玩具会社のセガトイズは、10月28日に平成22年第2四半期決算を発表した。
同社は今期中に連結子会社でラジオコントロール玩具を手掛けるタイヨーの解散、清算を決定した。
これに伴う特別損失の計上などもあり、利益面での落ち込みが目立った。
連結売上高は87億5500万円の3.4%増となったが、営業損失は2億4100万円、経常損失は2億5000万円、
四半期純損失は8億1500万円である。この結果通期の業績予想も連結売上高180億円、
営業損失1億8000万円、経常損失2億円、当期純損失も1億5000万円と変更された。
玩具事業の分野別では、知育玩具の関連、ファミリーエンタテイメントが引き続き苦戦し、
売上高で前年比同期比、エデュテイメントおよそ40%減、ファミリーエンタテイメントが
60%減と苦戦した。タイヨーが事業の中心となっていたホビー関連も44%の減少である。
NEWコンテンツビジネス関連では、国内は定番製品のアンパンマンシリーズやNHK教育番組で
登場した新キャラクター「モノランモノラン」が堅調だった。さらに『爆丸』の売上が、
欧米市場でさらに拡大したことから、NEWコンテンツビジネス関連の売上高は68億700万円と
前年同期比で54.8%増と大きく伸び、営業利益も2億6800万円と倍増した。
この結果、全体の売上高の8割近くが、NEWコンテンツビジネスから生まれることとなった。
同様に、国内売上高が前年同期比で32.7%減の27億6400万円となる一方で、海外売上高は
59億9100万円と37.6%の伸びとなった。 海外売上高比率も68。4%と7割に迫り、
事業における『爆丸』への一極集中が強まっている。
セガトイズは、今後の重点目標として次の4つを掲げた。
1)国内事業の復活、2)グローバル事業の拡大、3)子会社の再構築、4)組織機能の改革である。
セガトイズ
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http://www.animeanime.biz/all/2009102905/