ソニーの据え置き型ゲーム機「プレイステーション3」のカナダ国内のユーザーが、新しい
プログラムの影響でゲーム機が故障したとして、修理代の払い戻しを求めオンタリオ
高等裁判所に提訴したことが分かった。
代理人のジョエル・ローション弁護士は、訴えを起こしたPS3のユーザーらが、カナダ国内の
すべてのユーザーを対象とする集団訴訟の扱いを求めていると説明。インターネットに
接続されているPS3にソニーが新しい基本ソフト「ファームウェア 3.0」をインストールした
ことで故障が発生したという。
原告側はソニーに対し3500万カナダ・ドル(約30億円)の損害賠償金のほか、
今後のOS変更についての情報開示を増やすことを義務付ける裁判所命令を求めている。
ローション氏は「故障は保証期間が過ぎてから発生したため、多くのユーザーが修理に
何百ドルも費やしている」とした上で、「ソニーは、修理代の負担や責任を負うことを
拒否している」と批判した。
Bloomberg.co.jp
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