないだろ。
ただし、常にそういうセンスが求められてた時代だったけどな。
今は少なくとも売上げ的には無難が求められる時代なんだろうな。
銭金を無視したいいものって、結局同人じゃより埋もれてくからな。
結局、続かないよね。一生に一冊記念に出すとかならいいんだろうけど。
続けていけてるのは商業にコバンザメしてる奴ばっかり。
153 :
なまえないよぉ〜:2009/11/27(金) 12:15:42 ID:v7zMqiO5
同人って結局逃げ道にしか過ぎない
この人は常にプロとしてのスタンスでコメントしている
馬鹿なレスにはちゃんと罵倒がついていてホッとする
つか、同人だと俺みたいな人は読めないからやめてもらいたい。
同人の情報なんざまったく知らん。
プロは負けるわけにはいかねえんだ
おめえのようなシロートにはな
三四郎2を読み返した時
赤城にこう言い放つ東三四郎に
小林がダブって見えた事を思い出した
>>156 そりゃそうだわな。たくさんの人に読んで欲しいから描いてるんだろうしな。
読者がいなくてもいいなら、紙に描かずに脳内で完結してればいいわけだし。
159 :
なまえないよぉ〜:2009/11/28(土) 21:13:35 ID:GGyS+kRb
>>157 格闘探偵団では三四郎が
「素人に挑戦されたときは何もさせずにボコボコにするのが習わしだ」 っていう台詞もあったよね。
同人もかなりの数を読んだけど、小林先生を越える程の熱さをもつ作品には出会えなかったな。
青春少年マガジンの巻末に掲載されてる「格闘三兄弟」の完成度の高さはガチ
そりゃ編集者も絶賛して新人賞に推すわ
小野新二先生・・カジ・センセと組まされて仕事をしてたこともあったな
実際に顔を合わせたのは1回だけだったそうな
講談社のパーティーの席で編集者に連れられ
小野「漫画を描いてる小野です」
カジセンセ「あ、そう」
これだけだったそうな・・。
小野って人は漫画界ではそれなりに実力認められてたのか?
昔、古本屋で15年前くらいに作品を見たが、痛々しい表紙のラブコメと作者近影のあまりの
気持ち悪さしか印象に残ってない。
>>161 ラブコメ黎明期はいろんな試行錯誤の時代だったし、
あの当時の流行の絵は特に癖があるからね。
あの人だけが特別変だったわけじゃないと思う。