ゲーム会社のコーエーテクモホールディングスは、今年5月11日に発表していた平成22年3月期第2四半期決算の
業績予想を上方修正する。11月2日に新たな業績予想を発表した。利益面では引き続き赤字予想となるが、
その幅は大きく圧縮される。
新しい予想ではこれまで140億円としていた連結売上高を150億円に引き上げたほか、
営業損失は16億3000万円から7億円、経常損失は14億3000万円から3億5000万円に、
四半期純損失は13億8000万円から4億円に変更された。
今回の予想変更についてコーエーテクモは、PS3、X360向けの『真・三國無双5 Empires』と
PS3向けの『NINJA GAIDEN Σ2』の販売が好調だったとしている。また、旧作のリピート販売も
堅調に推移したとし、家庭用ゲームソフトの売上が順調だったようだ。
さらに女性向け恋愛ゲーム「ネオロマンス」シリーズの発売15周年記念イベントにも言及している。
このイベント「ネオロマンス15thアニバーサリー」は、9月19日から21日までの3日間
パシフィコ横浜 国立大ホールで6公演を行った。コーエーによれば、過去最大の観客動員数を記録した。
また、この春のコーエーとテクモの経営統合後、グループ全体としてマーケティングや
購買の統合を積極的に行ったが、コスト削減効果があったとしている。
この結果が売上面、利益面で前回発表を上回る予想につながった。
一方、通期業績予想については、変更はしなかった。
コーエーテクモホールディングス
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